[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。




GM:さて。
GM:フリーシーンですよー。
GM:次はどなたがシーンプレイヤーとって、やってきますかね?
服部 絵理奈:一個前は私がSP貰ったので支部長かはやとくんがイイのかなーと思ってはいましたが、こっちから連絡しないと動けないとかあります?
高橋 健人:どのみち連絡はほしいですが
服部 絵理奈:うん、次登場したら連絡するつもりでいます
GM:やろうと思えばずっと交わらないで行けるのも前のセッションと一緒です(
GM:(そして今回は交わらないと前回以上の大惨事☆(クッションシナリオいうた)
GM:まあSP2連荘はようはスポット独り占め☆ なので、あんまりよくないのも事実かな。必要となれば戸惑わないけどたぶん今はそこまで必要、じゃない、はず。
GM:(PC1がSP連荘は割とよくあります。サンプルだととくによくあります)
高橋 健人:しぶちょーがゆるせばこのまま調査続行ですん
GM:(旗を振り振り、いってらっしゃいてきなジェスチャー)
服部 絵理奈:(旗を振る
高橋 健人:しぶちょうも一緒に居たからそのへんどうなのかなって
服部 絵理奈:支部長はお片付け中だ……
GM:まあ、じゃあ、GMが指定しませうか。
GM:待ってるのもあれですしゆっくり調査ロールお願いします。
高橋 健人:おけ 私が取ろう


 -------------------------------------------------------------------
 Middle Scene:6
 Side:Hayato
 -------------------------------------------------------------------

GM:【PC1:健人君。侵蝕率を上昇させ登場してください】
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を4%上昇 (侵蝕率:48->52)%
GM:そこそこ、ちょっと伸びた。
GM:盤面とかそういうのは丸投げ好みでレッツトライねっ。
高橋 健人:もろもろもろ
GM:トリガーの時にどうせGMが指定するので、フリーはほんとーにフリーですはい。
高橋 健人:引き続き支部にしよう
GM:ん。

 -------------------------------------------------------------------
 
 ――ミニシアター、キネマ・アルバ。
 ――UGN,N市支部。
 


 まだまだ調べがついていない所があるし、例え判明しても突き詰めねば納得のいかない部分がある。
 引き受けた案件で、且つ今までの途方もない積み重ねがあったからには健人は徹底的に調べるだろう。
 

高橋 健人:嚆矢を裏社会で調査します。未記載部分があるぞ。そりゃ気になるね。
GM:演出合わせてレッツトライ☆
GM:(はやとくん地味に、裏社会のコネもあることだしね)
高橋 健人:じゃ、一旦ソロで調べましょうとのことで
高橋 健人:エフェクト宣言:《葵華草を辿る》>《導きの華》 侵蝕率+2% / メジャーアクション
高橋 健人: →対象の次達成値に+8
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を2%上昇 (侵蝕率:52->54)%
高橋 健人: →対象:健人
高橋 健人:どうせ低コストの男
高橋 健人:(5+2+0)dx+8 〈情報:裏社会〉判定・コネ:裏社会使用
DoubleCross : (7R10+8[10]) → 9[1,2,5,6,9,9,9]+8 → 17

GM:わぁい演出おくれ―い
高橋 健人:――かき集めた資料に違和感がある。しかしUGN内の資料では勿論調べをつけるのも限界がある。

 ただ当然UGNだけで完結するようなことはない、と踏んだこともあり――手配したのはコネの一つ。
 金などを融通すれば応じて情報をくれる世界。表には出てこない、秘密裏にも等しい世界。
 今更、レネゲイド自体がそんな存在でもあれば、こういった一面にも探りは入れている訳で。
 

高橋 健人:有りていに:一応普段も金なんか使ったりしてるけど、こっちも情報は機密ではなければ回すぞ的に交渉して情報屋とやり取りしてます。
 
▼桐生嚆矢
 元UGNチルドレン、与儀の調整を受けたひとり。ブラックドック=ハヌマーン。
 同期のチルドレンでは1・2を争う程に優秀だった。
 UGNチルドレンとして活動していたころ、自分たちへの扱いへの不満と背反が見受けられた、とある。

 死亡扱いとなっているが、実際には消息を絶った後尻尾がつかみきれてない、が正しい。UGNからはジャームの烙印を押されている。

 
 ジャームの烙印を押された経緯は、当時の上役の命令:敵前逃亡を起こしたチルドレンの処分任務(通達はジャーム化したチルドレンの処理)を、チームで追い詰めた際に彼が背いた結果によるもの。まとめて処分されかかったところを大立ち回りした上で遁走、行方をくらました。敬虔たるチルドレンが命令に反逆しかつ大暴れしたこと、処分対象のチルドレンごと行方をくらませたことで烙印を押される。

 現在侵蝕率計で計測しても、一時的に100%を一挙に振り切ることはままあっても通例は収まっている。オーヴァードである様子。

 現在は“リベレーター”という名を名乗り、闇で活動している。
 オーヴァードのために、何か大きなことをやると公言し、オーヴァードを集めているようだ。

 連絡先も入手できたが、通例は当然だが追われているものゆえ雲隠れしている。
 だが、彼の縁者がきちんと手順を踏んで呼び出せば、接触もできそうだ、が……?

 ★所持イージーエフェクト
 《軽功》《無音の空間》《タッピング&オンエア》《セキュリティカット》《ショート》《人間発電機》

 【システム・メッセージ】
 【桐生嚆矢の情報は全開放されました】

 

高橋 健人:「………………」

 手にしたメモを、散り散りの資料を見下ろしてため息をつく。
 “自分もどこかでこうなっていた”可能性を一瞬だけ思索してその考えを唾棄した。

 ……その可能性は、殆ど低い。
 レネゲイドを活性化させるだけの要素、彼自身の性格や戦闘のスタンスを鑑みてもだ。


高橋 健人:「…………」

 視線だけが彼の心情を表している。戸惑いではなく、この板挟みにも等しい状況下に。
 この立場あって尚、どのように、彼の想いに応えられるのか。
 

高橋 健人:さて、深く考えるのも程々に、一応調達だけでもしておこう。
高橋 健人:この場にいない誰かさんのためにアーマーぐらいは用意するよ……。
高橋 健人:(5+0)dx+2 〈調達〉判定
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[3,4,7,8,10]+6[6]+2 → 18

高橋 健人:うお
高橋 健人:おめでとう。居ないんであとで渡します(ごっちゃり
GM:なにしてはるー!!? 誰が持ってるかは記載ね、装備もしないと判断します。
高橋 健人:へんなことをいうと筋力がないと装備できないとか動き取りづらいとかそういった理由で所持のままです。
高橋 健人:――で、いい加減自腹で払わせるのはどうだという話になって。きちんと経費で今度こそ防具を手配してもらいましたとさ。


 -------------------------------------------------------------------

GM:(甘酒啜り)
GM:さて、次どなたがまいりますかね?
服部 絵理奈:(支部長をじっと見る
神崎 リサ:一方その頃なしぶちょー参りますか(挙手
高橋 健人:ドーゾ
GM:はーあーいっ
神崎 リサ:また上着忘れてる(ごそごそ
服部 絵理奈:服着てしぶちょー!


 -------------------------------------------------------------------
 Middle Scene:7
 Side:Risa
 -------------------------------------------------------------------

GM:【PC2:リサちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:45->52)
神崎 リサ:あっちょっと盛り上がり始めた
GM:あ、盛り上がってきたっ
GM:てことで一方その頃? 登場禁止はする感じじゃないので適宜お願いします。

 -------------------------------------------------------------------
 
 ――ミニシアター、キネマ・アルバ。
 ――UGN,N市支部。
 

 与儀大輔の調査は続行されている。
 UGN内のデータベースは一通り洗ってみたものの、まだ十分ではない……そんな思いに駆られて現状出揃った資料を並べている。


神崎 リサ:もっと別視点からの情報が欲しい。自分には現状UGN内しか繋がりがないという弱みを痛感させられており。
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を2%上昇 (侵蝕率:54->56)%
高橋 健人:はい……
高橋 健人:出ます
神崎 リサ:はあい!
高橋 健人:また用意した防具を抱えたまま館長室の扉を叩きましょう。「失礼します。“鮮緑の支柱”です、支部長」
神崎 リサ:ここはいよいよ部下達にも助力を求めないとか…とか考えてたところでノックにぴくっと反応。
神崎 リサ:「ああ、健人か。入ってくれ」
神崎 リサ:最近前かがみ気味な背筋を伸ばし伸ばし。
GM:わんこがねこになるぞー、ちゃんと伸ばすのです。
高橋 健人:そう! 俺が! 空気を読む男! バアーンってしたいけど普通に入室します。
高橋 健人:「進捗いかがですか」パワーワード
GM:やめろお!!?
服部 絵理奈:パワーワードすぎる……
神崎 リサ:「…………」ぎぎぎ、と視線をそらす。すごい勢いでなんか刺さった。
神崎 リサ:ぱわーわーどこわい
神崎 リサ:「……あー、そうだ、お前の方はどうだった……?」ついでに話題もそらした。
高橋 健人:しかしここはまあまあ読める男。支部長の反応に咄嗟に「(難航しているな)」と指摘せず心中に収めた。
高橋 健人:「……嚆矢の、“稲光”の資料を持って参りました。お手すきの際にお目通しを」
高橋 健人:歩み寄り、机に整然とした筆跡のメモと資料を並べる。

高橋 健人:「連絡先も入手しましたが――勿論、こちらからかけても自分ではない限り応じないと判断しております」
神崎 リサ:「ああ例の友人か……」
神崎 リサ:並べられた資料に早速目を通すも、読み進めるに従ってだんだん眉間に皺が寄って来る……。

高橋 健人:「ここ最近のチルドレン失踪にあたって、彼が関与している事実はこの資料からも裏取りが出来ます」
高橋 健人:事実隠蔽していたUGNの上部に進言したいことは当然ある。しかし、彼はその点には口を閉じたまま。
GM:(黒豆茶をすすり)
GM:上部というか、当時の支部長とかそんなもんなんですが、まあ上部かな。今は昔のお話です。
神崎 リサ:「…………」
神崎 リサ:言葉こそ出さないものの、顔には感情そのままがおそらく現れている。困惑か、怒りか、それ以外か。

高橋 健人:結局それを追求しなかった連中ひっくるめて言いたいこと山のごとしだけどだんまりを一応通すょ
GM:ん。
GM:(まあ今言うだけ無駄だしね)
神崎 リサ:「……よくやった健人」
神崎 リサ:同じく言いたい事はあれこれあるけれど、今ここでそれをぶつけるべきは部下じゃないな、と。

高橋 健人:「――それで、そちらの進捗いかがですか」再度宣告。
神崎 リサ:「……進捗……行き詰っている、な」だめです。
高橋 健人:「自分から手伝えることはありますでしょうか」。と言うや否や、芳香が立ち込めている。
神崎 リサ:「……一応伝手がないわけじゃあないんだが。一度だけコンタクトした相手なんだが、連絡を取ろうにもその時きりでな」
神崎 リサ:「そこに繋ぎを取れれば……何か掴めるかもしれない。調べられないか?」
高橋 健人:「ならば、我々を使ってその相手を探すなり致しましょう。……他にも普段通り、《この手》があります」
高橋 健人:説明要求。調査班にも協力を仰いでコネ相手を探すことはできると思いますねん。
高橋 健人:とりあえずつい最近の知り合いならさっくり探せると思うけど、情報収集チーム使うなら今だぜ!
神崎 リサ:「……春日の戸籍の件で世話になった"業者"がいてな。そういった方面の情報に長けた風ではあるんだが、その時きり、という約束でなんとか取り付けてもらったからその後連絡が付けられないんだ」
神崎 リサ:「今部下達にも調べさせているところなんだが……」
神崎 リサ:前の事件後だからわりかし最近ぽいかとは……!
高橋 健人:どっさりと防具を一旦ソファーに置きつつ、それではこちらも枯れ進捗に華を咲かせましょう。
高橋 健人:エフェクト宣言:《葵華草を辿る》>《導きの華》 侵蝕率+2% / メジャーアクション
高橋 健人: →対象の次達成値に+8
高橋 健人: 対象:リサ
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を2%上昇 (侵蝕率:56->58)%
服部 絵理奈:>枯れ進捗<
神崎 リサ:天の助けもとい枯れそうな進捗に恵みの雨……!
神崎 リサ:では助力を受けて、情報調査チームも動員したところで与儀大輔を裏社会で調べますー
GM:かもん!
神崎 リサ:(1+0)dx+0+8+2@10 <情報:裏社会> ※導きの華、情報収集チーム込
DoubleCross : (1R10+0+8+2[10]) → 5[5]+10 → 15

GM:(ほんわりわらってる)
 
◆与儀大輔
 UGN所属の研究員にて教官。チルドレンの調整に携わっている。
 今まで幾人ものチルドレンを調整してきたが、“リード”の調整を最後にその仕事から引退。
 任務のためとはいえ、チルドレンの感情を抑制し兵器とすることに罪悪感を抱いていた。
 調整を引退した彼の研究所は現在閉鎖され、今はだれも利用はしていない。

 チルドレンたちからは“ティーチャー”と呼ばれている。

 UGNには内密で、彼の研究所を経由して防衛隊からミサイルの情報へアクセスした経歴がある……。

 【システム・メッセージ】
 【防衛隊のミサイル<UGN/軍事>が、ポップアップしました】
 

神崎 リサ:部下たちの尽力でなんとか"業者"への繋ぎを再度取り持ってもらい。ミサイル、という一言に目を見張った。
神崎 リサ:……ついでに最近裏で何か目立った事はないか、とか聞けたりしませんか。失踪事件関連についてとか。
GM:んー、それはどういう感じで?
GM:雑談レベルであって項目レベルでないなら。ロールしてもらえれば(裏をみつつ)
GM:(はやとくん待ちの時間もたせとも)
神崎 リサ:あい。
神崎 リサ:せっかくのチャンスだから、と。年末年始にかけて起きている失踪事件に関して、裏方面で何か出回っている噂等ないかと付け加えてみた。明確な犯人像だとか、目撃情報だとか、どんな些細な事でもいいから、とつけくわえ。
GM:では軽い内容だけでいいますね。

 ・年末年始の失踪事件は、サラマンダーシンドロームの犯行がある。
  →いつものじゃないか!? じゃなくて”本当にサラマンダーシンドロームの犯行”。
    ただ、主犯じゃない。交錯が原因らしい。
 ・主犯はどこかにロストしてる、誰かが匿ってるんじゃないかという噂。

 ・で、それ以外にまだ続いてる、チルドレンの失踪があって
 →どちらも《子ども》がかかわってるなあ……て感じ。


神崎 リサ:なるほどなるほど……。

 ・ただ、どれにしても《子ども》の癇癪じみた、つまりは子ども単独でどうとかなる話かな。
  →《大人》が、つまり子どもにかかわる大人たちが、環境が、なんやかやで、起こるべくして起きたことじゃないの。


GM:てところかな。
高橋 健人:パトロン居るぜ!
GM:これ以上は代価なりとります。――だそうです。
神崎 リサ:ふうむ。
神崎 リサ:じゃあ情報提供の礼と謝礼について辺りの話をしたら終了します。
GM:ん。
神崎 リサ:あんど即情報オープン! 出揃った資料を健人くんの持ってきた資料と並べてみよう。
神崎 リサ:「……思いもよらぬ話が出てきたな」ミサイル、の一文を指しながら。
高橋 健人:「――――」

 点と線が繋がりつつある。
 “ホーム”を思い起こす。朧気だった教官の顔や、最早形もない無貌となり果てたかつての同輩も。


高橋 健人:微かに瞳孔が開く気配。
神崎 リサ:そんな大それたもの、一体何に、なんのために使おうというのか。未だ謎は尽きない……。
神崎 リサ:「――しかしおかげで助かった、あいつらとお前のおかげだな」
高橋 健人:「……あいつは、世界を変えるといっていた。それは滅びを齎すものなのか。彼が、その一端を担っているのか。罪を償うつもりなのか」

 健人にはリサの声が遠巻きに聴こえる。
 それよりも、焼け付くほどに資料を見据え、また足元に華がじりじりとにじり寄るように咲く。
 

高橋 健人:「……失礼しました、はい、助力になれば光栄です」
高橋 健人:淡々と切り替えしたのち、自分も開示された項目について調べよう。今しがた物騒なものが見えたからね。
高橋 健人:UGNにて《ミサイル》を調査します。
GM:GO-。エフェクトは1シーン1回だから今度は駄目よー。
高橋 健人:(5+2+0)dx+5 〈情報:UGN〉判定・コネ:UGN幹部使用
DoubleCross : (7R10+5[10]) → 10[1,1,3,5,9,10,10]+7[3,7]+5 → 22

神崎 リサ:うわあ
高橋 健人:???????????????
服部 絵理奈:おー回った回った
高橋 健人:2回回ってるなあ(ぼうよみ
GM:幹部使ったな、RPしろよ!!
高橋 健人:とあれば、速やかに事件に追い回されて夜も寝られない我らが日本支部長にお伺いを立てよう。軍事関わってるって何よ。
GM:資料室にいるよ!
高橋 健人:一旦失礼します、という声と共に、視線や何か言いたそうなリサを振り払う。
高橋 健人:退出して、そのまま真っすぐに資料室へと足を運んだ。



 ――資料室。
 

 二度目の来訪。ノックと共に、平坦な少年の声。
 「失礼します」「霧谷支部長はまだいらっしゃいますか」と返答を待つ前に入室する勝手知ったる我が領地。
 

霧谷雄吾:「どうぞ、お構いなく」声が聞こえる。

 先だってと変わりなくというべきか。
 たくさんの資料と端末とであれこれやっている……。


 ――片手にはいつの間にかコーヒー。それも“元気の源”が込められた水で淹れられたものだ。
 余計な世話かもしれないが、折角滞在しているのだからという気遣い。霧谷の邪魔にならない場所に置いた。
 

霧谷雄吾:資料に栞を挟んで、端末を横に置き。はやとくんのほうを向き、笑む。
霧谷雄吾:「ありがとうございます」
高橋 健人:「いえ、お疲れ様です」
霧谷雄吾:「そして、いかがいたしましたでしょうか。ジェルマン」
高橋 健人:「――調査の内に、見過ごせないことがありまして。与儀教官、及び――防衛隊についての件です」
霧谷雄吾:「ふむ。かいつまんでお聞かせいただけますでしょうか」
霧谷雄吾:そういうと小さく、失礼と会釈してから、持ってきてもらったコーヒーとひとくち。聞く体制へ。

 健人は姿勢を正したまま霧谷の前で直立している。それからやおら口を開いた。

 与儀が立場を利用して防衛隊のミサイル情報に接触したこと。
 その情報に触れたからには、彼が何らかの事情でそのミサイルを必要としているのではないか、という話。
 

高橋 健人:全て秘密裏に行われていたことであるのも付け加えた。この立ち回りに覚えはないのか、と帰結した。
霧谷雄吾:「ふむ……そうですね、たしか……」
GM:演出上、2度に分けるよ☆
 
◆防衛隊のミサイル
 最近「より混沌とする世界情勢を鑑みての防衛力強化」を建前に、極秘裏に3発もの弾道ミサイルを入手。近々迎撃のためのデータを収集する予定。
 十重二重の厳重なプロテクトがかけられており、万が一強奪されたところで発射されることはない。

 なおミサイルの場所は秘匿されている。
 

霧谷雄吾:タブレットに資料をだし、はやとくんに見せます。
霧谷雄吾:「防衛隊のミサイルといえばこれですね、世界情勢からいろいろ、聞いてはおりました」
霧谷雄吾:だが、少し曇った顔を浮かべている。
高橋 健人:一介のUGNエージェントやらが扱える代物ではないのが十二分に理解できる話だ。曇る霧谷の顔に、ただ頷く。
高橋 健人:続きを黙って促す。
霧谷雄吾:タブレットを渡した状態で、軽く画面をスワイプします。
 
◆防衛隊のミサイル(続き)
 プロテクトを管理するミサイル隊所属の士官1名が、行方不明になっている……。
 

 すると。
 とても嫌な報告書が、でてきました……。
 

霧谷雄吾:「……今は、内々の情報ですが……」

 言わずもがな、こちらの件も日本支部長としては当たっている真っ最中。
 いつも通り、というにはいささか大仰な、修羅場と化している……
 

高橋 健人:「……。心中お察し致します」どうあがいても面倒事且つ責任問題を問われると把握した。
霧谷雄吾:小さく笑う。
霧谷雄吾:「その言葉で大分救われますよ。珈琲、ご馳走様です」
霧谷雄吾:「重責を背負わせてしまい恐縮とは思っております。が……」
霧谷雄吾:少し、どういえばいいか考えている。
高橋 健人:「こちらこそ、機密情報かとは存じますが……」こんな自分にそれでも分け隔てなくよくしてくれる支部長には、頭が上がらない。
高橋 健人:「――今回は、私情もあり。……。そんなことを挟むのは任務に差し支える、とわかっています」

 それでも、“ホーム”に居て、この件を取り巻く様々な人間に関わりのあったチルドレン故に。
 意思の強さを双眸に潜め、霧谷の言葉を待つ。
 ただ、従順に。
 

霧谷雄吾:少し、目を伏せる。
霧谷雄吾:「件のチルドレンの件でもそうですが、私たちは《今の世界》を守るもの、世界の守護者と呼びならわされております。――今は」

 そう、”今は”。
 昔は違った、UGNが創設された、その当時――16年前とは、変わってきているから。

霧谷雄吾:「その理念は、《ひととオーヴァードとの共存を》、そのために尽力する、それがUGN。ただことは、そう簡単にはいかない」
霧谷雄吾:「いまの世界をないがしろにはできないし、互いの思惑も存在する。オーヴァードの力を以て押さえつけてしまえば私たちを認めさせることは早いですが、それでは《共存》ではありません。ただの力による支配となんら変わらない」
霧谷雄吾:「ですから、あの方は。遅々として進まないにしても、そんな中でも飛び回り、少しずつ世界に認められるよう、活動してきました」
霧谷雄吾:「でも、どうしても軋轢はある。当時もその世界と政府とつながって、混乱を防止するためにオーヴァードの存在は伏せることとなりましたが。16年たった今でも、オーヴァードのことは公表できてません」
霧谷雄吾:「あれから、16年もたっています、現実、今の世界を維持するのが精いっぱいで、共存なぞできないと、諦め見切るのは簡単です。ですが、動かないなら本当に、最終的には軋轢から世界ごと壊れてしまいます」
霧谷雄吾:「……」
霧谷雄吾:「UGNは、絶対的な正義、というわけではありません。あくまでも、今の世界を維持する、守護者でしかありません。そのために、それにそぐわぬものを排し、犠牲が出てるという側面も存在しますし、」
霧谷雄吾:「また、どんな題目を以てしても、本当のことを捻じ曲げているということも、事実としてあります」
霧谷雄吾:「先だってのチルドレンの報告書の通り。先兵として育てられ、兵器として生きることを強いられ、そしてそれに反発したもの」
霧谷雄吾:「また、先だってのチルドレンの報告書通り、人権をはく奪され、モルモットとして生きることを強いられたもの。――根幹としてしまえば、大して変わることではありません」
霧谷雄吾:「それでも、私たちは」
霧谷雄吾:言いにくそうにしてる。

 絶対のものなど存在しないのは理解している。
 自分が実験動物であるかということには、少し憮然としたような、受け入れがたいような、理解しがたいような顔をした。

 こうして“育ててもらった”以外の道など、存在していたのだろうか。“絶対ない”とは言い切れないが、野垂れ死にもあり得た話だ。

高橋 健人:健人は、わずかに顔色を変えつつも拝聴していた。
霧谷雄吾:「――それでも、私たちは」
霧谷雄吾:「ひととの共存を、あきらめたくない。今の世界は残酷です、犠牲の上に成り立ってることも事実です。ですが、」
霧谷雄吾:「それでも、UGNでなければ。あの方が礎として残し奮闘してきたこの組織の理念と行動でなければ、――今の世界との共存し、ともにあることはできないと思ってます」

 犠牲など、今も昔も変わらない。この世界は、何かを捨てて何かを掴み取って成立している。
 目元を細めて、思い描くは資料で見ただけの顔。


高橋 健人:「よくよく、承知しているつもりです。守護者と謳えど、正義と主張せど。我々にも欠落した箇所はある。誹謗されて然るべきこともあります」
高橋 健人:「ですが異を唱えるだけの連中に、力を以て理を捻じ曲げようとするやり方には賛同できないからこそ。貴方や他の方の信念があってこそ、自分も、他のエージェントも付いてきております」
高橋 健人:「正義の対は正義です。彼らのやり方が正しいと言うなればそれも一理ありましょう」
高橋 健人:「……例えウィルスを抱えていて、その力を行使して、他者と差別されても構いません。今のこの世界を護りたいという貴方の気持ちに殉じる次第です」

 この思考に“主体性がない”“ただの狗だ”と散々言われてきたのも知っている。
 だがそれが高橋健人という人間の成す“目的”であり“信念”なのだ。
 

霧谷雄吾:「おそらくは、」
霧谷雄吾:「勧善懲悪で片づけられるほど、根の浅い話ではありません。それだったらどれだけよかったか」
霧谷雄吾:「ですので、おねがいします」
霧谷雄吾:「現場で動いた、ふれた、知った、貴方たちが、どういう判断を下し、どういう行動をとり、どういう結末を望むのか」
霧谷雄吾:「――私は、それを支える、そのくらいしかできません」
霧谷雄吾:「今回の件、よろしくお願いいたします」
高橋 健人:「この世界を取り巻くおおよそは」
高橋 健人:「――善悪で片付けることのできない事実です」
高橋 健人:一度も霧谷から視線を外すことはなかった。


 一礼し、あらかたの情報はこちらの脳に刻んだ。
 労う言葉を霧谷に投げかけ、足音もなく健人は資料室を退室する。



 ――パタン。
 


 -------------------------------------------------------------------

GM:おひる休憩でーすよー
GM:1310から再開かなー。
高橋 健人:りょうかいです
神崎 リサ:はーいー
服部 絵理奈:りょうかいでーす
GM:なおスタンダップは絵里ちゃんからなので、絵里ちゃん来てたら早めにスロースタートしてますし
GM:お2人はその分ゆっくりごはんでOKです、あい。
高橋 健人:あーいや
GM:\きゅうけいだよ/
高橋 健人:まだ調達タイムとか終わってないんでね!
服部 絵理奈:そういや調達まだしてなかったね2人とも;
高橋 健人:館長室戻ってさらっと報告調達して場面切り替えでいいとおもいます
GM:ああ、長かったからシーン切っちゃったしなあ……。
GM:(ダメ? 報告とか別シーンじゃダメ?(つぶらなひとみ)
高橋 健人:せめて調達させて;;;;
GM:ぴーじゃあそうだなあ
高橋 健人:99箱とかハードコートとかほちい
GM:今2人、ごはん行く前に判定していけ!!
高橋 健人:オーライオーライ。
神崎 リサ:はっ
GM:んで成否次第で次のシーンIn時に持っててください演出考えてで!
神崎 リサ:あっそうだ調達……!
GM:それでゆるして!!!
神崎 リサ:りょうかいですーあざます!
高橋 健人:むしろすまない
高橋 健人:ところで行動値下がるけどいるのコート?
神崎 リサ:99箱?って首をかしげてふいた
神崎 リサ:あー(重ね着できるところばっか見てた顔
神崎 リサ:前回ぐらい大差なら2ぐらい問題ないかもだけれど うーむ
高橋 健人:ボスはブラハヌだからクッソ早いとしても
神崎 リサ:ですよねー
GM:ボスという言われ方をするとあれなんだけど
GM:少なくとも嚆矢に関して言えば、2年前のデータが出てます。
高橋 健人:リベレーターズのボスではある
GM:つまり→【最低それだけはある】(成長はするが低下はしないからね)
GM:うん。
高橋 健人:あーでも感覚よりではないか
GM:(基礎ステータスと行動値は出したしー)(どっちかっツーと肉体タイプの中庸型)
高橋 健人:一応ハヌには行動上げのEFあるけど積んでなさそう
服部 絵理奈:ただ加速装置とか先手必勝の存在があるからねえ
神崎 リサ:引いても17 あと取っておきたいのは今のところ99箱ぐらいですかのう
高橋 健人:ま、問題ないなら頑張ってみるよ
GM:(《スタンボルト》は白兵でも射撃でも効きます、でも《獅子奮迅》は白兵だけ。なので白兵のが得意のWスタンスです)
高橋 健人:ドッヂに影響あるわけでもなし
高橋 健人:というわけでいいかい?
神崎 リサ:じゃあ狙うだけ狙ってもらっていいですか(ふかぶか
高橋 健人:拾えたらそっちは99箱お願いします
神崎 リサ:はーい任された
高橋 健人:ハードコートを調達判定します
GM:ん。
神崎 リサ:……前回これで回したんだったなあ
高橋 健人:(5+0)dx+2 〈調達〉判定
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[1,1,5,8,10]+7[7]+2 → 19

高橋 健人:そ、そうだね……
GM:次出たとき向けの演出考えとけよ☆
高橋 健人:もう気持ち悪いこの人
神崎 リサ:安定の倍近い
GM:失敗してもそういう経緯があったよくらいの演出考えていただきますからね☆
GM:しぶちょーのためならなんのそのだなあ、HAHAHA
神崎 リサ:じゃあ支部長は99箱を探すぞーぶんぶん
神崎 リサ:(1+0)dx+4@10 <調達>
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 9[9]+4 → 13

GM:\はーい/
GM:ではごはんだぞ☆ でも再開は10分なのはかわらないからね、きゅーけー!!
高橋 健人:はいありがとう とりあえずメモしておくね
服部 絵理奈:パスタゆであがったーあとはそーすをかけるだけ!(手抜き
神崎 リサ:わあい はーいーお昼しゅたた
高橋 健人:何食べよう……(真面目に)
服部 絵理奈:おうどん?
高橋 健人:そういえばAmazonギフトで大量に頂いたうどんあった


 -------------------------------------------------------------------
 Middle Scene:8
 Side:Erina
 -------------------------------------------------------------------

GM:【PC3:絵里奈ちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:48->53) (登場)
GM:そこそこちょっぴり。
服部 絵理奈:そこそこ、そこそこ
GM:てことで絵里ちゃんかららしいのであとふぁーいと☆ フリーシーンだよっ。
服部 絵理奈:リベレーターズのアジトからかな。
GM:かな、かなかな。
GM:今度はなんだ、クレープか、クレープシュゼットかっ!
服部 絵理奈:はっはっは
服部 絵理奈:前回シーンの翌日くらいでいいかしら
GM:ん、OKですよー
GM:あ、お菓子創るなら振りたいです?
GM:(振るならとめないぞ✩
服部 絵理奈:振ってみたいですね★
GM:じゃあIn前に振ってください。
服部 絵理奈:(3+0)dx+2@10 <芸術:製菓>
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 4[1,3,4]+2 → 6

GM:コガシマシタネ(
GM:\ガンバ/
服部 絵理奈:あぁん
GM:6は「ふつうは成功する行為」の閾なので、まあふつーにできたな感じかな、で。
服部 絵理奈:あい。

 -------------------------------------------------------------------

 リベレーターズの葵という少女から聞き出した情報。防衛隊のミサイルという情報。
 スマホに手をかけかけて、ぐっと堪えた。


 夜中にこっそり飛び出すことも考えたが、それも堪えた。……その代り、まったく眠れなかったが。


服部 絵理奈:ほぼ徹夜明けでぼーっとする頭を抑えつつ、リベレーターズのアジトのキッチンへと。
服部 絵理奈:朝5時ころくらいなイメージですが、起きてる人はいるかな?
GM:のそのそアジトのキッチン(先だっての絵里菜ちゃん専用向け)に行こうとすると
GM:たぶんに子ぎつね状態の子が目をキラキラってして見に来ますよ。
GM:<エリナー <なんか作るのー
GM:こんな感じで。
服部 絵理奈:「うん、朝ご飯作るよ!」
子どもたち:「なにつくる」「なにつくる」「おいしい、おいしい?」
GM:まあこの通りで起きてる子もいる、寝てる子もいるって感じですね。

 私の任務はこの組織、リベレーターズへの潜入と情報収集だ。
 彼ら彼女らがUGNから抜け出し、自由になった身をまた、もとの場所に戻してしまう行為になってしまうのかもしれない。

 その罪滅ぼしのためか、確実に胃袋を掴んで信頼を勝ち取るためなのか、自分でもわからない。

 彼らのために、自分のできる技術の粋をもって、ここにいる間はお菓子を作ると決めたのだ。


服部 絵理奈:「ふっふっふ、メニューはできるまで秘密!」
服部 絵理奈:「ヒントはー、そうだな、暖かくて甘いものにする予定!」
子どもたち:「ざいりょうもひみつ―?」
子どもたち:「葵おこす―?」
服部 絵理奈:「あー、ちょっと待ってー。材料見てからにするよ。葵ちゃん起こすのも悪いし」
子どもたち:なら―で、キッチンのテーブルから顔のぞかせる感じでみてます。見えない尻尾がパタパタしてるのがわかる感じ。
子どもたち:(何ができるのかな、何ができるのかな~♪)
服部 絵理奈:そう言ってキッチンをがさごそし始める。ちくしょうかわいいな子供たち
服部 絵理奈:「ごめん、葵ちゃん起こしてきてっ」
服部 絵理奈:手を合わせて子供たちに頼む。フルーツが足りないようだった
子どもたち:「はーいっ」

 ――数分後――

:「ちょっといたーい誰《サイレンの魔女》したのー、まだあたまくわんくわんいってるー」
服部 絵理奈:「Σ《サイレンの魔女》で起こしたの!? 葵ちゃんおっはよー」
子どもたち:てへぺろ、って顔して葵ちゃんの背中を押してる子どもたち。
:「ぷにゃあねむーい、《ホーム》だともっと早いけど……」
:「おはよーえりな―」
服部 絵理奈:「起こしてって頼んだの私なんだ、ごめんね。みんなの分の朝ご飯作ろうと思ったんだけど、材料足りなくてさ。手伝ってくれないかな?」
:目をぱちっ。
:「なんかおいしいつくるの!? うんやるやる、なにつくればいーい?!」
服部 絵理奈:「うん、なにが出来るかは出来てからのお楽しみ」
服部 絵理奈:「えっと、足りないのは牛乳とイチゴとー、好きな果物3~4種類くらい」
:「よーっしそれじゃあ――」ぽんぽんぽんっ。イチゴと桃とザクロとオレンジ、キウイフルーツ。そして瓶牛乳がかむひあ☆
服部 絵理奈:「ありがと! あとはどうする? 見学する? それとも手伝ってくれる?」
:「てつだうー、そして途中から食べる―」
服部 絵理奈:おっけー!
服部 絵理奈:「それじゃあイチゴのヘタ取り頼めるかなっ」
:「はーいっ☆」
服部 絵理奈:葵ちゃんにイチゴの方を頼んで、自分は薄力粉とベーキングパウダー、グラニュー糖にバターを混ぜ。
服部 絵理奈:そこに瓶牛乳を量って入れ、折りたたむように生地を作る。
:イチゴのへた取りをしては、こっそり食べて。こっそり食べたら「あっ」って言いながらまた増えるイチゴが繰り返されている……。
服部 絵理奈:「イチゴのヘタを取ったら鍋に入れて、イチゴが半分くらい浸るまで水を入れて、火にかけるの」
:「もっきゅもっきゅ。はーい」
子どもたち:「葵ずるいー!」「ずるいー!」
:「へへーんだエリナのオッケー出たもんねー♪」
服部 絵理奈:生地をこねつつ増えたり減ったりするイチゴを見て苦笑しつつ。
服部 絵理奈:生地が出来たら台に伸ばし、コップの底を使って円形にくりぬき、オーブンに入れて。
服部 絵理奈:そしてその間にもう一品。牛乳、卵、薄力粉、砂糖を混ぜて鍋で加熱し、カスタードクリームを作る
:イチゴスープを作りながら、やっぱり途中でつまみ食い。してはスープが減ったりまた増える。
子どもたち:そんな葵の足元でぴーちくぱーちく文句言ったりせがんだり。ぴょいぴょい。
服部 絵理奈:「水分が飛んできたらイチゴを潰しつつ砂糖を入れてなじませるの。砂糖を後から入れると色がきれいになるんだよ」
:たまにひょいひょいとスプーンで仲間の口に入れては増やしてる。砂糖も入れては増やしてるのが見えます。
子どもたち:「んー」「おいしー」きゃーきゃー。
服部 絵理奈:浅めのお皿に先ほど出してもらったイチゴ、桃、ザクロ、オレンジ、キウイフルーツを薄切りにして並べ、隙間にカスタードクリームを流し込む。
服部 絵理奈:「これはオーブントースターで焦げ目が付くまで……っと」
子どもたち:「きれいー」「んぐんぐ」
服部 絵理奈:「あ、ちょっと焼き過ぎちゃったかな?」
服部 絵理奈:そうこうしているうちに、オーブンの方も焼きあがるでしょう。

 ~20分後くらい~


子どもたち:「あまい匂い……」「あっエリナのお菓子?」覗く影がだんだんちらっちらっ
服部 絵理奈:「はい、出来た! スコーンとフルーツグラタン! スコーンには葵ちゃんが作ってくれたイチゴジャムとホイップクリームを添えて!」
子どもたち:「わーい!!!!」
服部 絵理奈:「ここに居る子たちの分くらいはあるかな!《無上厨師》持ってる子が食べたらあとは皆で分けてね!」
子どもたち:「わー!!」
:「よーしまずはいっちばーん☆」ぱくっ。
:もっきゅもっきゅ。
:「んー……」ちょっと小首をかしげる。「んー……」エリナを見上げる。
服部 絵理奈:「んー?」
子どもたち:どきどきごくり。
:スプーンでグラタンすくって、ひょいとエリナちゃんの口へとシュート☆
服部 絵理奈:もぐもぐ……
服部 絵理奈:「うーん、昨日のケーキほどじゃないなあ」
:「んー……」
服部 絵理奈:葵ちゃんと並んで腕組み。
子どもたち:そわそわちらちら。
:小首を再度、別のほうへ傾げてから。えいやと少しだけ増やす、グラタンやら何やかや。
:「まずーじゃない、まずーじゃ。ふつーに、ふつー?」
服部 絵理奈:「うん、ふつーかなー」
:「あ、先に」
:「“おいしく”するのはむりだからねー。あたしのこのエフェクト、知ってるものしか作れないから―」
子どもたち:「じゃあいろいろあれんじしてみよー」「おさとういれてー」「コショーとかもー?」

 わらわらわらわら。
 取り合いしつつなんかアレンジタイムが開示されました。


服部 絵理奈:「そっかー、私、もっと頑張るよ……! こんどはクレープだったよね」
子どもたち:「あ、これも合うかも」「ホイップもりもりしよう」「っくしゅん!」
服部 絵理奈:「あ、そだ、葵ちゃん、バレンタインデーって知ってる?」
:「ばれんたいんべー? なーにそれ?」
服部 絵理奈:「えーっとね、昨日チョコのケーキ作ったじゃない? それの繋がりなんだけど、この時期は好きな人とかお世話になった人にチョコとか贈り物をあげたりする日なの」
:「んー、あたしだったら、こーやとか? かな?」
服部 絵理奈:「こーやくんに、そうだね、日ごろの感謝をこめて作ってもいいかもね」
服部 絵理奈:「で、私もこの後そのチョコ作りたいんだけど、ホワイトチョコを出してもらえないかな?」
子どもたち:「イチゴがありならケチャップはー?」「赤いもの同士だね」
:「うん。あ、マヨネーズもいる?」そういいながら、ポン♪ 出てくるホワイト煉瓦チョコと、マヨネーズ。
服部 絵理奈:「マヨネーズはいらない!? っとありがとー! 葵ちゃんと他の女の子もチョコ、一緒に作る?」
子どもたち:「クリームだー!」「黄色もいるかなー」
子どもたち:「黄色だったらなんだろう……パプリカ? とうがらしいれるー?」
GM:#黄色とうがらしは実在します
:え、いらないの? って感じでマヨネーズのほうをもって見上げてる。
:「うん、つくるー」
子どもたち:「チョコ?」「わたしたちでもエリナみたいに作れる……?」興味津々きらきら
服部 絵理奈:「ちゃんと手順を守れば出来るよ!」
子どもたち:「出来るんだ!」「作りたーい!」
服部 絵理奈:葵ちゃんは万能器具も持ってる系女子ですか?
GM:のー、違う女子です(前回そう言いました
服部 絵理奈:Oh
GM:(お皿とか準備は別の子、って言ってたからね)
服部 絵理奈:ああ、そうだった……彼女は材料だけか
子どもたち:「あと黄色いのはからし……?」「え、辛くするの……?」
服部 絵理奈:「それじゃあまずチョコを刻んで――」

 中略。
 子どもたちには昨日のザッハトルテより難易度の低いガトーショコラのレシピを実践しつつ教えた。


服部 絵理奈:「それで、用意してもらったホワイトチョコの使い道なんだけど――」
服部 絵理奈:「焼いたケーキ、濃茶い色してるじゃない? その上に溶かして文字とか絵を書くの」
服部 絵理奈:「まず湯煎で溶かして、それをビニール袋に入れて、端っこをちょっとだけ切って。これをペンの代わりにあげる人へのメッセージを書くの」
:「へえ……」
:てことで端っこちょんってきって、かりこり。つたない感じだけど、なんか書き始めてる。
子どもたち:「なんて書こうかなあ」「うーん……」
服部 絵理奈:「わたしは恥ずかしいからメッセージ部屋で書いてくる……」お手本のケーキとホワイトチョコを持って抜け出そうとします
子どもたち:何人かがちょこちょこと、アヒルの子よろしくついていきます。
服部 絵理奈:部屋の前まで来て、「だから、ひーみーつ! 書いたらすぐ戻るからっ」
子どもたち:<えーみたいー <みたいー <エリナー <エリナー
服部 絵理奈:「だめったらだめー!」
服部 絵理奈:ばたーん。
子どもたち:扉向こうでみゅーみゅーぶーぶー。
GM:でもさすがに勝手に開けるって感じじゃないですね、ドアかりこりしてる子はいるけどね。

 というわけで。
 しばらくしたら部屋でメッセージちまちま書いて紙袋に納めて出てきます。


子どもたち:「エリナ―」「エリナー」「何書いたのー」「誰にあげるのー」
服部 絵理奈:「学校のクラスメイト! それ以上はひーみーつ!」
子どもたち:「コクハク?」「雑誌にあったコクハクってやつ?」「コクハクしたらケッコンするんだよね」「エリナケッコンするのー?」
子どもたち:「ケッコン!」「エリナけっこんおめでとー!」
子どもたち:「わーじゃあケッコンシキの準備しないと―」わーわーわー。
服部 絵理奈:「結婚はまだ早いー!? そんなわけで、チョコ渡しに学校行ってくるね! こーやくんとかに聞かれたら学校に行ってるって伝えておいて!」
子どもたち:「わかったー、その間に準備しとくねー」
子どもたち:お手手ふりふり。
服部 絵理奈:「わー……」
子どもたち:「いってらっしゃーい!」にこにこふりふり
服部 絵理奈:というわけで学校に行きます。駅のトイレあたりで従者をいったん消して、入れ替わって学校行きまする。
服部 絵理奈:はやと君は登校しているだろうか
GM:それははやとくんに聞いてくだちぃ((
高橋 健人:じかんどうなってんの
GM:ふつーの登校時間でしょうね。なのでおそらく7時半とか8時とか。
服部 絵理奈:うん、朝ですな
神崎 リサ:さっきまでの支部で前日夜ですかのう
高橋 健人:一晩あけてるなら――うーんそうだな、いい加減学校行くか(不真面目)
GM:です、一晩あけております。
高橋 健人:多分身体が弱いから学校度々来れない でも成績優秀だからお目こぼししてもらってるんだろう
高橋 健人:だいたい事実だが
GM:だいたい事実ですね、だいたい #だいたい
服部 絵理奈:はっはっは
GM:あ、登場の場合は当然侵食率上げてねはやとくん☆
高橋 健人:じゃ、でますかの
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を7%上昇 (侵蝕率:58->65)%
高橋 健人:学校行くのそんなに嫌かお前
GM:ソウイウコトニナルネ(
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕Bを+1増加 (侵蝕B:0->1)
服部 絵理奈:勝手に場面転換してよろしいか
GM:どうぞどうぞ。


 ――N市公立高校、2年C組、教室

服部 絵理奈:教室にはやとくんの姿を見つけたことに安堵しつつ。メールを送ります。
服部 絵理奈:『昼休み、屋上階段前まで来てくれないかな?』
高橋 健人:即座に返信『畏まりました』とだけ。
高橋 健人:教室だと久々に現れた珍獣の姿にウワサが寄ってたかって大変だと思います
GM:あとは時期が時期なのでバレンタインで男子も女子もワイのワイのしてますね、挙動不審も見え隠れ。
服部 絵理奈:だねえ……
高橋 健人:チョコレート貰うために来たのかとも思われてなさそうな珍獣
GM:イイ顔してチェックしまくってる美香ちゃんがいます☆
服部 絵理奈:安定のミカちゃんだ……
高橋 健人:みかさんはなんでもしっている
服部 絵理奈:特に何もなければ昼休み、施錠されているであろう屋上へのドアの前で待機しております。
高橋 健人:久々に花壇チェックしてから屋上行きます。枯れてる。

 ――屋上。

服部 絵理奈:「あ、健人くん、呼び出しちゃってごめんね」
高橋 健人:「おまたせして申し訳ありません。何かご用事と伺っておりますが――その後何かありましたか。しばらく随伴できず、そちらもお詫びしなければ」

 バレンタインなど浮ついた空気を跳ね除けるようにビジネスライクな健人の姿。


服部 絵理奈:何かありましたか、の言葉に一瞬びくりと。
服部 絵理奈:「うん、渡したいものがあるの」
高橋 健人:「?」資料とか資料とか。あとは授業のノートとかだろうか。
服部 絵理奈:ぶんぶんと頭を振り、シンプルな紙袋を押し付ける。軽い。
高橋 健人:「今開封しても? それより後々見たほうが宜しいでしょうか?」
服部 絵理奈:「あー……うん。今開けてもいいよ」
服部 絵理奈:「んじゃ、ミカちゃんとかに噂されると困るから、時間差で教室に戻って来てね!」
服部 絵理奈:ダッシュで教室に戻ります。
GM:教室で拿捕☆
沼沢美香:「ねーねーエリナ―」
服部 絵理奈:「ふえ!? ミカちゃん!?」
GM:とばかりにこっちは後回ししてはやとくんスポット行動でOKです。ようは絵里ちゃんは拿捕され質問攻めと思ってください。
高橋 健人:置いてけぼり食らってしばらく逡巡した後に開封しよう。
服部 絵理奈:中身はガトーショコラ。チョコのいい香りがする……のは普通なのですが。
服部 絵理奈:上に『《声なき声》して(ハート)』とか書いてある。
高橋 健人:「………………」
高橋 健人:ふう、とため息を吐いた。以前よりは進歩した、とでも評価はしておこうか。
高橋 健人:という若干の上から目線でロイス取得します。服部絵理奈に ○有為/無関心 ひとまず迂闊はまだしていないと思いたい。
服部 絵理奈:こちらもはやと君にロイス取得しておきたいです。○信頼/脅威で。
高橋 健人:それからこの場所もこの場所である意味目立つので、トイレの個室辺りにでも引きこもろう。
GM:それって……第三者から見たら食べてあたっ(チガイマス
高橋 健人:以前から度々吐いたりしてたから大丈夫!
GM:#がんばれはやとくん
高橋 健人:エフェクト宣言:《管丁字は語りき》 / メジャーアクション
高橋 健人: →《地獄耳》+《成長促進》+《声なき声》宣言
高橋 健人:Wi-Fi設置。及び走査でえりChangにお声掛けしましょう『……何かありましたね?』
服部 絵理奈:『……うん』
GM:なおえりちゃん周囲はミカちゃん真花ちゃん筆頭でかしましい状況でございます、とは♪
服部 絵理奈:「だから私は運び屋でー……あっちょっとトイレ!」
服部 絵理奈:女子トイレにDASHします。
沼沢美香:「ぇーほんとーかなー。だってエリって高橋君とシケこんでたじゃーん」
綾瀬真花:「あ、気を付けてー、走ると危ないよー」

 ――移動して。

服部 絵理奈:『ちょっと厄介ごとというか、頼みごとがあるんだ……』
高橋 健人:『レネゲイド関係ですか? 自分も今受け持っている案件があるので、お手伝い出来る範囲は狭まりますが……』
服部 絵理奈:『うん、レネゲイド関連。で、守秘義務? っていうので、言えないんだけど……』
服部 絵理奈:『高崎探偵事務所、って所に伝言を頼まれてほしいの』
高橋 健人:『――――』その場所知ってたりするかしら
GM:どういう人がいてどういう場所か知ってていいです。
高橋 健人:ダヨネー。
GM:知ってていいです、あのタッグのカヴァーオフィスとして使う場合の場所です。
高橋 健人:元教官だもん。動向知ってておかしくにゃあい。
GM:ほとんどお名前だけで、従業員もあの2人です。場所は仕事の時で折々と。調べりゃTelとか場所はわかります(ググれば出てきてたよね)
高橋 健人:『畏まりました。貴女が“守秘義務”と言うからには……自分も深くは追求しませんが、』
高橋 健人:『危険が及ぶのであれば、秘密を墓場まで持っていくつもりがないのであれば。遠慮なく我々を頼ってください。そのための自分でもあります』
服部 絵理奈:『うん……。ありがとう。今回は……どうしても気になるなら、現地に行って、聞いてほしいんだ。私が今巻き込まれてること』

 ――その言葉は、いつになく真摯だった。
 元より、仕事にはまだ信用性に欠く部分があっても。霧谷に頼まれた、ということを差し引いても。
 人を案ずる、ということは守るという意思故の表れである。
 

服部 絵理奈:『きぬのくも、さんへ。駅前のショッピングモールのスタバで待ってます、絵理奈より、って伝えてほしいの』
高橋 健人:『既知の間柄です。しかし教官――彼女たちは、本部側……。どこまで今の状況を伝えてくれるのやら』
服部 絵理奈:『えっ、知ってる人だったの……?』
高橋 健人:『ええ。必要であれば、応じてくれるでしょう。では、そのようにお伝えします』
服部 絵理奈:『うん、お願い。いろいろごめんね。あ、ケーキは食べちゃって。メッセージはあれだけど、日頃の感謝のしるしだと思って』
高橋 健人:『用件は以上ですか?』トイレがめっちゃフローラルフレーバーに満ちてる。『……それはありがたく頂きます』
服部 絵理奈:『うん。彼女に了承取れたら、これ以上の事も話せるかもしれないけど、今はこれくらいかな、ありがと』
高橋 健人:『自分は教室に戻ります。では後日、ご報告に上がりますので――そうですね、』逡巡するような間。
高橋 健人:『“ごちそうさま”というメールを致しますので』というのが合図。
服部 絵理奈:『ごちそうさま、だね。分かった』
高橋 健人:『この合図を受け次第、同じように“華”にて連絡致します』
高橋 健人:それでは、と一言と共に途絶える気配。
服部 絵理奈:「……ふー」
服部 絵理奈:「あ、そろそろ教室戻らなきゃ」
高橋 健人:健人のほうが先に戻ってる予感。
高橋 健人:タイミングはずらした……!
服部 絵理奈:せやな(
服部 絵理奈:うー、またミカちゃんにいじられるのかー、とかぼやきつつ教室に戻る。
GM:いぢめ? いいえ親切です☆
GM:とばかりのコイバナワイワイが展開されて
GM:まあ〆といたしましょうか。


 -------------------------------------------------------------------

GM:えいしょっと
服部 絵理奈:はーい。時間もちょうどいいしね
GM:1510分まで、おやつきゅうけいですよー。
高橋 健人:はいないなー 牛乳がねえ
高橋 健人:わしのるいぼすみるくてーが……
服部 絵理奈:ハーイ
神崎 リサ:はーいお疲れ様ですよー
神崎 リサ:子どもたちガヤたのしい……しかしけっこんしき……
服部 絵理奈:しかし今日はハヤ公出ずっぱりだなあ
GM:だってPC1だもの、きりっ
神崎 リサ:さすがPC1
高橋 健人:PC1だものきりりり
服部 絵理奈:PC1は侵蝕率がヤクくなる運命なのか
高橋 健人:登場侵蝕率がだいぶアレだけど


 -------------------------------------------------------------------
 Middle Scene:9
 Side:Hayato
 -------------------------------------------------------------------

GM:【PC1:健人君。侵蝕率を上昇させ登場してください】
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を2%上昇 (侵蝕率:65->67)%
高橋 健人:お前本当に学校嫌だったんだな
GM:ド安定ですねええええ!!?
高橋 健人:草
GM:てことで演出からよろしくお願いします、場所演出程度はする。
高橋 健人:さぁてと。連絡だけでもいいんだけど、お礼参りしなきゃねえ……
GM:お礼参り(おれいまいり)とは、神社仏閣に願を掛け、その願いが成就した時に、お礼として礼拝や布施を行なうこと。
GM:――デ、イインダヨネ?
高橋 健人:正しくはそうだけど、まあフランクに「日頃お世話になってました(過去形)」という感じでね。
GM:うんー。
高橋 健人:あとヤクザてきなやつではないぞ! すっぞこらはしないから!
高橋 健人:場所も知っていればスタコラサッサですよ。N市内だっけ。
GM:東京郊外だけど市外かな、東京で電車で30分ならN市抜けるからね。


 -------------------------------------------------------------------

 ――それでは都会の荒波という電車に揉まれつつ、いや逆だ、とにかく入り組んだ道をそれゆけ鋼の調査員。
 一度も過つこともなくスマート位に事務所前までたどり着くでしょう。
 

 
 ――高崎探偵事務所。
 

高橋 健人:ビルを見上げる。臆すこともなく、扉の前にまで行き着いてノックノック。

 「はーい、どうぞあいてますー」
 かつて聞きなれた、あの声がする……。

高橋 健人:「失礼いたします」扉を開ける前に深呼吸。あの顔を見るのは、いつぶりなのか。
高橋 健人:多忙に揉まれ、朧気にはなりつつあるが風化していない。

高橋 健人:そこからゆっくりと扉を開け放った。
 
 開ければ、よくある事務所が見える。
 ちょっと殺風景な探偵事務所。

 奥の扉が開いてて、応接間になっていて。
 そこにお茶菓子とお茶と、資料と何やかやとがセッティングされている。
 

玉野 椿:「よっし今回は間に合った!」
高橋 健人:「――お久しぶりです、玉野きょ……さん」
玉野 椿:「てことでいらっしゃい。お久しぶりね、ジェルマン。応接室にいろいろ準備してあるから、どうぞどうぞ」
玉野 椿:にこっと笑う。
高橋 健人:頭を下げて言われるがままに応接室に向かうとしよう。
玉野 椿:「昔話に興じられる時間や状態なら良かったんだけれどね。たぶんお互いそうじゃないでしょうから……」
玉野 椿:といって、さっと応接室へ。扉を閉め、自分も座る。
高橋 健人:相手が腰を下ろしたのを確認してからこちらも座った。マフラーを解き、上着を膝に乗せる。
高橋 健人:「先日ご連絡した通り。“赫き竜乙女”より言伝を預かっております」
玉野 椿:「ええ」
玉野 椿:旧知の相手同士という笑みが消え、仕事の顔に。真摯で生真面目な教官の顔。
高橋 健人:一瞬左手に視線を落として――やめる。今ここで相手を信じ、今辿ってきた道を顧みて何事もないと一旦視線を相手に転じて。
高橋 健人:勿論、健人は変わらず無表情のままである。
高橋 健人:「“駅前のショッピングモールのスターバックスにて待っております”とのことです」
玉野 椿:「ん、わかった」
玉野 椿:「じゃあこちらからも伝言、ジェルマンから伝えてもらっていいかしら。そんな難しいことじゃないから、」
高橋 健人:「……」
高橋 健人:「はい、何でしょうか」
玉野 椿:「“これから向かいます。1時間後くらいになると思いますので、おねがいします”」
玉野 椿:「で」
玉野 椿:「悪いけど出かける準備とか連絡してるから、その連絡だけお願いね」
玉野 椿:そういうとさっと席を立って、とたとたと。
玉野 椿:応接室から出ていきます。残ってるのはお茶とお茶菓子、あとなぜかおいてある資料とはやとくん。
高橋 健人:出ていく後ろ姿と、資料を見比べる。こんな所に態々放置しているということは、あからさまにも程がある。
高橋 健人:相手は当然、こんな一言の為に自分が出向くということの含意を承知しているのだろう。
高橋 健人:「(目をつむってくれている、ということでしょうか。教官)」
高橋 健人:「(いや……期待する程のものでもないかもしれない。それに、勝手に見てもいいのかも判らない)」
高橋 健人:盛大なため息。
GM:さ、どうするかな。・・)。
高橋 健人:先にえりちゃんに連絡しておくよー。本来さっさと行かれるとは思わなかったしね。『“ごちそうさまです。連絡は不要になりました”』と付け加えた。
高橋 健人:あーいや、あー?
服部 絵理奈:おおう?
高橋 健人:『“一時間後にご友人がお待ちしているそうです”』続き。
高橋 健人:というわけでそこから行動は早いぞ。資料を一瞥させて貰う。
GM: 資料は箇条書きでカテゴライズしてきます。順に行くね。
 
★行方不明になってるUGNメンバーの資料、ぱららーっとみるとチルドレンが多いのは言わずもがな。
 写真と能力メモとか簡易経歴とか。履歴書みたいな感じ。
 その中で、“リード”とどこかの資料で見かけた名前が出てきます。

 【システム・メッセージ】
 【“リード”:<UGN>がポップアップしました】#ちゃんと読むなら情報判定です。

 

★N市にある正体不明のオーヴァードの組織、リベレーターズというのがいる。
 これがきな臭いので調べなければならないが、そも《そういう組織がある》位しかわかってない。

 ⇒ならば、N市なんだからキネマ・アルバに委託すればいいんじゃない? って話、なんだけど……。
  →度重なるあれやこれやで疑われてる、内通までささやかれてる状況。
  →ので、N氏外部から《斥候》。それも、あまり顔を知られておらずUGNの協力者。
  →《赫き竜乙女》の資料、家や学校、能力データや報告書ど。
  →クライアントはUGN本部のあの人から。
 

GM:クライアントの名前はレギュレーション範囲外なので出してませんが、《だれ》かは察してください、椿にも霧谷にも縁がある人です。
高橋 健人:周囲の空気が一寸冷えた。信頼されていない、ということに対する憤りに近いものかもしれない。
高橋 健人:疑うは調べるべし、を信条とし、また公平性を保つには処置として妥当なので本当に一瞬だけだ。
 
★《赫き竜乙女》の依頼の内容・報酬とか免責事項
 絵里ちゃんのOPで出てきた、あれ、です。
 

GM:かな、こんなものです。
高橋 健人:さて一覧は拝見させてもらった。内心教官に謝辞を述べつつ。《リード》について詳らかにしてやりたい。
GM:ゴー。
高橋 健人:エフェクト宣言:《葵華草を辿る》>《導きの華》 侵蝕率+2% / メジャーアクション
高橋 健人: →対象の次達成値に+8
高橋 健人: →対象:健人
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を2%上昇 (侵蝕率:67->69)%
高橋 健人:(5+2+1)dx+5+8 〈情報:UGN〉判定・コネ:UGN幹部使用
DoubleCross : (8R10+5+8[10]) → 8[2,2,3,6,6,6,8,8]+13 → 21

GM:全部データだせっつってんなそれ!!?
高橋 健人:そうです(キレ
GM:きれいにしてくるからちょっと待ってね(そそくさ
 
◆リード
 “読み手(リード)”、モルフェウス=オルクス
 《サイコメトリー》を得意とし、ふれたあらゆる物品から情報を読み取る力を持つ。
 元UGN日本支部直属のチルドレンにて、与儀の調整を受けた最後の一人。
 そこそこ前に失踪して行方が分からなくなっている。

 意識をより深く読み取るため、感情は意図的に削られている。

 ☆記載データです
 1/3/2/6、Hp24/行動8、素体/妄想
 回避1意志4、RC2、調達:2、情報UGN:1

 《コンセントレイト:オルクス:2》《サイコメトリー:3》《領域の声:1》
 《アニマルテイマー:1》《妖精の手:1》
 

高橋 健人:「(透視能力者……!)」

 眉間にシワを寄せた。
 ――これに対応できるだけの能力は、絵理奈にはない。


 行方不明にして与儀の関係者。そしてUGNチルドレン。確率としては十分だ。
 もしその相手が向こう側に居るのなら。


高橋 健人:資料を一通りメモに書きながら頭に叩き込む。
高橋 健人:それから定位置に資料を戻し、茶を一口呷って一度落ち着く。
高橋 健人:懐に手帳を収めては、もののついでに菓子をつまんだ。糖分は必要ではないが、こんな時はなれないものを口にしたほうがかえって意識がそちらに向く。
 
 ――かちゃりん。
 

玉野 椿:「やーごめん手間取っちゃった、なんとかおわったー」
高橋 健人:めっちゃせんべい食ってる。
玉野 椿:「ったくアイツがいてくれたらもう少し連絡も早く済むのにあの風来坊……遊んでるわけじゃないからいいけどさ」
玉野 椿:「じゃ、出るので悪いけど、一緒でてもらえるかな。鍵かけていかなきゃいけないし、まさかお留守番おねがいするってわけにいかないしね?」
高橋 健人:「畏まりました。――高崎さんにも宜しくお伝え下さい」
玉野 椿:「あーはいはい。イイのよアイツにはテキトーで。もともとテキトー人間だし」
高橋 健人:「…………」
高橋 健人:「自分は、いえ。無理なさらないでください」

 視線を逸し、再び合わせて頭を下げる。コートを羽織り、マフラーを首に巻いて立ち上がった。


高橋 健人:玉野もそうだが、高崎の無茶な行動は聞きしに及んでいる。だがそれは自分が言及することではない。
高橋 健人:「お2人とも――」そう言って、足早に先に出ていく。
玉野 椿:出ていくのを見ると、ふぅとため息。

 お茶やお茶菓子を片付けて、傍らの資料はそのままシュレッダー。
 そうして一通り終わったら、事務所を後にいたしました。



 -------------------------------------------------------------------

GM:では選手交代なのです。
GM:\えりちゃんカムヒア/ ソロシーン宣言させていただきます。
GM:なおほかのPCさんはガヤお手伝いください、ガチ目に。すたば、なう!!
服部 絵理奈:\はい/


 -------------------------------------------------------------------
 Middle Scene:10
 Side:Erina
 -------------------------------------------------------------------

GM:【PC3:絵里奈ちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:53->61) (登場)
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕Bを+1した (侵蝕B:0->1)
GM:HAHAHAHA
GM:てことで【えりちゃんのソロシーンです】、ほかの方は禁止。
GM:ゆったって変なことがあるって感じじゃないけれど、まあそりゃソロだよねくらいです(守秘義務的に)

GM:でも、がやはお手伝いください……。
神崎 リサ:はーい

 -------------------------------------------------------------------
 
 ――駅前、スタバ。

 放課後のスタバは、学生も大人もあふれてる。
 わいわい、がやがや。
 

服部 絵理奈:はやと君のメールを受け、スタバで抹茶クリームフラペチーノあたりを頼んで奥の席に座っています。

 「バレンタインの限定メニューまだあるかなあ」
 「ホワイトチョコラティ……なんだっけ。あれ飲みたいんだー」


 ――バタバタバタバタ。
 

玉野 椿:「やーもうこれでいいのかしら、もう呪文みたいなの唱えなきゃいけないってむずかしいのにー」
玉野 椿:「もーや、わかんない! すみません、これとこれ、でください!!」
服部 絵理奈:玉野さんは前に見た通りの恰好かな? 変装とかしてる?
GM:変装してないですね、どこかなーって感じです。
玉野 椿:なんだかばたばたしたひとがきて、きょろきょろ。
服部 絵理奈:店の奥から手を振ろう
玉野 椿:「あ、いたいたっ」

 ――バタバタバタバタ。
 

玉野 椿:「あーよかった。少し多めに時間見繕ったしスタバ調べたけどやっぱり難しい―……」
服部 絵理奈:玉野さんの顔を見るとちょっとほっとした顔
玉野 椿:席に座って、がっくり。

 「……それなんだっけ」
 「ベンティノンティーマンゴーパッションティーフラペチーノアドホワイトモカシロップアドホイップクリーム」ずずー。


服部 絵理奈:「ああー、メニューの注文、ちょっと敷居高いですよね」
服部 絵理奈:抹茶フラペチーノずずー
玉野 椿:「なんでみんなこんなむずかしーのをサラサラ唱えられるのー、もー」脱力中「がんばったけどだめでした、まーたアイツに笑われそー……」
服部 絵理奈:「玉野さんはあんまりこういう所、来ないんですか?」
玉野 椿:「うー……あんまりご縁は……」
玉野 椿:ぼそぼそ。
玉野 椿:だって私だって2年前までホームひとすじだし……こんなの触れたのってその頃あっちこっち行った時くらいだし……。
玉野 椿:がっくり。
玉野 椿:「それじゃまずいってわかってるんだけどー、けどー」
服部 絵理奈:ホーム、と聞いてちょっと目を伏せる。
玉野 椿:はあ。
玉野 椿:気を取り直して。
玉野 椿:「見苦しいところ見せちゃったわね、ごめんなさい」
服部 絵理奈:「いえ、私こそこんなところに呼び出しちゃってすみません」
服部 絵理奈:「え……と、あれのレポートなんですけど……ここで大丈夫ですか? カラオケボックスとかの方がいいですかね?」
玉野 椿:「んー、どうしよう。カラオケボックスもカメラあるけどここもまずいよねえ……カメラないボックスってどこかあったかなあ」
玉野 椿:「あ、でも死角ですればいいかな、レポートなら。じゃあカラオケボックスいきましょうか」
服部 絵理奈:「えーと、ここから近いカラオケボックスは――」
服部 絵理奈:Siriに聞いて調べ始める。
服部 絵理奈:「ここの向かいのビルにありますね。そこはワンドリンク制ですけど持ち込みOKだったはずです」
玉野 椿:「あ、じゃあ……」
玉野 椿:「ごめんなさい、なれてないの。ほんとーは年下に頼むものじゃない気がするんだけれど、いろいろお願いできるかしら? 予約とか、そういうの」
服部 絵理奈:「はい、任せてください!」
服部 絵理奈:ぺぺぺ、と件のカラオケボックスに電話をかけ――
服部 絵理奈:「あ、今なら空いてるので大丈夫だそうです」
玉野 椿:「持ち込みOKっていってたよね。じゃあさっといきましょう。で、あの」
玉野 椿:「あんない、おねがい、しま、す」
玉野 椿:だんだん声が小さくなる。
服部 絵理奈:「あ、はい」(ちょっと可愛いぞこの人
服部 絵理奈:飲みかけのフラペチーノを持って席を立ち
服部 絵理奈:「それじゃあ、ついてきてくださいねっ」
服部 絵理奈:あ、忘れないうちに玉野さんにロイスとってもいいですかー?
GM:どうぞどうぞー。
服部 絵理奈:○好意/恐怖で。
GM:はいな、承りました。
玉野 椿:「はーい」


 ――N市駅前雑居ビルの、カラオケボックス。


服部 絵理奈:「2人、フリータイムで機種はDAMでお願いします。飲み物はブレンドコーヒーで」
玉野 椿:「あ。私も同じもので、お願いします」
カラオケボックス店員:「では15番の部屋になります。ごゆっくりどうぞー」
服部 絵理奈:「15番はここをまっすぐ行って曲がった奥の部屋かぁ」
玉野 椿:きょろきょろ、ちょっと物珍しそう。
玉野 椿:「あの時以来かなあ……」
服部 絵理奈:「玉野さんもカラオケ、来るんです?」個室まで歩きつつ。
玉野 椿:「んー、ずっと前にね? もう2年前かなあ」
服部 絵理奈:「なら結構ご無沙汰ですねー」15番、と書いてある部屋を発見。明かりをつけ中に入る。
玉野 椿:「うん。自分からはいかないんだけど。クラスメイトに巻き込まれちゃってね、その時にちょっとだけ」
服部 絵理奈:「なるほど……」
服部 絵理奈:きょろきょろ。監視カメラの位置を確認。
玉野 椿:自分も入る。カメラの場所を確認して、死角を確認して。
玉野 椿:小さく耳打ち。
玉野 椿:「わるいことするわけじゃないんだけれど、念のためね」
服部 絵理奈:「あ、はい」玉野さんの隣にすとん。
服部 絵理奈:リモコン手に取って履歴から適当な曲3~4曲ぐらい入れます。
服部 絵理奈:「あ、歌うわけじゃないですよ、念のため……」
玉野 椿:ちょっと居心地悪そうにしてる。
玉野 椿:「うん。あ、でも歌いたかったらどうぞ、で。私は遠慮させてもらうけ、ど……」
服部 絵理奈:「いえ、報告しないといけない事がありますし……」こっちもこっちで緊張してる。
 
 カラオケボックスのBGMをバックに。
 

玉野 椿:小さめの声で。
玉野 椿:「え、と、報告てことだそうなので、まずは聞かせてもらっていいかしら」
服部 絵理奈:きりっ、と居住まいを正して。
服部 絵理奈:こちらも小さめの声で。
服部 絵理奈:「はい、私がこの数日『リベレーターズ』に潜入したことに関する事、です……」
服部 絵理奈:「規模は50人くらい、リーダーは桐生嚆矢、っていう私と同じくらい歳の元UGNチルドレンです」
服部 絵理奈:「アジトは自由の国、って言われていて、皆が皆好きなことをやっている、という感じです」

玉野 椿:「桐生……稲光? 確か、そいつは、ジャー……」うーん、て顔をして神妙に聞いている。
服部 絵理奈:「ゲームしたり、ファッション誌見たりとか、私にとっては当たり前の日常なんですけど、『ホーム』出身の子たちはそうじゃない、みたいで……」
服部 絵理奈:「本当にパッと見は規模とかを除けば秘密基地に集まった少年少女、みたいな感じです……ただ……」
服部 絵理奈:「リーダーの桐生くんはデカい事、オーヴァードとヒトの垣根を壊す事をやるとか言っていたり……」
玉野 椿:「……」
服部 絵理奈:「ミサイルを貰ってくる、とかえーと、コードウェル博士、って人が関わっている……と組織の子から聞きました……」
玉野 椿:ガタッ!? 立ち上がります。
玉野 椿:「なっ……」
服部 絵理奈:ほえ!? 目を丸くして玉野さんの方を見ます
玉野 椿:「なっ……なん、で……」っとここで、はたと気づいて。
玉野 椿:すとん、座る。
玉野 椿:「ごめんなさい、ちょっとびっくりして……」
服部 絵理奈:「いきなりミサイル貰ってくるとか言われても、びっくりしますよね……」
玉野 椿:目を手で押さえる。
玉野 椿:「……ううん、そんな程度のことじゃないの……そうね……少しだけ。私が知ってる程度だけ」
GM:すこーしだけ情報開示します、が、情報項目ほどじゃないです、とだけ伝えます。
服部 絵理奈:ハーイ
玉野 椿:「そうね、まず、どのくらい知ってたっけ。ジャーム、と、FHを」
玉野 椿:「そして、レネゲイドと、オーヴァードと」
玉野 椿:「……UGN、と」
服部 絵理奈:「ええと、ジャームはレネゲイドの侵蝕に負けて、理性を失ったオーヴァード……で。ファルスハーツはオーヴァードの力を悪用する組織、って認識、です」
服部 絵理奈:「レネゲイドは感染、発症すると未知の能力に目覚めてしまうウイルス、オーヴァードはレネゲイドが発症してしまった超人……それでUGNはオーヴァードの保護、オーヴァードの事件の解決等をやっている組織……この認識で合ってますか?」
玉野 椿:頭を抱えてる。
玉野 椿:「順を追って、説明するわね」
服部 絵理奈:「はい……」
玉野 椿:「UGN、正式名称はユニバーサル・ガーディアン・ネットワーク。今でこそ《世界の守護者》ってあだ名があるんだけれど」
玉野 椿:「16年前に、ある1人の男性と、その仲間たちによって設立された組織なの。そのもっとも大きな目的は、《ひととオーヴァードとの共存》」
玉野 椿:「オーヴァード、人を超えたもの。レネゲイドウィルスによってひとを超えた力を持つもの、ともすれば人間性を失い社会の敵となる可能性を秘めた存在」
玉野 椿:「そのオーヴァードを、世界に認めさせて、受け入てもらうために設立された組織。ここまでは、いいかしら」
服部 絵理奈:「ヒトとオーヴァードの共存を目的とした組織……はい」
玉野 椿:「“レネゲイド”“オーヴァード”、こう言ったことばは、実際は、そのある1人の男性がもたらしたもの。FHとの戦いの中で、FHの持つレネゲイド知識や、組織としての在り方などについて知って、もたらされたもの」
玉野 椿:「その1人の男性は、聡明かつ高名な生物学者だった。20年前に世界に解き放たれた、今で言う“レネゲイドウィルス”、彼はそれを追い、研究し、ときには戦い、その成果を克明に記し、全世界に論文を極秘に提出した」
玉野 椿:「そしてその1人の男性は、世界を奔走して。各国に、財閥に、働きかけて、《ひととオーヴァードとの共存》のために活躍、した」
玉野 椿:少し、声に色が消える。
服部 絵理奈:「すごい人、だったんですね……」
玉野 椿:「ええ、とても鋭い観察眼を持ってて、とても聡明で。暖かな笑顔が印象的な人、だった」

 先ほどから。
 “した”“だった”と、それはまるで、過去であることを、強調している……。

玉野 椿:「その人も強力なオーヴァードで、ジャームやFHの脅威から人々を守るために、UGNが、オーヴァードが人に受け入れられるために、世界中を飛び回ってた」
玉野 椿:「だけど」
服部 絵理奈:「だけど……?」
玉野 椿:「一般市民が混乱するからという理由で、どんどん先延ばしになっていくオーヴァードの存在の公表」
玉野 椿:「そして、オーヴァードへと脅威と欲望。オーヴァードひとりいれば、下手な一個軍隊より強力なもの」
玉野 椿:「キュマイラであれば、少し触れただけでビルを壊せる。バロールであれば、時間と空間を切り取ってしまう。例を挙げたらきりはない」
服部 絵理奈:「そう、ですね……」瞳を伏せる。
玉野 椿:「そうして、受け入れられないまま、各地を飛び回り、護りきっても、帰ってくるのは罵倒と恐怖、嫌悪の視線」
玉野 椿:「それでも、折れずに奮戦していたその1人の男性は、UGNが発足して5年後。――亡くなった。研究中の事故で死亡したってされてる」
服部 絵理奈:「そんな……」
玉野 椿:「その事故で、その男性だけでなく、男性の古くからの仲間も。研究所も、研究データも。何もかもなくなった」
玉野 椿:「遺体の確認すらできないほど、研究所は徹底的に破壊されていて。そしてその原因もわからない。そんな事故」
服部 絵理奈:「酷い……」ちょっと涙目になっている。
玉野 椿:はふ。
玉野 椿:「――その男性の名は、アルフレッド=J=コードウェル」
服部 絵理奈:「……えっ」
服部 絵理奈:「こ、コードウェル……」
玉野 椿:「11年前に事故で亡くなったとされていた、UGNの創始者。そして、」
玉野 椿:「ほんの少し前なの、博士が、――生きていると知ったのは」
玉野 椿:「でも」
服部 絵理奈:「……でも?」
玉野 椿:「博士は、かつての博士ではなくなっていた」
服部 絵理奈:「どういうこと……ですか?」
玉野 椿:「博士は全世界のメディアをジャックして、こう宣言した」
玉野 椿:「《貴方がたの日常は、すでにこわれている》」
玉野 椿:「《自分はアルフレッド・J・コードウェル、FHのエージェント》」
玉野 椿:「《今のUGNはその存在意義を失っているため、――破壊する》」と。
玉野 椿:「あまりにも唐突で、あまりにも冷酷な宣言。かつての熱く、優しい笑顔なんてみじんもない。冷静沈着で、冷徹な、目的のためには手段を択ばない」
服部 絵理奈:「な……なんで……。UGNの創始者が……FHのエージェントに……?」頭にはてなマークしか浮かばないぞ!
玉野 椿:「そうよね、当時の私たちもそれで大混乱したわ。そして博士は《我がもとに来たれ》と呼びかけてる。事実博士の人柄についてきた人も大勢いた、だから一気に離脱者が増えたし今もでているわ」
玉野 椿:「博士が関わってる時点で、ミサイルなんてかわいいもの。あの人だもの、それこそ、」
玉野 椿:「それこそ、世界を変革させる、そのくらいのことをやってのけるしやろうとしてるはず」
服部 絵理奈:「そんな……でも、それって……今の世界がめちゃくちゃになるん、じゃ……」
玉野 椿:こく。
服部 絵理奈:「い、一体どうすれば……」あわあわ。
玉野 椿:「報告、ありがとう」
玉野 椿:「こちらでも持ち帰ってあれやこれやしてみるけれど、正直猶予はないてことは、わかってもらえたと思うの」
服部 絵理奈:「は、はい……」
玉野 椿:「リベレーターズのリーダー、桐生嚆矢っていったわよね。あの子は2年前に亡くなってる、ジャーム」
服部 絵理奈:「ジャーム……」
玉野 椿:「ええ、憎悪のジャーム、のはずよ」
玉野 椿:「博士が噛んでる時点で事態は大事、何かあれば躊躇なく、――ころして。その子はそも、ジャームだから。聞く耳を持つわけがない、衝動のままに憎悪のままに、行動するバケモノだから」
服部 絵理奈:自分の右手をじっと見る。
服部 絵理奈:桐生嚆矢の顔を思い出す。衝動のままに憎悪のままに動く化け物……接触した彼の様子からは乖離しているように、思えた……
玉野 椿:「ちょっと長くゆっくりしてる時間も惜しいから、私はこれで引けるわね」
玉野 椿:お代だけ大目に、おいていきます。
玉野 椿:「うまく隙をついて殺してくれたらベストだけれど、早めに討伐できるよう部隊を組めるようかけあうわ」
服部 絵理奈:「あ、最後にひとつだけ」
玉野 椿:「何?」
服部 絵理奈:「こんな大事じゃ……内通者とか言ってる場合じゃないと思うんです……。この事、高橋くんとか神崎支部長に話してもいいでしょうか?」
玉野 椿:「わかった、その2人までね!! クライアントには私から掛け合っとくから、じゃあ!!」
 
 ――パタン。
 あわただしく、出ていきました。
 

服部 絵理奈:「はい、よろしくお願いします」
服部 絵理奈:玉野椿が出て行ったあと。
服部 絵理奈:「あの2人にまでならOK、って言ってもらったのは良いけど……うーん」
服部 絵理奈:少し頭をひねった後に。高橋君へメールを出します。
服部 絵理奈:『ちょっと数学で分からない事があるんだけど今時間あるかな? 今、駅前のカラオケボックスにいるんだけど――』
服部 絵理奈:メールの返信を不安げな顔で待ちつつ。カラオケボックスで適当な曲を入れつつ待つのでした、まる。


 -------------------------------------------------------------------

GM:はいなー、おつかれさまですよー
GM:てことで、夜から、やります、ただ夜は多分ね
高橋 健人:おつかれさまー
神崎 リサ:お疲れ様です……!
神崎 リサ:(胃を抑えながら
GM:スタンダップははやとくんオンリーシーンな気がします、一方その頃的な。
GM:(とことんリサちゃん待たせて申し訳ないけどたぶん合流前に1イベントある)
服部 絵理奈:はーい。
GM:のでガヤモードお願いってなる予定、です。
神崎 リサ:あっはい全然大丈夫です むしろ少し整理する時間がもらえてありがたい……(
高橋 健人:にょろにょろ
GM:21時にー、お会いしませうーでー。
服部 絵理奈:ういーす
高橋 健人:りょうかーい
神崎 リサ:はーいー
GM:早かったら少し早くからします、どうせイントロはGMの演出から入るので。
GM:ので\きゅうけい/


 -------------------------------------------------------------------
 Middle Scene:11
 Side:Hayato
 -------------------------------------------------------------------

GM:【PC1:健人君。侵蝕率を上昇させ登場してください】
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を1%上昇 (侵蝕率:69->70)%
GM:The・安定。
GM:【はやと君のオンリーシーンになります】、ほかの人出られません。アリてーにそういう場面で行きます。
GM:で、だ。
GM:高崎探偵事務所に行って、から、どんな行動とります?
高橋 健人:とりあえず玉野さんに関しては素直にえりちゃんのところに行くだろうと考えてだ
GM:(ちょっとそれを聞いてからあれこれするので)なおN市までは電車で30分ね、おかえりまで。だけどN市まではそこからは《管丁字は語りき》はNGの方向でお願いします遠すぎるから。
高橋 健人:直帰で。
GM:ではちょっと待っててね(テキストOn)

 -------------------------------------------------------------------
 
 ――カタンコトン、カタンコトン。

 電車に揺られて直行直帰。
 30分ほど揺られて戻って。

 ――N市駅。

 電車を降りる、いつもの駅で。
 降りて歩いて、改札を出て。――ほどなく。
 

GM:《知覚》で振ってください、お華無効です。
高橋 健人:市街で急に花咲かせたら怖いよう
高橋 健人:(1+1)dx 〈知覚〉判定
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[5,6] → 6

GM:#しってた
高橋 健人:「(PASMOの残額が足りない気がする……)」 #知覚
 
 「なあ、明日香。マジでこの状態で大丈夫なのか……?」
 「だいじょうぶ、はなして、だいじょうぶ」
 「いや、頼んだの俺だし。信じるけどさ……」

高橋 健人:とパスケースを見て若干の不安に駆られながらいい背筋で闊歩するわけですよ。
 
 背中を急に、とんとん。たたかれます。
 

高橋 健人:気取られていた意識が一斉に背後に刺す。
桐生嚆矢:や、て様子。で手を上げる。
 
 目の前には、桐生嚆矢。
 その傍らに、見知らぬ女の子が一人。

 ――否。
 先だっての資料に乗っていた、“リード”だ。
 

桐生嚆矢:「やーよかった捕まったどんぴしゃり、けっこー探すの苦労したんだよなー」

 睥睨する仕草が、少し治まった。
 

“リード”:「……ほとんど、私……」
桐生嚆矢:「シッテマスありがとうございます。さらに言えばこういう機会を作っていただいてほんっと助かります明日香」
高橋 健人:これが平時の男子学生、世事に俗事にと年相応ならば茶化すこともあっただろう。
高橋 健人:「……仲間か?」という、呆気ない見解。
桐生嚆矢:わしっと、はやとくんの肩に腕を回して、組んで。
桐生嚆矢:「仲間っちゃ仲間だけど機会つくってもらうのについてきてもらった感じ。ちと急ぎになってな、話せば長くなるんだが……」
“リード”:「エリナがジェルマンとケッコンって聞いて、こうしちゃいられないとかいって、誘いに来た」
桐生嚆矢:「~っ!!?」
桐生嚆矢:「いやそうだけど、そうなんだけど!!? なんでそうスパッというかなあ!!?」
“リード”:「だって、コーヤが、時間ないって言ってたし」
高橋 健人:「エリナ――ああ、彼女は知人だ」そんな風にザックンバラリ。かつてを知る者にとっては当然だともいうような態度。
桐生嚆矢:「ああ、うん。でまあ、スゲー盛り上がってて」頬を借りこり。
桐生嚆矢:「いてもたってもいられなくなって、ちょっと。長い時間はとらせねえ、んでな?」
高橋 健人:「何故君が彼女と知り合いなのかは問わないけど。……他に入用なら、手短に頼む」
桐生嚆矢:「ああ」
桐生嚆矢:そういうと、周りを見渡す。
 
 周囲は雑踏、駅を利用する客であふれている。
 なぜか、嚆矢とリード、そしてはやと君の周辺だけには、人がいない。
 こちらを見てる者もいるが、認識されていない。

 《ワーディング》ではないのだけは、わかるのだが……。
 

桐生嚆矢:「あいつらは、今、享受してる日常のありがたみになんて、気づくこともない」
桐生嚆矢:「こうして往来で歩いて、シゴトやらガッコウやら、コイビトやら。そうした自分らの日常を支えるために、俺らチルドレンが何人も、」
桐生嚆矢:「……何人も犠牲になってるかなんて知りもしない。まるで、今の俺らが、一切認識されないように」
桐生嚆矢:「……」
桐生嚆矢:「こいつらは、豚だ」
桐生嚆矢:「目の前の食い物を馬鹿みたいに食い漁って、鑑みもしない。こんな奴らを救うために、多くの仲間たちが、死んでいった」
桐生嚆矢:傍らの少女に視線をやる。
桐生嚆矢:「事実、――明日香は心を殺されてる。豚どもの犠牲者だ」
“リード”:「……」
高橋 健人:コートを羽織り正し、嚆矢の言葉を傾聴している。
桐生嚆矢:「単刀直入にいう、俺とともにこい。健人。俺の手を取って、いまの世界を変えよう」
桐生嚆矢:「いまの世界のままだったら、お前は蔑ろにされて使いつぶされる」
桐生嚆矢:「エリナとケッコンだなんだってうちの連中騒いでるけど、そんなもんこの状態じゃ夢また夢だ」

桐生嚆矢:「いまの《日常》とやらの、世界とやらとの壁が厚すぎる。気兼ねなく、大手を振って祝福とか、世辞にもできる状態じゃない」
桐生嚆矢:「だから、――俺らの存在を、オーヴァードの存在を大人たちに認めさせる」
桐生嚆矢:「口だけじゃ、遅々として進まない。ちょっと強硬手段かもしれないけど、大人たちに認めさせるために動く」

桐生嚆矢:「認めないと、頑として聞かないて言うなら……《本気》だってことを示すしかない」
高橋 健人:「嚆矢。君はレネゲイドの、オーヴァードである我々の存在を世界に周知させたいのは理解した」

 眉一つ動かさない。口元は機械的に開く。言葉を紡ぐ。
 
高橋 健人:「今一度訊こう、嚆矢。世界をどうしたい。壊したいのか」

桐生嚆矢:「それは、どういう意味だ?」
桐生嚆矢:「“いまの世界”を、って意味なら、《壊す》っていう表現になると思う」
桐生嚆矢:「いまの世界を変えるってことは、つまり現状を破壊する、垣根を壊すてことに他ならないから」

桐生嚆矢:「“世界を”って意味なら、壊すんじゃない。みんなが笑って暮らせる世界を作るため、そのために俺らは動いてる」
高橋 健人:「君が《本気》なのはわかっている。俺は、そこまで愚鈍じゃない。けれど、手段の問題というのが――その結果が往々にして付き纏う」
高橋 健人:「その手段を取った“結果”がどうなるか、君はどう考えている。理想だけの話じゃない、現実的な話も含めて」
 
 傍らの子が何かを話そうとします。
 が、即嚆矢が手で制します。
 

高橋 健人:勿論、取る手段自体も健人は訊ねている。そうしなければ、“理想への道”が容易に瓦解するのだ。
桐生嚆矢:「理想じゃない。そうだな……」
桐生嚆矢:「少し前に、防衛力強化とかいうタテマエで、防衛隊がずいぶんなミサイルを入手した、って話は知ってるか?」
高橋 健人:「現実にならなければ理想のままだ。……その話は、聞いている」
桐生嚆矢:「あいつを少し、借りようと思ってる。口だけじゃ動かない、相応に力がなければ蹂躙されるだけだし聞く耳も持ちはしないからな」
桐生嚆矢:「あれを盾に、オーヴァードの存在を大人たちに認めさせる」
桐生嚆矢:「それだも認める気がなければ、その時は……」
桐生嚆矢:うつむきます。
桐生嚆矢:何かを言おうとして、首を横に振る。
高橋 健人:それ以上口にしない――いや出来ないのだろう。そこで健人は一呼吸置いた。
高橋 健人:「嚆矢の《憎い》気持ちは、オーヴァードとそうじゃない人間との格差、だよな……」
桐生嚆矢:「……ああ」

 口端を噛んだ。こんな事を口にするのも、自分に対する言い訳のようで忌々しい。
 彼もまた、無意識の内にどこかで《憎しみ》を抱いているのかもしれない。


高橋 健人:「この世界は、ただの人間同士ですら。憎しみ合う。差別し合う。オーヴァードの俺ですら、オーヴァードに疎んじられ、誹られる」

 弱いからと、いつも後ろで死にゆく同胞の姿を見つめているだけの卑怯者だと。
 『適材適所』などという空虚な言葉を、風化した顔から発せられたのを覚えている。

高橋 健人:「同じ土台に立たせたいと思うのなら……最終的には何も変わらない。心のある者は些細なすれ違いにすら憎しみを抱いて、決裂してしまう」

 今も路傍で、爪弾かれた人間が嘆いている。
 力を持とうと持つまいと、人間である限りはその溝は深淵のように深く深く根ざして世界の土台になっている。


高橋 健人:「認めてくれる人間だって今でも居る。認めない人間は何をどうしても認めない」

「俺は使い潰されるために居るわけじゃない。ただ、認めてくれた人間のためにこうして行動している。
 彼女が心を殺されたというのなら、それは形を問わずどこもかしこも起きている。あらゆる人間が、あらゆる人間の手によって。
 本当に全てを解決したいのなら、“全て壊すしかない”」

 極論であることを自覚しながらも、自分にとって変革とはどういうものであるかの理想を抱きながら、健人はどこか嚆矢を通して遠くを見ていた。


高橋 健人:動悸じみた表情が本性のように一瞬だけ表れ消える。
高橋 健人:「…………。ごめん、忘れてくれないか」発露した感情を全て収めた。「君は今、俺からすれば自由に見えるよ嚆矢」
桐生嚆矢:「……」
高橋 健人:「でも、俺もまた自由なんだ。……だから、この世界の脅威から、自分の意思で、」
高橋 健人:「――《あの光》を目指して守るために生きている」
高橋 健人:「本当はお前の言う人を隔たる“壁”なんて、自分の勝手な思い込みなんじゃないかって、あの時からずっと考えていた」

高橋 健人:「ミサイルを持ち出せば、君は――君たちは、抑止力に殺されるんじゃないか……」

 顔を片手で覆う。望むことも、行うことも、薄ら判っている。
 だからその“結果”が誰かに寄って握りつぶされることと相成るのが、一番健人が恐れていることだ。
 
 護りたいものにある者は、何も一般人や仲間だけじゃない。かつての、たった一人の友人ですら。
 ――だからこそかもしれない。取りこぼすのが空恐ろしく感じている。
 

高橋 健人:「……ああ、お前が求めているのは俺の願いではないな。そうだな……」
高橋 健人:「協力はできない。けれど、自分勝手な話だ。君が誰かの掌で踊らされて、使い潰されるのもまた“怖い”と感じている。変な気分だ」
高橋 健人:「これらが口火を切って、余計オーヴァードの立場が悪化する結末もあるだろう。行うというのなら、そこも視野に入れてほしい」

 かろうじて、感情を排他した意見も――普段を取り戻そうとして、この言葉に行き着いた。
 微かに震える唇を抑え、口を結んだ。


桐生嚆矢:うつむいたまま、沈黙が流れる。

 ――ぽた、ぽた。

 ほどなくして、何かが落ちる音がする。
 鈍色の、さびた鉄のような匂いがし始める。
 

桐生嚆矢:「……わかってた」
桐生嚆矢:「お前が、俺の手を取れないってことも。たぶん、まず間違いなく、どういったって、断るだろうっていうこともも」
桐生嚆矢:「でももしかしたら、お前なら……俺と同じ境遇のお前だったら、理解してくれるんじゃないかって、淡い期待がなかったわけじゃない。けど、」
桐生嚆矢:「やっぱ、そうだよな。そういうよな、健人、お前は」

桐生嚆矢:「じゃあ、だから、このまま何もせず、指をくわえてみてろっていうのか」

 低い声。
 怨嗟を交えた、低い声。
 

桐生嚆矢:「いったい何人のオーヴァードが、チルドレンがツブされ、しんで、発狂していった」
桐生嚆矢:「いったい何人の、どれだけのチルドレンが、こわれて闇に屠られ、秘密裏に処分されていった」
桐生嚆矢:「本当にすべてを変えたいなら、すべてを壊すしかない。だから何もするなと、そのまま指をくわえて変わるなと、そういいたいのか」
高橋 健人:「いいや」
高橋 健人:「俺は君を否定しない。君は俺を否定するだろう」
桐生嚆矢:「《ひととオーヴァードとの共存》、それを謳い、信じて、何年……いったい何年だ」
桐生嚆矢:「いったいいつまで待てばいい、いつまで俺らは虐げられればいい、いつまで俺らは追われるものとして、おびえて、そしられ続ければいい」

桐生嚆矢:「健人、お前は知ってるか。俺は――“ジャーム”だ、そう断じられた、信じてきた、UGNに」
桐生嚆矢:「そうして闇に葬られた。俺が《あの時》した行動は、俺は悪いと思ってない。だが悪と断じられた、気の狂ったバケモノだ」
桐生嚆矢:「たしかに自由になった、追われるものになったその代りに」
桐生嚆矢:「だが自由とは程遠い。それは存在すら認められることもなく、危険な奴だとかつての仲間からも追われ、謗られ、どころか今の日常からも隔絶されてる。それのどこが自由だといえる。俺らは、ただ、」

 再度、歯噛みする。


桐生嚆矢:「……俺らは、いつまでもバケモノだと」
桐生嚆矢:「どれほど手を伸ばしても、俺らは《ヒト》にたりえない、認められない、生きられない。この世界では」

 ――ぶちり。
 自分の胸元をつかんでは。何かを引きちぎる音がする。
 

桐生嚆矢:「……たった今から、お前につけてもらったヒトの名は、“嚆矢”の名は、捨てる」
桐生嚆矢:「今日から俺の名前は、たった1つ――“リベレーター”」
桐生嚆矢:「俺は、チルドレンたちの“解放者(リベレーター)”になる」

 小さく息を吐く。
 肩に回していた腕を外して1歩下がって距離を取り。代わりに引きちぎったそれをはやと君へと軽く投げる。
 

桐生嚆矢:「そいつはもう必要ない。俺はもう、桐生嚆矢じゃない。俺が“嚆矢”であることを示すものは、もう必要ない」
 
 投げてよこされるのは、革ひもでくくられた、UGNのIDカード。
 ”稲光(ライトニングボルト)”、桐生嚆矢のIDカード。
 

桐生嚆矢:「それはお前に返す。その名前は、お前につけてもらったものだからな。――好きにしてくれ」
桐生嚆矢:「明日香、行くぞ」
“リード”:「ぁ、ぅ……コー……」
桐生嚆矢:「“リベレーター”だ」
高橋 健人:「“嚆矢”が“俺”を否定しようと、俺はお前の行いを否定しない。ただ、その行動の末にあるものが破滅であるのなら、その行動を否定する」

 飛沫を甘受し、そして愚直に言葉を続ける。

高橋 健人:「そうしているのは真に自身の心だ。お前が化物だと周囲に言われれば、お前は化物になるのか」
高橋 健人:「お前が化物であるという事実が、他人の言葉だけで成立するのか」
高橋 健人:「俺が嚆矢を、化物じゃないたった1人の友人だと、幾ら言ってもか。俺以外のお前に親しいものが、そう信じ続けたとしても」
高橋 健人:「――お前も俺を、裏切るんだな」

桐生嚆矢:「……ならば」
桐生嚆矢:「俺の“行為”を、見ていろ」
桐生嚆矢:背中越しにそう言うと、そのままふわり。
桐生嚆矢:気配ごと消えてしまいました。
高橋 健人:足元に落ちたままのカードを見下ろす。
“リード”:「……」
“リード”:いっしゅん、はやとくんを不安そうに見て。
高橋 健人:「これは、返さなくちゃあ、ならない」ひとりごちて、拾い上げた。
“リード”:そして彼女も、その場から文字通り消え去りました。
高橋 健人:かがんでは、落ちたIDカードを手に取って、そして胸ポケットにしまい。

 この際付着した血は仕方ないだろう。なるべく人目を避けて支部に直帰して、報告する。
 今行く当てのない感情を弄した所で時間の無駄だと遮断して踵を返す。
 

高橋 健人:行動することは何も悪くない。全ては行いによって世が回る。だが、その応報を鑑みることまで果たして出来るだろうか。
高橋 健人:――彼が“そういう”人間なのは変わらない。だからこちらも引き止めなかった。一抹の期待を抱いていたのは、こちらも同じだ。

 ――とはいえ可能性は全て捨てきれない。抱いた大志を、誰かに利用されるのが、最も危惧するべきこと。
 彼が彼自身の意思で動いているのなら、構わない。その過程で潰されても、それは仕方ないことだと割り切れる。
 ただ、その自由意志に忍ぶ影を、こんな機会を見過ごす連中が居ないわけがない――と、健人は考えを巡らせていた。
 
 結局、感情を押さえ込んでもとめどない思考までは抑えきれなかった。
 忌々しくもそういう風に“訓練”された少年のさがである。
 


 -------------------------------------------------------------------

GM:さて、またフリーシーンへと戻るのです。
GM:どうされます? #そろそろリサちゃん
服部 絵理奈:そろそろ支部長出てもいいのでは
神崎 リサ:はーいとはいえ報告受けるシーンかなあ はやとくんが休む間がなさげ……
高橋 健人:PC1だもの~
GM:さすがのはやとくんも侵蝕率がってなってきてるので、ミドルやクライマックスマジ天秤でございます(
GM:んじゃ準備してくるねー♪


 -------------------------------------------------------------------
 Middle Scene:12
 Side:Risa
 -------------------------------------------------------------------

GM:【PC2:リサちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:52->56)
神崎 リサ:寝て落ち着いたっぽいふー
GM:やふー、てことでよろーです
 
 -------------------------------------------------------------------

 ――キネマ・アルバ。
 ――館長室。
 

 あれから夜通しの作業と机に向かったはずが、
 いつの間に目を閉じたのか気がつけばもう時計は翌日の日中を示していて。

神崎 リサ:いつの間にかかけられていた真新しい上着と、ほうじ茶の入っていた湯飲みを傍らに。
神崎 リサ:再び資料作業と事務とをひとり黙々とこなす姿がそこにはあった。

 考える事は山積みだけれど、とりあえず手を動かさなければと考えずに済む作業をひとまずは進めている。
 いい加減デスクワークにも慣れていくうち、こういった作業中が思考整理にちょうどいいらしいという新たな発見もあったり。


高橋 健人:でるー? おれいるー?
神崎 リサ:うー、やる事が思いつかない。のではやとくん帰って来るまで缶詰してたことにしよう。幸い仕事はまだまだ山積みだ!

 与儀大輔、桐生嚆矢、軍事ミサイル――昨夜までで明らかになった事柄が頭上から離れないまま。
 久しぶりに健人も高校に行ったというし、ひとまずは目先の事を今のうちに終わらせておかないと。


 霧谷支部長はあれからずっと資料室に籠り切りのようで、顔を合わせていない。
 用もないのに手を煩わせるのも悪い気がして、こちらから赴くのも気が引けた。

神崎 リサ:支部員たちはともかく、そういえば春日もここ数日顔を見てない気がするな、とか。
神崎 リサ:気を抜けば思考が飛んでいきそうになるのを掴んで目の前に意識を戻す事を幾度となく繰り返しながら事務作業で時計の針は進んでいく。


 静寂を打ち破るようにこなれたノック音。
 繰り返されるコードネーム、平易な口上。
 

高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を7%上昇 (侵蝕率:70->77)%
GM:さすがにあのあとは上がりましたねー……。

 はたと時計に目をやり。
 いつの間にか没頭していたのかと我に返った所でこちらもいつものように入室を促す一声をかけた。


高橋 健人:「失礼します」
高橋 健人:「只今戻りました。そして諸報告がございます」
神崎 リサ:「……」ふと、なんとなく彼の纏う空気が、いつもと違うような気がして。
神崎 リサ:「……ああ、頼む」ひとまず開いていた資料を押しやり、座りなおした。
高橋 健人:靴音を鳴らし、まっすぐにリサの前に立つ。用意したメモを書類に写し、それを机上に置いた。
高橋 健人:「これは――」『本部依頼に相当しますので、』「ご内密にお願いします」。いつの間にか、華が咲いている。
神崎 リサ:「――ああ」『わかった』立ち上る香りを感じながら、いつものように《声なき声》を返した。
高橋 健人:絵理奈が本部より依頼を請けていたこと。“稲光”の統率する組織に接触していたこと。その内にUGNチルドレンが居たこと。
高橋 健人:『信用されていないのは仕方ありません。これは自分の責任でもあります』
神崎 リサ:『……いや。支部の評価はあたしの評価でもある』
神崎 リサ:覚えのある、どこか慣れてしまった諦めの感情。じわじわと迫って来るのを、深く息を付くことで散らそうとした。
高橋 健人:『服部さんからの連絡もありますし、恐らく“絹糸の蜘蛛”とのやり取りはあったでしょう』
高橋 健人:『……前回と同じく、なるべく気取られないように行動する必要があります。本部、そしてクラックや透視能力持ちの組織』

GM:(お茶すすって)。○(前回が前哨だ、も、この側面ありますからねー)
高橋 健人:但し、この情報を齎したのは“絹糸の蜘蛛”であるとも述べた。ある程度の目溢しはしてくれている、という解釈だ。
神崎 リサ:『信用を失くして本部から絵里奈に手が回って、それでいて情報回してくれたのか……』
高橋 健人:『横暴なやり口に辟易したと考えております。――でしょう?』見透かしたように、瞬きをして小首を傾げる。
高橋 健人:それは教官のことでもあり、目先に居る支部長のことの心情ともつながっている。そう健人は考えていた。
神崎 リサ:『絹糸の蜘蛛、か。あいつらしいな』彼女の計らいと懐かしさとにふ、と笑みを返した。

 そして《ミサイル》の情報。
 兵器且つ扱いに慎重を要するものが、人員ごとこうも掠め取られたとあれば。
 そして与儀がミサイルの情報を嗅ぎ回っていたこともある。


高橋 健人:『組織が、“稲光”がミサイルの手配を企てておりました。恐らく子供だけの小規模組織。容易くミサイルを確保出来るとは到底思えません』
高橋 健人:『――考えうる限りの最悪の結論になりますが。UGN内の裏切りがあります』
神崎 リサ:『そこで大人の助け、か』
高橋 健人:『これはいつもの憶測です。点在する情報を線で繋ぎ、確率として高い結果を出したまで。最終的な判断は委ねますが……』
高橋 健人:『ともかく、服部さんとも再度接触しなければなりません。話はそこからです』
高橋 健人:なーんかしらべることあーったっけー
神崎 リサ:『確かに最悪の結論ではあるが……残念ながら筋は通っているからな』
神崎 リサ:『絵里奈とか……アジトに戻る前に接触できれば一番いいんだが』
神崎 リサ:資料内にリベレーターズがあったからそれがいけるようになったはず…?
GM:いけるけどこれから調べればタイムラグ( 
高橋 健人:それに関してはえりちゃんからきいたほうがはやい
神崎 リサ:ああそうかなるほど
GM:うん、時間とうとう考えたらなのでそっちにしてください、合流せずにしたいなら位の感覚でお願い
高橋 健人:ま、そうだな。合流の手立てを考えて――の所からにしよう。私明日があるので
GM:いやー手立てを考えるまでもないですよ。
高橋 健人:学校行けば早いかしらね
 
 ぶー、ぶー。
 はやとくんのスマフォが震える、振動する。
 メールが来たようだ。
 

服部 絵理奈:めーるがーきてるよー
神崎 リサ:『こっちから連絡を――』取れないのか、と言いかけたところで聞こえた振動音の方へ目をやり。
高橋 健人:すかさず内容を閲覧しよう。
高橋 健人:『それからやはり今回も自分たちで動いたほうが良い気がします。これ以上人員を動かすと目立ちますゆえ』
 
 『ちょっと数学で分からない事があるんだけど今時間あるかな? 今、駅前のカラオケボックスにいるんだけど――』
 差出人は、――服部 絵理奈。
 

高橋 健人:また数学かという顔はこの際しまっておこう。『畏まりました。後ほどお伺いします』という定型文の返事。
神崎 リサ:『気取られないように、だな』心得た、と頷き返す。
高橋 健人:所で、自分も防具を用意した方がいいのだろうかという疑念がここにきてふと過る。絵理奈との連携があるのなら、今持っているのは彼女に渡したほうが良いと考えたからだ。
高橋 健人:情報判定しない代わりに調達でもするぞジョジョー
GM:どうぞどうぞ。
高橋 健人:(5+1)dx+2 〈調達〉判定
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 9[3,4,4,6,9,9]+2 → 11

GM:それは、やり直しを宣告します。
GM:理由は「何」を調達するかを宣言してないからです。
GM:(防具といってもハードコートだったり、きぐるみだったり、いろいろあるから)
高橋 健人:了解ですー。というわけでおそろいのアーマー用意しますね。
高橋 健人:いいですか?
服部 絵理奈:よろしくおねがいします(ふかぶか
高橋 健人:あ、いえ、えりちゃんのぶんは確保してあるので。出目がよければまた同じもの一応着ておこうかなと
高橋 健人:私の場合ほんとオマケレベルの話なので別に失敗してもいいけどサ
服部 絵理奈:なるほど。
GM:UGNボディーアーマーと認識しますがよろしです?
高橋 健人:UGNボディアーマーになります。以上
GM:では、GOっ。
高橋 健人:(5+1)dx+2 〈調達〉判定
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 9[1,2,3,5,8,9]+2 → 11

高橋 健人:同じ出目を出すね君
服部 絵理奈:ようかいいちたりない
GM:《黒の歴史は改ざんを許さない》
GM:てノリだったなー。きっちり一緒の出目☆
高橋 健人:んー。
高橋 健人:じゃ、経費+自腹で財産点残りの1点を支払います。もう使い所あるかわからん。
GM:了解しました、メモってね☆
神崎 リサ:安定の自腹ぇ
高橋 健人:んっ残りだっけ。何点使ったかメモしそびれてるな
高橋 健人:ログ見てメモしておこう
高橋 健人:残ってるのは覚えてるので0点なら0点で、もし赤字なら訂正して破棄しておきます。
GM:(ログチェック)使ってるのは今まで2点。ので1点支払残存:2
GM:\自力チェックお願いします/ #今検索かけたひと
高橋 健人:了解、こっちもチェックしておきますありがとうございます。5点で支部長に払ったの覚えてて、3点は調達上げる前の話だな。
高橋 健人:つまり2点は使って1点、2点はあるなー。ともあれ。
神崎 リサ:何か買っておくもの……ないか……
神崎 リサ:99箱人数分を目指す……?
高橋 健人:まあ、しいていうなら~
神崎 リサ:いうならー?
服部 絵理奈:いうならー?
高橋 健人:拳銃ほしいとか世迷言言いそうになったんで手当キットお願いします
神崎 リサ:ああ
神崎 リサ:それもちょっと考えてましたうふー
高橋 健人:すきなのを えらべ
神崎 リサ:拳銃だと10か
GM:リサちゃんが拳銃を準備しておく意味はあるんですよ。今マイナーつぶさないと射撃武器ないからね。
神崎 リサ:よし ハードコートもあるし拳銃をねらいますー
神崎 リサ:ハードコート(の件)
神崎 リサ:ああどっちも作らなきゃになりましたからな……とりあえず調達とらい!
神崎 リサ:(1+0)dx+4@10 <調達>
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 2[2]+4 → 6

高橋 健人:フォローはできん
神崎 リサ:修羅場中だったから仕方ない(ごろん
GM:銃は……先日の影響で……(沈痛な顔)
服部 絵理奈:なんてこったい……
神崎 リサ:そうかまだボーナス入るところまで今回 くっ
高橋 健人:ではではおつかれさまどすえ。
GM:では〆ましょうかね


 -------------------------------------------------------------------

GM:おっつかれーい!
GM:やー少し足出た、もちっと早めに切ればよかったかな;
GM:(次は容赦なく切ってもいいかもしんないと思った調達悩み)
GM:てことで、次は10日金曜日かなー
高橋 健人:了解です~。
服部 絵理奈:お疲れ様でーす。次回了解!
神崎 リサ:お疲れ様でしたー情報管理きちっとせねば;
神崎 リサ:10日りょうかいですー!
高橋 健人:気をつけないとがPLとPCの情報格差だねえ。
GM:ん。PLは全員分見えてるからねー。PLはしっててPCは知らない演技、だからね。
服部 絵理奈:うむ、気をつけねば。
高橋 健人:通常であれば全員知ってていいことをバラバラにされてるからなあ。混乱しちゃうのはしょうがない。
GM:だって合流してないんだから仕方ない。#はよしませう
高橋 健人:その上で推測をPCが立てるのはいいけど、ネー。
GM:デス、デス
服部 絵理奈:次回でようやく合流できそう、か……
高橋 健人:健人の場合は、UGN内に裏切り者がいるまでは推測できてます。多分他の人も考えられるレベル。
GM:うむ、なのでUGNの誰が裏切り者、とかあるわけだ。なうN市支部が疑われてる(
神崎 リサ:えりちゃん意外とさらっと外出て来れるんだなってちょっとびっくりしたり
GM:あ、コーヤもそうだけど牢屋ってわけじゃないからね、地続きだから出るのは簡単。探知がつらい。
GM:探知がつらいってかNGの理由は《不可視の領域》が原因です。知ってる人ならこれるけど、てかーんじ。
GM:(なので《地獄耳》の探知NGにしました。《知覚》だからねあれ、看破対決)
神崎 リサ:1回入ったらしばらく出てこれないかと勝手に思っていた……なるほどなるほど
高橋 健人:そうじゃなきゃ自由ではないだとおもうね。コンビニ行きたいでしょ(雑
服部 絵理奈:たしかにこんびにはいきたい
服部 絵理奈:itunesカード買いたい(お前
神崎 リサ:えりちゃんいつの間に課金民に
GM:でも要はアジト出ると潜入捜査にならない、ツーだけです、あい。
GM:なので《アジトを出ないと接触はNG》、というだけで。別に出ることはさらっと。でかけるよー、でいてらー、でおわり。
神崎 リサ:なるる
高橋 健人:自由を謳う人間が音頭取りじゃなくて支配をするようなら本末転倒ッス
GM:そーいうことです、支配してどうするんじゃ。あれはほんとーに音頭とって家出民が寄り添って暮らしてるです。
服部 絵理奈:家出少年少女の秘密基地ですよな
GM:ですです、いわゆる秘密基地、と。
GM:でも家出民は探されてるから、ふわっと大人の目のつくところに~とかつらいから、出づらいしあそこで居場所つくって謳歌してる、と。ガチ目にウォンテッドなあたりのはかなり外に出るのに気を使ってますがね(コーヤが最たる例)
服部 絵理奈:なるなる
高橋 健人:そしてそんないたいけな子供の心を弄ぶならオラ許さねーぞ! が今の鋼の調査員です。
GM:なおぢみに嚆矢も同じこと思ってっからな?<幼気な~
GM:(なんであそこで寄り添って謳歌してるの? って原因は、そりゃ……なので)
高橋 健人:お互いに意思があってやってることは理解してるし、大人に利用されているのもこちらは承知している。の上で活動しているからねえ。
GM:ほんとーに鏡合わせでございます。全部は見えないからどこかは違うところがあるわけだけどね。
高橋 健人:が、嚆矢くんの場合これが誰に関わらずどうなるかを考えてやっているのか、が怪しかったり、博士がついてるとなると余計ヤバヤバなので。
GM:(開示されてる状況以外はさすがにGM話せませーん進めて、でね☆)
神崎 リサ:それぞれお互いの差がなあ……
神崎 リサ:それこそ傾倒してた日には あっ
GM:(にこっ)
服部 絵理奈:ウワアア
GM:ログ見返していけば「PLは」、いったいどういう状況かわかるんじゃないんですかねえ。
GM:嚆矢は確かにガチルドレンですよ、はやと君と同じ境遇で育ち、あって、そして、ね。
服部 絵理奈:ほむほむ……
高橋 健人:間違っているから正す、ではなく、お望みの結果になりそうかしら? って気持ちが大きいかもねえ。
GM:そして嚆矢も同じこと考えてる。いまの世界を守って続けて、望む結果、この場合は《ひととオーヴァードとの共存》になるのか? どんだけかかってる、どれだけ、いつまで……(略)てね。
神崎 リサ:嚆矢くんの言ってる事も間違ってるわけじゃないからなあ……
服部 絵理奈:だねえ……
GM:はやとくんが、何のためにあって、何を胸にして、どうあろうとしてるかはもうOPから聞いてるし昔も知ってるからわかってるからね、嚆矢も。
高橋 健人:望みは殆ど似たようなものだけど、嚆矢の場合即戦争の火種になる可能性がある、ってのが見解ですので。
高橋 健人:そして抜本的な改革になるかもわからない。これは行動次第であり、UGNは下準備を続けたままの状態だから痺れを切らしてもしょうがないのだけど。
GM:~♪ それは~、まだ進んでないからねー。
GM:ただこれはいえる
GM:このシナリオ、既定路線を進めれば、陰惨な結末です。後味が悪いっツーか。
GM:んでMCみたいなわかりやすい分岐点も、あるわけじゃない。その《後味悪い》をどうにかしたいならPCがんばれ。見捨てれば早い。
GM:軽いところで、この事件事態を解決したらNPC陣営どうするか
高橋 健人:人種差別に関しては健人の意見ままで解決しないと思ってる。これほんとしょうがない。
高橋 健人:戦争っつーか鎮圧に乗り出す連中がかっ飛んでくるかなあ。まあミサイルなんぞ威嚇とはいえ脅威だからなあ。
GM:リベレーターズの少年少女、また本部への報告、椿への諸連絡、霧谷への報告
GM:そういうの全部含めてこれ、バックトラック乗り越えてからがホンバンだってレベルだから。――越えられればな? #発狂すれば早いぞ
服部 絵理奈:超えられればね……
GM:しっぽ巻いて逃げることも簡単です、はい(
高橋 健人:トーゼン発狂時のこともかんがえてあるぞい!
GM:(に っ こ り) あ、このシナリオ最初に宣言したけど
GM:厳しい~死出の道、だから。つらいから 
GM:なんでんなこといってたかもう中盤くらいのここでも察せるでしょってくらいにつらいから。
GM:つ ら い か ら #がんばれ
服部 絵理奈:ガンバリマス……
高橋 健人:がんばれ~ #たにんごと
神崎 リサ:わあい……
高橋 健人:いやつーか明日早いんだった。寝ないと
GM:です、寝る人は寝ましょう、三三五五の解散です。
GM:私はむやみにテンションあがってるけど ねませう。
GM:――てかこれテンション上げないとやってられないくらいの交錯数だからね。NPCだけでも【阿呆か】って思う量。PC入れたら泣くぞ、ってレベル。
GM:(でも初めてDX3の人なら一度はやっておいたほうがいいシナリオ、ワールドエンドジュブナイル)
神崎 リサ:おう一時間近
服部 絵理奈:もうすこしでいちじである
高橋 健人:おやすみんぐ
服部 絵理奈:おやすみなさーい!
神崎 リサ:おやすみなさ~
どどんとふ:「高橋 健人」がログアウトしました。
GM:おやすみでーすよー
服部 絵理奈:ぼくもほぼ徹夜明けなのでぶくぶくすゆ……
GM:うん、沈みましょう。
GM:たぶん次のシーンは絵里ちゃん頑張れフェイズです。
服部 絵理奈:(沈んでいく
神崎 リサ:おやすみなさいよー
どどんとふ:「服部 絵理奈」がログアウトしました。