GM:しゅたっとおはようございまーす
服部 絵理奈:しゅたっ。
高橋 健人:だばー
神崎 リサ:おはようございますーしゅたた
GM:ということで、フリーシーンです
GM:まあ場所とか決まってる気はするんです、が
GM:シーンプレイヤーだれがとるですかくださいなっ
服部 絵理奈:(一歩下がる
神崎 リサ:前回が支部長だ 連続ゆく……?
服部 絵理奈:順繰りならハヤ公でいいのではないだろうか
高橋 健人:でもいいよーじゃあやろう
GM:はーあーい、んじゃいってくるねー


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 Middle Scene:13
 Side:Hayato
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GM:【PC1:健人君。侵蝕率を上昇させ登場してください】
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を6%上昇 ((侵蝕率:77->83))%
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕Bを+1増加 (侵蝕B:1->2)
高橋 健人:上がる上がる
服部 絵理奈:ギャー……
GM:いや普通だからね本来は!?
GM:フリーシーンなのです、お2人は好きな時に振ってねっ!
GM:とはいえどタブン合流シーンだと思うんですがね……
高橋 健人:カラオケいこうぜ! ってはなしだったはず
神崎 リサ:ですねえ こっそり抜け出そう
GM:ね、さすがに日本支部長缶詰で「カラオケ行きます!」はやばいと思うの(
神崎 リサ:字面だけだとだいぶやばい( 《天使の外套》の出番だー
高橋 健人:でも健人が「調査のため連れ出します」つったらそれはそれで納得されそうな気もする
高橋 健人:とはいえこちらの顔割れてもしょうがないから化けてもオーケーというはなしい
神崎 リサ:部下たちはわかってくれそうだけど誰が見てるかもわからないか……
GM:あ。
GM:2人とももうふっといて、侵蝕率!
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:56->58)
神崎 リサ:あんていー
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:61->65) (登場)
GM:ど安定だなあ、みんな。たぶん。
高橋 健人:さあEE宣言しておくならしておきましょう
神崎 リサ:あっはいそうだ 出る前に《天使の外套》で外見チェンジしておきます!
GM:どんな格好です?
GM:(演出に関わるので確認をね?)
高橋 健人:ふなっしー
神崎 リサ:(しめやかにふきだす)
神崎 リサ:ええと、健人くんと同年代ぐらいの年恰好かな? 髪色と服装の露出抑えめで、私服高校生ぐらいな感じで。
GM:女の子?
高橋 健人:変な噂立つから男でもいいんじゃよ(こいつ)
神崎 リサ:ああー(
GM:。○(ハヤ公ハーレムの噂立つんだなあ……おにゃのこ2・3人でパセラかあ)
高橋 健人:これいじょう女関係こじらせるわけにも
GM:#もうおそい
高橋 健人:ああ~
GM:なのでちゃんと格好聞いてるよ! もうすでに出てるしねシナリオにも!!(聞きつけて嚆矢が来た)
高橋 健人:JKですか……?(小声
神崎 リサ:どっちがいいですか……?(面白い方とるかその辺カバーかで揺れている)
神崎 リサ:女の子にしてもショートカットボーイッシュっこぐらいのイメージではあるので一見すれば……?
神崎 リサ:まあさとい目撃者は気づいちゃうかもしれない(
高橋 健人:中性的と
GM:にこにこ、はいなーっ
高橋 健人:んじゃまあこんな片方目立つ連れ合いに空気の薄い男がやや斜め後ろからついていく形になるのかな。
高橋 健人:俺が元気だったら用意してたんだけどな……(さめざめ
神崎 リサ:おからだだいじにっ……
神崎 リサ:あれか、パーカーのフードかぶって顔見えないようにしておく体にするか。一見男子高校生ズに見えるかもしれないし顔も覆える……
高橋 健人:繁華街の道中は特になにもないでしょう。繁華街だし色々な人いるし。
GM:2月でフード……んー
GM:うん、特には。学校帰りのクラスメイトにあうかも位
高橋 健人:問題としては健人の顔知ってる人は「なんでこんなのとつるんでるんだ」という実は不良疑惑を持たされる八方塞がり状態になるぐらいだ。
GM:うん。(嚆矢はその辺気を使ってたけどね、EEで)

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神崎 リサ:きょろきょろきらきら周りを眺めながら自然と足が速まっているのか……ひさびさの外ー
高橋 健人:「あまり周囲を伺わない方がよろしいですよ」と背後から小声で声掛け。目立つとはいわないが人目を引くだろうし。
神崎 リサ:「! そ、そうだな……」はっ! と我に返って歩調合せて隣に戻ってくる。
高橋 健人:場所の指定は繁華街内のカラオケ店、自分はあまり行ったことはないがよく目の前を通るので、という話。
高橋 健人:しかも駅前、ということは支部長でも分かる範囲だ。自分はナビゲートせずに1歩後ろを行くだけ。
高橋 健人:ちょっとどこまでが繁華街内かわからないけど、駅とは隣接している、はずー……。(地図確認しながら
GM:してるのはショッピングモールで、ちょっと離れるんですよね繁華街。
高橋 健人:どちらにせよ駅ならわかるでしょう。じゃあ繁華街経由でショッピングモール、ならどっちにしてもそこまで地理に疎くないし誰だってわかるさー。
神崎 リサ:駅から即ショッピングモールかーふむ(ぺらぺら
神崎 リサ:自分でも入る機会はほとんどないので内心ちょっとわくわくしているかもしれない。とまあ、しばらくメインストリートを進んだら目的地に到着ー。

 ――駅前カラオケ、パセラ。
 

神崎 リサ:「ホテルみたいだな……」
高橋 健人:スマートフォン片手に一応絵理奈の姿を探す。傍聴されることも考えれば、極力連絡せずに見つけておきたい。
神崎 リサ:豪華なフロント周りに目が奪われたりしてるものの、同じく絵里奈の姿を探している。

服部 絵理奈:では部屋から出てドリンクバーまで出てこよう。視線通れば《声なき声》できるよね?
GM:うん。(《声なき声》は視界)
高橋 健人:まあ視線通らなくても一応出来るけど!
カウンターの店員:「いらっしゃいませー! お2人様ですか?」
高橋 健人:エフェクト宣言:《管丁字は語りき》 / メジャーアクション
高橋 健人: →《声無き声》宣言
高橋 健人:支部長には店員のご対応願おう。
神崎 リサ:はーい。色んな意味でふぁってなってるかもしれない。
神崎 リサ:「あ、えっと、先に友達が来てるらしくて……」
高橋 健人:走査も走査で大変だからねえ。視線が通るなら手順も省けるし楽だ――『服部さん、こちらです』
服部 絵理奈:ドリンクバーでコーヒーをだばーと入れつつ。『あ、高橋くん、来てくれたんだ!』
カウンターの店員:「お連れ様が先にお待ちですか。部屋の番号はお分かりでしょうか?」
服部 絵理奈:カウンターの店員をみつつあっって顔で。『そういえば部屋の番号言ってなかったね。15番!』
高橋 健人:『仰せの通りに』そう番号を伺うと「15番とお伺いしております」挙動不審な支部長には、助け舟を一隻。
神崎 リサ:「あ、うん、15番、です」外見変わってても声は一緒なんで聞こえれば気づくかも。
GM:。○(知覚振りたいならどうぞ、で)
高橋 健人:知覚…………
高橋 健人:振れるもんは振りたい
GM:イイエ、《天使の外套》のリサちゃんを看破か否かなので!?
高橋 健人:アア
GM:もし振ってそれを演出に使いたいならどうぞてだけです!
カウンターの店員:「かしこまりました。お連れ様と同じプランのフリータイム、ドリンクバー付きになりますがよろしいでしょうか」
高橋 健人:「構いません。そのように」
神崎 リサ:「お願いします」こくこく。
カウンターの店員:「はい。では15番ルーム、まっすぐ進んだ奥の部屋になります。ごゆっくりどうぞ」

 頭を下げ、足取りは規則的に指図された所へ向かっていく。
 背後のリサの様子を、少し気にかけながら。


服部 絵理奈:私はコーヒー片手にはやとくんに手招きしてよう。
高橋 健人:じゃ、その前にドリンクバーで緑茶のホットでも頂いておこう。
神崎 リサ:コーラ一択!!
神崎 リサ:仰々しく頷いたら後に続こう……としてる途中に一瞬ガチャガチャにひっかかったりしてるかもしれないけれど以下略。
服部 絵理奈:もう一人はどちら様? って顔してる
高橋 健人:『この人は神崎支部長です。今は姿を偽装しておりますので、ご容赦ください』
高橋 健人:緑茶を片手にお絞りも2つ。

服部 絵理奈:『支部長……コーラ……あ、うん……』
神崎 リサ:えりなー! って呼びたいのは我慢しとこう。姿を見つけたら駆け寄るにこにこ。
服部 絵理奈:「あ、部屋はこっちだよー」と2人を先導するように歩きまする。
高橋 健人:多少、周囲の気配を伺いもする。これだけ顔が揃っているのだ、警戒心を垣間見せるのも仕方ないだろう。
GM:だいじょうぶだいじょうぶよくあるリゾートカラオケでございます。
GM:たまに料理は混んでる店員さんにすれ違ったりするね☆ 位。
神崎 リサ:パセラの内部だともう別世界だろうからもう興味の方が勝っちゃっている……わああなんか南国風……
高橋 健人:場に不釣り合いな仏頂面の少年は、興味津々な支部長にも気を配る。余所見すると姿が非ぬ方向へ向いそうだから。
高橋 健人:というわけでさくっと部屋入ろうねー。
服部 絵理奈:(保護者だこれ)
GM:(保護者ですね)(なんか前回エンディングで似たようなのを見たな)(やっぱり似たものなんだな)
神崎 リサ:(あー)
神崎 リサ:行き過ぎかけたのを呼び止められて戻って来たりしてそうだ。いそいそ入室。


 ――駅前のカラオケボックス、パセラ……の15番ルーム。


 部屋のスピーカーからは履歴から入れた流行りのJPOPが流れ
 カラオケボックスのメニューと申し訳程度に数学の教科書とノートが散らばっている。


服部 絵理奈:あとデンモク。
高橋 健人:ていうか人生初カラオケでは……?
神崎 リサ:はやとくんのカラオケデビュー……
高橋 健人:まあ潜入とか調査で来たことぐらいは……あるのかな……そんななれない空間でもただただ茶を啜るのですが。
神崎 リサ:しぶちょーは……あってもチルドレン時代か。椿さんとどっこいどっこいぐらいかも。
高橋 健人:あんまり世俗離れしてても調査員として不自然だからね。一応振る舞い方ぐらいは知ってるけど、謳うことはないよなー程度に

 懐には小さな華。
 1度コップを置きコートを掛け、居住まいを正す。


神崎 リサ:なんだあの電気フード……とかきょろきょろしてたけれど健人くんがすっとしたのにならって座り直し。

 ――適当な参考書や教科書を手に取り、一瞥する。
 恐らくマーカーが点在するだろうその本を眺め、時折絵理奈にも視線をくれながら。
 

服部 絵理奈:コーヒーを啜りつつ『……高橋くん。メールでは数学を口実にしたけど……お察しの通りそうじゃないんだ。レネゲイド関係』
高橋 健人:『“絹の蜘蛛”からお目こぼし頂き、事情をお聞きしました。本部命令とはいえ、調べが粗末なものですね』そんな感想。
服部 絵理奈:『へ……? 玉野さんから……?』
高橋 健人:『ええ。疑いをかける相手を大幅に間違えている上、貴方を間者として寄越すその浅ましい了見に保身を感じますよ』
高橋 健人:『“絹糸の蜘蛛”もそれを知ってのことでしょう。……これは当然、本人には言わないでくださいね』
高橋 健人:「何か食べたいものがあれば、どうぞ」『多分経費でおちます』
GM:\経費を出すのはN支部だぞ/ #いいんか支部長
神崎 リサ:「(ぎくっ)」メニューを凝視してたのがばれてた!
高橋 健人:しるか休みもないくせに! 調査費だ調査費!!
GMどうぞ喰らえ飯テロURL!!
服部 絵理奈:ウワアアア
神崎 リサ:じゃあいそいそメニュー広げて、ぴこぴこレッツ注文初体験
服部 絵理奈:ところでこの会話私とハヤ公1:1と支部長とハヤ公1:1だよね
GM:ですね、はやと君でないと聞こえないからね;
神崎 リサ:なのでしぶちょーはまだあちこち気をとられまくりだ! ハニトーページ開いて悩みつつぴこぴこ。
服部 絵理奈:問題集を広げて首を傾げつつ『……??? どういうこと?』
高橋 健人:『貴方は正式なUGN所属ではありません。組織に間者として介入させ、露見しても簡単に捨て駒として利用できる』
高橋 健人:――とは本人に言っておこう。支部長の火種にはしたくないし。

服部 絵理奈:明らかに表情が曇る。
高橋 健人:『こんな理不尽な人材の使い方では、自分たち真っ当に任務を行っている者にも対する不敬ですよ。幾らこちらに疑いが掛かっていても』
服部 絵理奈:『なに、それ……わたし、捨て駒として利用されてただけだったの……!?』
GM:。○(悪い側面としてはほんとーにそういう意味だしなあ)
服部 絵理奈:浮かれているしぶちょーをちょっとジト目で見る。
高橋 健人:『故に彼女も態々情報をこちらに寄越してくださいました。本部とこちらの支部では、意見の相違がありますから――』
高橋 健人:浮かれているリサを尻目に『支部長も支部長で、今まで大変でした』

高橋 健人:『あまり、このことに関して邪険にしないで頂きたく』
服部 絵理奈:『あ、うん――。支部長もチルドレン出身だったもんね……』ちょっと遠い目
神崎 リサ:注文済んでもそのままデンモクぴこぴこいじっているので気づかない……事にしておこう。割り込みで別な曲かけちゃったりしつつ。
高橋 健人:浮かれている支部長はそっとしておこう……たまには息抜きさせてあげような。
服部 絵理奈:『そっか……。私もさっきまで玉野さんと話してたんだけど、高橋くんと支部長には今回の事話していい、って……言って貰えた、から』
服部 絵理奈:『使いっ走りみたいなことさせちゃってごめんね』
高橋 健人:『此度の件、自分が追っていた案件の一端です。……そして、いえ。貴女にも負担をかけさせてしまって。上部には不向きな任務と伝えておいたはずなのですが……』
高橋 健人:今度はこちらが眉をひそめる番だ。世辞にも利口な采配とはいえない、などとは口が裂けても、聴こえる範囲が狭くとも言えない。
服部 絵理奈:『……あ、行方不明事件?』
高橋 健人:小さく頷く。視線を一度手元の本に落とす。
高橋 健人:『貴女の居る組織、UGNや他にも身寄りのないオーヴァードの子供を集めた烏合の衆。ただそれだけならこちらも手を尽くすだけで敵う話』
 
 だが本部との衝突、迂闊に動けばまた疑いの眼が向く。これ以上支部長に負荷はかけたくない。
 とはいえ不在の席を増やすのも苦しい。
 

服部 絵理奈:『私が潜入してた、『リベレーターズ』。元UGNの子たちも居たよ……。行方不明のUGNチルドレンの名簿とか、ある?』
高橋 健人:名簿持ってるのかなー?
GM:シュレッダーしました
GM:(もってない)
神崎 リサ:おっふ。
GM:(資料返したでしょ、探偵事務所で)
高橋 健人:や、こちらで失踪者の分は把握してて資料にはまとめてありそうかなという。
高橋 健人:最低限のN支部のUGNチルドレンの資料ならあるはずさー。
GM:ああ、そちらなら理由が立つから持ってていいですよー。
GM:うん。(N支部のチルドレンも行方不明してるしね)
服部 絵理奈:「あるならそれ、見せて貰ってもいいかな?」

 ――それではこちらで把握する限りの資料を取り出しておこう。
 それから支部長にも捨て駒だのなんだの、というネガティブな話は置いておき――かいつまんで説明する。


高橋 健人:あとは“リード”の覚えている限りの走り書き。
服部 絵理奈:“リード”の?
GM:似顔絵、書くですか?
高橋 健人:こちらの支部なら写真は出せるけどリードはそうだね。
高橋 健人:芸術はダメなので、特徴だけは書いておこう。
GM:そ。。○(似顔絵描くなら《芸術:絵画》で振らせる気だった)
神崎 リサ:説明とかにあれこれ思うところがないわけじゃないけれどひとまず今は飲み込んでおこう……ある程度あれこれ触ったしそろそろ意識を戻し戻し。
高橋 健人:支部長には『行方不明事件に連なる組織を発見した』『リベレーターズという子供たちの集まり』『服部は本部命令で間者にされている』ということを伝えます。
神崎 リサ:了解です。眉間に皺がどんどんよってくるぞ。
高橋 健人:『リベレーターズ――桐生嚆矢、彼を知っていますか?』
服部 絵理奈:『桐生嚆矢……うん、会ったよ。リベレーターズのリーダーをやってた』
服部 絵理奈:N市支部の行方不明者リストに目を通しつつ。リベレーターズで見た顔は居ますかね?
GM:そりゃいます。
服部 絵理奈:デスヨネー
GM:すごくきつねの子供みたいにちょこちょこしてた中に絶賛。
神崎 リサ:あああの子たちか……
GM:あの辺です。とうぜん「エリナ―」「エリナ―」て言ってたり、カンパーイ言ってたあたりにも混ざってる、と。
服部 絵理奈:『えっと、リベレーターズで見たのは……この子と……この子と……名前にマーカーとかした方が良い?』
高橋 健人:『マーカーは結構です』覚えてますから、とさらりとした返答。
服部 絵理奈:『……あれ? この顔写真ない”リード”って子は?』

 髪色、虚ろな表情、背丈。それから透視能力持ちの少女――それから与儀の訓練を受けており、感情に乏しい。
 日本支部直属であった、などと箇条書き。


服部 絵理奈:『所属が違うから顔写真がないって事……? しかも《サイコメトリー》って……!?』
服部 絵理奈:“リード”の特徴を読み進めていくうちに眉間に皺が寄る……
高橋 健人:『自分も、そして嚆矢も与儀教官の訓練を受けたチルドレンです』
高橋 健人:感情のこもらない声は、ともすればあの少女にも似たような雰囲気を彷彿とさせる。

服部 絵理奈:『与儀教官?』
高橋 健人:『孤児であるオーヴァードの力を制御出来るように訓練/調整する。その当時より実戦投入させながら、育成するUGNチルドレンの場所とお考えください』
高橋 健人:『彼はそこの孤児院の教官です』
服部 絵理奈:『ホーム、の事かな?』
高橋 健人:再度頷く。
高橋 健人:静かに茶を啜った。
高橋 健人:『――あまり、こういう話は耳に悪いですが、』
服部 絵理奈:静かに頷く。

 当時の与儀教官の指導は悪辣極まりない状態であったらしい。他の“ホーム”や教官については知らないが。玉野は厳しいだけの人であったと言う。
 子供らを“兵器”とし、エージェントと変わらぬ――下手をすればそれ以上に単なる武器として扱われていた。
 健人はそういったことに疑問を抱かなかった、というよりそうさせないようにされていたのかもしれない。
 感性豊かな年代でもある子どもたちは、世間も知らず、ただオーヴァードとしての機能を行使してUGNの人柱となっていた。
 

服部 絵理奈:『……』
服部 絵理奈:『嚆矢くんからも……ホームの話、ちょっとだけど聞いたよ。私みたいな普通の生活を知らないで、兵器として育てられた……って』

 これらはUGNの暗部としてあまり露出していない。現在の訓練所の状況は、健人が知る限りではそういった場所も聞き及んでいない。
 与儀自身はそのことに悔悟の念を抱いていたが、何もかもは今更の話だ。
 そういったことを健人は他人事のように述懐した。
 

高橋 健人:『だからでしょう。嚆矢らチルドレン、他の子供たちが反発心を抱くのは。……自分は、……いえ、こうして任務に就けていることこそがその証左ではありますが』
高橋 健人:『……以前、UGNは正義とお伝えしましたが、実情はこんなものです』

 今2人の間で交わされている『声』はリサの耳には届かない。
 その内容はまだ知らないが、ふと書き連ねられた"リード"の特徴文にある『与儀』の名前を見つめている……。


神崎 リサ:彼があの時自分に淡々と食ってかかった目。形振り構わず子の安否を問う目。あれは、あれが親の目、だったのかなと。今でもそれを時折考えてしまう。
神崎 リサ:……まだ与儀本人の指導方針を知らないからこその思考なんだろう、けれど。

神崎 リサ:気の抜けたコーラに口をつけて、やっぱり瓶の方がいいな。とひとりごち。
高橋 健人:『誤解のないように言いますが、霧谷支部長のようにその全てが黒ではありません。立ち行かぬ事情もあってこそ、組織というのは成り立つ』
服部 絵理奈:『……』コーヒーを一口啜り、机にカップを置く。瞳を伏せる
高橋 健人:『捨てられて黙って野垂れ死ぬよりはよほど有意義だと自分も感じています』
高橋 健人:これも個人差がある、と付け加え、与太話は程々にしようと勝手に切り上げた。
服部 絵理奈:『う、うん……。でも、それでも、ヒドいよ……って私は思ったよ、聞いた時』
高橋 健人:『さて、本筋に戻りましょう。服部さん、貴女がリベレーターズに介入して何か情報は得られましたか?』
服部 絵理奈:『私が普通だって思ってた事が、こっちの世界じゃ普通じゃないんだな……って、あ、うん』

 酷い、という言葉は流す。
 絵理奈における立場も、ある意味では酷なのだ。こちらが、UGNが無理強いをしていることには変わりない。


服部 絵理奈:『え……と、そうだ。ミサイル! 防衛隊のミサイルを貰ってくる、なんて話を聞いたよ……!』
高橋 健人:『――。それにつきましてはこちらも把握しています。単純な話ではない、子供だけで為せるようなことではない』
高橋 健人:『……誰か、それだけの力を持った人間が関わっている筈』

服部 絵理奈:『あとは……ミサイルよりもこっちの方が玉野さん、驚いてた。UGNの創始者のコードウェル博士、がこの件に関わってるらしい、って……』
高橋 健人:急に眦を決する。
高橋 健人:ひどくため息をつき、冷めた茶を啜って茶殻の残ったコップをそっと机上に置いた。
神崎 リサ:ふと聞こえたため息の方に顔をあげる。話している途中だろうから声はかけないけれど、そっと視線を向け。
高橋 健人:『支部長。今回の件、コールドウェルが関わっているとのこと』早速、それを伝える。何を意味するかは支部長とて分かるはず。
高橋 健人:“反逆の聖人”イスカリオテ。FHの中でも取り分け影響力が多大な人間が関与している。そしてミサイル、何もかも不吉でしかない。
神崎 リサ:『――何?』目を見開く。その名前が出る意味を、察せないはずがなかった。
神崎 リサ:『彼……博士は、ここに、いるのか』
高橋 健人:『……“反逆の聖人”が近くに潜伏している可能性は高いでしょう』
高橋 健人:『服部さん、玉野さんから本部にそのことはもう伝わっているのか、……を確かめるのは難しいですか』

服部 絵理奈:『玉野さんは話してすぐ出て行っちゃった。近々リベレーターズの討伐部隊が出る、とは言ってたけど……』
服部 絵理奈:『すぐにスマホとかで連絡はしてなかったから――』
GM:(ほらーね、《タッピング&オンエア》ありますからね。スマフォる=筒抜ける)
服部 絵理奈:GM、玉野さんが出て行ってからどれくらい経ちましたかね?
GM:そこそこ経ってます、そこそこ。お急ぎで出てったのでまあ、伝わってるよねとは察せるかな)
神崎 リサ:あちらが立つのに遅れて連絡入って、だからそこそこか……
GM:はい。そこそこ、そこそこ。
服部 絵理奈:『え、と……玉野さんが出て行ってすぐ高橋くんにメール出したから……1時間以上過ぎてる。たぶんもう事務所に戻ってるんじゃないかな……』
高橋 健人:『――――』『支部長、本部もすでに動き始めております。このままではリベレーターズが討伐され、与儀教官の関与に関する証拠も抹消される可能性が』
高橋 健人:『服部さん、コールドウェルは今ここに?』
服部 絵理奈:『ううん、コードウェル博士って名前を聞いただけで、リベレーターズでは見てないよ』
神崎 リサ:『彼の名前が出た時点で最優先で事は動くはず、戻ったらもう一報が入っていても……』
GM:そのヒマがあればね?
高橋 健人:「……研究。……研究所……」一人言ち、考え込む仕草。
高橋 健人:『『猶予がありません。彼はジャームではない。このまま秘密裏に処理され、我々の支部のチルドレンも、そうでない子供も、殺される』』
高橋 健人:『『最悪の場合、ですが』』
高橋 健人:『『そうでなくとも、動きを悟られれば――本当にコールドウェルが関わっているのなら。そのミサイルで何かをしでかすやもしれません』』
神崎 リサ:それを聞いたらすくっと立つ。『健人、すまんが後を頼んでもいいか。一刻も早く戻らないと』
神崎 リサ:健人くんに頷き返したら今度はえりちゃんに顔を向けて。「……すまない、一足先に戻らなきゃいけなくなった。今度またゆっくり話そう」
服部 絵理奈:「あ、はい、分かりました。会計とかはこっちで何とかするので!」
神崎 リサ:「ああ、そうだ領収書もらっといてくれ、こっちでなんとかするから」
服部 絵理奈:『……。ねえ、高橋くん。嚆矢くんって、”ジャーム”なの?』
服部 絵理奈:『私も……嚆矢くんと話してて、ジャームとは思えなかったの。でも……玉野さんは“彼はジャームだ、憎悪で動く獣だ”って……』
高橋 健人:『『あいつはジャームじゃない』』という強い思念。香りが一層、際立つ。
服部 絵理奈:ひぇ、と小さく声を上げる。健人の強い思念に押されたのか。
高橋 健人:『自分も――出来る限りのことを』『服部さん、貴女はどうしますか』
服部 絵理奈:『”リベレーターズ”がミサイルを悪用しようとしてるのなら、止めなきゃ……!』
高橋 健人:言うとは思っていた。ここまで巻き込んでおいて、今更罪悪感を抱いても無意味だろう。黙って袋を渡す。――中身は防具。
服部 絵理奈:なんぞこれ、って顔してる
高橋 健人:「お土産です。お守りとも言いましょうか」
服部 絵理奈:『ホントーにお守りだね……ありがと』
高橋 健人:『“反逆の聖人”についても調べを一度つけなくては』
高橋 健人:そう支部長には告げておく。もしもの時のために、ここで散開するのはよろしくないだろう。
GM:ここで?(カラオケ
GM:どのコネでも通る演出でお願いします。通らん奴なら情報が削れるかしくじる。
高橋 健人:やあ、一旦支部に戻るかな? みんなで?
神崎 リサ:じゃ、と一声かけたら一室を後にして急ぎ支部に帰……皆で帰ります?
服部 絵理奈:ウワー私どうしよう
神崎 リサ:あ、そうだハニトーは……お持ち帰ろう支部のお土産にしよう……
服部 絵理奈:ハニトー食ってる場合じゃねえ!
高橋 健人:どーするーあいふrー
神崎 リサ:健人くんの声に出ようとしてた足を一時とめ。『であれば、絵里奈も来てもらうか? 潜入の方……とももう言っていられないのか』
服部 絵理奈:『うーん、キネマ・アルバってN市支部ってUGNチルドレンなら知ってますよね……』
服部 絵理奈:『一応潜入中のわたしが行くのはマズい、かも……?』
神崎 リサ:『――ああ、そうだ。今は霧谷支部長がいる……あたしがいなくても最悪あちらの対応は執ってもらえるか』もんもん。
高橋 健人:『ならもう自分はリベレーターズの拠点に行きます。貴女なら場所は知っているでしょう?』
服部 絵理奈:『う、うん……!』
高橋 健人:『支部長、“反逆の聖人”について覚えている限りの最新の情報がそちらに渡っていないかぐらいは思い出していってください』
高橋 健人:という投げムーブをかましながらドクについて調べるようーじーえぬ。
GM:かまん。
高橋 健人:ところでもののついでに聞くけどえりちゃんは調べるの?
服部 絵理奈:わたしは明日香ちゃんについて調べようかと。
高橋 健人:うーーーーんそっちか
高橋 健人:どっちにしても高い出目を出すには私がお支払するけど
高橋 健人:入用かな
服部 絵理奈:貰えるなら下さい(……
高橋 健人:ドクに関してはまあいいしょうがない! 素振りする!
高橋 健人:(5+2+2)dx+5 〈情報:UGN〉判定・コネ:UGN幹部使用
DoubleCross : (9R10+5[10]) → 10[2,3,4,4,6,8,8,9,10]+10[10]+3[3]+5 → 28

高橋 健人:オラッ出せや!
服部 絵理奈:ハヤ公ならやってくれると信じてい……る
神崎 リサ:さすがすぎる
GM:追加。
GM:リサちゃん、知識で振って。《プロファイリング》。
GM:(リサちゃん経由だよね、でね)
神崎 リサ:あっはい
神崎 リサ:(1+0)dx+0@10 <知識:>
DoubleCross : (1R10+0[10]) → 10[10]+10[10]+4[4] → 24

神崎 リサ:oaa
GM:ア ナ タ タ チ!?
GM:#しってた
服部 絵理奈:ファッ!?
高橋 健人:なんだこれ
神崎 リサ:フィールド以下略
神崎 リサ:それぞれ2回回ってるしとことんお揃いだな!!
 
 コマンド?
  |>思い出す。

▼Dr.コードウェル
 コードネームは“反逆の聖人(イスカリオテ)”
 UGN創始者にしてレネゲイドウィルス研究の第一人者。
 11年前の事故により死亡したと伝えられていたが、生存しておりFHセルを率いていることが確認されている。
 かつての熱く優しい雰囲気は面影もなく、冷静沈着で冷徹、目的のためには手段を択ばない。

 与儀大輔・桐生嚆矢、両名ともに接触し、彼らに《なんらかの大きなこと》をやらせようとしている。

 おそらく、リベレーターズの少年少女たちに関してだけ言えば。
 少年少女のジャーム化のプロセスと、ジャームがお互いにロイスを維持していけるかについて視ていることだろう。
 リベレーターズの少年少女たちも、博士の実験観察対象に過ぎない――と思われる。
 

GM:さてもう少し待ってて(ゼハー
高橋 健人:これエフェクト使ってないけどお花が勝手に宿主の感情に誘発されて無意識に発動してる体だ
神崎 リサ:お花の香りがこっちにも回ってきたようです。
服部 絵理奈:鋼の調査員とノイマンこあい……
神崎 リサ:そして支部長はかつての博士の思想にもろ共感してそうな節があるので、たぶんUGN時代の日頃から意識してた記憶が蘇ってるのかもしれない。

▼《プロファイリング》的な、続き。
 与儀がUGNの教官であったこと、行ってきたことに罪悪感を抱いていたこと。
 桐生嚆矢がUGNのチルドレンの扱いに反発してたこと。
 ミサイルを調達してたこと。

 それを利用して、《世界を変える》ような立ち回りとさせようとしているのは、あの博士ならば間違いない。

 ――問題は、“どうやって”、か。
 ――武力・外交的なことも考えられるが、博士ならば、となる、と……?

 ※UGNではここまでしか出てきません。
 

神崎 リサ:あー
高橋 健人:ほんとは裏社会の方が精度たかい、はこの辺でね。
神崎 リサ:『あの人は……子どもたちだろうと、もはやモルモットだとしか思っていないのか』

 蘇る記憶と思考の中で導き出されてしまった事柄。
 何度となく聞かされてきた存在はやはり一変してしまったという確信に自然と顔が下を向く……。


高橋 健人:『“研究者”とは、そういう生き物じゃあ、ないんでしょうかね』。そう健人は急く気持ちを抑えて述べている。
神崎 リサ:『……』モルモット、と聞いて浮かぶ顔もある。やりきれない。
高橋 健人:『たかだかミサイル1発で世の中を変えられるのならとっくにそうしています。オーヴァードの認識を、世の中を変えるだけの力は正直考えられない』
高橋 健人:『いや仮に認識をさせても悪い方向にしか傾かない――』既に身支度は整えた。後はこの足で向かうだけ。
服部 絵理奈:2人の様子顔を交互に見ながら後片付けをやりつつ。
服部 絵理奈:……“リード”の書類が目に入る。この特徴、どこかで見たような――?
服部 絵理奈:“白銀 明日香”について振ります!! 侵蝕率やばそうだからお花はなしでいいや!!
高橋 健人:え? いいよ?(素
服部 絵理奈:え、いいの? ならくれ(テノヒラクルー
高橋 健人:だって自分も疑問があれば調べたくなるたちだもの。例え石の裏を住処にしている虫がいてもひっくり返しちゃうたちだもの。
神崎 リサ:あーありの巣ひっくり返してた思い出はあるからその気持ちはうん
GM:指定は何で、あと演出もね!
高橋 健人:エフェクト宣言:《葵華草を辿る》>《導きの華》 侵蝕率+2% / メジャーアクション
高橋 健人: →対象の次達成値に+8
高橋 健人: 対象:絵理奈
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を2%上昇 (侵蝕率:83->85)%
服部 絵理奈:コネはそこのハヤ公だ!
高橋 健人:俺ェ!
服部 絵理奈:『ねえ、高橋くん、この“リード”って子の本名って、分かる?』
服部 絵理奈:(1+1+2)dx+8@10 <情報:UGN>
DoubleCross : (4R10+8[10]) → 7[3,4,7,7]+8 → 15

 
◆白銀明日香
 コードネームは“読み手(リード)”
 《サイコメトリー》を得意とし、彼女がふれたあらゆる物品から情報を読み取る力を持つ。
 元UGN日本支部直属のチルドレンにて、与儀の調整を受けた最後の一人。
 そこそこ前に失踪して行方が分からなくなっている。

 意識をより深く読み取るため、感情は意図的に削られている。
 

GM:データ等は再掲になるので、同じものが出たと思ってください。
GM:(なお本名じゃないよ、明日香って)(嚆矢がつけてくれた名前、って言ってましたよね?)
服部 絵理奈:(アッハイ)
高橋 健人:『サイコメトリー……ホームの記録を手繰る限り、最近でもその能力の所有者名はあったような……』
服部 絵理奈:さーっと、顔色が青くなる。
服部 絵理奈:「え、えぇ……!?」
服部 絵理奈:ちょっと涙目になってる。
服部 絵理奈:『明日香ちゃんがサイコメトリーの能力者だったら……!?』
GM:そしてその達成値は思い出しましょうか。
GM:明日香が名乗った最初に、《握手を求めてきた》ことと、それ以後《くっついてたこと》をね。
服部 絵理奈:握手もしたしくっついてたしフリーペーパー一緒に読んでたぁ!?
高橋 健人:「動揺している場合ではありません。貴女も知っているのなら急ぎましょう」
神崎 リサ:えりちゃんの様子に意識戻って来る。右も左ももう悠長なことは言ってられない気配。
服部 絵理奈:『う、うん……覚悟決めるしか、ないよね!』
高橋 健人:「場所は、近いですか?」
服部 絵理奈:駅前からどんくらいだこれ……(地図ごっそごっそ
GM:駅を街の中央と考えれば
GM:街はずれと言ったら、そりゃ遠いでしょうねえ?
服部 絵理奈:「ここからだとちょっと掛かるかも。自転車ある?」
高橋 健人:あるにしても誰か1人走るハメになるようなバイク乗るような
神崎 リサ:バイクはそうですなー2人までだ
高橋 健人:えりちゃんが十傑集走りできるなら話は別なんだけど
服部 絵理奈:バイク2人乗りで自転車1人?
GM:バイク3ケツできなかないですが道交法違反ね。
GM:あとそれやったら自転車ひとりが明らかに遅れるのでそのつもりで
高橋 健人:中華雑技団の言い訳がまかり通らないこんな世の中じゃポイズン
高橋 健人:バイク2人! 自転車俺! 頑張れ! 俺が遅れた程度訳ない!
神崎 リサ:「……」よし、と何か決めた顔。
神崎 リサ:「あたしも、やっぱり彼らの元へ行きたい」『調査のために出ているとは伝えておいた。霧谷支部長ならあたしよりもうまく切り盛りしてくれるはずだ』
高橋 健人:『……霧谷さんが心配です』「わかりました」
GM:では、ここで切りましょう。


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GM:だいぶ足出たー!!
高橋 健人:いやっほおうううう
GM:1330まで休憩でーす、ぢゃねえよ
高橋 健人:どうせ飯抜きだからいいんだけどな(ずずー
GM:え、と、またGMが1350にロストってしまうので
GM:1410まで休憩でお願いします。
高橋 健人:はあい
服部 絵理奈:ハーイ
GM:なおその隙に次のトリガーシーンだけ演出してます。状況は変わります、はい。
GM:\休憩/


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 Middle Scene:14
 Side:Master
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 ――某所。
 ――閉鎖された、研究室。

 
 ここは、ずいぶん前に閉鎖された。
 調整を行うという仕事柄、その研究や資料をまとめていた。
 ――与儀大輔の、研究室。

 うす暗い、埃臭い部屋。
 閉鎖された、ひとけのない研究室にて、モニターが灯りをともしている。

 
 一見無意味な文字の羅列が表示されるモニター。
 それの前では1人の男が向い、迷う様子はみじんもなく、キーボードをたたいている。

 その後ろで見守る異国の男。
 白のカソック纏い黒いストールを身に着けるは――UGNが創始者、Dr.コードウェル。
 
 彼らの足元には、防衛隊士官と思わしき影が転がっている。
 だが、ピクリとも動かない。


「なるほど、これでミサイル発射が可能になったということか」
「ええ、博士。これで政府に圧力をかけることができます」
「オーヴァードの存在は公表され、世界は動き出す」
「リードやライトニングボルト……いいえ、明日香や嚆矢のような犠牲者を産まなくて、済みます」
 
 モニターを見、そこの文面を状態を確認すると、気が抜けたのか。
 与儀が、ため息をつく。

 椅子にもたれ、天井を仰ぐ。
 

「私は、今まで自分のしていることが正しいのかどうか、自信を持てないでいました」
「……」

 黙して視ていた異国の男。
 その冷徹な表情に、少しだけ不機嫌の色が差した気がする。

「……いままで?」

「【これからも】の間違いではないか」
「君は良心の呵責から、自分のしてきたことに目をそらしたかっただけだ」
「だが、彼らは違う」
 
 ぴりっ――。
 空気になにか、電流のようなものが走り抜ける。
 そう思った瞬間、与儀の前に現れたのは、無表情の桐生嚆矢。
 

「なっ……!? どういうことですか博士?!」
「今回の計画は、ミサイルの発射を切り札にオーヴァードの存在を公表させるというものではなかったのですか!」
 
 狼狽する与儀。
 そのことばに、コードウェルが首を横に振る。
 

「君は、最後まで生徒たちが抱えていた思いに気づけなかったようだな」

「……オーヴァードの存在を公表しただけじゃ、世界は変わらない、変えられない。変えきれない」
「どうせあいつ等はそれでも俺たちを否定して、排斥して、必要な時にかつぎあげて使おうとするだけだ」

 一瞬、逡巡する。
 

「弾頭には、レネゲイドウィルスを詰める」
「それが空中で炸裂すれば、街ひとつくらいは覚醒させられる」
「20年前の再現――その位してみなきゃ、アイツらは俺らに気づかない」
「なっ……?!」
「先生……アンタも結局、《向こう側》の人間だったんだな……さよなら、“ティーチャー”」
 

 ピリッ――。


 焦げた匂いが、あたりに広がれば。
 黒焦げは、その場で崩れ落ちた。
 
 
 たたたっ――。
 崩れ落ちると同時に、薄暗がりに響いた、小さな足音。
 物陰から、幼い誰かが、研究所を足早に離れていく……。
 

「……ヤベエ、明日香に視られ……っ」
 
 音に振り向き、焦る嚆矢に。
 異国の男が、耳うちをする。
 

「彼女ももう、用済みであろう。ならば、答えは一つ。本当に世界を変えるなら――」

 迷う少年に、諭すよう告げる異国の男。
 少年はしばらく逡巡していたが、やがてスマートフォンを、とりだした。
 


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 Middle Scene:15
 Side:Risa
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GM:【PC2:リサちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:58->63)
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕Bを+1した(侵蝕B:0->1)
神崎 リサ:ようやくボーナスが+1入った……
GM:【スタートは、絵里ちゃんとリサちゃんだけです】
GM:まあ絵里ちゃんリサちゃんでバイク、はやと君で自転車といったからね。
GM:ので絵里ちゃんも、侵蝕率を上げてください。
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:65->69) (登場)
服部 絵理奈:ふつー。
GM:で、シーンに入る前に。
服部 絵理奈:しぶちょーはどんな格好でバイクに?
高橋 健人:え、なに、あられもない姿期待しても
神崎 リサ:ええとはい 顔知られてる相手もいるだろうから外套続行中で
神崎 リサ:ぎりまで支部にいると思わせといた方がいいかなとか 露出はしません!(
GM:前シーンと同じ感じ?
神崎 リサ:切り替える暇もなかったろうしそのままですね。
服部 絵理奈:ちょいパンクでボーイッシュな感じ?
GM:ボーイッシュなJK、と〆(..
神崎 リサ:ひかえ目パンキーなボーイッシュっ子、高校生ぐらいなのでJKはい
GM:じゃ、演出してきますねー。
 
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 ――街外れ、廃ボーリング場。
 ――リベレーターズ、アジト。

 なんだか、様子が変だ。
 まるで急いで、夜逃げでもしたかのような……。

 中は閑散としている、ひとけがある? ひとけがない?
 

神崎 リサ:えりちゃんの案内で無事アジト前に乗りつけ成功。この様子だと周辺も人気ないのか……?
服部 絵理奈:しぶちょーの駆るバイクの後ろにヘルメットを被って同乗し、ここはまっすぐ、ここは右、などと指示を出して辿り着いたはボウリング場……なのだが……
神崎 リサ:「ここがそう、なのか……?」メットをひとまず脱いで辺りを見回し。
服部 絵理奈:「うん、ここ……なんだけど……」
GM:《知覚》ふろうか?
服部 絵理奈:(3+1)dx+1@10 <知覚>
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[1,2,8,9]+1 → 10

神崎 リサ:(9+1)dx+1@10 <知覚>
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 10[1,2,4,4,5,5,5,5,9,10]+9[9]+1 → 20

神崎 リサ:えっと。
GM:知覚お化けめ!?
服部 絵理奈:感覚おばけ……
 
 《不可視の領域》がある地域、だからもともと人払いされてるのは間違いない。
 ――けど、それにしても廃ボーリング場がアジトだったよね……? 夜逃げした雰囲気は不思議な感じ。

 リサちゃんは、ボーリング場の奥の方に誰かいる? 確認してる? 気配があるのがわかる……。
 

神崎 リサ:また2回回ろうとしていた気配を察知ぃ 《猟犬の鼻》とかでくまなくわかったらしい!
神崎 リサ:「奥にまだ誰かいるみたいだ」ヘルメットを置いて中へ向かおうとしますざっざ。
少女の声:「……だれ?」 声がする。
少女の声:ずいぶんと警戒した少女の声。
服部 絵理奈:「あれ、誰も……って、奥?」
服部 絵理奈:慌てて支部長を追いかけます
服部 絵理奈:「絵理奈だよ」
服部 絵理奈:少女に見覚えはありますかネ
少女の声:「エリナ?」
 
 とたたたた……。
 近づいてくる。葵ちゃんの声だ。
 

服部 絵理奈:「うん。葵ちゃん? 他の皆はどうしたの?」
:葵ちゃんは武装状態で、ずいぶんと警戒してます。盾もってる。
神崎 リサ:立ち止まって2人の様子を眺め。ここはひとまず知っている絵里奈に任せようと。
:「みんな、は……」
GM:さてここで、リサちゃん
神崎 リサ:はいー
GM:対決と行きましょうか、《知覚》です。ただしペナルティ-2を入れてください。
GM:てのもひとけがない状態で《声》さっきだしてたからね。
服部 絵理奈:葵ちゃんもモルフェウスだから知覚高そうダナー
神崎 リサ:ペナルティ了解ですはいーどきどき
神崎 リサ:(9+1)dx+1-2@10 <知覚>
DoubleCross : (10R10+1-2[10]) → 10[2,2,3,4,6,6,6,6,9,10]+1[1]-1 → 10

神崎 リサ:んんっどうだ
:(3+3)dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 10[5,6,6,7,9,10]+4[4]+2 → 16

服部 絵理奈:アッ
GM:デスヨネー(看破完了警戒してればなあ?!)
神崎 リサ:マケタ
:ものすごく、身構える。
:「――エリナ」
:「さっき、大人の声したんだけどさ。N市支部長の、ファイアフラッシュ」
:「みんなはどうした、って、聞いたよね」
服部 絵理奈:「う、うん……」
:「さっき、コーヤから連絡あった。『大人が自分たちを殺しに来る』『だから全員、N市から離脱しろ』」
:「『明日香がひとりで彷徨ってるから、保護して、逃げろ』。ってね」
服部 絵理奈:「……明日香、ちゃんが?」
:「……ねえ」
:「なんでエリナは、ファイアフラッシュといっしょにいるの?」
:そういうと、隣のボーイッシュな女の子を一瞬だけにらむ。
服部 絵理奈:「……」
神崎 リサ:ちょっと目を見開く。速攻でばれるとは思わなかった。
神崎 リサ:「……人気がないから、と油断したな。視覚の思い込みを使えばばれないかと思ったんだが」
:「――私たちを、ダマしてたんだ」
服部 絵理奈:瞳を伏せる
:「明日香が何も言わなかったから、信じてたのに」
:「私たちを餌付けして、油断させて、その隙に大人を呼んで」
:「――ころす気だったんだ」
服部 絵理奈:「う……ダマしてた……それは……」
:「《裏切り者》」

 ああ、これを言われるのは2度目か。
 そんな事をぼんやりと思いつつ、焦点の定まらぬ目で葵を見ていた――


:「裏切り者は――ここで、ころす」
神崎 リサ:「……ころそうなんて、誰がするか」
神崎 リサ:「あたしは、N市支部はお前たちを探していた」
神崎 リサ:「行方をくらませたお前たちを、なにか事件に巻き込まれたんじゃと、ずっと追ってきたんだ」
服部 絵理奈:「……ダマしてたのは否定しないよ。でも……」
服部 絵理奈:「でも……ファイアフラッシュは大人だけど、嚆矢君が言ってる『あなたたちを殺しに来た大人』じゃないの!」
:「私たちをだましていたくせに、大人を連れてきたくせに」
:「――そのことばの何が、信じられるというの?」
服部 絵理奈:「あ、葵、ちゃん……!」
:「ここで抑えておかないと、みんながさらに、ころされる」
:「――ここで、喰いとめてやる」
 
 葵が手を上げる。
 すると、冷たい目をした少年少女が、あらわれた。
 

GM:《ミドル戦闘、入ります》


GM:<Middle Battle>
 
 [エンゲージ宣言]
 【葵&リベレーターズ2名】-5m-【絵里ちゃん&リサちゃん】-5m-【リベレーターズ1名】

 場所は廃ボーリング場、ある程度縦横動いてOKです。
 が、挟撃です。
 戦闘盤面より《逃走》をする場合は、片側にいるほうを戦闘不能以上にしなければ逃げられません。
 

GM:もし、戦ってられない! 戦闘より逃走する! 場合はどちらかにいる子を戦闘不能以上にしたうえで逃走してください。つまり逃げ道確保しなきゃダメ、おっけー?
服部 絵理奈:おっけー!
神崎 リサ:おっけーです!
GM:で、はやとくーん
服部 絵理奈:ハヤ公は何ラウンド後ですかね
高橋 健人:ひょえい
高橋 健人:今すごい速度でチャリ操舵してんじゃないの
GM:ダイスで決めるんだけど単純にD4だとアレだからこうしようか。
GM:《肉体》で振ろう。お花無効ね。速度を上げる口プレイは有効。
GM:【4-[(達成値/4(端数切捨て)]ラウンド】、でつきます。
GM:ただし12オーバーを振っても1ラウンドはかかる。
高橋 健人:《元気の水》あるし頑張れよ
GM:《元気の水》補給補正、+2をどうぞ。
高橋 健人:アジト自体にはまだエフェクトかかってます?
GM:かかってます。
高橋 健人:了解、じゃあそれぐらいにしておこう
GM:ごー。
高橋 健人:4-(1d4+2)
GM:違う違う、肉体で
高橋 健人:ウン違うね
GM:【4-int[(肉体達成+2)/4]】、です。
GM:(intは「端数切捨て」の意味)
GM:よーは達成7だったら、(7+2)/4=9/4、端数切捨てで2、4-2=2ラウンド後、と。言う感じ。
高橋 健人:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 7[2,3,7]+2 → 9

GM:まんま例示が来ましたね、てことで
GM:2ラウンド後、到着です。
高橋 健人:だなあ がんばれー
GM:では、まいります。


 《Middle battle is start――》


GM:<第1ラウンド>


 <セットアップ>

GM:リベレーターズ陣営は、敵を見る目で見ている。セットアップ、ありません。
服部 絵理奈:セットアップなしです!
神崎 リサ:冷静に数と方向を確認している。ありません。
 

 <イニシアティブ-17R>
 #りさちゃんからですよ
 

服部 絵理奈:あれ、支部長のイニシア19じゃない? なして17になってんだべさ
神崎 リサ:コートの影響だよ!
GM:コートの影響でございます。なので17-。
服部 絵理奈:把握しました
神崎 リサ:ひとまずマイナーで銃を作ります。
神崎 リサ:マイナー>《トゥーハンド》
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+6した(侵蝕率:63->69) 《ハンドレッドガンズ》《ダブルクリエイト》

 ざわり。
 子どもたちが警戒を強める。

:「――ほら、うそつき」
:「銃って何のためのもの? ころすためのものでしょう?」
:「ころそうとするかと言いながら、真っ先に銃を手に取り向けてくる」
:「そんな相手の言葉、――だれが信じるっていうの?」
:「子どもを、バカに、しないで」
神崎 リサ:暗闇の中で紫を帯びた白い閃光が瞬く。両の手から発せられたそれは、収束すると2つの拳銃へと姿を変える――が。
神崎 リサ:「――ッ」少女の淡々とした声が突き刺さる。あたしは、何をしにきたんだ?
神崎 リサ:メインは。は。
神崎 リサ:……だめだな。立ち尽くしている。放棄します。
GM:放棄でよろしいですか?
神崎 リサ:あ、待ったーッ
服部 絵理奈:「……神崎さんッ」
服部 絵理奈:立ち尽くしている支部長に特に意味のないエリちゃんの掛け声が飛ぶぞ!
神崎 リサ:絵里奈の声にぐっと爪を立てて握りしめる。
神崎 リサ:「――そう、だな。そんな事にも気づけなかったあたしは、大バカだ」銃を持った手をだらりと下げて。
神崎 リサ:「大人は、そうだと。言われても仕方ない。けど、そんな大人にあたしはなりたくなかったのに――!」
神崎 リサ:向けない! 銃は向けない! 投げ捨てる!
神崎 リサ:そして葵ちゃんたちにエンゲージまで歩み寄る……!
神崎 リサ:駆け寄るとたぶん身構えさせるだろうから。葵の目を見ながら、目の前までざっざ。
:「……なによ、いったい」
神崎 リサ:「……なに、だろうな。こんなあたしが、お前たちに何が言えるだろう」
神崎 リサ:「だから……すまない。疑わせて、怖がらせて、馬鹿にして……何もお前たちの事考えてなくて、ごめん」
神崎 リサ:葵に頭をさげて、謝罪の姿勢。で、お待たせしましたターンエンドです……!!


<イニシアティブ-17L>
 #リベレーターズです
 

 冷たい目。
 目の前に来たJK、の振りをしているファイアフラッシュを見ている。

:「大人はそうよね、都合が悪くなったら」
:「銃を向けて、力で押し込めて、私たちを道具にして」
:「それで、都合が悪いなら、――いい人の振りをするんでしょう?」
:「今度はなに?」
:「銃を創っても撃ってたら、手が回らないから足止めにきたの?」
:「私たちが、みんなのために、リベレーターズのみんなのために、あなたたちを食い止めころさないとと思うとおなじく」
:「あなたたちも、脱走者を、不穏分子を、足止めしないといけないものね?」
:「――おあいにく様」
 
 葵が目くばせする、向こうの少女に。
 

:「急いで離脱! そしてみんなに伝えて、ファイアフラッシュがでた!!」
:「わたしたちはこいつをころして行くから、ちょっと遅れるけど。後ろを振り向かないで!」
:「来なかったら――、みんなによろしく!!」
GM:リベレーターズ3、行動します。
GM:マイナーアクション放棄。
GM:メジャーアクション、【逃走】を宣言。
GM:リベレーターズ3はふたりがいる方面とは逆に逃走、かつエンゲージはしません。盤面より逃走、離脱します。
 

 入り口側にいた少女が、歯噛みすると身をひるがえし。
 ――ボーリング場から、駆け足で消えていった。
 


 もう最悪の一手を打ってしまった以上、説得力なんてものはないんだろうけれど。
 それでも、まだ諦めるわけにはいかない。

 遠ざかる影を目の端で捉えたけれど、今は彼女から目をそらすわけには。


神崎 リサ:「お前たちが脱走兵、不穏分子だなんて、違うだろう。ただ、生きたかっただけなんだろう?!」
:「そうよ」
:「あたしたちだって、コーラを飲んで、おかしを食べて、騒いで」
:「名前だって欲しい。後生大事に《護れ》っていわれてる、ニチジョウにいる子どもと同じように」
:「でもね」
:「おとなのいうことをきかないと、私たちは《ばけもの》っていわれるの」
:「大人の言うことを聞かないと、私たちはしねと。そういわれるの」
:「おかしいじゃない」
:「なんで、ニチジョウにいる子どもと同じことを、望んじゃいけないの?」
:「なんで、大人の命令を護らなかったら、《ばけもの》といわれて、ころされそうになるの?」
:「ねえ、エリナ」
:「――なんで?」
服部 絵理奈:「――わかんない。そんなの、私に聞かれても分からない……けど」
服部 絵理奈:「わたしは、オーヴァードになったのがつい最近、だから。葵ちゃんの言う、日常にいる子供だった」
服部 絵理奈:「嚆矢くんから、ホームの事を聞いて、ヒドい話だって思った。わたしが当たり前に過ごしてた日常がそこには無かった、って」

 ごしごし。
 ちょっと涙目になってるのを誤魔化すように袖で顔を拭う。


服部 絵理奈:「”リベレーターズ”への潜入は、大人に言われて……だったよ」
服部 絵理奈:「でも、ここで過ごした時間は楽しかった! 皆に囲まれてお菓子作ったり、フリーペーパー見たり、さ」
服部 絵理奈:「だから、皆に死んでほしくないから、ファイアフラッシュ……神崎さんを呼んだの!」
服部 絵理奈:「大人が殺しに来るんだったら、大人の力も借りないと切り抜けられないかも……って……」
:「へぇ、じゃあ」
:「しのいでみせてよ、何もせず」
:「“ファイアフラッシュは、ほかの大人と違うんでしょう?”」
 
 そういうと
 傍らのふたりが銃口を、リサちゃんの頭にひたり。
 

神崎 リサ:こめかみのひやりとする感触に唾を飲み込む。
神崎 リサ:「お前たちは、生きたかった。普通に暮らしたかった。ばけものって呼ばれるのが嫌で、しぬのが怖かった。そう……なんだろう?」
少年:「そうだ」
神崎 リサ:「そう、皆……きっと、怖いんだ」
神崎 リサ:「普通の人々は、大人は。お前が、あたしたちが、自分の知らない力を持っているのがこわいから」
少女:「だから、私たちはにげだした」
少女:「大人の言いなりになって、道具として兵器として死にたくなかったから」
少年:「コーヤはいってた」
少年:「自分たちも、ニチジョウとやらのこも、本来は同じ子どもなのに」
少年:「この世界が、大人が、壁を作って仕切って、――僕たちをおしこめてしまったと」
少女:「《日常を護る》」
少女:「そういいながら、実際は、私たちのことをいつまでも認めようとせず、真実を伏せて」
少女:「伏せたまま、《世界の守護者》と、リエキをむさぼって、おいしい汁を啜ってる」
少年:「《ひととオーヴァードとの共存》」
少年:「それを信じて、刷り込ませて、戦わせて、実際は」
少年:「僕たちを小便利な兵器として扱い、使い倒し、利用するだけに、――なりさがったって」
:「あたしたちもね、おかしを作ったり、雑誌をみたり、ゲームをしたり、笑いあって遊んだり、コーラを飲んだり、そんなニチジョウとやらのアタリマエをしたいの」
:「でもね」
:「大人は、あたしたちが怖いからって言って、認めないの」
:「きれいな言葉ばっかり言って、けっきょくあたしたちは《ばけもの》なの」
:「……こんな大人が作った、こんな世界」
:「なんで、護り続けるの?」
服部 絵理奈:「葵ちゃん……」
服部 絵理奈:じっと、葵の目を見つつも。続く言葉が出てこない。

:「コーヤも、ハカセも、いってたの」
:「こんな壁ばっかり立ててあたしたちを認めない、ゆがみ切った世界も」
:「それを護ろうとする、ゆがんだ組織も、ゆがんだ大人も。壊さなきゃいけないって」
:「でなければ、――みんなで笑って生きていける、新しい世界なんて、できないじゃない」
神崎 リサ:「……いいや、オーヴァードはばけものなんかじゃない。人々が理解できない、わかりあえないだろう何かなんてものだけじゃない」
神崎 リサ:「この世界で生きるひとりの人間で、モノを考えられる1人で、大事な誰かに傷つけられたって悲しんで、バカにされたって怒る事ができる」
神崎 リサ:「――こうして話して、気持ちを伝えあえる」
神崎 リサ:「お前たちは何も間違ってない。日常がほしい、名前がほしい。ばけものよばわりはもういやだ。そう思って、望んでいいんだ。だから……」
神崎 リサ:「あたしも、お前たちと同じチルドレンだった。大人に言われるように色々な命令をこなしてきた。でも、すべてがただやらされてたってわけじゃない」
神崎 リサ:「あたしは、守りたかった。傷つく誰かを、あたしじゃなきゃ助けられない誰かを、守りたかった」
神崎 リサ:「もう悲しまないように、理不尽な力に打ち負かされないように、助けたかった」
神崎 リサ:「そのために誰かを傷つけてもきた。今だって傷付けそうになった。映画みたいにうまいことなんて言えない、頭だって回らないけれど」
神崎 リサ:「こんなあたし、信じろだなんて言えないけれど。けど、あたしは」
神崎 リサ:「お前たちを守りたいんだ」

 カシャン、音が聞こえる。

少年:リベレーターズ1、マイナーアクション:銃を装備。
少年:メジャーアクション|>反逆の一矢:《アームズリンク》《急所狙い》
少年:対象:神崎リサ
少年:11dx+2
DoubleCross : (11R10+2[10]) → 10[1,3,5,6,6,7,7,7,8,8,10]+7[7]+2 → 19

神崎 リサ:身近な音、何が来るかは考えるまでもない。けれど目は閉じない、葵をじっと見据えている。
GM:<リアクションはー
GM:(あと演出の問題で、2連発で撃ちます、そのあと演出する)
神崎 リサ:なしで!
少年:2d10+9 ダメージ。
DoubleCross : (2D10+9) → 15[7,8]+9 → 24

少年:24点諸有効。
神崎 リサ:神崎 リサのHPを-14した(HP:24->10)
少女:リベレーターズ2、マイナーアクション:銃を装備。
少女:メジャーアクション:反逆の一矢
少女:対象:神崎リサ
少女:11dx+2
DoubleCross : (11R10+2[10]) → 10[2,2,3,3,4,5,5,5,8,10,10]+7[3,7]+2 → 19

神崎 リサ:2発目も同じくリアクションは放棄します。
少女:2d10+9 ダメージ。
DoubleCross : (2D10+9) → 7[3,4]+9 → 16

GM:16点諸有効。
神崎 リサ:神崎 リサのHPを-6した(HP:10->4)
神崎 リサ:耐えた! 跳びそうな意識をはがみしてこらえる……!
 
 『お前たちを守りたいんだ』
 そういった瞬間、容赦なく引き金がひかれる。

 ――ん、ターン。
 

神崎 リサ:「――ッ……」ぼたぼたと、鮮血が頬を伝って落ちていく。
服部 絵理奈:「神崎、さん……!」
服部 絵理奈:駆けだしたいのを抑える。

 堪えるのに全集中したせいか、《天使の外套》が解除されて本来の姿が露になった。
 銃弾がかすめたのか、長い髪がばらり、と落ちて肩で息をするのに合わせて揺れていて。


:なにも抵抗せず、耐えきり、そのまま立ってることに少しだけ驚く。
:「……口だけじゃあ、ないんだ」
:「じゃあ、答えてよ」
:「“どうやって”守る気って」


<イニシアティブ-10>
 #葵ちゃんのが先だよ
 

神崎 リサ:「お前たちを、殺しに来る大人たち、は。UGN本部からの一隊、だろう」
神崎 リサ:「そしてあたしはここの、N市支部の支部長だ。今回の件に関して、日本支部の支部長からも一任されている……」
神崎 リサ:「……いや」
神崎 リサ:「そういうこと、じゃないよな。お前たちが聞いている意味は」
神崎 リサ:ふと気づいた風に、つぶやいたものの。目を伏せて、一考する。

 ――今まで受け止めた声が、言葉が、脳裏を過ぎていく。

 あたしは、どうやって、誰を守るのか。どうやったら守れるのか。
 目下何から守らなければならないか。彼ら彼女らを排除しにくるであろう者たちから。


神崎 リサ:そして、その後の彼女たちの処遇も。ただ脱走者、不穏分子予備軍として伝えられてしまえば、第二の桐生嚆矢を生む事になってしまいかねない……。
神崎 リサ:でもそれをクリアしただけでそれは『守り切った』事になるのか? ……そんな思いが口を閉ざさせる。
服部 絵理奈:「神崎さんは、わたしが覚醒した後、親身になって相談に乗ってくれた。わたしの友達のために体を張ってくれた……。口だけのヒトじゃ、ないよ」
:「うん、そこまではわかる」
:「だって今、確かに《身体を張った》から」
:「でもね?」
:「“どうやって”、守る気なの?」
:「もうちょっと細かく言えば」
:「こんな世界で、ゆがんだ大人が、ゆがんだ組織が作ってる大人の世界のそのままで」
:「家出をした、といえば聞こえはいい。でも実際、私たちは任務を放棄して脱走した子だっている。嚆矢なんてその典型」
:「そんな私たちを、“どうやって”守る気なの?」
神崎 リサ:ふ、と2人の会話がじわりと間をおいて届く。

 そう、このままなら彼女たちはそういうモノとして処分されてしまう。
 それを変えられるのは、この場で、この街で、あたしだけなんだ。


神崎 リサ:――そうして、伏せた視線をあげて、今度こそ口を開く。
神崎 リサ:「今、このN市支部には日本支部のトップが、霧谷雄吾支部長が滞在している」
:「しってる、きいたわ」
神崎 リサ:「だから、お前たちは犯人その一味じゃなく、さらわれてここに閉じ込められていた被害者だと」
神崎 リサ: 「もしくは操られて、不本意な行動をとらされていたのが"リベレーターズ"だと」

神崎 リサ:「――本当の犯人、首謀者、不穏分子はそれを操っていた上の人間、大人だと」
神崎 リサ:「そう、直接彼にあたしから報告しよう。それならお前たちに咎が及ぶことはない。そして最終的には日本支部の管轄で保護されるように計らってもらう」
神崎 リサ:「リーダーとなるとお前たちより拘束されるかもしれないが、最終的には同じく保護できるよう掛け合う」
神崎 リサ:「……それが今のあたしの、支部長としてのあたしができる守り方、だ」
:「ふーん、黒いのね、ファイアフラッシュ。さすがは元ファルスハーツ?」
:「でも、穴がいっぱいあるわ」
:「ひとつ、《犠牲者》となる人柱がいる。誰をスケープゴートにするの?」
:「ひとつ、ウソの報告は、《熱感知知覚》や《ブラッドリーディング》に代表されるもので看破される」
:「ひとつ、そしていっとう大事なことで」
:「――それってあたしたち、リベレーターズに“戻って拘束されろ”てことよね」
:「今の世界に働きかけることもなにもしないで、元鞘に戻って道具になれっていってるんじゃないかしら」

:「レネゲイドウィルスのキャリアは、世界中にいる。だけど発症して、かつ自我を保てるものなんて一握り」
:「その上で、レネゲイドの知識をおさめて、《今の世界》のために働くものなんてほとんどいない。だからオーヴァード自体が希少な《兵器》」
:「おそらくリヴァイアサンもいうんじゃないかしら? チルドレンにしかできないことも多くて、便利な道具なんだって」
服部 絵理奈:「葵ちゃん、一番最後の穴は私が塞ぐ。“リベレーターズ”が望んだ日常、UGNに戻っても同じことが出来るようにって、報告する時にお願いするよ。短い間だったけど、潜入してたわたしならリベレーターズの実情、分かってるでしょ?」
:「……できるの? 《裏切り者》に」
服部 絵理奈:「これが、《裏切り者》になるって決まってた私の、せめてもの罪滅ぼしだよ……」
:ちょっと口をとがらせる。ふーん。と。
:そうしてから、リサちゃんの方を向く。
:「――で? オトナさまは、先の穴はどうするの?」

 ……都合のいい事を並べている自覚は、ある。
 鋭く返されたその問い、おそらく今口にしようとしているこの答えは決裂を呼ぶものかもしれないけれど。今はもうそれしか思いつかない。


神崎 リサ:「身代わりなら――わかりやすい大きな案山子が立っている」
神崎 リサ:「……コードウェル博士、だ」
:「ハカセ?」
神崎 リサ:「今のUGNにとって彼が動いたと聞けば、UGNの内部は彼こそがすべての元凶だと思う、だろう」
神崎 リサ:「そうすればお前たちから目はそれるはずだ……彼の本質はともかくとして」
神崎 リサ:「そうすれば与儀教官も戻って来れる。誰よりもお前たちの身を思っていた彼も理解者として、UGNの内部から働きかけてもらえる力になる。そうすればお前たちの望むものを得られるよう動かしていく可能性だってできる」
神崎 リサ:「虚偽に関して、は。今回はあたしから霧谷支部長への直通の指令で、一連の事件はもうこの支部の一任、となっている。お前たちがどういう存在かはあたしの判断次第だ」

 答えになってないかもしれない。
 我ながら無理くりひねり出した答え、それでも今は彼女たちの投げかける事柄を返すのがただ示せる姿だと。必死に言葉をつむぐ。


神崎 リサ:「――今回の件が済んだら。きっちりあたしたちの手で、この支部で解決できたなら」
神崎 リサ:「本部が慌てて応援を寄越すぐらいの大事件だ。それを成し遂げられたら、この支部やあたしの名前は間違いなく上に届く」
神崎 リサ:「そうしたら、お前たちの言う『歪んだ大人たち』の上を目指すチャンスが巡ってくる」
神崎 リサ:「これ以上お前のような"子どもたち"を生まないためにも。お前たちが望むものを得て笑って暮らせるように世界を変えるためにも」
神崎 リサ:「それができる場所に、たどり着いてやる」
神崎 リサ:「黒くたっていい、あたしが汚れる分には構わない。お前だって言っただろう、綺麗ごとばっかりじゃどうにもならないって」
神崎 リサ:「泥を被って、啜って、飲み込んで。それでなんとかなるんなら、それでひとりでも誰かが救えるなら、あたしはそれでいい」
神崎 リサ:夢物語だと、欺瞞と傲慢に満ちた言葉だと。笑われても、拒否されてもいい。でも伝えておきたかった。……そうして深く息をついた。
:「――じゃあ」

 つめたい目で、見上げる
 

:「その力を、示してみてよ」
:「あなたがそれを行うためには、《あなたの手》で《この事件を解決する》よね?」
:「――それもできない弱虫には、あたしたちは託せない」

 軽くだけ、手を掲げ。
 後ろの2人に合図する。


:「今にも大人たちがあたしたちをころしに来てる、ほかのみんなは逃げたけど」
:「明日香を探して、その上で離脱しなきゃいけないの。だから時間は取ってられないわ」
:「――3分間」
:「その間に、あたしを倒してみせてよ」
:「あたしも倒せない弱虫に、コーヤ――“リベレーター”はとめられないわ」
GM:システム宣言:《待機》を宣言。
 
 【システム・メッセージ】
 ここより3分間、つまり4ラウンド目のイニシアティブ:10の間までに、葵ちゃんを倒してください。
 彼女らは全く攻撃しないわけではありませんが、基本的には《受ける(待機)》を選択します。
 

 
<イニシアティブ:9>
 #絵里ちゃんの手番です
 

服部 絵理奈:わたしも手出ししてOK?
GM:(聞きましょう(GM答えかけた)
服部 絵理奈:「ねえ、葵ちゃん。それって神崎さんと1対1でってこと?」
:「別にいいわよ、《裏切り者》も参加しても」
:「――ばけものになる覚悟があるんでしたらね?」
:「……」
:「コーヤはね」
:「少し前に、“名前”で呼ぶな、って言い出したの。みんな、すごい驚いてた。あの名前、ものすごく大事にしてたのに」
:「コーヤが自分から、そう呼んでくれって、ひととしての名前だからって言ってたのに。――呼ぶなって、名前は捨てたって、“リベレーター”で呼べって、そういったの」
:「何かをするためには、何かを捨てる覚悟がいる。コーヤは、名もなきばけものになってでも、オーヴァードのために、あたしたちのためになんかするんだって」
:「――あなたにその覚悟、あるのかしら?」
服部 絵理奈:「わたし、は――」
服部 絵理奈:「《裏切り者》って言われても、”リベレーターズ”のみんなを、守りたいし、助けたい……!」
神崎 リサ:「絵里奈……」
神崎 リサ:《裏切り者》と投げつけられても、大きな力に振り回されても。自分の意思を示して、隣に並び立つ姿に心強さを覚えた――
神崎 リサ:そんなこんなで、今度こそ絵里奈ちゃんへのロイスをとりますー
神崎 リサ:……ううん、予定通り『誠意/隔意』で。ポジティブ表にします。
服部 絵理奈:「……だから――」
服部 絵理奈:「わたしが明日香ちゃんを探してくる!」
神崎 リサ:「……いや、ここはあたしに任せてくれないか」す、と片手をあげて制止する。
神崎 リサ:一瞬意表をつかれて、思わず隣を見た。けれどふふ、と笑って。
神崎 リサ:「……ああ、そっちは頼んだ」
服部 絵理奈:「2人とも、死なないでよ! 葵ちゃんには……まだクレープ食べて貰ってないんだから!」
:ふん、と鼻を鳴らす。
:「明日香はね、本気になったら《領域》で隠れるわ」
:「――あなたに見つけられるかしらね、《裏切り者》」
服部 絵理奈:「見つけて……見せるよ!」
服部 絵理奈:というわけで戦闘から離脱を宣言します。
GM:了解です、誰もエンゲージを阻害せず逃げ道があるので
GM:盤面より《逃走》、許可します。
服部 絵理奈:はい!
服部 絵理奈:がらんとした廃ボウリング場から、全速力で走り去る――。
神崎 リサ:「クレープか……そういえばまだ食べさせてもらってないな」
神崎 リサ:遠ざかる気配を感じながら、また笑みが浮かんだ。ふっと肩の力が抜けた気がする――

 うつろな表情の少女を探し、絵理奈の姿は夜の闇へ――



<イニシアティブ-0>
 #待機宣言した葵ちゃんがあるです


:消えていく彼女を見送る。
少年:「……いいの?」
:「いいわよ。大人を呼んできた《裏切り者》なんて、ろくに何もできないわ」
少女:「じゃあ、この大人をころせばあとは――」
:「――ね、その方が早いんだけどね?」
:見上げる。
神崎 リサ:笑んだまま、静かに見返す。
:「状況わかってるの?」
:「頼みの《裏切り者》はいない、戦闘訓練を受けたオーヴァードに囲まれてる」
:「“気が変わった”、それだけで、――ハチの巣になって死ぬ、ってこと」
神崎 リサ:「そうだな、まな板の上の……まあ、まさに絶体絶命ってやつか」
神崎 リサ:「なら、気が変わる前にやってやればいいんだろう?」
:「あら、できるのかしら」
:「まあいいわ、あたし大人のダマシ合い、嫌いだから」
:すっと、3本の指を、リサちゃんの前に。
:「――3分たったら、全員でころす、完膚なきまでに、2度とよみがえらないように」
神崎 リサ:「奇遇だな、あたしも小難しいやつとかは苦手なんだ」
少女:「……だいじょうぶ、葵」
:「だいじょーぶ。ほんとーはコイツとひとりでもいいんだけどね」
:「――へんなの来たら応対、頼まなきゃいけないから」
少年:「……まあ葵なら、移動は何とかできるしね」
:「ん」
:【行動放棄】を宣言。


<クリンナップ>

 #ないはずですね。


GM:<第2ラウンド>


<セットアップ>
 #これ以後かっ飛ばします
 

 
<イニシアティブ-17R>
 #リサちゃんです
  

神崎 リサ:「……へんなの、かあ」ふふふ。見慣れたあの顔が浮かぶ。
神崎 リサ:確かにあいつもへんなのかもなあ、とひとしきり笑ったところで。す、と両腕を伸ばした。
高橋 健人:<ぶえっくし
神崎 リサ:マイナー>《トゥーハンド》
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+6した(侵蝕率:69->75) 《ハンドレッドガンズ》《ダブルクリエイト》
神崎 リサ:先程のように反射じゃなく、今度こそ自分の意思で、先程投げ捨てた相棒たちを再び呼び戻す。銃の重みを両手に感じる。
神崎 リサ:今度こそ迷わない――そんな決意を込めて、銃口を目の前の少女に向けた。
神崎 リサ:メジャー>《カンザキ・スペシャル》 対象>葵
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+10した(侵蝕率:75->85) 《コンセントレイト+小さな塵+ベネトレイト+マルチウェポン》
GM:メインプロセス終わってからですよ侵蝕アップ―
神崎 リサ:あっ間違えた ダイス振ったらボーナス増やしますはい
神崎 リサ:(9+1-1)dx+4@7 <カンザキスペシャル/コンセ込>
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[1,2,3,6,7,7,8,8,10]+10[3,4,5,6,9]+1[1]+4 → 25

 
<リアクション宣言>
 葵:ガード&オートアクション《グラビティガード》を宣言。
 

:2d10+6 ガード値!
DoubleCross : (2D10+6) → 8[7,1]+6 → 14


 空気が重くなる。
 星のような《魔眼》を展開、ブラックホールを作りだし。銃弾を吸い込む。
 

神崎 リサ:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 19[4,8,7]+18 → 37

神崎 リサ:装甲値無視で!
GM:演出くらはい

 魔眼の範囲すり抜け銃弾の雨が飛ぶ――火花が瞬く。
 吸い込まれてしまうならば、それ以上の弾丸を叩き込むまで――!


:「――くっ」
:ちょっと調子に乗ってたか? 顔がゆがむ。
少女:「……葵?」
:「まだ平気」手で制する。
神崎 リサ:がちん、撃ち切ったマガジンを抜き捨て、素早く錬成した新たなマガジンを勢いよく装填。これで、一手。


<イニシアティブ-17L>
 #リベレーターズです
 

少年:「――殺る?」
:「やんない」
少女:「つきあうの?」
:「つきあうってか」
:「これで覆したら、大人といっしょだもん」
:「へんなのが来たか、ころされそうになったら、――報復して」
少年:「んー……」
 
 廃ボーリング場の向こうを見る。
 なんか、気配が……。
 

:「意地の張り合いなの」
:「なんか来て、手を出そうものなら殺っちゃって」
少女:「わかった。むちゃしすぎないでよ?」
:「へーきへーきこれくらい、コーヤに比べたらっ……痛っ」
GM:両リベレーターズ(少年少女)、ともに【待機】を選択します。


<イニシアティブ-9>
 #葵の番です
 

:【待機】を宣言。


<イニシアティブ-0>
 #この状態だと3人とも同じことをするのでまとめます。
 

:強がり笑いをする。
:【あたしはまだまだ倒れてないわよ? ――1分、過ぎた。あと、2分」
:【行動放棄】を宣言。


<クリンナップ>
 #はやとくん登場しましょう。
 

GM:侵蝕率を上昇させて、【リサちゃん後方10m】に登場をお願いします。
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を9%上昇 ((侵蝕率:85->94))%
高橋 健人:うわ
GM:。○(まあ、そうだろうなあ……と(なんかGMの中で理由立ったみたい)

 ――後方、幾らエフェクトの水があったって息もつかずにバイクと並走をいや最終的には追尾というか置いてけぼりを食らった少年の姿。
 今水を飲んだら噎せて――というか実際噎せながら自転車を傍らによろめいている。変な奴がいるぞ!


高橋 健人:気管に入ったのかナウローディング。
 
 ――ざわり。
 警戒色を一気に強める。
 

少年:「葵!!」
:「銃構えておいて、なんかあったらためらいなくひいて!」
神崎 リサ:「いや、その必要はないさ」聞き覚えのある咳込み方に振り返りたいのをぐっとこらえる。
神崎 リサ:「――あいつはあたしとは違うからな」にっ。
高橋 健人:ぜえぜえとその弱々しい身体を持ち上げて、ようやく落ち着いてからボトルに残った水をぐっと飲む。
高橋 健人:「あ……? ここでしたっけ……」若干目を眇めて遠くを見やる。何やら取り込み中のようだ。


GM:<第3ラウンド>


<イニシアティブ-17R>
 #どうぞリサちゃん
 

神崎 リサ:あたしの"支え"がきた。それだけで、確信の笑みが浮かぶ。心強さが満ちていく。
神崎 リサ:そうして、再び葵へと銃口を向ける。今こそ彼女に示さなければ、あたしが信じる"力"を。
神崎 リサ:マイナー>なし
神崎 リサ:メジャー>《カンザキ・スペシャル》 対象>葵 (《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《小さな塵》+《ペネトレイト》+《マルチウェポン》)
神崎 リサ:と、その前にさっき処理してなかった侵蝕Bを上昇。
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕Bを+1した(侵蝕B:1->2)
神崎 リサ:神崎 リサのロイスを+1した
神崎 リサ:(ついでに絵里奈のロイス分も足しておき
神崎 リサ:では参ります。
神崎 リサ:(9+2-1)dx+4@7 <カンザキスペシャル/コンセ込>
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,4,5,5,6,6,10]+10[9]+1[1]+4 → 25


<リアクション宣言>
 葵:ガード&オートアクション《グラビティガード》を宣言。
 

:2d10+6 ガード値。
DoubleCross : (2D10+6) → 9[2,7]+6 → 15

神崎 リサ:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 19[3,9,7]+18 → 37

GM:演出どうぞ
神崎 リサ:第二波の弾雨が葵目がけて降り注ぐ。手は抜かない、今の全力を叩き込む。それがこの機会を設けてくれた彼女への礼儀だと思ったから。

 しゃっと流星の如く《魔眼》が過ぎる。
 黒の咢が開けば、その弾雨が吸い込まれて――
 

:「……くっ」
:ひざを折る。

 盾を支えに、やっとたってる?
 ――そう思ったらころり、後ろに倒れた。
 

:【葵は、戦闘不能になりました】


GM:《――Middle battle is End.》

 ――がちん。

 撃ち切ったマガジンの底を叩いたのを感じて腕を降ろす。
 そうして、その先に転がった彼女を見下ろして。


GM:<侵蝕あげようねー
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+10した(侵蝕率:85->95) 《コンセントレイト+小さな塵+ベネトレイト+マルチウェポン》
神崎 リサ:ひーもうちょいもうちょい
:「ったた……あーもう、防衛には自信があったのにー」
少年:「……模擬戦に近かったくせに」
:「まーね否定しない、ったた……」
高橋 健人:よし、水のんだ(それだけ
:「まあいいわ、最低限の力はあるみたいだし」
神崎 リサ:起き上がったのを見て両の銃を消す。
神崎 リサ:「……これで、認めてくれるか?」
:「いいわよ、とりあえずね」
:「でも口だけじゃ、やれないわ。だからやってみせてよ。この一連の騒動? とやらの解決を」
:「――大人たちが、あたしたちをころす、その前に」
:後ろの2人に軽くことづてる。
:「私たちは《ディメンションゲート》を駆使して中継飛んで、襲われてる仲間を助けながら、明日香も探して、避難するわ」
:「――N市に目を付けてるみたいだし。コーヤの指示もあるし」
神崎 リサ:「うん、そうか……ありがとう、な」
:「できなきゃまた、私もジャームで追われ人」
:「……逃げるのとまもるのは、得意なんだけどね」
神崎 リサ:「ああ、わかった。必ず……必ず、解決してみせる」
神崎 リサ:「お前たちも気を付けてな。もう本部の部隊が迫っているはずだ」

 そこでようやく事態が一旦収束したのをみて、自転車をひいたまま前進する。
 敵意という類いもないが、気配が薄く仏頂面の少年。


高橋 健人:「嚆矢は、居るのか? ……ここに」
:「“ここには”今いないわ。コーヤ……“リベレーター”なら、あたしたちに指示を出して、あたしたちに逃げろと、N市から離脱しろっていった」
:「明日香が彷徨ってるから回収して、離脱しろってね」
:「”リベレーター”に逢いたいの? そこのひん死のひと」
高橋 健人:「俺はあいつと、あって話さなくてはならない。――居場所を知っているのなら、見当がついているのなら教えてくれると助かる」。そう素直に頭を下げる。
:「ムリ」キッパリ。
:「コーヤが本気で雲隠れたら、あたしたちじゃどうしようもないもん」
高橋 健人:「……知らないのか」
神崎 リサ:「そ、そこを何とか……ならないのか?」
:「この状態でコーヤを見つけられるとしたら、明日香位じゃないかなあ……?」
神崎 リサ:「明日香……絵里奈が言っていた子の事か?」

 実際には“なにをしにいったか”はわかってる。世界を変えるため、賭けにいった。
 でも“どこに行ったか”と問われたら――わからない。


高橋 健人:「わかった。助かる。……君たちは、……彼女とは話をしたか。なら、長話をしている暇もないだろう」
:「うん、ない」
高橋 健人:リサを一瞥し、負傷状態を見て眉間をひそめた

 髪紐を切られ長い髪を降ろして、頭からの流血で見るも無残な状態である。
 が、当人はそんな自覚もないらしくその気配に首を傾げた。


:「ジャームとお話してる気分でもないでしょう?」
:くすり、とわらう。
少年:「まーた皮肉る」
:「しょーがないじゃなーい、私もそう断じられちゃったんだもーん」
高橋 健人:「……」一瞬だけ剣呑な光を目に宿した。かすかな威圧感は、冗談に対する嫌悪感か。
高橋 健人:そんな気力(リソース)を使っている暇はない、と頭を振る。
神崎 リサ:「……あ。ちょっと、待っててくれないか」
神崎 リサ:そう葵たちに告げると外に留めたバイクに駆け戻り。
:《魔眼》をちらつかせ、何かを使おうとしてたところを声をかけられる。
:「――なに?」
神崎 リサ:ごそごそ、と収納ボックスを漁ると、目的のものを取り出した。
神崎 リサ:そうして再び駆け戻ってくると、手にしたもの――応急キットを葵に押し付けた。
:押し付けられる。
神崎 リサ:「これ、使え。とっておきのやつだから、ちょっとはマシになるはずだ」
:「……なによ、施し?」
:「自分の保身に使いなさいよ、大人」
神崎 リサ:「……傷ついてる子どもをそのまま送り出せないだろ」
:「ふん」
:「アタシは大人の態度って嫌い。“甘い汁すすってる”とか、“おいしい目に合う”で、にぱーってしてるの、すきくないの」
:「だから、教えてあげる」
:「もし、コーヤを、“リベレーター”を力づくでとめに行くなら覚悟なさいな」
:「――あの人、《電磁反応装甲》と《神速の鼓動》、フルで使えるから」
 
 そういうと。
 《ディメンションゲート》で、3人とも消えてしまいました。
 

神崎 リサ:「あ――」
神崎 リサ:「……施しとか償いとか、そういうつもりじゃなかったんだけどな」
高橋 健人:「そういって皆成人する。やがて、取り返しがつかなくなる。……そうなる前に、」手当キットをリサの手から軽やかに取る。
高橋 健人:「支部長。今は貴方の手当を」
高橋 健人:「彼女らがあのまま生き残れるかすら、怪しい状況では……今は我々が先陣を切るしかありません。ご自愛してください」

 逃げるといった以上、N市に集中する戦力からは逃れられる。逆に、こちらはこれから出向かなくてはならない。
 そう考えれば、こういった段取りになるのも仕方のないこと。


神崎 リサ:でもこれは自分のせいだから。自らの安易な行動のせいだから。そう胸に留め置いて。
高橋 健人:手当キットつかっちゃうぞ
神崎 リサ:「うん……ああ、すまないがちょっと手伝ってくれないか。自分じゃ確認できなくて」
神崎 リサ:と、腰を降ろせそうな場所を探して、さっきの二連発の箇所を示す。たぶんひどいことになってそうだ。
高橋 健人:よかった無関心系男子で。女子支部長の体べたべた触るとかよかないばい。
高橋 健人:2d10 手当
DoubleCross : (2D10) → 8[1,7] → 8

高橋 健人:まあこんなもんか。少し戸惑いながら手当は順当に。
神崎 リサ:その辺もわかってるけれどしぶちょーは特に気にしないだろう が はい(
神崎 リサ:12点まで復活。なんとか2桁戻った。
神崎 リサ:「……ん、とりあえず血は止まったか。ありがとう、助かった」手当されたところに手を添え。
高橋 健人:「――それで、服部さんはいかがしましたか」
神崎 リサ:「ここまでは一緒だったんだが、明日香を探しに行くからと、ついさっきここを出たんだが……」
高橋 健人:「………………、探すのなら自分も得手なのですが」と、訝しげな顔。
高橋 健人:やや、考え。ちらほらと足元に華が咲く。
高橋 健人:針茉莉が周辺を取り巻いていく――。
神崎 リサ:「……よし、後を追うか。彼女らの言葉が正しければ、明日香を見つければ桐生嚆矢の行方がわかるんだろう」
高橋 健人:「“リード”の行方は端からわからないのでしょう」
神崎 リサ:「……さっきの子たちの話じゃ、おそらくこの近辺にはいるはず、なんだが」
高橋 健人:――こうしたほうが早い、と《領域》が更なる侵蝕を始めていった。
神崎 リサ:立ち上る香りにすん、と鼻を鳴らす。絵里奈の匂いの特徴ならば追うのは容易なのだけれども。
高橋 健人:リードの臭いしらないもの、みつを
GM:ですね、リサちゃんだけは知らない。
神崎 リサ:いえす。何かハンカチでもあればワンチャンだったけれども。
高橋 健人:え……健人? のマフラー……とか……
高橋 健人:肩組みしてたしワンチャン野郎の臭いも……
GM:だめっす
GM:だって結局誰ってわからないからね!
高橋 健人:つーか健人のことだから洗濯かかさないし
神崎 リサ:それ言ったら電車の乗客の匂いとかカオスってる可能性ですからのう
GM:(あきらめていいところでシーン〆しましょう)
神崎 リサ:はい。
高橋 健人:多分この手が一番早いと思います。以上
神崎 リサ:取り巻く花々に、持ち上がりかけた腰を再び落ち着けた。ひとまずは彼の走査を見守る事にしようと――。


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GM:おつかれさまでしたー!!
服部 絵理奈:おつかれさまでしたー!!
高橋 健人:おつかれさまでしたん
神崎 リサ:おつかれさまでした(ばたむ
服部 絵理奈:しぶちょうがんばっためっちゃがんばった
GM:てことで、次いつだ、来週か!? 17日だった
高橋 健人:14では?
GM:絵里たんが無理(NGついてる
高橋 健人:あーアウトか
服部 絵理奈:かようびはぼくがだめです
高橋 健人:三連かあグヘヘ がんばろ
高橋 健人:明日もあるしボケボケがフワフワしてるので申し訳ないですがお先におねむで!
GM:次は捜索シーンになりますね☆
GM:はーい、おつかれでーすよー
服部 絵理奈:おつかれさまんさー
神崎 リサ:はーいお疲れ様でしたおだいじにー!!
高橋 健人:おやすみなさーい
どどんとふ:「高橋 健人」がログアウトしました。
服部 絵理奈:ぼくもオフトゥンインする……おやすみなさーい
どどんとふ:「服部 絵理奈」がログアウトしました。
GM:はーい、私も今日はおふとんInかなー……
GM:おつかれでーすよー。