ハンドアウト/Hand out B

ようこそ、思い出の裏側へ
Play Cast 1
Dロイス指定 『実験体: 』

夢を見る。
白い壁、白い天井。
白が強調された部屋の中で、白い服を着た子供達が笑っている。
全部で10人くらいだろうか、白い服を着た子供達が笑っている。
ふと気づくと、君の隣には女の子がいた。
顔は思い出せない。夢の中で彼女の顔には靄が掛かっている。
彼女は君の名を呼んで……

そこで君は目が覚める。
何度も見る夢。見に覚えのない夢。
この夢は、いったい何なのだろうか。
Play Cast 2
Dロイス指定 『実験体: 』

夢を見た。
5人の子供が遊ぶ夢。
何故か酷く懐かしく、そして悲しい夢。
夢の中で、君は誰かと約束をした気がする。
だれかを守ると、約束をした気がする。
だけど、それがだれだったのか。
だれと交わした約束だったのか。
君は未だに、思い出せずにいる。
Play Cast 3
Dロイス指定 『実験体:愚者の黄金』

最近君は夢をみない。
昔はあんなに夢をみたのに。
白い壁の部屋の中で、君は男の子と女の子を遠くから見つめている。
仲の良い2人をいつまでも見つめている。
夢の中で君は、その2人をうらやましいと感じていた。
なのに、君はもう、夢をみない。
あの夢は、いったい何だったのだろう。

※PC3に関しては下部にDロイスについての特殊な注釈あり。
Play Cast 4:高校生
ロイス指定 『実験体: 』

夢を見る。
おぼろげな夢。
とてもとても懐かしい夢。
白い白い部屋の中で、7人の子供達が遊んでいる。
子供達は皆笑っている。
君も一緒になって笑っている。
君は確かにその場所に幸福感を感じていた。
共に笑う仲間に、彼らと笑う自分に、幸福感を感じていた。

けれど、目が覚めて気づくのだ。
君には、そんな場所で過ごした過去などないはずなのだ、と。
以下特記事項

※本シナリオにてハンドアウトBで指定されたDロイス<実験体: >は、
  本シナリオのみで使用できるオリジナルDロイスとして扱う。
  <実験体: >は<実験体:愚者の黄金>のように右側にDロイスを入れてシートに記入し、
  実験体の効果及び、右側に記入した効果の両方を持つものとして扱われる。
  本シナリオ終了後、プレイヤーはどちらかのDロイスを選び、通常のDロイスとして選択すること。

  また初期状態において、PCはDロイス左サイドである<実験体>は認識していない。
  Dロイス右サイドの項目に関しては、認識しているかどうかは自由とする。


※PC3の持つDロイス<実験体:愚者の黄金>の、本来の<愚者の黄金>の持つ力を使用した場合、
 以下の特殊効果を追加で発動する。

 『使用した瞬間、全てのロイスタイタスに変更する』

 愚者の黄金を使用すれば、もう後戻りはできないのだ。



 尚、当シナリオの基本テーマは執着 嫉妬 憎悪 偏愛 そして、懐旧である。