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 Climax Scene
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GM:【全員、侵蝕率を上昇させ登場してください】
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を5%上昇 ((侵蝕率:104->109))%
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:78->85) (登場)
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕Bを+1した (侵蝕B:1->2)
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:104->106)
GM:さて。
GM:廃ビル群GO、なんだけど。
GM:演出頼んでいいですか?(時間と雰囲気以外は)
GM:(さすがに時間演出と場所がどこくらいはGMやりゅ……ので……)

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 ――深夜の、N市、廃ビル群。
 

 時刻は22時過ぎ。
 すぐ傍らの繁華街も夜の街の色となる。
 ここ廃ビル群からそちらを見れば、まるで夢の世界の如くで。

 ひっそりと、打ち捨てられたよう、閑散としている……。
 


 今は一刻も早く目的地へ、それも全員で向かわなければ、というわけで取った移動手段――
 2人乗りのバイクに手を加え、3人目が乗れるように改造を施した即席のサイドカー。
 リサがハンドルを握り、後部座席と横とにそれぞれ2人を乗せたバイクは、エンジン音を響かせながら静かな廃ビル群の中に滑り込んだ――


 ……一応、ヘルメットは被っている。
 そのお陰もあって、どことなく陰の差す表情は見えないでいた。


 いくつもそびえたつ、打ち捨てられたビルたち。
 まるで墓石のようにならび立つその中に溶け込むように、ミサイルが屹立している。

 既にミサイルのエンジンは点火されていて、明々と炎の赤がちらついている。
 多くの音がするはずが、その場所からは音も匂いもなく、しんと静まり返っている――。
 

桐生嚆矢:明々と燃える赤の前に、待つ少年がひとり。
桐生嚆矢:大口径の狙撃ライフルを杖にし手を重ねては顎を乗せ、近づくバイクをエンジン音を待っている。
桐生嚆矢:ストリートファッションの内に見える、UGNの戦闘服。
桐生嚆矢:“リベレーター”が、まっている。

 遠目にも見えた赤を目指してやってきた先、写真で見た人物が立っている――
 それを認識して、10mほど手前でバイクを停車させた。


服部 絵理奈:「……なに、あれ」
服部 絵理奈:思わず呟いた。ニュースで見たことがあるロケットが小さくなったようなもの……がエンジンをふかしている様子を目の当たりにして目を丸く。
桐生嚆矢:小さく、ため息をつく。
桐生嚆矢:「なぁんで、来ちゃうかなあ……」
高橋 健人:俯いたまま音だけを耳にしている。
桐生嚆矢:「エリナ、伝わってなかったか?」
服部 絵理奈:「明日香ちゃんを見つけ次第N市から離脱しろ、だっけ?」
桐生嚆矢:「と、もうひとつ」
桐生嚆矢:「《大人が俺たちをころしに来る》」
桐生嚆矢:「リベレーターズが標的になった。だから、N市から、離脱しろ」
服部 絵理奈:「うん、知ってる。……でもさ、わたしもだけど……嚆矢くんは何で残ってるのよ? なんで、離脱しないの?」

 やおら顔を上げ――ヘルメットをそっと脱いで置くと、観望した世界は赤く染まっていた。嚆矢の言葉に、絵理奈を尻目にかけ。

桐生嚆矢:対物ライフルに顎を乗せながら、彼女らをみなから視線をそらさずに。
桐生嚆矢:ヘルメットを脱ぎあらわれた健人を見て、薄ら笑みが浮かんだ気がした。
桐生嚆矢:「……世界を、変えるため」
神崎 リサ:ヘルメットに手をかけ、顔を露にした。赤く静かな空間。そこに響く声。
桐生嚆矢:ミサイルを背に、つづけていく。
桐生嚆矢:「後ろのミサイルは、大人たちがタテマエを使ってこの国に運び込んだ、弾道型ミサイルだ」
桐生嚆矢:「わらうよな。どんどんと混沌としていくジョーセーを鑑みての、防衛力強化だとさ。俺らを、オーヴァードをみなかったことにしながら、そのくせ自分たちは保身に走る」
桐生嚆矢:「あいつの弾頭には、ハカセ特製のレネゲイドウィルスがつみこんである。あいつがこのN市の空中で炸裂すれば、N市一帯は一気に超常者に覚醒するだろう」
桐生嚆矢:「ハカセの計算だと、――いやまあ難しいことも俺は全部わからないんだけど」
桐生嚆矢:「ウィルスの拡散・罹患力やら、世界に走った緊張やら、そこから生じるすとれすやらで、街だけじゃなく全世界的に覚醒するてさ」
桐生嚆矢:「ハカセの計算じゃ、人類の50%は目覚めるって言ってたかな?」
高橋 健人:「……お前は誰も彼もを置いていく」
桐生嚆矢:「で、だ。俺が離脱しないでここにいる理由だよな」
桐生嚆矢:「誰かはそれを、見届けなきゃダメだろ。誰がかぎつけて、砕いて、止めるかわからない。それに、」
桐生嚆矢:何かを言いかけて、とまる。
桐生嚆矢:「――いや、後半は忘れとけ」
桐生嚆矢:「悪いことは言わない、とっとと逃げろ。どれにしても大人どものせいでここは阿鼻叫喚の地獄絵図だ。それとも、」
服部 絵理奈:「ミサイルの発射……それが本当なら、そんな事したら……一体何人がジャームになって、何人が死ぬと思ってるの……」
桐生嚆矢:「……」
桐生嚆矢:「それとも、そこのファイアフラッシュに。大人に、人質にされたのか?」
服部 絵理奈:「わたしは逃げられないよ……。明日香ちゃんに、頼まれたことがある、から……」
服部 絵理奈:首を横に振る。
服部 絵理奈:「それに、今の話聞いて尚更逃げられなくなったよ」
桐生嚆矢:「なんでだ?」
服部 絵理奈:「わたしには日常を送る家族がいる、友達がいる。お父さんやお母さん、真花ちゃんにミカちゃんとか、レネゲイドの話なんかに巻き込みたくない人がいっぱいいるもの!」
桐生嚆矢:はっ、と小さくため息をつく。唾棄するかのごとき怨嗟の溜息。
桐生嚆矢:「……そのニチジョウは、どれだけの仲間の、オーヴァードの、チルドレンの犠牲の上に成り立ってたと思ってんだ」
桐生嚆矢:「世界全土で半数もが覚醒したら、何人がジャームになって何人が死ぬか、っていったよな」
桐生嚆矢:「ならば」
桐生嚆矢:「なにもしなければ、いったいどれだけのチルドレンが兵器にされ、道具とされ」
桐生嚆矢:「どれほどのものがジャームとなり、認識されることもなく、打ち捨てられ死につづけてると思っている」
服部 絵理奈:「リベレーターズの子たちはそんな日常とは無縁の世界で、日常を成り立たせるための犠牲になってて、ごく普通の自由を望んでいた、それはリベレーターズに入って知ったよ……」
桐生嚆矢:「ああそうさ。俺らは、ただニチジョウにいる奴らと分け隔てなく、遊びたいしいきたい、その程度だ。だが今の世界はそれを許さない」
桐生嚆矢:「レネゲイドの話に巻き込みたくない?」
桐生嚆矢:「既に世界は変わってる。20年前から、レネゲイドが全世界にはびこったその時に、激変している」
桐生嚆矢:「俺らの存在に蓋をし、兵器として使い回し、たとえニチジョウを護っても帰ってくるのは罵声と奇異の目、バケモノと呼ばれ忌避される」
桐生嚆矢:「そんなものがどれほどの時間続いている? 俺がものごころつく前から、ずっと、ずっとだ」
桐生嚆矢:「巻き込む巻き込まないの話じゃない、ホントウを晒すただそれだけ。オーヴァードを認めざるを得ない世界に、そしてひととオーヴァードとの共存のため」
桐生嚆矢:「目を背け、俺らの心をころしてなお、のうのうと生きていた連中」
桐生嚆矢:「そいつらがしぬ、というなら。それはただ、ホントウが白日にさらされた時に起こる審判か、激流か」
桐生嚆矢:「いま、ここで、ミサイルが炸裂し《覚醒》を促されればしぬ、というならば」
桐生嚆矢:「そも、ひととオーヴァードとの共存なんて絵空事でしかないじゃないか。現実に、レネゲイドははびこっていて、表に出るか否かの差でしかないんだ」
服部 絵理奈:「……。嚆矢くんの言い分もわかる、けど。……みんな、ごく普通のフリーペーパーとか、私が作ったお菓子を初めて見たように目を輝かせてたから」
服部 絵理奈:「でもさ、わたしは日常を捨てられるほど強くはないんだ。さっき言ったように、レネゲイドの真実を知って欲しくない人もいるし、日常に未練もあるの」
高橋 健人:「服部さん」諌めるような声。
桐生嚆矢:ちりっ、憎悪の気が上がる。
桐生嚆矢:「それは、アンタが、エリナが、ニチジョウを、陽の光の下を享受してるから言えるセリフだ」
服部 絵理奈:「……!」ほんのわずか、怯む。
高橋 健人:「それは“持つ者”の言葉。“持たざる者”との間にある懸隔を、……隔たりを、彼らは感じていた、そう思っている」
桐生嚆矢:「ついでだ。多分伝わってなかったな。1度は見逃したが見逃すのもなんだ」
桐生嚆矢:「俺は“リベレーター”、エリナが呼んでいる“その名前”は、返した。もう、俺を指し示さない」
桐生嚆矢:「――その名で、呼ぶな」
桐生嚆矢:低い、ドスが聞いた声。
服部 絵理奈:低い声にひっ、と小さく声を上げ、一歩後ずさる。
服部 絵理奈:「ごめん……なさい……」
服部 絵理奈:瞳を伏せる、その言葉は誰に対してのモノだったのか。
桐生嚆矢:「いまの世界に、ニチジョウとやらに未練があるモノにとっては俺は、名もなきばけもので、破壊者だ」
桐生嚆矢:「UGNに言われれば、気のちがえた憎悪のケダモノ。ジャームだ」
桐生嚆矢:「1度は見逃してやる。――とっととここから、N市から離脱しろ、エリナ」
服部 絵理奈:「……」
服部 絵理奈:「憎悪のケダモノ? どこが? リベレーターズのみんなとじゃれて、笑ってたあなたが?」

 「 ――服部さん 」
 

高橋 健人:低く底冷えした声。
高橋 健人:「これ以上、あいつの《意思》 を」
高橋 健人:「踏みにじらないで、くれないか」
服部 絵理奈:「高橋くん……!?」
服部 絵理奈:さっと、一歩下がる。
高橋 健人:ゆっくりとサイドカーから降り、背筋を伸ばして健人は目をさらす。
高橋 健人:一度は嚆矢に。次に絵理奈に。
神崎 リサ:「……」
高橋 健人:「全て、それは、あいつの“今まで”を否定することだ」

 人として在った“今まで”と、化物の皮を被った“今”。
 嚆矢が成し遂げたいことが何か、そのためにしていることは本人も言っていた。


高橋 健人:「嚆矢、“お前は何を憎んでいる”?」

 遠巻きにミサイルを見上げて、健人は再度嚆矢に視線を戻した。

高橋 健人:「……嚆矢、“お前は何を護りたい”?」

桐生嚆矢:眉を一瞬ひくつかせる。
桐生嚆矢:「――リベレーター、だ」
桐生嚆矢:「憎むはこの世、俺たちのこころを存在をころしのうのうと甘い汁を啜る連中、いまの世界のこの在り方」
桐生嚆矢:「護りたいのは仲間たち。特異な力を以てうまれまた覚醒した、それだけで、しぬまで他人に奉仕することを強制されてしまっている仲間」
桐生嚆矢:「ひとがオーヴァードを認めない限り、のうのうと日々をむさぼる連中の陰で、ばけものとさげすまれ命を削る日々を余儀なくされる」
桐生嚆矢:「――なら、認めさせればいい。認めざるを得ない状態を作ればいい」
桐生嚆矢:「世界の抑止力とやらにオーヴァードが圧し潰される、少数というならば」
桐生嚆矢:「その状態を逆転させれば、そもそも無為やたらに奉仕なぞ強制されない、ばけものとさげすまれない。同じように隔てなく生きていけるだろう」
桐生嚆矢:「その緊張に覚醒に、しらぬ人が犠牲になってしぬ? はっ」
桐生嚆矢:「それこそ、俺らをころしのうのうとしていた、豚どもへの審判だ」
高橋 健人:「そうか、そうだな。知らぬ他人は、関心のないものにとってどうでもいい。俺もそうだったのかもしれない。踏みにじってきた人間なら、殊更な」
高橋 健人:「大義であるなら、そのためにお前の親しい仲間の心も殺しても構わないという覚悟も」
高橋 健人:「“《希望》を対価に《犠牲》を払う”世界のルールは変えないという考え方も」
高橋 健人:「――すまない、俺は誤りを述べていたよ」
高橋 健人:「“全て壊す”ということは、この世界のルールを何も変えない。壊すべきは、生贄を掲げ循環し、成立させる世のルールだ。その通りだ。お前も間違ってはいない」
高橋 健人:「いや、もはや正誤の問題じゃあないだろう。回りくどい」

 「――お前が居なくなるせいで泣く奴と、お前を追いかけてきた奴の心を殺しに来いッ! 俺はお前を“止める”と、それが“正しい”と心から思って来たッ!」
 

高橋 健人:「俺は俺を信じる! お前はお前のやることを信じてやれッ!」
高橋 健人:ロイス変更、桐生嚆矢のロイスをPに反転します
GM:わーお!
桐生嚆矢:ふっと小さく笑う、薄い微笑がうかぶ。
桐生嚆矢:「俺を止める? 身体も弱く、力もないお前が、この俺を?」

 杖に使っていた対物ライフルを軽く蹴れば、2転、3転。
 ジャグリングの杖のようにライフルが宙をくるくる回る。

桐生嚆矢:「俺は、俺が信じたことのために進む、とまる気はない」

 手元が小さく舞ったと思えば、手の中に納まるバタフライナイフ。
 その小さなナイフを切っ先を、はやと君へむけつきつける。

 宙を舞う対物ライフルは、数転して肩に担がれおさまって。

桐生嚆矢:「止められるものなら止めてみろ」
桐生嚆矢:「ひとの世に、この世界に、そこまでの価値があるというなら」
桐生嚆矢:「その手で、証明して、みせろ」

 ――ちりっ。
 瞬間、雷のような攻撃的な気が、気配が、辺り一面に奔った。
 

GM:【衝動判定:目標値:9】を宣言します。
神崎 リサ:(1+3)dx+1+1@10 <意志>
DoubleCross : (4R10+1+1[10]) → 7[2,4,6,7]+2 → 9

神崎 リサ:あっぶな
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+9(2d10->6,3)した(侵蝕率:106->115)
服部 絵理奈:(1+2)dx+1@10 <意志>
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[1,6,10]+6[6]+1 → 17

服部 絵理奈:雷のような気に圧され――一瞬吸血衝動が沸きあがる、が――
服部 絵理奈:唇を噛み、ぐっと抑えこんだ――
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+12(2d10->10,2)した (侵蝕率:85->97)
高橋 健人:(5+3)dx+2 〈意思〉判定・アイテム:〈思い出の品〉使用
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[1,1,3,4,6,8,9,10]+2[2]+2 → 14

高橋 健人:今はこのUGNの証と、“ ”と、彼の“名札”がある。
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を15%上昇 (侵蝕率:109->124)%


GM:≪Climax Battle≫


[エンゲージ宣言]
【ミサイル2基】-3m-【桐生嚆矢】-7m-【PC’s】

 場所は廃ビル群の敷地内、のっと廃ビル内。
 ある程度まで左右の展開は行けますが、ビルとビルの合間の状態です。
 そのため、エンゲージを飛び越えは所定エフェクトがない限りはNGといたします。

◆勝利条件:下記いずれかです
 1:“リベレーター”桐生嚆矢を、戦闘不能以上へとたたき落とし、ミサイルの解除コードを入力する。
 2:ミサイル2基双方を破壊(戦闘不能以上へと落とす)する。

◆終了条件
 勝利条件を満たさずに、3ラウンドクリンナップへと到達する。
 この条件を満たすと戦闘終了、こちらの演出を挟みます。
 ”どうなるか”は、お察しください。
 

GM:なお、解除コードの入力自体はオートアクションです。ようは立ちはだかる彼をたたき伏せないと機械入力なぞ不能だ、ってことです。

【備考】
 桐生嚆矢の侵蝕率は“変動型”です。PC陣営と同じよう、使用されたエフェクトの侵蝕値に準えて上昇していきます。どこまで使ったかはイニシアティブ表の《侵蝕率》をご参照ください。0から加算していきます。
 ただし、侵蝕値が記載されていないエネミーエフェクトに関しては侵蝕値は『0』として扱います。
 その代り基礎侵蝕率が底上げされており、またどのエネミーエフェクトも1Lvのみの所持になります。

 そしてこのクライマックスシーン後にあるバックトラックフェイズにおいて、PC同様に桐生嚆矢も、PC1:高橋健人に代行でバックトラックを敢行していただきます。
 もちろん、バックトラックを失敗すれば。――ジャーム化となります。

 ☆目安として
 《侵蝕率》の項目が+80まで上昇すれば3倍で5割強ほどの帰還率。
  +100まで行けば、ほぼ帰還の目はありません。
  

桐生嚆矢:桐生嚆矢の侵蝕Bを+3した(侵蝕B:0->3)


GM:<第1ラウンド>


 <セットアップ>

桐生嚆矢:ライフルを担ぎ、ナイフを突きつけ見据えている。セットアップありません。
神崎 リサ:押し寄せた衝動を堪えたまま、向かい合う。同じくセットアップなしです。
服部 絵理奈:唇を噛みしめ、嚆矢と健人を交互に見つめている。セットアップありません。
高橋 健人:背景に映るミサイルを見て、猶予がないと確認しましょう。以上です。


<イニシアティブ-17>
 #りさちゃんからになります。
 

桐生嚆矢:イニシアティブ:《加速する刻》を宣言。
高橋 健人:よっしゃ
服部 絵理奈:割り込みキター
神崎 リサ:こいやー


 <割り込み発生、嚆矢のメインプロセスから解決します>

桐生嚆矢:マイナーアクション|>解放の鏑矢(《ライトスピード》《ポルターガイスト》)
桐生嚆矢:桐生嚆矢の侵蝕率を+9した(侵蝕率:0->9)

 ふわり。
 担いでいた対物ライフルが、神鳴りをまといながら宙に浮く――。
 

桐生嚆矢:「こちとらこれを見届けてから、《海蛇討伐》が待ってんだ。――そっこーで、片づける」
桐生嚆矢:第1メジャーアクション|>鳴神(《コンセントレイト/ブラックドック》《スタンボルト》《雷光撃》《獅子奮迅》)
桐生嚆矢:あんど。
桐生嚆矢:オートアクション|>《ワールドデストラクション》の使用を宣言。
桐生嚆矢:対象|>PC一同。
桐生嚆矢:8dx@7+6
DoubleCross : (8R10+6[7]) → 10[2,2,2,4,6,6,7,8]+10[2,8]+4[4]+6 → 30

高橋 健人:(1+3)dx+1 〈回避〉判定
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 7[5,6,7,7]+1 → 8

神崎 リサ:回避!
神崎 リサ:(1+3)dx+1@10 <回避>
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[4,6,8,9]+1 → 10

服部 絵理奈:リアクション:回避を宣言!
服部 絵理奈:(7+2)dx+2@10 <回避>
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[2,3,3,3,4,6,6,8,10]+7[7]+2 → 19

桐生嚆矢:4d10+34 ダメージ!
DoubleCross : (4D10+34) → 22[5,10,4,3]+34 → 56

GM:56点諸有効。1点貫通で【放心】を受けてください。
神崎 リサ:うへええ

 ――。

 ちかり、ひらめいたと思えば――ズドン。
 たたき落ちるよう、容赦ない巨大な雷がひとすじ降り注ぐ。

 リサを、エリナを、はやと君を、バイクごとお構いなく。
 すべてを喰らう、大きな落雷が落ちてきた。
 

高橋 健人:――雷の切っ先を受け、一歩退いてそのまま身体を穿たれる。

 焦点がぶれていく視界と、肉の焦げる臭いに咄嗟に顔を歪めたがすぐさまその体表を華が添う。
 一度途絶えた思考を揺り戻そうとして胸を押さえつけた。
 

高橋 健人:えりちゃんきるぞい。ごめんねー。ロイスをタイタス昇華して復帰します。
服部 絵理奈:ハーイ
高橋 健人:タイタス/昇華 高橋 健人のロイスを-1
神崎 リサ:瞬いた光が真っすぐに自分を貫く。膨大なエネルギーの塊になす術などない――
服部 絵理奈:落雷の衝撃で地面に叩き付けられ、ぶすぶすと肉が焦げる匂いがする……
服部 絵理奈:服部 絵理奈のHPを9(1d10->9)した (リザレクト)
服部 絵理奈:最後のリザレクト! 侵蝕106!
服部 絵理奈:……ふらふらと、起き上がる。
神崎 リサ:光で埋め尽くされた視界と、そのままホワイトアウトしそうな意識をぎりと唇を噛んで引き戻す。――これが彼の決意か。
神崎 リサ:与儀大輔のロイスをタイタス昇華して復活します。
神崎 リサ:タイタス(昇華) 神崎 リサのロイスを-1した
GM:#放心:なんらかの理由において朦朧としている状態です、いわゆるぴよりもーど
GM:#解除はラウンドエンド、クリンナップまで無理です。クリンナップで自動回復します。
神崎 リサ:このラウンドはダイス2個マイナス。
GM:いぇす。
桐生嚆矢:第2メジャーアクション|>疾風輪舞(《獅子奮迅》)
桐生嚆矢:あんど、オートアクション|>《ワールドデストラクション》の使用を宣言。
桐生嚆矢:対象|>PC一同
桐生嚆矢:8dx+6@11
DoubleCross : (8R10+6[11]) → 9[1,4,4,5,6,6,7,9]+6 → 15

服部 絵理奈:リアクション:回避を宣言!
服部 絵理奈:(7+2)dx+2@10 <回避>
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 9[1,1,2,2,4,5,6,7,9]+2 → 11

高橋 健人:(1+3)dx+1 〈回避〉判定
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[4,5,9,9]+1 → 10

高橋 健人:きれいな数字だ
神崎 リサ:回避します!
神崎 リサ:(1+3)dx+1@10 <回避>
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[2,4,8,10]+10[10]+2[2]+1 → 23

高橋 健人:あっおめでとう
GM:うん、全員やり直せ?
服部 絵理奈:あ
服部 絵理奈:放心。
神崎 リサ:あ
GM:放心はいってるぞ?(ダイスペナ2あります)
高橋 健人:( ^ω^)おっ
高橋 健人:まあ俺なんてどうせ……(いじいじ
服部 絵理奈:あとリザで侵蝕B入ってた
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕Bを+1した (侵蝕B:2->3)
高橋 健人:(1+1)dx+1 〈回避〉判定
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[3,8]+1 → 9

服部 絵理奈:(7+1)dx+2@10 <回避>
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 8[1,1,2,2,3,5,6,8]+2 → 10

神崎 リサ:(1+3-2)dx+1@10 <回避> ※放心反映
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 4[1,4]+1 → 5

神崎 リサ:こいよーー
高橋 健人:きのせいだったね
服部 絵理奈:せやな
桐生嚆矢:2d10+22 ダメージ!
DoubleCross : (2D10+22) → 16[7,9]+22 → 38

GM:38点諸有効。

 ぐらついたところに来る、横なぎの疾風。
 かまいたちのように鋭いそれが、全員を弾き飛ばすよう襲いかかる。
 

服部 絵理奈:30ダメでなます切りでござる
神崎 リサ:28てぇん
高橋 健人:はい30
神崎 リサ:未だ目の端に瞬く火花が反応を遅らせた。瞬間、傍にあったバイクもろとも吹き飛ばされ、再び爆発を伴う光が瞬く――
神崎 リサ:白転からの暗転。詰まる息を吐きだして、腕に、足に再び力をこめてあがく、立ち上がる。まだ、まだだ。
神崎 リサ:うーーん、覚悟を見届けたし、健人くんのロイスをタイタス昇華で立ち上がる!
神崎 リサ:タイタス(昇華) 神崎 リサのロイスを-1した
服部 絵理奈:かまいたちを避けきれず、切り傷でずたずたで地面に伏す。――それでも、起き上がる。
服部 絵理奈:ごめんよハヤ公ロイス切る。ハヤ公のロイスをタイタス昇華して復活!
服部 絵理奈:彼が、健人の友人だというのならば、ここで止めなければ――
高橋 健人:未だに支えるのは、しなる蔓を持った華々。幾ら攻撃を受けても、当人の意思のように手折れない。吹き出す血を破れた袖で拭い払う。
高橋 健人:玉野のロイスをタイタス昇華して復帰します。
高橋 健人:タイタス/昇華 高橋 健人のロイスを-1

 信じているのは何だ。本当に望んでいたことはなんだ。自分が見ていなかったものはなんだ。
 針のような視線が一瞬だけ嚆矢――“リベレーター”へ向いた。


桐生嚆矢:薄く笑う。

 ――ちりっ。
 レネゲイドが彼の体をさかのぼり、破砕する。
 

GM:【《ワールドデストラクション》の効果により、Hpを10点失いました】
桐生嚆矢:桐生嚆矢の侵蝕率を+14した(侵蝕率:9->23)
桐生嚆矢:桐生嚆矢の侵蝕Bを+1した(侵蝕B:3->4)


<ここからリサちゃんのメインプロセスとなります>
 

神崎 リサ:ごほ、と咽る喉を抑える。
神崎 リサ:彼の望みそのままを体現したような力の殴打。そして未だ残る彼から発せられた衝動の余波とが、未だ身体を駆け巡っている。


 彼の憎悪を含んだような大気のざわめきを。
 耳元ではじけた『ころせ』『すくえ』とささやく誰かの声を。
 動くものとそうでないものとに分かたれていく視界を。

 ――気を抜けばあっという間に飲み込まれそうな程の強烈な衝動。
 何とか耐えてなお残るその余波を、頭を振って散らした。

 違う、今するべきは。


神崎 リサ:そうして見据えた先。巨大なアンチマテリアルを従えて、不敵に笑う彼。正面から向きなおる。
神崎 リサ:「『正義の反対はまた別の正義だ』」
神崎 リサ:「……昔そう誰かが言ってた。それとも映画だったか、まあいい。その意味をあたしがわかったのはもっとずっと後の事だった」
神崎 リサ:ふ、と自嘲のような笑みをこぼす。
神崎 リサ:「だから、あたしはお前を悪だと思わない。でも怪物であろうとしてまで守りたい正義も否定しない」
神崎 リサ:「だがあたしにも譲れないものがある。守りたいものがある」
神崎 リサ:「このN市という町もそうだし、町に暮らす人々も。それに健人や絵里奈、はるひにうちの部下たち。それと……」

 一瞬言葉を留める。
 あの名も知らぬチルドレンの少女は、仲間を見つけて逃げ延びられただろうか。


神崎 リサ:「……あのボーリング場にいたチルドレンたち。白銀明日香。そして桐生嚆矢という少年も」
神崎 リサ:「彼らを守る為のあたしが譲れないものは、健人と同じ。お前の力を止める事」
神崎 リサ:支えられ立ち向かう背中に目をやる。彼の覚悟、初めて見た一面。それ程に思う友。それが桐生嚆矢、リベレーターならば。
神崎 リサ:「――そして健人の力は、誰かに向けて振るう力じゃない。誰かを助ける、支える力」
神崎 リサ:「ならばあたしが、その"力"になろう」
神崎 リサ:マイナーアクション>《トゥーハンド》
神崎 リサ:収束した紫光――先程は投げ捨てた二丁を両手に携えて。力には力で、というならば望むところ。
神崎 リサ:そして桐生嚆矢にロイスを取ります。【連帯感/隔意】の、N表で!
GM:りょうかいです。
神崎 リサ:神崎 リサのロイスを+1した
神崎 リサ:そしてメジャーは放棄。吹き飛ばされたところから健人くんや絵里奈ちゃんのところへ歩み戻る、並び立つ。
桐生嚆矢:「……」


<イニシアティブ-9>
 #リベレーター
 

桐生嚆矢:「映画かひとの受け売りとは、たいそうな大人だな」
桐生嚆矢:「とはいえ、ファイアフラッシュ。本来指揮を執るはずのN市支部長のアンタがここに出張ってきてくれてるのは俺にとっちゃ好都合だ」
桐生嚆矢:「――そこのチルドレンは、誰かを支える力であって戮するものではない、つまり」
桐生嚆矢:メジャーアクション|>バタフライナイフ投擲(エフェクト×、ナイフによる射撃攻撃)。対象|>神崎リサ
桐生嚆矢:8dx-1
DoubleCross : (8R10-1[10]) → 8[1,2,3,3,6,7,8,8]-1 → 7

桐生嚆矢:「――アンタをここでころせば、それでおわりだ」
神崎 リサ:回避ーッ! 放心込みで
神崎 リサ:あ、その前に。《ダブルクリエイト》もろもろの侵蝕値の上昇処理を。
GM:ア、ハイ忘れてたのね!?
神崎 リサ:したと思ってたらロイス処理だけでしたすいませんん
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+6した(侵蝕率:115->121) 《ハンドレッドガンズ》《ダブルクリエイト》
神崎 リサ:次のボーナスに手が届くかと思ったら気のせいだった。改めて回避振りますーー
神崎 リサ:(1+3-2)dx+1@10 <回避> ※放心反映
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[4,8]+1 → 9

神崎 リサ:避けた!!

 ――ちっ。
 ナイフが神崎リサの眉間をめがけ、飛んでくる。
 

神崎 リサ:「――ッ!」瞬いた刃のきらめきを反射的に身体を反らす事でかわす。
神崎 リサ:「やれるものなら、やってみろ。その前にお前を止めてみせる」
神崎 リサ:頬をつう、とぬるい感触が伝った。

桐生嚆矢:小さくだけ、舌打ちをした。


<イニシアティブ-7>
 #高校生かっぷる’s、好きな順でどうぞ
 

高橋 健人:いちばーん はやといきまーす
高橋 健人:接敵可能ですよね? なんだっけ、横幅ってどっちか忘れたけど
GM:だいじょうぶですよ。嚆矢まではそちらが7m
GM:嚆矢からミサイルまでが3m。そちらからミサイル行くには10mですが、嚆矢を飛び越えは所定エフェクトが要りますね。
高橋 健人:りょうかいです
高橋 健人:マイナー行動でリベレーターにエンゲージします。
高橋 健人:「――彼女を保護してくれと頼んだのは俺だ」そう緩やかに歩を進めながら通る声で告げる。
高橋 健人:「力がない、などと揶揄されているが。力を万全に振るうための支えもまた、戮する力と何が違うのだろうな」

 通る道の後に、華が続く。まるでここだけが息吹くかのように。
 ただ、この力は人を助く――そういうなら聞こえはいい。実際はそれだけではない。
 “ホーム”の時代から、かつてから殺すための補助として使われていたのも事実だ。
 

桐生嚆矢:「さあな、俺には難しいことは分からない。分かっているのはお前には、直接的に戮するのは苦手だってこと」
桐生嚆矢:「そして、」
高橋 健人:「……支部長、申し訳ありません」振り返らずに言葉だけが投げかけられる。「組織を率いる者であり、貴方もまた皆を支える者」故に。
桐生嚆矢:「仲間がN市支部に保護――つまりは捕まり連れて行かれたことで、俺がやるべきことが増えた」
高橋 健人:「殺すなら俺から殺せ」
桐生嚆矢:「ことわる」
高橋 健人:「UGNが憎いんだろう」
桐生嚆矢:「ああ」
桐生嚆矢:「歓談で時間を取らせ迷わす気ならそれはそれで好都合だから乗っている。ミサイルが空で破裂するまでの時間は、稼ぎたい身上なものでね」
高橋 健人:「そこに連なる汚い大人とやらの言いなりになっている俺は、お前にとっての裏切り者だ」
高橋 健人:ぴし、と咲いた華の領域がひとつ、ふたつ、みっつ。
高橋 健人:「――皆を率いる人間が死ぬ、というのは、組織にとってどれほど痛手か。それは戦力的な話だけじゃない」
高橋 健人:コンボ始動:《喚起する華共》 / メジャーアクション
高橋 健人: →《要の陣形》+《導きの華》+《狂戦士》宣言 / 侵蝕率+10%
高橋 健人: →自陣の次判定に+8D/達成値+10/+C値-1
高橋 健人:「…………なんて、いつもなら、もう少し言えたんだが、なあ…………」仄かに笑んだ気配。焦点が定まっていないまま。
高橋 健人:胡乱になる思考と正した呂律は歪み回る。「俺だって、前に、立てる……」
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を10%上昇 (侵蝕率:124->134)%
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕Bを+1増加 (侵蝕B:3->4)
桐生嚆矢:「はっ、吹けば飛ぶ紙飛行機が何をほざく」
桐生嚆矢:「そうだな、お前はチルドレン。汚い大人の言いなりになるよう教育されたしそう調整された。俺と同じく、あいつらに」
桐生嚆矢:「俺とは違い、お前は大人の下から出てはいない。だから言いなりになってるのもわかる。そんな連中は大勢いる」
桐生嚆矢:「だからこそ、こわす。そんな屑どもなぞ、《世界の守護者》なぞな」
桐生嚆矢:焦点定まらぬ青年を一瞥し、鋭い視線が絵理奈にささる。
桐生嚆矢:「……おい」
桐生嚆矢:「ま だ や る き か ?」
桐生嚆矢:「ばけものに、慈悲を説得を期待してるなら無駄だぞ、女。ここできえるか、しっぽを巻いて逃げるかだ」
服部 絵理奈:静かに、頷く。
服部 絵理奈:「……支部長を殺せば終わりっていうのはマチガイだよ。わたしも、高橋くんと……明日香ちゃんの、爪に、牙になる。」
桐生嚆矢:「そこの赤毛におどされたか、それとも気にしてんのか?」
桐生嚆矢:「そういう意味では安心しろよ、その赤毛を逃がす気はないし、」
桐生嚆矢:「そもそも見届けた後、ソイツのヤサをつぶしに行くんでな」
服部 絵理奈:「どっちも違うよ。わたしも、わたしの日常を守るためにここに居る。そうじゃなかったら言うとおり、N市から逃げてるもん。」
桐生嚆矢:「俺は、そのニチジョウの反逆者で」
桐生嚆矢:「俺は、そのニチジョウを破壊するものだ」
桐生嚆矢:「再度いう」
桐生嚆矢:「“1度は見逃してやる”。とっととここから、N市から離脱しろ」
服部 絵理奈:ふるふる、と首を横に振る。
服部 絵理奈:言葉はない。その仕草だけが彼の言葉に従わないことを示していた。
服部 絵理奈:マイナーアクション:破壊の爪+メジャーアクション:全力移動で嚆矢くんにエンゲージ。
服部 絵理奈:ずい、と前に出て高橋くんに並び立つ。
服部 絵理奈:そして右手を異形の鉤爪に変化させる――
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+3した (侵蝕率:106->109)《破壊の爪》
桐生嚆矢:目の前に来た《仲間》に、名付け親に目をやり。そして異形と化したその腕を見る。
桐生嚆矢:「――2度はない」
桐生嚆矢:くっとあごで、彼女の腕をしゃくる。
桐生嚆矢:「……意味を分かったうえで、やってると認識して、イイんだな?」
服部 絵理奈:こくり、と頷く。
服部 絵理奈:「裏切り者、って言われても、構わない……」
桐生嚆矢:「そうか」
桐生嚆矢:そう、小さくつぶやいた。


<イニシアティブ-0>
 #ミサイルも動きます
 

GM:両方いっしょなので演出込みでやっちゃいますね。

 どどどどどどど……。
 焔が吹き散らかり、宙に浮き、空へ向かい始める。
 

GM:マイナーアクションすっ飛ばして、メジャーアクション|>60m、空へ移動です。
GM:(ルール上はPC/NPC全員から離れる形になります)


<クリンナップ>
 #放心の解除はありますよ
 

桐生嚆矢:空へ無事に向かい始めたミサイルを見上げる。
桐生嚆矢:「さすがにあそこまで行けば、《無音の空間》もいらないし」
桐生嚆矢:少し何かを続けようとしたところを、口をつぐむ。

 見上げていた視線。
 それを、再度目の前の2人へ戻す。

桐生嚆矢:「まあ、俺から《裏切り者》といえなくもない、ちゃないが」
桐生嚆矢:「ばけものの力をふるい、こころを身体をくしけずり、死と発狂の恐怖の際(きわ)までいったとして」
桐生嚆矢:「――それを明かすことはできず、すべてなかったことにされ」
桐生嚆矢:「間違っても明かせば、待っているのは罵倒。追われるモノとなり怯える生」
桐生嚆矢:「エリナ。お前がそこまでやる価値があるほどの世界とは」
桐生嚆矢:「俺にはどうしても思えないんだがな」
高橋 健人:「おまえ、は、……そうやって、誤魔化すな、逃げるな……! ばけものなんだろう、壊すのなら、恐怖させるのならさっさと、……!」
高橋 健人:「吹けば飛ぶなどというのなら、飛ばしてみせろ……!」
高橋 健人:「俺は止めるッ!」

高橋 健人:というわけで放心解除
桐生嚆矢:ゆるく、視線を動かす。
桐生嚆矢:「ごまかす? なにをだ」
桐生嚆矢:「あんしんしろ、ちゃんと」
桐生嚆矢:少しだけ、間が置かれる。
桐生嚆矢:「――ふっとばしてやるから」
高橋 健人:にい、と口が三日月になる。かつて背中でしか見ていなかった少年の顔を、間近で見ている。
高橋 健人:見くびられていようが、実際に身体が脆弱であろうが、今ここに対峙しているのが全て。
高橋 健人:「安心した。嚆矢、お前の全力を、俺は遠くの背後で見ているだけじゃなくなったんだ」
高橋 健人:「俺に力があろうとなかろうと、足がある。まだ立てる。堰き止める」
高橋 健人:「――化物は、理解が及ばない。意思疎通が出来ない。死を知らない。未知が人を恐怖させる」
高橋 健人:「お前の覚悟を知っているから、俺はお前を“嚆矢”だと信じている。化物と果敢に謳え、俺を粉微塵にしろ、俺が化物でないのなら!」

 葵の華に異なる蔦が忍び這う。それはまた身体を支えるものとは違い、生きた蛇のように鋭く伸びた。
 


GM:<第2ラウンド>


  <セットアップ>

 

高橋 健人:蔦がニョロニョロしています。以上
桐生嚆矢:無言で見ている。セットアップはありません。
神崎 リサ:追い抜いて行った背中を見つめている。同じくセットアップありません。
服部 絵理奈:異形の爪を構えていますセットアップありません


 <イニシアティブ-17>
 #リサちゃんからです
 


 並び立った姿に追い抜かれて。
 すぐさまその背中に追いすがろうと、一歩踏み出そうと力を込め掛け――踏み止まる。

 向かい立つ健人の足元でうごめく影の姿を視認して、今はまだ動くべきではないと言い聞かせる。
 今は、まだ。



神崎 リサ:待機、を宣言します。


 <イニシアティブ-10>
 #リベレーターです
 

桐生嚆矢:這う蔦を見る。目の前の《名付け親》を、家族に等しい少年を見る。
桐生嚆矢:異形の爪を見る。目の前の仲間を、志おなじくと迎えていた少女を見る。
高橋 健人:刮目していた目を、少し瞬いて、深呼吸。それに合わせて蔦もしなる。微かに震える手を、背後に隠しながら。
高橋 健人:こんな威嚇じみたことをしても、変わらず健人には“力”というものがない。

 上がるミサイル、焔を伴い上がる鏑矢。
 先に下り余韻を残すは、すべてを劈く神鳴り。

 あれほどの遠雷をたたき込めば、ほどなくココにひとはあつまる。
 

桐生嚆矢:「……多少」
桐生嚆矢:「多少余裕があるならば、お前らと肉弾戦としゃれ込んでもよかったんだがな」
桐生嚆矢:マイナーアクション:《影走り》を宣言。
高橋 健人:つれないなあ

 風が、動いた。
 そう思えば廃ビルの壁を蹴り、走り。抜き去っていく。
 

服部 絵理奈:「……!?」
桐生嚆矢:当該エンゲージを離脱&神崎リサのエンゲージに突入&離脱、戦闘移動により15m移動。
桐生嚆矢:桐生嚆矢の侵蝕率を+2した(侵蝕率:23->25)
GM:(【絵里奈&健人】-7m-リサ-8m-桐生嚆矢、て感じですよ)
服部 絵理奈:異形の爪を構えたまま。少女は彼の速度に反応できなかった
高橋 健人:くるりと振り返った。……落胆したのか、はたまた安堵なのかは微妙な所だ。彼が足が速いのは、昔からよく知っている。

 壁を蹴って神崎リサのところより見てほぼ対角線。
 そこにいったと思えば、豪風が吹きすさぶ。
 

桐生嚆矢:メジャーアクション:逆巻く悲鳴(《コンセントレイト/ブラックドック》《スタンボルト》《神速の鼓動》)
GM:シーン選択、対象視界。PC一同喰らいましょうか。
桐生嚆矢:9dx@7+6
DoubleCross : (9R10+6[7]) → 10[1,2,2,2,6,7,7,8,10]+10[5,5,7,7]+10[5,8]+1[1]+6 → 37

神崎 リサ:来る――そう身構えた身体に吹き付けた風の行く先を、首をめぐらせて追う。

 ――ごぅ。
 

高橋 健人:これで3倍は確定っと。概ねこんな感じか……
高橋 健人:おっとまだだった。+80からだ……というわけで無駄無駄ァーな回避
GM:80で、3倍で半分ですから、まあ3倍確定にちかいかなー
高橋 健人:(1+4)dx+1 〈回避〉判定
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[2,2,3,5,10]+9[9]+1 → 20

高橋 健人:わ
服部 絵理奈:ダメ元で回避ー
服部 絵理奈:(7+3)dx+2@10 <回避>
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 9[2,2,2,2,4,5,6,7,7,9]+2 → 11

服部 絵理奈:うんしってた
高橋 健人:なんかよくわからんが回ってたな
神崎 リサ:回避ーッ!!
神崎 リサ:(1+3)dx+1@10 <回避>
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[3,5,6,9]+1 → 10

神崎 リサ:こいよぉ(大の字
桐生嚆矢:「コンクリートを紙細工のように引き裂けるほどの力も爪も、触れられなければ意味はない」
桐生嚆矢:「動きは見切った、そこのカップル。――お前らに、俺は、とらえられん」

 ぴりり、と産毛が逆立つ感覚が強まる。
 動きは追いつかなくとも、感覚の目が彼の行く先を捉える。

 それを追って視界に飛び込んでくるのは、この場にいるものすべてを射貫くような苛烈さを宿した双眸で。


神崎 リサ:その色はこれから来るであろう衝撃を物語っているようで――それに身構える事しかできなかった。
服部 絵理奈:健人くんをカバーリング、宣言します!
服部 絵理奈:声が後ろから響いたその瞬間――反射的に隣に立つ健人を突き飛ばしていた。
高橋 健人:足をふんじばり、構えていた体躯も隣の怪力によってあっさり滑る。――結局はこうなるのか、という苦虫を噛んだ顔。
高橋 健人:但し地面に身体を擦り付ける前に、手足のように蔓を翻して体勢を持ち直した。
桐生嚆矢:4d10+24 ダメージ!
DoubleCross : (4D10+24) → 23[6,6,5,6]+24 → 47

桐生嚆矢:47点諸有効、1点貫通で《放心》。

 響く声。
 残像が認識できたか、そう思うその前に爆裂する豪風と迸る稲光。
 

神崎 リサ:37点と放心再び頂きましたぁ
服部 絵理奈:(47-8)*2で78ダメージかな。
GM:(47-8-1)*2=76かな。爪がちょっとだけガードあるから。
服部 絵理奈:そういえば爪がガード1あったネ!
高橋 健人:「服部さん、今は――」

 開いた口をすぐ閉じた。
 腹くくっただろう相手に対して、わざわざ庇う行為を選択したことに対して。理に適うと解っていて。


高橋 健人:雷音に掻き消される。強烈な光が視界をも一瞬遮っては明滅させた。
服部 絵理奈:雷光に身体を貫かれ、ぶすぶすと黒い煙が上がる――

 意識が飛びそうになる刹那、自分の前で踏ん張るリサの姿が見えた――


服部 絵理奈:支部長ごめんよタイタス化して復帰します!
服部 絵理奈:ロイス6→5です。
神崎 リサ:再びの凄まじい音と衝撃とに歯を食いしばる。折れそうになる膝を、足をふんばろうと込める意識が白く塗りつぶされる。

 音も痛みも遠のきかけた白の世界の中、自らを呼ぶ優しげな2つの声が届いた気がして。
 自らに差し伸べられる腕が見えた気がして。


 ずっと心の奥底に秘めてきた光景。
 幾度となく映し出された画面の中の似たそれと重ね憧れた景色。

 今なら、手が届く。でも。


神崎 リサ:「――ッ」
神崎 リサ:甘い光景の余韻を全身を襲う痛みが食いつくす。生きて、繋ぎ止めなければならないものが今のあたしにはたくさんあるんだ。

神崎 リサ:両親のロイスをタイタス化して復帰します……!!
神崎 リサ:タイタス(昇華) 神崎 リサのロイスを-1した
桐生嚆矢:ふん、と鼻を鳴らす。
桐生嚆矢:「――2度はない。ぬくぬくと甘やかされたガキどもに、捉えられるほど愚かじゃない」
桐生嚆矢:「世界は変わる。吠えるだけの、希望を口にするだけの、失くしたくないと嘆くだけの、わがままに付き合うほどやさしくはない」
桐生嚆矢:「なにもできない無力さに、歯噛みして、《今の世界》とその隔たりと、命運を共にしろ」
桐生嚆矢:桐生嚆矢の侵蝕率を+25した(侵蝕率:25->50)
桐生嚆矢:桐生嚆矢の侵蝕Bを+1した(侵蝕B:4->5)


<イニシアティブ-7>
 #高校生カップル’s、てかはやと君です
 

服部 絵理奈:「ぬくぬくと甘やかされた……うん、そうだね。否定できないや」
服部 絵理奈:「でも、爪が届かなくても……健人くんを庇うくらいは……できた、よ」

 忍ばせていた蔦が一斉に地を這い、背後の壁を伝い、その矛先を黙って向けた。
 それは言葉を持たず、生きたもののように飛びかかる。

高橋 健人:コンボ始動:《蕁麻の戒め》 / メジャーアクション
高橋 健人: →《CR:オルクス》+《縛鎖の空間》宣言 / 侵蝕率+5%
高橋 健人: 対象:“リベレーター”
高橋 健人:(5+4+8)dx+14@6 〈RC〉判定
DoubleCross : (17R10+14[6]) → 10[1,2,2,3,3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8,9,9]+10[1,1,3,3,3,6,7,7,8]+10[5,6,6,7]+10[7,8,9]+10[2,5,6]+2[2]+14 → 66

高橋 健人:どうぞ
神崎 リサ:17個うひぃ

 <リアクション宣言>
  桐生嚆矢:ドッヂ
 

桐生嚆矢:17dx+2
DoubleCross : (17R10+2[10]) → 10[1,1,2,2,2,4,4,5,5,6,6,6,7,7,8,9,10]+1[1]+2 → 13

GM:喰らった演出と効果をください!; ダメージはないんでいらない。

 もちろん、“自分の肉体では”追いつけないのをよくよくしっていた。後ろから守られることを甘受していても、観察は怠らない。
 それは敵だけではなく味方もだ。味方の補佐をするにあたって、知らねばならないのは戦場全ての駒の動き。
 親友である嚆矢なら――特段暴れまわる雷撃の少年なら――籠に捉えてしまえばいい。

 点ではなく面を。蔦を連ね束ねて捕縛を。
 

高橋 健人:逃げ出す前に、道を一度遮ればいい。これは彼の《壁》、止めるための手段。
高橋 健人:命中したので重圧・放心付与します。
GM:命中時、なので、ダメージとか入るときにオートつかえないのが怖いんですよそれ!?
高橋 健人:ダメージってなにさー。(地面から生えるイチイばりに蔦を伸ばしながら
高橋 健人:めっちゃチクチクするのにダメージ入らない不思議

 うねる蔦が襲いくる。
 自分が蹴り駆け抜けた、その壁を追いかけ追いついてくる。
 

桐生嚆矢:「くっ……」

 幾本ものイラクサの蔦、そのすべてはいなしきれずに。
 ――くらり。毒が回る。
 

桐生嚆矢:「く、そ……」

 かぶりをふる。
 だがそう簡単に、戒めの毒が抜けるわけもない。

 眩暈がする。
 自らの周りを巡りしたがう小さな雷もなりをひそめる。
 

GM:【桐生嚆矢に、《重圧》《放心》が付与されました】
高橋 健人:「――知るだけでは不十分だ。意思だけでは不十分だ」

 目の前の少年が吐きかけた言葉に応じるように、視線を遠巻きに投げかける。

高橋 健人:「活かさねばならない。行なわなければならない――」

 自分の言い聞かせる如く、そしてかつて様々な本をあの“家”で朗読していたように。


高橋 健人:「彼女もまた、甘んじているだけの人間に見えるのなら、それはお前も知った気持ちになっているだけだ。お前の世界は、そんな小さな見落としに足を掬われる」
高橋 健人:「けれど――嚆矢、お前はそういうけれど、――」ぎ、と右手を握ると嚆矢を縛る蔦が一層と強まる。
桐生嚆矢:締め付けられれば、いびつに顔をしかめる。
高橋 健人:「捨てても尚、捨てられないんだよ、その《情》が。お互いにな」

 右は、利き手ではない手だった。
 本当であれば、相手の声も上がらないほどに縛り付ける筈なのに。


高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を5%上昇 (侵蝕率:134->139)%


 <イニシアティブ-0>
 #ミサイルが先

 どどどどどどど、空に昇って行く――。
 

GM:マイナーなし、メジャーアクションで60m。空に移動します。
GM:1ラウンド目と同じく、ルール上はPC/NPC全員から離れていく形になります。


<イニシアティブ-0_17>
 #待機したリサちゃんです
 

神崎 リサ:蔦が絡んで動きの鈍る少年の姿を捉えて、ふと目を瞑る。ふう、と息を整える。

 何度となく導かれてきた蔦と香り立つ華との道、それが今もまたこうして"道"を指し示してくれている。
 しかしその色合いは今までのどの道筋とも違ったもの、それでも自分がする事は変わらない。


神崎 リサ:瞼を押し上げる。幾筋もの火傷の痕が走る両腕を振り上げて構えて、狙いを定める。そしてどこか遠くを見やるようにも見える少年の目を見据えた。
神崎 リサ:"その時"が来た。迷いなく引き金に指をかける――
神崎 リサ:マイナー>なし
神崎 リサ:メジャー>《カンザキ・スペシャル》
神崎 リサ:放心込みで、健人くんのもろもろ支援も載せて そぉい!!
神崎 リサ:(9+3-1+8-2)dx+4+10@6 <カンザキスペシャル/コンセ込> 100%突破 ※放心、《導きの華》反映
DoubleCross : (17R10+4+10[6]) → 10[1,1,3,3,3,3,5,5,5,6,6,6,7,8,9,9,10]+10[1,4,6,8,8,8,9,10]+10[2,6,7,7,8,9]+10[2,5,6,7,9]+10[2,6,10]+10[4,8]+10[10]+10[9]+5[5]+14 → 99

神崎 リサ:おっふ いちたりない!!
GM:1足りないじゃないよなにしてるの!!?

<リアクション宣言>
 桐生嚆矢:放棄
 

GM:演出は、攻撃の際にまとめるのでダメージとか演出とかください。
神崎 リサ:10d+24 【ダメージ】
DoubleCross : (10D6+24) → 23[3,1,3,2,1,1,3,2,4,3]+24 → 47

神崎 リサ:あ ちがうな抜けてる
神崎 リサ:d10 抜けてたすいませんもっかい
神崎 リサ:1d10+24
DoubleCross : (1D10+24) → 10[10]+24 → 34

神崎 リサ:おちつこうじぶん( もっかい!!
神崎 リサ:10d10+24
DoubleCross : (10D10+24) → 44[6,2,8,6,4,3,4,2,3,6]+24 → 68

GM:攻撃演出ください

 銃口の向こう側から決して目を反らさない。
 そうして1発の弾丸が飛んでいく様を、それが少年を捉えたのを確かに見た。


神崎 リサ:間髪いれずに今持つ全力を、暴風雨のようなそれを叩き込む――蔦に絡めとられた稲光目がけて、自らの無数の"牙"がこれでもかと食らいついた。

 乾いた音。
 効きなれた、死を告げる銃の音。
 音がリサから上がり放たれた、その瞬間に少年はリサの方を、その背後の少年の目を見て、

 ――にやり、うすい微笑を浮かべた。
 

高橋 健人:しかと見届け、視線を受け止める。蔦で縛り付けたまま、微動だにしない。
服部 絵理奈:動揺を浮かべた瞳でその光景を見つめていた

 ――がががががががががっ。

 間断ない弾幕が、弾雨が嵐のように降り注ぐ。
 断末魔も悲鳴も上げる間すらもゆるさず降り注ぐ弾雨。

 戒められた少年の身体は玩具のように跳ね飛び舞い狂い。
 ハチの巣となって、果て伏した。
 

神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+10した(侵蝕率:121->131) 《コンセントレイト+小さな塵+ベネトレイト+マルチウェポン》
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕Bを+1した(侵蝕B:3->4)


 《――Climax battle is End.》

 

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