◆――――――――――――――――――――――――――――◇

【Middle Scene-4】
Side:Akari

◇――――――――――――――――――――――――――――◆

 GM(ぼーず)
 IN

 的射 燈
 ではシーンイン

 的射 燈
 1d10 DoubleCross : (1D10) > 6

 GM(ぼーず)
 はーいでは登場を

 GM(ぼーず)
 大目に滾る

  system : [ 的射 燈 ] 侵蝕率 : 46 → 52

 的射 燈
 タマ……

 的射 燈
 静かにたぎってます


◇――――――――――――――――――――――――――――◇

 GM(ぼーず)
 では君は君でタマを探してますが、ここ2日はどうにも姿が見えません

 的射 燈
 うちのタマ知りませんか……

 的射 燈
 家のじゃないけど……

 GM(ぼーず)
 愛が元気なようで何より

 GM(ぼーず)
 情報抜けば見つかりますよ、なので振ってみようか

 的射 燈
 では[要人の貸し]と[コネ:UGN]どっちも使おう

 GM(ぼーず)
 オールイン

 的射 燈
 1dx+6 これでファンブルしなければ勝てる DoubleCross : (1DX10+6) > 4[4]+6 > 10

 的射 燈
 勝ったわ

 GM(ぼーず)
 大勝利

 GM(ぼーず)
 と言う事で……情報屋から聞いた君は漸くタマのしっぽをつかみました

 的射 燈
 むんず

 GM(ぼーず)
 まさかの物理

 GM(ぼーず)
 ここ数日、あちこちを渡り歩いていたようですね、そして商店街前の魚屋の裏の路地で……君は2日ぶりにタマに出会う

 GM(ぼーず)
 何とタマは大きなトロ箱の魚をがつがつ食べ、魚屋の店主と言い争っているようだ

 GM(ぼーず)
「てめぇクソねこ! 誰に断ってこの魚を食ってやが……ガぁ!」(尻尾で叩きつけられる

 GM(ぼーず)
 ここで君ははじめて、タマの体がおおきく膨れ上がって、尻尾も無数に分かれた怪物のような姿になってることに気付いていい

 タマ
 @ねこ

 タマ
「……フン、どいつもこいつも吾輩の邪魔ばかりしよって」

 的射 燈
「タマ……」

 的射 燈
「タマなの?」

 タマ
「ん? お主は……」

 タマ
「……あか、アカネ、いや違うな、アカ、リ……か?」

 タマ
「そうだ、アカリ、だ。どうした? こんなところで」

 的射 燈
「そう。アカリ。覚えててくれたんだ」

 タマ
「吾輩見ての通り、少々忙しいのでな、今日の決闘のために、血肉を補充せねばならん」

 的射 燈
「タマこそ。どうしていなくなっちゃったの」

 的射 燈
 貧弱な坊やとはもう呼ばせない感じね って言おうとしてキャラが違うのでやめた

 的射 燈
「決闘って、どういうこと?」

 タマ
 そういうタマはどこか目が虚ろ……だったかとおもいきや、ギリリと殺気走った目をしたりと

 タマ
 ちょっとまともじゃなさそう

 タマ
「なぁに、イヌ共との決闘よ……いや、誅罰か」

 タマ
「あの忌々しい小娘のハラワタをえぐるべき時が来た、それだけのこと……こいつらのようにな」

 的射 燈
「……タマ、少し休んだほうがいいんじゃない?」

 タマ
 とタマの後ろには動けなくなった犬たちが折り重なってる

 タマ
「休む? これは異な事よ、吾輩未だかつてないくらいに調子がいいというのに!」

 タマ
「今なら……お主の首ですら花を摘むように、もぎとって……と、って?」

 タマ
「……失言だ、忘れよ」

 的射 燈
「大丈夫。私はそんなに弱くないよ。なんて」

 的射 燈
「でも、休んだ方がいい。料理も作るから、ね」

 的射 燈
 す、と手を伸ばす。

 タマ
「ならば邪魔だけはしてくれるなよ? アー……アカリよ」

 タマ
「りょう、り」

 タマ
「りょうり、……『料理』か、メザシ? いや違う、血だ、血肉だ、必要なのは」

 的射 燈
「レバーにする?」

 タマ
 そういうと君の手を払うように尻尾で打つ

 的射 燈
「冗談にも、笑ってくれないんだ」

 タマ
 かなりの力だが命中の瞬間、少し力が緩んだようにも思える

 タマ
「冗談? 冗談だと? そんなことをしている暇は……ぐ……アカリ……メザシ……?」

 的射 燈
「……タマ」 おもわず手をひっこめる。 「帰ろう。屋上で。一緒にお弁当食べよう」

 タマ
「下がれ、帰れ、“おーヴぁーど”よ! 貴様と喋ると何やらこう、イラつきが止まらぬ!!」

 タマ
「ああそうだ、吾輩は殺す、あの小娘をヒメを殺す!! ああ憎い、憎いぞ!!」

 タマ
「だから、貴様は……! 貴様、は」

 的射 燈
「タマ……」静かに見つめる。

 タマ
「街を出ていけ!! 吾輩に近寄るな!! 決闘の邪魔、をするな……アカリ!!」

 タマ
 そこで君の眼にもはっきりと紫のオーラが立ち上っているのが見える

 タマ
「カタキ……グリザベラの、仇……! 違う、お前では、アカリではない! ヒメだ、あの犬の小娘」

 タマ
 おずおずと手を伸ばすように前足を出そうとするが……

 的射 燈
「……タマ」
 どうしてこんなことになってしまっているんだろう。
 今のままでは説得はできなさそうだけど、でも、まだタマの意思みたいなものを感じる。

 タマ
「疾く去ね……“おーヴぁーど”の娘、伝えたぞ!」というなり後ろに下がって、そのまま姿を消そうとします

 的射 燈
「タマ、まって!」手を伸ばしてその手をつかもうとします。

 タマ
「触れるな、吾輩に、ダメだ……ああ、うるさい、うるさいぞ貴様」と半狂乱になりながら《瞬間退場》しようかな、バトる事も出来なくはないけど

 的射 燈
 そうですね、撤退してもらったほうがキレイ というかこちらは戦おうとはしないかなぁ

 タマ
 であればここで情報が空きます

 タマ
 ポチっとな

◆――――――――――――――――――――――――――――◇

○タマについて
人物像は上級ルルブの通り。
ヒメと同様、野良猫サイドの顔役としての役割を持つ。

ゆるく尊大な性格だが、ノラとして野生で生きることの矜持と、掟については誰よりも厳しい。
能力値は上級参照。オーヴァードとしてはかなり強力で、UGN幹部クラスと渡り合える実力は持っている。

現在は特に目をかけていた野良猫【グリザベラの失踪】を契機として、イヌグループとの対立が行く所までいっており、決闘不可避。
特にヒメには激しい憎悪を抱いているようだ。
なおこの決闘のダイヤグラムは0:10でタマが勝つだろう。

紫のもやをまとっているという情報もあり、なにがしかのレネゲイド的影響を受けているようだ。

★ノーバディノウズの情報項目が開いている★
現在の絶縁状態は、ノーバディノウズのEロイス《憎しみの楔》により、ヒメへのロイスをタイタス化させられているため。
他のロイスについても徐々にタイタス化しつつある。

ヒメを完全に殺す、もしくは刑部を逃がすようなことがあれば、彼はジャーム化する。

◇――――――――――――――――――――――――――――◆

《憎しみの楔》
衝動:憎悪、タイミング:オートアクション

妄執の域まで凝り固まった憎悪の念を伝染させ、対象をその渦中に引きづりこむEロイス。
その悪意にあてられたものは狂気に取り込まれ、心のどこかが壊れてしまう。

いつでも使用できる。
対象が取得しているロイスをひとつ選択し、タイタスに変える。
タイタスに変化したことでどのような影響が出るかはGMが任意に決定してよい。

◆――――――――――――――――――――――――――――◇

→情報収集:「グリザベラの居場所」を調べられる。

◇――――――――――――――――――――――――――――◆

 的射 燈
 ふむふむ

 GM(ぼーず)
 ただまぁあかりんが察した通り、行動こそもはやジャームですがうっすらタマはロイスを残しています

 GM(ぼーず)
 君たちが頑張れば、まぁ目はあるんじゃないかないろいろな意味で

 的射 燈
 がんばる

 的射 燈
 装甲無視攻撃などします

 GM(ぼーず)
 ぶっそう

 的射 燈
 あなたが! わたしを! おもいだすまで! こうげきを! やめない!!

 的射 燈
 パンパンパン!!

 的射 燈
 (平手打ちの音)

 GM(ぼーず)
 装甲無視ってオラオラの趣がいたしますけれども……その、星野白金さんてきな?

 GM(ぼーず)
 ではここでシーンED


◇――――――――――――――――――――――――――――◇

 GM(ぼーず)
 さて次のシーンですが各々、どこかのシーンに出るか情報を探るか選べます。

 GM(ぼーず)
 時間経過で変わったり、次のシーン襲われることが確定してる人もいたりするので

 的射 燈
 ははは

 的射 燈
 襲われちゃうのか~~~

 GM(ぼーず)
 よくよく考えて決めるとよいでしょう!

 的射 燈
 はーい!

 GM(ぼーず)
 というわけで、今回はここまで




◆――――――――――――――――――――――――――――◇

【Middle Scene-5】
Side:Master

◇――――――――――――――――――――――――――――◆

 GM(ぼーず)
 にゅ

 浅間 陽介
 にょ。

 GM(ぼーず)
 というわけでぽんぽこソロまでマスターシーン→B・B襲来のとちゅうまでやりますいぇーい

 浅間 陽介
 わーい!

 浅間 陽介
 あ、シーンはいるか否かもわからないので。そこら辺まで含めてGM指示お願いします

 GM(ぼーず)
 ハイ、まずはマスターシーンですね

 GM(ぼーず)
 今からちょろちょろ流していきます


◇――――――――――――――――――――――――――――◇

 N市を望む小高い山の上、枯れ木のような老人が街を見下ろす

 ???
「ほう、気付いたか……腐っても“ワシ”か」

 ???
「さても厄介なことよ、あの忌々しい“比売”だけでなしに、我が半身もいるとはな」

 ???
「だが……それならそれで、やりようはある、というもの」

 ???
 そう老人がつぶやくと、藪の中から無数の眼が光る。犬、ネコ、そして――人間。

 ???
 その形でありながらソレならざる者たち―よくよく見れば幽鬼のように揺らぎ、影のような黒に一瞬染まる

 ???
 老人の髪が、ざわりと逆立つ

 ???
「さて、名残惜しいが仕上げと行こう、さらばだ我が半身。我が八百八の眷属ぞうおに溺れて果てるが良い――貴様の愚かな、夢の果てで」

 ???
 ざわり、と木々が揺れ、街は巨大な紫の霧で覆われる、天蓋のように広がるそれはN市を包み――そして全てが断絶した


◇――――――――――――――――――――――――――――◇


◆――――――――――――――――――――――――――――◇

【Middle Scene-6】
Side:Yosuke

◇――――――――――――――――――――――――――――◆

 GM(ぼーず)
 というわけでおまたせぽんぽーこ

 浅間 陽介
 \ぽんぽこー/

 浅間 陽介
 というかこれが呼び名になりましたよねえ……なんでだろ。ゴロがいいからか。

 GM(ぼーず)
 ゴロがいいですよね

 浅間 陽介
 令和狸合戦ぽんぽこ #PC1ジャナイゾ

 GM(ぼーず)
 資料漁ってる続きの所からですね

 浅間 陽介
 はーいー


◇――――――――――――――――――――――――――――◇

 GM(ぼーず)
 そういえばですけど、御両親て支部員なんでしたっけ?

 浅間 陽介
 ですよ?

 浅間 陽介
 僕が看護師、両親は獣医。

 GM(ぼーず)
 じゃあ丁度、どちらかが呼びに来るんだけど

 GM(ぼーず)
 奇数おかん偶数オトン

 GM(ぼーず)
 1dx DoubleCross : (1DX10) > 10[10]+10[10]+8[8] > 28

 GM(ぼーず)
 ま わ す な

 浅間 陽介
 ナニシテルノ(笑)

 浅間 陽介
 で、GMGM

 浅間 陽介
 これ登場侵蝕いるです?

 GM(ぼーず)
 あ、侵蝕いります

 浅間 陽介
 1d10+50 じゃあぽこぽん DoubleCross : (1D10+50) > 9[9]+50 > 59

 浅間 陽介
 デスヨネー

  system : [ 浅間 陽介 ] 侵蝕率 : 50 → 59

 GM(ぼーず)
 昂って……しまうな……

 浅間 陽介
 ダイスはロールに即すもの。

 GM(ぼーず)
 斯くあるPCは逸品であるな

 GM(ぼーず)
 というわけでオトンが呼びにきます


◇――――――――――――――――――――――――――――◇

 父上
「おお、ここにいたか陽介」

 浅間 陽介
 声かけられて、耳がぴく。意図せず解けてる《擬態の仮面》。

 浅間 陽介
「あ、とーさん」顔を上げる。「どうしたの?」

 父上
「急患だ、手伝いを頼む……というか、なんだこんなところで」

 GM(ぼーず)
「調べ物も良いが、目が悪くなるぞ?」

 GM(ぼーず)
 と狸面を気にする風でもなく、いつものように返す父上

 浅間 陽介
「あー。ちょっと本気出してたからねー」てことで、情報をまとめたメモ渡します。「よりにもよってだよよりにもよ――」

 浅間 陽介
 ここで気づく、変化がとけてる道理で目がつらくないわけで!?

 浅間 陽介
 てことで、ぽむん。《擬態の仮面》再起動。人間体に。

 父上
「はは、患主さんは待合室だ。別にそのまんまでも構わんぞ?」

 浅間 陽介
「ソレはひたすらまずい奴だから!!? 慄かれるから!!?」

 浅間 陽介
「あと僕はタヌキじゃないから!!? に・ん・げ・ん、でーすー!!?」

 父上
 診察室にはいないから、大丈夫だぜ、の意味

 浅間 陽介
 なるほどそれは有り難いけれど道中あるしねっ!

 父上
「ハハハ、まぁどっちだろうと、私のむs―」

 GM(ぼーず)
 息子だろうに、そう言いかけたところでズン、と軽い衝撃と共に辺りが急に夜のように暗くなる

 GM(ぼーず)
 というところでぇ

 GM(ぼーず)
 ここでぽんぽこ、意思判定!

 浅間 陽介
 ほがらかに平和だった顔が瞬間、冷静な首魁の顔に切り替わる。

 浅間 陽介
 4dx+1 意思判定 DoubleCross : (4DX10+1) > 6[3,3,6,6]+1 > 7

 浅間 陽介
 ち、ちょっと低い。

 GM(ぼーず)
 5dx+1 DoubleCross : (5DX10+1) > 10[3,3,5,10,10]+6[5,6]+1 > 17

 GM(ぼーず)
 さて、こちらの勝ちなのですがここでさっきのマスターシーンでやったことが起こります

 浅間 陽介
 (GM、ちょっと忘れてたので。前シーン〆でのばのさんロイスとらせてください。親近感/【隔意】)

 GM(ぼーず)
 OK

 浅間 陽介
 前回〆でとってないアリエナイですからね……すみません割って。どうぞどうぞ。

 GM(ぼーず)
 Eロイスを使用。《歪んだ囁き》に対して《傲慢な理想》×2


◇――――――――――――――――――――――――――――◆

《歪んだ囁き》
タイミング:オートアクション

誤解や妄執を植え付けることで、他者の感情を思うがまま操り捻じ曲げるEロイス。
いつでも使用できる。
対象が取得しているロイスひとつ分の感情を、あなたの任意に書き換える。
どちらが表に出ているかを指定しても良い。

この結果、どのような影響が出るかはGMが任意に決定しても良い。
また、GMが任意に設定した条件をクリアすれば、再び感情を対象が再設定しなおしても良いものとする。

◆――――――――――――――――――――――――――――◇

《傲慢な理想》
タイミング:オートアクション

あなたが傲慢で身勝手な理想を肥大化させたジャームであることを表すEロイス。

他のEロイスと同時に使用する。
その効果の対象を【範囲(選択)】に変更する。
ただし「対象:自身」のEロイスには使用できない。

一度に複数回使用した場合、2回なら対象をシーン(選択)に、3回ならシーン外も含む任意の大きさに拡大できる。

◇――――――――――――――――――――――――――――◆

 GM(ぼーず)
 効果はN市全域をシーンとしてエキストラ+泪とヒメを除く全てのPC、NPCのロイスひとつの感情(ネガ)を

 GM(ぼーず)
 憎悪に変更!

 GM(ぼーず)
 これにより効果は様々ですが――ぽんぽこの場合は

 GM(ぼーず)
 まず、目の前の存在――両親への感情が【憎悪】に変更される

 GM(ぼーず)
 それと同時に、君の姿は枯れ木のような老人のものに瞬時に姿を変えるのだ

 浅間 陽介
 分かった

 父上
「よう……すけ?」君の目の前で父上(にくいにくいナニカ)が声を上げる

 浅間 陽介
 目が虚ろになったと思えば、憎悪の赫が差す。目の前には、憎い相手。

 浅間 陽介
「……」

 浅間 陽介
 壁に手をつく。

 浅間 陽介
 (GM、演出でエフェクト使わせてね☆ミ

 GM(ぼーず)
 どうぞ(笑顔

 浅間 陽介
 《コンセントレイト/エグザイル》《無機なる四肢》

 GM(ぼーず)
 よけられません、エキストラなんで

 浅間 陽介
 資料室、そこにいる男性の、服や靴――つまりは無機物を手繰り融合し手はそこに縛り付け。

 浅間 陽介
「……」

 浅間 陽介
 資料室にあった本や紙が、降り落ちる。

 GM(ぼーず)
「ぐあっ!?」

 浅間 陽介
 せせら笑う。枯れ木のような老人が。

 父上
「お前は……誰だ? 陽介じゃない……貴様……」

 父上
「貴様っ! は……! 私の息子をどこにやった!!」

 浅間 陽介
 オートアクション:《餓鬼玉の使い》を宣言。

 浅間 陽介
 うぞる、うぞると傷口に、紫の呪いが集ってたかる。

 父上
「あ……が……」苦悶に身を捩る

 GM(ぼーず)
 ここで

 母上
「貴方、ちょっといいかしら、急に電気が――」

 GM(ぼーず)
 というところで母親も登場ですね

 GM(ぼーず)
 さてここで状況は変化した、ので

 GM(ぼーず)
 感情表はそのままだけど、ぐっと飲みこんで次のRは好きに動いていいですよ?

 GM(ぼーず)
 意訳:このまままとめて殺すか、逃げるかは任す

 浅間 陽介
 OK、じゃあ

 浅間 陽介
 振り返る、枯れ木のような老人。
 憎悪の色のまま手繰り、後ろの女性へも同じく資料を無機物を手繰り襲おうとして――

 浅間 陽介
「っ!!?」

 浅間 陽介
 全部がほどけるようにソコにおちる。

 浅間 陽介
「あ、ぁ……ァぁ……」

 浅間 陽介
 顔を伏せ頭を抱え、その場から遁走します。

 GM(ぼーず)
「貴方!! 貴方っ! 一体――これは――」母親の声を背に君はその場から去る

 浅間 陽介
「ごめん、ごめん、ごめんっ……!!!!!」

 GM(ぼーず)
 辿り着いたのは、支部の敷地の外れにある倉庫、と言う事でひとつ

 浅間 陽介
 はーいー

 GM(ぼーず)
 そしてそこで君の頭の中から誰かが語り掛ける

 隠神刑部
『おおう、おおう、どうした“隠神刑部”よ』

 隠神刑部
『音に聞こえた化生が随分と良い姿ではないか』

 浅間 陽介
「違う! 僕は人間だ!!!」

 浅間 陽介
「僕は浅間陽介、人間だ! 隠神刑部なんかじゃないっ……!」

 隠神刑部
『ひどいことを言う喃、貴様はばけものの癖に』

 隠神刑部
『先程だって、殺そうとしたではないか、愉しそうに、うれしそうに』

 浅間 陽介
「違う!!! 僕は人間だっ!! どれほどに冒されようともそれは変わらない、変える気はないっ……」
 頭の中に響く声を振り払おうと、叫んでいて。

 隠神刑部
『貴様が喰い殺した“浅間陽介”なる青年の家族を――食らおうとしたのであろ?』

 浅間 陽介
「……っ」いたんだ、ゆがんだ顔をする。

 隠神刑部
『まったく非道い奴だお前は、とうの昔に彼を殺して、ヒトにないような力も振るって』

 隠神刑部
『それでも――ぬくぬくとヒトから受け取っていたのであろう? 憎悪あいとやらを』

 隠神刑部
『大体貴様――先程からヒトだのというが』

 隠神刑部
『目を上げろ。ソコにあるのは――本 当 に ヒ ト か ?』

 GM(ぼーず)
 顔上げると、倉庫の隅、埃をかぶったガラスの写真立て

 GM(ぼーず)
 一組の家族が幸せそうに笑う――薄暗がりの中でガラスに映るのは

 GM(ぼーず)
 写真の中の少年とよく似た顔の――“異形の獣”の容貌だった。

 浅間 陽介
 異形フリークス

 浅間 陽介
 エグザイル――放逐者と呼ばれるシンドローム、ソレ自体が“人ならざるもの”、人のくびきを脱した症例。

 浅間 陽介
 いわば。化け物となる症例。

 浅間 陽介
 その中でも、伝承の怪物になったモノ――それが《異形》。

 浅間 陽介
 姿見に映る”自分”の顔。ひどい顔、ひどい怪物。写真立ての中の写真と同じように笑おうとしても、いびつに虚ろな笑みになる。

 GM(ぼーず)
 嗤い声が響く――頭の中で、嘲るように愉しむように老人が嗤っている。

 隠神刑部
『わかっているのだろう、我は汝、汝は我――』

 隠神刑部
『“何物でもないNowbady Knows”――只の獣よ』

 浅間 陽介
「我は汝、汝は我……」何の気なしに、つぶやく。姿見に手を伸ばして、掴んで。「僕、は……」


◇――――――――――――――――――――――――――――◇

 GM(ぼーず)
 ……っとここまでで前振りを終わります

 浅間 陽介
 はーいっ

 GM(ぼーず)
 必要に応じて、他PC(コブラ)達は孤独なsilhouette動かして登場してください

 浅間 陽介
 にこにこにこにこ

 浅間 陽介
 孤軍奮闘になってもまあ、いちおう何とかなるけれど、見ての通りで 闇抱えてますので はい★

 GM(ぼーず)
 では今日はホントにホントにここまで

 浅間 陽介
 はーい、ではどっぼーん


◇――――――――――――――――――――――――――――◇