ミドルフェイズ/Middle phase section 6



 実セッションでは日をまたいでも、サイト的には1ページ。
 やくそく時間より激しく前にダイブインっ――って駆がものすごいスタンバイ速い?!
 (しーん……)
 まあ自分も繋いだだけでAFKなんだけどね。
30分経過。
 (実はあれからログアウトしてなかったとか言えない……)
 ……。
 つけっぱなしとかある意味スゴイ。
さらに60分経過。
 んーんー、小春日とGMがこないー。
 まだ始まる予定がないならサーティワン行ってこようかなー……。
小春日  華麗に惨状、コードアラハバキっす!
 おーす。
 GMがスカイプにもメッセンジャーにもいないから誰か捕まえて来ておくれー。
 それ以外だと携帯メール?
おや、IRCの様子が……?
GM  やあ。
 あ、うわさをしたら来た。
 やぁ。
小春日  トリスカイデカフォビア…………!
GM  実はちょっとお願いがあって。
小春日  D−shitai?
GM  PC間の情報共有と調査を一通り終わらせたい人のために、前回のシーンの最後を変更させて欲しい。聖痕もちカップルなんて来なかった。
小春日  腕を組んだ二人組が来たと思ったらシルエットだけで去っていったっすよ…………。
GM  来たのは消防車で、キミらは面倒をさけるためにトンズラした。
 ――ってことにしたいけどダメかな?
 おk。
小春日  おけおけ。
 はーい。
GM  じゃ、そういうことでおねがいします。
 存在の焼失……これが“魔王”の力……!
GM  ではさっそく……“魔王”(GM)の力(`・ω・´)
Scene 11
Side:Arata
 ――あれ、私がシーンプレイヤー?
GM  くっちゃべるシーンだから誰でもいいんだけどねw
 全員強制登場ですよ。
 侵蝕あっぷー――1、だけどそろそろあぶない……大丈夫かウロウロ。
 そういえば神谷さんも一緒ですか?
GM  一緒についてきてるよー。
 場所はどこでもいいよ、イメージの希望あれば。なければ、どっかの空き地になる。
 朝あった公園がいいなあ、なんとなく。
 ミドルでバトったり、しゃべったりしたところ。
小春日  じゃあそこで。
GM  じゃあそこで。

Scene is start...

牧野市、いつもの公園。
小春日 「ふふふ――――ふふふふ……ふふふふふ…………(だらだら)」
「長距離、走るの、キツ、い……(だらだら、その2)」
 そんな中ひとり涼しい顔。
GM  そして缶ジュース開けて、その辺にベンチに腰掛ける神谷。
 ちなみに石堂くんと新ちゃんの影絵は伏せで目立たないようにはしてる、たまに喧嘩してるけどね。
 い、いちおう、≪シークレットトーク≫使いませうか。
「――えーっと、そこ、無駄にバトルしないでね……余計疲れるから……。そういえば、聖痕同士のみで喧嘩して倒れたら、移動するのかな……」
小春日  ≪ワーディング≫でいいじゃない、オーヴァードだもの かすが。
 ボク此処に居まーす”は有事以外は避けたいっ!
ワーディング≫は誰でも使えるしオーヴァード以外は寄せ付けないけれど、使うとかなり遠くからでもオーヴァードには『≪ワーディング≫が使われた』ってわかるんですね。
 一応、≪シークレットトーク≫発動中なら、私が許可してる相手も同じように使えるから……。
 対象は【PC(+聖痕)+神谷さん】な状態で。誰か来たらばれるけどそれはそれ……。
GM  おk。
小春日 「試してみれば移動するかどうかわかるっすよ!」
「多分、試さなくても2人とも勝手に頑張りそう、だけど……」
 とまあ、自分も地面にへたり込みます、ぐてー。
 まぁ小細工してもくるときはくるだろうとは思いつつ。
聖痕(駆) 「ブハハハッ! オレさまにかかれば、おまえらなどぺしゃんこよ!!」(シュシュシュ)
小春日 「べしっ」
聖痕(駆) 「(´・ω・`)」
「エー……あー。なんだっけ」
「私は支部長とあのおばさん捜索中ー……支部襲われたのと、聖痕強奪兼消去で。
 2人、は? なんでおばさんところいたんだろう……」
小春日 「ええっと、話せば長くなるんすけど、あのおばさんもFHで、多分お父様の部下で、まあ私の任務を手伝うフリして手柄横取りするために“魔王”集めてたっぽいっすねー。
 最初はくれるって言ってたのに…………これだから年増は!」
「(自分が話しをこじらせたくせに……)」
「……流石、ファルスハーツってところ、なのか、なあ……まあ、でも、一端どころかな部分でUGNもおっきくやってるし……ううーん……」
神谷 「……。“世界”の聖痕所持者だったな」
小春日 「あ、やっぱタロットカード分類なんすね、聖痕って。
 20体で駆くんが愚者だから、あとは世界だの恋人だの運命の輪だのかなーと思ったんすけど」
駆&新 「たろっとかーど?」
小春日 「大アルカナが21枚っす。…………あれ、1枚足りない」
神谷 「ああ。ロードのもつ持つ特性は22の要素に分けて設計されていた。それぞれがアルカナ由来の名称をつけられていた、はずだ」
小春日 「は、知ったかぶりがばれた!」
 喧嘩してる死神ちゃん指差して「あの子が“死神”とか、かな……」
神谷 「No.1の魔術師からNo.21の世界。そして、No.0の愚者だ。合計で22枚」
 自分の影をしげしげと覗き込みながら「へぇぇ……お前“愚者”なの?」
小春日 「…………つまり駆くんは…………」
 つんつんとつつきながら「馬鹿なの? しぬの?」
聖痕(駆) 「失敬な!! バカといったほうがバカなんだぞ!!」
 遠い目で「……あー、確かに“愚者”だわ。これ」
「……良いコンビ……」
神谷 「アルカナは“人間の一生 ”を表現しているといわれている。
 “愚者”の暗示は、 “はじまりの1歩”だ」
「なるほど……」うんうんと頷きつつわかってない。
 ぐでーっとしたまま、ぼやぼやきいてます。
聖痕(駆) 「つまり吾輩つよい!! ってことであるな! ぶはははっ、当然である!!」
小春日 「ばーかばーか!」
 駆の影にぽいっと石投げます。
聖痕(駆) 「(ぎゃー)」
「あー……まぁつまり、俺が愚者で他に21体いるってわけな。で、食われてるのと残ってるのの数がどうなってんだっけ」
神谷 「…………。
 感じられる気配は、ここの“愚者”“死神”、仮面の女の“世界”……あと場所はしらんが“戦車”と“恋人”だな……」
小春日 「ちなみに、聖痕を取り込むと、取り込んだ側の性質になっちゃうってことっすよね?」
神谷 「らしいな。おそらく所持者との相性があるんだろう。所持者とより適合した聖痕がメインの力になる。
 先のやりとりで感じたが、“世界”の女は、聖痕を6つすでにもっていた」
「聖痕いっぱい持ってるほうがつえーのかな。なんかそんな感じしねーけど」
小春日 「ふみゅーん。ちなみに、この状態で聖痕の移動は……えっと、私でも奪えたりします?」
神谷 「ああ、おそらくな。所持者を倒すか、譲渡を受ければ、聖痕が獲得できるだろう」
「もしこれが、持ってる数関係ねーんだとしたら、最終的に死ななきゃ勝ちっていうことだよな」
神谷 「聖痕があるほど、より多くの魔力……“魔王”固有の特殊な能力を発揮できる。はずだ……」
「ふーむ。じゃあ尚のこと1つにしといたほうがいいのか」
 そんなものあったっけ、な顔をします。
「前に支部長経由で聞いたときは、聖痕持ってない人は殺すしかなかったかな。 あと力の増大や変化もしないっていってた……」
GM  神谷がちょっと怪訝な顔をします。
「……どうも、話が食い違うな……」
小春日 「………………新ちゃーん」
「なーに……?」
小春日 「支部長さんってナイスバディ?」
「支部長? うん、いわゆる男性誌向けにないすばでぃ」
 ――で良かったかは知らない。ログになかった気ーがーすーるー。
GM  だいじょうぶ、ぼいんぼいんだお。
小春日 「シンドロームは?」
 シンドローム分かりますよね、私後輩。
GM  ウロボロス/ハヌマーンっぽいね。ただ彼女は皆の前で戦ったことは一度もない。
「うーろーはーぬー……。
 支部長も探さないとなあ……≪まだらの紐≫、仕掛けたのに爆発以後からノイズ掛かってて見つからないし、消えちゃったし……」
小春日 「あのおばさん、会話は機会音声で、顔ぜんぶ仮面で隠してたんすよねー!
 なんだか一瞬でスゴイいやな予感がするのは気のせいっすかね!」
 確認しますが、≪まだらの紐≫まだノイズです? それとも消去されました?
GM  RC対決してみようかw
「――わたしも、じつは、してる……神谷さんが『食い違ってる』とか言ってる辺りも、だ、し……」
 RCで、素だよね。命中判定とかじゃなくて。
GM  素のRC対決判定だねっ。
小春日 「ていうか、嫌な予感が大当たりだと、次狙われるのってー…………」
 ここは≪援護の風≫で新ちゃんフォローするよ、ダイス+5個して!!
 侵蝕2、基準5、援護貰って5。RCのLvは9で12D+9。
 12dx10+9@10 = [9,4,10,7,7,3,4,1,9,5,8,8][9]<クリティカル>+9 = 28。
 結構いい数値、か、なあ……心配してる、しなあ……。
GM  あえてくみあわせはいわない。20dx8+15@10で――
小春日  げげげ。
GM  ――34。
 ≪まだらの糸≫はすでに切断されてるみたいだね。
「……んー……消えて、る……なあ……」
小春日 「さぁーて、切れちゃったのか、それとも意図的に切ったのか…………」
神谷 「……差し迫っているようだな……状況が」
小春日 「んふふー、どっちにしろ、こっちからアクションするかアッチのアクションを待つかの違いっすからねー」
神谷 「手早く済ませる……ブリーフィングを。
 いま、こちらには石堂の“愚者”と、天神の“死神”がある」
GM  ではここでかいつまんでデータ的説明に入ります。
 聖痕による特殊Eロイスが、第2ステージになるとともに進化しています。
 それを神谷さんが分析して教えてくれます。まずは石堂くんから。
◆石堂駆(愚者の聖痕)の第2段階特殊Eロイス:【<韋駄天(フリークゾイド)>】
 オートアクション/--/対象:至近/射程:視界/自動成功
 ダメージ適用直前に宣言、与えるダメージに自身の【全力移動】の値を追加する。
 シナリオ中[聖痕所持数+2回]。なお1度の使用で複数回使用宣言をすると効果は累積する。
 お、おお? そんなこうかだったっけか!
小春日  前は【行動値】だったから、倍強くなってるっすねー。
GM  で、次は新ちゃん。
 ……え、むしろ、あったんだ……。
聖痕(新)  ……うん、あった、の……。
◆天神新(死神の聖痕)の第2段階特殊Eロイス:【<デッドエンド>】
 オートアクション/--/対象:自身/射程:視界/自動成功
 対象が聖痕の特殊Eロイスを宣言した際に使用する。その特殊Eロイスの効果を打ち消す。
 シナリオ中[聖痕所持数÷2]回。
神谷 「はっきりとわかるのはこんなものだな」
 メタロイス、だ……現状だと2回、か。
神谷 「“世界”は聖痕6つ、どこにいるかわからんが“戦車”は4つ、“恋人”は5つってところだな。
 いまのところ石堂がドンケツだ」
「うーん。どんけつなのは判るけど、結局最後に立ってたやつが勝ちなんだよな?」
神谷 「ああ」
小春日 「つ、ついでに“世界”と“戦車”と“恋人”の能力も!」
神谷 「3人の魔力の詳しい効果までは、まだはっきりとはわからん。実際に目にしないことにはな」
小春日 「ちぇっちぇー、でも相手もそれっぽいの使ってくるってことっすねー」
神谷 「当然使ってくるだろうな。単純に考えれば、聖痕が多いほど戦力は大きい」
「なんか、それを聞いて、1つに纏めないほうが良い気がうっすら……」
小春日 「ふふふ、相手はバラですがこっちはペア! 相対的にこっちのほうが強いっす! ですよね!?」
「俺としてはあらたのは俺に譲ってもらっといたほうが安心なんだけど、戦力の話となるとなんともいえねーな」
「相手が未知数だとなおさら、ねー……ぶー」
神谷 「残りの3人を片付けるまで、二人はそのままで構わんだろう」
「そのままにしとくかー。ま、あらたのは最後に貰おう」
「あげるときに1つ条件付けるよ……(ぼそ)」
「えー……」
小春日 「倒せば倒した数だけパワーアップっすしねー。よし、闇討ちしましょう闇討ち!」
「小春日がんばってー」棒読みで。
小春日 「やーんてつだってーっ」
「闇討ちできないから! バレるからっ! オルクスでもハヌマーンでもないから私!!」
神谷 「オレから話せるのはこれぐらい、か。あとは実戦で剣を振るうだけだ」
「うーん、となると、春日の言ってることは間違っちゃいねーな。世界のおばさんはすげー強そうだったから後回しにするとして、戦車と恋人は無事なうちに奪っちまわないときつい。世界が他を食うのはもってのほかとして、戦車と恋人が食い合うのも困る」
「じゃあ、探したほうが、いいか、なあ……」
「つっても、闇雲にうろつくのも分が悪いよなぁ。春日、なんか悪知恵ねーか?」
「アクション待ってる間に、ロード……聖痕がもりもりレネゲイド吸収されて、2人ともジャームになっても、まずいし……」と、小春日に期待のまなざし。
小春日 「基本的に相手の考えは一緒っすよ、相手よりたくさん聖痕を確保して、“魔王”になりたい」
聖痕(新) 「……なりたり……」(訳:なりたい)
小春日 「だっかっらー、お・と・り★」駆くんの肩をぽむっ。
「そうなるか。まぁ、そうなるわな……しっかたねー、いっちょやってやるか。
 バカの一つ覚えよろしく市街全域をマラソンしてやんよ……お前ら、携帯の電源切らすなよ? 連絡して誰もこないとか俺死ぬからな?」
小春日 「骨は拾うっすよ!(ぐっ)」
「あ、じゃあ≪まだらの紐≫いれてって……って、入る?」
 入るのかなこの状態で、駆の影に≪まだらの紐>。入るならコレで見聞きしたほうが電話とかの手間ないから危なくないし……。
「……ど、どうなんだ?」
GM  入れようとすれば入るよー。
「む? なんだその紐は?」
 よっし、≪まだらの紐≫起動するー、その上で説明。
聖痕(駆) 「ははぁん、知っているぞ。テレフォンだな、テレフォン」
「――うん、まあそんなカンジ。 同居してくれると、一方通行だけど私にそっちの様子、判るから」
聖痕(駆) 「……(もぐもぐもぐ)」
小春日 「そんじゃまあ、攻勢にでるっすかねー…………あ、その前にお父さまに連絡し…………ち、繋がらねえ! これだからあの男は!」
「消されることもあるから、騒いで少ししても来なかったら電話してねー」
「じゃ、ちょっと走ってくるか……」
 ではGM ここらでちょっと魔王候補を捜索する。といっても、ゆっくり市街を歩き回る程度だけど。
 見つかったら、引き剥がさない程度に逃げて様子を見る。追いかけてくるようなら仲間のところに誘い込む。
 待ってる間に神谷さん&小春日と公園で、ロード/スレイヤーの計画とか、なんで魔王再出現したかとかの情報カクシカしとこう。
 んじゃ≪ワーディング≫を使わずに、パニックになって全力で逃げ回ってる雑魚を装うか。
 逃走経路も、余裕がある限りめちゃくちゃな経路を使う。
GM  おk。
 その作戦を決行する前に、調査とか共有したい情報とかはないね? 大丈夫だね?
 あー、なんか抜けてる情報があったっけな。
石堂くん。ココは情報交換&収集シーンだよ、忘れないで欲しかった。
 支部長のこと調査したいぞー。
 共有は先の通り、とりあえず待ってる間でもイイから流しておきたいところ。
小春日  私もっすー。それにモルペーおばさんのことも調査したいっすよー。
 そういえば堺つかってねーな。
 ふと思ったんだけど、闇雲に探すより堺と連絡とってアタリをつけたほうが安全かもしれない。今の作戦だと、場合によってはいもづる式に3人引くし。
小春日  その時はお互いに潰し合ってもらいましょう。
 TRPG的には絶対やっちゃいけない手段っすね!
 むしろ堺さん経由で、恋人と戦車調べるのはダメ?
GM  イインダヨ。
 それに別に、囮作戦するまえに情報共有してもいいんだよ?
 (囮作戦する前に会話中に切り出すタイミング見てて逃したなんて言えない……)
 じゃあ、堺に連絡とって、返事待つ間に共有しよう。
 じゃあ待合中に共有で。それこそ周囲に他オーヴァードいないか注意しつつ情報流し流し。
GM  では整理しようか。
 情報項目で希望が出たのが[支部長][モルペー][“恋人”][“戦車”]、どれを堺にお願いするかい?
 ぜn……“恋人”にしとくか。名前的に共同作戦とられたらきつい能力もってそうだし。
GM  (堺の効果、ってあれ使用回数きまってなかったっけ……?)
要素てんこ盛りで効果を忘れるGMもGMだった。
GM  [コネ:インフォディーラー]を獲得。効果は【情報収集の判定達成値に+5】。無制限。
 堺ちゃんイカス過ぎる。
 でもダイスを振るのは各個人だから、頑張ってくれ。
 でも、恋人と戦車だけにしたほうがいいかも? モルペー=支部長だった場合、この2つを調べたときに堺さんの動きから2人捕まるとめんどそう。小細工? な部類の心配じゃあるけど……
GM  堺を使わないで普通にダイスふるって手もあるね。
 私はどっちにしても堺さん使えないから普通に振るけどねっ。
小春日  ≪援護の風≫はまた使って良いかな?
GM  同シーンだからダメ。
小春日  ちっ。じゃあ[モルペー]調べるっすよー、要人を脅しつけて([要人の貸し]使用)、なんやかんやでダイス7こっす! [情報:FH]でイイっすよね?
GM  [情報:UGN]で8。
小春日  ゆ、ゆー、ぢー、えぬぅ……?
GM  「情報:FH]だと13になるよー。
 UGN経由とFH経由だと出てくる情報が違う気がするなそれ。
小春日  んー……じゃあFHのほうで行ってみるっす。なぁに1回クリティカルすればいいんすよぉ(フラグ)
 FHで判定、運命のダイスロール! 7dx10+3@10 = [10,3,6,7,6,6,7][4]<クリティカル>+3 = 17。
 私、完璧ッ!(キラッ)
GM  こいつ……!!
小春日  諦めない先に、未来がある!(バンバン)「おらっ、ヨハン、情報、だせっ!」
 イプシロンからー?!
小春日  ……コネ、少ないんスよ……。
ヨハン 「えとね……(´・ω・`)」
【情報:モルペー(ByFH)】
 UGN訓練施設(通称:ホーム)出身のUGNチルドレン。抜きん出た才覚を持つエリートであり、幼いながらも早期にホームを抜け、コードウェル博士直下のエリートチームに配属される。
 コードウェル博士がUGNを離反した際、このエリートチームは解散。各自がUGNの他の施設や支部などに流れた。
 正確は冷徹かつ慎重。だが激高するとヒステリーを起こす精神的脆さも見受けられる。コードウェル博士を熱烈に慕い、その存在に依存していた節がある。

 シンドローム:【ウロボロス/ハヌマーン】

 コードウェルがFHとして姿を現した際、数名の元エリートチームがFH編入の誘いを受けた。
 が、モルペーに声がかかることはなかった。
小春日 「ありがとーヨハン君、お礼にこの前ジュースを奢ってもらったことはなかったことにしておくっすね! ぴっ!」
ヨハン 「なっ……?!」
小春日 「ふう………。うわー、つまり超手柄立てて何とか振り向いてもらいたい系女子(?)なんすねー」
「なんか……なんていうかこれさー、あのおっさんが一言言ってやれば戦わなくて済むんじゃ……いや、まぁ、いいけど」
小春日 「いや、むしろ、この領域まで来るとストーカーの域…………うわぁ、くそっ、レリアちゃん、これ知ってて押し付けやがりましたね!?」
レリア  フフフ('-' )
「コードウェル氏に余程嫌われてるのかなー……確か“我が元へ来たれ”とかいってたよーな、気が……いいけど」
 さておき、堺には“恋人”を頼もうか。ダイスは何で振ればいい?
GM  [情報:噂話]で行こうか。
 ――堺ゆみちゃんから携帯に連絡はいるよ。「やあ、生きてて何よりだね」
「おーっす、そっちも無事で何より」――14だった。
ゆみ 「頼まれごと、調べてきたよ。けっこうこいつも派手にやってるよ」
「ふんふん」相槌うちながら情報を聞こうか。
【情報:“恋人”】
 聖痕所持者;美柳ちひろ、18歳。すごい美少女。
 単体では動かず、手頃な聖痕所持者を誘い行動を共にする。
 最近は【塔】から“戦車”に乗り換えたようだ。

 シンドローム【ソラリス/オルクス】

 恋人の特殊Eロイス: 【<退廃の檻>】
 オートアクション/--/対象:自分/射程:至近/自動成功
 セットアップ時に使用できる。
 このラウンドの間、自分はあらゆる攻撃の対象からはずされる。シナリオ中[聖痕所持数]回まで。
「げ」
 電話を耳にあてたまま、すげーいやそうな顔をして3人のほうを向くよ。
小春日  とりあえずサムズアップ Σd( ヮ`*)
ゆみ 「ちなみに、目撃された使用回数は“3”だよ。残りいくつかは知らないけど、気をつけなね」
「あー……まぁなんかがんばってみるわー………。
 ちなみにそいつ、元はどんな性格なの?」
ゆみ 「それがさー、典型的な悪女だったらしいよ。男に気を持たせて、利用だけして捨てるみたいな。
 嫌いだな、こういうやつ……」
「ふーん……なるほど、ね。さんきゅ、助かった」
ゆみ 「……たぶらかされんなよ?」
「うーん。いやいっそたぶらかされてみるのも……ありかもな」
ゆみ 「おまっ……」
「まぁ適当にやるさ」
ゆみ 「はぁ……まぁ、いいけどさ」
GM  さぁ、あとなんか調査したいのあるかな?
 支部長いいやになった。“戦車”調べます、とりあえずこっち先。
GM  [情報:噂話]か[情報:FH]ね♪
小春日  私の担当だったっすか……。
 いっそFHで調べたい……けど小春日以外にはFHの情報ルートなんて無い……。
 いいや素直に噂話で、せーのっ――8!
GM  おお、ぎりw
【情報:“戦車”】
 聖痕所持者:グレッグ・ヘルゲン、32歳、筋骨隆々のアメリカ人。
 なにごとも暴力で解決したがる脳筋。
 FHエージェントだが、おのれの欲望を第一義として行動するので、割とフリーダム。
 また好色家であり、最近は“恋人”を引き連れて行動しているようだ。

 シンドローム【キュマイラ/バロール】

 戦車の特殊Eロイス: 【<???>】
 ※達成値2桁を越えなかったので判らず。“存在する”ことだけは判りました★ミ
「――よし、殺ろう。野放し、危険」
小春日 「ああ。奴っすか…………、ふ…………懐かしい名前を聞いたものっす…………」
 ちょっともう一度、“魔王”の特典確認したいんだけども、いいかな。
GM  “魔王”の特典ね、ほいほい。
【情報:魔王遊戯優勝者の特典】
 全ての聖痕が一人の候補生の体内にやどるとき、その候補生は“魔王”と呼ばれる存在になる。
 “魔王”は以下の奇跡をどれか1つ実行することができる。
 1:ジャーム化した者を正常に戻す力を得る。
 2:正常な者をジャーム化させる力を得る。
 3:魔王遊戯で死亡したものを蘇生(……というよりも、死亡した事実をなかったことに)させる。
 4:“魔王”たる力およびオーヴァード能力を破棄する。
GM  もちろん4つの奇跡を使わず“魔王”の力を持ち続けることはできるよ。
 ただしどれか1つでも奇跡を起こせば、“魔王”としての力は残らないよ。
 こうしてみると、美柳とグレッグが狙うものが今一わからんな。
小春日  まあ、この界隈に生きてれば、どんな所属であれ[1]は喉から手が出るほど欲しいものじゃないっすかね? 少なくともそーいう事例はあると思うっす。まあ、どうせ倒す相手だけどな!!
 さて、どうすっか。やっぱりちょっくら走ってくるか?
小春日  うーん、グレッグさんの連絡先って掴めないっすかね〜?
 “魔王”の候補者を2人確保したので、完成後にこっちの研究に協力してくれるなら差し出してもいい的なノリで。
 誘い出しか。
GM  [社会]か[情報:FH]で振ってみようかw
小春日  よし、最後のコネも使うっすよ。
 7dx10+3@10 = [5,1,10,2,8,7,7][3]<クリティカル>+3 = 16!
GM  たけええええええ!?
小春日  今思い出したけど、私グレッグさんとマブダチでした。も電話番号交換するぐらいマブダチっすよ♪
GM  グレッグ最近日本の女の子に凝ってるからなぁ。
 じゃあ携帯というかトランシーバーというか、通信先の番号がわかった。
小春日  じゃあ電話かけるっすよ。シーン切るっすか? このままいく? このままいく? 
GM  うーん、侵蝕率的には切りたくはないよね? みんなはどうかな?
 侵蝕率的には怖いデス。
GM  なら、形式的に区切って、侵食率の増加はなしってことにしようか。
PPPP,PPPP……。
グレッグ 「Yeah!! どうしたんだい、子猫ちゃん? オレに抱かれたくなったのかい?
 HAHAHAHAHA!!」
GM  歯がキランって光ってるのが携帯越しでもわかるね!
小春日 「いえーい! それもいいんですけどー! へいグレッグさん、単刀直入にいいましょう!
 残りの“魔王”いらないっすか?」
グレッグ 「え! いいのかい!?」
小春日 「実は私ー、お父様の命令でー、“魔王”完成させろって言われてるんすけどー、ちょっと皆強くてー、怖くてー」
グレッグ 「Oh、YES!! “魔王”ね! そりゃあ、欲しいさ! ハニーとの将来がかかってるからね!!」
小春日 「グレッグさんならー、今“魔王”集めてるらしいしー、ほら、知らない仲じゃないっすから、もう、“魔王”にふさわしい器かなと! 私も任務を果たせて一石二鳥かなと!」
グレッグ 「ア、ハン。ア、ハン。アイアンダスタン! まかせてくれよ、ベイビー! オレとハニーの愛の力で、キミの任務もコンプリートさ! ノープロブレム!!」
小春日 「さすがグレッグさん話がわっかるぅー! こっちは間抜けな魔王候補者が二人いるのでー、こいつら倒せば残りの候補は物量差でずっこんばっこんっすよー!」
グレッグ 「バット! “魔王”になるのはボクじゃない。ハニーさ!」
小春日 「ホワイ?」
グレッグ 「だから、“魔王”がコンプリートした後にどうするのかはハニーと相談する必要があるんだなー! Mr.コードウェルもわかってくれると思うけど!!」
小春日 「おやおや、グレッグさんたら、ハニーさんが魔王さんでよいので? こっちは完成すればいいんで問題ないっすけど」嘘っすけどね!
「まーおっけーおっけーっす、最悪なのは逃げ足の早い奴とかが逃走の一手を選んで、“魔王”が完成しないことっすから」
グレッグ 「そうとも、ボクのハニーが“魔王”の力を持つにふさわしんだ。ハニーったら、小悪魔だからね! そこがまた可愛いんだ!」
小春日 「へー、ついに運命の女性を見つけたんスねえ、ついでに紹介してくださいよー」
グレッグ 「That's right!! ハニーも同じことを言っていたよ!
 コハル、キミが協力してくれて助かるよ!! Thanks!!
小春日 「あ、式には呼んでくださいね?」
グレッグ 「もちらんだとも! じゃあ、その二人について……ん? なんだい、ハニー?」
小春日 「おっけーい、じゃあそうっすね、一時間後にいつもの場所にってことで、わかるっすよね、駅から歩いて10分のすっげ人気のない工場跡!」
グレッグ 「ああ、コハル。ちょっとまってくれ……(携帯に手をあてて、誰かと話しているようだ)……」
小春日   [>耳を澄ませば?
GM  グレッグは声の綺麗な女性とひそひそ話をしているようだね。
「ハニーは怖がりだなぁ、そこが守ってあげたくなるよ」とかなんかそんなグレッグの声。
小春日  相当駄目ですねー。
グレッグ 「OK、コハル!! その工場跡でノープロブレムだ!
 バット、ここから少し距離がある。1時間半後でどうだい?」
小春日 「おっけーおっけー、構いませんよー、そんじゃ現地でお会いしましょー」
グレッグ 「All right!! それじゃあ!」
GM  通話が切れる直前、グレッグの方から誰かとの熱烈なキスの音がした。
Pi。
小春日 「………………やべー、馬鹿だー」
「よくやった春日! ふふ、これでやつらはもう罠にかかったも同然……!」(フラグ)
小春日 「ふ、ふふ、そうっすね、これでこちらのアドバンテージは揺るがないっすよ…………!
 裏をかいてくる可能性はゼロに等しいっす!」(フラグ)
聖痕(駆) 「ブハハハハッ、でかしたぞ下僕!! まさに飛んで火にいる夏のゴキよ!!」
 ……こっそり≪まだらの紐≫だけ先行させて工場跡に忍んでおこう……。
「あ、まてまてあらた。
 いま怪しい動きをして相手が警戒して来なくなったら困るだろ。ここは慎重にいこうぜ」(フラグ)
小春日 「そうっすよ、相手は完全にこっちの術中にハマってるっす。小細工など不要……!」(フラグ)
 むーっという顔をして「下手に動くと面倒か……」(フラグ)
「そうそう。待ち合わせの時間は1時間半後だし、ここは俺達も腹ごしらえでもして、決戦に備えようぜ」
小春日 「そうっすね! 奢られそこねたケーキとパフェで勘弁してやりましょう!」
「わーい、駆のおごりだーっ。食べるぞーっ」
「うぇ、やっぱ俺がおごりなのかよ……」
小春日 「“魔王”にしてあげよーっていうんですから、そんぐらいはよろしくっす!」
「ちっ、まぁいいか。考えてみりゃあ安いもんだな。仕方ない、いくか!」
 そんな感じで、待ち合わせまですっ飛ばしを宣言しつつシーンを切っていっか?
一同  OKでーす。
神谷 「悪いな、久しく肉を食ってないんだ」
「って、おっさんあんたもか!?」

...Scene is end.

 ……。
 これは完全に罠にかかったな! どうなるか楽しみだ。
小春日  ククク、完璧すぎる計画で自分の頭が怖い…………まさかあの脳筋にぶれいんとなる存在がいるとは思えぬわ……!
 しかし、自分の侵蝕率がゆるいせいで忘れがちだけど、春日の侵蝕もう99なんだな。
小春日  危険っすね♪
GM  だれか特殊Eロイス使えば下がるよ。ダイジョブダッテ。
 あと少し心配してるのが、2人とも、ロイス取らなくて大丈夫?
 あ。
小春日  あ、誰にもとってないっす?! 駆くんと新ちゃんとモルペーに取ろう!
 じゃあ堺にとっとこう。
 あと春日と新がないけど明らかに忘れてるだけなのでとっとこう。
 私には駆、PC間ロイスでとってるはず―……しかし2人とも素忘れだったのか。
GM  さて盛り上がってきたところですが今日のところはここできりませう。
 次回戦闘次々回クライマックスって感じかな、日程的には。
PC’s  はーい。