簡易キャラ紹介/Easy Charactors Introduction

◆PCセクション

 Play Cast 1
 「うん。それでいいんじゃないかな」
 「変わらずだな君は。そうやって自分を追い込むのが癖だった」

 
 ヴァイス・リッター
 “白騎士”    
 ジークリート・ウェイスェンフェルト(Sigrid Weibenfeldt)

 中性的な顔。長い銀髪、薄い蒼の目。172cm位でやや痩身。17歳。
 ドイツからの留学生。UGNの縁か何かでいると話が通っているが本人も何が縁だっけ?と忘れてる始末。
 達観した物言い、定めたことをやり抜こうとする姿勢が特徴的な、凛とした人物。
 1人暮らしの家はあまり生活感がない。

 UGN内部でも特にジャーム討伐をメインとしている、戦闘系。
 FHに対しては『今の日常を壊そうとしている危険な相手』という認識を持ち、
 ジャームに至っては『精神的に死んでいて、レネゲイドウィルスが上っ面だけ真似ている』と定義している。

 ただし、まるで話を聞かないわけではない。目の前にFHエージェントがいたとしても
 黒幕か現行犯でない限りは手を出そうとしない。
 敵はFHだのジャームだのと分ける癖に味方はまとめて味方にカテゴリ。
 中々の不思議思考を持っているのかもしれない。

 口数は少なく抑揚もそこまであるわけでもなく。思ったことを淡々と話すタイプ。
 自分の本性から白騎士なんて2つ名は重荷でしかないなんて思っている感じの高校生。

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   

 いつも見る不思議な夢。
 身に覚えがないのに、とても懐かしいと感じる夢。
 それはきっと、どこかでなくした、
 大切な、大切な『ワスレモノ』

◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   

 シンドローム|>モルフェウス/ブラックドック/ノイマン
 Dロイス|>実験体:錬金術師

 H市譜代高校に通うドイツからの留学生、後述・夕姫とはその時からの相方。
 興味がよほど強くなければ中庸を保ち、他が忌避や拒絶の気配を察すると自ずから深入りすることもない。
 その為普段はローテンションで周りに流され、ぼうっとしているようにも一見見える。
 譲れぬのは今の生活・今の世界、そこで笑う人々の笑顔。それを壊す実行犯は赦さない。
 有事の際には<錬金術師>の練成式を併用し、巨大なヘビーシールドに騎乗用ランスが2つ組み合わさったような歪な武器を形成、敵と見れば容赦なく貫く。
 “白騎士“が2つ名に相応しき護衛者にて断罪者。普段は水のように佇む凛としたUGNエージェント。

 2つ名のカタカナ読みはヴァイスリッター、ドイツ語直訳で白騎士(Weis Ritter)の意味。

 余談ながら、学校でも日常生活でもよく間違えられているが実際は女性である。
 ジークフリートではありません、ジークリートです。
 ジークリート は “女性名”です。

■初期ロイス
 相棒:真境名 夕姫|>【信頼】/不安
  UGN・H市支部に来てからの相棒。コンビのパートナー。

 もふもふ:にゃん吉|>【もふもふ】/何か偉そう
  H市界隈に住むオーヴァードの猫。もふもふ♪

■シナリオロイス
 夢の中の少女|>【懐旧】/不安
  いつも見る夢の中に出てくる白い服の少女。
  酷く懐かしく温かい夢だが、一体この夢は……?
 

Play Cast 2
 「ハッ、知ったこっちゃねえな?ヤりたいときにヤりたいことをヤるんだよ」
 「アンタ、ウマそうだなあ……なあ、楽しませてくれるンだろ?」

  キ − ル
“染めし紅”
 桐生翔(Kakeru Kiryu)

 15歳、男性、175p70s

 N市にあるFHセル<マッド・カクテル>の構成員。
 ラフスタイルで唇や指を舐める仕草が目につく、雰囲気からぎらぎらしてる飢えた人。
 我の強さが前面で尊大な物言い、他人を貫くような目をしている不良高校生。

 命令があれば殺戮・人体実験・覚醒その他もろもろ気にはしないが、なければ一般人それそのものの特殊な干渉にあんまり興味を示さない。
 基本対オーヴァードじゃないと動かない。
 オーヴァード相手であっても組織行動あんまり取らない、要は気まぐれ・天の邪鬼。
 利害が一致してるならUGNとも手を組んだりも。

 “ヤりたい”“喰いたい”と常日頃から公言して憚らない。
 エフェクト使うのもあんまり憚らない。
 ≪抱擁≫をガンガン使う事を代表に平気でジャーム/オーヴァードの増加をさせてるので、むしろ覆い隠したいUGNからは目の敵。

 問い正すと
『一般人? ンなもの知るか。
 俺は超常者を喰いたいンだよ、喰って喰らって伸ばしたいンでな?』とほざく。

 口調は乱暴、敵意全開、遠慮容赦なんてどこ行った?
 交渉するより首根っこヒネり上げる方が顔面に一撃入れる方が、蹴り喰らわす方が万倍早い。
 そんなどこにでもいそうな不良学生。


◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   

 酷く懐かしい悲しい夢、約束の夢。
 守るという言葉は軽くない。
 幾ら夢でも、その場面に身に覚えがなかろうとも、それは絶対。
 忘れちゃいけないはずなのに、思い出せない――欠落の約束。

◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆ 

 シンドローム|>ブラムストーカー/ハヌマーン
 Dロイス|>実験体:吸血鬼

 譜代高校に転入(潜入)してきたFHエージェント、書類操作を施し17歳で編入の為実年齢と差異がある。 
 H市に幼少のころ在住しており、その当時にオーヴァードに覚醒・FHへと籍を置く。
 紡(後述)は翔のオーヴァード能力の先輩にあたり、またH市に在住してた際の友人でもある。
 ジャームを見限りFHにレッテルを張るUGNの理念を非常なまでに毛嫌い・侮蔑しており、当然UGNそれそのものに対しても良い印象は持っていない。
 有事の際すら素手で対峙し付いた返り血等を舐める癖があるが、これは実際には≪ブラッドリーディング≫≪渇きの主≫を併用しての他者読みを素行と風体で覆った結果。
 その癖も相まってか<吸血鬼>の能力を持ち、更に≪抱擁≫も扱う。
 
 2つ名のカタカナ読みはキール。
 カクテルのキール(Kir)と殺しのキル(Kill)のダブルミーニング。

 余談ながら、転入前のN市にて仲間に連れて行かれた甘味店(通称:山登り)で食べた【イチゴパフェラーメン】とやらがきっかけで、甘味類、特にイチゴや生クリームといった品にトラウマLvの忌避を示す。

■初期ロイス
 ???:月見 夕菜|>【感服】/危機
  譜代高校の女生徒。行動力や情報内容ともに頼りにはなる、なるンだけれど……っ。

 元友人:四十九院 紡|>【懐古】/不信感
  幼少期H市に住んでた際のオーヴァードの友人。懐かしくはあるンだ、けど……。

■シナリオロイス
 ファタ・モルガーナ|>懐旧/【無関心】
  今回のターゲット。
  気のせいか、いつか、どこかで……。


Play Cast 3
「ここから先は私達の領域、お願い。興味を持たないで。関わらないで。……入ってこないで」

“シークレット・ヘブン”
 真境名 夕姫(Yiki Majikina)

 18歳 女性。
 チルドレンたちの教官を務めるUGNエージェント。
 自身も元はUGNに保護されたチルドレンであり、現在は教官業務の傍らPC1の仕事の補佐を任されている。
 特に、非オーヴァードがオーヴァード事件に関わる事を嫌っており、まず一般人が事件に巻き込まれないことを最優先に行動する。
 その思いが能力にも表れているのか、戦闘領域を一般人の目から隠したり、戦闘の領域そのものを操るエフェクトに長ける。
 現在はUGNの用意したH市のアパートにて一人暮らし。人と関わらないようにひっそりと生活している。

 趣味は喫茶店めぐり。普段は近場の喫茶店で一人ボーっとしている。
 窓際の席で外を歩く人をみていると、こちら側とあちら側がしっかりと線で区切られているような気がして、どこかほっとするからというのが本人の弁。

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   

 『いつか』
 あの子が入ってこなければ、私たちはずっと二人で居られたのに。
 どうして私だけ出来損ないなんだろう?

◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   

 シンドローム|>オルクス/ウロボロス
 Dロイス|>実験体:愚者の黄金

 心臓に愚者の黄金を抱える、もの静かなUGNチルドレン。
 どんな相手にも丁寧に接する年長者的存在だが、その実他人と係ることを不得手とし彼我との隔壁を感じてしまっている。
 学校や外部こそにこやかにほほ笑み周りに調子と様子を合わすが、相方であるジークリート以外と親しく話せる者は居らず、かつ本人の内心や内面・悩みやうっ屈等を相談できる相手も居ない。
 その現実もあってか他者との距離が保たれた状態、個の領分・居場所に安堵を感じ、それを保つ傾向と癖がある。
 また出自こそ本人も判らないのだが、青いリボンを肌身離さず所持している。

 余談ながら、譜代高校にはジークリートと同じ学年・クラスに編入。  
 ジークリートとは年齢が違うものの、そこは潜入の為にUGNが書類操作をしています。

■初期ロイス
 上司:阿東 頼子|>【有為】/恐怖
  UGN・H市支部支部長。

 ??:喫茶店オーナー|>【幸福感】/無関心
  行きつけの喫茶店のオーナー。距離感がとても好ましい。

■シナリオロイス
 ジークリート・ウェイスェンフェルト|>【信頼】/無関心
  数年来のUGNでのパートナー。信頼はしているがべたべたはしない間柄。

Play Cast 4
「別に? どっちにも知り合いが居るから。先に協力してくれって言った方に協力しただけだよ」
 ―――とある戦場で敵対した理由を聞かれた時の言葉。

 デ ィ ス コ − ド
“場違いな影”
 四十九院 紡(Tsumugi Tsurushiin)
 外見年齢17歳、男性人格。150p強45kg前後

 ひとつの意識を核とし、類似境遇の意識断片を集合する事によって為ったレネゲイドビーイング。
 H市の外れに在る孤児院に、居なくなった誰かの代わりに存在していた。
 経過した年数に比例して外見も成長し、人並みに生活し、学校にも普通に通っている。
 ただ、この成長は「成長している筈」という意識を受けての物であるが……

 当初はレネゲイド関連の事件には積極的に関わっていなかったが、 交流のあった翔やジークがオーヴァードであった為か自然と関わって行く事になる。
 レネゲイド事件に関与する動機が「知人が関与している」かという他者依存理由である為か、UGNとFHの区別無く協力する。
 協力する際は必要以上の軋轢を避ける為、事前に「飽きるまで」と協力対象に断りを入れるのが通例となっている。
 知人の多さからUGNへ協力する事が多かった為UGNの協力者と思われており、FH側に着いた際等に問題を大きくする事もあった。
 そういった際の仲裁に阿東頼子が関与した事から、彼女に小さいながらも恩義を感じている。

 積極性を示す状況が少なくH市から離れる事もなく過ごしているが、行動力が無い訳ではない。
 単純に興味の有無で動く為に、積極的に動く場の目撃例が少ないからである。

 稀に他者の望みに対する先読みを行う事があるが、先見の明とかではなくなんとなくやった行動が、結果的に誰かの望む行動であり、それが他人より少し多いだけである。

 月見夕菜とはいつの間にか仲良くなっていた。
 切っ掛けは出身を何処からか嗅ぎつけた彼女からの接触であったがソレを思わせない彼女の人格に多少の好意を持っている。


 最近、自身に対する違和感がある。
 本来、此処に存在する筈なのは自分では無いのではないか……

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   

 気が付いたら孤児院で生活していた
 いつ、どのようにして此処に来たかも判らない
 それ以前の過去を思い出そうとしてもハッキリしない
 だから、過去について深く考える事はやめた

 言われるままに通う事になった学校でなんとなく惹かれる人間が居た
 いつしか彼等と共にいる時間が増えた

 最近良く夢を見る
 会った事のない子供(なかま)、行った事のない場所(いえ)
 この夢を見るようになったのは何時から(かれらとあったから)か

◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   

 シンドローム|>ウロボロス
 Dロイス|>実験体:複製体

 孤児院:四十九院に住まう類似境遇の意識断片の集合体、人間型のレネゲイドビーイング。
 仲良くしたい・友人と一緒に居たいという思いが強く、こと仲間意識が割と強い。
 友人が関わっていればUGN/FHの区別なく協力をするが籍は置かないイリーガル、ただし友人が関わらなければさした興味も示さず興味が尽きれば割とばっさり。
 意識残滓の集合体の為、“紡“が見ていない・知らない筈の情報を知っている場合もちらほら。
 前述・翔とは数年前の友人、彼が当時からFHに籍を置いている事を紡は知っている。
 
 2つ名のカタカナ読みはディスコード、不和・不協和音(Discord)の意味を持つ。

■初期ロイス
 恩人:阿東 頼子|>【誠意】/不安
  UGN・H市支部支部長、UGNとトラブルを起こしたり等に仲裁を取り、またコウモリ状態の紡を他エージェント同様に接してくれる。
   ……たまに違うものを見る目で見ている気がする、けれど……

 理解者:月見 夕菜|>【好意】/不安
  自分の出身を知った彼女からの接触で交流を深めている、譜代高校クラスメイト。
  適度に接して距離を巧く図る彼女に好意を感じるが、同時にその距離感が狂った時を思うと不安にさいなまれる。

■シナリオロイス
 友人:桐生 翔|>幸福感/【疎外感】
  先日H市に戻ってきた幼年時代の仲良き友人。だけど再開してからは距離を感じる……。
  自分とも、自分の仲良い相手とも仲良くして欲しい。

◆NPCセクション

◇共通敵対勢力セクション
 Non Player Cast 1
 「あぁ、わたしが知らない世界! なんて綺麗なんだろう……」

 ファタ・モルガーナ

 腰まで伸ばした白い髪と、白い服が印象的な少女。
 圧倒的な力を持つジャームとしてPC達の前に立ちはだかる。

 ○Eロイス|>実験体:蜃気楼の魔女
   ※※※※※※※※※※※※※※※※を表すEロイス
   特定の条件を満たしたPC以外からのあらゆるダメージ、効果を無効化する。
   ただし、シナリオ内でDロイス<愚者の黄金>の特殊効果が発動した場合、
   このEロイスの効果は即座に解除され、シナリオ終了まで使用できない。
 Non Player Cast 2
 「……頼みがある。聞いてくれるか?」

 背の高い青年

 『ファタ・モルガーナ』と共に活動している青年。目つきが悪く、口もあまりよくない。
 つまらなさそうな表情で『ファタ・モルガーナ』と共にいるところを目撃されている。
 Dロイス|>実験体:???
 Non Player Cast 3
 「大丈夫、すぐに新しいのを用意するからねぇ」

 先生と呼ばれる男

 『ファタ・モルガーナ』と共に活動している男。
 40台後半と思われる容姿で、ぼさぼさの髪と無精髭が特徴といえば特徴。
 なにかを見透かすような笑顔で『ファタ・モルガーナ』と共にいるところを目撃されている。
◇UGNセクション
 Non Player Cast 4
 「大丈夫、あなたを信じているわ」

 “庭園の主”阿東 頼子

 UGNのH市支部をまとめる支部長。30台前半。肩口まで髪を伸ばした包容力のある女性。
 情報戦に長け、エージェント達を影からサポートする。
 Non Player Cast 5
 「……俺の時代、来た!」

 “人生一攫千金”高浦 修一

 H市支部所属の高校生エージェント。
 実力はともかくとして、妙に運が良い。
 本人もそれを自覚しているのかかなり調子に乗った性格をしている。
 割と残念な馬鹿。
 Non Player Cast 6
 「まて、頭が高い。もっと敬え」

 “偉大なる猫”にゃん吉

 H市を縄張りとするオーヴァード猫。
 ふてぶてしい体格かつ尊大な性格だが地域密着型の情報通。妻子持ち。
 UGN所属というわけではないのだが、過去の実績と信頼からなぜか周囲からUGN扱いされている。
 好物はにゃんぷち。あごの下が弱点。
◇FHセクション
 Non Player Cast 7
 「いやぁ、参ってたんだよねぇ。来てくれて助かるよぉ」

 “首吊りジャック”塩見 徹朗

 H市に潜伏するFHセル『ナイトサーカス』のセルリーダー。非常に頼りない印象を受ける30代の男性。
 実際その言動は頼りなく、また、セル内に彼以外の人員がいないことからもその本質が伺える。
 本人曰く、情報戦は得意、らしい。
◇一般人セクション
 Non Player Cast 8
 「えーとなんだっけ、あ、そうそう、実はね! せかいはすでにへんぼうしていたのよ!」

 月見 夕菜

 H市内の学校に通う女子高生。甘いものが大好き。
 非常に明るい性格をしており誰とでも仲良くなれる才能の持ち主で、自称情報屋。
 自称とはいってもその情報力はすさまじいもので、どこから手に入れたのかUGNやFHしかしらないはずの情報までもっていることもあり、今日も情報を求めて色々な人物が彼女の元を訪れる。
 ただし、彼女から情報を聞き出すためには『探検!街のおいしいスイーツ屋さん』に付き合う必要があるようだ。
 余談だが、食べても太らない体質。