平ゆな
RWステージかつアイドル関連だから、ほんとカメラ目線とかCM意識してる的な導入ですねっ。
GM
なるほど。
それなら、私から言える事は一つです。
やりたいだけやるといい。
楽しいが大事。
めっちゃ濃かったら経験点もあげようw
平ゆな
GMもやるんですよ!
平ゆな
つまりは関わる人間のひととなりを見に行こう、ですからね。
平ゆな
あと、グラトニーの悪辣さの補完
村雨タイガ
そして当時はボクではなく
マリーシャ
私が主役! っていうか悪役、つまりはそういうこと
平ゆな
標的は私でーっす☆
平ゆな
でも基本的には周りが主軸かなー。
マリーシャ
まぁとにかく暴れましょう、的な?
平ゆな
~これは、ヒーローに生まれ変わるための物語~
平ゆな
て感じですからね、私は今回ヒロインですね。
マリーシャ
ゆながセラフィムとして生まれ変わる話でもあるから、ね
平ゆな
ネ。
平ゆな
誰からっ、ココは最年長者から、どうぞ―っ。
マリーシャ
はい、では私からね……名前はマリーシャ・レイニーディ、アルコイーリス最年長の19歳!
ヒーローネームは、”レインメーカー”
マリーシャ
哀しみ癒す、慈愛の雨!メンバーの情報収集なんかの後方支援と、回復を担当しているわ!
戦闘能力はないのだけれど……そこはゆなにお任せ、ね
マリーシャ
事務所に入ったのも一番最後だけれど、2人のかわいい妹みたいな年の子と忙しくて素敵な時間を送らせてもらってます
マリーシャ
家は大きな製薬会社、なこともあってメディカルスタッフやサブマネージャーのようなこともやらせてもらってる
シンドロームはエグザイル/ノイマン/ソラリスよ
マリーシャ
……少し二人には話せてない秘密もあるのだけれど、それは美しくなるためのドレスってことで、ね?
マリーシャ
私からはこんなところかしら?
レイニーデビル
(さて自己紹介……マリーシャの裏に潜む、というより『本性』であるヴィラン。レイニーデビル)
レイニーデビル
(グラトニーが生んだ”MALICIA1”、潜入破壊工作用生体兵器の成功作、それが私)
レイニーデビル
(“プロミネンス”平ゆなを兵器として、素体として鹵獲するのが私の存在意義……そのためにこの事務所に近づいてアイドルになった。
まぁベースとなった人格もあるようだけれど、覚えていない。男の人格など邪魔だから)
レイニーデビル
(何と言ったか、タイガ? とかそんな名前
だが今は、全てを敬愛する父のために!)
マリーシャ
……? 今なにか……? では特にないなら次は愛、よろしく!
真下 愛
はいはーい。
アルコイーリスの癒されない緑こと、次女の真下愛でぇす
真下 愛
年齢は15(シナリオ0話時点)
本編だと16歳ですよぅ。
ヒーローネームは……
真下 愛
ソレイン!
天気雨の事を指していますよぅ。
雨でも太陽でもない、どっちつかずのボクにはぴったりだよねぇ?
真下 愛
チームとしての担当は、カバーリングと相手の脚止め。
攻撃能力はオマケみたいな感じだけど一応、あるんですよぅ?
ボクがもっと強かったらゆなも楽にさせてあげられるんだけどねぇ……
平ゆな
<いつもたすかってるよー
真下 愛
事務所に入ったのは、ゆなと同じとき。
同期ってやつですねぇ。
家族構成は、秘密。
シンドロームは バロール/ハヌマーン。
ただボクの魔眼 どうにも丸くないんだよねぇ なぁんか フワフワしてる
真下 愛
戦闘中にもなんかフワフワする時があるのは秘密ですよぅ?
……あと、恋愛ポンコツって言うなぁ!!
はいはーい
それじゃ、ウチのオオトリ いってみよー
平ゆな
\はーい/
平ゆな
アルコイーリス末女にしてみんなの太陽! プロミネンスでーっす。
平ゆな
名前は平ゆなっ、14歳にちょっと前になったよっ。
平ゆな
いつもはそーちゃんとレイちゃんのお世話になってまーっす。
シンドロームはサラマンダー/エンジェルハィロゥ、炎とミストと光の競演、フルアタッカーだよーっ。
平ゆな
うちはねー、けっこーイイトコ? なのかな?
あ、実家が太いわけじゃなくってー、研究者なんだ、レネゲイドのねっ。
平ゆな
でー、パパママが「ゆながいきやすいように」って、ちょっと前に覚醒――オーヴァードにしてもらいました、やったー!!
平ゆな
オーヴァードっていったらヒーローだよねっ。
ヒーローっていったらアイドルヒーローだよねっ。
新進気鋭のアルコイーリス、よろしくおねがいしまーっすv
小鳩
さて、じゃあ私もちょっと顔だし! マネージャー兼プロデューサーの村雨小鳩でーす
この子達のアイドル活動のバックアップしてます
小鳩
……それ位です、ふふふ、そう、私は影。この年になっても仕事一筋! でも! 推しに囲まれているこの日々……後悔などナァい!!
小鳩
ゆなをスカウトしたところから始まったあの日から、そう皆で行こうスターダム!
平ゆな
私たち、3人で、レジェンドになろうねっ!
マリーシャ
ええ、目指すからにはトップヒーロー! そしてトップアイドル!
平ゆな
ヴィランをくじいて、みんなを笑顔にっ!
真下 愛
ボクは程々でいいですよぅ~?
平ゆな
やーだーそーちゃんもいっしょーしよー
マリーシャ
もう、愛は素直じゃないんだから
真下 愛
いえー
平ゆな
よろしくおねがいしまーっす
ディアボロス
「くっ……この一撃が決まれば次のランク50は堅い、堕ちろおお!!! クソ亀」
ディアボロス
「くっ、奴のあの甲羅……おそらくは《竜鱗》と何らかの瞬間的防御! 流行りのゲームに例えるならば1R1回使える類のもの……
奴を打ち破るには瞬時に攻撃を2回重ねる術が必要。しかし、ここにそんなヒーローは……(歯噛み)」
応援モブ
「(で、出たぞ!あれは”ディアボロス”の状況把握分析語り、通称『チュートリアル春日!!』)
応援モブ
「(これが出た場合、本人の活躍と引き換えに事件が解決するジンクスがある。が、デキたファンである俺達は敢えて口に出さないぜ)」
応援モブ
「(この流れなら、ここで来るのは……!)」
マリーシャ
「見つけたわ! アレが親玉の超巨大タートル”レオナルド”……2人とも、準備はいいかしら?」
平ゆな
「いつでもおっけーっ」
ふわーっと周囲を塗り替える、《天使の絵の具》
ここからは、アルコイーリスのステージだっ。
真下 愛
「準備ダメでーす。
……あっちでオレンジ色のがブレイクダンスしてるのでぇ。
やるならサクッとやりましょー?」
マリーシャ
「じゃあそこもまとめて……いいかしら? ゆな」
さぁ、と緑色の淡い光を纏った雨がゆなに降り注ぎこれまでの傷を癒す
マリーシャ
「防御力は、あの個体が多分最高、全力で!!」
平ゆな
「\はーい/」
きらきらと、癒されながら
雨にあわせてふわりと舞うスモークに、纏って紡いでステージ衣装がお色直しっ。
平ゆな
からの、バババッ。
無数の炎の剣を持った白い騎士が登場したと思えば、
「いっくよー全力―っ! プロミネーンスっ!」
騎士と一緒に”レオナルド”に突貫っ、爆発、焔が上がるっ!
真下 愛
「危ないなぁ。
何も考えずに突っ込まないでくださーい」
レオナルドの刃のような鋭い一撃をいなしながら、邪魔はさせない。
マリーシャ
「……そこまでは計算済み! よ!」
手にした杖をゆなに放り投げ、ゆるく軌道を描いたそれを正確に彼女に向かわせる
マリーシャ
(《さらなる力》の、演出です)
平ゆな
”虹”を駆け上がって、中空で杖をキャッチ。
からの
「とっつげきー!!」
杖を下にぶんっ、振り下ろせば
その虹が変異して炎の雨となり、多数の騎士団の突撃と共に亀へ降り注ぐ。
ディアボロス
「な!? 再行動、だと!」
ディアボロス
「自爆、くっ……これはまずい!」と逃げ遅れた子供を庇う
真下 愛
「はいはーい。
残念でしたぁー」
不規則に形を変える魔眼が煌めく。
「ボクの目の前でぇ
プロミネンスを傷つけられるわけないんですよぅ」
真下 愛
ちら と子供を守るディアボロスを見る。
舌打ち。
ゆなに全力で回せないじゃないか
真下 愛
「ああ、もう!!
仕方ないですねぇ!!」
魔眼が変形し、爆炎をかき消していく。
それでも範囲を広くした分は手が回らない。
「プロミネンス、ごめん!
そっちちょっち薄くなりまぁす!」
平ゆな
「こどもとおじさま、だいじっ、だいじょうぶっ!」
ディアボロス
「……っ! この力は」
一度の”死”を覚悟した男の前に繰り出される重力場は、迫りくる死神を彼の装甲を受けとめるに十分な威力に減衰させる
平ゆな
「わーいっ」
満面の笑みで手を振るう。
「みなさま、ありがとーっ」
ディアボロス
「……~~っ!」
平ゆな
「ランカー記念で、今からゲリラステージーっいっくよーっv」
ぱちんっ、ウィンク。
そーちゃんもレイちゃんも―っ。
ただ歌う、わけじゃない。
立ち回りしながらきれいな場所を作って、瓦礫などの除去やレスキューをしての、慰安こみのゲリラステージ。
ディアボロス
「……行ってこい、皆の歓声に応えるのも、ヒーローの務めだろう」
そういうとバッと瓦礫を持ち上げ足場をくみ上げる
平ゆな
「ほら、おじさまもーっ」
手伝って―、と。
真下 愛
「勝手に決めないで欲しいんですけどぉ。
お仕事したからボクは休む気満々だったんですけどぉ」
平ゆな
「倒して終わりじゃないからねっv
助けて、なおして、みんなの心に太陽をっ」
マリーシャ
「ええ! 行きましょう、っと……あら?」
マリーシャ
「ゆな、大丈夫?」
と先程の瓦礫で少し当たったのか、背中のあたりに小さな傷
平ゆな
「ぷえ?」
(ずるり、と音もなく、死角から何かが傷口に侵入する――しかしそれに気付くものはいない)
マリーシャ
「ちょっと待ってね……その場しのぎだけど」とスッと薬液に変化させた手で、傷をふさぐ
平ゆな
「はーあーい」
マリーシャ
「ん、OK(今、何か……いえ、大丈夫……? よね)」
マリーシャ
「じゃあ行きましょうか! ほらほら愛も」
マリーシャ
「みんなが待ってるわよ」
平ゆな
「よー」ぐいぐいっと、手を引っ張る。
真下 愛
「はいはーい。
わかってますよぅ。
とりあえず場所作ってくださいねぇ。
瓦礫を浮かし続けるのも疲れるんでー」
マリーシャ
「とと、そうね……じゃあそこに置いて、ディアボロスさんも、助かるわ。感謝します」
平ゆな
こちらはパフォーマンスばりに動けば、塗り替えていく光とスモーク。
光のスペクタクル。
傷ついた皆の心をいやすステージを作り出す。
マリーシャ
傷ついた人々に、ヒーロー、観客隔てなく癒しの雨を降らして回ります
真下 愛
魔眼を使って瓦礫をどけて。
どけたと思えば、別の場所に瞬時に現れてまたどける。
悪態こそついているが、運動量が割とえげつない。
平ゆな
歌い、踊り、歓声の中で。
飛んで、跳ねて、光の中で。
瓦礫をのけて、ひとを助け
雨が、空気が、みなを癒し
声が、パフォーマンスが、みなを鼓舞し――
平ゆな
――。
ふら、り。
――パタン。
平ゆな
ステージの最高潮で
崩れ落ちるように、倒れた。
マリーシャ
「!? ゆな?」
駆け寄って抱き寄せる
小鳩
「!! ごめんなさい、ちょっと調子悪いみたいです、今日のライブ、ここまでで!!」バタバタとスタッフに告げる
真下 愛
「おっと?
急に電池が切れちゃったかな?」
あくまでお道化て、軽いハプニングを装う。
真下 愛
「そこのダンディ。
ちょっと目立って尺稼いでくれない?」
真下 愛
「具体的には、ボクとダンスバトルで勝負だ!」
ディアボロス
「……!」倒れたゆなを一瞬視界に収め
ディアボロス
「……ふむ、私の過去を知っているのかね? ソレイン
ならば見せよう! 2018年オーヴァードダンス世界大会4位の、”ディアボロスステップをー!」
真下 愛
「入賞してないんかい」
ディアボロス
「それはいうなーー!!」
ディアボロス
ディアボロスの悲鳴で、ちょっとハプニングはあったのものの軟着陸
真下 愛
もちろん とまりこんでまーす
真下 愛
それしてたら、少し先の未来で被害が酷そうなのでやりませんw
小鳩
目が覚めて身支度してると「愛ー! ごめーん」と小鳩がやってきます
真下 愛
「別にいいですよぅ。
ボクはただ居るだけでしたしぃ」
真下 愛
居るだけしか、できなかった。
小鳩
「ゴメンね、R対本部から呼び出し食らっちゃって! 可能な限り、早く戻るけど、ちょっと留守番お願い!!」
小鳩
「……本来書類の不備、こんなに重なることないんだけれど」
小鳩
「ゆなは今日病院からお迎えくると思うから、早めに来たら対応おねがーい、出動要請(アラート)も今日は他の人達(ヒーロー)に任せていいから、ね」
真下 愛
「はいはーい。
いってらっしゃーい。
お土産は、美味しいパンでも買ってきてぇ?」
小鳩
「おっけー、甘い系? しょっぱい系? どっち?」
真下 愛
「甘い系ー。
目が覚めたら食べたがるでしょー?」
小鳩
「……あはは、そっか、うんそうだね」と慈愛の微笑み
小鳩
この子はそういう子で、そういう返しをするんだった
真下 愛
「だからぁ
早く行ってパパっと終わらせて帰ってきて下さぁい」
小鳩
「ん、かしこまり! 皆でお昼にしよう!」
小鳩
というとこで小鳩さんは退場、入れかわりにマリーシャが入ってきます
マリーシャ
すこし疲れ気味なのか、髪がすこーし乱れ気味
「おはよう、愛」
マリーシャ
「あら? ……さっき扉が閉まる音がしたけれど、小鳩は?」
真下 愛
「おはよーでぇす。
鳩ねぇさんなら、書類に不備があったとかで提出に行きましたぁ。
お昼くらいには美味しいご飯持って帰ってくるんじゃないですかねー?」
マリーシャ
「……そう、なら仕方ないわね」とちょっと抱えた洗面器や医療品、リネン類などに目を落とす
マリーシャ
「ちょっとゆなの手当てを手伝ってもらおうと思ったのだけれど、愛、お願いできるかしら?」とすこーし暗い表情
真下 愛
「ボクの手を借りるとか、切羽詰まってる感じですぅ?
もちろん手伝いますけどぉ」
マリーシャ
「ん……そう、ね。ありがとう助かるわ」
マリーシャ
普段ならツッコミの一つも入るやり取りだが、ちょっと元気はない
真下 愛
「あら、結構マジに深刻な感じですぅ?」
マリーシャ
「私の力だと、ね。病院でご両親に診てもらえれば、なんとかなると思うのだけれど」
真下 愛
「それなら、容態が変化するまで見てるんでぇ。
マリねえさんは休んでてくださぁい」
マリーシャ
「ありがとう、でもちょっと傷を一時的にでもふさがなきゃいけないから」
真下 愛
「応急処置、勉強したんですよぅ」
言いながら取り出したのはホッチキスとダクトテープ。
マリーシャ
「戦場帰り? ……もう!」と少し吹き出す
マリーシャ
じゃあここらでゆなの病室に
マリーシャ
コンコンとノックして「ゆなー入るわね」
平ゆな
「はーあーい」
普段よりは数段弱弱しい声。
マリーシャ
入ると大人しく床についているいつもは騒がしい三女
マリーシャ
「……眠れてないかしら、ゴメンね。今ちょっと手当てするから」
平ゆな
「ねえてはいまーっす、かあだがだるいのでーす」
心なしかどころかがっつり舌ったらず。
活舌がいい歌手なのに!?
平ゆな
「ただだういだけならきになあないのにー……」
真下 愛
「ボクもだるいでーす。
仕事する時とかー」
平ゆな
「そーいうむー、すいあい―……」
しくしくしくしく。
マリーシャ
「……大分熱があるわね、ごめんなさい、ちょっと体起こすわね」
と掛け布団はぎはぎ、服もはぎはぎ
平ゆな
おとなしく脱がされる、ばんざーいしつつ。
マリーシャ
すると昨日の戦いで負った傷が、全部開いて所々包帯に血が滲んでたり熱持ったりしてるわけで
マリーシャ
ゆなは朦朧としてるけど、大分傍から見るとひどい状況であることでしょう
真下 愛
「……?」
なんだ? 何かがおかしい。
いつものバックファイアとは違う気がする
マリーシャ
「薬、塗るわ。ちょっと沁みるけど、我慢して」と薬液の手にして
平ゆな
「はーいー」
マリーシャ
優しくなでるとそこから傷はふさがるが、暫くするとまたうっすら赤い線が浮かぶ
平ゆな
「っ……」
ふさがっても再度開く傷。
そのたびに身体に苦痛が翔る。
マリーシャ
「愛、そっち押さえてくれるかしら……ごめんなさい、ゆな、ちょっと窮屈になるかも」
真下 愛
傷は塞がっている。
けれど、この傷の付き方は内側から切り裂いているような……?
「んえ?」
マリーシャ
ちょっと厚手の被覆材に薬液沁み込ませて包帯でぐーるぐーる
平ゆな
「うん……」
マリーシャ
愛の疑問を打ち消すように、傷は見えなくなってしまう
マリーシャ
不自然といえば不自然、でも今までの振る舞いを見るとマリーシャにも余裕がないことは伝わってくるし、今の最適にも思える
平ゆな
「さすがいねー」
平ゆな
「ずっとずっとざくざうされうのはー、いたいのー」
愛ちゃんに、ぼてーと倒れこむように、ハグー。
真下 愛
「よーしよし 辛いの我慢できてえらいねぇー」
マリーシャ
「ごめんなさい……痛いわよね。でも今日の夕方には、お父様とお母様に診てもらえるはずだから」
平ゆな
「えうー、えうー」
すりすり。
柔らかいものといい匂いのするものは心の安寧なのです。
普段はぬいぐるみのようですが、今は人肌恋しい様子。
「うんー……」
平ゆな
「なおさないとー、なおらあいのはーわかうからー」
平ゆな
「ゆなもー、があんは、するーのー」
平ゆな
「でも、いあいー」
えうえうえくえく。
真下 愛
よしよし なでなで。
「もうちょっとだからねー。
お昼には鳩ねえさんが美味しいパンとか買ってきてくれるからねー」
マリーシャ
眠れる薬を取りにちょっとベッドサイドから離れる
マリーシャ
ゆなあいを堪能する構え
平ゆな
「そーちゃんもたべあいー、たべよー」
だいぶもうろうとしてますねコレ。
真下 愛
「そうだねー一緒に食べようねー。
マリねえさんはダイエット中だからダメかもねー?」
マリーシャ
「……もう! 私も食べるわ!」とツッコミ
平ゆな
「レイちゃん、いっぱいおくうりつくうから、つかえてない―?
どうあんだろー……」
平ゆな
「レイちゃんおー、たべあいー、たべおー」
マリーシャ
「大丈夫よー気にしないの、そんなこと」
平ゆな
かむ―とあまがみ。
マリーシャ
「そうね、戻ってきたら―皆でご飯にしましょう」
真下 愛
「誰の腕がチャーシューだ」
平ゆな
かむかむ。
平ゆな
「ちゃーうーじゃないおー」
平ゆな
「ぱんー」
平ゆな
「ふあふあー」
マリーシャ
「パンね、食べましょうねーじゃお薬、ごっくん」
平ゆな
ごっくん。
平ゆな
ぱたむ、すやあ。
マリーシャ
痛み止め兼睡眠薬
マリーシャ
傷に障らないように寝返りうたせて、おやすませます
平ゆな
「レイ、ちゃ…………そーち……、だいう、き……」
「よか……ふた…………ぁ、ならな……て…………」
平ゆな
ねごとむにゃむにゃ。
マリーシャ
「おやすみなさい」
いつものようにやさしく頬を撫でて髪を整えて、かな
真下 愛
「ゆっくり寝てくださいねぇ」
「……マリねえさんも寝ます?」
平ゆな
すー。
マリーシャ
「そうね―」といったところピクリと体が動く
レイニーデビル
「お願い、しようかしら。でもー」
レイニーデビル
「……少し、話をいいかしら」とすたすたと病室の外へ
真下 愛
「いいですよぅ」
レイニーデビル
では外に出ると……君にいつもと変わらぬ口調表情で向き直ります
レイニーデビル
「ありがとう、手伝ってくれて、私も手を尽くしたんだけど、治す方法が分からなくて」
真下 愛
「ボクもそっちはさっぱりですしぃ。
……なんなら一番役に立ってないですからぁ」
レイニーデビル
「……あの子の前では言わなかったけれど、完治までどれだけかかるかもわからない以上、暫くゆなは抜けてしまうかもしれない」
レイニーデビル
「そんなことはないわ、攻撃がからっきしの私よりずっと、愛は色々なことができるじゃない」
真下 愛
「守り切れてなかった時点で、ボクだけ仕事が中途半端だったんですよぅ。
……もっと力があれば良かったんですけどぉ。
トレーニングだけじゃ、厳しいですねぇ」
レイニーデビル
「そうなった場合、私達の地区を護るのは――少し難しいかもしれない。退ける手段がないから」
レイニーデビル
「ええ――強くなる必要がある。それも短時間で」
レイニーデビル
「あの子の居場所を護るためにも、ね」
真下 愛
「……外から誰か呼びますぅ?
フェンリルバイトとフェニックスウィングとか」
レイニーデビル
「どうかしら? あの2人は強力だけど、信用できないもの」
レイニーデビル
「それに――ランクも下がってしまうでしょう? 折角夢に手がかかったのに」
真下 愛
「……ランクなんて、何時でもあげられますよぅ?」
レイニーデビル
「そうね、でもゆなは――どう思うかしら」
レイニーデビル
「あの子は責任感がああ見えて強い。自分の離脱で夢が遠のいたら――多かれ少なかれ気に病むことでしょう」
真下 愛
「そうさせない為の、ボクたちでしょう?
……なんだったらMr51位とコラボでもして、その辺りのランクをウロウロするのも商業的にはアリですよぅ?」
レイニーデビル
「手っ取り早く、私達が強くなる、が最適じゃない? それに――」
といったところで緊急出動のアラートが鳴り響く!
真下 愛
「それは――――アラート!?」
ぼーず
警報はゾンビ化した亀たちの同時多発と、現在のアルコイーリス担当地区のヒーロー不在を告げる
レイニーデビル
「……今こうしている間にも助けを求められたら」
レイニーデビル
「私達がやるしかない、でしょう」
レイニーデビル
スッ、とそこでいつから持っていたのか薬品のアンプルを取り出す
レイニーデビル
「……“Gトランス”。実家で開発したの、オーヴァードの力を増幅させる力がある」
レイニーデビル
「これを私も飲むわ――身を護れる力が発現するかは賭けだけれど」
レイニーデビル
「……今誰かを助けられるかもしれない、
ゆなに並ぶ力が手に入るかもしれない、
私達の居場所を――守れるかもしれない」
レイニーデビル
「可能性だけで十分、違わない?」
レイニーデビル
すっと愛に近寄り、誘うような声色で囁く
真下 愛
「……可能性が、あるなら」
レイニーデビル
「ありがとう……愛、じゃあ一緒に」
レイニーデビル
手にもつ薬を渡す
真下 愛
震える手で受け取る。
ああ、なんかフワフワしてきた。
「……一緒に」
レイニーデビル
「ええ、いっせいーの、せ、で」
《蝕む声》でふわふわと
レイニーデビル
右手が口元に小瓶を当てる、見つめあって、左手は愛の手に添えて
真下 愛
覚悟を決めて。
口元に近づけて。
後は、一息で 飲み干すだけだ。
レイニーデビル
「いっせいの―
レイニーデビル
せ」喉に液体が落ちる、それだけで、十分
真下 愛
喉が動く。
味は正直、よくわからない。
美味しくはなかった。
それは間違いない。
真下 愛
「少し 気持ち悪いですねぇ……」
レイニーデビル
「そうね――でも、」
ずるり、と右手が内側から分かれ折りたたまれた奇怪な腕が伸びる。
レイニーデビル
「力が、漲る―貴方もそうじゃない?」
真下 愛
はぁー はぁー と息遣いが荒くなっていく。
「ゆなの居場所、守らないと……
その為の力ですからぁ」
レイニーデビル
白骨の羽と仮面、ねじ曲がった角、その肌と同じような象牙色の艶のない髪――かつての面影はどこにもない顔でレインメーカー
レイニーデビル
否――レイニーデビルは語り掛ける
「ええそうね、”私達”の居場所を護りに」
レイニーデビル
「殺しましょう、敵を――たくさん、たぁくさん、ね」
真下 愛
「そう 邪魔する奴は……やっつけてぇ
やっつけてぇ……守らないとぉ」
真下 愛
「あは あははぁ……フゥワフワしてきたぁ」
レイニーデビル
愛の手を取って窓から、よじれた骨と翼で高く跳ぶ
レイニーデビル
「さあ――あなたの力を見せてちょうだい、私の妹」
真下 愛
「手を繋いでると、なんかすごくドキドキしてきたぁ」
引っ張られるようにただついて行く。
いつしか――黒雲に包まれ雨が降っていた
火の手と悲鳴の上がる灰色の街を見下ろしながら2つの影は雑踏へ消えていく――
ぼーず
という所で、今日は一度シーンエンド
平ゆな
おつかれーさまでしたー
GM
おつかれさまー