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 Middle Scene:1
 Side:Hayato
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GM:【PC1:健人君。侵蝕率を上昇させ登場してください】
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を1%上昇 (侵蝕率:38->39)%
GM:い つ も の
高橋 健人:これはひどい
服部 絵理奈:安定の高橋君だ
高橋 健人:今までになく侵食率が上がらないPCだ
神崎 リサ:鋼の精神が発揮されている……
GM:で、シーン始めるだけにちょっとだけ。
GM:OPで会ったシーンありましたよね、あれイメージどのくらいの時間?
GM:こっちで決めていいなら決めますが、イメージでお願いしたい気持ち。
高橋 健人:幼少期~2/3年前まで与儀教官指導の下ホームに居て、それより1年程度シルクスパイダー指導で訓練、まで考えてます
GM:うん〆(..
高橋 健人:あー違う合った時間か
GM:いやそれもほしかったから大丈夫、サムズアップ。
GM:(つーかコーヤ視点でもわからんとわからんくなるからそれもほしいでござる)
GM:(キャッチ)(裏でもらえたらしい)
GM:はじめてきますねー。

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 ――夜のN市、街外れ。

 “静かにしとけ”と“ないしょだぜ”。
 ダブルの意味込めた人差し指から、連れられてしばし。
 路地裏を後にして、街外れをふらふら歩いている。

 確かに間違いない。
 彼はかつての友人、桐生嚆矢。
 ――死んだはずの、少年。
 

桐生嚆矢:街外れとは言えど、割と堂々と歩いている。
桐生嚆矢:ただ、変だな? と思うのが、【足音がしない】、匂いを感じない。
 
 ――ふと。
 気づけば、はやとくん自身からも足音がしない。
 気配が遮断されてる?
 

桐生嚆矢:耳を澄ませてるしぐさ、何かを探っている。
桐生嚆矢:「たぶんしばらくは平気。ガチで健人が抵抗したらその限りじゃねえけど、な……」
高橋 健人:こいつ感覚はダメなんだよなあ
GM:HAHAHA、だがな?
GM:これ《RC》が規定でございます。なので遮られてるは知ってていいです、どういうやつかは解説入れてきます。
高橋 健人:お、RCか、それならわかりますね
高橋 健人:ただまあ、匂いとか気配とか、そういうものを感覚で探ろうとすると合わないだろうな、というのはあります
GM:ですね。どういうやつか書いてきたので感づいていいです、あい。
高橋 健人:抵抗、という言葉に少し首を傾げる気配。
高橋 健人:“その必要があるのか”とでも無言ながら言いたげだ。
桐生嚆矢:「いや、そうおもってくれりゃあありがたいよ」
桐生嚆矢:ふっと笑う。
桐生嚆矢:「にしてもひさしぶりだな。相変わらず……てか無茶してねえか?」
桐生嚆矢:しみじみとみる、なんかやつれ具合……?
高橋 健人:あ、はい。万全ではないです。でも社畜エフェクトのお陰でましになりました。大分。
GM:デスヨネ。
高橋 健人:「無茶……君こそ、今まで人目を掻い潜ってきたんじゃあないか」という返答。取り立て自分の中で無茶という括りがどこにあるのか、あまり自覚がない。
桐生嚆矢:ふと、“ちょっと行ってくる”と手で制するしぐさ。

 てくてくと自販機を見つけて。
 しばらく。

 ――カシャカシャコン。

 音が聞こえた。
 

桐生嚆矢:なんか持って帰ってきた、缶コーラを2つ。ひとつを健人君に渡す。
桐生嚆矢:「ああ、まー……な。ほら、UGNじゃ俺は死んだことになってるしさ?」
高橋 健人:「………………」素直に受け取るものの、こういった類いのものは正直支部長のことがあっても好きではない。
高橋 健人:「……ありがとう」それでも好意は好意、と受け止めてプルタブを引く。軽く空気の音がする。
桐生嚆矢:こちらもプルタブを引いて、あけ。
桐生嚆矢:軽く――こつん。缶をあてる。
高橋 健人:受動的ではあるが、盃を交わす。再会の祝杯にしては、ささやかなものだが。
桐生嚆矢:コーラをひとくち飲んで、すこし。
桐生嚆矢:「……なあ、健人」
高橋 健人:一口含み、刺激に不慣れなのか咄嗟に片眉が持ち上がる。
高橋 健人:「なんだ嚆矢」
桐生嚆矢:片眉をあげたところでふっと笑う。
桐生嚆矢:“無理して飲まなくていいぞ”とはぽつり。“喘息の気休めにはなるが、気休めにしかならないしな”
桐生嚆矢:「お前、UGNの連中に自分のこころをころされてないか? 無理難題吹っかけられて、選択肢なんてなんもなく、生ける屍同様の扱いを受けてないか?」
桐生嚆矢:「俺はUGNじゃ死んだことになってる、それを覆すにゃかえりゃいい……て話だがちょっとそうはいかない。追われるものにゃ近いが代わりに自由にはなった……うん」
高橋 健人:嚆矢の気遣いには、ただ苦笑するような面持ちで首を振る。――たまには良いだろう、という珍しくも同調するようにコーラを飲んでいた。
桐生嚆矢:「健人、UGNを抜けてこっちに来い。本当の自由ってのを教える、つーか見せる、後悔はさせない」
高橋 健人:「……嚆矢、俺は、俺の意思でここにいる。目指すべき人も居れば、守りたい人も居るんだ」
高橋 健人:「君がどう生きて、どう在りたいかはこの際問いもしなければ、俺には出来ない。あの時、君が“そうしたい”ということに気づけなかったのは――」
高橋 健人:仮に知ったからとて、何が出来ただろうか。そこに思い至り、口を一度つぐんだ。
桐生嚆矢:くくっと笑う。
桐生嚆矢:「まあ健人ならそういうと思ったさ」
桐生嚆矢:「どれにしたって答えなんて今すぐでなくてもいい、今“くる”なんて金魚の糞的なこといったところで、ちゃんと抜けてこいよーくらいは言うつもりだったしな」
桐生嚆矢:それこそお尋ね者になっちまうしな、と茶化していう。
桐生嚆矢:「ただ、そうだな」
桐生嚆矢:「俺たちは今、”デカいこと”をやろうとしてる。それこそ、世界を変えるほどの」
桐生嚆矢:「その計画に、お前も協力してくれると。……まあ、うれしいけど、な」
高橋 健人:「君が自由に生きていられるなら、俺はそれで安心できる。……今まで、こうして、UGNに居たのは君を探すこともあったからだ」

 それだけではないとも当然告げて。
 世界を変えると端から訊けば戯言も甚だしい、という考えが浮かぶ。一度思考の隅に追いやった。

高橋 健人:「俺には、世界を守る、という気概がある」

高橋 健人:「それは、世界を害することなのか」
桐生嚆矢:「せかいを、まもる、ね……」
桐生嚆矢:ははっ、と小さく笑う。

 それは“世界を守る”といったことに対してか、“世界を害することか”と聞かれたことに対してか。
 タイミング的には判然としない。


桐生嚆矢:「どうだろうな。いや、はぐらかすつもりは――」

 ん? て感じでパタパタ、胸やズボンのあたりを手でパタパタ。
 後ろポケットから出てくるスマフォを見て、ゲッ、て顔。
 

桐生嚆矢:「ヤベェ!?」
高橋 健人:自分の考えていることもまた、端から訊けば愚かなのだろう。再びコーラを口に含んでは、ぴっと嚆矢に視線を合わせた。
桐生嚆矢:「わりぃ健人これで引ける! アジトじゃ仲間が待ってるここからじゃ間に合いきる自信がねえどやされる!!?」
桐生嚆矢:「……あ」
桐生嚆矢:「お前にかけた《そいつ》はほっときゃ消えるから!! 安心してくれ誰にも気づかれないとかない!!」
桐生嚆矢:「悪ぃどたばたで、じゃな。できればまた――」
 
 そういうと、風のように。
 しゅるり、どこそかに消えていきました。
 

高橋 健人:「…………ああ」この様子では、嚆矢は恐らく群れを成しているのだろうという判断。
高橋 健人:わずかに“さびしそうな”様子を垣間見せて、しかし毅然とした普段の表情を崩さないでいる。
GM:#適宜でシーンエンドでございます
高橋 健人:「また」。と、風の匂いを嗅ぎながらコーラを片手に見送った。
高橋 健人:気配をそのまま辿るかどうかの思索を一瞬する。花の匂いが再び漂う。――ただ、それ以上の行動にはでなかった。


 思い切ったことに出れなかった自分に憮然たる心情で缶を見下ろし、幾度か呷る。
 健人は彼が、“彼ら”がどういう集まりなのかを薄ら勘付き、そしてなんともし難い表情で宙に目を転じた。
 



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GM:よいしょー。立て続けに選手交代で続くですよー。
服部 絵理奈:ういすー


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 Middle Scene:2
 Side:Erina
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GM:【PC3:絵里奈ちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:39->45) (登場)
服部 絵理奈:そこそこ、そこそこ。
GM:によによそこそこ。
GM:で、場所はさっきのボーリング場です。
GM:ガヤは投げっぱなしますネームドだけでそこそこいるんで、かくり。#お手伝いお願いします
服部 絵理奈:さっきの続きなら明日香ちゃんとだべりんぐしてていーい?
GM:完全続きじゃないけれどだべりんぐはむしろお願いします。
GM:ボーリングはやめてあげてください、できなかないけどだべりんぐでおねがいします。
服部 絵理奈:はい。

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 ――街外れの、廃れたボーリング場。

 本来、人がいないはずのその場所は、”リベレーターズ”のアジトという。
 中では幾人もの若者が、思い思いにくつろいでいる。
 

 ――「っしゃ! 俺の勝ちー!」「なっ……もっかいやらせろもっかい!!」

 ――「よーし、もういっかいだー!」

服部 絵理奈:ボーリング状のあの待機メンバーが座ってるところ(ろくろ)で
服部 絵理奈:N市ウォーカーとかを取り出しまして。
服部 絵理奈:「――で、ここのお店の雑貨がすごい可愛いんだよぉ」
白銀明日香:ふわっとした笑みを浮かべて、雑誌を覗き込む。ちょっとくっついてる、身を乗り出す体。
白銀明日香:「……かあいい?」
白銀明日香:「かあいい、って、なあに、エリナ」
服部 絵理奈:雑誌を明日香ちゃんの方に見せつつ。
服部 絵理奈:「かあいい……えーっとねえ、なんて言えば良いんだろ……」

服部 絵理奈:少し考え込むような仕草。
白銀明日香:雑誌を見て、えりちゃんを見て、雑誌を見て、てする。
白銀明日香:「かあいいって、エリナのこと?」
服部 絵理奈:「可愛い……うーんと、愛らしい、とかこれ良いな、って思ったものに抱く感情、みたいな?」
服部 絵理奈:「いやいやいや、わたしは全然だよぉ!」
白銀明日香:きょとんって顔。
白銀明日香:「えりなは、かあいい、ちがうの?」
白銀明日香:「雑貨は、かあいい、けど、エリナは、ちがうの?」
服部 絵理奈:「可愛い、になりたいと思ってる! けど! わたしはまだまだっていうか、かわいいの修行中!」
白銀明日香:「かあいい、しゅぎょうちゅう……」
白銀明日香:絵里ちゃんの頭から、ゆっくり目を見て、胸を見て、足を見て、雑誌を見て、てしてる。大意はない。
白銀明日香:「……かあいい」
服部 絵理奈:「えへへ、ありがと、これからも頑張る!」
服部 絵理奈:「明日香ちゃんは髪の毛綺麗だし元がいいし、飾ったらもっと可愛いと思うよ~。この蝶のピンとかどう?」
白銀明日香:蝶のピンを覗き込む。
白銀明日香:「……あ」
白銀明日香:「きれ、い。かあ、いい?」
服部 絵理奈:「んーとね、きれいとかわいいはちょっと違うんだ。きれいはかわいいよりオトナ、って感じ」
白銀明日香:少しだけ、暗い顔。
白銀明日香:「おと、な」
服部 絵理奈:変なこと言っちゃった? とちょっと心配げ。
白銀明日香:「そっか、おとな、なん、だ」
白銀明日香:ふと顔を上げる、時計を見る。とは言えどその場所にあるのは止まった時計。何分ただの廃ボーリング場。
白銀明日香:「コーヤ、遅い……?」
白銀明日香:首をかしげる。
服部 絵理奈:「まぁ、そこらへんの基準は人によって違うけど――」
服部 絵理奈:スマフォの時計を見る。
GM:そこそこ暗い時間にはなってますね、季節と時刻から察すれば。
服部 絵理奈:「コーヤ、ってここのリーダーだっけ。名前から察するに男の子?」
白銀明日香:「コーヤは、リーダー。えりなとちがう、おとこの、リーダー」
GM:#そりゃ絵里ちゃんとは違うでしょうとGMは突っ込む(えりちゃんはおんなのこ)
服部 絵理奈:そうだな(
白銀明日香:「あすか、の、なまえ、つけてくれた」
服部 絵理奈:「そうだったんだ……センスあるじゃん、コーヤくん」
白銀明日香:「うん……」
服部 絵理奈:「まぁ、何か事情があるんじゃないかなぁ? 男の子だったら多少遅くても大丈夫だよ、たぶん」
 
 ガヤガヤガヤと、ちょっとボーリング場入口向こうが追加で騒がしい?
 「て、いてえごめんって悪かったって!! してないへましてないだいじょうぶ!!」
 なんか元気な声が聞こえる、ふるぼっこにされてるのも見える。

 「……って―容赦ねえ……悪かったって、ちと」
  言いかけて止まる。くちびるに人差し指。
 「いやそのうち、うん」
 

白銀明日香:「あ」
白銀明日香:「コーヤ、かえってきた?」
服部 絵理奈:「なんか外が騒がしいね?」

 「あ、帰ってきた!」ぱたぱた、と駆けていく音。
 「で、どこにいるって?」「……ああ、うん」
 「嚆矢ーおかえりー!」「どーこ行ってたんだよ!」
 「あと! 後で話す!! そのうち、言えるようになったら!!」
 「違う女じゃないー!!?」
 「……はあ」

 ――そんなこんなで。
 こちらのほうにぼっこぼこにされていた声の主が、少年が来ます。


桐生嚆矢:「で。明日香の横にいるお嬢さん、アンタがみなの言う新しい仲間・ドラセナさんであってるかい?」
服部 絵理奈:声の方に振り向きます
服部 絵理奈:「あ、うん。私がドラセナ……でもその名前より、えりなとかえりって呼んでくれるとありがたいかなっ」
桐生嚆矢:「ああ、じゃあエリナ、でいいかい?」
服部 絵理奈:「うん、いいよ。君が噂のコーヤくん?」
桐生嚆矢:「オッケー。でもって軽くは聞いてるのかな? その通り、俺は嚆矢(こうや)、桐生嚆矢。イイ名だろ? 《開戦を告げる》って意味なんだぜ」
服部 絵理奈:「明日香ちゃん、すっごい待ってたみたいだよっ」
白銀明日香:名前を呼ばれると顔を上げる。
白銀明日香:「コーヤ、おかえり。おそかった?」
桐生嚆矢:「ああうん、ただいま。待たせた……てか、悪ぃな。ちょっと野暮用が……って後で、あとで!!」
服部 絵理奈:「うん、明日香ちゃんからここのリーダーって聞きましたっ。桐生嚆矢くんかぁ、かっこいいね」
桐生嚆矢:「へへっ、サンクス。割と気に入ってんだ。そういってもらえると俺もうれしい」
桐生嚆矢:「アンタは優秀なオーヴァードだって聞いた。あ、っても別に披露はしなくていいよいますぐにゃ。ただ、俺としては、優秀な奴はいくらでもほしい状態なんだ。近く、デカいことをするもんでな」
服部 絵理奈:「しかしこんなかわいい子を待たせるなんていけませんなぁ……野暮用ならしょうがないケドサー」
桐生嚆矢:そっと明後日のほうを見て、手元の缶コーラを口にする。
服部 絵理奈:「優秀な、オーヴァード、かぁ……」ちょっと遠い目をしつつ
桐生嚆矢:“ん? なんかあったのか?”て顔をしてえりちゃんを見て、明日香ちゃんを見ます。
白銀明日香:「……」小首をかしげるだけ。
服部 絵理奈:「……あ、うん、なんでもない。覚醒したばっかの事思い出しちゃってさ」
桐生嚆矢:「ふーん……。大変だったんだな……」
桐生嚆矢:ちょっとしんみり。たぶんあんまりいい思い出じゃないんだろうくらいは察せる。
服部 絵理奈:「う、うん……」ちょっとうつむき加減。
桐生嚆矢:”となり、いいか?”と聞いてきます。
服部 絵理奈:「あ、うん、いいよー。コーラは……持ってるね」
服部 絵理奈:手元のコーラ缶を見てすとん。(着席
桐生嚆矢:「んじゃ失礼」と、えりちゃんの隣にどさってすわり。ふー、一息ついてコーラをあおる。
桐生嚆矢:「……エリナ、あんたはこの世界をどう思う?」
服部 絵理奈:「この世界? いきなりスケールでっかいね!?」
桐生嚆矢:「おう、おとこはでっかくってな?」茶化した言い草だが真摯な風体。
服部 絵理奈:「私はさ、覚醒したのつい最近なんだ。何ていうか……アニメとか漫画とかみたいな世界が現実だったんだー……って今でも信じられない気分だよ」
桐生嚆矢:「ははっ、なるほど。エリナはちょい前、か。なるほどな」
桐生嚆矢:くつくつと笑ってる、さもおかしそうな様子。
桐生嚆矢:「まー、だったら信じづらいよなあ。それこそ、おとぎ話の世界だもんな」
桐生嚆矢:「でもさ、覚醒したんだったら」
桐生嚆矢:「それがおとぎ話じゃなくて、現実だってのも、肌で感じた、とは思う」
桐生嚆矢:「境界に、スゲーデカくて分厚い《壁》があって、あっちとこっちだとぜんぜん違う、っていえばいいのか? なんか、そんな状態」
服部 絵理奈:「うんうん、気づいてる人とそうじゃない人の壁、かな?」
桐生嚆矢:「そそそ、そんなかんじそんなかんじ。まあそれだけじゃないんだけどそんな感じで、すっげ分厚い《壁》がある」
桐生嚆矢:「……」
桐生嚆矢:「俺たちチルドレンは、ただ兵器として育てられてきた」
桐生嚆矢:ちょっとだけ、広げている雑誌に視線を落とします。
桐生嚆矢:「エリナ。アンタがアタリマエに受けてきたであろう、《人間らしい》ことなんて、何一つ俺らは、教えられてなんていない」
桐生嚆矢:「遊ぶことも、笑うことも、楽しむことも、そんな雑誌を手に入れて、はしゃぐことだってない」
桐生嚆矢:「……ヒトと俺たちの壁を破壊する。俺たちがヒトとして生きるため。そのために――この世界を、破壊する」
服部 絵理奈:玉野教官のチルドレン、についての講釈を思い出す。
服部 絵理奈:UGNの施設で育てられた子供、UGNの職場結婚で生まれた子、孤児、FHから保護された子、などなど。

 
 気づけば、茶化していた様子が、ずいぶんと冷たい真摯な光になっている。
 

桐生嚆矢:「アイツは、“世界を守る”って、そう言ってたけど……っと」
白銀明日香:「アイツ?」
桐生嚆矢:「……なんでもない、今は、なんでもない」
服部 絵理奈:「兵器として育てられた、なんて……酷いよ……」ぽつり、と。
桐生嚆矢:「共感してくれるなら、俺が、俺らがやろうとしてることも手を取ってくれると信じてる」
桐生嚆矢:「――ハカセが」
桐生嚆矢:「ハカセが、いろいろと教えてくれた。この世界のことも、《壁》のことも、現実も」
桐生嚆矢:「そのためにも明日香、もう少し頑張ってもらうぞ」
白銀明日香:「う、うん。より良い世界を作るため……に、だよね」
桐生嚆矢:「ああ」
服部 絵理奈:「まだ良く分からないけど、でっかい事をするつもりなんだね、桐生くん。……あ、嚆矢くんのほうがいい?」
桐生嚆矢:「あ、どっちでも……まあそうだな、コーヤのがいいな俺的には」
桐生嚆矢:首を縦に振る。
桐生嚆矢:「この名前だって、――大事なもんなんだ」
白銀明日香:「ぁー……え、っと……」
桐生嚆矢:「明日香にゃ話したことあると思うけどややこしくなるから今は黙っててくださいお願いしますほんとーに」
白銀明日香:きょとん。
服部 絵理奈:「へぇ……」
服部 絵理奈:「明日香ちゃん、後で教えて?(はぁと」
白銀明日香:「あ、……」嚆矢のほうを見る。
桐生嚆矢:「……あとでなら、いいです、あとでなら」
白銀明日香:「うん」
桐生嚆矢:「で、エリナ、あんたはどういうやつなんだ? よけりゃ歓談の肴に聞かせてくれよ」
服部 絵理奈:「え、わたし? オーヴァードってこと以外は普通の女子高生だよー。趣味はスイーツの店巡り、特技はお菓子作りを少々!」
服部 絵理奈:言いつつ「お菓子大百科」とか書いてある本を引っ張り出す。
服部 絵理奈:ここいらでコーヤ君にロイス取得したいでーす。 感服/猜疑心で。
服部 絵理奈:あ、今は感服表で。
GM:はーあーいっ。
桐生嚆矢:「スイーツって甘い奴かあ。お菓子、お菓子……あー、んじゃコーラに合うやつとかイける? 材料があるかはちょっと、ほかの連中にきいてみねーとわからねーんだけどさ」
桐生嚆矢:“普通の”て言葉には少し、しかめツラする。
服部 絵理奈:「コーラに合うお菓子、ってことはちょっと甘さ控えめの方が良いかな? ちょうどバレンタインの時期だしビターチョコのケーキとかかなあ……」
白銀明日香:「けー、き?」
桐生嚆矢:「ああ、そういや明日香はケーキ知らないもんな。なんか誕生日とかお祝い事で食べるやつだよ」
桐生嚆矢:こんなん、てかんじでまぁるくわっかを作るしぐさ。
服部 絵理奈:「ふわっふわで甘くておいしいんだよぉ」
白銀明日香:「……」
白銀明日香:「けー、き、たべて、みたい」
桐生嚆矢:「ぇーっと」
桐生嚆矢:「とかいってるんだけど、いける? あれたしかすっげー難しい、よー、な……?」
服部 絵理奈:「うーん、材料と設備次第かな? 小さくて簡単な奴ならフライパンとか電子レンジで出来るんだけど……」
服部 絵理奈:「設備が無かったら最悪、サラマンダーシンドロームの子がいれば手伝って貰って……とかになるけど、居る?」
桐生嚆矢:「いる、てか設備は多分、伝えれば準備できる」
桐生嚆矢:「材料も、《こういうの》って伝えられて、そいつが知ってたらそろう」
桐生嚆矢:「……つくりかただけ、まずい。電気器具なら俺が何とかできる」
服部 絵理奈:「あ、そっか、能力があればそれも出来るもんね……!」
桐生嚆矢:「そ。いちおう一通りのサバイバル――じゃないけどできるから……」
少年:「コーヤ―」
少年:とっとっと、手を振って。誰かが近づいてくる。
服部 絵理奈:「それじゃあ問題なく作れそうだね! っと材料はー……(本ぱらぱら」
桐生嚆矢:「……って、お?」
少年:「“ティーチャー”からー」
服部 絵理奈:誰だろ、と振り返る。
桐生嚆矢:ちょっと失礼、と言って席を立って、少年のほうへ。
少年:駆け付けた少年は小さな声で嚆矢に何かを伝えてます。ただ、少しだけ漏れてくる。

 「わざわざ、リヴァイアサンまで乗り込んできたとか。こうなるといよいよ、ファイアフラッシュも――」

 「それと、こっちになにかしかけようとしてるって話、たぶん動いてるのは本部。霧谷が話せないって制止したうえでってなる、とおそらく動いてるのは、――」

桐生嚆矢:苦笑いを浮かべる。
桐生嚆矢:「ま、チルドレンが次々離脱したんじゃ、さすがに手は打ってくるよなあ……」
桐生嚆矢:サンクスとジェスチャーをして、ふと。
桐生嚆矢:「あとで《無上厨師》が使えるやつ呼んできてくれ、エリナがなんかうまい物作って披露してくれるらしい」
少年:「え、ほんと? わかったーっ」
少年:バイバイ、と手を振って、そこから引けていきます。
服部 絵理奈:うっわー筒抜けかぁ……などと思いつつレシピをぱらぱら。
服部 絵理奈:「ところで嚆矢くん、何人分?」
桐生嚆矢:んーって微妙な顔をする。
桐生嚆矢:「味見だけなら少し、って言いたいけど俺らいわゆるはらぺこチルドレンだからなあ……」
白銀明日香:「みんな、に、ってなったら」
白銀明日香:「50人分じゃ、きかない、よね……」
桐生嚆矢:「デスネ。食べたやつが《無上厨師》で再現する? 知ってるならコピーできるけどどうかなあ……」
白銀明日香:「たぶん、それで、だいじょうぶ。……だとおもう」
服部 絵理奈:「なるほど、そんな使い道が……!」
桐生嚆矢:「んー……じゃあ、とりあえず2・3人向けの……ホールで、つくれる?」
服部 絵理奈:「うん、おっけー! 材料はこのページにあるよ」
桐生嚆矢:缶コーラを置いてから、両手をぱんっ。合わせて。
桐生嚆矢:「すまねえ、頼んだ! 期待してるよほんっと」
服部 絵理奈:ぐっと親指を立てるポーズ。


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GM:てところできりよく〆て
GM:やっぱだいぶのびたー!!? えっと16時からですお待たせしましたっ!
GM:仕事だけはGMしときますのでスタンバイOKになったらおねがいします。
服部 絵理奈:はーい。
神崎 リサ:お疲れ様でしたーはあい
服部 絵理奈:しぶちょーが脱いだ
GM:\ちじょままー/
神崎 リサ:名前消した時にリセットされていた(ごそごそ
高橋 健人:洗濯物殺ってくる
服部 絵理奈:やってらっしゃーい。
神崎 リサ:(にこー☆


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 Middle Scene:3
 Side:Risa
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GM:【PC2:リサちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:38->40)
GM:おだやか~ん。
神崎 リサ:よしよし
神崎 リサ:やっぱり前回がry
GM:HAHAHA、仕様というのが恐ろしいね☆
GM:固定シーンではありますが、全員登場は可能です。
GM:ただまあたぶんリサちゃんだけのが合うんじゃないかなあ、が、GMの私見。
GM:場所は、支部だよ―☆
神崎 リサ:ふむふむ

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 ――ミニシアター、キネマ・アルバ。
 ――館長室。
 
 書いても書いても終わらない、書いても書いても終わらない。
 絶望的に終わらない。

 目の前に、うずたかくそびえさらに際限なく増えていく書類と資料のエベレスト。
 どれもこれも、現在の支部の苦しい状況を示している……。
 

神崎 リサ:つらい。
神崎 リサ:「――」いよいよ直接最後通告に近いものを言い渡されようと、目の前の"塔"が減るどころか跡形も消えるはずもなく。
神崎 リサ:「あー……」ぐっと背伸びしながら反り返るとごき、とかまた嫌な音が聞こえてきた気がしたり。
高橋 健人:精神的疲労はともかくとして肉体的疲労なら大幅軽減フィールド。息を吸えば薬草の香りがするぞい。
神崎 リサ:おお
神崎 リサ:深呼吸するといくらかリフレッシュするのねすてき(とおいめ
高橋 健人:やったぜ。

 前ならとっくに音を上げている頃合いだというのに、健人のおかげで身体はなんとか持っている。
 手放しには褒められないが。

 時計を見て、処理の終わった山を見て、未処理の山を見て。悲しすぎる程に差が埋まらない。


神崎 リサ:"ノイマン"はすさまじい情報処理能力をもたらされたもの、というのが一般的ではあるらしいが。全部が全部そうかと聞かれると……
神崎 リサ:「……」ついこの前の散々になじられた下りが思い出されておさめたはずのいらっがまた首をもたげそうになる。
神崎 リサ:ただ、散々になじられ非難されたというのに、なんとなくどこかひっかかったものが残っている感覚がここしばらく抜けなくて。

 与儀大輔、UGNの教官。
 確かに不快感を得た自覚はあるのに、なんとなく、まだ嫌いになりきれていない……?
 ……ただしその理由を考える暇は、残念ながら許されてはいない。とりあえず棚上げして、現在に至っており。


神崎 リサ:「……ふー」しばらく吸って吐いてを繰り返し。すっきりする香りのおかげか、いくらかわだかまった疲労感が少しましになってきたような気もする。
神崎 リサ:ふと、書類の"塔"をかき分けて、マグカップに手を伸ばした。
神崎 リサ:「――あ」
神崎 リサ:すっかり冷たくなったマグカップ、その中身はいつの間にか空になっていて。コーヒーの香りだけがふんわりと香ってくる。
神崎 リサ:「……散歩がてら、もらってくるか」
 
 ――こんこん。
 

神崎 リサ:ついでに部下たちの様子も見に行こうかと、席を立つ。そういえば何時ぶりに立ったっけ、とか浮かんだり。
神崎 リサ:「あ、はい」
 
 「しつれいします」
 

霧谷雄吾:霧谷雄吾が、館長室に入ってくる。
霧谷雄吾:「悪い知らせです、ファイアフラッシュ」
霧谷雄吾:「与儀大輔が、行方をくらましました」
神崎 リサ:「あ、お疲れ様で……」
神崎 リサ:「……行方を? いつからです?」
霧谷雄吾:「少し前、からです」
霧谷雄吾:「また」ちょっと言いよどむ。
霧谷雄吾:「……こちらの動きが、とあるところへ、筒抜けになっている、と……か、なん、とか……」
神崎 リサ:「……」このタイミングでなぜ、なんのために、とか考えをめぐらす。幸い頭はだいぶすっきりしてきている。
神崎 リサ:「つつぬ、け?」
霧谷雄吾:「……はい」
神崎 リサ:「……」その意味するところはさすがに察さないはずがない……
神崎 リサ:「……そう、ですか。とあるところ、とは」
霧谷雄吾:そっと目をそらす。数日前と同じしぐさ。
霧谷雄吾:小さく、“まったく……なんという真似を……”うっすら、激昂している。
神崎 リサ:あの霧谷雄吾が怒りを露にする。そんな光景に事の重大さがさらに重みを増したのを嫌でも感じざるをえず……。
霧谷雄吾:「無理難題なのは重々承知ですが、そこを何とか工面をし、コトにあたってください」
霧谷雄吾:「おねがい、いたし、ます」
神崎 リサ:「わかりました。彼の行方も合わせて、早急に調査の方を進めます」
神崎 リサ:この状況でもはややれない、なんて言っていられない。自分がやらなきゃ、誰がやるんだ。
神崎 リサ:「――はい、全力をもって」きり、と霧谷を見返して頷き。
神崎 リサ:……どこから、やどこへ、という言外の情報は、今の霧谷からは悠々と察せられたろう。言葉にしない、というのはつまり。
神崎 リサ:語られないものをこちらから口にすることはなく、今はただ唇を結んだ。


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GM:さ、て。
GM:ここからはフリーシーン、情報収集シーンと相成りまーす。
GM:ということで、まずは情報項目を羅列しますね、いそいそいそ……
高橋 健人:オラァ!(バァン
神崎 リサ:ようやくだ わー
 
≪≪情報項目≫≫
 ・リベレーターズ<UGN/裏社会/軍事>
 ・桐生 嚆矢<UGN/裏社会>
 ・白銀 明日香<UGN/噂話/裏社会>
 ・与儀 大輔<UGN/噂話/ウェブ/裏社会>

 【情報収集手段によって、出てくる内容がガチ目に違います】
 【伏せられた項目も存在します】
 

GM:隠れてる項目も存在します。
GM:また調べたルートによって出てくる感じも変われば、「そのルートでは出る」「そのルートじゃでない」もかなぁり真面目にあります。
GM:(ぜぇんぶUGNと裏社会が共通してますが、それ一本だけがオールマイティではないってことでもあります)
GM:とは言えど共通項も多いので、全部多角で調べないと無理☆ てことではないのでご安心ください。
神崎 リサ:与儀さんの多角さよ
神崎 リサ:あ、与儀さんのポジティブ感情なんか変化させようかと思ってたのを忘れていた……好奇心とかあったかな……
GM:ありますよこうきしーん。
神崎 リサ:あ、上の方にいた。有為から好奇心に書き換えますーでもポジティブはNのままで
高橋 健人:私に関しては調べる項目決まってるんでお2人方どうぞ
GM:ということで、だれがどんなことを調べたいか、またどんなシーンでやりたいかはよろしくお願いいたしますねっ。
高橋 健人:ダチ公調べるってばよ(バァー
神崎 リサ:しぶちょーはやっぱり与儀さんかなあ
神崎 リサ:リベレーターズもあるんだよなあぬん
服部 絵理奈:わしゃあ明日香ちゃん狙いなので別シーンかなあ
神崎 リサ:……どこへ流れてるのを知るのが先かな。リベレーターズから行くか
神崎 リサ:(なやみ
GM:ん。あとSPも知りたいからそこんねー。
高橋 健人:えりChangがどうしてるのかだけ一応。なければ支部内での話になりそう
服部 絵理奈:私は今頃お菓子作りつつリベレーターズの面々と親睦深めてますよ(たぶん
GM:えりちゃん自身はふつーに家に行って帰って女子高生してます。
GM:(《日常の代行者が》)
GM:ので見える限りはそう見えますかね、PCだと。真相はPLご存じ通りです。
高橋 健人:では順繰りにSP頂きましょうかねえ。支部長の報告などもあるし。
GM:ですね、ではいってきまーす。
神崎 リサ:はーい


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 Middle Scene:4
 Side:Hayato
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GM:【PC1:健人君。侵蝕率を上昇させ登場してください】
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を7%上昇 (侵蝕率:39->46)%
高橋 健人:おっ上がった
GM:あがってますねえ。
GM:ほかの方は強制でどうとか言わないので、「あ、ここ合いそう」なら振って出てきてください。
高橋 健人:へへ、お手数かけかます
GM:あ、でも。報告する?(リサちゃん巻き込む?)
高橋 健人:一応、その体では参りたいです
神崎 リサ:了解ですー見計らう……
GM:んじゃ最初はソロで支部へGoTOよろしくねー。
神崎 リサ:りょうかいです!
高橋 健人:報告及び支部長方にも情報が回ってると思うので、――夜も更ける頃合いですがそんなの関係ない。
GM:午前様コースでも >そんなのかんけいない< 
神崎 リサ:寝てる場合じゃねえ!!
神崎 リサ:って勢いでいますいます

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 ――《キネマ・アルバ》。客足は近頃まばらだ。店員の姿もあまり散見しないことから、年始の繁盛具合はどこへやら。

 健人はそんな館内の様子を従業員通路から一瞥し、一息。片手には空になった缶。
 適当なダストボックスに放ると、一直線に館長室へ足取りは向かう。
 

高橋 健人:時折すれ違う従業員に頭を下げながら、放ったままの《領域》を調整していく。手をかざせば薄荷の匂い。
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:40->45)
神崎 リサ:まだほどほどだった。
高橋 健人:そこから館長室の扉の前に。恐らくその前に強まる匂いを感知されるだろう。
高橋 健人:ノック、一拍、一声。「“鮮緑の支柱”、報告に挙がりました。支部長、お手すきでしょうか」
神崎 リサ:「ああ、健人入ってくれ」間をおかずに返ってくる声。
神崎 リサ:入ると、いつもと様変わりしてる館長室。ダンボールに詰められた書類やらホワイトボード持ち込んであれこれびっしり貼ってあったりとかする。全部今回の行方不明事件の資料。

 ――慣れた手つきで開けた扉の隙間を縫って入る。

 充満する空気は淀んでいない。そこを確認して、壁際に生やした華華の水分補給を速やかに行う。
 空気中にある水素をかき集め、殺菌作用のある液体を――。
 散乱している室内の状況には最早見慣れたもので、まだマシな方だと何となく感じ得ていた。

 ただ、支部長にはつらい状況であることも承知している。
 彼女は戦闘処理能力に優れているのであって、これらの情報処理はまたベクトルが違うのだ。
 

神崎 リサ:あれこれ作業しながら、書類を手に目を通していたらしい。振り返り、健人の顔を見ると少し表情が緩んだ。
高橋 健人:「お疲れ様です、神崎支部長」
神崎 リサ:「うん、健人も遅くまでご苦労だったな」
高橋 健人:「……お忙しい中とは思いますが、……」さて、どこから話したものやら。
高橋 健人:“彼を見つけたこと自体”が今回の件にいかに携わっているか、そして私的な用件であるため報告に含める必要性があるのかどうか。
高橋 健人:「行方不明事件について自体の進展は――申し訳ありませんが」
高橋 健人:彼らは一つの群れを成している。このN市、そういったオーヴァードの集まりは探し出せば幾らでも見つかる。FHや、その他も含め。
神崎 リサ:「ああ、それについてなんだが――」
神崎 リサ:「こちらからも、報告しなきゃならない事があってな」
高橋 健人:「――――」背筋を正した。今一歩、リサの居座る机に近づいて足並みを揃える。視線が真っ直ぐにリサを射抜いた。
高橋 健人:「お伺いしたく存じます」
神崎 リサ:「――その前に一つ聞きたい。与儀大輔、という男に会ったか」
高橋 健人:「……与儀教官、ですか」やや刮目する様相。
神崎 リサ:「ああ。今日のことだ、突然ここにやって来たんだが」

 “あれ”以来、顔を合わせた記憶がない。2~3年前の記憶は少し定かではなく、気づけば担当教官が変わっていた。
 健人にしてみれば、恩師ではあるが――。目元が険しくなる。
 

高橋 健人:それはリサを見ているのか、遥か遠方を見据えているのか。針のように鋭い視線が、一層とリサに向かう。
神崎 リサ:「霧谷支部長も伴ってだったが……まあ、色々あってな」
神崎 リサ:……記憶と一緒に思い出される苦い感情には今は蓋をしておくことにして。

高橋 健人:「……あいにくですが、大変世話になった方とはいえ、連絡もありませんでしたね」という、他人事じみた言。
神崎 リサ:「残されたチルドレンのケア、お前に会いに来た、という事だったんだが」
神崎 リサ:「そうか……」
高橋 健人:噂にはあった。“誰が”来るとまでは聞いていなかった。チルドレンのケア、という言葉に視線が一度外され――表情に一切の色がなくなる。
神崎 リサ:「するとお前を探すでもなく行方をくらませたのか……」ぽつりと心中のつぶやきがつい口から零れる。

 険のある、という風に形容してもいいだろうか。リサであれば、彼の機微にもいつもながら察しが利くと判断し。
 ……自らの感情の隠しきれなさにやや肩で息をついた。
 

神崎 リサ:目の前の反応から察する与儀への印象。それが少しずつ悪いものへと傾くのを感じる……。
高橋 健人:「……。失礼しました。与儀教官が行方不明、ということで宜しいのですね」
高橋 健人:「その業務を放棄した上で、どこへ向かったのかを調査しておく必要があるかと存じますが」

神崎 リサ:「ああ。だがどこへ消えたか、は何となく察しがついている」
神崎 リサ:当然裏を取らなければならないが、と付け加え。
神崎 リサ:「――霧谷支部長によれば、こちらの情報が洩れている。筒抜けだ」
高橋 健人:一度目を伏せ、再び開眼する。鞄に携えていた書類を支部長の机上に邪魔にならぬよう並べる。
高橋 健人:その間、何を考えているか悟らせぬよう、表情は無を湛えたままだ。
高橋 健人:「――情報を整理しましょう」

 ・“行方不明事件”の目立つ被害者はUGNチルドレンに収束している。
 ・FHだけではない他組織の関与の可能性もある。
 ・与儀教官の「UGNチルドレンのケア」、という題目でのN支部への接触。

 与儀が単にチルドレンを心配しており、その様子見の最中消息を絶ったのだけであればまだいい。
 問題は『情報が流出していた』という点。この場合、誰が黒か。

 失踪したチルドレンが情報を流していた、という可能性もあると健人は提言する。但し、そうであればもっと早く事態は悪化していたかもしれないとのこと。
 そして支部長にも霧谷より与儀の情報が伝わっているだろうことは、当然だろう。
 

高橋 健人:「たとえチルドレン達の根回しがあったとて、ここまで事件が悪化しているとは到底思えません。――更に“上客がいた”と考えておりますが」

 ――『彼で良いんですね?』。という、シンプルな結論。
 

神崎 リサ:もしくは内部の人間……うちの誰かが、という線もあったものの。ここに務める支部員は自分よりも日が長いものばかり。
神崎 リサ:ここにきて動きがあった、ということは、黒いのは彼らではないとの考えも交え。
神崎 リサ:「……そう、と考えざるを得ないな」

 その目つきは確信を帯びている。何故か。
 数年顔も合わせていない男への疑惑、それを形にするにはあまりにも思い当たるフシが多すぎた。


高橋 健人:だがその《感情》が何に起因するものか、どういったものなのかまでは見当がついていない。今は調べるしかないだろう。
神崎 リサ:「あの霧谷支部長が動揺を隠せない程の相手、ともなると。やはりそうとしか思えないんだ」息をひとつつく。涼やかなハッカの香りがした。
高橋 健人:「申し訳ありませんが、自分はこの件について私見があります」並べた書類を一度揃え――薄荷の匂いとは異なる、甘い芳香がくゆる。
高橋 健人:「そのことに関しては調査して、確証を得てからお話したいと存じます」再び、リサを直視する。
高橋 健人:「神崎支部長は、与儀教官の痕跡を追っていただけないでしょうか」

――とまあとりあえずロイスを取得しておこう。

 ・神埼リサ ○尊敬/不安
 (相変わらず猪突猛進なきらいはあるが、近頃はリーダーシップも発揮しているように感じている。益々の活躍を、願っている)
 

高橋 健人:高橋 健人のロイスを+1
神崎 リサ:強まる香りと真っすぐな瞳とを見据え。彼の場合、私見との距離の置き方など当然心得ているはずだとも思ったものの。
神崎 リサ:――ふと与儀大輔の、あの強い眼差しがだぶって見えた。あの時一体彼は何を考えていたのだろう。
神崎 リサ:「……わかった。そちらに関してはお前に一任しよう」
神崎 リサ:こっちもロイスを【〇信頼/不快感】でとりますー! 健人くんがいればなんとかなる!!
服部 絵理奈:安定の>不快感<
高橋 健人:そりゃ支部長の命令を理解した上で踏み倒し続けてるから嫌悪すら抱かれても仕方ない
神崎 リサ:あーうん最近の不快感はそれだろうなあ(ねろ
高橋 健人:じゃ、しらべましょっか!(かるーい
神崎 リサ:わーいしらべるぞー
GM:こいよっ、種別とロールとあるならエフェクトも携えてかかって来いやあ!
高橋 健人:表立って宣言はしないけど、可能ならこちらは霧谷経由でこうしくんを調べたいんだねー!
GM:どうぞゆーごさんガチで支部にいるから聞きに行くといいです(
高橋 健人:で、まあその前に立葵のエフェクトをどうするかという問題が
高橋 健人:……しぶちょー、いる?
神崎 リサ:調査員がついたんで+2補正は受けられる……
神崎 リサ:未だと1dx+3かな
高橋 健人:コネって併用できたっけ
GM:できません。
GM:(1コネおんりー)
神崎 リサ:おっふ
神崎 リサ:ああそうかコネだ なら3dx+1か
高橋 健人:UGNで振ればダイス目大きいからそっちがいいよ
高橋 健人:私が取ったのもあくまでフレーバーかよほどの異常事態における調査での保険にすぎないからねえ。
神崎 リサ:確実にあけるなら嚆矢くんをまずオープンしてもらってですかのう 今使命感だいぶあがってるはずだからがんばってみよう
高橋 健人:んじゃ、私が華を使用しましょう。悪いな支部長!
神崎 リサ:ふぁいと! 今のあたしならやれるやれるぞー(言い聞かせ
高橋 健人:「――すみません、支部長。霧谷支部長はまだご在席ですか?」
神崎 リサ:「そうだな……たぶんまだいるはずだ。まだこちらに顔を出していないし」
高橋 健人:頭を下げ、一度スマートフォンを取り出す。連絡先は館内にいるだろう霧谷雄吾。
高橋 健人:具体的に手が空いているか訊いて、ちょっと席を外して霧谷さんとお話がしたいなッ。
高橋 健人:エフェクト宣言:《葵華草を辿る》>《導きの華》 侵蝕率+2% / メジャーアクション
高橋 健人: →対象の次達成値に+8
高橋 健人: →対象:自身
高橋 健人:そして情報:《桐生 嚆矢》についてUGNで判定します。
GM:かまん。
高橋 健人:(5+2+0)dx+5+8 〈情報:UGN〉判定・コネ:UGN幹部使用
DoubleCross : (7R10+5+8[10]) → 8[1,2,3,6,6,7,8]+13 → 21

神崎 リサ:さすが!
服部 絵理奈:たにたにさんの前ではアラブっている
高橋 健人:というか調査全般で荒ぶる
高橋 健人:何分華を突っ込むと固定値が10↑になる鋼仕様になっちゃったからね……
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を2%上昇 (侵蝕率:46->48)%
神崎 リサ:つよい。
高橋 健人:侵蝕LV上がると常に+10とかいう気持ち悪いことになる……
服部 絵理奈:ひえっ
 
 ……りりり、りりり、りりり。
 

霧谷雄吾:「はい、こちらリヴァイアサンです」
高橋 健人:「お疲れ様です。こちら、“鮮緑の支柱”――只今、お時間ありますでしょうか」

 環境音として。
 なんだかカタカタ、とキータイプ音、紙の束かな? ファイルを触っているような音が聞こえてきます。

霧谷雄吾:「ええ、はい。こちらに滞在させていただいておりますし、ある程度は」
高橋 健人:「お伺いしたいことがございます」支部長に一旦頭をさげて館長室から出よう。
霧谷雄吾:「では」少し合間を置かれる。「もしよろしければ、支部の資料室まで来ていただけますと助かります」

 ――パタン。
 扉より少し離れた壁際にて、息をつく。それから逡巡し、まっすぐに資料室へ足を運ぼう。
 

 
 ――資料室。

 2週間前、データで保持していた機密事項その類は見事におしゃかになった場所。
 それはそれとして今はきちんと、端末も紙資料もだいぶ元に戻っている。

 霧谷はその端末の一つを使いながら、横にとんでもない量のファイルと資料を山積みしながら、タブレットも使いつつ情報整理や諸連絡をしている……。
 

高橋 健人:ノックをし、内部を伺う。ここをきっちり整理したのは記憶に新しい。調査員故に命綱の場所。
高橋 健人:寝ずの番もしようかという勢いではあったが流石に止められたというのもある。

霧谷雄吾:「こちらがお邪魔しているのに、ご足労をかけていただいてすみません」
高橋 健人:「いえ」、と強くかぶりを振る。「そのお言葉はこちらが掛けるべきだと考えております。態々こちらに来て頂き――技術も伝授して頂いたというのに」
霧谷雄吾:いったん端末さわりも止め書類には付箋をして、健人君のほうを向く。
高橋 健人:足音一つ立てないまま、霧谷の傍らに立つ。
霧谷雄吾:「いいえめっそうもない」
霧谷雄吾:「ところで、伺いたいことととはどんなことでしょうか」
高橋 健人:「…………」謙遜の応酬には目を伏せる。霧谷が声をかければ、速やかにこちらも向き直って深呼吸をした。
高橋 健人:「“ライトニングボルト”桐生 嚆矢。自分の“ホーム”時代の同輩です。聞き覚えはございませんか?」
霧谷雄吾:「ライトニング、ボルト……」反芻するよう、口にして。”しばし失礼”と席を立ち、資料の詰まった本棚へと向かう。
霧谷雄吾:「確か、このあたりに……」
GM:GM宣言で、2度に、情報項目を分けます。
霧谷雄吾:ある冊子を取り出して、ぱらぱら――。しおりを挟んだのちに、健人君にその冊子を手渡します。

▼桐生嚆矢
 元UGNチルドレン、与儀の調整を受けたひとり。
 コードネームは“稲光(ライトニングボルト)”、 同期のチルドレンでは1・2を争う程に優秀、だった。
 UGNチルドレンとして活動していたころ、自分たちへの扱いへの不満と背反が見受けられた、とある。

 2年前のN市での任務時に、死亡した、と記載されている。

 ☆2年前のデータです
 5/4/2/1、Hp32、行動10、生誕/憎悪
 白兵4、回避2、RC4、意志2。情報UGN1。
 《コンセントレイト:ブラックドック》《雷光撃》《スタンボルト》《獅子奮迅》
 《軽功》《タッピング&オンウェア》
 

 自らが取り出したのは、“死亡時”報告の書類。これは既に訓練時代での事実として、上から告げられていたことだ。
 やや、経日感を帯びている。
 
 それから、冊子を受け取った。内容はやはり死亡、という旨だ。
 

霧谷雄吾:「あともう少し、――私が口答するよりは、資料自体を見たほうが早いでしょうから……」
霧谷雄吾:少し待ってくださいね、と言って。しばし

 ――しばらくお待ちください――


 ▼続きです。
 件の任務の際の詳しい資料を、なんとか資料室からサルベージできました。
 死亡したという2年前の任務では、実際には死亡ではなく。
 《ジャーム化したチルドレンの処理の際、連鎖でジャーム化。処理前に遁走した》――と記されている。
 死亡、ではなく、より厳密にはジャーム化後の遁走、だとか。

 《記載の資料にどことなく、違和感を感じます》
 《どこかに何か事実と反してるところがあるような……》

 ※UGNでは、ここまでが限界です。
 

霧谷雄吾:古い、未解決分の事件の資料を、渡してきてくれました。
GM:◆は、この情報項目は十全と出ています。
GM:◇は、何らかがどこかが足りません。このパターンは今回も一緒です、が
GM:▼は、このルートであればそれは十全と出てます。が、アプローチの仕方を変えるとまた変わってしまう項目です。
GM:ただ黒くなっているので、しかたを変えなくてもシナリオに触ることはありません。
高橋 健人:次いで渡された資料に目を細める。霧谷を責めるつもりはないものの。
高橋 健人:「何故このように改竄されているのかお尋ねしても」

高橋 健人:単なる記録違いか、何らかの手が加わっているのか。……そう、あからさまに訊きたそうではある。
霧谷雄吾:「そこまでは、当時の人員でなければわからないと思います」
霧谷雄吾:「そして当時の人員であれ、2年前のことを詳細に克明にといわれても、おそらく報告者に《止まらずの舌》を使うという強硬手段でない限りは……」
高橋 健人:「なるほど。この情報自体も確実性に欠く可能性はあると判断させて頂きます」
霧谷雄吾:「しかし、なぜまた亡くなったチルドレンのことを?」
高橋 健人:そこで、手元に落としていた視線を上げて――目の前の男を捉える。
高橋 健人:「亡くなった、とあり、ジャーム化した、とありますね」
霧谷雄吾:「ええ」
高橋 健人:「この矛盾に……疑惑を抱くな、という方が難しい話です」ひとつひとつ、言葉を選んでいく。
高橋 健人:「彼は、自分の、友人です」
霧谷雄吾:「……」
霧谷雄吾:「なるほど」
高橋 健人:「組織において情報が統一化されている、とも盲信しておりません。霧谷支部長に対し、猜疑心を持っている、ということでもありません」
霧谷雄吾:「記録と情報に関しましては、少なくとも」
霧谷雄吾:「私は、この記載者にあまりとやかく言えるほど、立派な立場とも言えません」
霧谷雄吾:「本当を伝えれば、だれかが傷つく。真実を伝えてしまうのは、今は許されていない。現状ならば、これが一番だ」
霧谷雄吾:「どんなお題目であろうとも、私たちは、今の日常を守るために、起きた事件を、死傷者が出たことを、行方不明者を隠匿し、隠し、事実をぼかしていることは、変わりません」
高橋 健人:「それはUGN内においても同一であると、」
霧谷雄吾:「ですね」
霧谷雄吾:「正しいことが、すべからく正しいとは限らない。“正しき”だけですべてがまかり通るなら、どんなに良かったか。あの人はどんなに……とと、ここまでは愚痴になってしまいますかね、すみません」
霧谷雄吾:「開き直る気もありません。ので、その事実に関してだけいえば、明るみに出たところで誹謗され矢面に立つことも覚悟の上での采配になります」
高橋 健人:「霧谷支部長」
高橋 健人:「自分は、確かに“正しい”と思うことを信じてここまで来ております」

高橋 健人:「それは真実と同じように人に依るものであり、俯瞰して正解なるものかと判断するのは難しい。そして、立場もあれば、苦慮することもありますでしょう」
高橋 健人:「……俺もこうして、彼のことについて“何が正しいのか、どちらが正しかったのか”と苦心することもあります」
高橋 健人:「ただ、あなたの言葉を聞いて思い直しました。“自分が正しい”と思える後悔無き選択を取る」
高橋 健人:やがて、意気が少し下がる様相。「――。彼は生きています」。そう、零すように告げた。
霧谷雄吾:「ここは、私事(わたくしごと)の話になりますが」
霧谷雄吾:「昔馴染みと言いましょうか。旧知の彼に会った際、たまに“本部にはいかないのか”と投げかけられます」
霧谷雄吾:「毎度それには丁寧に断って、そのたびに《上の意向に逆らうからだ》《自覚があるなら以後つつしめ》と手痛く言われています」
霧谷雄吾:「自覚、事態はあります。心にもとどめております。ですが、命を懸けているエージェントが、チルドレンが、事件に一番関与した彼ら彼女らが、もっとも事情を知っています」
霧谷雄吾:「その、彼ら彼女らの意向を、できうる限り尊重したい。上からの決定に従える部分は従いますし従わねばならぬ時があっても、彼らを彼女らを無碍にすることはしたくない」
霧谷雄吾:「“鮮緑の支柱”」
高橋 健人:「はい、霧谷支部長」
霧谷雄吾:「UGNの報告書では、確かにそう書かれています。それを書かれていた経緯は当時の事情を知らない私にはわかりかねます、が、」
霧谷雄吾:「貴方はそれをおしてなお、彼は生きていると、後悔なき選択をと胸を張ったうえで、そう告げた」
霧谷雄吾:「いま、この時に、このN市で何が起きているか全貌は、私にはつかみかねます。今それを掴むために奔走している状態ですからね。ですが、」
霧谷雄吾:「事情を知り、現実を知り、事件にかかわり、人にかかわった。貴方がその上でその判断を下し選択を取るのでしたら、それを支え、“守護者”となれるよう、務めるのが」
霧谷雄吾:「私、日本支部長のやるべきことです」
高橋 健人:「…………」
高橋 健人:「やはり、貴方は俺の“頂”です。霧谷さん」

 いつかの少年の洞のような目は今、強い《意思》が宿っている。
 上辺を見ればUGNの傀儡に見えるかもしれないこの少年は、この男に対して初めて逢った日に、《光》を見た。

 ――決して完璧ではない。それは誰にも求めるべきものではない、というのは、自身もどこかでわかっていた。
 だが、誰しもに《理想》はある。信念もある。事情もある。利害もある。
 それら全てを受け容れた上で動くということに、いかな覚悟が要るものか。
 

高橋 健人:「お時間を頂き誠にありがとうございました。……引き続き、調査の方を続行します」静かに一礼した。
霧谷雄吾:「こちらも合わせて、精査調査をさせていただきます」
霧谷雄吾:「よろしく、おねがいいたします」
霧谷雄吾:そういうとまた付箋を挟んだファイルを広げ、端末をOnにして、再開いたしました。
高橋 健人:足音を立てずに館長室に戻ろう、ちょっと待たせたかな。その間に調べてるかも?
神崎 リサ:調べよう! UGNで与儀大輔を調べたいものの主なコネが2人とも資料室なので
神崎 リサ:これは資料か端末からかな……
GM:かなー、ふぁいおっ!
神崎 リサ:では……支援エフェクトはなしで、情報:《与儀大輔》についてUGN判定をばどきどき
神崎 リサ:(1+0)dx+1@10 <情報:UGN>
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 7[7]+1 → 8

神崎 リサ:おっどうだ
服部 絵理奈:あれ、コネはどこいった
高橋 健人:こねがないねー。
神崎 リサ:アッッ
神崎 リサ:失礼しました振りなおします!!
GM:はーいっ
神崎 リサ:(1+0+2)dx+1@10 <情報:UGN> ※コネ使用
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 7[1,3,7]+1 → 8

神崎 リサ:一緒だったふうう
GM:にこっ、端末調べてる風体ですかね?
神崎 リサ:ですね、ネットワークに接続して関連情報を引き出せるか……な感じか
 
 カタカタかたっ……ぴ。
 
◇与儀大輔
 UGN所属の研究員にて教官。チルドレンの調整に携わっている。
 今まで幾人ものチルドレンを調整してきたが、“リード”の調整を最後にその仕事から引退。
 任務のためとはいえ、チルドレンの感情を抑制し兵器とすることに罪悪感を抱いていた。
 調整を引退した彼の研究所は現在閉鎖され、今はだれも利用はしていない。

 チルドレンたちからは“ティーチャー”と呼ばれている。

 ※UGNだと、ここまでが限界のようです。
 
 
 再び静寂と甘い残り香が色濃く残る空間に、また1人。
 不思議と疲労感は然程ではない。健人の振るう香りの力のおかげか、無意識のうちに自らをそう操作しているのか。
 今は自分は自分に出来る事をやろう、と。最近徐々にではあるが、仲良くなれてきた気がする端末に向き合っている。


神崎 リサ:「感情を抑制し兵器とすることに罪悪感を……」
神崎 リサ:思い出されるのは霧谷から聞かされていた懸念事案。
神崎 リサ:「……だから教官をやめたがっていた?」
神崎 リサ:記憶を遡って《プロファイリング》、はさすがに厳しいかな……あれだけ怒っていたのは本心からだったのかが気になっている支部長。
GM:それだけならひとことで
GM:「本心です」。霧谷も言ってましたよね、本心でもあると。
神崎 リサ:なるほど……むむむ。
高橋 健人:んじゃあ、ひょっこり戻ってこようか。
高橋 健人:またノックして、名乗って入室。「おまたせして申し訳ありません。霧谷支部長と少々」というお話を一つ。
神崎 リサ:「……ああ、戻ったか」ノックで我に返ったよう。
高橋 健人:「何かそちらも進展が?」
神崎 リサ:「うん。与儀大輔について、データベース等からあたってみてたんだが……」
神崎 リサ:と、今睨んでたノートPCの画面をぐるっと向けよう。データが表示されたままになっている。
高橋 健人:開きかけた口を閉じる。
高橋 健人:「――当時自分は、教官に対し何の疑心も持たずに訓練を受けていました」やがておもむろに、開いた。
高橋 健人:「けれども自分の同輩は、それに対して反発していた。今にして思えば、至極当然です」
高橋 健人:「“ライトニングボルト”。桐生嚆矢。……神崎支部長、自分がUGNに於いて、N市に転属したのも」

 『その同郷における、ただ1人の友人の影を追っていたから』――と健人は淡々と告げた。
 彼もまた与儀の調整個体であり、死亡したという書類もあるが。“逃走し、生きている”という事実もある。
 その出処については、明言を避けたものの。健人がいかに“ホーム”に連なることに対して、深く懐いていたものがあるのかは垣間見えるだろう。
 

高橋 健人:健人の感情の起伏が常に機械的に平坦で、それでも且つ、UGNに対して忠誠心を露わにしているのは霧谷のお陰だとも述懐していた。
神崎 リサ:「……ただ1人の友人、か」

 声色こそ、表情こそわかりやすく変化はしなかったかもしれないが。彼の目の中の強い光を垣間見る事はできたようで。

高橋 健人:「与儀教官自身に対しては、彼の死を隠していたという事に不信を抱いておりました。……真相はともかく、彼も悩む所があったのですね」
神崎 リサ:「すると彼は今もここに?」

 ……思えば私欲といったものの香り一つ匂わせなかった健人。
 そんな彼にもこだわるところがあったのだなと、なんだか口の端があがってしまうのをこらえられず。


高橋 健人:リサのそれを察したのか、不明であるが。健人は一寸瞼を下ろした。
高橋 健人:「――あまり口外するべき事実ではないのですが。支部長、貴方にはお伝えしておきます」
高橋 健人:「“彼は生きている”。そして、このタイミングで与儀教官がここに来ていたというのは、何か因縁じみたものを感じてなりません」


 目的は判らない。ただの思い過ごしかもしれない。
 こんな不確かなことを強く考えてしまうのも、友のこと故か。


高橋 健人:調査員としての可能性を追求する性もある、と自らを平静に保とうとし眉間を抑えた。健人は、少し焦っているようにも見える。
神崎 リサ:「……そうか。ようやくその友人の消息、掴めたんだな」隠していた、ということは反転すればつまり。という考えは的を得ていたらしい。
高橋 健人:「………………」
神崎 リサ:「わかった。その辺りも関連付けた調査もしてみた方がよさそうだな」
高橋 健人:「申し訳ありません、行方不明事件の方の調査を優先させるべきでした。このことは、どうかご内密に」
高橋 健人:「たしかに与儀教官の消息も気になります。ですが、消えた者達のことを最優先にせねばならないかとも存じます」
神崎 リサ:ここまで焦りを露にするのも珍しい、というか初めてではなかろうか……。そんな目で落ち着かない様子を眺めており。
高橋 健人:というわけであれだ! あれ! 調達しよ(はぁと)
服部 絵理奈:いいなー
高橋 健人:まあ与儀も含めて結局は行方を捜さねばならんのです。ですです。
神崎 リサ:「……そう、だな。今は一刻も早く行方不明事件の方を解決させないと」内密に、という言葉にはしっかり頷き返した。
神崎 リサ:調達だー!
高橋 健人:情報操作はしたからネー。こんな具合で。
高橋 健人:捜査
GM:こら☆ 操作かいっ
GM:(操作前回やられたしなー♪ #こっちでもされているぞ)
高橋 健人:なんかしたっけ(すっとぼ
GM:(に っ こ り)
高橋 健人:あーあーしらなーあいアーマー調達してくる~
神崎 リサ:アーアーえっとー(カタログひっぱりだし
高橋 健人:(5+3+0)dx+1 〈調達〉判定・コネ:手配師使用
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 9[2,3,4,4,4,5,7,9]+1 → 10

高橋 健人:財産点2点お支払して支部内の備品持ってくるね
神崎 リサ:アー!?
服部 絵理奈:財産点あるって素晴らしいネ!
高橋 健人:はいはいいつものいつもの。今回は5点所有なので3点のこります。
GM:誰が持っててどんだけちゃりん☆したは演出してねーでねー。
神崎 リサ:今回バイクでまた使い切ってしまったからな……(とおいめ
高橋 健人:「そういえば、前回の贈答品は早速役に立ったようですが。……今回も何があるとも限りませんので」
高橋 健人:すちゃっとスマホを構えて事務員諸所に連絡。何、経費が足りない? 自分が払うぞ。という潔さは変わらず。
GM:<ぱぱーかってきたよー
服部 絵理奈:まだそのネタがw
神崎 リサ:デスマ継続中だからなあ(とおいry
GM:前よりしんでれら度数上がってますけどね、前はハイテンションで「うるとらそう、はいっ」だったけど。
GM:さすがにこう、ずっと続いたらね…… 1月超えてるよね……デスマ度数……。
GM:(あと人数も減ってるし何が起きた、もあってね@しんでる度数はあっぷ)
高橋 健人:重労働の分で貯蓄は十全。端から使う私財なぞ殆どないもので、UGNの忠犬としては支部長の役に立てたほうが心底本望だそうです。
神崎 リサ:いやそれぐらいはさすがに、という横槍は見事に封殺されたようです。
神崎 リサ:「あーもう……わかったわかった。ありがたく使わせてもらおう」
高橋 健人:「――というわけで手配してくださるそうです。お忘れなきよう」。スマホを軽々と仕舞い、横槍はスルーして何食わぬ顔。
高橋 健人:*UGNアーマーを入手*
神崎 リサ:もっと自身の自己投資を、とかぶつぶつ言いながらもしっかり受け取ったようです。高橋様ありがとう……!!
GM:さ、リサちゃんはどうなさいますかね探し物♪
高橋 健人:おなじもん調達しておいてもいいんじゃない?
高橋 健人:えりちゃんもいるし。
神崎 リサ:また回るかもしれませんしなあ(思い出がよみがえる
神崎 リサ:じゃあ同じくUGNアーマーで《調達》トライ!
神崎 リサ:(1+0)dx+4@10 <調達>
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 5[5]+4 → 9

神崎 リサ:(ごろん
高橋 健人:はいおつかれさま
GM:ナイ、デス
服部 絵理奈:どんまい支部長……
GM:てことでいい感じに転がったところで、シーン切りますね。
神崎 リサ:2着目はまた今度……(ずりずり


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GM:さてまたフリーシーンですが。
GM:……ま、えりちゃん出てこようね?(選手交代的な


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 Middle Scene:5
 Side:Erina
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【PC3:絵里奈ちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:45->48) (登場)
服部 絵理奈:落ち着いてるにゃー。
GM:で、さらに。
GM:《芸術:製菓》で振ってください強制です。
服部 絵理奈:チョコレートケーキですね!!
GM:達成度が演出にかかわるからねっ!
服部 絵理奈:(3+0)dx+2@10 <芸術:製菓> チョコレートケーキ!
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 10[1,6,10]+4[4]+2 → 16

服部 絵理奈:おらああああああ
GM:や り や が っ た!!?
GM:ほんとこういうところはぶれませんねえええええええええ!!?
神崎 リサ:<えりなのお菓子はうまいぞー!!
服部 絵理奈:これ何クラス?
GM:14オーバーは一律「極めて難しい」なので。
GM:割とガチ目に胸張って「会心の出来☆」って感じで大丈夫です。
高橋 健人:うわあ草
GM:てことでおふたかたがや、お願いします。チョコレートケーキだー!!!
服部 絵理奈:というわけでお菓子作りの演出してもよろしいか!(飯テロ用意
GM:おねがいします、がちで、がちで。


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 ★絵理奈のチョコレートケーキクッキング★
 まずは材料の調達……薄力粉、卵、バター、グラニュー糖、アンズのジャム、ビターチョコなどなどを《無上厨師》持ちの子に調達してもらい。
 ケーキクーラーやら刷毛やらケーキ型は《万能機具》で作ってもらい、オーブンはこーや君に調整を頼んだ。

服部 絵理奈:まずは卵の殻座をとり、黄身と白身に分ける。チョコレートを湯煎でとかし、バター、卵黄を混ぜ、いったんおいておく。
桐生嚆矢:「調整って……ぉぉーい、俺ができるのは“電気を作り出し”てこういうの動かすこ……いや、いいや」
桐生嚆矢:レシピとか何とか、どの温度でとかそういうのは聞きながら手伝ってます。なお材料には触らない自分じゃ変なことになるから。
服部 絵理奈:そして分けておいた卵白でメレンゲを作る。キュマイラの筋力は伊達じゃないぜ! みるみるうちに透明な卵白がふんわりと。
子どもたち:「こうやーケーキまだー?」「まだー?」
服部 絵理奈:「多分できるまで1時間以上かかるよ!?」
子どもたち:「そうなの?」「ぱって作れるんじゃないんだー」
子どもたち:「バロール、バロール!!」

 おそらく料理なんて生まれて初めて見るだろう子たちばかり。
 すでに人だかりができ始めているようだ。


服部 絵理奈:そうして先ほどのチョコの生地にメレンゲが潰れないように混ぜ。薄力粉をさらに加えてさっくりと混ぜれば生地は完成。
服部 絵理奈:ケーキ型に生地を流し込み、180度のオーブンでじっくりと40分。
子どもたち:「いい匂いだ」「たまに路地裏で嗅いだことがある……!」
子どもたち:オーブンの前が争奪戦になってそうな気配の予感が。
服部 絵理奈:\チョコのいい匂いがするぞー/
服部 絵理奈:「えーと、40分くらいこれから焼くんだけど、バロール? の能力使ったりする?」
桐生嚆矢:「バロールの時間流操作なら“時間”はその周囲を一気に加速させられるけど」
桐生嚆矢:「それってつまり、乾物を速攻でつくるとか、だから……」
桐生嚆矢:「――下手にやると、オーブンごと、今やいてるケーキごと、なんていうかその……カビる」
服部 絵理奈:「やめとこっか、下手に使って失敗したら食べ物がもったいないし」
桐生嚆矢:「うん」

 ~40分後~


服部 絵理奈:チョコのいい匂いがオーブンから漂ってくるぞ!
服部 絵理奈:「竹串を刺して何もつかなければOK。うん、大丈夫だね」
子どもたち:わくわく、そわそわ。
服部 絵理奈:そしたら粗熱をケーキクーラーの上で冷ましつつ、ケーキをスライスします。
服部 絵理奈:上の微妙に膨らんでるところは思い切ってカット。
服部 絵理奈:「あ、上の切れ端は早い者勝ちだよぉ」
服部 絵理奈:手近な皿に乗っけて試食を促します。
GM:瞬間、わあああああ!! と大争奪戦が開幕だ☆

 「おれもーらい!!」「あっずりい!!」
 今や絵里奈の一挙一動を多くの目が見守っている。わああ、なんて歓声があがったり。


服部 絵理奈:そんでもって本体の方には甘さ控えめアンズのジャムを塗っていきます。
服部 絵理奈:そして上から湯煎で溶かしたビターチョコをとろーりと。
子どもたち:「何塗ってるのこれ? ――わ、甘い匂い」
服部 絵理奈:「溶かしたチョコを外に塗ってるんだよ! これでチョコが固まったら、チョコレートケーキの王様、ザッハトルテの完成です!」
服部 絵理奈:チョコが固まるのを待つ間ホイップクリームでも作ってよう
子どもたち:「こーやーたべていい?」「できた、できた?」
桐生嚆矢:「だーめだって、まだー」
服部 絵理奈:「えーと、これじゃ全然足りないから、モルフェウスの子にコピーして貰いまーす!」
桐生嚆矢:「そ。材料から手伝ってくれた奴がいるんだからそっちからー」
子どもたち:「ざっは、とるて……」「えりなーはやくーー」
服部 絵理奈:言いつつ、固まったザッハトルテにナイフを入れ、皿に乗せ。
服部 絵理奈:「材料用意してくれてありがとう! お陰で会心の出来だよ! はい、どうぞ」
服部 絵理奈:フォークと一緒に差し出す。
少女:「わーい、エリナありがとーっ。じゃ、さきにいただきまーっす」
少女:ぱくっ☆
少女:「~っ、おいっしー!! なにこれなにこれ、あまーい、おいしー!!!」
服部 絵理奈:そっとホイップクリームをケーキの上に乗せる
少女:きゃっきゃきゃっきゃ言いながら、もっきゅもっきゅ。コーラと一緒にホイップと一緒にもっきゅもっきゅ。
服部 絵理奈:少女のおいしー、の言葉に思わず表情が綻ぶ。
子どもたち:女の子どころか野郎も群がってやんややんや
少女:あっというまにお皿がからっ☆
少女:フォークを口にした状態で、えいやっ。するともっかいでてくるザッハトルテwithホイップクリーム。
少女:出てきたザッハトルテをスプーンでひと掬い、生クリームと一緒にすくっては、絵里菜ちゃんの口へシュートっ。
服部 絵理奈:「うん、我ながらおいしー! 甘さ控えめでコーラにも合うんじゃないかなっ」
少女:「よーっし、じゃあつくるよー。みんなお皿もってもってーっ」
子どもたち:\待ってましたー!!/

 皿やらフォークやら、あるいはコーラやオレンジジュースのコップやら――と準備は順調のようだ。

服部 絵理奈:「んじゃー葵ちゃーん、あとは任せたっ!!」
:「\はーい/」

 掛け声一発。
 するとみなのお皿にぱっ――出てくるザッハトルテ。


子どもたち:途端にわあああああ、な今日一番の歓声が。
白銀明日香:こちらのお皿にもぽん、でてきて。ほわ……って顔をしてる。
白銀明日香:「いい、にお、い」
桐生嚆矢:へぇ……と感嘆の声。
服部 絵理奈:「それでは長らくお待たせしましたっ、絵理奈のザッハトルテ、ご賞味くださいっ」
桐生嚆矢:「んじゃま、主催に音頭を取ってもらったところで。歓迎会もかねて」
桐生嚆矢:コーラを高く掲げる。
桐生嚆矢:「いらっしゃいエリナ、我らが“リベレーターズ”へ。――乾杯っ!」
:「乾杯っ」
子どもたち:「かんぱーいっ!!」
服部 絵理奈:「かんぱーい!」
白銀明日香:「……かんぱい」
 
 ――カン、コン。

 あちらこちらで乾杯の音頭がなっては、わいのわいのと食べ始める。
 かしましい、子供たちの歓談の宴が始まった。
 

子どもたち:「なんだこれ……あっという間に口ん中で溶ける……」「んんん~」
子どもたち:「いや、おかしいだろこれ!! おかしなだけに!! んめーッ!!」
服部 絵理奈:「……というわけで、明日香ちゃんとこーやくんのリクエストにお応えして作ってみたけど、どうかな?」
白銀明日香:小さく切って、さして、を悪戦苦闘してる。
桐生嚆矢:さっくり切って、クリームつけてから明日香ちゃんの口にひょいって入れて。
白銀明日香:「……あ」
白銀明日香:もく、もく。
白銀明日香:「うん、おい、しい。しあわ、せ」
服部 絵理奈:「こ、このラブラブカップル!?」
白銀明日香:「かっぷる?」
白銀明日香:首をかしげる。
桐生嚆矢:自分のザッハトルテを、再度切って、クリームつけて。今度は絵里菜ちゃんへひょいっ☆
服部 絵理奈:「ふふ、お互い好きあってるひtもがもが」
桐生嚆矢:「別にカップルじゃねーよ。リーダーであって、そんなんじゃない」
服部 絵理奈:もぐもぐごっくん。
桐生嚆矢:「こういうことをするのが“カップル”つーなら、エリナと俺は“カップル”かい?」
桐生嚆矢:ケラって笑う。
白銀明日香:絵里菜ちゃんを見て、嚆矢をみて。
白銀明日香:「かっぷる?」
服部 絵理奈:「あはは、こーやくんはカッコいいけど、まだ会って数時間だもんねー……茶化してゴメンね!」
服部 絵理奈:てへぺろ、とウインク。
桐生嚆矢:「時間の多寡なんて関係あるか?」けらっと追い打ちしてから、ウィンクしかえす。
服部 絵理奈:「くっ、一枚上手だった……!?」
桐生嚆矢:「カップルっつーのはつがいとか恋人同士とかって意味合い」
白銀明日香:「かっぷる。……コーヤ、みんなと、かっぷる?」
桐生嚆矢:「違うってだから。俺は大体仲間にゃこんなちょーし。明日香は知ってんだろ」
白銀明日香:「うん」
桐生嚆矢:フォークをくるくるしてから再度切り分けて、はたと。2人をみてから。軽く舌をだし。
桐生嚆矢:“っても気にされるもんだっけか”とつぶやいてから。仲間に「わるぃ新しいフォークくれー」
子どもたち:「ほいよーっと」カチャカチャ、ぽーい
桐生嚆矢:「さーんくっ」ひょいと受け取って、今までのフォークはお皿に置く。
服部 絵理奈:間接キスとか気にしちゃう系かー? と1人で納得したとかなんとか。
子どもたち:「なあに気にしてんだか」と茶化しを一つ。
桐生嚆矢:「っせーな俺自身はきにしねーけどエリナ気にされたらヤクいっつーのそんくらいは気を使う!!」
桐生嚆矢:てことで改めて、いただきます。
桐生嚆矢:もらったフォークで切りわけて、もくもく。
服部 絵理奈:「私は気にしないよー? でもそういう気が使える子って好感度高いよねっ」
桐生嚆矢:「うん、うまい。イイ嫁になれるんじゃないか、エリナは」
服部 絵理奈:「……ありがと。お嫁さんかー。でもわたし、お菓子は作れるけど料理はあんまり得意じゃないんだよねぇ」
桐生嚆矢:「んー、そうか、そういうもんなのかなあ」もきゅもきゅ。
服部 絵理奈:「ほら、お菓子ってきっかり量を計ってレシピ通りに作れば作れるけど、料理って適量とかひたひたとか表現がふわふわし過ぎてるんだよぉ……」
白銀明日香:「……」ぼんやーり。自分のお皿の分を、何とか切り分けつつ、マイペースに食べています。
桐生嚆矢:「そこらの細かいのは俺もよくわからないからなあ、割と大雑把な自覚はあるし。ふわふわしてると合わない、かあ」
桐生嚆矢:「ははっ、アイツに似てんな~。あいつも割ときっちりで、ふわふわおおざっぱはよくわからん的にしてたし」
白銀明日香:「アイツ?」
白銀明日香:「コーヤの、なまえ、つけてくれたひと?」
桐生嚆矢:「ん? ああ、うん」
服部 絵理奈:「へぇ、そうなんだ。ってそういえば、こーや君の名前の由来とか、後でならイイって、言ってたよね?」
桐生嚆矢:「ん? ああ。意味は言ったと思ったけど……聞きたいのか?」
服部 絵理奈:「うんうん。意味は聞いたけど、どんな人に付けられたのか、気になるよ」
桐生嚆矢:「んー、どんな人、どんな人って言われるとけっこー難しいな」
桐生嚆矢:適当に腰を下ろす、傍らにお皿を置いて、カップを片手に。
服部 絵理奈:「隣、いいかな?」
桐生嚆矢:「ん、どうぞ」
服部 絵理奈:片手にお皿、片手に紙コップを持ってすとんと隣へ座る。
桐生嚆矢:「まず、先にさらっと俺言ってたけど。“オーヴァード”とか“チルドレン”とか“ホーム”って聞いてどの程度分かる、エリナ」
桐生嚆矢:「わからない、ってならわからないでいい」
服部 絵理奈:「ん、オーヴァード、と子供、と家?」
桐生嚆矢:「ま、なりたてオーヴァードつったらそんなもんだよなあ、んじゃさわりな」
桐生嚆矢:「まず俺は、天涯孤独だ。血縁的な親ならいない。ものごころつく前から《ホーム》にいた」
桐生嚆矢:「《ホーム》つーのはとりあえず今のところは“施設”って置き換えてくれ」
桐生嚆矢:「俺がいた《ホーム》にゃ、俺と同じような境遇のやつらが何人もいた。《ホーム》を運営している大人――親がいるやつもいれば、孤児もいたり、捨て子だった奴らもいたり。なんらかで引き取られた奴らもいたり」
桐生嚆矢:「《ホーム》に代表される施設、そこで生まれ、あるいは物心つく前からそこにいて育てられたオーヴァードの子ども」
桐生嚆矢:「それらは“チルドレン”、て呼ばれてる」

服部 絵理奈:こくこくと頷きながら、嚆矢の話を聞いています。たまにザッハトルテつまみつつ
桐生嚆矢:「血縁的な親っツーなら俺はいない。だから俺にとっちゃ《ホーム》のチルドレンが実質家族、血縁みたいなもんだ。ちと親がいるアンタにゃ分かりづらい感覚かもしれないがさ」
桐生嚆矢:「チルドレンたちはみなオーヴァードだ。施設の、例えば《ホーム》の外に出ることは許されてない」
桐生嚆矢:「許されるのは訓練課程を卒業するか、死んだか、発狂したかの3択くらい」

桐生嚆矢:「エリナが、自分が生まれ育った世界が“ふつう”で、オーヴァードの世界が“おとぎ話”みたいなもんだ、っていってたように」
桐生嚆矢:「俺らチルドレンは、アンタたち《外》の世界が“おとぎ話”で、そういう兵器として訓練され、求められ、血反吐を吐き、死に発狂していく。それが“ふつう”、あたりまえの世界だ」
服部 絵理奈:「うん、想像もつかない世界だ……」
桐生嚆矢:「創り途中の兵器に名前なんて付けない。あるとしたらラベルか番号か、そんなもん」
服部 絵理奈:「……」
服部 絵理奈:紙コップとフォークを置き、瞳を伏せた。聞かされていなかった、UGNの暗部を直に聞かされて、心が揺らぐような。
服部 絵理奈:『普通の家庭』で育った者には当たり前に与えられるはずの名前、それすら彼らには与えられてなかった、というのか。酷い話だ……と思った。
桐生嚆矢:「……なもんだから。おとぎ話の世界みたいな、“名前”を付けるってのが流行ってさ。そん時にそいつにもらったのが、“嚆矢”って名前」
桐生嚆矢:「辞典を見せてもらって、俺その字を“コウヤ”って読んだんだよな。でもほんとーは、コウシって読むらしい。でも「語感的にはコウヤでいいかもしれない」っていわれて、そう名乗ってる」
桐生嚆矢:「名前を付けてくれたそいつは身体が弱くてさ、医務室にいることが多かった」
桐生嚆矢:「でも、少し経ってちょっとは良くなったか、外に出られることも多くなって」
桐生嚆矢:「医務室のすぐそばの木の下。本と草花を傍らに友達にしているアイツの定位置。そしてその名前をもらった場所は、桐の木の下。だから桐生嚆矢、ていう」
服部 絵理奈:「そっか……その子に貰った大事な名前なんだね」
桐生嚆矢:「どんな奴って言われたけど、あいつは俺と能力も方角も違う。溶け込むように、目立たぬように、訓練されたしそう調整された」
桐生嚆矢:「だからたとえば特徴をとらえるなら、【取り立てて目立たない、口数が少なく、それでいてまっすぐな少年】ってことになる。――と思う」
桐生嚆矢:「我を張るとか、主張するといった、角になるようなことは徹底的に排され、諜報のために調整された個体だ」
服部 絵理奈:「目立たなくて、口数が少なくて、草花と友達で、まっすぐな――」
服部 絵理奈:復唱する。そんな存在が、自分の知る範囲にもいたような……?
桐生嚆矢:「年なら俺とおなじころだ。エリナとも似通ってると思う。もしかしたらあったことあるかもしれないな」
服部 絵理奈:「へー、同じくらいの歳かぁ、会ってみたいなぁ」
桐生嚆矢:少しだけ微妙な顔をする。
桐生嚆矢:「もし、あったとして、ぁー……」
桐生嚆矢:「いや、いい、わすれてくれ」
白銀明日香:「……」
桐生嚆矢:「俺の“名付け親”と、名前の由来の話はこんなもんだ」
服部 絵理奈:「なに? 伝言でもあるの? 忘れろって言うなら忘れるけどさ」
桐生嚆矢:「いや、いい。伝言だったら自分で伝える。ただ正直言うことじゃない。仲間であっても、こんな懸念は」
白銀明日香:「……コーヤ。ジェルマン、あってる?」
桐生嚆矢:「……ぅ」
桐生嚆矢:「ああはい会ってます会ってます会いました姿現しました。N市に来てるなんて知らなかったんだよ俺も!」
白銀明日香:「……ばらし、た?」
桐生嚆矢:「バラしたのは“俺が生きてる”ってところと、デカイことするってところまで! さすがに分別なく人さらいはしてない!!」
服部 絵理奈:???って顔で二人を交互に見つめ。
白銀明日香:「うん」
白銀明日香:「よりよい世界を作るため。だもんね。そんな無茶は……しないよね」
桐生嚆矢:「したいところだけど、たぶん無理、つーか誘いはするが強制でさらったところでどうとかなる相手じゃない俺は洗脳エフェクト持ってないしあったとして使う気もない」
桐生嚆矢:「だいたいさらっててのは、ぁー、うん。たぶん“さらわれた”って認識されてそうだよな、明日香は……」
白銀明日香:「……」
白銀明日香:コーラをすすっている。
服部 絵理奈:「さらわれた、って物騒な……」
桐生嚆矢:「まーちょっと、明日香に関しては」
桐生嚆矢:「俺はそう言われても否定できない立場なもんでして……。でもまそのがマシ、だと思うよ」
服部 絵理奈:んー、そうなの? と何か釈然としない顔してる。
桐生嚆矢:「ああ」
服部 絵理奈:「まー、深い事情は突っ込むほうが野暮かぁ」
桐生嚆矢:「野暮っていうか、なんつーか」
桐生嚆矢:「まあ、だからこそ、この世界を破壊する――て話につながるんだけどさ」
服部 絵理奈:「……普通のヒトとオーヴァードの垣根を壊す、って奴?」
桐生嚆矢:「そ」
服部 絵理奈:「……それで、明日香ちゃんが言うようにいい世界になればいいね」
白銀明日香:「……」
白銀明日香:「うん」
服部 絵理奈:「あっ、なんか話しづらそうにしてたみたいだけど、名付け親の事教えてくれてありがと。……わたしは今後のために他のヒトからも感想を収集してくるっ!」
桐生嚆矢:「おーう」
桐生嚆矢:というと軽く手をひらひら、いってらっしゃーいと。
服部 絵理奈:軽く敬礼をしてしゅたっと。わいのわいのやっている所に紛れ込みつつー。
子どもたち:「あっエリナ!」「ねえ、他には作れないの?」
服部 絵理奈:「え、他に? うーん、クッキーとか、ババロアとか、プリンとか……うーん、でも温かいお菓子もいいよね、この時期」
服部 絵理奈:少し考え込み。
服部 絵理奈:「……フルーツグラタンとかどうかな、あったまるし」
子どもたち:「ふるーつ」「ぐらたん」
子どもたち:なにそれー!? と袖を掴んだりしてわいのわいの。
服部 絵理奈:「えっと、カスタードクリームとフルーツを一緒の容器に入れてオーブンで焼いて焦げ目をつける料理だよー」
服部 絵理奈:んじゃあ聞き込みなら時間もかかんねーべって事でリベレーターズについてUGNで振ってみてもよろしいか。
GM:どうぞどうぞ
服部 絵理奈:(1+2)dx@10 <情報:UGN>
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[2,5,10]+4[4] → 14

服部 絵理奈:今日のダイス目おかしい
神崎 リサ:しっかり胃袋を掴まえたようだね……
GM:HAHAHAHA
GM:演出しててください
服部 絵理奈:ではさっきの葵ちゃんあたりを捕まえよう。
:「もきゅ?」
:「えりなー、なーにー?」
服部 絵理奈:「葵ちゃーん、さっきはありがとー。あのさ、この中でUGNチルドレンだった子、知らない?」
:「んー? 私も、リ……じゃなくってコーヤも、あすかも、そうだよー?」
服部 絵理奈:「あっ、そうなんだ。わたしは今日ここに来たばっかりだからわかんないんだけどさ、リベレーターズって何するの?」
:「かいほー☆」
服部 絵理奈:「かいほう?」
:「んーっと、もっとちゃんというとー、自分らしく、こころのままに? そ、だなあ……」
 
◆リベレーターズ
 オーヴァード能力に目覚めた少年少女のチーム。チーム名の意味は“解放するものたち”。
 おのれの胸に秘める思いと力の赴くまま、自由に生きようが合言葉。

 所属する多くのものは、ただ純粋に自由を満喫しているようではあるが、一部の精鋭たちはN市内外を問わず目撃されている。
 リーダーは“解放者(リベレーター)”を名乗る少年、桐生嚆矢。

 リベレーターズの精鋭部隊が、防衛隊の基地からミサイルを強奪する計画を立てている……らしい。
 彼らの行動背景には、Dr.コードウェルの思想があるようだ。

 【システム・メッセージ】
 【防衛隊のミサイル<UGN/軍事>が、ポップアップしました】
 【Dr.コードウェル<UGN/裏社会>が、ポップアップしました】
 

:ぺらぺらぺらっぺらっ。
服部 絵理奈:ぽかーん。
:「“リベレーター”が、たまぁにハカセがっていってて、でねー、ミサイルでドーンするのかなあ?」
服部 絵理奈:「ミサイルで、どーん……ほんと、でっかいことだねえ……」
:「うんー。でもどうなんだろう。ティーチャーは使うためじゃないよーって言ってたー。でも必要だから、もらってくるんだってー」
服部 絵理奈:ミサイルってそんなホイホイもらって来れるもんなのか……? などと首を傾げつつ。
服部 絵理奈:「葵ちゃんありがと! 他にお菓子のリクエストあったら明日作るよっ」
:「くれーぷー!!」
服部 絵理奈:「よし来た! 明日も任せて!」
:「わーい、わーいっ」

 「クレープ、となると中身は何がいいかなー? 定番のチョコバナナ? ベリー? それともクレープシュゼットにしちゃう……?」
 とかぶつぶつ言いつつ、葵ちゃんから聞いた内容をどうにかして支部長か高橋君に伝えなければとその日は頭を抱える絵理奈なのであった、まる。



 -------------------------------------------------------------------

GM:きょーはー、ここまで!
GM:次は1月後くらい、かなあ、ですかねえ。
神崎 リサ:おつかれさまーでしたー!
服部 絵理奈:お疲れ様でしたー!
GM:おつかれでーすよー。
GM:そして三三五五の解散ですよー。
神崎 リサ:耐え忍ぶ……
高橋 健人:おつかれさまでぇす
GM:HAHAHA、一気に出たなー☆
高橋 健人:うーーーそわそわ
神崎 リサ:あの目で一気に開いたのか ぐっじょぶえりちゃん……
服部 絵理奈:胃袋を掴んだのはでかかったのか
GM:ですねー、しゃべくるしゃべくるっ。
GM:ん? モノローグ見て思った
GM:ところでえりちゃん、クライアントの本部には連絡は……?
服部 絵理奈:アッ
GM:#あと守秘義務
高橋 健人:盗聴と本部連絡の板挟みでござる
神崎 リサ:こっちまだ微塵も知らないのがうむ。
GM:にこにこにこにこ
神崎 リサ:いるってわかれば早いんだけどなあ。おそらくこっちからえりちゃんに連絡する余裕は今なさげ。
GM:ないでしょうね。
GM:てかふつーに表から「えりな―」って連絡しても絵里菜ちゃんはふつーに学校いってJKしてる(日常の代行者)
高橋 健人:しかるにこちらからリベレーターズを調べないと見当つかんと違うかね
神崎 リサ:ですよねえ やっぱり普段使いの携帯はそっちが持つよなあ……
神崎 リサ:こっちからあたらないとたしかに
GM:流れ流れてるだけだとずぅっと別行動、どこかでクロスしないと合流できないけれど
GM:その合流もじゃあどうやって、がありますね(お茶啜り
高橋 健人:オーヴァードの子供が狙われる、という段になるならこっちからカマかけるねんな
高橋 健人:どっちにせよ組織には最終的にガサ入れすることにはなるが、えりちゃん方からこっちに連絡というのはフツーには考えづらいね
GM:さあがんばれ、クッションシナリオ伊達じゃないぞ、てかこれ1話からいきなりやったら詰むわいろんな意味で!!? だったんで!
高橋 健人:まあこっちからカマかけるなら私も考えときますよええ
GM:(スパイアクションぷらすになっててこれだと、TRPG初心者組としてはね……<つむー)
高橋 健人:えりちゃんは本部連絡頑張ってくださいということにはなる
GM:(ロールや演技としては初心者カウントはしてあげませんめっちゃ積んでる)
服部 絵理奈:ハーイ
GM:ですねがんばって☆ 絹の蜘蛛さんが窓口だっ!
神崎 リサ:がんばる……
高橋 健人:ほいだらそろそろねゆ……
GM:おやすみですよー、ながめにありがとうですよー
神崎 リサ:おやすみなさい~
高橋 健人:うわーん一ヶ月後ぉ~ いえいえこちらこそおつかれさまです おやすみなせえ
高橋 健人:妖怪ログ取り
神崎 リサ:うわーん
服部 絵理奈:いっかげつご……(震え
どどんとふ:「高橋 健人」がログアウトしました。
GM:だって、あそこまでくいちがいだとできんもんはできんのです!
GM:21日昼間できるの絵里ちゃん?!(最初はOKだった痕跡はあった/けど都合悪くなったとは察せる)――ですからねえ。
服部 絵理奈:まいしゅうかようびはおやがくるの……で(しろめ
GM:て、ことです、あい。