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【はじめに】
 セッション卓はパラレルワールドです。
 回すGM/参加されるPLによって様々に変わるもの、ご理解をお願いいたします。

 【このシナリオは、サプリメント記載のシナリオを改編・使用させていただいております。ネタバレNGな人は回れ右でおねがいします。
  このサーバーは、坂上鮎様の許諾を以て使用させていただいております。
  ――敬意を。そして、感謝を。】


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 【Act Trailer】
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 昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
 世界は繰り返し時を刻み、変わらないように進む世界。

 すでに変貌した世界であれ、変わらないように進んでいる。

 ――否。
 すべては停滞することなく刻一刻と、変化し進化し歩みゆく。
 昨日よりは今日、今日よりは明日へと。

 その最高峰へと“究極”へと至るその為には、どんな犠牲も厭うことはなく。
 その過程において、その他いっさいを喰らい滅してでも。

 たとえその他総てが狂い焼き切れ、百万都市の総てが魔都と化したとしても。

 Double Cross the 3rd edition
 『飽くなき進化《Unlimited Evolve》』
 ダブルクロス――それは、“裏切り”を意味するコトバ


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【――舞台】
 環状線にぐるっと囲まれた、東京都心。
 季節は3月、終わりとはじまりの境の季節。


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GM:(どろん、と)
GM:ともあれ、はじめさせていただきたいとおもいますっ。
GM:まずはプレセッションからに、よろしくおねがいいたしまーす。
まゆ:よろしくお願いしますー
有北 朱音:よろしくですー
朝比奈風吹:よろしくお願いするぜー
GM:【ハンドアウトと自己紹介タイム】
GM:です、まあいつも通りにいつも通りに。


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:≪≪注意事項≫≫
:#すべてのハンドアウトには、リバースハンドアウトがあります。

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■PC1
 ワークス:指定なし
 カヴァー:指定なし
 シナリオロイス:アルティメットワン:推奨感情:好奇心/脅威
 指定Dロイス:対抗種。

 それは、しばらく前の話。キミが中央評議員テレーズ直属のUGNのチルドレンであったころの話。
 そのころのキミは、中央評議会が極秘に研究している“アルティメットワン”という少女の監視と護衛の任についていた。
 ――最悪の場合、抹殺も視野に入れた上で。

 そんな中、彼女は「外の世界を教えて」と、護衛のキミに話しかけてくる。
 幾度か親しく会話している間、彼女に少し情が移ったかもしれない――。


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有北 朱音:「UGNチルドレンの有北 朱音です。」
有北 朱音:「高校生を装ってます。さすがにUGNです。って言ってもなんだそれーですからね」
有北 朱音:「実のところ思い入れはさほどないです。ただ、自分がどこまでやれるか、可能性ってのを見たくなったんです!」
有北 朱音:「自分の限界点を見つけたいがためにUGNに入りました! おかあさんのコネってのは内緒です」
有北 朱音:とこれくらいですかね、あとはセッション中に掘り下げがあればー! ということでデータ的には隠密白兵型です!
GM:はあいっ。質問とかありますかねPCさんたちたちっ。
朝比奈風吹:特にはー
まゆ:やる気ない仲間ー?
有北 朱音:やる気はありますよ! バリバリです!
GM:ああすこしあったなGMから。
GM:おうちは東京の人なのかしら? それともお外からの転入さん?
GM:(なお所属UGNなのでテレーズ直下のチルドレンのままですよ)
有北 朱音:転入さんです!
GM:はーあーいっ。
GM:とりあえずこんなもんかなー、後はおいおい、おいおい。

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■PC2
 ワークス:所属がUGNであること
 カヴァー:指定なし
 シナリオロイス:霧谷雄吾:推奨感情:信頼/不安
 指定Dロイス:---

 最近キミは“プロジェクト・アルティメットワン”という、中央評議会が極秘裏に行っていた研究を調査している。
 オーヴァードに究極の進化をもたらす“アルティメットワン”。
 しかしその力は暴走を始め、東京は魔都と化した。
 事態に収拾をつけるために、キミにアルティメットワンの回収が命じられた。


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まゆ:「やるきにみちあふれているひとがいっぱいで私は楽ができそうでうれしいよー」
まゆ:「あ、高畠まゆです ええと……何支部だっけ? ここのイリーガルなので、面倒な事はしぶちょーにおねがいします」
まゆ:「現役高校生ですよーぴちぴちのじょしこーせーですよー もういいよね? これくらいでいいよね?」
まゆ:「あ、飲み物はどくたーぺっぱーでお願いします」
GM:だいじょうぶですよっ、甘いの大好き現役女子高生さんっ。
GM:まゆちゃんに質問あるかたおりますかー?
朝比奈風吹:ないですー
有北 朱音:セッション中になにかあれば触れますー!
GM:支部事態はイリーガルなのでどこの所属支部、とかはないけど……そうだなあ、代々木支部にでもしときましょうかね、仮に。
まゆ:おけ。代々木支部はこんなメンバーだお。
GM:ふ、ふふ、ふふふふ。
GM:雑談でもいったが、覚悟シヤガレ。
朝比奈風吹:(ふあん)
GM:てことでよろしくでーすよーっ。さあ最後いこうか。

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■PC3
 ワークス:UGN以外の所属であること。推奨はゼノスorFH。
 カヴァー:指定なし
 シナリオロイス:都築京香:推奨感情:有為/猜疑心
 指定Dロイス:---

 キミは都築京香から、ある人物を誘拐するという依頼を受けていた。
 標的の名は“アルティメットワン”、UGNが捕らえていたレネゲイドビーイングだ。

 現在、東京都心は防衛隊により封鎖され、その内部の状況は混とんとしている。
 まずはこの隙に、アルティメットワンと接触しよう。
 

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朝比奈風吹:「〝ギリョティーネ〟、朝比奈風吹(あさひな・ふぶき)だ。FHマーセナリーをやっている。普段は電気屋のバイトだがな」
朝比奈風吹:「遺産継承者なので、鬼斬りの古太刀〝神立清宗(かんだちきよむね)〟を使うぞ。邪鬼(ジャーム)は殺す! 面白そうなヤツとも死合う!」
朝比奈風吹:「元々はUGNチルドレンだったが、故あってFH入りしてなんやかんや楽しくやっている。どうしても殺したいヤツがいるんだが、目標はなかなか遠いな……ふう」
朝比奈風吹:性能は疾風迅雷でドッジ不可のマシラアタックを喰らわせる、単体殺すマン。他に出来ることはほとんどないぞ!
朝比奈風吹:彼女はなぜUGNを出奔したのか? その経緯はひのとさんGM『雨天新』オンセログを読んでね☆(宣伝)
朝比奈風吹:いじょうです。
GM:ステマ入ったー!!?
まゆ:いやダイレクトだよ?
有北 朱音:ダイレクト!
GM:何か質問あるかたおりますかー?
有北 朱音:中の人がちょぴちょい知ってるので、お? ここは? ってあったらPC伝いに聞いてみるですー!
GM:どれにしてもGMから1つ2つ自力紹介してもらうというか振らなきゃいけない内容があります、がっ!
GM:ていうことでひとつめ。
GM:ひとりだけ、ロイスに色がついてます、どんな人でどんな感情?
GM:(リンゲージマインド(LM)からのルールで、固定ロイスに色が付けられるようになりました)
朝比奈風吹:あ、私ですかね?
GM:ええ。朝比奈ちゃんだけなんですね、カラーロイスがついているひと。なので紹介してください。
朝比奈風吹:はいさい! イエローは「相手に対する興味や警戒を表す属性」「PCにとって心を捉え、目の話せない人物」です。LM8ページ。
朝比奈風吹:イエローのロイスはタイタスにして昇華すると、私の判定に対するリアクション達成値は0になりますが、まあ使うことはないでしょう(カラーロイス特殊効果)。
朝比奈風吹:ロイス対象の樋浦彼方は、上級103に載っている公式NPCです。FHエージェントで目が腐ったどぶ川のように濁ってるクソ野郎です。
朝比奈風吹:風吹当人をFHに誘ったのがこの樋浦で、PCはこいつを殺したくてがんばってる感じですね。ラブじゃなくて、父兄とか師匠のように見てます。だが殺す!
朝比奈風吹:いじょうです。
GM:そしてもうひとつ。
GM:今住んでるところはどこですか。おもに電気屋セルだけど、東京都心? そのおんも?
朝比奈風吹:……そういえば希望が辻って東京なんだろうか(特に設定してなかった記憶)。多分東京でしょう。で、ファイナルハーツ希望が辻店に通勤しやすい場所に住んでる=都内住まい、でお願いします。
GM:はいなっ。
GM:で、ところでキャラ紹介もひと段落。
GM:改めまして。
GM:『飽くなき進化《Unlimited Evolve》』、始めさせていただきたいと思います。
GM:宜しくお願いいたします。
朝比奈風吹:よろしくお願いします!
まゆ:よろしくおねがいしまーす
有北 朱音:よろしくお願いしますー
GM:てことで、最初ちょっとだけマスターシーンはいりますよっと。そんな長くはないはず、なので。ぱぱっとだすねっ!


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 Opening Scene:0
 Side:Master
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――東京。
 
 環状線に囲まれた街、東京。
 あるところは昼ともなく夜ともなく人であふれ、眠ることもなく蠢いている。
 あるところはうち捨てられたかのように、ただ波打ち際の音のみが響く。
 めぐる環状線では鉄の檻が、大きな音と光を携えひっきりなしに過ぎていく。
 
 楽しげな笑い声が響き、たくさんの人と灯りが行きかう街。
 静かな波が寄せては返し、昼に夜に佇む埠頭。
 すっと光が現れたと思えば、大きな音とともに早足で過ぎ去っていく。
 
 ――昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
 ――世界は繰り返し、時を刻んでいる。

 

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「来たか、園村」
 二佐の階級章を胸にした、威圧的な男。
「これより、ストレンジャーズは防衛隊と協力、東京都心を封鎖する」
 “園村”と呼ばれた壮年は敬礼をし、その威圧的な男、上官のことばを命令を聞いていく。
「都心部の封鎖は物量が必要だ。オーヴァードだけでは手が足りない」
 
 物理的な出入りの封鎖にくわえ封鎖内の電波のジャミング、情報統制etcetc……。
 どれひとつとってもストレンジャーズだけでは、オーヴァードだけでは手が足りないだろう。
 
「くそったれUGNどもが……っ」
 威圧的な男が歯噛みし、ぼやく。
 夜の帳に落ちた街では、あちこちから似つかわしくない悲鳴や絶叫がこだました。
「気を付けろ。連中は脳を潰すまで止まらんぞ、徹底的にやれ」

 

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 はるか遠くに煌めくのは、百万都市の美しい夜景。
 硝子向こうのその向こう、かなたのそれを傍らに、青年は笑みを浮かべている。
「くくく……」
 手にはワイングラス。
 血のように、紅いワインをくゆらせながら、彼は笑みを浮かべている。
「FHもゼノスも、いくらでも殺し合うがいい」
 
「“究極の進化《UltimateOne》”を手に入れるのは、この俺なのだから」
 
 硝子向こうのその向こう、はるかかなたで煌めく夜景。
 ぐるりと環状線に囲まれる、帳の中の東京都心部。

 そこにときおり、きらり、きらり。
 ネオンでもビルの灯りでも、ましてや車のライトでもない、ふしぎな光がたち昇る。
 まるで空へと昇る柱が立ち上るかのよう、ぽつりぽつりとあがっていた。


 

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 Opening Scene:1
 Side:Mayu
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GM:さてまゆちゃん、出番です。【侵蝕をあげてください】。
高畠 まゆ:1D10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 5[5]+36 → 41

GM:またGMから準備されているOP想定は【霧谷との会話】からです。その前に演るOp描写(普段の日常とか回想とかあれこれ)がある場合はやってください。
高畠 まゆ:はーい じゃあ取り合えず回想シーン? からにしようか?
GM:はーあーい。
高畠 まゆ:(あれ、侵蝕値書くとこどこだ……?)
GM:MHPのおとなり!
高畠 まゆ:まあいいや。一応3学期のテストが終わった辺りですかね テスト返却された日。
高畠 まゆ:センパイ(UGNのセンパイの意が強い、深谷と千田を指す)も奇しくも似たような日程で、各々結果を手にアトリエに集う感じで。

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高畠 まゆ:「ふぁー おはよーございまーす……キリさん、あたし並みに目が死んでるね」
深谷 桐継:「補習は……避けられたから……いいんだ……」
高畠 まゆ:それに対して全く余裕というか、表情の変わらないまゆ。
千田 操:同じく余裕の表情の操がコーヒー乗せたトレイ片手に現れる。
千田 操:「あんだけ手伝ったのに、何でまたこんな点数なのかしらね、ホント」と呆れ顔で皆に飲み物を配る。
緑谷 進:「仕方ありません、このところ事件が立て続けでしたので 貴女方と違って普通の高校生ですからね」
緑谷 進:などとフォローを入れつつ、支部の管轄の情報をチェックしているしぶちょー。
緑谷 進:「最近、UGN、FH共に忙しそうで、実に不穏ですよ 大事に成る前に芽を摘めればよいのですが」
深谷 桐継:「なぁに、FHの連中が何かやらかしても、俺達が揃えばどうって事ないさ! いつもみたいに返り討ちにしてやるよ」と、笑顔で返すキリ。
千田 操:「その前に、補習なんて強敵に捕まらないようにしてよね?」と、微笑みながら肩を叩いて現状のチェック作業に移るそーちゃん。
緑谷 進:「頼りにしていますよ」と、三人を見回しつつ、手帳に記された、近々来る『かなたの誕生日』の項目に一瞬視線を留め、他の支部との会議予定や補給の日程のチェック等、事務作業へ戻るしぶちょー。
高畠 まゆ:そんな皆を眺めながら、コーヒーメーカーの脇に備えられた棒つきキャンディの山から『プリン味』をチョイスしつつ、資料整備を静かに手伝うまゆ。
高畠 まゆ:「しぶちょー、あんまり奥さんほっといちゃダメだよー? 最近色々きな臭いからって、あんまり帰ってないんじゃない?」
緑谷 進:「はは、面目ない。でも、ちゃんと娘の誕生日には一区切り、つけてみせるよ」
緑谷 進:苦笑しながら、さりげなく手伝ってくれてるまゆに心の中で感謝を忘れないしぶちょーなのでありました。

  ……………………
  …………
  ……

  ――時はたち。
  ――UGN日本支部。

  高畠まゆは、霧谷雄吾に“緊急”と、呼びたてられる。
  支部長やエージェントを飛び越えてイリーガルに直接、しかも緊急とは何事? という感じでは、あります、が……

GM:てことで行ってください(身もふたもない)
高畠 まゆ:はーい。え? あたし名指し?
GM:はい、名指しです。
高畠 まゆ:えー……めどいー……って呟きながら制服カバンのまま指定の場所へ向かいます。


  =UGN日本支部オフィス、一角=

高畠 まゆ:「サウスウィンド、唯今到着致しましたー」
霧谷雄吾:「良く来てくれました、サウスウィンド」
GM:かつてない切迫した表情をした、霧谷さんがお迎えです。
高畠 まゆ:「うわー、本物だー(ぼそっ)  ええと、このイリーガルにどんな御用でしょうか?」
霧谷雄吾:「すみません。イリーガルのあなたに……と、時間がありません、端的に。我々が監視を行っていた中枢評議会の計画、プロジェクトアルティメットワンの実験体が、FHの襲撃を受けロストしました」
霧谷雄吾:「幸い実験体は逃亡したようですが、現在の位置はまだつかめていません」
霧谷雄吾:「ここからが問題なのですが、“アルティメットワン”は襲撃によって覚醒状態に入ってしまったようなのです」
霧谷雄吾:「これにより爆発的な勢いでジャーム化が広がっています。“アルティメットワン”が持つ進化の情報が無秩序に放出されているためです」
高畠 まゆ:「アッハイ……え?」
霧谷雄吾:「一刻も早く、アルティメットワンを止める必要があります。ただちに確保に向かってください」
GM:外は夜、窓の外を見ると時折、外の夜景が“ぽつ”、“ぽつ”、と光が昇るのが見えたり見えなかったりしてます。
高畠 まゆ:「え、あ、ハイ……あれ? ところで、いつもなら支部長からこういう話を頂く訳ですが、どうして私に直接?」
GM:とても沈痛な面持ちで。
霧谷雄吾:「グリーンフィールド管轄の、代々木支部は……」これ以上は、察してください。
GM:#グリーンフィールド:支部長の2つ名、と思ってください。
高畠 まゆ:「……え? ど、どういう……」と、戸惑うまゆに、現状渡せる程度の資料でも差し出して頂けると嬉しいです。
GM:そうだな、では、シンプルスタイルのスマフォをそっと渡します。
GM:で、スマフォの中の画像フォルダに、壊滅しているアトリエの光景があります。
GM:(実際にスマフォにはもうちょっといろいろ入ってますがそこは後で、ね!)
高畠 まゆ:「…………」
霧谷雄吾:「“アルティメットワン”は10代の少女の姿をしています。“虚無の咆哮”というエージェントと一緒のようなので、まずはそちらを探してください」
高畠 まゆ:「…………わかりました。可能な限り迅速に行動致します」
霧谷雄吾:「気を、付けてください」
GM:#探しに出る演出したら、シーンエンドですよ。
高畠 まゆ:「……ただ、少しだけ、余分な捜査を、お許し頂けませんでしょうか」
霧谷雄吾:こくりと、首を縦にだけ、振ります。
高畠 まゆ:「感謝いたします」と残して。一礼の後駆け出し、シーン終了で宜しいでしょうか。
GM:はーいっ。

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 Opening Scene:2
 Side:Hubuki
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朝比奈風吹:1D10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 7[7]+38 → 45

GM:GM側の事件導入準備シーンは【都築からの通信連絡なう】です。その前に演る演出等々あるようでしたらお願いいたします。

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朝比奈風吹:休日なので、ぶらぶらっとショッピングとかしてます。男物のネクタイとか見てる。
朝比奈風吹:黒地に髑髏柄のやつとか取って、「(これプレゼントしたら嫌そうな顔しないかなあ)」と、兄のような、師匠のような、とある男のことを考えてたりして。
朝比奈風吹:「うーん……」悩みつつも、結局何も買わず、ぶーらぶーら。
朝比奈風吹:他の友人は別の用があって不在だし、一人でショッピングもそろそろ飽きてきたしで。
GM:そんな中、こつこつ。ふいに杖で肩を叩かれる。
朝比奈風吹:「……ん?」振り返る。
樋浦彼方:黙って手をあげる。
朝比奈風吹:「や」なんで居るんだと思いつつ、片手をあげて挨拶。
樋浦彼方:聞きが違う声が聞こえる。
朝比奈風吹:お、シークレットトーク(今回は風吹もシークレットトーク取得したぞう)

 簡易解説:シークレットトーク。
 オーヴァードにだけ聞こえる特殊な波長で会話するイージーエフェクト。一般人には聞こえないけどオーヴァードにはまる聞こえ。
 なお使い手が許諾している相手はこのエフェクトを体得してなくても同じくシークレットトークで返せます。
 描写上、かぎかっこなせりふの始めと終わりが《》で囲われていると、それは《シークレットトーク》併用状態だよってしてます。


樋浦彼方:「《どうも、少し余裕があるかな。頼みたい“仕事”がある。依頼人自体は――俺じゃない、けれど》」
朝比奈風吹:「《ああ、ちょうど良い。休日を満喫するのも飽きてきた所だ。――の、前に》」
樋浦彼方:「《今ここで殺り合う気はないよ》」先にくぎを刺される。
朝比奈風吹:「《いやそうじゃなくて。……どれだけ私を狂犬と思っとるんだ》」
GM:(それはお察しください、と、しか……(笑)
朝比奈風吹:がるるる。
朝比奈風吹:ぴっと今しがた通り過ぎようとしたウィンドウを指さす。そこには例の髑髏柄ネクタイ。
朝比奈風吹:「ああいうのお前にプレゼントしたら嫌が……喜ばないかなー、なんて」
樋浦彼方:ウィンドウを見て、朝比奈ちゃんを見て、肩をすくめる。
樋浦彼方:「ネクタイをプレゼントされる、って意味合いなら喜ぶかな。柄がどうとか言われたら、持っているスーツによるから何とも言えない感じだね。時間隙でもあったら見立ててくれれば嬉しいよ」
朝比奈風吹:「…………くっ!」やっぱりフラットな反応されたので、期待外れ。「相変わらずそつのないヤツだ……」
朝比奈風吹:「(……今度は真面目に似合いそうなネクタイプレゼントしよう、うん)」気を取り直して。
朝比奈風吹:「《で、仕事の話に入ろうか》」
樋浦彼方:そういうと朝比奈ちゃんを連れて喫茶店へ。その道中簡潔に。
樋浦彼方:「《依頼人は“プランナー”、都築京香。少し込み入った話にはなるそうだよ》」
朝比奈風吹:「《プランナー?》」ちょっとびっくり。
朝比奈風吹:「《また随分大物が出て来たものだ……》」
GM:――で、ここで、場面を、変えます(強制的に)
朝比奈風吹:おっと。


 ……………………
 …………
 ……

 ――真夜中。

GM:――移動中。
GM:朝比奈ちゃんは依頼を受けて、連絡を受けて、合流場所に向かっていました。
GM:なのです、が。
GM:その移動中、謎の光とともに街中にジャームが現れ、都心が防衛隊によって封鎖されました。
GM:――そこへ、都築京香から連絡が入りました。

都築京香:「ご無事ですか、“ギリョティーネ”」
朝比奈風吹:「こちらはまだピンピンしてる。……が、何だ、雲行きが一気に怪しくなってきたな」
朝比奈風吹:仕事開始なので、フードとか被ってテロリストモードだ!
都築京香:「どうやら、あなたに誘拐を頼んでいた“アルティメットワン”が覚醒してしまったようです」
都築京香:「この無秩序を生み出しているのは間違いなく彼女です、私も困っていますよ」
朝比奈風吹:「……ま、事態が一段進んでしまっただけだろう」
朝比奈風吹:「余計な騒ぎが増えないうちに、速やかにカタをつける」特にこれ以上無ければ通話を切るよ。
都築京香:「ええ、考えようによっては出し抜くチャンスです。依頼は継続して、“アルティメットワン”の誘拐をお願いしたいと思います」
朝比奈風吹:「了解」
都築京香:「では、よろしくお願いいたします」――というところで通信がぷつっ。途切れました。
GM:#移動開始描写でシーンエンドです。
朝比奈風吹:では、手の中の愛刀〝神立清宗〟の感触を確かめつつ、合流地点へ向かって走り出す。
朝比奈風吹:人間とは思えない動きで悪路を走り、屋根や壁を飛び渡り、宙返りし、闇の中へ消えていった(《軽功》)。


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 Opening Scene:3
 Side:Akane
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有北 朱音:有北 朱音の侵蝕率がシーンインにより2上昇(侵蝕率:35->37)
GM:GM準備は【女の子との邂逅-回想シーン‐】です。その前にある演出がありましたらお願いします。
有北 朱音:あー、回想からお願いします~。
GM:はーい。

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 ――しばらく、前のこと。

 あなたはプロジェクト・アルティメットワンの監視のため、ある研究所にやってきた。
 表向きは、実験体の護衛として。

 初めての研究所でキミが部屋を探していると、実験用の簡素な衣服をまとった、一人の少女が現れた。

実験服の少女:「あの、もしかして、新しい護衛のひとですか」
有北 朱音:「うん、新しい護衛のひとだよ」
実験服の少女:「私が“アルティメットワン”です。よろしくお願いします、ヴォイドハウリングさん」
有北 朱音:「よろしくね」
アルティメットワン:すこし、小声で「……テレーズさんから、話は少しだけ聞いています」と、ぽつり。
有北 朱音:「……ん?」少し気がかり。
アルティメットワン:「あ、……」ちょっとイケナイコトいったかな、と口を覆う。
アルティメットワン:「あ、あの、私のことは……」少し口ごもってから、何かをあきらめたような顔。
アルティメットワン:「……私のことはアルティメットワンでいいです。名前なんて、ここでは誰も呼ばないから」
アルティメットワン:「それより、あなたのことを教えて、ください。外にずいぶん出ていないから、いろんな話が、聞きたいんです」
有北 朱音:きょとん。
有北 朱音:「なんて言うの? 名前」にっこり。
GM:そうするとですね。

 コツ、コツ――
 靴音が、響いてくる。

研究服の男:「こんなところにいたんですか、アルティメットワン。実験の時間ですよ」
研究服の男:「……おや?」隣にいる有北さんを見咎める。
研究服の男:「キミが新しい護衛役ですか。初めまして。ここの責任者、“エリゴス”です」
有北 朱音:「はじめまして、ヴォイドハウリングです」
GM:アルティメットワンと呼ばれた、少女の腕を男は無理に引っ張ります。
研究服の男:「一つ注意しますが、彼女とはあまり親しくしないでください」
研究服の男:「では失礼、行きますよ。アルティメットワン」

 ――こつ、こつ。

有北 朱音:話す間もなく連れて行かれて、難しい表情です。

 ……………………
 …………
 ……

 ――そんな、ある日。

 “アルティメットワン”の他の研究所への移動が決定し。
 コトが起きたのは、その移送の最中だった。

 ――護送中。

 突如襲撃を受け、護衛チームは壊滅。
 残るはあなたと、アルティメットワンが乗っている護送車、ただ一つのみ。

襲撃者’s:「情報通りだな。――よし、目標を確保するぞ」
有北 朱音:「あなた達か……」
襲撃者’s:「……なに!? 情報にないエージェント、だとっ……?」
襲撃者’s:「クソっ、エリゴスめ。どいうことだ」
有北 朱音:「……エリ、ゴス」
襲撃者’s:「まあいい、お前もここで死ね」
GM:襲撃者たちは襲ってきます。
GM:(エキストラだから好きにしてくれていいよ!)
有北 朱音:(はーい)
有北 朱音:宝玉をあらゆるところに出現させ、朱音の前に最後出現したと同時に
有北 朱音:「聞きたいことがあります」
有北 朱音:宝玉をゲートに変え、ゲート伝いに攻撃。相手を屠っていきます。
襲撃者’s:「ぐはっ……な、これほどの、力とは……」ばたり、きゅー。
GM:静かになると、護送者からおそるおそる外を見、顔を出す少女。
アルティメットワン:「ヴォイド……ハウリング……だい、じょうぶ……?」
有北 朱音:「大丈夫?」にっこり笑顔で。
アルティメットワン:ほっと胸をなでおろす感じ。無事なのを見ると少しだけ力が抜けて、とてってて。近づいてきます。
アルティメットワン:「いったい、何が起きたの? ケガとか、してない?」ぺたぺた、無造作に有北さんに触れます。
有北 朱音:「うん、私は大丈夫だよ。襲撃みたいだけど」(あ、触れちゃ……だけどまぁ、そこはきっと大丈夫だろう)
 
 ――パキン。
 

アルティメットワン:「痛っ――ああっ!」
GM:彼女から光が立ち上る。
有北 朱音:「あっ……(まずった)」さらに触れると何か起きそうなのでワタワタしちゃう。

 夜闇の中、光の柱が立ち上ります。

GM:しばらくすると収束していきます――
アルティメットワン:「な、なんだったんだろう、いまの……痛っ」触ったところが少し、腫れています。
GM:#この場を移動したらシーンエンドです。
有北 朱音:「ごめんね、えっと大丈夫、かな」(光の事を気にしてるけど、自分の力を再認識してちょっと困惑中)
アルティメットワン:「あ、うん……」不安そうです。何しろ護衛が有北さんふくめて全滅で、わからないことが起きたからなおさらに。
有北 朱音:「えっと、とりあえず移動しよう。まだ敵が近いかも、知れないし。ついてきて」
アルティメットワン:「うん」そういうと有北さんのうしろについてきます。
有北 朱音:「あ、触れないように、ね また傷つけちゃうから、ね」無理やりにっこり。
アルティメットワン:こくこく。

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 Opening Scene:4
 Side:Master
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 2人の女の子が離れていく。
 それを離れた場所から見おろす、人影。
 研究所にいた、男。


「先ほどの光。アルティメットワンの覚醒は成功したようですね」
「では予定通り。この街すべてを実験場にして、最後の盛大な実験を始めましょうか」


「究極の進化《UltimateOne》のための、実験を」


――ぐちゅる、ぐちゅる。いやな音がする。
――にちゃり、にちゃり。気色の悪い音がする。


 全滅した護衛たち、そしてそれを襲った襲撃者たち。
 それらが、異様な風貌へ、キチガイじみた形へと変わっていく。


 ふいに風が吹く。
 するといつのまにか、男の影は、消えていた。


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GM:さーってこんなもんかなー、OPシーン終わりでーっす!
高畠 まゆ:うわああああああい!!?