GM
 さてさて皆様 おそろいで?

 ななしのむじな。
 やーやー

 枡花 ビビ
 (寝そべりつつしっぽをあげる

 GM
 実に 実に個性的なメンバーが集まりました……
 ワタシ、ダブルクロスで人外のみって初めてなんですよ

 枡花 ビビ
 2/2人外

 ななしのむじな。
 2/2、人外

 ななしのむじな。
 じょぶじょぶ、BBTとかだと仕様仕様っ★

 GM
 それもそうだね!




 GM
 さて、それではトレーラーから行きましょうか

 枡花 ビビ
 はぁい

 ななしのむじな。
 わーい



あの世は良いとこ一度はおいで。

おいおい普通なら二度目は無いよ。
仏さんも三度までなら許してくれるって話だぜ。
閻魔様は許しちゃくれなかったがねぇ?

何を言ってやがる、仏様も閻魔様もお隣のあの世だろ。

ダブルクロス The 3rd Edition
『地獄八景亡者戯』
ダブルクロス――――それは裏切りを意味する言葉。


 GM
 さて、トレーラーは共通となります。




共通ハンドアウト

シナリオロイス:雨深あまみ 美登みと
推奨感情 お任せ

何やら御殿の方は揉めている気配はあれど、下々には目立った影響は無いものだし。
今日も今日とて変わらぬ根の国。
……だと思っていたけれど。

たまたま出くわした見た事のない穴から人間が嵐を引っ提げてやってきた。

「やぁやぁ、少しばかり申し訳ないのだけれど道案内を頼めないかい?
 御主人の頼みで地獄巡りをしていたら道に迷ってしまってね!
 ……ちなみに、ここは何丁目くらいだろうか?」


 枡花 ビビ
 なんかわけありっぽいのー

 雨深 美登
「私が雨深 美登だ。
 訳はあるが、まぁおいおい行こうじゃないか」

 ななしのむじな。
「じじさまじじさまー、ここなんちょうめー?」

 枡花 ビビ
「何丁目もなにも、どんづまりもどんづまり、いくとこなんかないからのー」

 枡花 ビビ
「地獄はとっくに頭の上ぞな」

 ななしのむじな。
「うえー。うえだってー」

 枡花 ビビ
「ま、戻る方法なんぞないぞナ、のんびりしていくといいのー」

 ななしのむじな。
「いいのー」

「びわくー? かきくー? おねむするー」

 雨深 美登
「私、肉食なんだーごめんなー」

 枡花 ビビ
「くわばらくわばら……」

 ななしのむじな。
「じゃ、いなごくー?」

 雨深 美登
「昆虫食はちょっとなー」

 ななしのむじな。
「おいしーよー」

 枡花 ビビ
「そうさな、町の方に行けばマシなもんがでるんじゃないか。お前さんヒトだろう」

 GM
 そんな感じなので後は本編が開始してからにしましょうかw

 ななしのむじな。
 ゆるふわ~ずほっといたらどこまでもゆるふわですからねっ☆ミ





 GM
 まずは君達の自己紹介を。
 便宜上、ビビ爺→むじな の順で




 枡花 ビビ
「むー、じじぞナ」

 枡花 ビビ
「名前はーまぁ好きに呼ぶといいのー
 一応今は、ええと、そう”ビビ”と名乗っとるの」

 枡花 ビビ
「なんか儲かりそうないい名前だと、ふむ。
 仕事は――まぁこの根の国でぐーたらしとる隠居よ」

 枡花 ビビ
「主の恩寵、永遠の時間、安寧のゆりかご
 欲しいもんはもうもっとるでナ……まぁたまには外に出ないと忘れられてしまうんじゃが」


古代種AncientRenegade
 
 遥かな昔から生き続けている、古代種であることを表すDロイス。
 古代種に感染したものは、感染した時と同じ姿のまま、不老として永遠の時間を生きることとなる。

 古代種専用エフェクトから1つを選択、1レベルで会得する。
 これに経験点は必要はない。
 また、経験点を使用して新たに古代種エフェクトを取得することも、成長させることも可能となる。

 枡花 ビビ
「まぁ――そうなれば道案内よ、ふむ、仕事は
 今も昔もそれしかできん、最近はそこな毛玉が遊びに来るが」

 ななしのむじな。
 <じじさまじじさまーおいしそー

 枡花 ビビ
「ワシもむじなも畜生に信仰があるわけでなし、徳は積まねばな」

 枡花 ビビ
「身を護ること、連れていく術は一通り――やりたくはないが多少の荒事も」

 枡花 ビビ
「どこにも連れていけるが、どこに行くこともない――行先はそこな旅人任せ」

 枡花 ビビ
「ああ、礼はいらんよ
 その代わり、ヌシが辿り着いたら広めておくれナ、根の国の“根住み”はいまだ健在なり、と」

 枡花 ビビ
「ま、ワシはそういう生き物だよ、護り、助け、導く、ここ根の国で為せる範囲で。主の為せることを為せるままに 」

 枡花 ビビ
「それ以外はまぁ現世の娯楽を垣間見て暇つぶしよ、積みゲー映画アニメ、最近は『ぶい』とかいう妖が私生活映して売ったりしてるの見たり」

 GM
 一気にレジェンドネズミから俗っぽくなった

 枡花 ビビ
「永劫の猛毒は”暇”だからのー」

 枡花 ビビ
「一度見て終わり、ではないのは重宝しておるよ、退屈しない」

 枡花 ビビ
 データ的にはカバーと蘇生と《時の棺》、後はサンプル程度の打点。

 GM
 地味に蘇生キャンセルのアイテム持ってるの 見逃してないですからね


[エッジオブルーイン]
 
 アイテムアーカイブ:P178記載、レネゲイドを滅ぼす力を持つ存在であることを表すゼノスのエンブレムアイテム。
 この持ち主の主な役割は死すべきもの、つまりジャームに確実な破滅をもたらすこと。

 シーンに登場しているキャラクターが戦闘不能を回復する効果を使用した際に使用する。
 その効果を打ち消し無に帰す。

 ただし、使用後侵蝕率が+5。1シナリオ1回。
 【コアアイテム】。

☆コアアイテム
 
 ヒューマンリレーションからの新ルール。
 組織の中で重要な立ち位置、ないし特別な立ち位置を表すエンブレムアイテム。
 その中でもことさらに希少で特別な立ち位置であることを表すデータ。

 コアアイテムはひとりのキャラクターにつき1つまでしか会得が出来ません。
 たとえ、複数カテゴリーのエンブレムデータの取得を認められていても、コアアイテムに関しては総じて会得できるのはひとつまで。

 枡花 ビビ
 コレ疲れるからやりたくないんじゃが……

 GM
 まぁ、ほんといぶし銀なデータでございますよ。
 ビビ爺

 GM
 あ、ビビ爺 ロイスの数だけ増やしておいてくださいね 忘れると泣きを見るかもしれませんよw

  system : [ 枡花 ビビ ] ロイス : 0 → 4

  system : [ 枡花 ビビ ] ロイス : 4 → 3

 枡花 ビビ
 主と根の国とシナリオ(美登)を

 ななしのむじな。
 <むじのはー

 GM
 よろしよろし。





 GM
 それじゃあ、ムジナちゃんいってみようか

 ななしのむじな。
「むじなだよ、なまえはないよ、むじなだよっ」

 ななしのむじな。
「むじなのなまえはいまはだいじじゃないんだよっ」

「びわおいしいよね。そっちのがだいじだからねっ」

 ななしのむじな。
 あむあむ。

 ななしのむじな。
「もっとだいじなのは、ぎょーぶさまのいちのこぶん、だってことっ」

 枡花 ビビ
 なんなんかよくわからんけど、話し相手がいる分には困らんからおいとる
 ……どっからきたんかいの――この毛玉。

 ななしのむじな。
「あむあむしてたらじじさまみつけました、じじさまじじさまー」

 枡花 ビビ
 まー同類(オーヴァ―ド)のようだからのー

 ななしのむじな。
 正味! むじな視点だと!! こんのくらいゆるふわですっ!!!

 GM
 非情に緩い事だけはひしひしと伝わってきました

 ななしのむじな。
 あ、でももうちょっとあったな。

 ななしのむじな。
「むじなはびわたべてころするの、すきー」

「せんそきらーい、きゅー。
 たぬきねいり、して、いい?」

 ななしのむじな。
「……。
 それだとぎょーぶさま、へんなかみさまいわれるのやー、だから。
 いちおーいちおー、たたかえるー。
 ぶりんしてばんしてばんしてぼんしてやっまくっだくー」

 枡花 ビビ
 けいきがいいのー

 枡花 ビビ
 (……ひょっとしてやばい?)

 ななしのむじな。
「ぼーん?」

 ななしのむじな。
 てことでできること。
 ・ひっじょーにゆるい! コネとかナニソレ、隠神刑部ぎょーぶ様威光の[師匠のコート]で情報収集、する、のみ!!
  ――デフォルトはね。

 ななしのむじな。
 ・ほとんどのエフェクトが侵蝕率制限あり、です。
  →つまり侵蝕率が化け物並みに上がったら本番です。

 文字通り「こぶし一発山砕く」。
 リアクションとか行動値とかポンのコツになりますが、固定値から範囲からバケモノへ。

 ななしのむじな。
「そういえばかみさまー?(=GMー?)」

 ななしのむじな。
「ひみちゃんってくるー?」

 GM
 来るかもしれないし、来ないかもしれません

 ななしのむじな。
「そかー」

 ななしのむじな。
 ・Dロイスが《前世記憶》
  ひみちゃんこと”都築京香”の、今は昔の縁者です。
  その関係でえっらいレネゲイドだったりえっらい技術があったりしますがそこはご愛敬★ です。


前世記憶PastLife
 
 “前世の記憶”があることを表す、都築京香のREC:Dロイス。
 それは夢幻でも妄言でもなく真実であることは、当世の都築京香との邂逅で確信している。
 その旧い記憶からレネゲイドウィルスに眠っているエフェクトを使用可能となる。

【通常効果】
 取得シンドローム以外のシンドロームからひとつ選択、[最大Lv-3]LV(最低:1)で取得する。
 [制限:-]以外のエフェクトは選択できず、エネミーエフェクトやタイミング:常時も選択できない。
 この効果で会得したエフェクトは[制限:100%]となり、侵蝕値+5となる。経験点消費でレベルアップもできない。

【強化効果】
 通常効果で会得したエフェクトの使用前に宣言、最大Lv&Lvを+1する。

☆リレーションデータ
 
 ヒューマンリレーションからの新ルール。
 特定のキャラクターとの特別な関係やかかわりをユニークアイテムやDロイスを用いて表しているデータ類のこと。

 REC(リレーション)ロイスに指定されたキャラクターにロイスを会得していると、“通常効果”に加え“強化効果”を受けることが可能になる。
 またリレーションデータを適用している場合RECロイス対象を固定ロイスに指定も可能となる。

 反面、RECロイスをタイタス化/昇華した場合は強化効果は使用できなくなる。

 ななしのむじな。
 ご愛敬★ミ も、きっちりイージーエフェクト:《アニマルオーラ》、いれてきましたよーっ。

 ななしのむじな。
 こんなかんじでだいじょうぶですかねGMー?

 GM
 ……わたくし、人外だけの卓って初めてなんですよ(二回目

 枡花 ビビ
 ちなみにジジさまは基本系は声だけする生き物です、仕事になるとカタチみえます

 ななしのむじな。
 むじなは基本的には鳴き声しないしあんまり動くことはないんですよね。
 だってむじなだから。

 ななしのむじな。
 それだと困るから人語は話せるけどねっ、さっ。




 GM
 以上の愉快なメンバーでお送りします

 枡花 ビビ
 わーわー

 ななしのむじな。
 わーわー








Opening






 GM
 さて それではOPを始めましょうか

 枡花 ビビ
 はぁい

 GM
 お二人が今日も今日とていつも通りの日々を過ごしていると――――という感じのシーンですね!




 枡花 ビビ
 ”ぱそこん”もそろそろかいかえかのー

 ななしのむじな。
「じじさまー、じじさまー、びあー、おそなえー」
 まるっこくってふあっふわのけだまが、なんだか山盛り枇杷びわをくわえて、てってって。

 枡花 ビビ
「んー供物か、ふむくるしゅうないぞナ」
 カサカサと蠢く音共に枇杷が一つ二つと消える

 ななしのむじな。
「びあー、きせつー、おいしいよねー」
 おいて、あむあむあむ。

 ななしのむじな。
 ついでに”ぱそこん”とやらにも食べさせてあげよう。
 ちょん。

 枡花 ビビ
「それはお供えいらんのだぞ、むじなや」

 ななしのむじな。
「つくもんじゃないのー?」

 ななしのむじな。
「たべないのー?」
 と、”ぱそこん”をみあげる。

 枡花 ビビ
「くわんのよ、……ええと、これは電、と思ったら根の国にそんなものないが」

 枡花 ビビ
「アレ? これ何で動いて……まぁ、いいか」

 ななしのむじな。
「きどー、しんとー、つくもん-?」

 枡花 ビビ
 (枇杷が心なしか減ったような……いやかんがえないほうがいいの)

 ななしのむじな。
「そいえばー、」

 ななしのむじな。
「すさのーさま、げんきー?」

 枡花 ビビ
「おー主か、元気にしとる、はず」

 枡花 ビビ
「うん、はず、ええと今の主はどんなんだったか確かひげの……いやアレは3代前だったか? ふーむ……」

 ななしのむじな。
「おにゃこー? おのこー? わかー? ろーろー?」

 ななしのむじな。
「あいにいくー??」

 ななしのむじな。
「びあー、おそなえにー」

 枡花 ビビ
「ちゅうても”たいきゅうはいしん”そろそろ始まるし……まぁ安泰よ、おそらく、きっと」

 ななしのむじな。
「そかー」

 ななしのむじな。
「じゃあむじなはねるー、みー」
 と、その場でころころ。まるまって転がって。
 すやすや、すやすや……。

 GM
 では 事件を起こしましょう


 そうですね
 ディスプレイの真下辺りから こうガタガタガタガタと局地的な揺れが


 枡花 ビビ
「む?」

 ななしのむじな。
 すぴー、すぴー

 GM
 それを切欠に、周囲に揺れが伝播していきます

 ななしのむじな。
 ――ぴ。

 枡花 ビビ
 地ふるい、ではない――これは、嵐か?

 枡花 ビビ
「これ毛玉や。……伸びとるな、ふむ」

 ななしのむじな。
 まるで、しんだように、ころがっている。

 枡花 ビビ
 《屑鉄の橋》で潰れない空間を

 枡花 ビビ
「潰れんようにして……よいしょ、と」

 ななしのむじな。
 ころりん。

 GM
 そこまでしたところで、ディスプレイの前に大きくて真っ黒な空間が開きます。

 枡花 ビビ
「おおおお!?」流石にビビる

 枡花 ビビ
「おっと寿命が縮まったぞな、おーいむじなや」

 ななしのむじな。
 ぴく、ぴく、ころりん。

 枡花 ビビ
 ぱつ、と火花のように命を”通す”。

 枡花 ビビ
「なんぞきたぞ、逃げなば逃げれぃ」

 ななしのむじな。
 ”ヴー……”

 ころころ転がって跳ね起きて。
 威嚇の声を出している、ぅー!!

 ななしのむじな。
 GM、システム宣言。
 [進化の兆し]、通常効果:肉体で使用宣言します。

 ななしのむじな。
 ヴー!!!
 ごあごあと、レネゲイドが毛玉からいっきに膨れ上がる……。

  system : [ ななしのむじな。 ] 侵蝕 : 32 → 62


 では、その暗い穴から。
 ズルリ と手が生えて。


 何かを探す様にバタバタと動かした後は、地面を掴んで。


 枡花 ビビ
 ざわざわと闇が沸き上がりウェーブ中

 GM
 よいせ と聞こえてきそうな感じでズルリと……

 ななしのむじな。
「おそわえうの、やー」

「けど、じじさまもにげるー!!!!!! うー!!!!!!」

 雨深 美登
 頭と体を引っ張り出してきた

 ななしのむじな。
 ふしゃーと毛玉がレネゲイドごと逆立ってて、威嚇してる……。

 枡花 ビビ
「ん? んんん-……」

 枡花 ビビ
「ふむ」ウエーブ終了

 雨深 美登
「いやぁ、好奇心で穴とか覗くものではないかもしれないね。
 吸い込まれるとか初めての経験だ。この本にも書いて……たぶん、メイビー、ソゥソゥ書いてないだろう」

 枡花 ビビ
「ふむ、珍しい。マレビトかのーこんなとこから出てくるのは初めて見たが」

 ななしのむじな。
 ”ウー!!!”

 枡花 ビビ
「どうどう、むじなよ、敵ではないようだの――この御仁」

 ななしのむじな。
 ”ゥー!!!”

 ななしのむじな。
 ”……ぅー!! ……?”

 ななしのむじな。
「じじさま、おともだち?」

 ななしのむじな。
 ばけものウェーブしていた毛玉の気配がすっぽんして、ゆる~いかんじになりました。

 雨深 美登
「敵かな? 味方かな?」

 枡花 ビビ
「うむ、ワシの知り合いじゃなきゃこんなとこにおらんはずなのだが、はじめましてだのー」

 雨深 美登
「ああ、はじめまして」

 雨深 美登
「そして――」

 雨深 美登
「やぁやぁ、少しばかり申し訳ないのだけれど道案内を頼めないかい?
 御主人の頼みで地獄巡りをしていたら道に迷ってしまってね!
 ……ちなみに、ここは何丁目くらいだろうか?」

 ななしのむじな。
 みあげる。
「じじさま、なんちょーめ?」

 枡花 ビビ
「何丁目も何も通り過ぎてるのー」

 枡花 ビビ
「ここは――世界の行き詰まりもドン詰まり、下の下の更にその下よ」

 枡花 ビビ
「どこにもいけんし、どこにも帰れんよ。ここに来たというのはそういうことよ」

 ななしのむじな。
「だってー」

 ななしのむじな。
「びあ、たべう?」

 ななしのむじな。
 と、出てきた黒い穴の方へチョコン、枇杷を供える。

 枡花 ビビ
「まぁそう悪いとこでもないぞナ、うん。ゆっくりこの先の身の振り方をかんがえ……」

 雨深 美登
「そうかー、ここが終点か。
 ショートカットする予定は無かったんだがなー。
 ご主人様にどうやって連絡をとったものか」

 ななしのむじな。
「しょとか?」

 ななしのむじな。
「しゅじん?」
 ここでぴく、耳が動く。

 枡花 ビビ
「ふむ、片割れがいるのかのー?」

 雨深 美登
「片割れではないけれどね。
 ご主人の手が離せないので代理で視察に来たのだよ。
 ……もっとも、記録しているのは預かりものの本だけれど」

 雨深 美登
「あと、私は肉食でねー ビワは食べないかなー」

 ななしのむじな。
 そっかー、と、しゅんとする。

 枡花 ビビ
「ふむぅ、それでそのご主人とやらは?」

 枡花 ビビ
「ここに行くようにいわれたのかのー?」

 雨深 美登
「視察として日本の地獄を勉強しに来たのだけれどね。
 穴に興味が湧いて近づいたら此処にいたのさ」

 枡花 ビビ
「ほほー?」異界人か

 ななしのむじな。
「じごくー?」

 ななしのむじな。
「じごくじゃないよー、ねのくにだよー」

 ななしのむじな。
「じごくはもっと、あたらしくて、あかるいよー?」

 雨深 美登
「……ねのくに」

 枡花 ビビ
「ふむ、理が違うか、ならば見方によればここも地獄といえんこともないが――まぁそこの毛玉のいう通り別の場所よ」

 ななしのむじな。
「じじさまー、じごくってばしょ、わかうー?」

 枡花 ビビ
「そっちにコネはないのー」

 雨深 美登
「ふむぅ、これは困った。
 最寄りでも構わないし、一旦現世に戻る事も視野にいれるべきかな?」

 ななしのむじな。
「むじなもないー」

「まちにいったらあるかもー?」

 枡花 ビビ
「ふむ、道理が違えば、帰り道も異なるもの――ヌシが異国異界の輩ならば、」

 雨深 美登
「もちろん、手伝ってくれたらお礼をするさ。

 ご主人様がね!!」

 枡花 ビビ
「戻る道もあろうな」

「さて――そうなれば、ワシも見てるだけ、とはいかんのー」


 ぞわぞわと黒い波が集まり人形を取り
 ――何もない空間から胡散臭い男が現れる。


 枡花 ビビ
「んんーこれで良かったかいのー?」

 枡花 ビビ
「まぁ、いいか」

 ななしのむじな。
「じじさまじじさまー、のせてーのせてー」
 大きくなったので乗っかるのをせがむ。

 ななしのむじな。
 お世辞に足速くないもーん。

 枡花 ビビ
「ふむ、それじゃここに」と頭巾の上にちょんとのせて

 ななしのむじな。
「わーい、ありがとじじさまー」
 ちょん

 雨深 美登
「ああ、自己紹介がまだだったね。
 私は雨深 美登(あまみ みと)。
 当世の日本風にしているけれど……異国の冥界に連なるものだ」

 枡花 ビビ
「ワシは――ビビと呼んでくれナ。まぁなんでもいいんだが、一応その方縁起がいい」

 枡花 ビビ
「根の国の案内人、彼方から此方へ帰る旅人の標として或るモノ」

 枡花 ビビ
「美登といったか、よろしく。今一時、ヌシが至るその時まで、助けになろう」

 ななしのむじな。
 頭巾の上でちょこなんと。
「むじなはむじな、ななしのむじな。
 とーせってなんだろーでふあっふあ、しばらくばらく、よろしくねー」

 枡花 ビビ
「ああ、務めというか、性分というか、呪いみたいなものだから――礼はいらんよ
 その代わり、ヌシが辿り着いたら伝えておくれナ、根の国の”根住み”はいまだ健在なり、と」

 雨深 美登
「私の主は顔面が犬だけれど、伝えておこう。
 なぁに主に伝えておけば、この本の持ち主にも伝わる。
 そうすれば、記してもらえて永久に残ろうというものだ」

 ななしのむじな。
「ほん-?」
 頭巾の上からのぞき込む。
「たべていー?」

 雨深 美登
「食べ物ではないよ」

 枡花 ビビ
「それは重畳、忘れられるのは困る身の上なもんでナ」

 雨深 美登
「ああ、忘れられるのが一番困る。
 我らは一度、失伝された身だからな」

 ななしのむじな。
 ぱた……、軽くだけしっぽを振る。

 ななしのむじな。
「しつでん?」
 少しだけ様子がヘン、シリアスよりに。

 枡花 ビビ
「どうどう、むじなや。我らここに在り、よ。腹も空けば眠くもなる」

 枡花 ビビ
「ま、この毛玉もこれで中々腕利きよ」

 雨深 美登
「手練れなのはわかるさ。
 出てきたときの霊威の高まりには身が震えそうだった」

 ななしのむじな。
 ぱた……、反対にしっぽを振る。
 なんか思うところはあるらしい。

 枡花 ビビ
 まんまる毛玉をさわさわしつつ
「ワシはこの御仁を導くわけだが、お前はどうするね? 来るかい?」

 ななしのむじな。
「いくー、よー?」

 枡花 ビビ
「善哉善哉。さてでは……町にでも出ようかい。いやあ1000年ぶりだ」

 ななしのむじな。
「だー!」

 雨深 美登
「そのパソコンは街にでないと買えないものでは……?」

 枡花 ビビ
「そこはホレ、ワシこの国だと貴族だからの――ビバ不労所得」

 枡花 ビビ
「望めば大体、手に入るでナ」

 雨深 美登
「……イイナー私も欲しい不労所得」

 ななしのむじな。
 はい、と、またびわを出す。

 ななしのむじな。
「ふろーしょとくー」

 雨深 美登
「すごいなー不労所得」

 雨深 美登
「枇杷が食べ放題だ」

 ななしのむじな。
「おいしーよー」

 ななしのむじな。
「じじさまも、おっきくなったし」

「はいー」
 頭巾の上から、どうぞ、している。

 枡花 ビビ
「いただこう、ヒトの身は腹が減っていかん」

 ななしのむじな。
 頭巾の上は、お供えできて、ご満悦。

 GM
 という辺りでOPを切るのですが。
 その前に。
 侵蝕率上げてくださいw

 ななしのむじな。
 ぢーえむのおんじょうとおもったのに―

 枡花 ビビ
 1d10+36 (1D10+36) > 1[1]+36 > 37

 ななしのむじな。
 1d10+62 (1D10+62) > 4[4]+62 > 66

  system : [ ななしのむじな。 ] 侵蝕 : 62 → 66

  system : [ 枡花 ビビ ] 侵蝕 : 36 → 46

  system : [ 枡花 ビビ ] 侵蝕 : 46 → 37

 ななしのむじな。
 さあ侵蝕率ちきんれーす始まりましたっ!

 枡花 ビビ
 健康に悪いことしてる毛玉がいる(進化の兆し

 GM
 ムジナちゃん [悪魔の血]の効果でさらに+1されない?

 ななしのむじな。
 そうだった!!!

  system : [ ななしのむじな。 ] 侵蝕 : 66 → 67

 ななしのむじな。
 てことで、[悪魔の血]がちょっとめんどい判定なので侵蝕率上昇は1d10で振りますが、追加分忘れてたら突っ込んでくださいねっ☆ミ




 GM
 では、本日ここまで。
 また次回ー

 ななしのむじな。
 やんややんやー!

 枡花 ビビ
 おつかれさまー!