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 Middle Scene:16
 Side:Erina
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GM:【PC3:絵里奈ちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:69->77) (登場)
GM:(にこっ)
GM:スタンダップは絵里ちゃんのソロシーンとなります。あのあと、だからね。
服部 絵理奈:でもまだ80行ってないぜ……
GM:でもってひとり探し出してるから、しばらくはお二方は出られません。
GM:(完全ソロになるかはダイスとキャラクターのみぞ知る)
服部 絵理奈:ですね、廃ボーリング場抜けた後だからねー
GM:ええ。
服部 絵理奈:あ、しつもーん。UGNボディーアーマーって着てその上にコート着ればパッと見ばれない?
GM:今2月ですからねえ、見れないでしょうねさすがに
GM:(こちらもリサちゃんそのつもりでやってましたから)(8月だったら「ばれる」って言ってた)
服部 絵理奈:ではコートの下にボディーアーマー装備を宣言しますっ!

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 ――夜の、N市・市街。

 冬の澄んだ冷たい空気、むやみに星がきれいな夜。
 耳を澄ませば、いやな音……。

 さっと見ただけで、そこかしこに戦闘の爪痕が見え、残り。
 また、澄んだ空気を伝わって、レネゲイドの悲鳴と戦闘音が聞こえる。
 

 ――はしる。少し走ってあたりを見回し、また走る。
 廃ボーリング場を後にし、絵理奈は夜の市街を走り回っている。

 裏切り者と言われても――。白銀明日香を探すために。

 
 【システム・メッセージ】
 【《知覚》ないし《知識:N市》、の好きな方で、閾:14を目標に頑張りましょう。1シーンで1人1回が挑戦権】
 【なおメジャーアクションエフェクトを使った場合、他人の補佐にかかわるということで判定権は放棄とさせていただきます】
 

GM:なのです、が。
GM:絵里ちゃんは前シーンで先に行きましたよね、探しに。
服部 絵理奈:はい。
GM:その分、このシーンに関しては【1度失敗しても再挑戦OK】とします。また、2度目の場合は達成値ボーナス+3で判定を許諾します。
GM:1回目はノーボーナスで素勝負です。
GM:(もちろん1度目は合流してないのでそういう意味でも素勝負です、はい)

 特にアテがあるわけではない。しかもあっちは本気を出すと『領域』を使って隠れる、ときた。
 ならばこちらは、有り余る体力と脚で探すしか、ない。
 全ては、葵との約束を守るために。明日香を助け、N市から離脱させるために――。


GM:ほお、分身でもなさいます?
服部 絵理奈:《日常の代行者》はあくまで日常パートの代用だから分身しても意味ないですかね?
服部 絵理奈:それとも簡単な指示くらいは聞く?
GM:日常パートの代行だから《探させる》に意味はないですが
GM:目は増えるよね、でね。ただその分ロールに換算したら気力や体力は使うでしょうね。
GM:指示位は聞きますが巻き込まれたら死ねます、当然。あと難しいことはできない、レベルはJKに頼むレベルでひとつ。
服部 絵理奈:了解ですー。
服部 絵理奈:よし、代行者の使い道は決まった。まずは素で振ります!
GM:はーい★

 そこかしこに残る戦闘の爪痕に顔をしかめる。
 自分の従者はあくまで日常生活を代行することしかできない――。何体も生み出す事は可能ではあるが、戦闘に巻き込まれたらひとたまりもない。
 ここはやはり、自力だ。


服部 絵理奈:というわけで振ります!
服部 絵理奈:(3+1)dx+1@10 <知覚>
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[1,3,6,9]+1 → 10

GM:ダメ―、彷徨ってて―!
服部 絵理奈:14は難しいにゃー(しょーん
高橋 健人:そらなあ
GM:。○(しばらくさまよって2度目まして前後なら、お二人も登場Okです)

 ここもダメ、あそこも違う……無為に時間だけが過ぎる……。
 ふと、時計を見る。

 1人で探すのは埒があかない。そう判断した……。


服部 絵理奈:《日常の代行者》を出して、廃ボーリング場のPC2人を自分の所まで案内してほしい、という指示を出す、というのは行けますか?
GM:いいでしょう。
GM:(廃ボーリング場に戻る、ですしね)
服部 絵理奈:ここから廃ボーリング場にまた戻るのは時間が掛かる。ここは従者の出番か。
服部 絵理奈:そう判断し、親指を強く噛む。血が滴り落ちる。
服部 絵理奈:ぽた、ぽた。と数滴落ちた滴はすぐに自身と同じ形をとる――。
服部 絵理奈:「私は30分後に2丁目の公園で待ってる、って神崎さんと高橋くんに伝えて!」
服部 絵理奈:そう言うと、2人に分裂した絵理奈は別々の方向へと走って行った。
服部 絵理奈:んで、集合時間まで1人で探しています。
 
 ――パタパタパタパタ。
 

GM:待ってる隙に2度目判定なさるなら、GO、です
GM:雑談でも聞かれたことをコチラで答えれば
GM:ジェネシフトから2度目も構いません。ただし自己責任をお忘れなく、程度で。
服部 絵理奈:では2回目の探索の前にジェネシフトいくか……(雑談窓で言った
服部 絵理奈:1d10侵蝕値上げてから2回目行きます!
高橋 健人:ごーごー!
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:77->78) (登場)
服部 絵理奈:あの(
GM:基本基本♪
高橋 健人:かなしいなあ……
神崎 リサ:oh…
服部 絵理奈:ダイスボーナス狙ってたんですけど……けど。
高橋 健人:品切れだよ

 ――感覚を研ぎ澄ます。己の中に眠る獣の感覚を。
 ……基本、日常側にいる彼女にとってそれは、眠る獣なのかもしれない、が。


服部 絵理奈:まぁこれで2回目行きまする……(よぼよぼ
神崎 リサ:がんばれー!(旗ぶんぶん
服部 絵理奈:神様仏様高橋様ー! 力を貸して!
服部 絵理奈:(3+1)dx+4@10 <知覚>
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 7[3,3,6,7]+4 → 11

服部 絵理奈:ちーん。
GM:彷徨いましょうか♪
高橋 健人:なんか祈られたけど居ないものに縋るな!(ひどう
服部 絵理奈:時間まで彷徨ってます。
服部 絵理奈:(しくしく
服部 絵理奈:慣れない事はするもんじゃないね、などとひとりごちつつ、夜の街を彷徨うのだった……


 ――ちく、たく、ちく、たく。


 ――2丁目公園。

 大時計の針は、とうに21時を回っていて。
 すでに、22時に差し掛かろうとしている……。
 

服部 絵理奈:「……」
服部 絵理奈:2丁目公園の敷地内に駆け込む。表情は焦燥を隠しきれない。
服部 絵理奈:門限は《日常の代行者》がうまくやってくれているだろうが……でも、夜の街はやけに不安をかきたてられる。
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を8%上昇 ((侵蝕率:94->102))%
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕Bを+1増加 (侵蝕B:2->3)
高橋 健人:やっほー100
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:95->104)
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕Bを+1した(侵蝕B:2->3)
神崎 リサ:一気にきた
服部 絵理奈:2人ともー!?
GM:さようならリザレクトおいでませジャームの領域。
GM:※侵蝕率3ケタを示す=ジャームですからね基本
神崎 リサ:前シーンの余波が……(よれよれ
高橋 健人:ていうか領域展開したままだから代行者引っかかるのよね
GM:ですね、なんかいい感じで見つけてあげてください。
高橋 健人:なので迎えが来る直前で走ってくると。バイク?
神崎 リサ:かな? もろもろでだいぶ時間たってしまってるしいそげいそげ
高橋 健人:隣で十傑集走りしてくる代行者を引き連れてやってくるぞ
服部 絵理奈:十傑衆走りwwww
神崎 リサ:つよいwww
高橋 健人:というのはまあ冗談です 自転車貸します
高橋 健人:俺はバイク! お前チャリ! ――という具合でそんな時間もかからず走ってくると。
服部 絵理奈:UGNずがバイク、従者えりちゃんがチャリって感じかな?
高橋 健人:です。
高橋 健人:特になければ華も咲かせたままだしえりちゃんを即捕捉……でいいのかな
服部 絵理奈:捕捉しちゃってくだせえ
神崎 リサ:行き先もわかってるしここは遠慮なく飛ばしちゃおうか。そんなこんなで2丁目公園到着キキーッ
服部 絵理奈:「うー……ちょっときゅーけー。明日香ちゃん、何処にいるんだろ……」
服部 絵理奈:2丁目公園にある自販機前で、缶のポタージュをふうふう言いながら飲んでます。

 ……花の香が、そんなコンポタージュのいい匂いに混じって漂ってくる。

服部 絵理奈:はっとして、匂いのする方へ振り向きます。
神崎 リサ:絵里奈の顔をあげた先、エンジン音があっという間に迫ってくる。そして現れた2人乗りのバイク!
服部 絵理奈:そして後ろに追走する自転車!
神崎 リサ:キキーッ――速度の乗ったそれは、甲高い音を響かせて絵里奈と自販機の前にドリフト停車を決めた。
服部 絵理奈:「高橋くん! 神崎さん!」
服部 絵理奈:コンポタの缶を持ってちょっと涙目である。
高橋 健人:ドリフト停車されると全く慣れてない乗車でまた鼻頭ぶつけるよ(デジャヴュ)
服部 絵理奈:「高橋くん、だいじょぶ? 鼻赤いよ?」
高橋 健人:「…………支部長の痛みに比べれば些細な事です」クソ真面目君
高橋 健人:健人は小さく赤みを帯びた鼻を押さえつつ、小さく頭を下げて針茉莉を腕に絡ませていた。
神崎 リサ:遠慮なくぶん回したのでメットに思いっきりぶつけたのかもしれないすまない……(
神崎 リサ:「ふうっ……すまん絵里奈、遅くなってしまった」
服部 絵理奈:「あの……神崎さん。置いて出て行っちゃってすみません……。大丈夫でしたか?」
神崎 リサ:「ああ、あたしは見ての通りだ……なんとか、今のところは引いてくれた。残りの仲間を探したら市外に避難するそうだ」
服部 絵理奈:「その、残りの仲間、なんですけど……」
服部 絵理奈:目を逸らす。絵理奈が1人きりということは『そういうこと』である。

 ……この途方に暮れた絵理奈の様子からして、見つかっていないのだろう。
 こちらが走査にあたろうとしたとき、《代行者》の存在が引っかかっていたのは言うまでもない。
 であれば、寄り集まって探したほうが早いのか。
 

服部 絵理奈:「え、と……1丁目と2丁目のあたりはだいたい探しました……。領域で隠れられてたら見逃してたかもしれないですけど……」
神崎 リサ:「そうか……」ちらり、と公園の時計を見上げて現在時刻を目視。
高橋 健人:「ならばこちらも《領域》で探すのみです。……服部さん、ありがとうございます」
高橋 健人:また、健人は頭を下げた。
高橋 健人:――無理難題を積み重ねていった彼女の心労を察する。

神崎 リサ:「……そろそろ見つけてやりたいところだな。女の子1人、うろつかせておける時間じゃない」
高橋 健人:もしくは、華の力で仲間を支援する。そう告げて、左腕をゆるやかに伸ばした。
服部 絵理奈:「ごめんなさい……役に立たなくて……」
神崎 リサ:「隠れるのが得意な子ならしょうがないさ、ここから挽回すればいいんだ」肩ぽんぽん。
高橋 健人:さあてどうしましょうね。
高橋 健人:領域展開した上だとRC対決になるだろうし、知覚で華支援してもいいのん。
GM:華支援してもいいですよ、ただ支援するとはやと君は判定権喪うだけで。
高橋 健人:コスト的に考えると領域でダイスも増えてるから侵食率も上がらに。確実性で言うなら華。
GM:。○(なお領域で隠れてるのも判定看破《知覚》だったりしますね……)
高橋 健人:あーそっちも知覚か。となると華がいいね。
高橋 健人:ステルスは感覚判定で、それならしぶちょーががんばれ! ってなるよう
神崎 リサ:しぶちょーが知覚でじゃらじゃら回すか、えりちゃんがワンチャントライかな……
服部 絵理奈:わたしはもう2回振ったので……
神崎 リサ:あっそうかはい。
神崎 リサ:「そうだな……絵里奈、その明日香っていう子の持ち物を持ってたりしないか?」
服部 絵理奈:「明日香ちゃんの持ち物……。うーん。明日香ちゃんの持ち物は無いですけど、一緒に読んだフリーペーパーとかなら……」
神崎 リサ:「昨日今日ぐらいで彼女触ったものがあれば一番いいんだが……雑誌か」
神崎 リサ:「それ、ちょっと見せてもらっていいか?」
服部 絵理奈:あ、はい。
服部 絵理奈:支部長に差し出したのは表紙にN市ウォーカー、と書いてあるフリーペーパー。
服部 絵理奈:あちこちに折り目やらマーカーが入っている……。
神崎 リサ:どれどれ。と、明日香ちゃんの匂いの粒子が残ってないかを《猟犬の鼻》で探りたいんですがー
GM:残ってないとは思いませんが、《どれ》がって想像つきます?;
GM:もちろん、絵里ちゃんの匂いはリサちゃんわかりますが
GM:絵里ちゃん“以外”にフリーペーパー触ったり、傍にいたりとかしてればとうぜん混ざります、強弱あってもね。
神崎 リサ:絵里奈ちゃん除外して、雑誌自体も除外して……ってしていくと何パターンか残らないか な
服部 絵理奈:多分他の子ぎつね系チルドレンもわーわー言いながらべたべた触っただろうしなぁw
神崎 リサ:こぎつねっこいたなあ!w くっ
GM:年齢もそのくらいで女性でー、でも相当いるかなあ?;
GM:前のシーンで、はやと君のマフラーから嚆矢をたどれないか、と似たものですね。
服部 絵理奈:少なくとも本人の匂いを知らないと難しそうですね
GM:はい。さすがにね。
神崎 リサ:「…………」予想以上に年齢層低めの匂いが混在しててひしめきあってるようだ!
神崎 リサ:「厳しい、か……うん、絵里奈、ありがとう」ひとしきり唸った後フリーペーパーを返却。ふう。
服部 絵理奈:「うーん、これからどう探しましょうか……」。
服部 絵理奈:フリーペーパーをかばんに仕舞い直し。
高橋 健人:「会ったこともない人間の匂いを辿るのは……流石に。ただ、探せなくはありません。支部長の感覚であれば、恐らくは」
神崎 リサ:「ハンカチでもあれば、という展開はな……まあ、それなら正攻法で行くしかないな」腕とかストレッチぐっぐ。

 また市中を駈けずりながらになるかもしれないが、感知に特化している彼女であれば隠蔽されたものを探し当てるのも無理のない話だろう。
 リサの“鼻”と健人の“華”。この組み合わせで見抜けないものはない、と信じたい――健人は静かに針茉莉をしまい、紅と白の華を咲かせ始めた。


高橋 健人:いーくーかーいー
神崎 リサ:「それならまかせろ絵里奈。手がかりはなくっても、あたしはかくれんぼで負けた事はないんだ」うまいこと言ってもらえた!
服部 絵理奈:いったれー
神崎 リサ:いきましょうかーー
高橋 健人:エフェクト宣言:《葵華草を辿る》>《導きの華》 侵蝕率+2% / メジャーアクション
高橋 健人: →対象の次達成値に+10
高橋 健人: 対象:リサ
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を2%上昇 (侵蝕率:102->104)%
GM:そうかもう3ケタいってるから……
高橋 健人:せやで(ニッコリ
服部 絵理奈:あわわ……
神崎 リサ:嗅ぎなれた香りに身体が自然と捜索の形をとる。いつもの工程を踏まえて、リサの感覚が周囲を捉え始める――

 最早鼻先を掠める匂いは鼻腔を突き抜けるほど濃い。
 それはレネゲイドを活性化させ、研ぎ澄ます。確実なまでに。
 

神崎 リサ:いつも通りやれば大丈夫、なんて思い返すまでもなく。これで必ず見つかる、という自信に満ちた一歩を踏み出した。
神崎 リサ:(9+3)dx+1+10@10 <知覚> ※導きの華
DoubleCross : (12R10+1+10[10]) → 9[1,1,2,2,2,3,5,6,7,8,8,9]+11 → 20

高橋 健人:わぁい
GM:ぅぁーぃ
服部 絵理奈:流石2人のコンビネーション……
 
 先ほど、絵里ちゃんがコーンポタージュを買っていた自販機。
 コーラのペインティングがなされた、どこにでもよく見る自販機の。

 その側面でぐったりもたれてる、ひとの気配がする……。
 

神崎 リサ:うおっ近かった
神崎 リサ:「……!」領域の気配が近すぎる。気配に振り返って自販機を見て。
神崎 リサ:「絵里奈、すぐそこ、みたいだ」
服部 絵理奈:「えっ、どこ……ですか?」
服部 絵理奈:きょろきょろとあたりを見回す。
神崎 リサ:「自販機の、たぶん横か後ろに」
高橋 健人:華を一部仕舞い、示された方を黙って見やる。
服部 絵理奈:「自販機……。さっきコンポタ買った……?」
服部 絵理奈:自販機までダッシュ。人影をさがします。
服部 絵理奈:「人の……気配……?」
ぐったりしてる少女:「……」

 自販機にもたれ、うずくまり。聞こえているのかいないのか、疲弊している……。
 

服部 絵理奈:駆け寄ります。明日香ちゃんですかね?
白銀明日香:「……」
GM:ですね、明日香が衰弱した状態でそこにいます。
高橋 健人:灯台下暗し、という陳腐なフレーズを口にすることはなくとも頭に浮かんだ。やや視線がずれる。
服部 絵理奈:「明日香ちゃん!? 一体どうしたの!大丈夫!?」
白銀明日香:「……」ぱく、ぱく。
白銀明日香:声になってない。焦点があってない。ふるえている。
GM:さっと見ると明日香の服も身体もボロボロです、どこからか逃げてきたんだろうなってのがわかる程度に。
服部 絵理奈:えーと、とりあえずベンチまで運ぼう。そして自販機でホットのお茶を買って渡します。
高橋 健人:かつ、かつ、とベンチへと足を運ぶ。見た姿が、傷にまみれている。……先程の応急手当の道具も、ないことに気づいて空いた手を見た。
GM:流石にここで確保はなしね;
服部 絵理奈:「はい、明日香ちゃん大丈夫? とりあえず話は後で、身体あっためた方がいいよ」
神崎 リサ:葵たちの反応があったので近づくのにちょっとためらうけど、周りわかってない様子なので手伝おう……
白銀明日香:「……」

 受け取ろうとしない、というより、受け取れる気力や体力がない。
 たぶんに、病院に運んだ方が。――無難。


高橋 健人:無残な姿にかける言葉はないが――明日香の身体に、自らのコートをかけた。
高橋 健人:「分け身に言伝と彼女を任せられますか」思い出したように絵理奈へ視線を転じ、口を開く。
服部 絵理奈:「う、うん。出来るけど、用件はなに?」
高橋 健人:「……この状態では喋れないですし、治療が必要です。……支部の医療班に一度預けたほうが良いかと考えております」
高橋 健人:そして視線は支部長へと。

高橋 健人:「救急搬送は可能でしょう。ですが事情説明となると面倒なことになるかと」
服部 絵理奈:「あ、そっか……。病院は今の時間じゃ……」
服部 絵理奈:N市ウォーカーの巻末にある夜間担当医のページをぺらぺらしていたが、それを閉じ。
高橋 健人:最終判断は無論、支部長に委ねるようだ。
神崎 リサ:「ああ、その子を休ませてやりたいのはもちろんだが……そうなると情報を得るまでの時間が、しかし」むう、と考え込んでぶつぶつ。
服部 絵理奈:暖かいペットボトルを明日香の手に半ば無理矢理持たせる。
高橋 健人:水を生成してとりあえず明日香の口元まで一端運んでみよう。ごめんね既に飲んでるやつだけど。
GM:《元気の水》と解釈してだいじょうぶですか?
高橋 健人:はいはい。空気中の水気をかき集めていくらでもかさましできますよ。
高橋 健人:はっ
高橋 健人:コンボ始動:《社畜の心得》 / メジャーアクション
高橋 健人: →《細菌環境調整》+《元気の水》宣言
高橋 健人:こ れ だ よ
服部 絵理奈:しゃちくのこころえに草
神崎 リサ:ここで社畜スキルが役に立った
白銀明日香:口元まで運ばれてこぼされれば、その水が口へと滑り込む。
白銀明日香:「……ん、く……」
白銀明日香:「ぁ……。エリ、ナ……ジェ、ル、マン……?」
白銀明日香:《元気の水》で体力が、少し顔に色が戻る。
白銀明日香:乏しい表情に、ずいぶんとさみしい・もの悲しい感じがする。
高橋 健人:そして傷口に菌が繁殖しないよう、薬草じみた草花も足元に咲いている。
神崎 リサ:顔色が戻ったのを見てほっとしかけるも、驚かせないようにそれ以上は距離を詰めないでおこう
服部 絵理奈:「う、うん……。あれ、高橋くんともお知り合い? っていうか何があったの!? 大丈夫?」
白銀明日香:「コー、ヤ……、コーヤ……ハカセ、ティーチャー、を……」
神崎 リサ:ティーチャーの名前にぴくり、しつつも見守る。
高橋 健人:「彼女とは、顔を合わせたことがあります――コードネームではない方は、存じ上げませんでしたが」
高橋 健人:「“リード”。……いえ、白銀さん。嚆矢は、どこですか」
高橋 健人:コートの上から背中を擦る。無理のない程度に、水を少しずつ与えながら。

白銀明日香:ぼんやりとはやとくんを見てから、ぽつぽつ。つづけていく。
白銀明日香:「ハカセ、ティーチャーにいっていた。《人形ばかり作ってきて、何かを成した気になっていたか》」
白銀明日香:「コーヤ、ティーチャー、ころした。ティーチャー、ミサイルを撃てるよう、ロックを解除した、あと」
服部 絵理奈:「嚆矢くん……!? どう、して……!」
白銀明日香:「……わたし、が」
白銀明日香:「……わたし、が、解除コード、読み取ったから……」
白銀明日香:「コーヤ、ミサイル。この町に向けて発射する、いって、た」
白銀明日香:「ハカセ、の、計算。レネゲイドウィルス、ミサイルに、つめて、――20年前の、再現……」
神崎 リサ:「この町に、だと!?」
高橋 健人:20年前。生まれてもいないその時期が、一体UGNにとってどういうものであるのかは学んでいる。眦を決した。
白銀明日香:「コーヤ、どこにいるか。わたしも、わからない。コーヤ、ハカセにあった。ハカセ、コーヤに、ささやいて。だんだん、こわくて、だんだん……」
白銀明日香:「わたし、の、ちから。手に触れると、いろいろなこと、わかる。コーヤが、こわくなって、そまってって、とまらなくて。わたし……逃げ、て……」
服部 絵理奈:「それで、こんなボロボロに……」
高橋 健人:「わかりました、一端落ち着いてください」。そう健人が明日香の話をさえぎるのは、恐怖を滲ませないため。
白銀明日香:「……たぶん、コーヤ、組織の施設や隠れ家、どこか。……ハカセが準備した場所かも? でも、」
白銀明日香:「私も知らない場所、いくつもある。予測はできない。け、ど……」
白銀明日香:「コーヤ、だいじなもの、持ってたもの、触れたら、探せる、かも……わたしのチカラ、《サイコメトリー》、で……」
白銀明日香:ガタガタガタガタ。怯える子どもみたいにふるえている。
神崎 リサ:20年前の出来事の知識は同じく学んではいる。けれども、そんな事がこの頭上で起こればどれだけの混乱が引き起こされるか――想像するまでもなくて、表情が硬くなる。
神崎 リサ:でも目の前で震える明日香を見ていると……かつてかくまっていた頃の春日が浮かんでしまって。
服部 絵理奈:自分のしたことが後々大きな事になる恐怖は絵理奈も知っている。だが掛ける言葉が見つからず。あやすように肩を撫でる……。
高橋 健人:「(俺には、大事だが。……彼には?)」

 懐に手を当てる。一考したのち、取り出したのは一つの“名札”。彼の名残。
 

高橋 健人:「これを」
高橋 健人:「――読み取れ、ますか」
白銀明日香:顔を上げる。ジェルマンの方を見、差し出された名札を見る。
白銀明日香:「……あ」
白銀明日香:「コーヤの、名前……あのとき、の?」
白銀明日香:はやと君と名札を交互に見ている。
高橋 健人:また黙り込んでいる。何か言いたげな表情を浮かべつつも、明日香の目をじっとみるだけ。
高橋 健人:“疑う”ことはできない。彼を“信頼”し、また羨んでいたのだから。
白銀明日香:おずおずと、IDカードを受け取って、気を集中する。
白銀明日香:「……っ!」

 一瞬電撃でもうけたかのように痙攣すれば、ふるえだす。
 がたがた、がたがた……。

白銀明日香:「あ、っ、ち……」
白銀明日香:わなないて、廃ビル群の方を指している……。
神崎 リサ:指された方を見やる。またあそこらへんか……。
白銀明日香:「コーヤ、ヤだ、たすけて、……なんで、こわい、よ、コー……ヤ……」
高橋 健人:「――――」震える明日香に目をそらさない。それから、「これは、あいつが心から望んでいたことか」。と、問う。
白銀明日香:「コー、ヤ。ひととオーヴァード、壁、あるなら……こわせば、隔てなくなる……壁があるから、わたしたちは……」
白銀明日香:「だから、コーヤ、わたしたちと、世界と、ために、……ひとり、で……」
高橋 健人:「守るものをここで捨ててまで戦う強さで、この先生き残れるものか」
高橋 健人:「……あいつは、逃げた。守ることから逃げた。1人で立ち向かう事が強さなら、一体何を守れるんだ」明日香を通して、健人は彼を見た。

 彼の心は判らない。透視することはできない。それでも彼が成し遂げたいことを見届けるだけの気持ちはあった。
 それが本心であろうと、結実するものが自分が守るものを害するのであれば。

 ――戦うことの覚悟を足蹴にするつもりがなかろうと、今まで彼を支えてきたものがなんであったのかを知っているからこそ。
 ――ここで1人になるのか。
 

高橋 健人:1人で戦う強さがあっても、巻き込まないという決意があっても。「貴女は、彼を見放したのですか」
白銀明日香:ぶんぶんと首を横に振る。
白銀明日香:「……わたし、は、読み手。それしか、できない。わたし、じゃ、なにも、できない……」
高橋 健人:「貴女は、彼が礎になることが我慢できなかった」
白銀明日香:「コーヤ、こわくそまっていく、わかって、も」
白銀明日香:「わたしじゃ、コーヤ、止められない。もっと、より良い方法がある、それも、出せない、じつげん、できない」
白銀明日香:「コーヤ……たすけ、て……」
高橋 健人:「貴女“も”、彼を助けたい――そうですね」

 これは、誰がためか。
 自分のためである。

 これもまた、自問自答であり望まぬ所業への求む望みであり。


白銀明日香:「……たすけ、て……」

 守りたいのは、何も民間人や仲間だけではない。
 ――親友を、“桐生 嚆矢”という1人の人間を、助け守りたかった。

 かつての悔悟を、どうして今まで捨てきれずに抱えていたのか。
 それは望みである。不本意とは言え彼にあの時手を伸ばせなかったことへの自分なりの謝罪でもある。
 死ぬのはレネゲイドに抗えなかった人のみならず、《化物》という皮をわざわざ被ってまで人柱になろうとしている少年だ。
 

高橋 健人:捨てる強さは同時に弱みである。1人で戦えないことを健人は思い知っている。彼の背中を追いかけてきた健人は知っている。
神崎 リサ:「彼は……桐生嚆矢は、まだジャームじゃない。そうだったな」
服部 絵理奈:「うん、ジャームには見えなかったよ……」
神崎 リサ:「いいや。彼は"ばけもの"じゃない、そうなんだろう?」
神崎 リサ:「……ならまだ間に合う」
高橋 健人:「“化物(ジャーム)”であろうと、止めなくてはいけません。でしょう」

 濁る胸の内を顔には出さずに淡々と告げた。
 《化物》に対する考えはあれど、今はそれに思いつめる場合ではない。

 今一度絵理奈に、分け身で以て彼女を送り届けるよう頼んだ


服部 絵理奈:N市支部に匿う方向でいいの?
高橋 健人:搬送しても面倒でしかないよ! もののついでに医療班に匿ってもらって!
服部 絵理奈:おっけー!
高橋 健人:と思うんだがそのへんは支部長判断!
GM:いちおう言っときますと、ヘタなところに送ると彼女も指名手配(探されてる)だからね?
GM:(そこはマジでしぶちょーの帯域です)
服部 絵理奈:せやな……
服部 絵理奈:あと、さ。なけなしの財産点が1点あるんですが、これでタクシー呼べませんか?
GM:呼んでもおっけーですが、《どこ》に搬送は考えてね。
服部 絵理奈:「病院に、支部……どっちに行くにしても、タクシー呼んだ方がいいよね」
服部 絵理奈:スマホを操作してタクシーの電話番号とか調べてます。
GM:。○(当然ですが電波障害してるわけじゃないのでふつーにかかりますのでその辺はお好みロールお願いします♪)
高橋 健人:匿うか、なんなら上部になんか言ってもいいんだぞ☆
高橋 健人:的な。
高橋 健人:もちろん普通の病院に送りつけてもいいでしょうし、健人の最適解としては支部に搬送する、っていう話
高橋 健人:過労さんにも連絡いれてもいいかもねえ ということはある ただし事情説明をがんばれ
服部 絵理奈:運ぶ場所決まったらタクシー呼びますよう
神崎 リサ:うん支部でいいかなーとは思いまする。あと霧谷さんにどうするかか。
神崎 リサ:「うん……ひとまずは支部の方、がいいな。見たところ外傷も大した事はなさそうだし、この後どうするかもあるしな……」
服部 絵理奈:「支部ですか……何か伝言とかあります? 従者に連れて行ってもらうので、今のうちにお願いします」
高橋 健人:とりあえず健人はコートをきちんとかけてあげよう。それから――もういいや、のマフラーも添付。
高橋 健人:もう手袋もあげちゃう! おかあさん的に体冷やすのだめだから!
服部 絵理奈:ハヤ公大盤振る舞いだ!
高橋 健人:J( '—`)し<身体を冷やすのは健康の大敵です
神崎 リサ:ええと、分身に持たせる伝言メモを準備。明日香ちゃんは行方不明者の一人であるが、ひとまず手当等しておいてあげてほしいこと、自分たちが戻るまでまだ上への報告とかは待っといてほしいことなどまとめます。
神崎 リサ:あと霧谷さん宛てにもう1通、明日香ちゃんは元リベレーターズの一員であった事も付け加えておきます。でも彼女は今回の失踪の件にはかかわってません的な事も。
神崎 リサ:それと現在現地での調査続行中につき連絡入れられないままで申し訳ない、戻ったら明日香ちゃんについて等も含めて報告しますので待っててください、な事も書き加え……。
服部 絵理奈:支部長が伝言メモを作ってるのを横目に「タクシー来るまで時間あると思いますから、呼んじゃいますね」
服部 絵理奈:NKタクシーに電話を入れます。ぴぽぱ。
神崎 リサ:「……こんな感じでいいだろうか」健人くんへ振り向いたらもこもこ明日香ちゃんがいるΣ
GM:そも、伝言メモってどこから作ってます?(素
GM:どこからってかスマフォで電子みたいなのか、紙とかのメモ帳か。
神崎 リサ:あ、ええと。紙面で渡すつもりではいたんだけれど下書き中みたいな。
神崎 リサ:……支部長筆記用具持ってないか。ないな。スマホ、開きました。
GM:支部から予測に難くなくHelpメールが来てますよ。
神崎 リサ:わあおメール開きます。
from支部:『しぶちょーたいへんですよー!! イスカリオテ!』
from支部:『そいつの手ごまがN市にはびこってるそうで討伐を、上から本部からきてますよー!!』
from支部:『リヴァイアサンが代理で指揮とってくれてますが、はやく、戻ってー!!』
from支部:『連絡を―』
神崎 リサ:「あー……」
GM:なお霧谷さんからも『今、どこにおられますか?』という簡潔なメールが来てます。
高橋 健人:鉄火の間にいるよ
神崎 リサ:紙面でつくって、従者に持たせてってしたかったんだけれど……
服部 絵理奈:そんな じかんが あると おもうか
神崎 リサ:デスヨネ 素直にメール入れるか……
神崎 リサ:うーん。ひとしきりうめいた後に霧谷さんの連絡先を呼び出します。ここまでくると簡単にでも事情説明しておかないとだ……。
神崎 リサ:「支部にも本部からの連絡が……回ってるみたいだ……霧谷支部長が代理で指揮をとってくれてるらしい……」うめき。

 ――ぴっ。
 

From神崎 リサ:『連絡遅くなって申し訳ありません、N市市街で調査にあたっていましたが、現在行方不明者の一人を保護しました』
神崎 リサ:簡潔に、簡潔に。言い聞かせながらぽちぽち。画面は2人にも見えるようにしておきます。
from霧谷雄吾:『つながりましたか、フラッシュファイア』
from霧谷雄吾:『簡潔に。緊急案件が発生いたしました。貴方が不在のため、勝手ながら指揮を執らせていただいております』
from霧谷雄吾:『簡潔に』
from霧谷雄吾:『1:N市で発生しておりました行方不明事件の首謀者と状況が判明いたしました』
from霧谷雄吾:『2:ですがその行方不明事件。Dr.コードウェルが後ろで糸を引き、チルドレンたちオーヴァードを集め。暗躍していることも発覚しました。
from霧谷雄吾:『→そのため、上からも《イスカリオテの追跡および討伐、そして行方不明となっていたチルドレン&オーヴァードの討伐》を命じられてます』
高橋 健人:[]
高橋 健人:[]
from霧谷雄吾:『処々おきている状況、そして工作員の報告から察するに。防衛省から強奪されたミサイルを用いて、Dr.コードウェルの息のかかったオーヴァードの組織:リベレーターズが、世界を変革するほどのことを起こそうとしていると予測されます』
from霧谷雄吾:『N市ののそこかしこで現在、オーヴァード同士の戦闘も散見されています。無事でしたら、急ぎお戻りください』
高橋 健人:額に手を当てて考える仕草。想定はしていたが、本部からもあれこれ言われているのだろう。霧谷の心中察する所ではあるが――

 リサちゃんの『保護しました』というメールが飛ばされてのち、しばらく間が置かれる。
 

高橋 健人:「――それでも、申し訳ないが事情説明して本部に割れない程度に合間を縫うしかないな……最終的にどうするかが問題だ」
高橋 健人:「全ての討伐など、愚策にも程がある。一体これ以上減らしてどう自分の首を締めるつもりだ?」最早、その言葉に衣というものはない。
from霧谷雄吾:『ざんねんですが』
from霧谷雄吾:『その保護した子も、命令を鑑みるなら――《討伐》せざるを得ないでしょう』
服部 絵理奈:「え……討伐……?」
服部 絵理奈:不穏な言葉を聞き、僅かに震える
神崎 リサ:「……」《討伐》の文字が躍る文面を睨みつけている。それだけは聞けない、絶対に。
高橋 健人:「神崎支部長」
高橋 健人:――その目は険しい。討伐というものを、先のように事情を知る者、健人も許すようには見えない。
神崎 リサ:「……ああ」
高橋 健人:「霧谷支部長に直接事情説明している暇はありません。今保護できるのが彼女だけであれば、我々の配下……匿うことは、……」

 舌が止まる。UGNの命令に背く、ということが彼にとっての葛藤にもなる。
 上部を納得させるには時間が足りない――ように思える。
 

 健人の言葉に、はたと頭上の時計を見上げる。
 こうしてる間にも、貴重な時間が浪費されているのは確かであり……。


神崎 リサ:明日香を見、健人と絵里奈を見、画面に目を落とし。指を滑らせた。
From神崎 リサ:『状況把握しました、代理指揮の件本当にありがとうございます。今はこちらも一刻を争う自体故、すぐには支部に戻れません。もうしばらくの間だけ指揮をお願いできませんでしょうか』
From神崎 リサ:『それと保護した子についてですが、ひとまずはうちの支部員に預けてもらえないでしょうか。彼女は被害者の一人であり、討伐されるべき人物ではありません。戻ったらそれについても報告しますので』

 一瞬関係者ではない、と濁すべきかとも考えたものの、そういった文面を考えている余裕もないしすべき相手でもない。
 ゆえに彼女が関係者である事を隠す事はもうやめた。自分達が戻るまでの少しの間でいい、彼女の身を保護してくれるところが得られれば。


GM:しばらく間が置かれます。
from霧谷雄吾:『了解です。支部員の皆様はほぼ外にでばらっていている状態ですので、僭越ながら私でよろしければ責任を以て保護いたします。のちほど事情をご説明ください』
From神崎 リサ:『了解しました。ありがとうございます、よろしくお願いします』
神崎 リサ:「……よし、ひとまずは彼女を支部で受け入れてもらえる事になったぞ」短く返信を済ませ、携帯を再びしまいこんだ。
服部 絵理奈:「そっか、良かった……」

 そんなタイミングで、ぶろろろ、と車の音。
 ――タクシーが来たようだ。


服部 絵理奈:従者に耳打ちする。
服部 絵理奈:「N市繁華街のキネマ・アルバまでタクシーで行って。受付でアラン・スミシ—って言って、霧谷さんって人の所に明日香ちゃんを預けて」

高橋 健人:「……」静かに頭を下げる。前回とはまた違う、体調面ではなく精神面の揺らぎが垣間見えた。
服部 絵理奈(従者のすがた:「すみません、繁華街のキネマ・アルバまでお願いします」
服部 絵理奈(従者のすがた:そう言って明日香の肩を持ちながらタクシーの後部座席に乗り込む。
タクシー運転手:同じ姿の女子高生が2人居るのに怪訝な顔をしたが、双子か何かだと思ったのか。
タクシー運転手:「はい、了解。最寄りの駐車場まででいいかい?」
服部 絵理奈(従者のすがた:「あ、はい、そこまででお願いします。」
NKタクシー:ばたん。明日香と絵理奈(従者)を乗せたタクシーのドアが閉まる。

 ぶろろろ………

 そして、タクシーは公園をあとにした……。

服部 絵理奈:タクシー召喚したので財産点1点払いますね。
GM:はい、だいじだからね!
高橋 健人:「服部さんも、ありがとうございます。…………」
服部 絵理奈:「ううん、これくらいどうってことないよ。」
高橋 健人:「オーヴァードと人を取り持つのが我らUGNであるはずなのに、一体自分は何に従っているのでしょうね」

 ほんとうに、聞き取れるかそうじゃないかという声量――タクシーに紛れて聞き取りにくかった。
 

高橋 健人:「何を護っているんでしょうね――」
服部 絵理奈:「……討伐、って言葉がさっき聞こえたけどさ、リベレーターズの子たちの事だよね……」
高橋 健人:「ええ」。そうして素手を見つめる。「俯瞰すれば当然でしょう。出る杭は打たれます」
服部 絵理奈:「ミサイルの事とかは擁護できないけど、さ」
服部 絵理奈:「みんな、ただ普通の日常を過ごしたかっただけなんだよ!」
服部 絵理奈:「それだけなのに、討伐……なんてひどいよ……あんまりだよ……」
高橋 健人:「誰が悪いとも、誰が正しくないとも自分からは断言できません。世の中がそうして回っているのは、ご存知でしょう」
高橋 健人:「……俺だって、全てを受け容れられるほど器は大きくない」

 そして、“見守る”というだけで済ますことはできるほど口が回っても心は納得しない。
 事が事なだけに、健人も強くそう感じている。……自分も動かねば、成さねばならないと。
 

神崎 リサ:「……それでも、今あの子らを守れるのはあたしたちだけだ」
神崎 リサ:タクシーが見えなくなったのを確認すると、踵を返す。次は自分たちが動く番。

 ――そう先導を切ったリサ自身も、立ち止まるとぐるぐると思考が渦巻き出して飲み込まれそうになる。

 でも今はその時じゃない。
 1人でも多くを救う、守るためにも。今は、急がなければ。

高橋 健人:支部長に続いて黙って歩き出した。
服部 絵理奈:ぱたぱたと支部長に付いて行く。

 

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GM:では今日は、ちょっと早めですがお昼きゅうけいですよー
GM:いちおう1220予定、です、が
GM:――お使いクエスト、間に合います?;
神崎 リサ:現場着いてみて、長蛇の列とかそうなら随時報告いれますスイマセェン……
GM:基本的に市役所なら、今から飛んで行ってついて正午じゃないならはやそうですが……
神崎 リサ:早く終わってもらったんで昼休み時間帯前にすべりこみ隊
高橋 健人:りょうかーい
GM:て感じでとまれ、目安1220ですがまーず多めのおひる休憩ですね!
高橋 健人:おつです! そしていてら!
GM:きっちりご飯食べてきてください、クライマックスでございます☆
GM:\休憩/
神崎 リサ:はーいおつです! そしていってきます(アレ走り
服部 絵理奈:十傑衆走りでいってらー!
神崎 リサ:それだ!!(名前出てこなかった
高橋 健人:ほんとはとてもタフなんだよ