オープニング/Opening


 昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
 世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
 だが、人々の知らないところで。世界は大きく変貌していた――。


 ようこそ、非日常の世界へ。
 

 DX3とはレネゲイドが齎す力、エフェクトを操るオーヴァード達の物語。
 それら力の奔流は12のシンドロームに分かたれて、ブリードという表現を用いて発現する。

 オーヴァードを擁するも対立するは2つの組織、UGNFH
 この組織に籍を置き協力する者たちを指し示す、チルドレンエージェントイリーガル。
 そして――ジャーム

 どんな屈強なオーヴァードも、ジャーム化の恐怖からは逃れられない。
 身を心を冒すレネゲイドから、その者を人へ日常へと戻すものは――ロイスと呼ばれし見えざるよりべ。

Scene 1:死別と再会
Side:Makoto

シーンプレイヤーは真君です。

Scene is start...

 警報が鳴り響くUGN研究所の通路。
 そこら中に襲撃者に殺害されたチルドレンやエージェントの遺体が転がるその場所で、真は昴の姿を見つけた。
 彼女の体は流れ出る血で真っ赤に濡れている。 間違いなく致命傷だ。
「昴……」
GM  昴が真に気づくと、弱弱しく微笑む。
「……こんな時に笑うなよ」
「まこと、来てくれたんだ……」
「来るよ。……来るに決まってるだろ」
「真っ赤な怪物が襲い掛かってきて……逃げようとしたんだけど、逃げ切れなくてさ……」
「喋らないで。今病院に連れていくから」
「あはは、私、馬鹿なのかな。
 ……もうだめだってわかってるのに、まことが来てくれたから、安心しちゃって……」
GM  そういって、彼女はまた弱弱しくも微笑む。
「……わかったから。ほら、持ち上げるよ? お願いだから、ダメだなんて言わないで」
「まことは……やさしいね……でも、もうだめだよ、わかるんだ。
 だってこんなに血がでてるもの……」
「……なんで、なんでだよ?
 言っただろ、僕医者になるって、これでも少しずつ勉強してるんだ。本格的には無理だけど、応急処置くらいは出来るから!
 死ぬなよ。頼むよ……」
GM  ゆっくりと、彼女は血に塗れた手で懐からペンダントを取り出す。
「ねぇ、まこと……これを持っていってくれないかな……」
「これ、お父さんから貰った誕生日プレゼントなんだ……。
 あたしの宝物だけど……。あたしはもう、だめみたいだから……。
 せめてこれをお父さんに返したいの。まこと、頼まれてくれるかな……?」
「……わかった。それはちゃんと返すから、昴、まだ諦めないで……頼むから」
「まこと……あたし、応援してるからね。
 まことならきっといいお医者さんになれるって、信じてるから……」
「医者は! 医者はまだ来ないんですか!
 UGNならすぐに呼べるでしょう!? オーヴァードなんでしょう!?
 こんな時に何も出来なくて、なにが……何がオーヴァードだよ!! チクショウ!!」
「ありがとう……まこと、ごめん……ね……」
GM  そういって彼女は微笑み、そのまま……
「……チクショウ」
変わらずに進んでいくはずだった日常の、その裏側で。

――彼女の鼓動だけが、ゆっくりと、止まった。    

GM  それから半年後。
 はええ! 半年がはええ!
GM  キミはN市所属のチルドレンとして活躍していた。
 現在は、街に侵入したエージェントの捜索任務中だ。
 繁華街の路地裏に足を踏み入れた真の耳に、焦りを帯びた男達の叫び声が聞こえてくる。
??? 「くそ、逃げ足の速い女だ! UGNに見つかると厄介だ、早く捕まえろ!」
GM  どうやら、FHの連中が誰かを追いかけているらしい。
 勿論、それは割り込むよ。
 とは言っても特別かける言葉は無いなあ、行動で示そう。
GM  非常に凶悪な人相かつ眼鏡姿のふてぶてしい態度の男が、逃げる少女のその腕を捕まえ……
「FH! また何かたくらんでるのか! なにやってるんだ!」
GM  男はキミに気づくと 「ちぃ、UGNか! ……邪魔をするなら、死ね!」
 見る間に腕を怪物に変えては襲い掛かってくる!
※最強に強まったエキストラです。  
アーリアル  く、なんて強そうなエキストラなんだろう…………!
 なるほどね。
 なら周囲に”領域”を展開、光を屈折させて足元に光の湖を発生させるよ。
眼鏡姿の男 「ぬぅ!」
「この領域の中で自由に動けると思わないほうがいいよ。……すぐにその娘を放すんだ。
 ……親愛なるブラックジャック先生じゃなくても、キミの暴挙を許したりはしない」
眼鏡姿の男 「ば、馬鹿な……この春日恭二が手も足も出ないとは……!」
 な、なんだってー!
 むしろ彼が春日恭二であったことに驚くよ!
アルセーヌ  エキストラに使われた春日恭二と、芸人にネタの為に立たされたクララの数は一緒だとイイまスネー……
DXシリーズの看板ともいえる、そんな春日恭二。  
GM  その驚いた隙に「くっ、お、覚えていろ! 貴様はこの春日恭二がいつか絶対に殺す!」 と、負け台詞を吐いて彼は逃げ去ります。
「な、……まさかアンタが『あの』春日恭二!?
 なら、今日こそあの世でブラックジャック先生によろしく言うんだな!」
 叫ぶと同時に光の湖が一斉に輝いてあたりを埋め尽くしていきます。
「……さようなら、春日恭二。ブラックジャックに、よろしく」
真君。
君、それを言いたかっただけだろう……。
 へへ、満足です。
 ……ってうわ、かっこつけたのに逃げられた。
GM  逃げていった先で、ぎゃああああ! という叫び声が聞こえました。
時夜  春日たん……
GM  あとに残されたのは、一人の少女。
「……あー、ごほん。今のは忘れて。
 これは社会の裏側の出来事なんだ。キミは何も見ていなかった。それがいい。
 そうだよね?」
少女 「まこと……?」
「……え?」
GM  追われていた少女に、キミは見覚えが、ある。
「まことだ!あたしのこと覚えてる? 永見昴だよ!
 よかった……まことと会えた……。お父さんの言ってたとおりだった……」
「え、いや、ちょっと待って、だって、昴は」
「お父さんが言ったんだよ。まことがN市にいるから、彼に守ってもらえって!」
「ちょっと待ってって。だって昴は」
 ……死んだじゃないか。
「お父さんって誰だよ? 孝三先生? 嘘だろ? 昴、生きてたの?」
GM  愕然としている真の前で、昴が少しふらつく。
「ごめん、まこと。あたし、凄く疲れてて……少しだけ……休ませ……て……」
 最後の言葉を言い切らないうちに、彼女はその場に崩れ落ちた。
 どうやら気を失ったらしい。
「……なんだよこれ。どういうことだよ」
GM  そこで、シーンを切ります。

...Scene is end.

Scene 2:恩師からの手紙
Side:Arlial

シーンプレイヤーはアーリアルです。

Scene is start...


UGNの研究室。襲撃により破壊された施設内をアーリアルは歩いている。
そして、通路の途中で目的の人物―――永見孝三をみつけた。
彼は星型のロケットペンダントを握り締め、通路に残された血痕を悲しそうに見つめている。
ここで彼の娘、昴が殺されたのだ。
アーリアル 「永見…………せんせい?」
 後ろからぺたぺたと近寄ります。
孝三 「やぁ、アーリアル君か……。
 ここで昴が……娘が殺されたんだ。たまたま研究報告のために外にでていた私が助かるなんて……。
 どうせなら私が死んで、娘が助かればよかったのにな……」
アーリアル 「せ、せんせい……そ、そんなこといわないでください……、せんせいが死んじゃったら、私悲しいです、だから……」
孝三 「ありがとう、アーリアル君……だが、今は一人にしておいて欲しいんだ……」
GM  そう言って、彼は一人その場を後にする。
アーリアル 「せんせ……」 と、その背中をみてぽつり。
GM  去り際に、彼はポツリとつぶやいた。
「……私は昴を取り戻す。普通ならば不可能かもしれん。
 だが、レネゲイドウィルスの全てを解明することができれば……きっと……」
アーリアル 「…………せんせい?」
 最後の言葉に首をかしげ、見送りました。
GM  それから、半年後。
アーリアル  な、長い半年でし……た……。
 アーリアルの家に、UGNの連絡員が訪ねてきた。
 突然の来訪だが、いったい何の用だろうか?
 連絡員の男が、キミをまっすぐに見つめる神妙な面持ちで口を開く。
連絡員 「アーリアルさんですね?UGNの者です。あなたに報告とお届けものをお持ちしました」
アーリアル 「はははははいっ! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!
 …………え? ち、ちがうんですか? な、なんでしょう……」
連絡員 「あ、あの、そんなにおどろかれなくても……。
 ええと、こほん。永見孝三をご存知ですね。かつて、あなたの訓練を担当したものです」
アーリアル 「せ、せんせい? 永見せんせいですかっ!? せんせい、どうしたんですか?」
 服の裾を掴んでゆさゆさとゆさぶります。
連絡員  鎮痛な面持ちで、ゆっくりと口を開く。「彼は……殺害されました」
アーリアル 「…………………………え?」
連絡員 「まだ犯人は捕まっていませんが、FHエージェントの手によるものだと推測されています」
アーリアル 「う、嘘ですよね? せんせいが…………そんな…………」
 足元の地面が少しずつ、氷の結晶へと変わっていく。
連絡員  彼はキミに一通の手紙を差し出す。
「これを。永見孝三があなた宛に残した手紙です。」
アーリアル  その進行がぴた、ととまって、「せんせい、が……」とつぶやく。
 速攻で手紙を開いて中を見ます。
親愛なるアーリアル君へ。
キミがこの手紙を呼んでいる時、私は既に殺されているだろう。
昴を失って以来、私は彼女を蘇らせることに心血を注いできた。
そして、私は遂にその手段を手に入れた。
だが、その研究がFHに目をつけられてしまうとは……

昴が彼らに捕まれば、人体実験の材料にされるだろう。
私は手遅れになる前に、一番近くにいる味方となりえる人物、
N市にいる弓為真君のもとへ昴を向かわせることにした。
そしてアーリアル君、昴を守るためにキミの力も貸して欲しいのだ。

身勝手だとは思うが、どうか私の最後の願いを聞き遂げてくれないだろうか。
アーリアル 「………………せ、せんせい……」
 涙目になりつつ、ぺこっと連絡員にお辞儀。
「ま、まことさん…………探さなきゃっ!」とつぶやいて走っていきます。
GM  ではそこでシーンを切ります。

...Scene is end.

Scene 3:FHを撃退せよ
Side:Aoi

シーンプレイヤーは葵さんです。
 はい。了解です。
GM  あ、出番でない方もしゃべっていてかまわないのですよ。舞台裏で。
 文字を小さくしておく程度のことはしておくとよいかもしれませぬが。

Scene is start...

 UGNのN市支部、支部長室。
 執務机に座り、各種書類の処理を行っていると、ドアをノックする音が響いた。
 そして、部屋に葵の部下であるエージェントの一人が入ってくる。
 手には報告書と思しき書類の束。どうやら新たな事件が起こったようだ。
部下 「上條支部長、ご報告します。FHエージェントのN市への潜入を感知しました」
アルセーヌ  キャー、カミジョーサーン
 執務室で多くの事務処理をしているところに、部下が来たとしてください。
 今はUGN支部長としての顔なので、眼鏡外しています。
「……FHエージェントが、ですか。どこまで掴めていますか」
部下 「はい。活動しているのは、"バンダースナッチ"と呼ばれるFHエージェントのようです。
 目的のためには手段を選ばない危険人物だと、UGNのデータベースに記録されていました」
「バンダースナッチ……」 書類を書いていた手が止まり、表情も強張る。
部下 「どうやら奴は、このN市で何かを探しているようです。残念ながら、それが何なのかまではつかめていません。
 現在、弓為真をバンダースナッチの捜索にあてています。上條支部長、今後いかがいたしましょうか」
「バンダースナッチが何をしようとしているのかについては引き続き調査をお願いします。
 弓為君にはあまり無理をしないよう伝えて。すぐに私がサポートに入ります。
 ……それと、貴方達も目的を調査すると言っても無茶な真似はしないように。危なくなったらすぐに撤退して下さい」
部下 「了解しました。支部長も、お気をつけて……!」
「ええ。では、お願いね」と部下が出るのを待ちましょう。
アルセーヌ A「いのちだいじに、ですね、わかりました!支部長」
B「そういえば長勤の手当てってどこまでつきましたけ?支部長」
C「スリーサイズ教えてください、支部長」
「はいはい。余計なこと言っていないでさっさと行ってきなさい」
 にこり。
 笑みを浮かべてそう返して、全員がいなくなった所で全員が震えているのに気付きます。
「……だめ。今の私は『支部長』なんだから」
 小さく呟き、無理矢理体の震えを抑えて、出て行きます。シーンカットお願いします。
GM  ではシーンを切ります。

...Scene is end.

Scene 4:罪と罰
Side:Arse`ne

シーンプレイヤーはアルセーヌです。

Scene is start...


ある平穏な日の昼下がり。
任務の間に得られるわずかな休息を楽しんでいると、突然携帯が鳴り響いた。
着信画面に表示された名前は、アルセーヌの上司であるローザ・バスカヴィル。
どうやら新たな任務が下されるときが来たようだ。
アルセーヌ 「もしもし……オーゥ!ローザさんじゃねェーですかァー!最近ゴブサタでしたけどー?」
 もうロイド安東にしかみえない、あの声で再生されてる。
まったくです。
アルセーヌ  口調のモデルは我間乱の麟太郎なんでスがネー、ロイドですネー。
 スッゴイカワイソ ってどっかでいってほしいな。
アルセーヌ  オーケーマコト、そのリクエストは受け取ったのデース。
GM  はいはい、進まないので続けますよ?
 ローザはそんなキミのテンションには付き合いもせず、淡々と話します。
「アルセーヌ、新たな任務だ。
 UGNを裏切ったオーヴァード、危険人物としてブラックリストに名前を連ねる人物のひとりがN市に現れたとの報告があった」
アルセーヌ 「ちょーどいいいドブロク入りまーしたよ?
 今度N市の夜景でも見ながらゆっくりボクとゴッドブレスなデイツなんかを……何だ、お仕事ですか」
ローザ 「お前は相変わらずだな、アルセーヌ。与太話はあとだ。任務の話をするぞ。
 対象の名は千木良昭仁。元UGNのエージェントの裏切り者だ。
 現在はFHエージェント、バンダースナッチとして活動しているようだな」
アルセーヌ 「アウチ……久々にドブロク、不味くなる名前聞きましたね。
 あのビチグソわんわん野郎が戻ってきましたカ」
ローザ 「知り合いか?
 それなら知っているかもしれんが、千木良はかつて、命令違反の多発から再三の警告を受けていた。だが、彼は素行を改めるどころか、UGNの研究所のひとつを壊滅させてFHに下ったらしい。
 多くのUGN構成員を殺害した極めて危険な人物だ。放置すれば、犠牲は今後も増えるだろう。アルセーヌ、”裏切り者”(ダブルクロス)にしかるべき処置を下せ」
アルセーヌ 「オーライ、ローザ。
 そういうことならボクが適任でショウ……カレについては良く知ってますヨ、とてもヨク、ネ」
GM 「お前の実力は良く知っている。速やかに任務をこなせ。以上だ」
 その言葉を最後に、通信が途切れます。
アルセーヌ 「イエス、マイマスター。
 神の名において、イットーでっかいバチ当ててやりマース。お電話ありガとうデスネ」
GM  では、キミがH市に向かったところで、シーンを切ります。
 ……って違うN市だった。知るかよ誰だよアルファベットにした奴! 次だ次!!
アルセーヌ  教会の外……共同墓地の片隅、名前のない墓の前。
「……サテ、行ってきマス。いよいよですね、スバル」といって外に出てイキマス。

...Scene is end.

GM  うお、なんかかっこいいぞ。
 一体アルセーヌは何者なのか……興味は尽きないな。
アルセーヌ  ちなみに教会はN市にあるので、向かったのは支部デスヨ?
Scene 5:新たなプラン
Side:Tokiya

シーンプレイヤーは時夜です。

Scene is start...

N市のショッピングモール内にある喫茶店。
そこで時夜が館内を行き交う人間を観察していると、ひどく大人びた雰囲気を持つ少女が同席してきた。
少女 「お久しぶりですね、鵲 時夜。本日はあなたにお願いしたいことがあって来ました」
時夜 「あ、おひさし……ぶり?」ちょっと小首をかしげます。
GM  彼女をキミは知っている。ゼノスのリーダー、都築京香だ。
元FH日本支部長にして現ゼノスリーダー。
最古のレネゲイドビーイングこと、“プランナー”都築京香
時夜  少し首をかしげてたけどすぐに豆電球マークが浮かぶ。
「あ、ひさしぶり!
 何々?! ボクに出来る事ならやってみるよ〜?」
アルセーヌ  シカシ、傍から見るとマセガキのデートデスよ、コレ。
時夜  いぇっす、ませガキデートなうっ♪
GM  時夜の言葉に微笑みを返し、彼女は続ける。
「あなたに、永見昴という少女の護衛をしてもらいたいのです」
時夜 「ナガミ、スバル?
 アレ、スバルねーちゃん確か……」 と、少し言葉を濁します。
都築 「私としてはなるべく手を触れずに観測していたいのですが、FHが彼女に目をつけました。
 もし彼らの手に渡れば、永見昴を失う可能性があります。それは望ましくありません。
 そこであなたに、永見昴の護衛をお願いしたいのです。
 彼女と関われば、人間を知る新たな機会を得ることもできるでしょう。あなたにとっても悪い話ではないはずです」
時夜 「む―……あ、でもお仲間になったならそうだなー……。
 スバルねーちゃんなくなっちゃうのもヤだしなあ……」
 ちょっと小さな声をだしては考える。
「うん、やってみるよ。FHにつれてかれないようにすればいいんだね?」
都築 「ええ、そうよ。仔細はあなたにお任せします。
 ただ、あなたひとりでは苦戦するかもしれません。現地のUGNを利用しなさい。
 永見昴を守るためなら、彼らも無碍には扱わないはずです」
時夜 「あれ、スバルねーちゃんUGNの関係者……だっけ?
 でも無碍に扱わないなら関係してるの、かな―……。りょーかいっ」
都築  時夜の言葉に、微笑みと共に頷きを返す。
「感謝します。それでは、また」
 ひとこと、そして彼女は席を立つ。最後に君が演出を入れたら、シーンを切ります。
(アルセーヌ) 「まぁまぁ、奥さま、見てください、アレちっちゃい子が二人で喫茶店なんかきて……」
「あらいやだ、最近の小学生は進んでますのね……
 そう言えば家の春彦ちゃんですけど、この間の模試でランクAの……」
「あら?家の雅彦ちゃんなんてこの間ピアノの発表会で(ry」
時夜  軽くバイバイ、手を振りました。
「それじゃま―、一発いってみよっかなっ。
 確かマコトにーちゃんやあっちゃんがそうだよねっv」
 チシャ猫っぽい悪戯顔を浮かべては、喫茶店を後にした。

...Scene is end.