ハンドアウト/Hand out

Play Cast 1
シナリオロイス:春日部 恭二朗

 君は特異な能力を持っている。
 それはウロボロスシンドロームかもしれないし賢者の石かもしれない。
 対抗種等の特殊な力かもしれない。
 なんにせよ君はその特異な能力故にFHに執拗に狙われている。

 この度、敵は君を奪取せんと、マスター級エージェントを投入してきた。
 この支部の力だけで対抗しきれるのであろうか……

 君は、己の力の及ぶ限り、自身と仲間達を守らねばならない。
 それは、この強大な力を手に入れた君にしか出来ない事なのだから。
Play Cast 2
シナリオロイス:PC1

 君はPC1の相棒であり、同時に監視役でもある。
 UGNエージェントとして優秀な成績を収めているPC1は、その特異性から狙われ続けている。
 君は、そんなPC1の日常と非日常、双方を護るべく、日々PC1の傍で活動をしている。

 逆を言えば、だ。

 君はあのUGNの訓練施設という狭い世界から外に出て生活することを余儀なくされている。
 PC1と共にすごす日々は刺激的であり、摩訶不思議で構成されているといっても過言ではない。
 段々とこういった「日常」というものを理解してきた矢先、PC3から報告が入る。
 とうとうFHは、PC1奪取にマスター級エージェントを投入してきたそうだ。
 君達の力では逆立ちしても敵うとは思えないが、それでも、君は、彼を護らねばならなかった。
 任務故か、はたまた……
Play Cast 3
シナリオロイス:PC1

 君はPC1達を擁するUGN支部の支部長だ。
 君の元には稀有な能力を持つPC1が居る。
 UGN、FH、ゼノス……どの陣営からしても彼は魅力的な素材であり、人材だ。
 当然ちょくちょく奪取を試みる連中が現れる訳だが、君達は辛くも退けることに成功してきた。

 だが、今回は少々どころではなく厄介そうな気配だ。
 とうとうFHはマスター級エージェントを投入してくる様子だ。

 君の支部の力では拮抗することが出来るかどうか……
 増援の手配はしたがかなり大掛かりな仕掛けをしてきた様子で、近隣の支部からの増援は見込めない状態だ。
 君は、現状の戦力でFHを撃退せねばならない……
Play Cast 4
シナリオロイス:PC1

 君はPC1と同じ支部に所属するUGNチルドレンだ。
 一般市民の平和な日常を護るため、日夜奮闘する君たちの元に、衝撃的な報告が舞い込んだ。
 稀有なる特質をもったPC1を奪うため、FHが最強のエージェントを放ったという。
 君は、そのFHエージェントの名を聞き、戦慄した。

 春日部恭二朗。

 それはかつて、君から"特別な存在"を奪った男の名前だった。
簡易キャラ紹介/Easy Charactors Introduction
Play Cast 1

 『俺が大好きな世界を、ぶっ壊させるわけにゃいかねぇだろ?』

 “WIRD CARD”
 神居 獅貴(Shiki Kamii)

 どこにでもいる17歳高校男児、 高校に上がった頃オーヴァード事件に巻き込まれ覚醒する。
 その後UGNに所属して、伊弉に力の使い方を学んだりしている。
 当時はウロボロス・シンドロームは感知されていなかった為に
 周囲には『色々なシンドロームを使えるヤツ』という認識をされている。
 そのためついた二つ名が『万能カード』こと“WIRD CARD(ワイルドカード)”

 何故彼がウロボロスのシンドロームに目覚めたのか、それは分かっていない。
 ただ彼が覚醒した時には既にウロボロスは発現しており、かつ賢者の石を所持していたため彼の存在は非常に危ないものといえる。
 或いは、元々彼の身体に賢者の石はあり、事件が切欠となり表に出てきただけに過ぎないと主張する者もいる。

 いずれにせよ。

 UGNとしても、FHとしても……いや、オーヴァードの存在を知っている組織であれば格好の研究材料であることは間違いないだろう。

 とはいえ、彼の本心なのか「世界を愛している」と公言しており、その真偽は不明。
 どのようにすれば懐柔できるのかはこれから調査することになるだろう。

 それこそ、少々強引な手段を取らなければならないかもしれない。

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 賢者の石を胸部に宿せし超常者(オーヴァード)
 同時に不安定な名もなきシンドローム(後世にてウロボロスと名付けられしシンドローム)をも内包し、発現しているキュマイラ・シンドローム共々己を喪う事無く両立させる稀有なる存在。
 だが当人自身はその状況に悲嘆することも驕ることも無く常に己の意思に沿って行動する。

 非常とも言えるまでの前向きな人間かつ自信家。
 ただしそれは驕りでは無く、常時の鍛錬・努力に裏打ちされた処を源泉とした自信。
 心が折れる様な弱さや脆さ・訓練を重ねる努力は他人には見せようとしないという一面もある。

 後述する伊弉とは友人の間柄。

 余談ながら、学校や周囲ではシキ・シンといった呼ばれ方をすることが多い。
 シンドローム:キュマイラ/ウロボロス
 Dロイス:<賢者の石>

 キャラ紹介的SS|>

Play Cast 2
 『弱ったな……って言ったらいけないよね、私の役目を果たさなきゃ』

 “No Name”
 伊弉 瞳(Hitomi Isana)

 黒のショートカットに細身の身体をした高校2年生。
 物心ついた時から既に覚醒している生まれつきのオーヴァード。
 UGN施設にての訓練影響相まって衝動的行動が抑えめだが、神居と日常の間はある程度人間的で感情的。
 ……というよりは、俗な一般的な女子高生を周りを見て合せている。


 UGN施設生まれの生粋のチルドレン。
 生まれながらのオーヴァードながら、長らく訓練を受けて行動できそうなのでエージェントの任に就く。
 名前すら持たず、今名乗る名も元を正せば発現しているシンドロームから取られた仮名に過ぎない。

 神居と同年齢の為、覚醒直後につれてこられた彼の面倒(?)を頼まれる形で紹介される。
 それからの相棒兼監視者。

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 亜純血と呼ばれる特異なシンドローム発現のしかたをしている、神居と同クラスのUGNチルドレン。
 神居が覚醒してからの相棒で、彼にレネゲイト的サムシングを教えているのも彼女である。
 UGN施設の外に出たのは神居を委託されてからの為、俗な日常・つまり外界の常識等が判っていない。
 オーヴァード関連においては神居の暴走を伊弉が止める形が多いが、日常の場合はこの関係が逆転する。

 常から大言を嘯く神居とは対象的に感情を交えず、あっさりと淡々としているのが常。
 判らない、では済まされない為にある程度状況に合せた行動をとる――が合せたに留まる為か齟齬が出る。
 
 余談ながら、神居の事を周囲が呼ぶ通りの名前からのあだ名では呼ばず、“カムイ”と呼ぶ。
 シンドローム:バロール/エグザイル
 Dロイス:<亜純血>
Play Cast 3
 『にゃーん……ん、なーんだ霧の字かぁ。また神居ちゃんサマが面倒引き込んだかにゃー。』

 “BLACK CAT”
 しぶちょー(Shibucho)

 UGN・Y市支部の支部長を務める黒の雄猫。
 名を名乗らないので、役職名で呼ばれたり適当なあだ名付けられたりする。
 年齢も不明、曰く数えてない。

 UGNの支部長をRBが務めるという事は他に類を見ないが、曰く『霧谷に借りがある』らしい。
 ゼノスのスパイ疑惑を何度も疑われたがどんな調査をしても白。
 仕事もキッチリこなしていたので見逃されてきた。
 また、彼に攻撃力は一切ない。
 これがRBでありながら見逃されてきた理由のもう一つだ。
 ぬこは力あるエキストラのような者である。にゃーん。

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 UGN・Y市支部の支部長を務める黒猫のレネゲイドビーイング。
 その体躯通り通例はゆるゆると気まぐれな様相風体だが、締めるところは締める年長者。
 彼は、純血統と呼ばれるピュアブリードが更に極みへと到達したモノのみが為しうる力の行使者:超血統。
 怠け癖強い黒猫にしか見えないが、その実はまさにオーヴァードの極致にて長に相応しい存在である。
 
 神居には面倒事を引き込む困ったちゃんと言う判を押し、 伊弉にはもっと自分を出して欲しいという願いを抱く。
 後述:白百合を拾ってきたのは彼で、恩義を感じ尽くしてくれる彼女には多方面で頭の上がらない想いで居る。

 尚、Y市支部はごく一般的なオフィスビル、支部長の部屋は3階。
 通例と違うのは壁わきには猫用トイレの砂が置いてあり、デスクには座布団が敷かれている処だろうか。

 余談ながら、都築京香とは関係があるらしいがプランには興味がない。
 彼女の膝枕はとても寝心地が良かったそうだ。
 シンドローム:ソラリス
 Dロイス:<超血統>
Play Cast 4
 『私にとって……特別なのはね……』

 “Lily”
 白百合ほのか(Honoka Shirayuri)

 腰まで長い黒髪が特徴的な16歳の女子高校生。
 小柄で童顔。大人しくて控え目、やや引っ込み思案。
 オーヴァード能力以外に取り柄がないので『せめてUGNとして皆の役に立ちたいな』と思っている。
 能力は標準的。

 神居に、憧れにも似た淡い恋心を抱いている。
 その戦闘能力にではなく、前向きな人柄に惹かれている。

 伊装に、慕情と劣等感の混じった複雑な感情を抱いている。
 チルドレンとしても、女の子としても、敵わないと思っている。
 今は亡き姉になんとなく似てるらしい。

 "しぶちょー"に、自分の役割と居場所を与えてくれた事への恩義を感じている。
 少しでも役に立てるよう、学業以外の時間は、
 支部で秘書的な仕事を行い支部長をサポートしている。

 春日部は、数年前に同じくUGNチルドレンであった姉の命を奪った仇敵である。
 強い憎しみと、それ以上の恐怖感を抱いている。
 対峙することがあれば、まともに立つこともできないだろう。

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 しぶちょーの下、Y市支部に居候中のUGNチルドレン。
 引っ込み思案で脅えが前面にでやすく、眼前でトラブルや緊張状態となる事が起きるとおろおろしてしまう。
 遠慮がちで優しく儚い性格で、感情が薄い伊弉と比べると対照的とも言えるほど感情が表に現れる。
 同時に神居に対する接し方もまた対照的。


 神居と伊弉とは同い年だが、通う学校が違う。
 それもあってか、自らが想いを寄せる対象である神居と無遠慮の間柄である伊弉に対して劣等感を持つ。

 以前はM市支部に所属して居たが、春日部の襲撃に合い壊滅している。
 M市支部エースであり賢者の石を所有していた実姉:白百合まいは春日部になすすべもなく惨殺され、その際ほのか含むエージェントも重傷を負う。
 心身ともに深い傷を負い、上層部からエージェント活動の続行不可能と判断され訓練施設に出戻りするところを変わり種のRB支部長(通称しぶちょー)に拾われ、現在の支部にお手伝いさんとして身を置いている。

 腰まで届く長い髪は、その襲撃事件以来ずっと切らず伸ばしてきた故のもの。
 シンドローム:エンジェルハイロウ
Enemy Guest
 “Teuffel”
 春日部恭二郎(Kyojirou Kasukabe)

 白いスーツを身に着けた、神経質そうなオールバック眼鏡。
 非常に優秀なFHエージェントであり、任務遂行率は100%を誇る。
 圧倒的な戦闘力・戦術力を持ち、その敏腕ぶりと所業は悪魔(トイフェル/Teuffel)の2つ名に相応しい。
 過去幾人もの優秀なUGNエージェントは彼の手により喪われて来ている――。
 シンドローム:???
Non Playing Cast 1
 家沼祐二(Yuji Ienuma)

 42歳、全体の最大公約数を重視するUGN本部の人物。
 少々チキンなところがあるが、それは堅実とも言えるのだ。
 シンドローム:???
Non Playing Cast 2
 益洲寅三(Torazo Ekisu)

 21歳 屈強なUGNエージェントであり神居を警護するチームの一人。
 現場主義であり叩き上げの戦士、神居を護り通す使命に燃え上がっている。
 目下の悩みは自分に焦点が合わないこと。
 シンドローム:???