Scene is start...
牧野市郊外廃ビル入口、ロビーにて。
仁王立ちの小春日と、その足元に転がされてる2人――。
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小春日 |
「けっけっけ……どうなるかわかってるっすかぁ……BOY&GIRL……!」 |
駆 |
「くそっ、まさかこんなちんちくりんに捕まるなんて……!」 |
新 |
「……くそー、だまし討ちとか卑怯だー……!」 |
神谷 |
「……」 |
そんなこんなに、約束の時間になりました。
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GM |
入口から長身の金髪マッチョと、マッチョと腕をくんでクネクネ歩いてくる黒髪でちょっと派手な美人が姿を現します。
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小春日 |
「おお…………ラヴィー…………」 |
グレッグ |
「ハイ! ベイビー、コハル! 今日もハッスルしてるかい!?(キランッ)」 |
GM |
グレッグはもちろん顎が割れてる。
一緒の美人は、さりげなく室内全体に視線を走らせている。 |
小春日 |
「いえーっす! グレッグほどじゃないですがー!
そいで、そっちの美人さんも紹介してくださいよーこのこのー」 |
グレッグ |
「おっと、ソーリー! このプッシーが、ぼくの女神! チナミ・ミヤナギさ!
どうだい、セクシーだろう?(キランッ」 |
美柳 |
「やだー、ダーリンったら、セクシーだなんて……ちなみ恥ずかしい///」 |
グレッグ |
「HAHAHAHAHA!!」 |
駆 |
「(う、うぜぇ。限りなくうぜぇ)」 |
小春日 |
「ホント美人さんっすねー、どこでひっかけたやら…………おっと、春日小春日っす! 宜しくお願いします、おねーさん!」 |
美柳 |
「ふふっ、こんにちはお嬢さん。はじめまして(きらきら)」 |
グレッグ |
「Oh、そうそう。忘れるところだった。そこに転がっているのが聖痕ホルダーかい、コハル?」 |
小春日 |
「そうっすよー、“愚者”と“死神”っす。おねーさんが“魔王”完成後にちょーっとお父様に協力してくれるなら投げ売り価格でご提供っすよー」 |
グレッグ |
「GREAT!! さすがコハル!! ぼくが見込んだだけはあるよ! もちろん言い値で払うさ!」 |
美柳 |
「でも、春日さん。世間には私たちが想像もつかないほど恐ろしい方々がいらっしゃるわ。
たとえば、倒れた振りをして危害を加えるタイミングをうかがっているとか……」 |
グレッグ |
「HAHAHA、なんだいチナミ、またその話かい? 心配はいらないさ、ベイビー!」 |
小春日 |
「あっはっは、まあモノがモノだから無理ないっすよね、警戒するのもわかるっす。
なにせ…………グレッグさんが脳筋過ぎますから」 |
グレッグ |
「そのときのために、ボクのフレンドたちに来てもらったんだからね!!」 |
GM |
入口やロビーの窓、2階に続く階段から、ゾロゾロとFHエージェントトループが侵入してきた。
「HEY、グレッグ! パーティーの準備はOKだぜ!!」 |
グレッグ |
「GREAT!! 完璧だよ!」 |
小春日 |
「おお、結構人数増えましたね、1ヶ月前に1回部下連中全滅してませんでしたっけ」 |
グレッグ |
「ボクたちはタフガイだからね! あれしきのことではヘコたれないのさ!!」 |
駆 |
「(お、おい! どうすんだ春日!)」 |
新 |
「(わー、このあいだ殲滅したの復活してるー……)」 |
美柳 |
「さぁ、後は私たちに任せて、春日さんもお離れになって。万が一のことがあったら大変ですもの」 |
小春日 |
「(OKやっちまいましょう! だまし討ちとか小細工カマスより正面から突破したほうがいい気がしてきました!)」※アイコンタクト |
駆 |
「(結局そうなるのかよ! ああもう!!)」 |
GM |
美柳とグレッグが腕を組みながら、転がってる2人の方に接近していくよ。 |
駆 |
じゃあ、ここできっと合図代わりにおっさんが飛び込んでくるに違いない。
そしてその瞬間に縄を解くぜ!(勝手にNPCを動かす!) |
新 |
こっちはそれを合図に黒サイレンブッパって、縄ごと周囲を喰らっちゃおう! |
GM |
じゃあそれで! |
小春日 |
「くくく…………ひっかかりましたね!」(周囲を敵に取り囲まれながら) |
GM |
神谷がコートをはためかして美柳とグレッグの前に着地する。 |
グレッグ |
「ワッザ!?」 |
美柳 |
「ふふっ……見え見えなのよ、お嬢ちゃん」 |
小春日 |
「ええ、どぉーせバレてると思ってましたよ!」(カッ) |
GM |
では、ここで戦闘にはいるよー。 |
新 |
神谷せんせーがんばってーっ! |
GM |
NPCに無茶振らないの!? |
エンゲージ形成と彼我の距離は――
【FHトループA】<10m>【美柳・グレッグ・神谷】<5m>【石堂・天神】<10m>【FHトループB】
行動値は神谷15>新9>小春日7>駆6>トループAB5>美柳4>グレッグ3。
|
GM |
同じ【】の中のひとたちは同じエンゲージって意味合いね。
あ、小春日たんは好きなところでイイよ。 |
小春日 |
じゃあ駆くんと新ちゃんと同じエンゲージってことで。 |
GM |
おけっ。
セットアップ! 何かあるかい? |
駆 |
いらない。 |
GM |
おけ。
では美柳がセットアップで特殊Eロイス:<退廃の檻>を宣言。
このラウンドはあらゆる攻撃の対象にならないぞ★ミ |
新 |
即応でオートアクション:特殊Eロイス:<デッドエンド>。死神ちゃんがもさもさ喰らいましょう。
|
GM |
「そ、そんな!? どういうこと!?」
<退廃の檻>の効果が無効化されました。このラウンド中ちゃんと攻撃の対象になります。 |
グレッグ |
「ノープロブレム! このボクがついてるからね!!(キラン)」 |
GM |
更に敵はセットアップが続く。
グレッグが≪赤方偏位世界≫を美柳に、美柳が≪アクセル≫をグレッグにそれぞれ使用。
行動値を美柳:16、グレッグ15へとブーストします。 |
小春日 |
バロールとソラリスかー……ソラリスかー。ソラリスかぁあああ!? |
駆 |
ちなみに俺はこの戦闘ダメージだせないからそのつもりでいてくれ! |
GM |
ではイニシアシブプロセスいっくよー、まずは行動値16:美柳の行動。
マイナーアクション:≪黒曜の鎧≫、装甲値モリモリ。赤いドレスに身を包む。 |
小春日 |
オルクス/ソラリスー?! |
GM |
メジャーアクション:≪ポイズンフォッグ≫≪狂戦士≫≪癒しの水≫、対象は自分とグレッグ。
……ダイスってどうやって振ったっけ? |
新 |
【ダイス数】dx+【補正】@【クリティカル値】な感じ……。 |
GM |
6D10+2で――28点も回復したぞーっ、愛の力っ! |
新 |
むしろ怪我してた、の……? |
GM |
華麗にするーで行動値:15でグレッグの行動! |
グレッグ |
「はあ!!(マッスルポーズ)」 |
GM |
マイナーアクション:≪完全獣化≫、腕がたくさんある巨人になる。 |
駆 |
げげ、ヘカトンケイルかよ!? |
GM |
メジャーアクション:≪コンセントレイト/バロール≫≪漆黒の拳≫≪巨人の斧≫≪獣の力≫
対象は目の前の神谷――ですがここで美柳がオートアクション:≪拡散する世界≫。
射程:視界&対象:シーン(選択)に変化させます。 |
新 |
げげげ! |
GM |
もちろん対象は神谷+PC全員。 |
小春日 |
きゃー!!
いやいやいや……ク、ククク、≪破壊の爪≫を使わないキュマイラなど……! |
GM |
10D10+5、クリティカル値は6で――達成値は39! |
小春日 |
「ククク、マスターレイスにこの程度の攻撃がぐわー」 |
駆 |
春日をかばう。
確実にダメージに耐えられないから≪リザレクト≫は宣言しとく。 |
小春日 |
「ああ、ありがとう駆くん!?」 |
駆 |
「いやなに、少しは役にたっておかないとまずいだろ……?」 |
新 |
39はエフェクト使っても回避できるか微妙なんだよなー……素回避でっ。
――むーりっ、予告≪リザレクト≫宣言で。 |
GM |
はいはいキミタチすっ飛ばし過ぎだよー。でもオンセでサクサクはいいことだよー。
攻撃力は38だったよー。――だけど、ココでグレッグが聖痕の特殊Eロイス宣言だよー。 |
駆 |
ぬあ?! |
グレッグ・ヘルゲンの特殊Eロイス:【<暴虐の王>】
オートアクション/--/対象:自身/射程:至近/自動成功
ダメージ適用直前に宣言。与えるダメージに自身の【現在HP】の値を追加する。
シナリオ中[聖痕所持数]回。
|
駆 |
スルー! スルー! あらた、<デッドエンド>は使うなよー!! |
小春日 |
神谷ァー?! |
駆 |
ってそっか、おっさんもいるんじゃないか! |
新 |
神谷さんはきっと避けたと信じよう、ということでそのEロイスは無視。 |
GM |
合計ダメージ146ね(*´∀`*) |
小春日 |
神谷さんはきっとHP150あるよ、そう信じよう……。 |
GM |
神谷はガード宣言ですよ、≪電磁障壁≫≪磁力結界≫≪球電の盾≫で――あ、まだ立ってる。 |
グレッグ |
「Mr.カミヤ! キミがいるってことはビンセントはキミのデリートに失敗したようだね!
しょうがない、ボクが直接リタイヤさせたあげよう!!」 |
神谷 |
「悪いが、戦う理由ができたんでな。ここは押し通してもらおう」 |
GM |
同時タイミングで神谷の行動、マイナーで≪オウガバトル≫宣言。
メジャーアクション:≪コンセントレイト/ノイマン≫≪コンバットシステム≫≪アームズリンク≫≪崩壊の一点≫≪獣の殺意≫≪鬼の一撃≫≪バリアクラッカー≫
|
新 |
ぅぁっ……がんばれー。 |
GM |
対象は美柳――だけどグレッグが≪軍神の守り≫≪イージスの盾≫でカバーリング。
71点のダメージがグレッグの胸を切り裂いた! |
グレッグ |
「NOOOOOO!!」 |
GM |
「む、女を狙ったんだが……」
神谷の魔剣にグレッグの<暴虐の王>の力(使用回数)がひとかけら、吸収されました。
そして神谷が盛大に吐血、能力行使によるHp減少をして行動値7の小春日たんにバトンタッチ。 |
新 |
9……。 |
GM |
おっと、ごめんよ! |
新 |
確 実 に 潰す♪
まずはマイナーアクション:ジェネシフト、振るダイスは1個だけ。
侵蝕値:98だからダイス1個で2以上出せばっ――1……。 |
GM |
みなぎらないwww |
新 |
しょうがないか。
メジャーアクション:≪原初の赤:サイレンの魔女≫≪混沌なる主≫、対象はトループを含んだエネミーすべて。 |
FHエージェント |
「ヒュー! お嬢ちゃんがやる気まんまんだぜ♪」 |
新 |
『き え う せ ろ』
低い言葉と共に黒いサイレンがザーッ――達成値:38でリアクションをどうぞ。 |
GM |
FHエージェントABともに回避失敗、美柳も失敗。
グレッグは≪軍神の守り≫≪イージスの盾≫で美柳をカバーリングで2倍ダメージ。 |
新 |
攻撃力は――ひくっ!? 24点装甲値無視。 |
GM |
「HAHAHA、プッシーはおうちでママのおっぱいでも吸ってグワアアアアアア!!」
あさってのほうへとブッ飛んで、FHエージェントA・B、ともに戦闘不能。 |
小春日 |
「なむー」 |
グレッグ |
「NoooooooooOOO! またしても、またしてもボクたちがぁあああ!!」 |
GM |
そしてグレッグもいつものようにぶっ飛んだ! |
新 |
……あれ? |
ちょっと神谷(NPC)の攻撃が痛すぎたんだ(・3・)
|
美柳 |
「いやぁあああ! グレッグ! グレッグ! しっかりして!!」 |
小春日 |
「グレッグさああああああん! なんていつもどおり!?」 |
新 |
これで≪聖痕奪取≫を宣言できたら楽なんだけど―― |
GM |
できるよw |
新 |
では≪聖痕奪取≫を宣言。
「アンタはいつもの通り、し ず ん ど け 。 二度と起きるなーっ!!」
死神ちゃんの鎌でザクッと(聖痕的に)トドメ。 |
GM |
影の鎌がグレッグを薙げば、聖痕4つがグレッグから新ちゃんへ移動します。 |
駆 |
「あ、あっけねぇ……」 |
小春日 |
「手早いですねー(しみじみ)」 |
GM |
戦闘はまだ続くよおわってないよ!
一人になった美柳は、真っ青になって倒れたグレッグに寄り添って震えている……。 |
小春日 |
「あれ、マジLOVE1000%っすか?」 |
美柳 |
「……(考えるの、考えるのよ美柳、どうすればこの場を乗り切られるか)」 |
小春日 |
「はい、おねーさん、貴方の選択肢は三つ!
ひとつ、聖痕を大人しく差し出す! ひとつ、抵抗してボコボコにされて聖痕を奪われる! ひとつ、死ぬ! さあ選ぼう!」 |
美柳 |
「……(全部嫌)」 |
駆 |
「おいおい、もうちょっと言い方考えろよ……」 |
小春日 |
「生かして返す選択肢があるだけいいじゃないっすかー」 |
駆 |
「……まぁ概ねそんな感じだけどさ。
つーかあんた、なんで“魔王”なんかになりたいわけ?」 |
美柳 |
「……なんでそんなこと、あんたたちなんかに……」 |
小春日 |
「お人好しだからじゃないっすかねえー……」 |
駆 |
「……話す気がないなら仕方ないな。やっちまうか」 |
小春日 |
「あんまりお人好しじゃなかった!」 |
美柳 |
「……でも…私に残されたカードはこれだけ……ううっ」 |
小春日 |
「まあ、殺しはしないっすし、事情は聖痕を奪った後ゆっくりってことでいいっすかね?
あれ、なにか喋るっすか、感動させてくれるっすか!?」 |
美柳 |
「……お父様が…ジャームなのよ……今はUGNのどこかで冷凍保管されている……」 |
小春日 |
「どーするんすか駆くん、結構重い事情っすよ」(じー) |
美柳 |
「わたしは、お父様がジャームになったことも知らなかった……。
留学から帰国して、お父様に……コンクールで入賞したことを知らせようとして……それで……」 |
駆 |
「あー……そりゃまずいこと聞いたな。まぁそっちの事情はわかった。
だけど、俺達も自分達の都合を譲る気はないんだ」 |
美柳 |
「私だって、譲る気はないわ! お父様は! お父様に認められることが私の『生きる意味』だった!」 |
小春日 |
「…………うーん、マジっぽいっすよね」 |
駆 |
「そうか。……世の中上手くいかないもんだよな。
俺達とあんた達は、お互い同じ舞台の上で同じルールで戦った。まぁ、人数がどうのとかそういう話もあったが、それもお互い様だよな。あんたが聖痕を譲らないなら、俺はあんたを倒す」
|
美柳 |
「……」 |
駆 |
本気の目で詰め寄りますよ。
「譲ってくれ」 |
美柳 |
「あなたは、なにが目的なの?」 |
駆 |
「あんたに比べれば、小さな目的だよ。聞いたらきっと失望する」 |
美柳 |
「いいなさいよ……人にいえなような理由なんかで譲れるわけないでしょう!?」 |
駆 |
「あー、まぁいいか。普通の人間に戻りたいんだよ。レネゲイドの消去ってやつ。そうしてもう一度走りたい。走ることが生き甲斐なんだ。もう一度生身の体で走りたいんだ」 |
美柳 |
「……今のままじゃダメなの?」 |
駆 |
「駄目だな。今の俺はどんなに走っても、勝てないんだ。同じ舞台にすら立てやしない」 |
美柳 |
「……戦うことしか興味がないのね……男って……本当に野蛮……」 |
駆 |
「そうだなぁ、自分でもそう思うよ。だけど、こればっかりは譲れない」 |
小春日 |
「でも、グレッグさんは野蛮で馬鹿なりに貴女を命がけで守りましたよ? カッコいーじゃないっすか、男の子」 |
駆 |
「あのさ。こういうことを俺が言うのもなんだけど、魔王は譲って欲しいんだ。っていうか、譲ってくれなくても、俺はあんたをぶっ倒して聖痕を奪う。だけど、できればそれはしたくない。
だから……譲ってくれ。だけど、諦めないでくれ。」 |
美柳 |
「……あんたがいい人っていうのはわかった……純粋だってこともわかる……でも、これだけは譲れない。あんたと同じように、わたしだって譲れないの。
来なさいよ。あなたが好きな“勝負”しようじゃない……」 |
駆 |
「ま、そうだよな。目の前に手っ取り早い可能性が見えてて、諦めるとは言えないもんな」 |
GM |
さてここで、小春日たんの行動前のイニシアテブフェイズにて。
シーン外から聖痕の特殊Eロイス:<放浪者の矜持>が宣言されます。 |
小春日 |
新ちゃーん?! |
新 |
なにがきたー?! |
駆 |
ババァがなんかしてきた―!! |
“星”の特殊Eロイス:【<放浪者の矜持>】
オートアクション/--/対象:自身/射程:解説/自動成功。
シーン未登場時に使用できる。
戦闘中のイニチアシブプロセスに割り込んでシーンに登場する。シナリオ中[聖痕所持数×1.5]回。
|
新 |
――星? なんて残ってたっけ。
いいや、これ打ち消せますか? |
GM |
打ち消せますが、使用回数はまだまだ残ってるお(*´∀`*) |
小春日 |
くそ、なんて時代だ! |
GM |
通すかい? |
駆 |
通しだよなぁ。 |
新 |
素朴な疑問、後魔王5人でしたよね。ラス1がその人?
聖痕効果ってその人依存だったような気が、したけどあれ? と。 |
GM |
ふふふふふ。 |
新 |
まあ、じゃあ、通しましょうか……。 |
GM |
ご想像通り、影絵のセイレーンをたずさえて、モルペーが突如出現しました♪ |
駆 |
一応聞いておきたい、行動値は? |
GM |
(゜3゜)〜♪
≪加速する刻≫を宣言。 |
駆 |
もう一度聞きます、行動値は? |
GM |
そんなに聞きたいかい? 13だよ! |
駆 |
13は割り込めないか……。 |
新 |
いやそもそも駆、カバーリングしてるから行動済み……。 |
駆 |
しまった!
まぁ割り込めないなら仕方あるまい。なんでも好きにするがいいさ! |
GM |
つづけるおー。
モルペーは≪加速する刻≫でメインプロセスを発生させて駆け回るっ!
マイナーアクション:≪千変万化の影:RC≫≪バトルビート≫、メジャーアクション:≪サイレンの魔女≫。 |
小春日 |
対象は当然全員っすよね?! |
GM |
当然全員です、達成値は28。
グレッグにもとどめを刺すよ! |
駆 |
しるか! 刺せ!! |
新 |
それが刺さんでも私が刺すし……。 |
小春日 |
アンタら最悪や!!
「おねーさん! グレッグさんかばってくださいっ!」 |
GM |
美柳はとっさにグレッグへ抱きつきかばおうとするも、これはあからさまに追いつきそうにない。
彼女はこのラウンドは“行動済み”になってるからね、エフェクトでもないとカバーリングはできないよ。 |
小春日 |
そうだった!! |
新 |
とりあえずFHの連中もグレッグもお陀仏ってことで。
手間が減ってよかったよかった。 |
小春日 |
自分的には知り合いだから、助ける対象なんっすよぉ!?
とりあえず即時成長:≪子羊の歌≫を1Lvで習得しとうござる!! |
GM |
おけ、じゃんじぇんやるといい!!
神谷は美柳を≪軍神の守り≫でカバーリング。他はみんなどうするKAI? |
新 |
≪リフレックス/ウロボロス≫≪浄瑠璃の鏡≫――今度は大丈夫。
逆回転を掛けて喰らい尽してやった! |
駆 |
「だぁもう! いいところで!」素直に受けて≪リザレクト≫。 |
小春日 |
2回≪リザレクト≫しても駆くんは侵蝕率84とか低いっすねー。
(ころころ)――「ふ、マスターレイスにこの程度ぐわー」 |
GM |
またかww |
モルペー |
「<<確実に殲滅する……>>」
<暴虐の王>発動。シーン選択、ダメージ240点の装甲値無視。 |
駆 |
お、おお……。 |
GM |
当然多くを知りすぎたグレッグも攻撃対象でトドメだ。 |
小春日 |
とどめを刺すというならグレッグさんに≪子羊の歌≫じゃあ! ( ゜Д゜)
モルペーの攻撃のルートを自分の風で調整して、自分に誘導する! |
GM |
――が、小春日たんにもってかれる。
美柳は神谷にカバーリングされてノーダメージ、腰を抜かす。 |
小春日 |
そして合計で480点のダメージを受けてこの世から消滅・爆散。 |
新 |
「なっ……!? 小春日何やってっ……」 |
小春日 |
グレッグさんにロイスを取って、即昇華。ゆらりと起き上がる。
「折角彼女できたんだからおっちってんじゃねーっすよ馬鹿ぁー!」 |
神谷 |
「……悪いが、聖痕はおまえ(モルペー)に渡さん……オレは、こいつ(石堂)に賭けた……」 |
GM |
プスプスと身体から煙を出す神谷。ごふりと大量の血を吐いて、膝をつく。 |
小春日 |
「ああ、すんません神谷さん、コッチ欠片も余裕なくてぇっ!?」 |
駆 |
「くっそ、いきなり出てきて全力でぶっ放すとか、殺る気満々にも程があるじゃねーか!」 |
神谷 |
「……小春日……とかいった……おまえは、なぜ石堂に味方する?」 |
小春日 |
「友達だからっすけど何かぁ!?」 |
神谷 |
「くっ……シンプルだな……気に入った」
そういうと、魔剣を小春日たんに差し出します。 |
小春日 |
「へ?」思わず受け取る。 |
神谷 |
「おまえを今から“スレイヤー”に認定する……魔剣の力を使えるはずだ……だがお前の命を吸う……しんどくなったら捨てろ」 |
小春日 |
「え、あ、はい、ど、どうもっす! え、でもいいんすか? へ、変なふうに使うかもしれないっすよ?」 |
GM |
魔剣の所有権が小春日たんに認定されます。 |
[討伐者の魔剣]
種別:--/--/命中:0/攻撃:30/ガード値:0/射程:--
・オートアクションで聖痕所持者の特殊Eロイスの内容と使用残数を知覚する。
・命中時に特殊Eロイスを1つ奪取する。対象に選べるのは聖痕所持者のみ。
どちらの能力も、能力使用毎にHP10減少。
|
小春日 |
「ていうかヤバ気なリーサルウェポン!?」 |
神谷 |
「……最期の最期で、ようやく『生きる意味』を見出すか…………オレらしいといえば……オレらしいな……」 |
小春日 |
「って、ちょ、神谷さん!?」 |
神谷 |
「石堂……止まるな……走れ……どこまでも……」 |
駆 |
「お、おい、おっさん!」 |
神谷 |
「ああ……気持ちいい風だな……ロード……」 |
――神谷は、目を閉じて動かなくなった。
【神谷大仁:死亡】
|
駆 |
「おっさん……」 |
小春日 |
「……………神谷さんっ!」 |
モルペー |
「<<ふんっ。まぁ、いい。スレイヤーだけでも殺せれば、不確定要素は消えた>>」 |
小春日 |
剣をギュっと握って、神谷さんにSロイスでロイスを取ります。【遺志】/不快感。 |
新 |
「……ふかくてい、ようそ……?」
こちらはモルペーにSロイスでロイス取ります、同情/【敵愾心】。
あと演出ですが、モルペーの仮面弾けますかね? |
小春日 |
「…………案外そーでもないかもしれねーっすよ」
と、両手でよろよろと剣を持って、モルペーに向ける。
討伐者の魔剣発動! モルペーの特殊Eロイスを聞く!! |
モルペーの特殊Eロイス:世界:【<天上天下>】
オートアクション/--/対象:解説/射程:解説/自動成功
目撃した特殊Eロイスの効果をコピーして使用する。
タイミング・射程・使用回数はコピー元の効果に従う。
|
GM |
そして仮面暴く演出どうぞー。 |
新 |
ゆらりと幽鬼のように立ち上がる。
昏い影が怒気や憎悪に呼応して膨れ上がり、ごぅっと部屋に瘴気じみた風が吹く。
鋭い風は遠慮容赦なく、周囲を無差別に切り裂いていく。 |
GM |
その鋭い風で、周辺の物体にビシビシとひびが入り……モルペーの仮面が欠ける。
目元から頬にかけて露わになったその顔は、まぎれもなくUGN支部長であった“キラークイーン”小野田麗子の顔だった。 |
新 |
うすーく、ちょっと歪な笑み浮かべます。
「……ああ、キラークイーン……どこにいったかと思ったら……魅入られて、ジャームに鞍替えされてましたか……」 |
モルペー |
「<<ジャームか否か、FHか否か。おまえの判断基準はそこか? すっかりUGNに染まっているな。
あいにくジャームでもなければFHでもない。今は、だがな……>>」 |
新 |
「ええ、そう育ちましたから――ならば、どうするかもお分かりでしょう……」
というとパン、とこぶしを手のひらに打ち付ける。
「――日常は護ります。そして、それを壊す輩は、潰します」 |
モルペー |
「<<悲しいことだな。中身のない人形に成り下がるというのは>>」 |
新 |
「それは誰の命令でもなく、自分の意志で。日常に触れて、今回の騒動にも触れての私の意志。
誰かのいいかたを借りたら『生きる意味』というところでしょうか?」 |
モルペー |
「<<ならばまとめて相手をしてやろう。現存する聖痕を全て目撃した今、私に敵うものなどいない
>>」 |
新 |
「さて、あえて中身無き言い方を借りさせてもらいますよ、キラークイーン。
確か、聖痕所持者は“処分”でしたね――では、処分します」 |
モルペー乱入により変化した、ただいまのエンゲージ状態。
【モルペー】←10m→【小春日・新・駆・美柳・グレッグ】
つまりは、モルペー以外のネームドキャラクターたちはまとめて同一エンゲージ。
|
新 |
あ、やっぱり“戦車”と“恋人”、残ってるんだ。
かたっぽは戦闘不能だし、かたっぽも使いモノにもならないのに―……。 |
小春日 |
考えようによっては便利っすよ?
美柳ちゃんの支援が飛んでくるかもしれないっすから。 |
新 |
考えようによっては……ね。
一発でも入ると死ぬけど……まあそれは私には関係なーい。 |
小春日 |
新ちゃんそれはひどいっす! |
GM |
さあモルペーの割り込みで中断してた分の戦闘続行だ!
行動値:7、小春日たんどうぞっ。 |
小春日 |
「ねちっこい性格してるっすねー、お陰でこちとら良い感じにボロボロっすよー」
即時成長:≪マシラのごとく≫を最大レベルのLv3で習得するっす!
マイナーですっと距離を詰めてはメジャーアクション:≪コンセントレイト/ハヌマーン≫≪振動球≫≪マシラのごとく≫≪プラズマカノン≫≪災厄の炎≫、さらに≪援護の風≫を乗っけて攻撃っす!!
7D10+4、クリティカル7とダイスがちょっと心もとないけど、なあに、気合っすよ気合! |
GM |
――28、かな〜? |
小春日 |
駄目かもしれない(いい顔) |
新 |
ダメそうならロイス切って達成値あげるんだ! |
小春日 |
≪リフレックス≫+≪浄玻璃の鏡≫さえこなければだ、大丈夫さ(震え声) |
GM |
≪浄玻璃の鏡≫でドッヂ。
13dx+20@10――[8,7,5,3,2,6,5,7,10,8,6,1,3][9]<クリティカル>+20 = 39。 |
駆 |
誰だフラグたてたやつ! |
GM |
ふぉーふぉーふぉー。 |
小春日 |
ちょっと待ってね、まじめになや…………おい美柳! ≪妖精の手≫とか持ってないのか! オルソラだろ!!! ≪支配の領域≫でもいいぞ!!! |
美柳 |
ちなみ、もってないしー。 |
小春日 |
よーしロイスきろう、コードウェル博士のロイスを昇華!
1D10で――1。なんか、お父様の顔が浮かんできたんだけど、「その女倒す為に私を思い出すな、いい迷惑だ」って私の中のお父様に言われた。
|
GM |
モルペーかわいそう。 |
小春日 |
とゆーか、この女に攻撃がかすらない可能性が出てきたっすよ……。
駆くんアタシをかばってくれたしもうこっちは行動できないけど、あの女はまだ行動できる可能性があるっすよね……? |
GM |
いや、本来なら行動権がないのを無理やり動いた処理をしているから、今ラウンド終わるまでは動けないよ。 |
小春日 |
ふ、ならば問題ない……(冷や汗) |
でもここで全員終わってるからその今ラウンドが終了するんだけどね。
第2ラウンド。
|
GM |
セットアップ! |
駆 |
ん、いいや、今回もなしで。 |
GM |
美柳は≪アクセル≫、対象は自分で行動値:16へ。 |
新 |
……あれ? <退廃の檻>は? |
GM |
使わない。
そして最初の行動は16の美柳、マイナーで石堂くんに話しかけます。 |
美柳 |
「……“諦めるな”って……あれ、どういう意味?」 |
駆 |
「これ、おっさんにも話したんだけどさ。
俺、諦めてたんだ。もう二度と、真っ当な条件で走れることなんてないって思ってた。
……そしたらこれさ。いきなり“魔王”なんて話が振って湧いて、目の前に可能性が開けて、もしかしたらもう一度俺の望んでる条件で走れるかもしれないって、そう思えるようになった」 |
美柳 |
「……」 |
駆 |
「……正直、びっくりしたさ。どうしようもないって思ってたものが、むちゃくちゃなルールで切り開かれて、マジで面を食らった。『ああ、人生ってこういうのもありなんだな』って、そう思った」 |
美柳 |
「……可能性は……必ずどこかにあるって、そういいたいの……?」 |
駆 |
「……あんた、“魔王”になって得られる褒美って本当に信じてるか?」 |
美柳 |
「やってみなければわからない……私にはもうそれしかなかった!
やってダメなら死んでしまおう……そう決めてた」 |
駆 |
「ああ、やっぱり。そんなとこだろうと思ったよ。あんたの目、どうも見たことがあると思ったんだ」
|
美柳 |
「でも……わたしには相手を倒す力はない……グレッグも倒れて……詰みは見えた」 |
駆 |
「褒美の話な。実は俺、信じちゃいないんだ」 |
美柳 |
「……えっ?」 |
駆 |
「先代の“魔王”はレネゲイドに食われてジャームになった。
そんなやつが、どうやって自分の体からレネゲイドを消し尽くす? どうやって、他人の体をジャームでなくできる? ゲームに関わった人間を生き返らせる……どうやって? そもそも、このルールはいつからできたんだ? 前の魔王遊戯とやらにはこんなルール、本当にあったのか?」
|
美柳 |
「……」 |
駆 |
「調子が良すぎるんだよ。……もしかしたら、できるかもしれない。でも、できないかもしれない。どっちだかわからないけど、それにすがってみようって思わせる。そういうルールだ。
ま、これが俺の思いすごしで、もしかしたら本当に願いは叶うかもしれないけどさ。……でも、あんた、叶わなかったら死ぬんだろ?」 |
美柳 |
「……なら……それなら、オーヴァードの力を捨てられるのだってウソかもしれないじゃない!? なら、なんでアンタは戦えるの!?」 |
駆 |
「いったろ? 俺の願いはあんたの願いに比べて“軽い”ってさ。叶わなけりゃ、次を探せる。
……それに、こんなのを研究しようっていう馬鹿なやつらもいるからさ。叶わないなら叶わないで、それならそれで次の目はあるって思ったんだ」
|
美柳 |
「…………それが、 “諦めるな”ってこと……?」 |
駆 |
「んー……なんかうまくいえなくて悪いな。賢くないんだ、俺」 |
美柳 |
「……ほんとよ……ばかみたい……」 |
駆 |
小声で、つぶやくように「だけど、これだけは言える。俺も、あんたも、少なくとも今すぐ死んでしまうほどの悩みなんか抱えちゃいない……時間はいくらだってあるんだ」 |
GM |
美柳のメジャーアクション:≪要の陣形≫≪導きの華≫≪狂戦士≫≪癒しの水≫。
対象は石堂くん、新ちゃん、小春日たんの3人――23点回復どうぞっ。 |
美柳 |
「もう、ほんとさいあく……アンタが一番マシなんて……」 |
GM |
美柳が石堂くんへの聖痕の譲渡に承諾しました。
彼女の傍らのハート型の影絵が溶けて消え、聖痕が石堂くんに移動。美柳の聖痕所持数5→0、石堂くんの聖痕所持数3→8へ。 |
駆 |
「なぁ春日。俺、会う女全員にこんな感じで言われてる気がするんだけど、俺なんかまずってる?」 |
小春日 |
「あはは、死ね!」 |
駆 |
……力を受け取り、感覚を確かめて……
「ありがとう。……埋め合わせはそのうちするから、勘弁してくれ」 |
GM |
次、行動値:13でモルペーの行動。
マイナーアクション:≪バトルビート≫、メジャーアクション:≪原初の赤:トランキュリティ≫≪さらなる波≫≪サイレンの魔女≫。
そしてここで特殊Eロイス:<天上天下>がコピーのひとつ、<万物流転>を組み合わせます。 |
新 |
なんですかそれ?! |
特殊Eロイス:魔術師:【<万物流転>】
メジャーアクション/--/--/射程:視界/自動成功
ダメージを1点でも与えた聖痕所持者から特殊Eロイス効果の使用回数を1吸収する。
シナリオ中[聖痕所持数]回。
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GM |
もちろん対象はモルペーを除いた全員さぁ! |
新 |
NPCも含めて? |
GM |
美柳もグレッグも全員さぁ! NPCを狙わない理由がないさー。 |
新 |
即時成長宣言。
≪原初の黒:時の棺≫、封殺します。 |
小春日 |
イナフ! |
GM |
ちぇー(・3・) |
新 |
ちょっと演出にNPC借りまーす。 |
システムメッセージ:死神ちゃんこと聖痕(新)が、新PLに乗っ取られました。
|
新 |
ラクガキな死神が影をこんこんと鎌でたたく。叩いたそこから影のヘカトンケイルがごうっとでてきては、叫ぶモルペーを羽交い絞めにする。
|
聖痕(新) |
「わ、私は……生きようとする人を、想いを、手伝い、たい……、そこの子(グレッグ)は……あの子と、いきるのが、……から……」 |
モルペー |
「<<くだらん!! >>」 |
GM |
モルペーの強烈な轟音攻撃で影の百手を木っ端微塵に吹き飛ばし、攻撃は相殺される。
行動値:9で新ちゃんどうぞー。 |
新 |
「そのことをくだらないと切り捨てるほど、あなたが行うことは崇高なのですか?」
メジャーアクション:≪原初の赤/サイレンの魔女≫≪混沌なる主≫、補正もろもろ載せて――達成値:54で黒の波紋が広がっていく。
|
GM |
≪浄瑠璃の鏡≫でドッヂを試みる――けど当たった、ダメージ下さい。 |
新 |
ひっくー、45点の装甲値無視。 |
GM |
演出どうぞー。 |
新 |
「私を中身がない人形とさげすみました――ね。確かに自分は影法師、カラであることに否定はできません。でもそんな影でも、ホームで聞いていた日常とやらに触れ、ごく当たり前のことに触れ、それが心地よいと、護ろうとも思い足掻いてはいるのですよ。
ハタから見たらそれは混沌でしょう。それともただの模倣でしょうか? それでもそれは“私”だし、生きようとする切欠にはなってます。それをただの人形というならば――では、妄念に囚われるだけの貴方は、いったい何でしょう――ね?」
そんな言葉を紡ぎながら、影からは混沌とした風が巻き起こり、モルペーを容赦なく襲います。 |
モルペー |
「<<……くだらん……くだらんくだらんくだらんくだらん!! >>」 |
GM |
襲い来る風に直撃し、身体を切り刻まれてなおモルペーは倒れない。 |
モルペー |
「<<くだらない…すべて。UGNも、日常も……おまえも、わたしも……すべてくだらん。
すべてが平等に無価値だ。価値をあたえてくださるのは、ただひとり……あの方だけだ……>>」 |
駆 |
「そうそう、無価値なんだよな。一つのものに固執しているうちは、大抵のものが無価値になる……周りがみえなくなって、それしかないって思い込む」
|
モルペー |
「<<……>>」 |
駆 |
「……あんたの世界に命を吹き込めるかどうかはあんた次第だよ。他人に頼ってるうちは、そんなのは、いつだって壊れるガラス球の世界さ」
|
モルペー |
「<<わたしは価値を取り戻す。誰にも邪魔はさせない >>」 |
駆 |
「あら、こっちのお姉さんはあんまり聞き分けがよくないな」 |
小春日 |
「いいえ、貴女の価値は、ここで消えます。私が、消します」 |
GM |
ハーピーの影絵が怒気を孕んだ叫びを唄う――。
では行動値:7の小春日たんどうぞー。 |
小春日 |
「――――――ちょっとだけ力借りるっすね」と呟いて、神谷さんのSロイスを昇華。 |
|
小春日 |
選択するのは“再起”、≪マシラのごとく≫の回数を復活。
魔剣に炎を纏わせモルペーへ振り下ろす! メジャーアクション:≪コンセントレイト/ハヌマーン≫≪振動球≫≪マシラのごとく≫≪プラズマカノン≫≪災厄の炎≫、さらにオートアクションで≪援護の風≫も組み合わせる!
|
GM |
さっきと同じことを……ふふっ、あたるかな〜? |
小春日 |
支援と侵蝕率120%越えの補正込み、ダイス16個を甘く見るなあ!?
――達成値83、避けられるものなら避けてみぃやあ! |
GM |
なんだとぅ!?
――ぐぬぬぬぬ、届かぬ! |
小春日 |
9D10+124で――うし、184点装甲無視じゃあ! |
GM |
マテ、+124ってなんだwwwwww |
小春日 |
固定値だよ!! 魔剣の力と<コードウェルの子>補正と≪マシラのごとく≫の全力だよ!!
侵蝕率が120%を越えたから、ちょっと<コードウェルの子>パワーが発揮されましてね……(ふっ) |
モルペー |
「<<くっ、この力……直撃はまずいか……>>」
≪空蝉≫を宣言。ダメージを0に。 |
小春日 |
だが攻撃は命中したので、特殊Eロイスをはく奪!
“世界”の力を1回分減らしてやりますよー、おらぁー! |
GM |
グワーッ(゜A゜) |
小春日 |
「ふふん、余裕なさげじゃないっすかー……げふっ。うわ、これ超クラっとする……」 |
GM |
Hpロス:10は入れておいてね。 |
小春日 |
あと9点。なぁに、かすれば死ぬ! |
GM |
余裕顔のモルペーもさすがに切羽詰った顔になっていく。
「<<おのれ……キサマらさえ潰せば……!! >>」 |
駆 |
「潰せれば、どうなんの?」 |
GM |
≪加速する刻II≫を宣言。 |
駆 |
えぐいのもってた! 行動速度が追いつかねえ……。 |
小春日 |
はっはっは。
ちなみに私、ロイスも切りまくったしHPもないし侵蝕率は153だしとそろそろやばいっすよー? |
駆 |
行動速度が追いつか……待てよ? 追いつけばいいのか? |
新 |
……≪先手必勝≫…………。 |
|
駆 |
まぁ、そうだよな。追いつかないと、仕方ないもんな。 |
GM |
≪加速する刻II≫はイニシアテブフェイズにメインプロセスを行うエフェクト。
行動値をあげてモルペーの行動値:13を追い抜いたって、同じようにイニチアシブでメインプロセスを行うエフェクトがないとモルペーに割り込むことなんてできないぞぬ。 |
新 |
あるよ、駆。 |
GM |
……ハッ(゜A゜) |
駆 |
「――なぁ、そろそろ俺も参加していいかな」
即時成長! ≪先手必勝≫を3レベルでとって行動値を15に! |
GM |
キタ━(゜∀゜)━! |
駆 |
即座に≪スピードフォース≫使用、モルペーの発生させたメインプロセスのさらに前に割り込む!
姿が一瞬ぶれて、次の瞬間モルペーの眼前に現れる。 |
モルペー |
「<<バカな! 速度があがっただと!? >>」 |
駆 |
「おいスティグマ、やけに静かだけど起きてるか?」 |
聖痕(駆) |
「ブハハハッ! 王者は多くを語らぬもの! その力を必要なときに見せつければよいのだ!!」 |
駆 |
マイナーアクションでモルペーのエンゲージまで移動。
メジャーアクション:≪狂乱の一声≫≪疾風迅雷≫ |
聖痕(駆) |
「スティグマ! そう、吾輩の名はスティグマ!!
魔王石堂の影にして、夢おいかける瞬速の脚輪なり!!」 |
駆 |
スティグマの宣言と共に攻撃をたたき込む!
達成値:33、だけどドッヂ不可だ。さあどうする! |
モルペー |
「<<(この速度!! 回避が間に合わん!?) >>」
≪雲散霧消≫を事前に宣言しておきます。 |
駆 |
ダメージは4D10+15だけ。たいしたことのない攻撃だ。非力といってもいい。
――26点。 |
モルペー |
「<<ふん、キサマのような弱小が動いたところで、こわくもなんともない >>」
モルペーの≪雲散霧消≫はLv6になっている、ダメージは30点軽減だから痛くもかゆくもない。 |
駆 |
その非力な一撃が当たる瞬間……駆の影がスピードに追いつく!
特殊Eロイス:<韋駄天>の使用を宣言! |
モルペー |
「<<この力!? “愚者”か!! >>」 |
駆 |
残っている聖痕の力、9つ全部叩き込んでやる!
今の行動値は15、通常移動は20、全力移動はその倍の40。40×9=360点上乗せだ! |
GM |
!?煤i゜ω゜;) |
小春日 |
「ふ、空蝉を使わせたのも計算のウチっすよ……(震え声」 |
聖痕(駆) |
「ブハハハハハハハハハハッ!!!!!!!」 |
駆 |
謎の跳ね方をしたのは≪先手必勝≫のせいだ。
装甲値とガード値有効とはいえど386点の攻撃力、さすがにこいつは耐えられまい! |
モルペー |
「<<こしゃくな!! キサマごときがわたしの道を阻むな!! >>」 |
GM |
<天上天下>のコピー:<デッドエンド>使用。
使用回数2回分を消費して、石堂くんの<韋駄天>を無効化します!! |
駆 |
……。
<デッドエンド> |
GM |
演出ドウゾ(゜A゜) |
新 |
カウンター合戦なのでそちらからお願いしまーす、私はあーとー。 |
GM |
影絵のハーピーが耳をつんざく絶叫をあげる。
絶叫と共に周辺の空間に亀裂が入り、亀裂からのぞく虚無が愚者の力を飲み込まんとする――。 |
モルペー |
「<<ククッ、残念だったな>>」 |
新 |
次の瞬間――サクリ。ハーピーの胸を貫くよう、死神の鎌が刺さる。 |
モルペー |
「<<!? >>」 |
新 |
「セイチョウ(清聴/成長)しましょう、キラークイーン。
ただ騒ぐのみの嬌声なぞは、品の欠片もないですよ」
言った瞬間に虚無が亀裂が、何事もなかったように掻き消える。 |
駆 |
亀裂が止まる。虚無と虚無の隙間を縫うように奔る愚者の双腕が、モルペーを貫く。なにかを越えた一撃……一瞬後に、音が遅れて到来した。 |
モルペー |
「<<わたしを……その名でよぶなああああああああああああああああああ!!
わたしはモルペー!! 死を謳う鳥モルペーだああああああああああ!! >>」 |
新 |
「“モルペー”の名を知るならば、私の2つ名も知ってますよねー―キラークイーン。
歌謳う時間は終わりです。静かに眠りにつきましょう」 |
GM |
「<<ふはははっ、ふざけるなああ!! >>」
モルペーの身体から煮えたぎった血液が赤き霧となり、ハーピーに力を注ぎ込む。
特殊Eロイス:<反骨の血潮>が発動している! |
特殊Eロイス:刑死者:【<反骨の血潮>】
任意にHPを消費するごとに使用回数を増加させる。最大HPの25%ごとに1回分。
ただしHPが0以下になるような消費はできない。
|
GM |
「<<わたしは謳う! 謳いつづけるのだ!!>>」
影絵のハーピーが刺された部分からひび割れて爆発四散! 大気を震わす振動の塊となって再び空間に亀裂を入れる!
<反骨の血潮>で増加させた使用回数を用い、<デッドエンド>で再度<韋駄天>を無効化する! |
新 |
<デッドエンド>即応。
曲の終わりを示すタクトをふるうよう、さっと手を掲げては振るう。空間の亀裂が音もなく消える。 |
モルペー |
「<<ガフッ!! ガフガフッ!!>>」 |
GM |
モルペーは血を吐きながら、さらに<反骨の血潮>で使用回数を増やして、再び<天上天下>で<デッドエンド>を使用――しようとする、が、使用回数があと1足りない!!
――先ほどの小春日たんの攻撃により吸収された、あの1つが足りない……。 |
小春日 |
魔剣が鈍く光る―――――― |
モルペー |
「<<バカな……このわたしが……こんな……こんな……>>」 |
駆 |
スティグマの影がモルペーに突き刺さり、聖痕を奪おうと体の中へ拡がっていく……。 |
新 |
「――終曲です。古きは終り、新しきが始まりますよ。キラークイーン」 |
モルペー |
「<<わたしを……みて……>>」 |
駆 |
「……あんた、本当に認められたいだけなんだな」 |
モルペー |
「<<……パパ……>>」 |
――パキン。
モルペーの仮面はすべて砕けおち、聖痕の衝動で辺りには振動が駆け巡る。
その身から聖痕を奪われた彼女は後方に吹き飛んでは倒れ、動かなくなった。
|
GM |
正確には戦闘不能になって聖痕が石堂くんに移動します。
石堂くんの聖痕所持数:8→14へ。 |
駆 |
ずず……と、自らの足元に影が戻っていく。
そして、力の感覚を確かめようと、手を握ったり開いたり。 |
小春日 |
なら、魔剣を肩に担いでモルペーに近寄ろう。
「駆くん、新ちゃん、おつかれさまーっす、どうっすか、“魔王”の感じは」 |
駆 |
「……実感わかねー。なにも変わってない気がするな、まだ」 |
新 |
緊張の糸がプツン、ひざから崩れ落ちてその場にへたり込みます。 |
聖痕(駆) |
「ブハハハハハハッ!! 我が覇道にリーチがかかった!!
あと一人を倒せば国士無双で役満なのだ!!」 |
新 |
ぷつぷつと、頭抱えてて自分の影とお話し中。
「……うー、キラークイーンが―……、みんなが―……」 |
小春日 |
「ああ、新ちゃんが深く落ち込んでいる……」ひょいとモルペーを担ぎ上げ。 |
GM |
グレッグの手当を終えた美柳も近寄ってきます。
「見かけによらず、けっこうやるのね、あんた。口だけじゃないんだ」 |
駆 |
「あれ、俺ってそんなに頼りない?」と春日にふりつつ、「ま、あれで負けちゃあかっこ悪いだろ?」 |
小春日 |
「いやいや、めっちゃ格好良かったじゃないっすか、まさに“魔王”って感じでしたよ、駆くん」 |
駆 |
「“魔王”、まだなってないけどな……あらた次第だ。どうする、あらた」 |
新 |
軽く涙目のまま駆を見上げてます。
「――いっこ、約束……ジャームに、ならないで……なったら、ころさなきゃ、いけない、から……」 |
駆 |
「……はは。
お願いがあるっていうから何を無茶振りされるかと思ったら、そんなことかよ」 |
新 |
「……」
涙を浮かべたまま、じっと見上げてる。 |
駆 |
「……任せろ。お安いごようだ」 |
新 |
「……」 |
駆 |
「…………。
……それにほら俺レネゲイド能力についてはからっきしだし?」 |
新 |
「……」
黙ったまま、しばし静寂を保ち――……「 まおうさまー 」 |
駆 |
と、この肝心のシーンでふざけるように笑った。 |
新 |
「……」 |
小春日 |
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」(←ツボにはまったようだ) |
美柳 |
「“魔王様”って顔じゃないけどね……」とつられてくすりと笑う。 |
駆 |
「笑うなよ。
そんなオーヴァード能力がんがん使う状況になったらジャームになる前に死ぬっての。割と切実なんだぞ?」 |
小春日 |
「いやいや、いやぁ…………こういう時に、そういう事言っちゃうのが、駆くんのいいところっすよ、ホント」 |
新 |
ふう、とため息ついてから立ち上がります。
「でも、実際大事なことだから。ジャームでなくても、囚われ続けてそれ以外しか見えなかったら、他はどうでもよくなって、切り捨てて、ぐちゃぐちゃにしちゃうから。
――衝動に支配されたジャームなら、なおさらだからね。もう、これ以上、友達や親しい人、消したり殺すの、いやだし……」 |
小春日 |
「大丈夫、いざとなったらこのマスターレイス様がどーんと処理でも保護でもしてあげますから、さっさと“魔王”になってぱっぱと日常に戻ってください」 |
駆 |
「あーもう、まぁいいや。
ま、そんな感じだからさ。……あらた、お前の聖痕を俺に譲ってくれ」 |
新 |
てくてく、近づいてからポン。軽く駆の肩をたたきます。聖痕の譲渡宣言。 |
GM |
影絵の死神がぺこりと天神に頭を下げて、石堂のスティグマに近寄り、合体。
聖痕が石堂くんに譲渡される 石堂くんの聖痕所持数:14→22。 |
駆 |
「…………」 |
小春日 |
「………………これで私が『ククク、計画通り“魔王”が完成した、後は奪って持ってゆくだけだ……!』とか言い出したら結構台無しっすよね! まあやんねーっすけど!」 |
――。
影絵の死神が影絵の魔王に合体したその瞬間、影絵の魔王――スティグマが消える。
彼の脚に刻まれた最初の聖痕、それが周囲を埋め尽くすほどの光を放つ。
石堂の意識がすっと、遠くなっていく――
|
...Scene is end.