●廃棄資料246


◎ナンバーLX21002『ロストエデン』
----破棄----


◎ナンバーLX21003『ファタ・モルガーナ』
ウェイスェンフェルト計画において生成された双子の培養人間の片割れ。
本来体内に賢者の石を持つはずだったが、双子として生まれてしまったため
賢者の石の片割れである『愚者の黄金』を、ナンバーLX21002と分け合って宿している。
賢者の石が割れてしまったことによる設計上の問題点のせいで通常時のレネゲイド出力は低いが、
ジャーム化することで本質を開花する目算。
ただし、その性質上片方の持つ愚者の黄金が砕けると、もう片方の持つ愚者の黄金も砕け、
体内のレネゲイドのバランスに著しい影響を与えるため注意が必要。

追記事項:実験の続行及び、素体のジャーム化により完成体へと昇華。
LX210シリーズの研究成果を複合し、通常のオーヴァードより更に高度な個体へと進化。
通常の個体に対しては無類の征圧力を誇る目算。要実地試験。
問題点 LX210シリーズとのリンクの継続が必要
耐久性の改善には成功したものの、依然としてリンクが途切れた際の出力には不安が残る。


◎ナンバーLX21004『ヴァイスリッター』
形状変質による錬金術師の再現をコンセプトとして生成された因子を宿している。
個体としては比較的成功の部類なのだが、しかし、期待されていたほどの特殊性は得られず、
今後育成を続行しても優秀な兵隊の域をでることはない失敗作と判断。


◎ナンバーLX21005『コンチェルト』
優秀なレネゲイドコントロール能力を持つナンバーLX21005『コンチェルト』が死亡した際、
そのレネゲイドコントロール能力に着目し、彼のデータとレネゲイドウィルスを根幹として、
膨大な量の他者のレネゲイドウィルスを投入し生成。
レネゲイドを根幹として生成されたため、レネゲイドビーイングと同等の特性を持つ。
ただし、あまりにレネゲイドビーイングと性質が近すぎたためか、生成直後に存在が消失。行方不明。


◎ナンバーLX21006『ニライカナイ』
失敗作 データ破棄


◎ナンバーLX21007『カーディナル』
吸血鬼の再現をコンセプトとして生成された因子を宿している。
不死の体を持ち他者を蘇らせる能力を付与された、悪鬼の如き兵隊を作ることが目的だったが
侵蝕値のコントロールに難があり、容易にジャームと化す危険性が確認されたため失敗作と判断。