GM
さぁ エンディングの時間だー!
安良城 燈花
では美幸ちゃんが正気に戻って気を失ったのを受け止めつつ……
安良城 燈花
@通常
安良城 燈花
「おかえり、裕也」
長谷川裕也
異形の獣化していた姿が、ほどけるように。
ひとがたに戻って、
長谷川裕也
「ただいま、トーカ」
安良城 燈花
「ちゃんと、出来たね」
長谷川裕也
うすくわらう、照れくさそうに。
安良城 燈花
そのまま割れた腕で器用に美幸を抱きかかえて
裕也に渡す
グルネー・スフォルツァ
一方、姿形も消え去った地面の方を見ていた。
長谷川裕也
優しくハグするように、美幸ちゃんを受け取って。
安良城 燈花
「――うん」満足そうに頷くと、カタンと膝から倒れるように体が崩れる
長谷川裕也
「トーカ?!」
安良城 燈花
「やっぱり、こうなっちゃう、ね」ボロボロとはがれるように体が崩壊していき
安良城 燈花
中で燃えてる青い炎が、燈花の形を形作ると
安良城 燈花
「……っ!!
安良城 燈花
ごめん、裕也」
グルネー・スフォルツァ
そうしてもう一つの炎が潰えようとしている。
これが対価というのなら、仕方のない話なのだが。
女は睨めつけた。
安良城 燈花
「やくそく、まもれなくてー」
そういうと背後にバグったような時の魔術師のゲートが現れる
長谷川裕也
《七色の直感》宣言。
何がどうしてどうなってる?!
安良城 燈花
渦のように秩序だった形はしていない、白と黒の砂嵐のような、幽き膜のような空間
安良城 燈花
獣の、哭き声が遠くに聞こえる
安良城 燈花
魂の炎がそれに溶けるように、散り散りに消えようとしていく
安良城 燈花
まぁ多分、《七色の直感》だと、感情がそのまま川に流される砂みたいに見えるんじゃないか
長谷川裕也
いちおう確認する
長谷川裕也
流されるのは望んでるか否か。
長谷川裕也
(拒むか否かじゃない、望むか否か)
安良城 燈花
諦観とそれを拒絶する気持ちと……焦り
時の魔術師
「……年長者としては、どう介入するべきだと思うかな、レディ?」
安良城 燈花
どうしようもない流れに抗おうとしたいが、どんどん流れていく己を――助けてくれと願う気持ち
――ジャリ。
意識失う彼女を抱きながら、残る手で混沌の槍を構える。
さながら、投擲槍のように
「ひとの、」
槍に纏わる。
破の光が、滅の闇が。
「ものを、」
「勝手にとろうとするな、”獣”」
異形の姿になった瞬間、投擲する。
後ろのゲートにたたきつけるよう。
その流れを、その事象を否定するように。
光と影は、きりもみながら。
そのゲートに、突き刺さって――”否定”した。
安良城 燈花
呑まれたのは一瞬だった。しかしそれで、十分
忘れられたもの、失われたもの、今ある全てよりそれはとてもとても大きくて
その“虚無”の中で、“私“は一瞬に溶けて
さっき迄あったはずの、無念も、恐怖も、立ち向かう気持ちも、遠く離れて忘れていたようで――
それでもあきらめられずに、手を伸ばす
伸ばした手の先に、何かが、触れた
膨大な虚無を否定する、真っ直ぐな、怒り
それがとても懐かしくて、頼もしくて
反射的に握り返す。思い返す。
そういえばいつも、困らされた。そういえば、いつも隣にあった。
押さえきれぬそれを、不格好に抑えながら、不器用に困ったように笑っていた
だから支えたくて、一度朽ちた身にはそれでも頼もしくて
私が私であるための、確かな錨でいてくれて
それを今、手に捉える。失ったはずの体に、心に確かな場所をくれる
「――ありがとう」
安良城 燈花
「今、戻るね、“裕也”―!」
安良城 燈花
手繰り寄せる、私を向こうへ、私を呼んでくれる人たちの元へ
時の魔術師
「ああ、どうもダメだ。
どうやらレディの癖が移ったらしい」
時の魔術師
「正直に言うとね、僕は重力操作とか超苦手なバロールなんだ。
できる事は時間に関する事と雑事だけ。
……それと、もう一つだけ。
とても弱くてか細いけれど、誰かが望む未来へと。
ほんの少しばかりだけモイライの糸を繰れるのさ」
時の魔術師
「だから、レディ達。
諦めずに望んでおくれ。僕の時計は君たちが望む方向に時を刻もう。
見失っても、なお残る。確かにそこにあったとわかるように。
歴史に、時間に、レコードに。
時間の外に居る僕が、忘れることなく刻み込もう」
グルネー・スフォルツァ
「弱気は坊や――らしいわね。でも、あなたがそれだけだなんて。
……そもそも、居なければ何もかもがご破産だったのよ?」
グルネー・スフォルツァ
今更そんなことを言われても腹を抱えて笑う。
時の魔術師
「魔法使いは、物語には添え物だからね。
主人公にだけは、なれないのさ」
グルネー・スフォルツァ
「わたくしたちはそのように役目がありますから。
裏舞台だからといって謙遜することはないわ。
しゃんとしなさいな」
グルネー・スフォルツァ
――魔女は言う。“助く者はかくあるべし”と。
これは別に、主役だの脇役だのと決まりきった話だっただろうかとも。
時の魔術師
「実際のところ、妖精の手助けの方がはるかにマシでね。
さぁレディ、いつものようにサポートは僕の役目だ。
君は君の望むままに」
グルネー・スフォルツァ
「求めるものは、与えられるべし。
弱きものも、強きものも。
私の道は、私だけじゃなくて……ええ、愛しきひとたち」
グルネー・スフォルツァ
いつもそうしていたかのように、靴を脱いで捨てる。
裸足でゆったりと力強く歩いた先に、手をのばす。
グルネー・スフォルツァ
塵が光る。手繰ろうとするかいなが魔法のように見えた。
善きアンファン、私は導きましょう。
築き上げた黄金の橋は、そのためにある。
安良城 燈花
光が、見えた。
全てを見通しているように、優しく抱きとめるように
忘却の悲しさも、茫漠の恐ろしさも
ただあるだけで遠くに離れる、黄金の輝き
安良城 燈花
驚きは、一瞬。でもそう、不思議なコトじゃない
あの人はいつも変わらない、優雅で不敵で、美しくて
安良城 燈花
「我慢したくない」そう言った私のワガママに、答えてくれただけ
こんなとんでもないことをしながら、何でもないことのように微笑むのだろう
だから――私は、飛び込むだけでいい
安良城 燈花
「ありがとう、グルネーさん」
視界が、弾ける。黄金色の輝きに包まれる。
眩しくて見えない――そのことが感じられる。
安良城 燈花
裕也の空間に投げた槍の元が、金色に輝いてスパークして、気を失った燈花がそこに横たわってる感じになる、かな
安良城 燈花
拾ってくれると嬉しい(物理的に)
グルネー・スフォルツァ
裸足の汚れや傷を気にせずつかつかと燈花のもとに寄り、軽々と抱き上げた。
グルネー・スフォルツァ
「あら、いつも持つ金よりも重いわ。魂の重さがあってよりもう少し」
安良城 燈花
「……ぁ」抱えられるとわずかに目を開ける
時の魔術師
「21gの差ってわかるものかなぁ?」
グルネー・スフォルツァ
”質”について何も知らないからよ、と柄にもなく明朗に笑う。
長谷川裕也
美幸ちゃんをハグして目をつむってる。
……い、いちおうみていいものかと言われたら色々NGなわけだからね……。
グルネー・スフォルツァ
「わたくしは時しらず、眼の前のものをよくしっているの。
この子はそれだけ得たものが重いのよ」
安良城 燈花
「……っ! ……はぁ、……けほっ」胸が膨らみ、少し噎せる――そして大きく、深く、息を吸う
長く、長く忘れていたかのように
グルネー・スフォルツァ
ようしようしと背を擦る。ないよりはマシと自分の上着をとりあえずかけた。
安良城 燈花
「グルネ、さん……ゆうや、も」
時の魔術師
「そういう事は、いまだによくわからないんだよね。
さて……病院と研究者、どっちに声をかけたものかな。
両方呼んでおこう」
安良城 燈花
「ありがと、ございます」上着をぎこちなく掴みながら、そのまま助けを待つかな
安良城 燈花
原理はさておき、生身の生きた人間として静かに寝息を立てて――特になんもないなら共通ED終了、で
GM
はい 皆様 おつかれさまでした。
【Ending】
SeanePlayer:Gournay
◇――――――――――――――――――――――――――――◆
GM
さぁ 個別エンディングと行きましょう
GM
最初はグル姐さんから
GM
やりたい事があるなら ドンドンやってください
グルネー・スフォルツァ
後日? 後日……
――として、世界の片隅で起きた終焉の一つは潰えた。
もっとも、それが女を劇的に変えたかというと渦中に居ながら――
傍観者も兼ねていたこともあって取り立てない。
グルネー・スフォルツァ
しいていうなら、女の中にあったある一つの疑念が一層強まったぐらいだ。
「そう、坊やの名前と年齢ね。多分貴方は私より生きていると思っていたんだけど」
だって4年経とうが何も変わらないもの、と皺が少し増えた様相で言う。
グルネー・スフォルツァ
そして時空改変を受けた折に一気に増えた仕事/書類にけだるげに視線を落とす。
時の魔術師
「そうだねえ、僕は確かに長く存在しているよ。
1760年の時に、300歳くらいだったかな?」
グルネー・スフォルツァ
「あら、サントフォワを間近に見たのね。
少し羨ましいわ……」
時の魔術師
「一応、君が居た時と違っている部分には付箋を貼ってあるはずだけど間違っていたらごめんねー?」
グルネー・スフォルツァ
「…………孤児院の人数と名義が多少増えたぐらいで、覚えることは増えたぐらいかしら。
疲れるしあとにしましょう」
時の魔術師
「……当時、カナダには居なかったんだけどね」
グルネー・スフォルツァ
「わたくしなら必ずそうしていたのに!
それに、憧れの錬金術師にも会いに行っていたわ」
ありえないという口調で言い切った。
時の魔術師
「……錬金術師の方なら、知り合いかもしれないけどね。
当時の芸術とオカルトの著名人は大体トモダチだよ」
グルネー・スフォルツァ
なら、わたくしの“名前”に心当たりがあるかもね、と軽妙に笑った。
「資産に変動はほぼなし。
こんなことなら先んじて投資の話でも残しておくべきだった……」
時の魔術師
「そんなケチな稼ぎには興味ないだろう?」
時の魔術師
「スフォルツァ家の系譜だったのかい?
……”何事をも成し遂げる者”は健在か」
グルネー・スフォルツァ
「ふふふふふ。御名答。
何もできないという貴方をこきつ……
善き相方として、また地道に増やせばいいこと」
グルネー・スフォルツァ
家柄のことに関して言及されれば、それもまた曖昧に微笑う。
自嘲にも見えた。
グルネー・スフォルツァ
「あやかっただけよ。
わたくしは元より何もないところから砂金を見つけただけ。
貴方と同じか知らないけれど、原石の名前はどこかへ行ってしまったみたい」
時の魔術師
「名前が無いからただの石ころ というわけじゃないさ。
……僕だって名前くらいはあるのだけれどね。
通りが良すぎて軽々に使えないのさ」
時の魔術師
「さて、君とこうして語り合うようになって何年になるかな。
いい加減、きちんとした名乗りが必要な程度にはお互いに腹の中まで理解は深まったと思うけれど。
……ちょっとしたクイズにしようか。正解したら、値段のつかない貴重品を進呈しようじゃあないか」
グルネー・スフォルツァ
「肚の探り合いはしたかもしれないけれど、坊やの、こほん、
魔術師さまの崇高な視座までには至っていないわ。
せめてヒントの一つはいただけないかしら?」
時の魔術師
「不老不死で、ミステリアスなタイムトラベラーで有名人なんて滅茶苦茶絞られていると思うけれど?」
時の魔術師
「……まぁ、僕の当時の足跡はナポレオン3世が集めた後に焼失しちゃったんだけど」
グルネー・スフォルツァ
そして自分の求める石の知識についても近い。
限りなく“おとぎ話”と世間には話されているが、
彼女は世界の裏舞台についてよく知っている。
グルネー・スフォルツァ
「なるほど、それなら今度からパンと適当な草でも食費はまかなえるわね」
さまざまに察した。そして答えというか今後の扱いについて眼をかすかに鋭くした。
時の魔術師
「贅沢を覚えたし、現代文明の甘味にはどうやっても勝てないからパンと小麦の食生活は勘弁ねがいたいなぁ」
グルネー・スフォルツァ
「おそらくわたくしがその“貴重品”とやらを手に入れたら身持ちか情緒を崩すかもしれないわ。
結構。大変勉強になりました。今後とも――
わたくしが死ぬまでは、私の坊やで居て頂戴」
時の魔術師
「欲しくなったらいつでも言ってよ。
『La Très Sante Trinosophie』の日本語版でも書くからさ。
ついでに、もう一つ。僕は古代種ってわけじゃないよ。
レネゲイドビーイングだ」
グルネー・スフォルツァ
そこで女はとうとう耐えきれなくなって、
興奮して、
居ても立ってもいられずに、机に突っ伏した。
時の魔術師
「いやもう、裕也君と橙花ちゃんの近くにいるのが怖いのなんのって」
グルネー・スフォルツァ
「今はそれ以上話さないでちょうだい。
わたくしの目の前にもいないでちょうだい。
――貴方を“分解(あい)”してしまいそうだから」
時の魔術師
「愛されるのも吝かじゃないけれど。
レディが平常運転に戻るまで、パチンコでもやってくるよ」
チャオ なんて挨拶して退場。
グルネー・スフォルツァ
女はしばらく肩を震わせて、偶然の一致かはたまたとふと顔を上げた。
魔術師の姿はない。
満足気に笑い、また、子どもたちに思いを馳せていた。
GM
では そんな感じでシーンを切りましょう
GM
次は 橙花さんのエンディングなんですが 希望ありますか?
合同にしたいだとか
GM
まぁ いい時間なので 次回に回しましょう。
もうちょっとだけ続くんじゃ
安良城 燈花
了解です!
グルネー・スフォルツァ
りょうかいですよー