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Ending Scene:1
Side:Miduki
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甲原 深月:シャフトを吹き飛ばした体勢から、腕をだらりと降ろし、がくりと膝をつく。 生体装甲が、ばらばらと剥がれ落ちる
甲原 深月:「……さすがに、ちょっと無理し過ぎたかな……」
甲原 深月:よろめく身体を無理矢理動かしながら、相方__端午金獅の方へと近寄り
甲原 深月:「おい、大丈夫か……? こっちは、なんとか終わらせたぞ……」と、揺さぶりながら声をかける
端午 金獅:ぴくり。揺さぶられて何とか目を開けて。
端午 金獅:「そうか……ははっ、護衛を頼まれた側がこの様じゃあ、な……」
端午 金獅:「すまんな、肝心な時に足手まといになったのはこっちだった」
甲原 深月:「馬鹿言うな。お前がいなきゃ、例え勝てても2人は助けられないっての……」
甲原 深月:無事を確認すると、よろめきながら美香たちの方へと向かう
端午 金獅:「儂が、お前さんみたいに庇いながら戦える奴じゃったらよかったんじゃがなあ。今回はお前に全部助けられたわ」
端午 金獅:同じく無理矢理力振り絞って立ち上がって2人の方に。
ふたりとも、身体が冷たくぐったりしている……。
テレーズさんにいたっては、息をしていない。
端午 金獅:「あとのことはこっちでやるから、お前さんは美香嬢ちゃんを見とき」
甲原 深月:「まだ、護衛は終わってないだろ……? 合流地点までは、まだ距離がある。……俺だって、未だに2人を抱えてられる程の余裕はないしな」
端午 金獅:「ならお前は先に美香嬢ちゃん連れて行きな」と言ってテレーズさんに救命措置します。
甲原 深月:美香の手首に手を添えながら、呼吸を確認する
甲原 深月:脈も呼吸も弱いが、まだ息があるのを確認するとともに、安堵する
――とくん、とくん。
甲原 深月:「……端午、テレーズさんのことは、頼む」
甲原 深月:そう言い残して、美香を背負って先に合流地点へと向かう
端午 金獅:「ああ。気をつけて行きな」と返して救命措置続行。
――場所は変わって
――合流地点
甲原 深月:もうほとんど余力も残っていないため、今にも倒れそうな様子でふらふらとたどり着く
――頭上から
――ライトの光が差し込んでいる。
ローター音を響かせながら、降りてくるヘリの姿。
――”リヴァイアサン”率いる、日本支部からの迎えのヘリ。
霧谷雄吾:「無事ですか!?」
甲原 深月:「……大分……無茶はやらかしました、が……こっちは、なんとか……」
GM:バタバタと、メディカルスタッフが迅速に動く。
甲原 深月:「それより……さっき、《ワーディング》が張られた辺り……そこに、レオンズブラッド、と、テレーズさん、が……」
GM:冷たくなっている水城美香をタンカに乗せ混む。
甲原 深月:「向こうの方が、かなり、まずい状態……です……早く、向か、って……」
甲原 深月:言い終わる前に、ばたりと倒れ込む
霧谷雄吾:「了解です、今すぐに――」
霧谷雄吾:倒れたのを見た瞬間、傍のメディカルに発破かける指示。彼も迅速に乗せ。
――ぱららら。
――大急ぎで、指定視点へとヘリが奔っていった。
………………。
…………。
……。
甲原 深月:目が覚めると、見知らぬ場所に寝かされていた
甲原 深月:白く、清潔感のある内装やベッドなどから、おそらくはどこかの医療施設だろうと想像する
甲原 深月:周囲を確認すると、隣のベッドには美香が寝かされていた
水城美香:「……、……」
甲原 深月:目を覚ます様子は見られないが、あんなことがあった後だ。 仕方のないことだろう
しんではいない。だがボロボロなのは見て取れる。
意識もなく、脈も弱い。
酸素マスクや点滴などといったあれやこれやにつながれていて、
ぴっ――、ぴっ――。
静かな部屋に、小さな機械音が響く。
甲原 深月:「……まあ、そうだよな。 あんなことがあった後だ……」
甲原 深月:見ると、自分も身体は包帯でぐるぐる巻きであり、あちこちに点滴が繋がっている
甲原 深月:「……はぁ、俺も大概無茶しすぎか。あの電磁フィールドに突っ込んでからずっと、意地張って平気なふりしてたけどさ……」
甲原 深月:「……美香には、バレてるだろうなぁ」
甲原 深月:呟くと、静かに目を閉じる
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Ending Scene:Final
Side:Kinji
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――護衛の任は、ひとまずの終わりを告げた。
何とか一命を取り留めることはできたものの、護衛をした、という意味では自身の任務は失敗も良いところだろう。
流石にそう思わざるを得ない。
端午金獅という人物は基本的に感情というものは極端なモノしか抱かない。
はっきりと言うなら「好ましい」か「興味がない」かの二択。
仕事は仕事。UGNチルドレンとして淡々と任務をこなすだけ。
……で、あったのだが。
端午 金獅:「(……流石に、今回ばっかりはカッコつかねえにも程があるか)」
端午 金獅:「(……こんなこと考えるような質じゃあなかったハズなんだがな)」
護衛の任を任されておきながら、今回は仲間に任せっきりだった自分に苛立ちを覚えていた。
もう一度言うが、普段なら「そんなことは思わない」。実際金獅自身には他者1人ならまだしも2人を庇っての戦闘ははっきり言ってほぼ不可能だ。いくらエグザイルのシンドロームを持っているとはいえ、所詮器用貧乏のトライブリードでそもそもの能力傾向そのものが護りに向いていない。
故にああなるのは戦術的観点で見れば確かだしもっとも利がある。それは紛れもない事実で現実だった。
――だが。
故に、己の無力さを思い知らされた。
そしてそう思うようになった自身を不思議にも思った。
次会った時は流石に合わせる顔がないなどまで考え始めている自分に戸惑いも感じながら、まだ傷の塞がらぬ身なれど命じられたN市の哨戒を行っていく。
端午 金獅:「……ぷは」
端午 金獅:栄養ドリンクを勢いよく飲み干し、近くのダストボックスに投げ捨てる。
端午 金獅:「っち、まだ体が軋みよるわ……《リザレクト》が作用するようになるまではまだ時間がかかるみたいじゃなあ……」
はあ、とため息。流石に体が悲鳴を上げるのは致し方なしか。
かれこれ投げ捨てた空瓶は10本目か。栄養ドリンク漬けになるが先か哨戒任務終わらせた後に爆睡するのが先か。
今までほとんど抱いたことのなかった仲間に対する自責の念や己の無力感を振り払うかのようにそんな適当なことを考える。
端午 金獅:「……とはいえ、やっぱり鈍りすぎじゃあな」
端午 金獅:無意識にそうつぶやいてまた自らを嘲るように笑みを零す。
端午 金獅:「(……こんなこと相手に対して思ったことは早々なかったハズなんじゃがなあ)」
UGNチルドレンは。――否、オーヴァードは常に生死の狭間を彷徨うものである。
"人として"の生死と常に隣り合わせ故に。故に信じられるのは自分だけ。
言うことに素直に従う人形程、信用できるものはない。
オリジナルの記憶は自分にそう告げている。
それを好ましく思うか否かはさておき、そう考えるなれば人の繋がりは持ちすぎれば足枷になるという風には咀嚼した。
それ以前に、その思考を食い破ってまで他者に入れ込むことになるとすら思っていなかった。
ここまで入れ込んだのは――いつぶりだろうか。
???:「……あれ」
???:「なんだ、金獅じゃねえか」
???:「ナニしてんだよこんなところで」
端午 金獅:「――……!!!」
哨戒中。
不意に、気さくな声を掛けられた。
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After Play
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GM:さ、て
GM:おつかれさまでしたー!!
甲原 深月:お疲れさまでした!
端午 金獅:お疲れ様でしたー!!!!!!ホント色々ご迷惑おかけしてすいませんでした(土下座)
GM:(にこにこ)
GM:さて、アフターでございます。
GM:でも夜だからね……ある程度ある程度しつつ、アフターといきましょう。
端午 金獅:もう10時半前とか早くない???
甲原 深月:はーい
GM:時間が立つのは早いものです、てことで経験点算出いくよ―。
▽セッションに最後まで参加した:1点
▽シナリオの目的を達成した:内訳
・アサシンズを完全撃退した:4点
・テレーズ・ブルムを護衛しきり、帰還させた:3点。
・審問に応じ、嫌疑を払えた:2点。
・水城美香/レインボウスネイクを護衛しきった:1点。
・D/Eロイス:累積8点
(Dロイス|>《装着者-バラキエル》《不死者》《奇妙な隣人》《破壊の子》)
(Eロイス|>《奈落の修羅》with《傲慢なる理想》《予告された終焉》《修羅の世界》)
▽最終侵蝕率:各人申告してください。
端午 金獅:倍振り98%なので3点頂きます~~
甲原 深月:倍振り86%で3点いただきます
GM:ん、倍振りで済んだのがびっくりです。運が太い。流石お2人。
▽Sロイスを会得、維持をした|>できた人は5点。
甲原 深月:Sロイスは昇華済みです……
端午 金獅:残りました。ごめんねみっちゃん……
GM:みったんは……まあ、今回背負ったからね……。
▽良いロールプレイをした:他薦といきましょう。
端午 金獅:めっちゃ負担かけてごめんなさいでもみっちゃんの主人公ムーブホントに熱くて素敵でした。
端午 金獅:あと制裁の一撃は素晴らしかったです(アレは本当に笑った)
GM:アレはほんとーに笑いましたね!
甲原 深月:金さんもお疲れさまです
GM:たしかにこの2話目、1話目の顛末あれこれの回収的な部分はある、んです、が(なので修羅場からスタート)
GM:それにつけても笑いましたね!(ケラケラ)
甲原 深月:制裁リアクションありがとうございました
端午 金獅:正直制裁の一発はかなり無茶ぶりでもあったのでエフェクトまで使ってノってもらってホントにありがとうございました(土下座)
GM:金ちゃんは金ちゃんで1話目の回収もありました、が
GM:どうでしたかね、護衛者ムーブてかチルドレンムーブ、かな、な感じに。
端午 金獅:今度はもっとマシなビルド組みます……(そしたらRP面でもシステム面でも負担かからない)
端午 金獅:何かこう、護衛って言われたのに全く護衛の仕事してないような気しかしませんおかげでめっちゃ……もう、ホントみっちゃんごめんなさい……orz
GM:金ちゃんのEDや応対がほんとそのまま
GM:3話目、に、かかりはするんだけどね。
端午 金獅:でも何だかんだで何捨ててもテレーズさん優先するよ、の割にはみっちゃんや美香ちゃんを気にかけてはいたので。
端午 金獅:んでSロイスもみっちゃんだったので。
端午 金獅:金さんにとってみっちゃんはそれこそかなり大きい存在になっているというのは確信してます。だからEDあんな感じに罪悪感丸出し演出にした。
GM:にこにこにこにこ。
端午 金獅:いやホント俺がもうちょいマシな動きをしなきゃいけなかったのになあ!!!!!!orz
▽他のプレイヤーを助けるような発言や言動を行った:他薦
端午 金獅:いやいやこれみっちゃんでしょう(差し上げる構え)
甲原 深月:金さんはもう、装甲無視で盛大に削ってくれた時点でもう……
甲原 深月:(こっちはSロイスぶっぱでやっとダメージ出せたし)
GM:基本的に、ソロで「俺のスタイルだ!!」っていえばそれでもいいように
GM:反面
GM:協力していけば、いいかんじでいけるように、にはしてあります。
GM:2人が、どう想いどうスタイルするか、でもありますね。
端午 金獅:いや金さんが装甲無視持ってるからこそみっちゃんの最初のダメージ死んじゃったから……orz
端午 金獅:いやまあ、装甲無視はどっちか持ってないとどっかで必ず詰むとは思うんですけどね。
甲原 深月:キュマイラじゃ装甲は抜けませんで……
端午 金獅:ピュアキュマって装甲無視ないんですっけ……???
甲原 深月:無 い ん で す
端午 金獅:な、なんだって……っ!!!
甲原 深月:なので装甲の上からぶん殴るしかない
GM:その代り攻防ともにとんでもないですね。
GM:なのでみっちゃんは、猛者でございます。
▽セッションの進行を助けた:他薦。
端午 金獅:俺何もしてないお二人どうぞ(
GM:……。さらっと行くならさらっとしますよ。
GM:(むりくりひねり出すものじゃないので)
甲原 深月:私もかなりぐだったりしましたし……
端午 金獅:しかし俺はみっちゃんとGMに投げる(1点そぉい)
▽場所の手配その他もろもろは全員もってけ、で。
GM:計算お願いします。
甲原 深月:セッションの進行~は金さんに投げときます
端午 金獅:ひええすいませんありがとうございます
端午 金獅:C(1+4+3+2+1+8+3+5+1+1+1+1)
DoubleCross : 計算結果 → 31
甲原 深月:私は26点ですね
端午 金獅:いっつも計算する時数字間違えてないか凝視する……
GM:GMは【場所の手配云々】はもらってよろしいのでしょうか。
端午 金獅:どうぞどうぞ持ってってください( ˘ω˘)
甲原 深月:どうぞー
端午 金獅:金さんこれでやっとみっちゃんと経験点ほぼ並んだかな……(前は5点差があったので)
GM:では(31+26)/3+1=20、20点と。
と、いうことで。
GM:改めまして、お疲れ様でした。
GM:あとは三三五五に解散となります。
甲原 深月:
p疲れさまです
端午 金獅:お疲れ様でしたー!!
端午 金獅:Σ一瞬窓がバグったのかと思った
甲原 深月:なんだこのスペース……
端午 金獅:知らん間にめっちゃ押してしまってた説
甲原 深月:誤入力にも程がある……
端午 金獅:あるあるあるある……
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