GMぼーず
 ハイでは、皆さんとりあえず集まったようなので、最後の最後エンディングやってきましょう

 八百井 裕也
 はーあーい

 砂我 羽遊
 わぁい!

 上月 更
 はーい

 GMぼーず
 先生はちと遅れるそうです、んで一応は時間軸はペイモン撃破したところ

 GMぼーず
 施設の子供達は戦闘不能、というか死にかけから復活
 斎は力を使い果たして昏睡
 風香は息してますが死んだように動きません、という感じで

 八百井 裕也
 では、裏で相談してたので、イントロいたしますね。

 GMぼーず
 てかここに連れてくるんです? まぁいいですけども





 八百井 裕也
「……ドライブの前に、」

「少し、時間くれ」


 ――音もなく、現れる。

 浮かぶシャボンのような泡の中に納まるは、あどけなさを残した黒髪の少女。
 たおやかな笑みを浮かべては、静かに腰かけ座っている。

 その傍にはふたりほど。
 毅然とした態度で槍を掲げ、シャボンの前で交差している。

 “マスターマインド”天船巴
「……」
 無言で引っ立てられてます、目は当然目隠しされてますね

 八百井 裕也
「まずは紹介する。
 彼女は“マスターマインド”天船巴。
 俺とスレイにルシフェル探しを依頼した、今回の騒動の当事者のひとり」

 八百井 裕也
「この通り、丁重にエスコートしてきた。
 ――ま、言いたいことはわかりますよね、マスターマインド」

 くちびるに軽く人差し指。
 “しばらく静観していろ”と“余計なマネをしたらなノータイムでころす”と、言外に。

 八百井 裕也
「今、この場に立っているもの。
 その全員が当事者だ。
 ――さて、」


 
「お前らは、彼女をどうしたいか」


 八百井 裕也
「俺ひとり、いや標的となったグレゴリーだけだって決めることはできる。
 だが、それでは問題もひずみも出るだろう。
 当事者への義理立てではあるが、決を採りたい。
 次第では、」


 常夜の祈りパニヒダ”の右手。
 そこには特徴的な、そして異質な重厚さを湛える剣が佇んでいる。


 幅広で大型の、両刃の直剣。
 だがその剣は奇妙なことに、切っ先がまっ平らになっている。

 分かる人には分かるだろう。
 ――処刑人の剣エクセキューショナーズソード


 貴人に死をもたらす、裁きの剣。


 八百井 裕也
「――も、吝かではない」
 翠瞳が、底冷えするような光を灯す。

 砂我 羽遊
『この小娘の処遇など正直どうでもよいのだが……お前はどうする?』
「それこそ一番の被害者が決めることじゃないですかね? 感情の面を優先するならそうでしょう」

 上月 更
「被害者って言われてもな……
 そいつを除すれば、斎の安全は確保されるのか?」

 帝 依理哉
『少なくとも兄が主犯であり、それに乗っかったという形である以上。俺には復讐する意義が薄い。
 アラタが積極的に害する気持ちがなければアナタに任せる。』

 帝 依理哉
『彼女の作戦の一番の被害者が身内なのだろう??
 ならば、アナタには復讐する権利がある』

 砂我 羽遊
「という事であれば、あとはバニヒダに任せましょうか。
 早く子供達を安全な場所に送ってあげませんとね☆」

 八百井 裕也
 白紙委任で出るなら構わんよ、というジェスチャー。
 その分こちらに偏るけれど、と。

 八百井 裕也
 みんな成人だしね。

 帝 依理哉
『白紙委任でよいみたいだな。
 なら、こちらも救命の為の搬送を手伝わせてもらおう。』
 アイコンタクトで把握して

 八百井 裕也
「病院の連絡はしてある」

 と、帝さんに通達メール。
「つかうならどうぞ」

 帝 依理哉
『助かる。これで最期の会話……とは引き継ぎがあるからならないだろうが』

 八百井 裕也
「数日はまっとうな反応は無理と思ってくれ。俺もグレゴリーも事情がある」

 帝 依理哉
『アナタの配下であるのは有意義で楽しかった。
 今まで感謝する』
 深々と礼をしてすぐに搬送の準備の為に退場

 上月 更
「……そいつは好きにしたらいい。俺にはよく分からん。
 まあただチビどもには見せられねーよ」
 そう言って子供たちを玄関先まで移動させつつ退場

 砂我 羽遊
「……行きましたかね? それじゃ特等席で見させていただきましょうか☆」
 《万能器具》でイスを作り、座る

 八百井 裕也
「Окей」

 八百井 裕也
 小さく息を吸って、吐く。

 八百井 裕也
「【服従か死か】」


「――て、選択肢を与えるつもりも慈悲も、あったんだけど、なあ」


 
 その瞬間、空気が一変した。
 シャボンが割れれば瞬く間に彼女は跪かせられ、両腕を其々掴まれ捻られ伸ばされて、首が前へと出るよう抑えられる。
 

 “マスターマインド”天船巴
「服従、ね。
 貴方にそんなこと出来はしないでしょうに」


 
 “常夜の祈りパニヒダ”の傍らには覆面がひとり。
 ――処刑人。


 
 剣を受け取ろうと両手を差し出すものの、
 “いや、これは俺がやる。このままでいい”。
 そう言伝てられ、その手に払われた鞘のみを渡される。
 受け取り一礼し、下がったのちに彼女の側へ

 八百井 裕也
「ご苦労」
 ひとこと、ねぎらいの言葉。

 八百井 裕也
「何の言い訳もしない。

 これは俺の“欲望/炎ねがい”、俺の意志。
 それを叶えるその為に、あんたには礎になってもらう」


 君臨者みずからが、剣を構える。
 祈りの形に。


 “マスターマインド”天船巴
「まぁ、この度は私の負けですからね、敗者は敗者の理に従うだけ」

 “マスターマインド”天船巴
「……それに。
 天船巴は、八百井裕也に負けたけれど、“マスターマインド”は負けていませんもの」
 くすくすと笑う

 八百井 裕也
「――せめてもの慈悲だ」


「――“現在/現世イマ”に別れの、最期の言葉を」


 “マスターマインド”天船巴
「では、さようなら。
 また、いずれ――」


 八百井 裕也  
「Прощайте.
 ――Милая ведьма」


 “マスターマインド”天船巴
 艶然とした笑みを張り付けたまま、ごとりと首は落ちて生命活動は停止します


 後には躯が二つ残され、
 廃礼拝堂は閉鎖になります。





 “マスターマインド”天船巴
 ――ということでEDへ

 GMぼーず
 時系列的には羽遊→セルリ→先生→アラタになるかな、と思ったのでその順でいきましょう、皆OKかな?

 八百井 裕也
 おけーですよー。
 多分セルリ動くの、どう早くてもEDイントロは1日後にはなるし。

 上月 更
 私は問題ないです~

 帝 依理哉
  オーケー!!

 砂我 羽遊
 オッケーです!








Ending
Side:Hayu






 GMぼーず
 では羽遊ちゃんから、相手は夜風になりますかね

 砂我 羽遊
 ですね~

 “ウィンドマスター”月城夜風
 とりま何もなければ夜風のヤサでヨシヨシガンバリマシタから入るので

 砂我 羽遊
 はーい、やり取りしつつ今まで出た子の立ち絵芸とかします故





 “ウィンドマスター”月城夜風
「さて……大儀であった、“射手”。いや今回は結局”解放者”の顔が大きかったか? 面目躍如だったな」

 砂我 羽遊
「ありがとうございますマスター☆
 いやー……射手として活動するには入り組んでましたからねぇ……いつもの羽遊で行動する選択に早々に切り替えてよかったですよー☆」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「鵺や狸が多かったからな、半端な駆け引きは戯作だったが……結果的に最高の結果となったよ」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「本来ならば“ルシフェル”――今は“明けの明星モーニングスター”だったか、彼女はUGNに引き渡すもやむなしと思っていた」

 砂我 羽遊
「いやー……そのUGNが早々に手にかかっていたというのは予想外でしたよねぇ……」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「まさかパイプ役が“悪魔ペイモン”とは思っていなかったからな、縁と巡り合わせに恵まれたといえる」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「当分は訓練生として私の方で預かりになるが、それが終われば、いやが応にも実戦に出ることになろう。戦わなくては生き残れぬ定めだ」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「そうなったときは解放者――いや羽遊、またお前に頼むことになるが」

 砂我 羽遊
「お任せください☆ そのためにセルの設立もやってますからね☆
 何なら同年代の子もいっぱいいますから、あの子達が友達になってあげられる筈です☆」

 砂我 羽遊
「あ、訓練時はお菓子持って愛でに来ていいですか?」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「さあ、どうだろうな?
 食える体力が残っていれば、だが……大概私は訓練では胃のモノをすべて出すこととその上で食うことを実践させている、が」

 砂我 羽遊
「わぁスパルタ☆ 流石マスターですね☆
 個人的にはあの子達が自分の“欲望ねがい”を持てる事を祈ってますよ~」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「死なぬ体なら死ぬまで鍛えるだけのこと、特別なことは何もない……ああ、そうだ」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「今回助太刀を頼んだ“バーゲン”がうぬのことを甚く気に入ったらしく、繋ぎを取れ、会わせろと言って聞かんのだ」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「まぁ奴は情報の重さをこれ以上なく知っている。
 射手と解放者の秘密は洩らさないという点は信頼できるが……アレもまみ化生の類だからな。どうしたものか……」

 砂我 羽遊
「ふふっ、大丈夫ですよマスター☆
 相応の報酬を支払い、その対価に確実なお仕事をしてくれる方ですから、win-winの関係性を築いていけるはずです☆」

 砂我 羽遊
「大事なのは誠実に、芯の通った対応を行うことですからね。なんとかなるなる☆」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「あの手の手合いは羽遊の方が適任だろう、あいわかった。“バーゲン”の方には話を通しておく。
 さて、今回の働きについては、本当によくやってくれた、なんぞ褒美を取らそうと思うが」

 砂我 羽遊
「褒美! マスターから褒美なんて嬉しいです☆それz」
 と、言いかけた時、扉の外から二人の少女の声がして、入室の許可を得てから入ってくる

 砂原 漣璃
 1人は砂原漣璃、羽遊を強制睡眠に追いやった従者の犬の主

 砂城 カミナ
 1人は砂城カミナ、羽遊に黒い犬達を遣わせ、物資を届けていた少女

 砂城 カミナ
「すいません夜風様、その褒美の件ですが、既にこちら側の総意で決まっております」

 砂我 羽遊
「え? いや、これからマスターに膝枕してもらってなでなでして貰おうと思ってたんですけd」

 砂原 漣璃
「ナインからずっと報告があったよ羽遊ちゃん……今度は何徹したの……?」

 砂我 羽遊
「……さ、三徹だけですよー☆」汗ダラダラ

 砂城 カミナ
「嘘つけ六徹でしょうが!! しょうもない嘘吐くな!!!」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「……徹夜はするな、と私からも言い含めていたと思ったが」

 砂我 羽遊
「いや違うんですよマスターこれはお仕事が忙しかったのとマインド相手にするには素面だと対応が厳しかったんですっていや確かに6はいっちゃいましたけどでもほらピンピンしてますから大丈夫ですから安心してください」
 滅茶苦茶必死に捲し立てている

 砂原 漣璃
「……ピンピンしてたのはランに寝かしてもらったからだよ」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「これは褒美の中身はうぬの娘たちに聞いた方が良さそうだな?
 全く……」
 ふぅ、と息をついてこめかみを抑える

 砂我 羽遊
「……そういえば途中意識失ったような、で、でも大丈夫ですt」

 砂原 漣璃
「……黒先生に報告したから」

 砂我 羽遊
「――――今なんと?」

 砂原 漣璃
「黒先生に報告したって言った。
 今回は2週間軟禁安眠生活の刑だって」

 “ウィンドマスター”月城夜風
  無言で合掌

 砂我 羽遊
 ……黒先生とは、菅原黒という元UGNのお医者さんである
 現在は医療と支援特化のセル『極星ポーラスター』のセルリーダーを務める女性である

 砂我 羽遊
 そして

 砂我 羽遊
 羽遊の天敵である

 砂我 羽遊
「…………」

 砂我 羽遊
 無言で逃げだす

 “ウィンドマスター”月城夜風
  17dx7+18 《バランスブレイク》 (17DX7+18) > 10[1,1,1,1,2,3,4,4,5,6,7,7,7,8,8,9,10]+10[2,4,7,8,9,9,10]+10[2,5,5,7,10]+5[3,5]+18 > 53

 “ウィンドマスター”月城夜風
  避けられなかったら硬直です

 砂我 羽遊
 (3+0+0)dx(10+0)+0+0 〈回避〉判定 (3DX10) > 10[4,4,10]+5[5] > 15

 砂我 羽遊
 ギャー!!!!!

 “ウィンドマスター”月城夜風
「ふむ、逃がしてヘイに怒鳴り込まれるのも業腹だからな、さて……」
 簀巻き巻き巻き

 “ウィンドマスター”月城夜風
「その、なんだ、撫でてやる位のことしかできないが……」

 砂我 羽遊
「いやー!!!
 ベッドに強制拘束からの《生体侵入》見張りはいやー!!!!」

 “ウィンドマスター”月城夜風
 《高濃度酸素バブル》をぽぽぽん。
 そのまま髪を整えてお背中トントンからの、風鈴の心地よい音色で催眠誘導

 “ウィンドマスター”月城夜風
「ま、どうにせよ休息は必要だろう。
 《生体侵入》は勘弁してくれ、の旨は伝えておくとする」

 砂原 漣璃
「す、すいませんマスター……そ、それじゃあ羽遊ちゃんは運びますね」

 ???
 足元からどろりと血だまりが溢れ、赤い犬が湧いて出てくる

 “ウィンドマスター”月城夜風
「ふむ、まぁ少しゆっくりしていけ、黒には私からも言っておく。
 今回はうぬ達全員の働きによる勝利だ」

 “ウィンドマスター”月城夜風
30分四半刻くらいは――こうしておいてやるのも悪くなかろう」
 すやぁしてる羽遊の顔にそっと手を当てて撫ぜる

 砂我 羽遊
 ( ˘ω˘)スヤァ

 “ウィンドマスター”月城夜風
「どら、遠慮するな。カミナ、漣璃も来るといい。マスターエージェントの膝枕は貴重だぞ?」

 “ウィンドマスター”月城夜風
 ふっと鉄面皮が柔らかくなる、羽遊本人の前ではなかなか見せない

 砂城 カミナ
「そ、そうですか?で 、では、し、失礼します……
 あ、アルファ達もゆっくりしててね」

 “ウィンドマスター”月城夜風
「他にも外にいるなら入って来い、《高速分身》出来るし」

 ???
 お言葉に甘えて入ってきた大型犬3匹
 ドーベルマン、ジャーマンシェパード、カーリーコーテッドレトリバーの三匹は、カミナの近くに寄り添いつつ、リラックス態勢を取る

 砂原 漣璃
 蓮理は羽遊を抱きながら一緒に膝枕されている

 砂我 羽遊
 しばらくの間、任務の慰労を受けながら、ゆっくり眠りにつく


 ―――目が覚めた時、真っ白な部屋で拘束状態になっているのは別のお話である





 GMぼーず
 羽遊ちゃんは幸せな睡眠をして、終了












Ending
Side:Yuya






 GMぼーず
 ということで次は、セルリー
 お伺いしてるのは風香を何とかしたいと聞いていますが

 八百井 裕也
 あい。

 八百井 裕也
 イントロから、かなあり描写あります。

 八百井 裕也
 なるったけ、時間短絡しますが、だいぶ文章量は長いです。

 八百井 裕也
 お付き合い、クダサイ。






 ――崇拝の対象アタマを喪った狂信者らの巣窟の、総てを簒奪するのに大した時間はかからなかった。
 


 天船巴の記憶から、総ての拠点と人員と権力の基点を把握して。
 暗天幕が降りた庭の内で、静かに奇襲の準備をする。

 情報統制・攪乱に篭絡、電撃作戦は十八番中の十八番。
 瞬く間に制圧しては、その施設をノウハウを情報を、人員を権力をその総てを、余すことなく吞み込み喰らう。
 

 悪魔ペイモン”の記憶から引きづり出す。
 侵し穢したその手管を手法を確認し、“魔女マインド”の技術とすり合わる。


 止まる必要はない。
 《高濃度酸素バブル》を用いれば、刹那で十二分な休息となった上で高集中できる。


 脳のエサになるようななんぞかだけをぶち込んで、己がハヌマーンの時間操作能力を全力稼働フルスロットル
 超高速で既存の技術を情報を身にし、砕き飲み干し、練り紡いで体得する。


 
 同研究室に配置した我が天使グレゴリー
 彼ら彼女らには“悪魔ペイモン”と“魔女マインド”の情報搾取と検体研究をこのまま他所には流さぬままで続けておけと、
 同時にジハドの解除まではある程度――NDA的な――情報統制・かん口令を敷き続けていろとも命令し、
 ――機を見て、向かう。


 
 ――こわれてしまった、ノアのところへ。
 




 3重の防弾ガラスに囲まれ、厳重に施錠された病室のベッドの上で、風香は茫とした目で天井を見ていた。
 否、どこも見ていないのかもしれない。

 拘束服の下から覗く肌は傷と治療痕が覗き
 口にも枷がはめられている


 あの事件の後、目覚めた彼女が真っ先にしたのは――崩壊した自我で自分自身を殺すことだった。


 本来であれば制御不能のジャームとして処分されるところを、八百井と夜風らの嘆願もあり、現在の状況にある。
 が、時折起こる『発作』は止まることなく、徐々に彼女の体を崩壊させていた。


 終わりは、近い。
 そのはずだった。


 八百井 裕也
 《高濃度酸素バブル》《無音の空間》《蝙蝠の耳》、発動宣言。


 空気が透き通る。
 天使が通ったかのような静寂の中、にじむ様に現れる。


「……」


 水嶋 風香
「……?」
 侵入者に気付くこともなく、視線は天井に固定されている


 八百井 裕也
 だまったまま。


 振り香炉を取り出し、火を灯す。
 鎖を持ちて小さく揺らせば、煙と共に樹脂の香が部屋に広がる。

 

 八百井 裕也
「Богородицу и Матерь Света в песнех возвеличим.」
 ――生神女を、光の母を、歌を以ってして崇めあげん。
 


 寂然とした小さな部屋に、レネゲイドが励起する。


 八百井 裕也
「Дуси и души праведных восхвалят Тя, Господи.」
 ――霊や、義人たちの魂は、汝を讃えめあげん、主よ。

 
 香炉が揺れる。
 薫香された乳香が香る。
 ほわり、うすらかな灯りがそこかしこで瞬き、ゆらぎだす。

 

 八百井 裕也
「Небо да трепещет, и да ужасаются концы земли,
 яко Бог в теле человеком яви́ся,
 и чрево Твое бысть пространнее небес.
 Темже ангельстии и человеческии лики Тя, Богородице, величают.」

 ――天はおそろしく懼れ,地の果ては驚けり。
 ――神は身を取りて人々に顕われ,
 ――なんじの胎は天よりも広きものとなりたればなり。
 ――このゆえに,天使と人々の群は,なんじ生神女を崇め讃む。

 


 “悪魔ペイモン”が壊した心身の、手管を辿り逆算し
 “魔女マインド”が積み上げ培った、手練しゅれんを用いて上乗せる。


 ――パニヒダの力に纏め、紡ぎ、
 ――穢れを、こころの傷トラウマを、負荷を、影響を、



 ――浄化する。
 


 水嶋 風香
「……ぅ。」
 もぞもぞと体が動く。
 目に光が宿り、一瞬自分のおかれた状況を。

「ぃい、あ」
 枷越しにくぐもった声がその名を呼ぶ。

『イリヤ』
 もう会うことはない、そのはずだった男の名前を。

 八百井 裕也
「Ной……、ノア……?」

 水嶋 風香
「……はう、しへ、ふへう?」
 しっかりとキミの目を見てそう願う。もはや拘束も口枷も必要ないようだ。

 八百井 裕也
「ぶじ、か……もどれた、か……?」

 口枷を、拘束を引っぺがす。

 水嶋 風香
「……ただ、いま」
 君の目をしっかり見て答えます

 水嶋 風香
「ずっと、ゆめを、みていたみたい」

 八百井 裕也
「……おかえ、りっ」

「よかっ、よかっ……!!!」

 水嶋 風香
 手で引き寄せ、頭を撫ぜる
「むり、したでしょ。ごめん、ね」

 八百井 裕也
「ははっ、たいしたことじゃ……」

 八百井 裕也
「……あ、あれ……?」

「悪ぃ、醜態、さらしてる……」

 水嶋 風香
「たいした、ことだよ」
 弱弱しくちょっぷ
 当然あたりはしないが

 水嶋 風香
「まだ、記憶が、あまり戻ってない、けど」
 ふぅーっと大きく息をつく
「みんなは、無事?」

 八百井 裕也
「ああ、そこは、無事」

「来る途中で見てきたけど、ルシフェルも、アラタも、ちびどもも、エリヤも、みんな、みんな」

 八百井 裕也
「ルナ、のところ、いる。
 立てるようなったら、会いに行けばいい」

 水嶋 風香
「―――レオ、くんは」

 八百井 裕也
 そこは沈痛な面持ちで、首を横に。
「――さすが、に」

 水嶋 風香
「ゆめ、じゃ、ないのね」
 つぅっと一筋涙がこぼれ落ちる
「ごめんなさい、泣く資格、なんてないね」

 八百井 裕也
「泣きたい、なら、泣けば、いい」

「今なら、俺、ガードするし。
 どんな、醜態さらしても、それだけは、ぜったいに」

 水嶋 風香
「なら、会えない。あの子たちが全員で来てくれるまで会わない。
 ――これ以上、泣かない」

 八百井 裕也
「……」
 沈痛な面持ちになる。

 水嶋 風香
「あるとしても、きっと、ずっと先――だから」
 すっと手を伸ばして八百井の頬に触れる

 水嶋 風香
「時々でいいから、助けてあげて。
 ずっとじゃ、なくていい」

 水嶋 風香
「きっと、皆、強いから。それだけ、お願い」

 八百井 裕也
 何かが、ないまぜになった顔。

 八百井 裕也
「そう、いってくれる、のは、うれしい。
 けれど」

 嬉しいような、悔やんでるような、苦しんでるようなないまぜの顔。

 八百井 裕也
「――悪ぃ。
 隠してるのは、フェアじゃない」

「少し、耳を貸してくれ」

 水嶋 風香
「―――うん」

 八百井 裕也
 居住まいを正す。
 己のボロボロになった顔と、風体とを、きちんと。


「改めまして」
 

 八百井 裕也
「俺は、[隠者の王笏ハーミットセプター]を賜りし、FHセル:グレゴリーが主」

 八百井 裕也
「――マインド」

 八百井 裕也
「マスタークラスがひと柱。
 “こころの支配者マスターマインド”、八百井祐也」

 水嶋 風香
「ふふ、やっぱり、無理してる。それもとんでもないヤツ」

 水嶋 風香
「じゃあ――お願いは、出来ないね。ごめん、忘れて」

 水嶋 風香
「あとは、自分でやるから。何年かかっても」



 左膝を床につけ、右膝を立てる。
 頭を深々と下げ、恭順の姿勢を取る。
 騎士道由来の臣従礼。

 八百井 裕也
「まずは、無作法をお許しください」
 

 八百井 裕也
「グレゴリーが、主より。
 貴女をそして貴女の愛する者たちを、此度の騒動に巻き込んでしまい面目次第もございません。
 いかに死なずに済んだ・無事に戻れたとはいえど、貴女らが受けた傷や恐怖や経験は、到底賄えるものではない」

 八百井 裕也
「謝罪してもし足りぬ身上であるが、この罪――私への罰で贖えるなら如何様にも。
 ただ、私以外の者たちには、何卒、お慈悲を」
 


 数拍の間。
 一息ちいさく、吸って、吐く。
 顔を上げず、続けていく。


 八百井 裕也
「次に、マスターマインドより。
 先代の不始末、まこと申し訳ない。
 すでに彼女は処断したゆえ、矛をお納めいただきたい。
 ただ、」


 
「願わくば、我が懸念を。
 そして嘆願に、耳をお貸しいただきたい」



 八百井 裕也
「私がこの席に座ったことで、状況が一変した。
 グレゴリーが主、“常夜の祈りパニヒダ”のみであれば此度のことはよほどでなければ2度と起きはしない」

 流石に天変地異や上位存在の気まぐれ事象までは勘案できないが、とはつぶやく。

「だが、“こころの支配者マスターマインド”の権力は技術は、その席はお世辞に軽くはない。
 それを明確に狙い簒奪しようと画策するものも増えるだろう。」
 そう、自分のように。


 八百井 裕也
 「《インスピレーション》」


 八百井 裕也
「どんな情報を覆おうが、どこに匿い逃がそうが。
 この力が存在する以上、私の弱点たる貴女を暴き生を心身を幸福を愛するものを脅かす輩は現れ得る」

 八百井 裕也
「恐ろしく危険な状況に落とした身でおこがましいのは理解している。
 それでも、」
 言い淀む。

 八百井 裕也
「――せめて、頼ってほしい。
 夜闇より影より手繰り別れた状態では、致命的に届かぬところは必ず出る。
 近しき日向でも力になる、その許可が欲しい。
 それが望めぬなら、せめて、我が生命を、この場で摘んでいただきたい」

 八百井 裕也
「抵抗はしない」

 八百井 裕也
「そうなれば、貴女に、この席を渡せる。
 如何様にも戦える力を、渡せる、だから――」

 水嶋 風香
「もう、”力”はいらないよ、今あるだけ、でいい」
 優しく微笑む

 水嶋 風香
「ボロボロの体、使えるかどうかわからない力で――これから私は生きていくの。
 奇跡はキミがくれたこの心一つで、十分」

 水嶋 風香
「それが――必要なことだと思うから。
 贖いするのに何でも使える力を使うなんて、『水嶋風香』がするもんですか」

 水嶋 風香
「だから――これが最後のお別れ」

『イリヤ』

「―――本当に、ありがとう。頑張ってね、私も頑張るから」

 八百井 裕也
「……」

「どうしてもか」

 水嶋 風香
「どうして、も。
 私も元“マスター”だから」

 水嶋 風香
「その名前の重さは、良く知ってる。
 私のためにその名前を背負ったのなら――私のために放り出すのは、許しません」

 八百井 裕也
「言うと思った」

 八百井 裕也
「ノア」
 立ち上がる。

 八百井 裕也
「ノアは、俺を造った。
 だから、これも“想像できる”とみるよ」

 八百井 裕也
「醜態さらそうが知るかし」

「俺は、ノアが、幸せで生きててほしい。
 そのためには、なんでもする」

 八百井 裕也
「マスターの重さはよく知ってる、“マインド”ならばなおのこと」

 八百井 裕也
「危険人物が日向で力になれば、やばくなる。
 ならば俺は身を引く、引いてた、けれど」

「それでノアが脅かされるなら、」

 八百井 裕也
「ノアが、嫌がってでも、日向から力になりにいく。
 ――この称号、言い方変えれば“それだけ重たい”わけだから」

 水嶋 風香
「――それは、止められない、ね」

 八百井 裕也
「極端いえば、」

 八百井 裕也
「娶ろうが、なんだろうが、マジで力になりにいくぞ。
 頼るのもしない、その上で俺の死を、力の譲渡を禁止するなら、俺としては“いきている”上で護らなならん。
 手段は、選ばん」

 水嶋 風香
「じゃあ、私も死ねない、か。
 ふふ、“造った”とかいうけど、そんな風に育てた覚えはない、ぞー?」

 八百井 裕也
 おーもーいーだーせ―、って顔

 水嶋 風香
「ま、そうなっちゃったのは仕方ない、ね。
 本当に、頑張らなきゃ、か―――」

 水嶋 風香
「身勝手だけど、もう少し――地獄に行かないことを神様にお願いしないと」

 八百井 裕也
「身勝手なのが俺で、」

 八百井 裕也
「身勝手なのが、ノアだろう?」

 水嶋 風香
「そう、ね。だからきっとキミから逃げ続ける。
 追いつかせてなんてあげない。例えマスター相手でも」

 八百井 裕也
「だから俺は追いかけ続ける。
 どんな醜態をさらそうが、どんな手段を用いようが」

 八百井 裕也
「俺の“欲望ねがい”は《音楽で世界を支配する》。
 ノアの為に、己の為に、タクトをふるって、変えていく」














Ending
Side:Eriya






 GMぼーず
 さて雰囲気はちょっとガラッと変わって、せんせーい

 帝 依理哉
  yeah!!

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
 それではイントロ





 N市にて――
 春日恭二はこの街を担当地区(根城)とし、今は何故かUGNと共に共闘していた。


 街を丸ごと破壊せん、とするFHエージェント“パーガトリー”の野望を阻止すべく、
 最後の爆弾を解除すべく、夜を駆ける!!


 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「ふう、これで最後か。この爆弾さえ解除すれば……」

 “パーガトリー”
「ふ、誰かと思えば“ディアボロス”か。落ちこぼれの三流エージェントめ」

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「“パーガトリー”!? 残念だったな、爆弾は今ここで――」

 “パーガトリー”
「ハハハ貴様がそう来ると思って先程起動しておいたよ、さようならだ、ディアボロス」

 帝 依理哉
『それは、どうかな??』

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「おのれぇ! UGNよ、あとは――え???」

 帝 依理哉
『よしんば、この爆発に巻き込まれれば悪魔もはじけ飛ぶだろう』

 帝 依理哉
『だが??爆発より素早く離脱する事ができれば??』

 帝 依理哉
『その目論見は壊れる。』

 帝 依理哉
『というわけだ。春日恭二。少し付き合ってもらうぞ。』

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「な!? 貴様、 “昨日の約束サンダルフォン”か、何故ここに!?」

 帝 依理哉
  首根っこをつかんで全力移動。38M。


 爆炎の後、ひしゃげた眼鏡がカラン、と地面に落ちた……
 とかなんかそういうこともなく春日恭二は脱出します、秒速38mで


 帝 依理哉
『さて、何故ここにか。』

 帝 依理哉
『簡単な話だ。受けた恩は返す主義でね。』

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「アレは”マスターサイアー”の借りを返しただけだ、貴様に貸したのではないっ!
 ……とも言ってられんか」

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「爆弾は今のが最後だ、他はUGNが解除している……もう少し付き合ってもらうとしよう。 “昨日の約束サンダルフォン”」

 帝 依理哉
『なるほど、それは助かる』

 帝 依理哉
『よろしく頼むぞ、主人マスター
 にっこにっこ

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「天使と組むなど業腹極まりないが、街の、N市の危機だ、行くぞ、“昨日の約束サンダルフォン”!
 ……後私が返すべき借りは何にするか、考えておけ!」

 帝 依理哉
『あぁ、借りに関しては気にしなくていい』

 帝 依理哉
『マスターが裏切り者と言われないように“昨日の約束サンダルフォン”とコンビを組んだ。監視しているとしている。』

 帝 依理哉
『ついでに、協力者のチルドレンと霧谷にも報告してUGNにもツバを付けておいた』

 帝 依理哉
『これから、苦労をかけるんだ。それで借りは充分ということで。』

 帝 依理哉
『よろしく頼むぞマスター。いや??相棒がお好みかな??』
 天上存在大笑いしつつ爆発を背にバーガトリーの許へ向かうENDで












Ending
Side:Arata






 上月 更
 裏でCN考えてましたが、“壊れたブレーキバッドボーイ”にしましょう

 上月 更
 すぐ事故るし

 GMぼーず
 おお、ではそう呼びましょう

 GMぼーず
 事故ってないよ、大丈夫だよ

 GMぼーず
 ヴィークル体当たりを人身事故と呼ぶならそう





 引き続き目の前にいるのは、この男、春日恭二。
 事件から数か月後、訓練生としての戦闘の最終試験。
 キミと斎の前に立ちはだかった最後の相手が、彼だ――

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「ハハハ! どうした、“壊れたブレーキバッドボーイ”、“明けの明星モーニングスター”このままでは私が勝ってしまうぞ」
 異形の鉤爪を血に濡らし、容赦なくキミたちを追い詰める!

 上月 更
「狭いんだよ!」

 上月 更
「訓練室もっと拡げれねーのか!」

 立花 斎
「くっ……限界が近い、このままじゃ……」

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「―――いついかなる時も実戦で十分な広さがあると思っているのか!? 甘い!!」

 上月 更
「っつ!!」
 反応が遅れて凶爪に被弾しましょう

 上月 更
「ああクソやばいな……
 けど、おやっさんぐらい楽勝でのせねーと斎を守れねーよな」

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「ふ……期待外れだったな、これで終わりだ。
 私の見立てではこの攻撃で “明けの明星モーニングスター”は戦闘不能……お前が行動した後も彼女の代わりにダメージを引き受ける力に、目覚めでもしない限りはなぁ!」
 特大の鉤爪が分化して君達を襲う!!

 上月 更
「そいつは確かに
 死なね――俺達には相性がいいよなぁ!」
 《砂の結界》を修得し砂で攻撃誘導しカバーリング!

 立花 斎
「―――っ! 更!!」

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「なん……だと……バカなっ! その力は!! 戦いの中で成長したとでもいうのか!!」

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
 (マズい、この隙―――スターの力があれば、この次の攻撃は――)

 立花 斎
「いっけぇ!! 更!!」
 渾身の力で最後の補助エフェクト!!

 上月 更
「おう任されたぜ、斎」
 アクセルをふかして突撃!

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
 突撃を受けた後、悠然と立ち上がり、土埃の中ゆっくりとキミたちを視界に入れる

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「―――見事、だ」
 銀縁メガネに手を添え、攻撃行動に移ろうとしたところでどうっと倒れる

 “ウィンドマスター”月城夜風
『そこまで、勝者は“壊れたブレーキバッドボーイ”、“明けの明星モーニングスター”の両名!!」

 上月 更
「やったぞ! 斎!」
 ハイタッチ

 立花 斎
「え……嘘っ!
 勝ったの、私達春日さんに……やっったぁ~~!! ハイターッチ!!」

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「ふ、粗削りだが、後は実戦で勘を磨くことだ。おめでとう、アラタ、斎」

 上月 更
「おやっさんも稽古つけてくれてありがとうな」

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「稽古? 実戦のつもりだったがな。
 “ウィンド”からの注文で、本気でと言われた。なんにせよ見事なものだ」

 立花 斎
「あ、相変わらずスパルタ……いえ、でも、ありがとうございますっ!」
 ぺこりと頭を下げる

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「ふむ、年少組と中学生組も無事試験は突破したようだ。
 ――おめでとう、コレで君たちは晴れて我がFHの、チルドレンとなる」

 悪魔ディアボロス”春日 恭二
「弟妹達を迎えに行ってやれ、二人が最後だ。
 きっと首を長くして待ってることだろう」

 上月 更
「斎はともかくもうチルドレンって年でもないんだけどな……
 まあありがとうよ」

 GMぼーず
 FHは何歳でもチルドレンなのよね、なんなんだろ、違い

 上月 更
 訓練兵的なイメージですよね

 上月 更
「よし、チビども迎いに行くか」

 立花 斎
「本当ですか? 行こっ、更」
 バシュン、と武装を解除してついていく


 待合室に行くと、年少組が駆け寄ってきます


 ケンジ
「やるじゃん兄ちゃん!! めっちゃカッコよかった!!」

 タクミ
春日ししょーの3発目入った時マジで負けたと思ったよなーあそこか捲るの、すっげー」

 上月 更
「おうおうそんなほめるな。天狗になる」

 ミカ
「斎お姉ちゃん、更兄、おめでと~あとでぱーてぃだね」

 立花 斎
「うんうん、皆も応援ありがとう、そしておめでとう」

 嘉穂
「……おめでとうございます、じゃあ私はこれで」
 眼鏡越しにやや冷たい眼でロッカー室に向かう

 拓斗
「あ、バカお前……先輩! おめでとうございます! コレで皆、ようやく……って待てよ、嘉穂!!」
 くっついて出ていく

 上月 更
「おい! 拓斗!」
 呼び止める

 拓斗
「うおっと! はいぃ!!」

 上月 更
「今さらな話だけど、嘉穂のこと頼むな。それだけだ」

 拓斗
 ビッと指を合点にして嘉穂を追っかけていきます

 立花 斎
「嘉穂……うん、でも皆合格、だね、お祝いしよう」

 上月 更
「まあ飲み込めないことはあるわな……」

 上月 更
「よし残ったやつで派手にやるか!」


「わーい、何食べれるかなー」「お、先行くなよー」とちび2人はすっ飛んでいき
 それをミカが軽々と追いついていく


 立花 斎
「うん、じゃあ食堂でねー!!
 ……っと」ぴろりんと着信

 立花 斎
「あ、りー兄から――そっか」
 やや複雑そうな表情で連絡を見る

 立花 斎
「風香先生、ようやく歩くリハビリ、始まったみたい。
 お医者様もすごくびっくりしてる、奇蹟だ、って」

 立花 斎
「……連絡、していい? 皆合格しましたーって」

 上月 更
「そっか、それは良かったな
 いつかお見舞いに行けるといいけどなー」

 上月 更
「おういいぞ、送っとこうぜ」

 立花 斎
「うん、いつか、会いたいよね」
 装具を外した左手はだらんと垂れ下がり力がないが、右手だけで器用にスマホを操作してメールを送る

 立花 斎
「レオの月命日、来週だったね、報告しにいこっか」

 上月 更
「その左手結局治らなかったな……
 ごめんな、もう少し俺が上手くやってれば
 色々間に合ったかもしれねーのに」

 立花 斎
「何言ってんの、リハビリすればまた動くようになるかもだし、先生に負けずに頑張るよ。
 ブラックドッグだから戦うのも支障もないし」

 立花 斎
「ん、送信終わりっ……なんだか、あっという間で、夢みたい。全部が目まぐるしく変わっていって」

 立花 斎
「―――教会に、ビルメスハープにいたのが遠い昔のことみたい。
 あんなにずっといたのに、ね」

 上月 更
「そうだな、ずいぶん変わっちまった
 レオになんて話そうか、説明が大変だ」
 斎に笑顔を向けながら。

 立花 斎
「ふふ、二人だけの秘密だったけど皆、更と一緒になって、実はりー兄もオーヴァードで……てレオが居たら興味津々できっと一日潰れちゃうね」

 立花 斎
「ねえ、アラタ」

 立花 斎
「アラタは……寂しかった?
 一人だけ、オーヴァードで」
 少し目を伏せて尋ねる

 上月 更
「いや、全く」

 立花 斎
「え、ちょっと意外、そういうもの?」

 上月 更
「ビルメスハープに来てからそんなこと思ったことないよ」

 上月 更
「斎やレオ、先生に……拓真、リーやんやチビども
 こんだけ周りに恵まれて寂しいとか言ってたら、罰当たるぜ」

 上月 更
「『奇跡』とか別に持ってたところで俺がアラタであることは何も変わらないしな」

 立花 斎
「そっか、私も、一緒かも、皆がいて寂しいって思ったこと、いつの間にか忘れてた……」

 立花 斎
「あったんだよね、確かに。私達の、”家”」

 上月 更
「ああ、あったんだ
 また、いつか帰りたいな」

 立花 斎
「うん、私も、そう思う。
 ねえアラタ――あの時、ありがとう」

 立花 斎
「レオの、お葬式の日。
 ずぶ濡れになりながら『どこにもいかない』って言ってくれたの。本当にうれしかった」

 立花 斎
「だから――私も更と行く。待ってるだけじゃなくて、更がどこに行っても皆と一緒に帰ってこれるように
 ――私が更に、ついていく」

 立花 斎
「FHになって、チルドレンになっても!
 ……まぁ狙われるのは多分私の方だし、その、更の方に護ってもらいそうだし、本末転倒なんだけど」

 上月 更
「斎はちょっとドジだから心配だが……
 まあ、あの日の約束に嘘はない」

 上月 更
「これからもずっと一緒にいるし、なんか大変な目にあっても必ず助ける」

 上月 更
「だから、FHとか関係なくこれからも一緒にいてほしい」
 少し頬を赤くする

 立花 斎
「えぇ……っとそれって……えと、ちょっと待ってね」

 立花 斎
  すーはーすーはー

 立花 斎
「う、うん、私も、そのよろしくお願いします。不束者ですが、なーんて」

 立花 斎
「いやっ! 待って今のなし!! ……うん」

 立花 斎
「―――うん、一緒にいる。おんなじキモチで、嬉しい。だから

 立花 斎
「これからもよろしくね! 私の……ヒーロー」

 上月 更
「ああよろしく、斎
 これからも」






 君はあの日見ただろうか、とびきり大きな夕焼けを
君はあの日聞いただろうか、埴生の宿囲う虫の音を
君もあの日感じただろうか、温もり溢れる夕餉の香りを


罪持つ子供たちが身を寄せ合い暮らす家、『ビルメスハープ』
―――邪悪な陰謀により傷付いた場所イエは、今はもうない

けれど、僕らは確かにそこにいた。

物語はココに閉じる、けれど歩みは止まらない。
彼らは旅して、また帰るのだろう。
仲間に、絆に、思い出を寄す処に――それぞれが持つ記憶と共に


Double Cross The 3rd Edition
『さようなら、愛しき日々』

これにて終了とさせていただきます






 帝 依理哉
  888888880

 上月 更
 888888888

 砂我 羽遊
 8888888888

 八百井 裕也
 8888888888888888888888888888

 アドニス
 では、私からも謳わせてもらいます。最高のこの卓に





 End roll
 ENDING

 End roll
Double Cross The 3rd edition Text session
『さようなら、愛しき日々』

 End roll
 セッション開催日

 End roll
2026/07/06 2026/07/07
2026/07/08 2026/07/14
2026/07/15 2026/07/20
2026/07/27 2026/07/28
2026/08/07

 End roll
 使用システ厶

 End roll
『ダブルクロス THE 3RD EDITION』
著者:矢野俊策/F.E.A.R.

 End roll
 使用シナリオ

 End roll
『さようなら、愛しき日々』

 End roll
シナリオ作成&GM
 ぼーずマムルさん。

 End roll
 【登場人物】

 End roll
アクセル全開で未来を掴み取り、大切な家族を護りきった遺志強きヒーロー。

 End roll
PC:1 上月 更 PL:ナコヤ

 End roll
復讐という舞台の千秋楽を駆け抜け、次の演目へと羽ばたいた天使。

 End roll
PC:2 帝 依理哉  PL:アドニス

 End roll
 恩師の為に、誰よりも慎重かつ大胆に戦場を謳ったディリジョール。

 End roll
PC:3 八百井 裕也 PL:ひのと

 End roll
迷える子羊達を解放し、誰よりも自由に暗躍した解放の一番星。

 End roll
PC:4 砂我 羽遊 PL:邪論(zyaron)

 End roll
大切な相棒を理解しようとその全てを捧げ、神の許に招かれても相棒の背中を押したヒーロー。

 End roll
NPC:近藤 レオ GM:ぼーずマムル

 End roll
愛する者の手を取り、その手の限りに大切な家族を救った優しき堕天使。

 End roll
NPC:立花 斎 GM:ぼーずマムル

 End roll
この素晴らしいセッションを囲むことができたGM・PL全員に感謝を。

 End roll
 そして、この物語が永遠の思い出へとならんことを。

 End roll
Thank for playing!! Life must go on!!