GMぼーず
 ふぃー、では全てが終わったバックトラック後、皆さんやってきましょう

 雲井 さくら
 全てが終わった(砂になる)

 野々瀬 ほたる
 よろしくお願いします!

 雫川 ナズナ
 よろしくお願いします~!

 雲井 さくら
 よろしくおねがいしまーっす、さらさらさら……








Climax After







 結城廃病院の地下
 そこには大量の血だまりのみが広がっている……

 ヴルトゥームと従者鳴神がいた場所には、赤く光る結晶体……

 GMぼーず
 アゾートの欠片ですね、かなり大きい

 雫川 ナズナ
「はぁー……終わった……?」
 安堵したせいか、腰が抜け座り込む

 野々瀬 ほたる
「……お疲れ様! ここ、崩れるかもしれないから、念のため脱出の準備だけしておいてね」
 結晶体の存在を確認したのち、ナズナちゃんとさくらちゃんに声を掛けます。

 野々瀬 ほたる
 特に問題がなければ、野々瀬はアゾートの欠片を慎重に回収します。

 GMぼーず
 はい、支部から盗まれたものも従者の位置から回収できますね

 GMぼーず
 ただお察しの通り、パラパラと地下の天井が剥落してますね、かなり危険そう

 造られた虚影フェイクホロウ
 ヤッバ! マジで崩れんじゃね? 担ぐかくっそぅ

 ナズナを担ぐ

 雲井 さくら
 あんまりやりたくないけれど、

 雲井 さくら
 治せばいい?(《万能器具》を持ち出し)

 GMぼーず
 直すよりさっさとずらかった方がいいんじゃないかな、とは思う程度の廃墟

 雲井 さくら
 でしょうね、なのでやりたくないんです、が

 雲井 さくら
 これだけはやりたい。
 カンケルを血だまりに刺して、血を回収する。

 雲井 さくら
 (そんなものがよそさんに触れて目覚めても困るからね)

 GMぼーず
 もってけー、ごくごく

 雲井 さくら
 じゃあやります。
 ぽつりと、何かをつぶやけばカンケルを血だまりに刺す。


 ――。
 音もなく、大量の血だまりが剣に吸い取られて行く――
 血の一滴どころかシミすら痕跡すら、一切が残ることもなく。


 野々瀬 ほたる
「この廃病院なら、崩落したところで理由はいくらでも付けられる。修繕は諦めて、脱出優先で!」

 野々瀬 ほたる
 というわけで、野々瀬はその場のアゾートの欠片を全て回収します。
 何らかの反応が生じてしまわないよう、特に自らの血が付着しないよう、慎重に。

 雫川 ナズナ
「マジでやっばいじゃん……! さくら! 逃げるよ!!」
 フェイに担がれた状態で動き出す

 雲井 さくら
 回収容器は作りますね、ポンポポン。

 野々瀬 ほたる
 ありがとうございます!

 雲井 さくら
 欠片も残らず、レネゲイドも食いつくしたらな。
 大剣はまたもや、カニさんチャームになりまして。

 野々瀬 ほたる
 さくらちゃん作の回収容器を用いて、無事に回収できたことでしょう。

 雲井 さくら
「はーいー。
 あ、みんなーっ」
 手をポンっ、たたけば。
 服が靴がきれいに治ります。

 雲井 さくら
 しぶちょあては追加で、回収容器をInするバック付き。

 雲井 さくら
「にげよーっ」

 造られた虚影フェイクホロウ
 ダーッシュ!!

 野々瀬 ほたる
「よし逃げよう! おー!」
 野々瀬も急いで脱出します。

 雲井 さくら
 ヘンゼルとグレーテル張りに置いてったライトを伝って、戻り道―

 GMぼーず
 では出てしばらくすると、


 ――ズズゥン
 という地響きと共に地下部分が崩落しました


 夢咲 揚羽
『もしもーし、なんかすごい音しましたけど……皆ヴルトゥームは……』
 揚羽から通信です

 野々瀬 ほたる
「こちら“籠目と精彩スパークル”。“夢見鳥ドリーミングテイル、あなたの分析は正しかった」
 応答します。

 野々瀬 ほたる
「“ヴルトゥーム”は完全に消滅したよ。アゾートの欠片も、奪われた分も含めて全部回収できた。……一件落着だね!」
 そして、明るい声で勝利を伝えます。

 夢咲 揚羽
『良かったぁ~~……あ、こっちも速報です、茜ちゃん、危ないとこ脱したみたいです……!
 “造られた虚影フェイクホロウ”に伝えてあげてください!!』

 野々瀬 ほたる
「……っ! よかった!」

 野々瀬 ほたる
「“造られた虚影フェイクホロウ”! “夢見鳥ドリーミングテイル”から通信! 『岩崎 茜が危機を脱した』って!」
 野々瀬は本心から嬉しそうな様子で情報端末を大げさに振りながら、ただちにナズナちゃんに伝えます。

 雫川 ナズナ
「!! 本当ですか!? 茜……!」
 ネックレスを握りしめる、頬からは涙が零れ落ち始める

 雲井 さくら
 クラッカー造って、ポンッ。
 “峠超えとりとめ、おめでとー”という紙が出てくる。

 造られた虚影フェイクホロウ
 しゃー!!! 生きてるぞー!!! アタシ達の大勝利よーー!!!

 雲井 さくら
 じっとみる。

 雲井 さくら
 ちょっとぶしつけに、ナズナちゃんを上から下でみて。

 雲井 さくら
「――びょういん、いこ」

 雲井 さくら
 己もガン無視しているが、たぶん119番状態。だし、ね。
 どれにしても、場所は一緒だろうし……

 雫川 ナズナ
「うん、行こう……!」

 野々瀬 ほたる
「……そうだねー。“造られた虚影フェイクホロウ”はもちろん、“巡れる灯りペルセポネ”もひどい怪我だから、きちんと病院で治療を受けたほうがいいね」

 雲井 さくら
 にこっ、と笑む。

 雲井 さくら
 が、さすがのさすがにごまかされない程度には体温と心拍数はヤバな奴。

 野々瀬 ほたる
「治療、受けてね。わかった?」
 そんなさくらちゃんの様子に、野々瀬は釘を刺します。

 造られた虚影フェイクホロウ
 取り合えずヤバそうなのは全員背負うぞー
 と、どこからか取り出した看板に書き込む

 GMぼーず
 HPとは致命傷を避ける体力的余裕のことであり、怪我してないわけではないため……

 雲井 さくら
 にこーと目まで細めています、が

 雲井 さくら
 その表情のまま、そこで、倒れます。

 造られた虚影フェイクホロウ
 言わんこっちゃない!!
 咄嗟にさくらちゃんを受け止める

 野々瀬 ほたる
「――っ! “巡れる灯りペルセポネ”っ!?」

 夢咲 揚羽
『なんかありましたっ!? ええと、今レイニーさんが車回してるんで、乗ってくださーい!」

 雫川 ナズナ
「さくら……!? ……あ、私もダメ、かも……」
 ガクリと意識を失う

 雨の午後の犬レイニードッグ”五月雨剣吾
 急げ俺っ!

 造られた虚影フェイクホロウ
 ギャー!!! ダブルでいったー!? 言っておいてなんだけど支える身にもなれー!!

 野々瀬 ほたる
「“巡れる灯りペルセポネ”と“造られた虚影フェイクホロウ”が気絶。なぜかフェイちゃんのみ活動中」
 通信で夢咲さんに状況報告。

 雨の午後の犬レイニードッグ”五月雨剣吾
「お待たせぇ!! って死屍塁塁じゃねぇか、あわわわ……」

 造られた虚影フェイクホロウ
 ちょ、そろそろ無理、犬!! 助けろ犬!!
 ぷるぷるしてる

 野々瀬 ほたる
「“雨の午後の犬レイニードッグ”、ナイスタイミング!
 まずはそこの二人を安静に寝かせるところからお願い!」

 零落三女メドゥーサアイ”堂棺愛
「ほいほい、病院行きだね、全く無茶するよ!!」
 助手席から出て、髪が変化した触手でふわりと二人を担ぎ上げる

 造られた虚影フェイクホロウ
 助かった……じゃ、あとよろしく……
 二人を渡した後にナズナの影に沈んで消える

 零落三女メドゥーサアイ”堂棺愛
「支部長殿は怪我がないけど……ジャームに触れたなら検査が必要さ、このまま夕凪総合病院に担ぎ込むよぉ」

 雨の午後の犬レイニードッグ”五月雨剣吾
「飛ばすぜ合点!《ナイトドライバー》!!」

 野々瀬 ほたる
「……ありがとう、“零落三女メドゥーサアイ”。私はいつものことだと思ったけど、言われてみればその通りだね」
 野々瀬も車に乗り込みます。

 GMぼーず
 ではみんな仲良く病院送りで、シーンED





 GMぼーず
 茜は流石に今日には意識を取り戻しませんが順調に回復していきますね、ここからはエンディングになります








Ending






 GMぼーず
 では固まったようなので、まずは全員合同で、茜への真相告白ですかね

 雫川 ナズナ
 ですね、説明タイムです





 GMぼーず
 では茜ですが意識を取り戻し、呼びかけにも反応するようになりました
 まだちょっとリハビリの必要はありますが、会話できる状態になった所です

 雫川 ナズナ
 そいえば茜ちゃんの部屋自体はまだ個室ということでよかったです?
 状況考えると

 GMぼーず
 そうですね、個室に行く感じ

 雲井 さくら
 じゃあ、ナズナちゃんと一緒にお見舞いいこうっと
 そーっと、そーと。

 野々瀬 ほたる
 このタイミングで野々瀬(茜ちゃんの友人の知人)まで「お見舞いに来たよ」と登場するのは不自然なので、普通のお見舞いの会話をしている段階では、部屋の外で待機しています。

 雫川 ナズナ
 了解です





 雫川 ナズナ
 ではお部屋まで来て扉をノックしますよー

 野々瀬 ほたる
 部屋の外から、周囲を《地獄耳》で警戒中。

 岩崎 茜
「……はぁい、起きてます」
 ややかすれ声だがしっかりと返事が返ってくる

 雫川 ナズナ
「……茜、ナズナだよ。入って大丈夫? さくらも一緒に来たよ」

 岩崎 茜
「ナズナ……? うん、どうぞ!」 声が大分明るい

 雲井 さくら
 ひょこっと。
 手をひらひら。
 “げんきー?”というかのように。

 雲井 さくら
 なおこの子も入院着着てる……。

 岩崎 茜
「さくらも! ……どうしたの? 怪我してるみたいだけど」

 雫川 ナズナ
「……元気そうでよかった。えーとこれは……」
 ナズナは落ち着いたので私服を着ている。

 雲井 さくら
「ちょっと、夜に、どったんばったんしまし」
 ここでいったんとまって、
「どったんばったんしたのー」
 距離置く敬語をぽいする。

 雲井 さくら
 いけないいけない、“ガールフレンド”で、距離近しいいいまわしにしよっ、だった

 岩崎 茜
「ナズナ……うん、うん!! 本当にナズナだぁ、えへへ……」

 雫川 ナズナ
 茜に近づき、彼女の手を握る

 雫川 ナズナ
「……本当に、よかった」

 岩崎 茜
「うん、良かった! また会えた……」
 目にはうっすら涙が浮かんでいる

 雲井 さくら
 握る手にちょっと手を添える。
「よかった、げんきー」
 ニコッと笑う。

 雲井 さくら
「ガールフレンド、元気だと、うれしいー」

 雫川 ナズナ
「えぇ、茜は私のガールフレンドだから」
 笑顔で言い放つ、今までで一番いい笑顔をする

 岩崎 茜
「うん! ナズナは私の、大切だからね」

 岩崎 茜
「さくらも会えて嬉しいな……でもどうしたの?」よしよしと頭をなでる

 岩崎 茜
「大丈夫? 痛くない?」
 さくらの体に巻かれた包帯に目を落としつつ

 雲井 さくら
「だいじょうぶーっ」
 まだ治ってない、“いたい”とも感じてる。
 それはそれで、大丈夫か否かならばウソにはならない。

 巻かれた包帯の腕では、カニさんチャームが少し光っている。

 雫川 ナズナ
「茜は大丈夫? 体は辛くない?」
 手を握りながら、茜の顔の近くまで迫り、様子を伺っている

 雲井 さくら
 あ、でもちょっとだけ目を細めて。
 ――オーヴァードになってるとかあります?

 GMぼーず
 《AWF》傾向はありますが、今はノーマルですね

 雲井 さくら
 ノーマルかー、そっかー……

 岩崎 茜
「二人とも、お見舞いありがとっ! ちょっとまだ力はいらなくて……歩くのは無理だけど、車椅子でなら中庭出られるよ?」

 岩崎 茜
「リハビリ終わって少ししたら、退院できるって! バスケとかはちょっとダメだけど……」

 雫川 ナズナ
「バスケは私が入るからさ、茜が出来るようになるまで私が繋ぐよ」

 岩崎 茜
「ホント? 私も一緒にプレイできるように頑張るから」

 雫川 ナズナ
「うん、待ってるから」

 岩崎 茜
「うん、約束っ……!」

 雫川 ナズナ
 ……そう話したところで、茜の手を握る力が少し強くなり、
 意を決したように、茜に向き直る

 雫川 ナズナ
「……茜、これから凄く大事な話をさせて」

 雫川 ナズナ
「茜の事に関わる、大事な話を」

 岩崎 茜
「……? う、うん」
 もぞもぞと布団を動かして居住まいをただす

 雫川 ナズナ
 廊下の方へ向き直り

 雫川 ナズナ
「……ほたるさん、どうぞ、これからお話します」

 野々瀬 ほたる
「……野々瀬ほたるです」
 まずは病室の扉をノックして、名乗ります。

 岩崎 茜
「……あ、バスケのときの。こんにちは、野々瀬さん」

 野々瀬 ほたる
 では、野々瀬はそのまま入室します。

 野々瀬 ほたる
 警戒のため、《地獄耳》は引き続き使用。

 野々瀬 ほたる
「……と、覚えていてくれたんだね、ありがとう。
 改めて、私は野々瀬 ほたる。『ほたるびフラワーファーム』、もしかしたら名前くらいは聞いたことがあるかもしれないね。そこの代表取締役だよ!」
 まずは自己紹介から。
 野々瀬は微笑み、ひとまずは表向きの身分を名乗ります。

 岩崎 茜
「あ、植物園、の……」

 岩崎 茜
「……昔、父と母に連れられて、来た記憶があります」

 岩崎 茜
 記憶処置であやふやになってますが、今ちょっと解けかけてます
 両親の職場だったはずなんですけどね

 野々瀬 ほたる
 >GM
 茜ちゃんの両親のカヴァーが「ほたるびフラワーファーム従業員」で、茜ちゃんは研究用の植物園に見学に来ていた……と思っていましたが、「今の茜ちゃんの認識はそうではない(一般開放されている植物園を訪れた)」ということでよろしいでしょうか?

 GMぼーず
 そうですね、両親と事故周りの記憶はちょっとあやふやです

 GMぼーず
 ただ世界の真実が話されれば両親が従業員(研究員)だったことは思い出すでしょうね

 野々瀬 ほたる
 >GM
 それは「かつての茜ちゃんは世界の真実を知っていた(両親がUGN職員であると知っていた)」ということでしょうか? 私の見落としがなければ、情報を読み返してみてもそこがあいまいだったので、念のための確認です。

 GMぼーず
 世界の真実は知ってませんが、両親が研究員だったこと、ほたるびフラワーファームで「大切な研究」をしてたこと程度は知ってます

 GMぼーず
 当時小学生ですからね、中学からはUGN入りの可能性もありましたが、世界の真実までは届いてない

 野々瀬 ほたる
 なるほど、「UGNの研究員」と「普通の花卉栽培企業の研究員」のちょうど中間くらいの理解ですね(真実は知らないが、なんとなく普通でないということは知っていた)。

 GMぼーず
 そういうことです

 野々瀬 ほたる
 ありがとうございます。

 岩崎 茜
「……あれ? どうだった、っけ。ごめんなさい、ちょっと昔事故に遭ってから、父と母の記憶ってあまりなくって」

 雲井 さくら
「事故……」
 ぎゅ、添えてた手にちょっとだけ力。

 岩崎 茜
「植物、園……」
 何かを思い出そうとしてるような表情になる

 野々瀬 ほたる
「……あれ? うちの温室は一般公開していないはずなんだけどなー」
 野々瀬としては、「茜ちゃんの精神の安定のために、世界の真実を切り出すのはナズナちゃんからのほうがいい」と考えています。

 野々瀬 ほたる
 ただし、いざ切り出してからは入室のタイミングを逃すので、このタイミングで入室しました。

 岩崎 茜
「え!? あ、そうですよね、花屋さんだし。なんでそう思ったんだろ」

 野々瀬 ほたる
「そうそう、名前を聞くならライブハウスとかだね!」

 雫川 ナズナ
「……ふー……よし」
 覚悟は決まった、さぁ―――話そう

 雫川 ナズナ
「……茜、茜と茜の両親のことなんだけどね」

 岩崎 茜
「……うん」
 思わぬところから思わぬ言葉が出てきたけれど――だからこそ尋常ではないことと思い直したようだ

 雫川 ナズナ
「……茜の両親はほたるさんが纏めてる『ほたるびフラワーファーム』の本来の顔―――UGN、南N支部という組織に所属していた研究者だったの」

 岩崎 茜
「研究者……」

 岩崎 茜
「パパと、ママ、は……『世界をよくするお仕事』、してて」

 雫川 ナズナ
「……そう、茜の両親は影で人を助ける為に研究に勤しんでいたんだ」

 岩崎 茜
「うん……そうだ、そういってたんだ」

 雫川 ナズナ
「……これから話していくことは嘘偽りのない事実」

 雫川 ナズナ
「異常と思うかもしれない、理解できることじゃないと思う」

 雫川 ナズナ
「―――この世界には、非日常が存在していることを」

 雫川 ナズナ
 影が蠢く、そして

 岩崎 茜
「……ナズナが、何を言ってるのかわからないけど、嘘じゃないのは分かるよ」

 岩崎 茜
「……!? 何?」

 造られた虚影フェイクホロウ
 ”彼女”が、出てくる。
 凄く、怯えた表情をして

 岩崎 茜
「ふぇ?」常軌を逸した現象に思わず声が漏れる

 雲井 さくら
「……」
 ぎゅ、添えてた手に入れた力、それが少し強くなる。

 雲井 さくら
 ”だいじょうぶ””おびえないで”というかのように。

 岩崎 茜
「……おクスリ、のせい? ナズナ、二人になってる……けど」

 造られた虚影フェイクホロウ
 プルプルと震えながら、茜に会釈する

 雫川 ナズナ
「……薬のせいじゃない、これは、現実」

 岩崎 茜
 ではおずおずと手を伸ばすとフェイのほほに触れる

 造られた虚影フェイクホロウ
 ビクッと震える、その表情は怯えていて

 岩崎 茜
「あったかい、ナズナとおんなじだね、んー」ふに、と掴んで

 野々瀬 ほたる
「……」
 野々瀬は警戒を優先して、《熱感知知覚》は使用せず、ナズナちゃんと茜ちゃんの様子を見守っています。

 造られた虚影フェイクホロウ
 ”嫌われたくない”と、その想いだけが露になっている

 岩崎 茜
「お名前、教えて欲しいな? ナズナの、うん、もう一人なのかなぁ?」

 造られた虚影フェイクホロウ
 眼を泳がせながら、影から手持ちサイズのホワイトボードを取り出して

 岩崎 茜
「だったら怖くないよーナズナだもん、私の一番の友達で、大切な人」

 岩崎 茜
 泣きそうなフェイの頭を優しく撫でる

 造られた虚影フェイクホロウ
 造られた虚影フェイクホロウ”、です、と書く

 ぽたぽたと、涙が零れ落ちている

 岩崎 茜
「わわわ! ごめんね、フェイクホロウ……フェイ、って呼んでもいいかな?」
 シーツで涙を拭う

 岩崎 茜
「ちょっとびっくりしてるけど、貴女のこと、怖くないよ、ナズナと同じ目してるもん。だから泣かないで、ね?」

 造られた虚影フェイクホロウ
 その言葉を聞いて―――声を出すことができないまま、涙を流しながら茜に抱き着く

 造られた虚影フェイクホロウ
 ぐずぐずになって乱れた文字がボードに書き込まれ

 造られた虚影フェイクホロウ
 ”生きてて、よかった”

 岩崎 茜
「―――うん」

 岩崎 茜
「私も、そう思う。ありがとう! フェイ!」

 造られた虚影フェイクホロウ
 抱き着いて離れない、恐らくしばらくはこのままだろう

 雫川 ナズナ
「……こいつは、私の中にある“賢者の石”とか、レネゲイドウィルスで発生した”ウロボロス”だとかそういうアレなんだけど」

 岩崎 茜
 優しく抱きしめます
「けんじゃのいし? レネゲ、イド……」

 雫川 ナズナ
「……えっと、その……凄く長い話になるから、ゆっくり説明するね」

 雫川 ナズナ
「一から全部、包み隠さず、全部、ね」

 岩崎 茜
「うん、教えて、ナズナのこと。そしてフェイのこと」

 雫川 ナズナ
 それから私は、たどたどしくなりながらも、全てを話した
 世界の裏側、その真実

 雫川 ナズナ
 茜の両親のこと、茜の体のこと

 雫川 ナズナ
 さくらとほたるさんのこと、揚羽さんのこと

 雫川 ナズナ
 ―――今回の事件のこと、何もかも、しっかりと、説明する

 雫川 ナズナ
「――と、いうこと、なの」

 岩崎 茜
 静かに聞いている、が。石のことに触れると少し苦しそうな表情を浮かべる。

 雲井 さくら
 そっと、肩掛けを現出させて、ふわりと茜ちゃんにかける。

 岩崎 茜
「石……事故の時、私の――体、に」
 呼吸が早くなり、身体が少し震える

 岩崎 茜
「思い、出した……火がいっぱいで、どこにも、逃げれ、なくて、」

 岩崎 茜
「ゆか、崩れて、足、ヘンな方向いてて、血がいっぱい出て……胸が、苦しかったの。コワいお化けがいっぱいいて、私の方に来てるけど、身体、動かなくて」

 岩崎 茜
「誰かが、来たんだ。お兄ちゃん、が助けに来て、くれて」

 岩崎 茜
「それで……」
 下を向いて静かにフェイの頭に頭をつけて泣きます

 岩崎 茜
「うん、そうだった、パパとママのお仕事見に来たんだ、合わせたい人がいるんだ、って言われて」

 岩崎 茜
「でも二人ともお仕事でどっか行っちゃって、私一人で探検に行って……」
 声が湿っぽくなる

 雫川 ナズナ
 握る手が強くなる、いつの間にか、ナズナも涙が零れ落ちている

 岩崎 茜
「覚えてる、ゆーじーえぬ、っていうんだって、茜と同じ年の子もいるよ、皆を護る大切なお仕事をしてるよ、って……」

 雲井 さくら
「……」
 ぽん、ぽん。
 撫でるように、あやすみたいに。
 泣いている二人の、背を、頭を。

 岩崎 茜
「何で、忘れてたんだろう、野々瀬さんの写真も――見た気がする、綺麗なお姉さんだけど、この人が一番偉いんだよ、って」


 UGNのことを話すつもりだったんでしょう
 そして紅次と会うことも


 ――ただあの事故、テロが全てを壊してしまった


 岩崎 茜
「思い出した……私、この胸の石の、ずっと当事者だったんだね」

 岩崎 茜
「ナズナを、大事な友達を、巻き込んじゃった……」

 雫川 ナズナ
「それは! それは違う!!」

 雫川 ナズナ
 涙を拭い、茜をしっかりと見据える

 雫川 ナズナ
「これはきっと運命だったんだ! 茜を守りたい私の想いが! この力を目覚めさせたんだ!!」

 雫川 ナズナ
「私も! そこの馬鹿フェイクホロウも! 茜を救いたかった! だから! だから……!」

 岩崎 茜
「でも……でも、ナズナは、こんな怖い所に来ることなかった! 私、が―――」
 言葉にならずフェイの頭をなでる

 雫川 ナズナ
「それでも……戦うって決めたのは私の意思だから……!
 巻き込まれたなんて……自分を責めないで……責めないでよ……」

 岩崎 茜
「ごめん、ゴメンね、巻き込んで……ナズナは、そういってくれる、けど」
 嗚咽交じりの声で謝り続ける

 雲井 さくら
「……」

 造られた虚影フェイクホロウ
 今まで泣いていた彼女は顔をあげて、茜の両頬を両手で覆い、その頬を引っ張る

 岩崎 茜
「ふぇ、 」

 造られた虚影フェイクホロウ
 喋る事が本来難しい―――それでも、伝えないと

 造られた虚影フェイクホロウ
 『―――あた、し、たち、は』

 造られた虚影フェイクホロウ
 『あか、ねが――だい―す、き――だから』

 造られた虚影フェイクホロウ
 ゲホ、と咽る。今の状態で話すのは辛く、影が揺らぎ始める

 岩崎 茜
「……うん。私も――二人のこと、だいすき」
 ちょっと笑顔になる

 岩崎 茜
「ごめんね、ちょっと――時間が欲しい、かも」

 岩崎 茜
「パパとママのこと、お兄ちゃんのこと、しょうがない事だったってわかるけど……」

 岩崎 茜
「少しだけ、考えさせて、ゴメン……そして、」

 岩崎 茜
「ありがとう――私、ずっと、ずうっと、知らないところで二人と、さくらと、野々瀬さんに護られてたんだね……」

 岩崎 茜
「うん、ありがとう、ずっと迷子だった私の記憶――ここにあったんだ」

 雫川 ナズナ
「……茜、私は、私達は」

 雫川 ナズナ
「例えどんな選択をしても、茜の味方だから」

 雫川 ナズナ
「……ゆっくり、考えて」

 岩崎 茜
「……ちょっとぐちゃぐちゃになってるみたい、私」

 岩崎 茜
「だから少しだけ、時間が欲しい、かも

 岩崎 茜
「ナズナから、逃げないために、私が私から、逃げないために――どうすればいいか」

 雫川 ナズナ
「……分かった。いつまでも、待ってる」

 雫川 ナズナ
 彼女の手を放し、病室の外へ出ようとする

 造られた虚影フェイクホロウ
 影はナズナの横にならび、共に出ようとする

 岩崎 茜
「うん、ゴメンね」
 震える手を押さえて、涙目で下を向く

 雲井 さくら
 ふわっと
 茜ちゃんを撫でてから。
 無言で、ペコリ、礼をして。

 雲井 さくら
 そっと、退出します。
 それこそ、心が壊れてしまう……まだ、ぜんぜん、なのだから。

 野々瀬 ほたる
「……ナズナちゃんも、さくらちゃんも、私も……私たちUGN南N市支部は、あなたの味方だよ」
 ナズナちゃんのセリフの繰り返しになりますが、野々瀬は支部の長として最後にそれだけ伝えると、軽く頭を下げたのち、退室します。

 岩崎 茜
「はい、野々瀬さんも――ありがとうございます」
 憔悴しながらもぺこりと礼をする



 ――病室の、外に出て

 
 茜の病室から凄く離れて
 さくらとほたるさんから少しだけ離れて

 雫川 ナズナ
「……私達、頑張ったよね」

 造られた虚影フェイクホロウ
 ……頑張ったサ

 雫川 ナズナ
「後は信じて待つだけだよね」

 造られた虚影フェイクホロウ
 ……信じよう

 雫川 ナズナ
「……あぁ」

 雫川 ナズナ
 “二人”は、お互いを抱きしめ合う

 造られた虚影フェイクホロウ
 嗚咽を漏らし、泣きじゃくる

 雫川 ナズナ
 不安と、恐怖と、苦しみがぐちゃぐちゃになって、零れだす

 造られた虚影フェイクホロウ
 この感情は止められない、止まらない

 雫川 ナズナ
 ”私達”は、疲れてソファーに倒れ伏せるまで、

 造られた虚影フェイクホロウ
 ただ―――泣き続けた

 雫川 ナズナ
 





 GMぼーず
 では次は―さくらがいいですかね








Ending
Side:Sakura






 GMぼーず
 ここで例のEDをやってくれると、茜が答えを出す助けになるとは思います

 雲井 さくら
 ソロ? です?

 雲井 さくら
 RP入る前に近況確認でー

 雲井 さくら
 なっちゃんどうしてますー? と。

 雲井 さくら
 私はまあ、適度に合わせますが(――数日後)

 雫川 ナズナ
 出ようかな、とはいえ一旦様子見でいこうかと

 GMぼーず
 茜は一人病室にいますね、身体が大丈夫になったので少しずつ手すりや歩行器でリハビリ初めて、検査等の入院継続中です

 雫川 ナズナ
 近況としては、不安を抱えてはいますが、それでもずっと病院近くに来て茜ちゃんの様子をそわそわと見守ってます

 雲井 さくら
 (ちょっと裏にご相談)

 雲井 さくら
 (してきた)






 ――数日後。
 とある夜の、病院で。


 あれから数日。
 自分も検査して、簀巻きにされたり。
 やっぱり検査して、リハビリしたり。


 何のかんの理由を付けて、アカネの様子を見に行ったり。

 ――というか身内じゃないんだから。
 ――入院とリハビリの体をしないと、いろいろ、まずい。


 夢咲 揚羽
 『もー! 戦闘中はアドレナリンとか死ななきゃノーカン、とか戦闘職チルドレンは言うけど
 普通に大怪我は大怪我! 入院は入院です、人体皆平等! ちゃんと身体治しなさーい!』
 (翌日復帰しようと電話したさくらへのお叱り揚羽さん)

 雲井 さくら
 ――と、叫ばれたなあと。
 ふと思い出す。


 夜中にいろいろ起きてるんだもの、仕方ないじゃない。
 っていおうとしたけれど


 アカネの様子見と、心の安寧。
 実際周辺で、オーヴァードの痕跡――エフェクト反応――が見えないこともかねて。
 ゆっくり、ゆっくり? しておこうと。


 腕を見やる。
 カニさんチャームは静かな状態。
 [センスエフェクト]が発現していない――使われていない、ね、と。


 ひとけを確認。
 ――うん、だいじょうぶ。



 そっと、そっと。
 茜の病室に。



 そっと、覗いてみる……どうしてるかな……?


 岩崎 茜
 おゆはんも終わって消灯時間間際?
 暇つぶし用のタブレットからも目を離してちょっと上の空

 雲井 さくら
 数日前の憔悴の様子をふわふわと思いだし。
 逡巡する。

 ――おとぎ話の女の子。
 ――こころは??

 そーっと、覗いている……。

 岩崎 茜
「もう、寝ちゃおうかな……(ぽつり」

 雲井 さくら
 ――うつろめ?
 ――いや、おねむなだけかな……。

 岩崎 茜
「ん? あれ?」

 岩崎 茜
「さくら……? 悪い子だぁ」

 雲井 さくら
「あ」
 小さい声が漏れる。
 逡巡してたら見つかりました。


 ――からり。

 ちょっと遠慮がち。に。
 個室に入る。


 雲井 さくら
「しつれい、しまーっす……」

 岩崎 茜
「やっぱり! こっちおいで」

 雲井 さくら
 ――からりと。
 個室の扉を、きちんと閉める。

 消灯時間も近いし、鍵と小窓部のカーテンもコミで。

 雲井 さくら
 ただでさえ小さな体の女の子が、ことさらに小さく見える。
 ちょっと上目遣い的な塩梅で、相手――茜ちゃんをうかがってる――

 岩崎 茜
「パジャマパーティ、はできないけど、さくらはもうすぐ退院だよね? お話、しよっ!」

 雲井 さくら
 誘われたので、少しほっとした顔で
「しよー」
 と、もふぅ、邪魔にならないベッドのところに軽く腰掛ける。

 岩崎 茜
「うんうん! こっち来て!」

 岩崎 茜
「看護師さんには内緒ねー……」少し声を落とす

 雲井 さくら
「ねー」
 声を落とす、首を縦に。
 ちらっとベッド側のカーテンを確認して、そっと音をたてないように
 光が漏れないように、閉じる。

 雲井 さくら
「……こわく、ない?」

 雲井 さくら
「えっと、わたし、が」

 岩崎 茜
「ん? んー……どうだろ」

 雲井 さくら
 今いくら”その場に不自然じゃないよう”に行動しているとしても。
 先ほどから、外に様子がわからないようにしている自覚はある。

 岩崎 茜
「ホントはね、ちょっと、怖い、かも」

 岩崎 茜
「さくらのこと、良く知らないから……知らないものはちょっと皆コワいんだ」

 雲井 さくら
「……」

 岩崎 茜
「だから、お話ししたいな―、って思うの」

 雲井 さくら
「……」
 少し口を開けようとした。
 けど、“お話ししよう”といったところで、きゅ。
 言いかけたことを、止める。

 雲井 さくら
「しよー、しよー」

「なにが、いいー?
 おとぎ話の世界の子――えっと、アカネやナズナのアタリマエ? ――の好きそうなこととか。苦手なこととか、教えてもらえれば、避けるよ、うん」

 雲井 さくら
 ここに至って取り繕いは不誠実だろう。
 学校などでの仮面ペルソナではなく、素に近い言い回しをしている。

 岩崎 茜
「全部は知れないけど、さくらの好きなモノとかー、したいこと、そういうの教えてもらえたなら、」

 岩崎 茜
「きっとわからないままでも……怖くなくなる、って思うんだ―、私は、あんまり器用じゃないから」

 雲井 さくら
 小首をかしげる。
「そう?」

 雲井 さくら
「アカネは、おししょに、よくにてる」

 岩崎 茜
「うん、全部知らなくてもちょっとでも一緒だな、ってなれれば、きっと喧嘩することはあっても怖くないよ」

 岩崎 茜
「……さくらの、お師匠さん?」

 雲井 さくら
「おししょ」

 もそもそ。
 己の胸辺りをもそもそして、なんぞかを取り出す。
 首の後ろに手を回して、何かを外してから。

 雲井 さくら
 外した品――ロケットタイプのペンダント――を、彼女の前に。

 開ける。
「――こーじ」

 岩崎 茜
「……! この、人……」

 岩崎 茜
「お兄ちゃん――」

 雲井 さくら
 こくり。

 岩崎 茜
「……そっか」

 岩崎 茜
「実はね、私とお兄ちゃん、会ったことはないんだーううん、一度だけはあるけど」

 岩崎 茜
「お父さんとお母さんから、聞かされてたの。私には5つ上のお兄ちゃんがいるんだって、今は一緒に過ごせないけど、ずっと一人で皆のために頑張ってる人だよーって」

 岩崎 茜
「でもわからなかったんだ、一度だけ会ったその時は」

 雲井 さくら
 パジャマパーティ、聴くモード。

 岩崎 茜
「さくらのお師匠だったんだ――ね」

 岩崎 茜
「お兄ちゃん、どんな人だった?
 私が会ったのはもう、お兄ちゃんがお兄ちゃんじゃなくなった後だったから」

 岩崎 茜
「どこまで本当か、わかんないんだ」

 雲井 さくら
 ――ふわっと、話していく。

 小さな子――チルドレンたち――の大将的なひとだったこと。
 自分を含めた子供たち、の前では快活な気風のよいひとだったこと。

 雲井 さくら
 ”師匠”の側面。
 かなりごと容赦なく護身術――特に離脱や逃走手段――を実戦形式でしこむこと。

 雲井 さくら
「おししょが“かいぶつ”、わたしたちがまいごで、」

「ぼこされて、えっと、ぼこされて、」

 雲井 さくら
「とってもとってもぼこされて、」

 ぼこされた記憶しかないのかってくらいにぼこされてる……。

 岩崎 茜
「な、なんかゴメンね!?」

 雲井 さくら
「おししょいわく、」

 雲井 さくら
「『ほんばんでしぬよりましだろ』だったかな?」

 岩崎 茜
「……! 死ぬことも、あるんだ」

 雲井 さくら
 こくり。
「にげられない、と、ぱくーされる、から?
 だから、戦い方、は、ほとんど教えてくれなかった」

 雲井 さくら
「いちどだけ、なんで? ってきいたけど」

「使いたくて向かっちゃうのと、」

 雲井 さくら
「戦い方を教える=危ないところに行く、だから」

 雲井 さくら
「捕まらないよう、おにごっこ? みたいな?」

 雲井 さくら
「……教えない、遠ざける、知らせないでいる」

「……そうして、護って、た」

 岩崎 茜
「……私のことも、護ってくれた、のかな」

 雲井 さくら
 少しだけ、間。

 雲井 さくら
「……うん」

 岩崎 茜
「私の石、お兄ちゃんがやったんだ、って」

 岩崎 茜
「うっすらとは覚えてるけどほとんど覚えてなくて。
 もし、もし私が――」

 岩崎 茜
「あの時、もう手遅れだったら、石がなかったら」

 岩崎 茜
「そこで、全部終わってたのかも――ナズナにもさくらにも会うことなくて、そこで終わってたのかな……」

 岩崎 茜
「あ、ごめんね! 変なこと言っちゃって」

 雲井 さくら
「……」

 雲井 さくら
「ごまかす、不誠実、するのはカンタン、で、」

 雲井 さくら
「実際、わたしは、ぜんぶ、しってる。
 えっと、」

 雲井 さくら
 ロケットを、茜ちゃんの胸辺りに置くようにしてから

 雲井 さくら
「――そこから、識って、」

 雲井 さくら
「あと、」

 雲井 さくら
 腕の小さなブレスレット――カニさんチャームをトントン、と触れ

 雲井 さくら
「――から」

 雲井 さくら
「なにがどうしてどうやって、にかんしては。
 ものすっごく話が長くなるし、時間がないから《そんなのあるんだー》で、理解、おねがい」

 雲井 さくら
「で、」

 雲井 さくら
「伝える、順番と、」

 雲井 さくら
「それによる、責任と、」

 雲井 さくら
「おとぎ話の女の子のココロと、考えて、」

 雲井 さくら
 唇にひと差し指。
 己の前でしてから、相手の唇の前にもそっと。

「――ここから先は、ないしょでね」

 岩崎 茜
「う、うん……なにするの?」

 雲井 さくら
 そうすると

 ベッドからポンって降りて、一歩、二歩、離れていく。
 ふわっ――
 目の前で、ブレスレットが彼女の背を優に超える大剣になる。

 岩崎 茜
「え? えぇえぇ!? ……むぐ」

 岩崎 茜
 悲鳴を押し殺す

 雲井 さくら
「いっかいこっきり。
 ばれたら、わたしは大目玉」

 手をかざす。
 《サイコメトリー》の要領で大剣――カンケルから諸情報を汲み取り吸い上げて、ベッドサイドの椅子に目をやれば。

 瞬間――“鳴神紅次”が現出する。

 雲井 さくら
「――自分で、話してもらう」

 鳴神 紅次
「―――ん?」

 雲井 さくら
「はよー、おししょー」

 岩崎 茜
「ふぇ?」

 岩崎 茜
「な、ななな、もがっ!?」

 鳴神 紅次
「ストップだ、ここで悲鳴は流石にヤバい、ええと」

 鳴神 紅次
「おい、コレどういう状況だ、なんで俺がここにいて茜がいる!? いや大まかな原理は理解してるからそういうことじゃなく!」(ヒソヒソ

 雲井 さくら
「ここは現世うつしよ、妹さんは峠を越えて元気です。
 けど、心が元気じゃありません」

 雲井 さくら
「9割9分9厘、おししょのせいです」

 雲井 さくら
「責任取ってください、説明の」

 鳴神 紅次
「俺のせい!?」

 雲井 さくら
「数日前の記憶ある?」

 鳴神 紅次
「数日、前? えーといつ時点の話だ」

 雲井 さくら
 そうだなこの事件、大ごと全部が“数日前”だなーって顔になった。

 雲井 さくら
「えっと、妹さんが泣いて沈んだところ」

 鳴神 紅次
「言っとくが死んでから向こう、その瞬間で俺の時間は止まってる。
 ――ケンのゲロの世話したことしか覚えてねぇぞ」

 雲井 さくら
「おけー、妹さん置き去りヤバチだから手短に」

 岩崎 茜
「……! ……!!」
 もがもが

 雲井 さくら
「その“しんでから”のちょっと前の案件で、」

 雲井 さくら
「妹さん、どへこみ中」

 雲井 さくら
「この際事件のことはいいよイツモノコトダヨそれに対してのあれやこれやなんてどうでもいいよ、でもね」

 雲井 さくら
「妹さん、どへこみ中」

「儚くなりそう」

 雲井 さくら
「“私のせいで”って言ってる」

 雲井 さくら
「なんとかして」

「私身内じゃない、おとぎ話の女の子でもない。そこは、無理」

 岩崎 茜
「……!」
 キッとなって噛みつく

 鳴神 紅次
「……いや、まぁ何かあったなら俺のせいではあるんだが、って痛ッテえ!」

 岩崎 茜
「……はぁっ、はぁつ、なん、で!」

 雲井 さくら
 ふわっと病室内部外周を、防音カーテンに使うような布でくるんどこう。
 多分叫ぶ。

 岩崎 茜
「なんで、なんでよ……お兄ちゃん……!!」
 紅次に縋りついて大粒の涙をぼろぼろ零す

 岩崎 茜
「わ、私なんて……私なんて……そのせいで、ナズナが!!!」

 雲井 さくら
 [ナズナは、妹さんの、学友です]というタオルを掲げる。

 鳴神 紅次
 がしりと、しがみつかれるまま、優しく抱き止める

 鳴神 紅次
「……悪りぃ」

 岩崎 茜
 絞りだすように、少女は同じ言葉を繰り返す、『なんで』『どうして』

 岩崎 茜
 問いたいことがあるのだろう、恨み言もあるのだろう、そしてその問いの虚しさを――全部分かった上で涙と共に目の前の男にぶつける

 鳴神 紅次
 妹を抱きかかえる青年もまた同じ言葉で受け止める『うん』『悪い』

 鳴神 紅次
 答えたいことがあるのだろう、言葉にする理路もあるのだろう、その全てが――やはり意味をなさないと知った上で妹の涙を受け止める

 岩崎 茜
 やがて、少女の嗚咽が小さくなり、力なく青年によりかかる

 鳴神 紅次
「茜――」

 鳴神 紅次
「何も言えねぇ、全部俺が悪い、俺のおかげで生きてるんだろ、なんてクソみたいなことは、死んでも言えねぇ」

 鳴神 紅次
「でも――俺は、生きて欲しかったんだ、ただ、それだけだった」

 鳴神 紅次
「お前は覚えてないかもしれないけど、5歳になって初めて小さなお前の手が俺の指をつかんだ――あの一瞬で」

 鳴神 紅次
「それ以外のことはどうでもよくなっちまった。
 俺は妹を、妹のいるこの世界を護る。生きるのって楽しいぜ、って笑い飛ばせるような、そんな世界が残るように」

 鳴神 紅次
「他人も、世界も、どうなっても――お前自身ですらもそう思っちまった」

 鳴神 紅次
「『俺は生きて欲しかった』それしか言えねぇ、だから――ごめん」

 岩崎 茜
「……事故の日、のこと、覚えてる?」

 鳴神 紅次
「ああ、覚えてる」

 岩崎 茜
「私、迷子になって、一人ぼっちで――でも貴方が助けに来てくれた」

 岩崎 茜
「ものすごく必死になって、汗だくで私を見つけた時、とっても嬉しそうで、その笑顔があんまりにも素敵で――」

 岩崎 茜
「お兄ちゃんってこんな感じなのかな、ひょっとしてこの人がお兄ちゃんなのかな、って思ってたの」

 岩崎 茜
「事故の後――何にもなくなっちゃった。
 帰る家はからっぽで、皆慰めてくれるけど、全然ぽっかり空いた心は埋まらなくて、」

 岩崎 茜
「何もないから――とりあえず真似してみようと思ったの。
 私を助けてくれたお兄ちゃんの、真似」

 岩崎 茜
「ものすごく必死に、汗だくで、誰かのために全力で、笑顔になれるように。
 そしたら――素敵な友達が出来た」

 岩崎 茜
「一人ぼっちが怖くて涙が止まらない日もその子の顔を思い浮かべたら、大丈夫になっちゃう、そんな素敵な子」

 岩崎 茜
「この4月からね、私の人生で一番楽しかったの。
 ナズナがいてお兄ちゃんがいて、クラスの皆がいて、おじさんとおばさんがいて――」

 岩崎 茜
「昔のことなんて忘れちゃうくらい、明日が楽しみで」

 岩崎 茜
「お兄ちゃんがくれたんだよ、ずっと、全部、私に」

 鳴神 紅次
「ごめんな、置いていっちまって、カッコつけてこの様のアニキで」

 岩崎 茜
「それは怒ってない」

 鳴神 紅次
「頑張ったな、傷だらけのまんまずっとここまで生きてくれて」

 岩崎 茜
「そこも……怒ってないよ」

 鳴神 紅次
「そして――ありがとう。
 俺を、お前の中で生かしてくれて」

 岩崎 茜
「……何で消えちゃうの、ずっといてよ、側にいてよ、それなら……それなら私はっ……」

 鳴神 紅次
「……ごめんな」

 岩崎 茜
「……!」
 ガバっと跳ね起きるとそのまま頭突きで顎をゴチン

 鳴神 紅次
「おわぁ! ―――へぶっ」

 岩崎 茜
「じゃあ悪いと思ったら! もう一人謝る相手がいるでしょ!!」

 鳴神 紅次
「えーと、そのナズナさん、か?」

 岩崎 茜
「ち・が・う! そっちは私がーちゃんと伝えるから、バカな兄貴がすいませんって!」

 雲井 さくら
「あとでいこっか、いっしょに」

 岩崎 茜
「置き去りにした子、もう一人いるでしょう! 目のまえに!!」

 雲井 さくら
「どあほーが、ほんとにごめんなさいって」

 鳴神 紅次
「あー……」
 さくらの方に向き直る

 雲井 さくら
「……」

 鳴神 紅次
「……ごめん、いやー本当に悪かった、こんなことに使わせちまって」

 雲井 さくら
「……」

 雲井 さくら
「使うのは、別にいい」

 鳴神 紅次
「ごめんな、お前を置いていっちまって、カッコつけてたら力が足りなくてこの様だ。
 『どあほー』のしょうもない師匠だよ」

 雲井 さくら
「しんだら、あくだし」

 雲井 さくら
「ちからがなくても、あくだから」

 雲井 さくら
「しょーもない、は、じっさいだけど」

 雲井 さくら
「だから、継いで、汲んで、できる方法を、だろうから」

 雲井 さくら
「ほんと~にこの辺の異能エフェクトに自信と時間と能力があれば。
 それこそおししょの上司の目の前でシバいてころがしてとかやるんだけれど」

 雲井 さくら
「そんなもんはない」

 雲井 さくら
「の、で、」

 雲井 さくら
「常々いってたでしょ、おししょ」

 雲井 さくら
「”ひとを守れ”」

 雲井 さくら
「その子」
 茜ちゃんを指す。
「――も、護れなくて、儚くするほど、どあほーなの、てなるからね」

 雲井 さくら
「何とかして、まず、先に」

 鳴神 紅次
「……記憶はなくても、さ。ずっと感じてた、その、剣の中から、」

 鳴神 紅次
「そのちっこい体で、教えてもいない振り方で精いっぱい、砕けるまでボロボロになるまで――だから、こうだ」

 鳴神 紅次
 そういうとさくらと茜、二人をぐいっと逞しい腕で抱きしめる

 雲井 さくら
 引っ張りこまれる。

 鳴神 紅次
「頑張ったな、頑張ったよ。茜も、さくらも――」

 鳴神 紅次
「この先の悪い事全部、俺のせいにしてくれていい。
 それだけお前らは――大した奴だ」

 鳴神 紅次
「だから――願うことはひとつ。
 幸せに、なってくれ。
 俺との思い出なんて、忘れちまえ」

 鳴神 紅次
「忘れるくらいでちょうどいい、死んだ奴に引きずられないで、前を見て歩け」

 鳴神 紅次
「志は、魂は繋がってる。
 お前らが生き続ける限り、俺は不滅だ、不死なんかじゃない、ホンモノの絆の中で生きれる」

 鳴神 紅次
「だから――全部忘れて、自分自身のために、幸せになってくれ、健やかでいてくれ。
 辛いことは全部俺に押し付けて何も遺してくれるな、それがただひとつのオレの願いだ」

 岩崎 茜
「……絶対だからね」

 岩崎 茜
「お兄ちゃんが、私のこと、忘れたら許さない」

 鳴神 紅次
「……大丈夫さ、オレが覚えてる。茜のこと、さくらのこと、全部覚えたまんま向こうに行く」

 岩崎 茜
「……ありがとう」気付くと紅次の体は段々と透けてゆく

 雲井 さくら
 時間かー、と、手をひらひら。

 雲井 さくら
「あ、あとで、共同墓地に、」

 雲井 さくら
「アカネの婚約者フィアンセ、ナズナ連れてあいさつ行くからー」

「前向いて、いきるためにーねー」

 鳴神 紅次
「最後の言葉それかよ!?」

 雫川 ナズナ
 その言葉が漏れた瞬間扉が思いっきり開かれて病室に倒れ込む

 雲井 さくら
「ひどいこといって傷跡遺しまくりなのでその程度、言――」

 ここで扉を見て。
「――あ」

 岩崎 茜
「……ナズナ!?」

 雫川 ナズナ
「なななななななななな何いってんのかなぁ!?」
 さくらに近づいて肩をがくがく揺らす

 雫川 ナズナ
「うわー!! 最後まで聞いて聞かなかった振りして帰るつもりだったのにー!!」

 鳴神 紅次
「ったくいいクソガキに成長しやがって……本当にこれが最後だぞ、いいのか?」

 雲井 さくら
 軽くあっかんべっと舌を出し。

「“俺のしんだとこ見てて”とばかりに死亡時の光景を記憶をロケットに遺すわ、」

 雲井 さくら
「数日前のアゾートの案件でてんやわんやにさすわ」

 雲井 さくら
「そこまではまるっとまとめて投げ捨てる気だったけど、」

 雲井 さくら
「礎を忘れちまえと、謝罪だけしてきえにげしようとしてるおししょなんて、」

 雲井 さくら
「多少の爆弾は、投げ込んで、生きる上向き、させる」

 雲井 さくら
「――あんまりひどいと、というかー」

 雲井 さくら
「後で報告書に、上映会したときのデータ残すしー」

 雲井 さくら
「化けて出らんない程度にシバいとく、うん」

 鳴神 紅次
「そいつぁ、お後がよろしいようで?
 ……さて、限界だな」

 鳴神 紅次
「―――化けて出るのもこれっきりだ、言いたいことは全部言えた、だからよ、もう一度言うぜ」

 鳴神 紅次
「ありがとう、さくら。“巡れる灯りペルセポネ”――幸せに、なれよ」


 そういうと
 ――紅次の姿は消えていきます。


 雲井 さくら
「……」

 手をひらひら、溶けるのを見送って。

 雲井 さくら
「……ばーか」

 そういうと、大剣をチャームへと戻す。

 雲井 さくら
 で、だ。

 岩崎 茜
「ナズナ、えーとその、フィアンセっていうのは……じゃなくて!」

 雲井 さくら
 つか、つか。

 ナズナちゃんの前、唇前に指を。

 造られた虚影フェイクホロウ
 いやホント誤魔化す身にもなってほしいのよー
 音は全部クッションしたからだーいじょーぶ(看板提示

 雲井 さくら
 [ありがとフェイちゃん]とふわっと中空にCGが浮く。

 雫川 ナズナ
「うぐぐ……えっと、色々とタイミングミスっちゃったし、また出直すよ……」
 恥ずかしさをごまかす為に一旦出ようとする

 雲井 さくら
 つかむ。

 雲井 さくら
 引っ張る。

 雫川 ナズナ
「ひん!?」

 雲井 さくら
 ――茜ちゃんのベッド脇、まで。

 雲井 さくら
「……けっきょく、」

 雲井 さくら
「おししょは、いろいろせつめーほうりなげた、おししょだった」

 雲井 さくら
「えっと、」

 雲井 さくら
「ああいうおししょです」

 雲井 さくら
「アカネが、気をやむ意味、ない」

 岩崎 茜
「――ありがとう! さくら」
 ごしごしと目を拭う

 雲井 さくら
「“ひとを守る”って謡いながら、」

 雲井 さくら
「まっさきに危ないして、身代わりして、」

 雲井 さくら
「遺るもののこと割とすかぽんたんする、おししょです」

「そこらへん含めて、真似っこして、背伸びして、
 きよ―だな、って思う、アカネ、だし、」

 雲井 さくら
「すかぽんたんするから、みえなくなる」

 雲井 さくら
 ちらっとナズナちゃんを見る。

「やみすぎ、よくない。
 らーぶ、らーぶ? だっけ?? して、おうか?
 しま、しょう??」

 雫川 ナズナ
「ら!? ら!?」
 ぐるぐる眼からの目線が泳ぎまくる

 岩崎 茜
「うん、大丈夫、ありがとうね――会えてよかった」

 造られた虚影フェイクホロウ
 お? 怖じ気ついたか? ならアタシがおっさきー!
 反対側から茜ちゃんに抱き着く

 岩崎 茜
「きゃっ! えっとそうだ――ナズナ!」
 そういうと彼女はふらつく足でベッドから降りて、よろよろと立ち上がる

 岩崎 茜
「今からー言うこと、一度だけ、最後にする。だから、受け止めて欲しい」

 雫川 ナズナ
「こ、こいつ……え、あ、はい」
 思わず体が強張る

 岩崎 茜
「『私とお兄ちゃんが、貴女を巻き込んでしまって、ごめんなさい』―」
 そういうとキミにつかまり頭を深く下げる

 雲井 さくら
「おししょが、ほんとに、ごめんなさい」
 と、こちらも、頭を下げる。

 雫川 ナズナ
「……三人は悪く――」
 そう言いかけたところで、さっきまでの会話を思い出し、
 言葉をそのまま受け止める

 雫川 ナズナ
 だからその代わりに―――抱きしめる事で返す

 雲井 さくら
「――そして、」

 雲井 さくら
「あり、がと」

 岩崎 茜
「―――ありがとう」抱きしめ返す

 岩崎 茜
「もう、コレでおしまい、これからは――二人で考えよう、二人で立ち向かおう、私と、」

 岩崎 茜
「一緒に生きて、ナズナ、フェイ」

 雫川 ナズナ
「……うん、一緒に生きよう」

 雲井 さくら
 さっき爆弾した自覚はあったんだけれど爆弾じゃないのではと一瞬ちらっと思いながら。

 造られた虚影フェイクホロウ
 一緒に立ち向かうのは任せろー!(にぱっ

 雲井 さくら
「――ようこそ、ふたりとも」

「――なかよく、してね」

 岩崎 茜
「勿論、さくらも、ずっと友達っ!」

 雲井 さくら
「ん、ともだち。いきよー」

 雫川 ナズナ
「……という訳だからべたべたくっつかないでよ」
 フェイをジト目で睨む

 造られた虚影フェイクホロウ
 え、やだ☆
 即座に反対側から茜を抱きしめる、サンドイッチの完成である

 雲井 さくら
 3人がじゃれじゃれしてるのを見て、少しほっとする。
 お邪魔しないように、そーっと、病室を抜ける。

 GMぼーず
 ん、シーンEDですかね





 GMぼーず
 追加RPあるそうです、どうぞ! EDなしなし!






 ――つか、つか、戻って。


「……ばか」

 ひとり、ごちる。
 分かっちゃいた、そういうお師匠だと。
 他を第一義にして、己に厄を集めて他を護る。
 自覚はしている、私はその背中を見てきたから。



 ――そう在れるよう。
 ――真似たから。



 アカネを見ればすぐわかる、おししょの真似フェイクスだってことに。
 誰もいない、だからソウスルコトで人を惹こうと立ち位置を確保しようとも。

 それの結果、身代わり人形になって灼けても構わないのも。



 さっき言った自分のセリフは、まんま自分へ跳ね返る。
 ――無理をするなと。
 ――謝ってばかりじゃ相手に傷を遺すだけと。

 軽く息を吸って、吐いて。



 ――それでも。

 少しはあの子も、前を向けて歩めれば。
 暗躍したかいはあったかな、とは思う。



 ――部屋に戻る。
 ――鍵をかけて。


 ぽふ。
 ベッドに倒れこんで。


「……っ、ばか……」
 投げ出して、すすり泣く。


「……かっ、おししょ、の、ばかっ……」



 理由はわかる、自分でもいった
 状況もわかる、自分でもいった


 だから、これは、感情の問題で、


「っ……か、ばか……うるとら、おばかっ……っ!!」



 ――消灯時間が過ぎて、灯りが落ちる。



 闇の中で、わななく声。

 小さな声は、だれにも聞こえぬよう
 闇に溶け、そして、消えていった――





 GMぼーず
 レイニー! 茜―! メドゥーサ! 支部長! ナズナ! 誰でもいい、誰かだきしてめてやってくれ―!!

 取り乱しました、シーンEDです

 雲井 さくら
 にゃーちょっと頑張った★

 雲井 さくら
 茜ちゃんパートはばれたらまじで、大目玉☆ は意識しました。

 GMぼーず
 いいシーンになったなぁ、GMとしてもコレは全くの想定外

 雲井 さくら
 にこにこ、よかったです。

 雲井 さくら
 でー、

 雲井 さくら
 ……はい、もっそいお時間です……しぶちょありがとなっちゃんありがと……

 雲井 さくら
 どうしましょう……

 GMぼーず
 ちと熱が入り、いい時間過ぎたので5/7(木)に野々瀬さんの墓前と、まぁ全体の締めと次回の引きということで

 雫川 ナズナ
 お疲れ様でした……! 次回、よろしくお願いします!

 雲井 さくら
 はーあーいっ。

 雲井 さくら
 よろしくお願いしまーっす。

 野々瀬 ほたる
 次回5月7日、よろしくお願いします!

 GMぼーず
 もうちょっとだけ続くんじゃ! ではでは皆様、また次回~!

 野々瀬 ほたる
 素敵なシーンでした!

 野々瀬 ほたる
 お疲れ様でした! おやすみなさいー!