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GM:それでは、おまたせ致しました。デッドマン・クルーズ2日目開始です。
アシズ:よろしくおねがいいたしまーす。
ウィリアム:よろしくおねがいしまーす!
カーラ・コーネリアス:よろしく終え鎧しますー
カーラ・コーネリアス:誤字がひどい
GM:それは開幕、ミドルフェイズとなりますがー。シーンPCどうしましょうね。
アシズ:イベントがあるなら何が起こるか次第で?
アシズ:(船上なんだろうけれど、何が起こるんだろうは分からないから……)
GM:ひとまず潜入してパーティーが開催されている最中、となりますので。分断しているのならお嬢様から始めるのがよろしいかなと。
カーラ・コーネリアス:では私がシーンいただきましょうか(何をするかはわからない)
GM:お嬢様お嬢様しているとよろしいかと……
アシズ:<キャーお嬢様―
アシズ:ようは社交界してろってことかなー、おそらく、めいびー
ウィリアム:わたしは執事ムーヴしてればいいかな……
GM:そうですね。今のところもう倉庫に押し入るぜとかいう行動がなければ船上にてご様子伺いなり
カーラ・コーネリアス:船上で色々と様子でも伺ってますかねー
カーラ・コーネリアス:はたしてどこまで作り笑いを維持できるのか
ウィリアム:(表情差分なんてなかった
アシズ:こちらは盤外でお仕事してりゅ(しゅたっ
GM:それでは他PCの登場は自由です。


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 “ゼルエル”カーラ・コーネリアス。
 『SCENE6・“ノーライフ・クイーン号”』

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カーラ・コーネリアス:カーラ・コーネリアスがシーンイン+4(1d10->4)(侵蝕率:34->38)
カーラ・コーネリアス:控えめですな
ウィリアム:わたしも登場してよかですかー?
カーラ・コーネリアス:どうぞー
GM:どうぞどうぞ、ダイスをお振りに
ウィリアム:ザミエルの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:33->35) (登場)
ウィリアム:控えめ控えめ
アシズ:にこにこによによ
アシズ:。○(こちらは同行じゃないので出るにしてもNPCといっしょとかふってもらったな感じでーで)
ウィリアム:わたしもリーダーのそばで船上の様子を伺おう


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 ――“ノーライフ・クイーン号”にて。

 “ノーライフ・クイーン号”船内では、ただいま開港記念パーティーが催されている真っ最中だ。
 《ギルド》主催とあって、名だたる犯罪者や連なる人間などが一堂に会して居る。

 ただ、オーヴァードやジャームらしき姿は、今のところ見えない。


ウィリアム:「お嬢様、気になるお相手はおりましたか?」
カーラ・コーネリアス:「いえまったく、話してみてもつまらない人達だけですわ」
ウィリアム:「そうですね、お嬢様に相応しそうな人物は私の目でも見つけられず……」
ウィリアム:「このパーティも外れ、でしょうか……」小声でぽそっと

 セルリーダー:カーラ・コーネリアスの隣で侍る少年、守屋弓弦。
 彼はウィリアム・フレッチャーなる偽の身分を使い、ノーライフ・クイーン号に潜入していた。

 なお、密航希望だったナベリウスなら置いてきた。
 本人はザミエルの《ポケットディメンジョン》に入れろ入れろとうるさかったのだが、「工作専門の人員が下手に入ると足手まといになる」「そもそもおまえ物見遊山目的だろ」「ずっと《ポケットディメンジョン》内で留守番だけどいいのか」などの説得により黙った模様。

カーラ・コーネリアス:「それにしても、オーヴァードらしき人間は見えませんわね……どこかに隠れているのは間違いないのでしょうけど」

 と、彼女を知る者としては不自然極まりない口調を話す少女、厳密には少女ではないが。
 傍から見れば兄妹のようにも見える彼女らの会話に耳を傾ける者など、ここにはいないだろう。


GM:繰り広げられる会話に耳をそばだてたところで、次の会合はいつだ、あのブツはどうした、などといった至って普通な犯罪者の会話とかしか聴こえませんね。
GM:おそらくどこかの息女だろう、ということで好奇の視線がカーラやウィリアムに合間飛んでくるかもしれない。
ウィリアム:「そうですね……このホールには居ないのやもしれません」
カーラ・コーネリアス:「となると、別のフロアでしょうか。 では行きましょう、ウィル」
ウィリアム:「はい、お嬢様。コントラバスはわたしがお持ちしましょう」
カーラ・コーネリアス:「あー……大丈夫、大丈夫です。 わたくしが運びますわ」
カーラ・コーネリアス:「(ザミエルじゃ持ち上げるどころか、引きずることすらできるかどうか……)」
アシズ:うん、無理だね……(中身は……)
GM:執事ムーブとは何だったのか
ウィリアム:ですよね(さめざめ
GM:隣から「執事っぽい子ついてるのになんで持ってんだろ……」みたいなこそ話とかたまにきこえるといいな。

 コントラバスという、少女の身体に不釣り合いな弦楽器を運ぶ様は傍から見てやや異様ではあるだろう。
 尤も、コントラバスケースの大きさと重量が全く釣り合っていないことに気づく者はいないだろうが。


ウィリアム:「お嬢様、お父様から頂いた楽器、片時も手放したくないのですね……」
カーラ・コーネリアス:「そういうことです。 もっとも、お父様の顔は知らないのですけれど」
ウィリアム:「そのお言葉、お父様も天国できっとお喜びでしょう」
カーラ・コーネリアス:「そうだと、いいですわね……」
GM:もしパーティーの合間、何がしかの調査をするのであれば〈知覚〉や他提案でどうぞ。
ウィリアム:ぱっと見で、時代錯誤な海賊服着た男とか居ないかチェックしたいですね
GM:どうぞどうぞ。一先ず振ってみて下さい。
ウィリアム:知覚でいいですかね?
GM:とくになければ知覚でどうぞー。
ザミエル:(3+0)dx+0@10 <知覚>
DoubleCross : (3R10+0[10]) → 9[5,8,9] → 9


 ウィリアムが周囲を見渡すも、辺りは畏まった服装やスタッフの服装の人物にあふれており――そんな目立つ男は見当たらない。
 もしそんな男が居れば、客の会話の中にも真っ先に挙がりそうなものだ。
 

GM:みあたら ない!
ウィリアム:ですよね!
ウィリアム:「(ジャンジャック……来てるとしたら一体何処にいる……?)」
ウィリアム:「(まぁ、変装してる可能性が高いだろうが……ぱっと見ただけじゃ分からないな)」
カーラ・コーネリアス:一応、オーヴァードらしき人物がいないか見回して見ましょうか、知覚で
GM:判定どうぞ。
カーラ・コーネリアス:2dx@10
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[2,9] → 9

カーラ・コーネリアス:ま、見つかりませんよね
GM:みつかりませんねえ。

 「やだあの子、あんな大きなもの抱え込んで……」
 「どういう育ちの子なのかしらねえ」


カーラ・コーネリアス:視点も低けりゃ大荷物ですとも
カーラ・コーネリアス:「(悪かったな、こちとら研究所育ちだよ……)」
ウィリアム:声のした方を一瞥する。

 そんな一幕、この客層の中では幾分か印象的な立ち姿、振る舞いの女性が2人の少し遠い視界に入ったが――。
 本当に一瞬なのでどこへ行ったのやら、という具合。
 

GM:判定できる範囲ではこのぐらいですね。他にも、行いたいことがあるならどうぞ描写を。
カーラ・コーネリアス:「それにしても、彼はどこでチケットを手に入れたのでしょうね……こんなパーティーにプライベートで、とは」
ウィリアム:「そうですね……どこかの令嬢からお誘いでも受けたんでしょうか」
カーラ・コーネリアス:「元々素性の知れない方でしたが、コネクションの方もどうなっているのやら……まあ、今考えても仕方がないのでしょうね」
ウィリアム:「自分の事は滅多に話さない方でしたからね、私にはなんとも……」
ウィリアム:カーラに小声で。
ウィリアム:「それと……あのコントラバスケース、あんな重さしてたんですか……」

カーラ・コーネリアス:「ああ、大人5人がかりでようやく動かせるレベルの代物らしい。 私にとっては少し重い程度なんだがな……」と、小声で返す
ウィリアム:「それなら、《ポケットディメンジョン》で隠した方が悪目立ちしなかったんじゃあ……」小声で。
カーラ・コーネリアス:「いざという時のためにな……まずありえんだろうが、おまえが不意打ちでもされて取り出せなくなったら困るし」小声
カーラ・コーネリアス:「(うむぅ、それにしてもパーティーか……船内のバーも気にはなるが、未成年を連れ込むのもちょっとなぁ……)」
GM:もちろん頼めばお酒――出してくれますよ。一応、身分証に成人とあれば、ですし。
カーラ・コーネリアス:身分証はありますとも、ええ
GM:船内スタッフからも「飲み物はいかがですか? お嬢様方向けのノンアルコールもございますよ」、というお声掛けは来る。

 トロピカルジュース、オレンジジュース――
 そういったあからさまに子供向けのジュースがトレイ上に乗っている。

カーラ・コーネリアス:「頂きましょう」と、それは受け取ります
カーラ・コーネリアス:「(そういえばナベリウスから酒は控えるように言われてたんだっけか……少しくらいなら別に問題ないと思うんだがな)」
GM:もしお酒というのであれば、改めて身分証を出せば相応のものを用意してくれる。
ウィリアム:「(一応仕事中ですよリーダー!?)」ジト目で見る。
カーラ・コーネリアス:部下の視線が痛いのでそのまま受け取りますとも、ええ

 そんな視線のやりとりを微笑ましく見守るスタッフの姿。
 「もう少し、ご成長なされたらもっと別のものをご用意いたしますので」、という無知なりの発言。


カーラ・コーネリアス:「一応、成人しているのですけどね……こんな外見でも」
スタッフ:「――――まあ! 失礼しました……!」
スタッフ:疑念を拭えない声色だが、客人なので深々と頭を下げて謝罪した。
スタッフ:「あ、アルコールの方がよかったでしょうか?」

カーラ・コーネリアス:「いえ、このままで結構ですわ。まだ船内を回り終わっていませんもの」
カーラ・コーネリアス:「落ち着いて飲むのは、その後でもよろしいでしょう?」と、わずかに笑みを浮かべて言う
GM:大変失礼しました。そうスタッフは笑顔を崩さないまま述べる。
スタッフ:「お連れの方は大丈夫ですか?」

ウィリアム:「わた……しは……」メニュー見てフリーズ。
ウィリアム:「すみません……水を……」
GM:「はい、畏まりました」スタッフは、速やかに氷の入ったグラスをウィリアムに手渡した。
カーラ・コーネリアス:「あらウィル、体調でも悪いのですか? 客室で休憩にでもいたしましょうか?」
スタッフ:「お具合が優れないようでしたら、我々にもお申し付けくださいませ」
ウィリアム:「ありがとうございます……」
ウィリアム:グラスを受け取り、水を一口。普段から悪い顔色が更に悪化している気がする……
カーラ・コーネリアス:ウィリアムに場所を変えるよう軽く目くばせをして、客室方面へ誘導する
ウィリアム:「すみません……」カーラ姐さんについていきます、よれよれ。
カーラ・コーネリアス:と、ここからどうします?この辺でアゼル方面のシーンに切り替えてみます?
GM:調達もロイスも何もなければシーン終わりますよ!
ウィリアム:ないよ!(よれよれ
カーラ・コーネリアス:大丈夫です
アシズ:船内で調達できるの……? ぉぉ……。
GM:何分《ギルド》の管轄内です。……その気になれば、ちょっとは良いもの取れるかも、ですが
GM:応急キットとかそういったものは余裕で持っていけるでしょうね
アシズ:なるほど、なるほど。
ウィリアム:なるほどなー
カーラ・コーネリアス:ふむふむ
GM:だってブツがどうこう。ですから、多分銃器も余裕であると思われます。重火器は流石にないにせよ
GM:なので欲しいものがございましたら判定をどうぞ。
ウィリアム:なるほど。
ウィリアム:救急キット2個目狙ってみてもよかですかね。
GM:どうぞどうぞ。
ウィリアム:演出的にはよれよれ状態で医務室行きかなあ……(ポンコツ
ザミエル:(2+0)dx+2@10 <調達:応急キット閾8>
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 10[4,10]+1[1]+2 → 13

GM:おっ
GM:オーケーオーケー。見かねたスタッフが、医務室に案内しておきましょう。
スタッフ:「あの……本当にお具合がすぐれないようですので、こちらでも簡単なお薬など用意してあります。一応酔い止めなど、お渡ししておきますね」
ウィリアム:「はい……申し訳ありません、ありがとうございます……」
GM:その間にウィリアムは手当用の医薬品もこっそりくすねてもよいでしょう。
GM:あ、申し遅れてすみませんが、手持ちはメモなどに残しておくと助かります。ロイスも含めて。
ウィリアム:ではスタッフの目を盗んで応急キットを懐の異次元ポケットに、と
ウィリアム:ロイスは共有メモに写した方がよさげ?
GM:お手間かと存じますが、そうして頂けると助かります。
GM:さて、カーラさんは調達などない感じですか?
カーラ・コーネリアス:応急手当キットで
GM:畏まりました。判定をどうぞ!
カーラ・コーネリアス:1dx@10+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 8[8]+1 → 9

GM:*おおっと*
GM:いいですねえ
GM:では……えーと……執事の面倒……を……看る?
カーラ・コーネリアス:見ましょうか
カーラ・コーネリアス:見✕ 看〇
ウィリアム:こいつはひでぇ
GM:同じく医務室に案内されていたということにしましょう……おお……。哀れんで良いのかわからないスタッフの視線。
ウィリアム:「申し訳ありませんお嬢様……このような場所でこのような様を晒すなど……」
カーラ・コーネリアス:「構いませんわ、ウィル。 元々体が強い方ではないでしょう? 無理をしないでくださいな」
ウィリアム:「(アゼルなら、こういう場所でも上手くやれるのかな……)」遠い目。
カーラ・コーネリアス:「ツータイムから薬は貰っているんだろう? どのくらい持つ?」小声で
ウィリアム:カプセルをいくつか水で流し込みつつ。
ウィリアム:「ひいふう……4時間……最悪6時間は、持たせます……」小声で返す。

カーラ・コーネリアス:「せめて丸一日は持たせてくれ……」小声で
ウィリアム:「善処します……」小声
スタッフ:「お体の具合は大丈夫ですか? ベッドもございますが、客室もございます。折角のパーティーです、無理はなさらぬよう……」と、別スタッフの声。
ウィリアム:「ええ、少し楽になりました……ありがとうございます」
カーラ・コーネリアス:「(敵は見つからず、ザミエルは不調……さて、ここからどう動くか)」
GM:さて、他になければそろそろ客室に向かうなり、他に移動するなりでシーンエンドです。
ウィリアム:客室に向かう方向でいいかにゃー私は
カーラ・コーネリアス:客室で今後の動きを決めつつ、といった感じでしょうかね? 私はシーンエンドで大丈夫です。
ウィリアム:同じくだいじょうぶです


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GM:それでは皆々様ありがとうございます。『SCENE6・“ノーライフ・クイーン号”』終了となります。
GM:つきましては幕間、1515頃より再開致します。お付き合いありがとうございました。
ウィリアム:はーい!
カーラ・コーネリアス:はーい
ウィリアム:次はアシズくん単独シーンかしら
アシズ:でも完ソロは無理なのでせめてGM、NPCてつだってー; で!
GM:です。NPCもいるヨ!
GM:ただどういう風に侵入してきた、というか入ってきたぐらいはあるとGM楽しい。
アシズ:あ、じゃあ説明文つくるです? それとも口語でいうです?
GM:お好きなふうに~。
アシズ:口語ならほんとうに正規の手段できてます。
アシズ:招待状みせる、名前かく、乗船する。#正規の手段
アシズ:(なので真名で来てる)
GM:こういった場所は慣れてまして?
アシズ:慣れてます(実家的に)
GM:はいなはいな。では以上のようにアシズくんは船上パーティーへイントゥしました。
アシズ:アゼルの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:35->41)


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 “アゼル”黒田 兼光。
 『SCENE7・レディ達の招待』

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 さて。
 恙無く手続きをして客船に入り、恐らく幾名かの人間に声をかけられただろうアゼル――いや、ここでは“アシズ”という名前で通っている。

 パーティー自体も盛り上がっていて、何か不穏な空気というものも感じられない。
 ここに居る人間自体が不穏に関わる人種である前提を抜けば――だが。
 

 アシズは適宜船内を見回っても良い。
 もし目的があるのなら、そちらを真っ先に求めても良い。



 “アシズ・コーネリアス”
 FHでは真名なぞ無意味ということで一度も伝えたこともない、自分の真名。
 実家は米国にある、ユダヤ系アメリカ人の団体。アメリカを代表とした影の実権者であるイスラエルロビーが1、コーネリアスグループ。

 表向きにはふつうに巨大複合企業だが、古くからFHともギルドともつながりテロや密売密輸・戦争などをビジネスで請け負う企業グループだ。

 

アシズ:「お久しぶりです、Mr.パーシィ。そちらも息災なようで何よりで。タイでの稼業がなかなか順調とお聞きしましたが、いかがなものでしょうか」
パーシィ:「久しぶりだコーネリアス殿。なに、近頃小競り合いも多いが実入りも多くてね」
アシズ:「ははっ、上々上々。小競り合いが多ければ消費も激しい。此方が稼ぐ場も多くなる」
パーシィ:「そっちはどうだ、今はFHとのコネクションも強いようだが」恰幅のいい男が、伺うような素振り。

アシズ:「そうですね、……まあまあ。ただ人手が少ないのが否めませんかね。出来ればそちらであぶれてくる難民を、幾らか流してもらえれば助かります。女子供のが都合がいい」
パーシィ:「なるほど。……それなら今は頃合いもいい。“テロ”が勃発しているからな、あぶれている人間ならいくらでも拾ってこれるだろう」
パーシィ:その分こちらにも仕事を仲介してくれると助かるよ、そんな風に大らかに嗤う男である。

 今、世界情勢は不安定である。
 その気になれば幾らでも人は運べ、その中に有用なオーヴァードも居るだろう。


 ともあれ、握手を求めるパーシィには、他にも話す相手がいるので失敬と断りを入れた。

アシズ:「ええ。なぜかよく勃発してますからね。こちらとしてはかきいれどきというもの」
アシズ:「選べるなら選定もしたい。今ならそれこそ掃いて捨てるほど出るでしょう」
アシズ:「もちろんあなたくらいにしっかりとしたものも、何かと使いやすいのですが。仕込みかつ実験するには女子供であるほうが、管理も《教育》もラクですからね」

パーシィ:そんなアシズの言葉には――葉巻ごと持ち上げて、ニコリとした。

 いつもの談話をし、一礼をし、会場を回る。
 おおかたこの調子で要人につなぎを取りながらの、日常光景。

 誘われはしたもののただ今一人、パートナーもいない状態ならば身軽なもの。
 ひょいひょいと話しかけ談話しながら、適宜船内を見渡す。
  

アシズ:「(さーて、キョウカは待ってるとは言っていたものの……。何か手土産をもって訪れますかねえ)」
GM:スタッフが声をかける。「お客様、ドリンクはいかがでしょうか」
アシズ:「ああ、よろしければひとつ。あとすみません」
スタッフ:「はい、いかがしましたか?」
アシズ:「“都築京香”という御方は乗船なさっておりませんでしょうか。もし差しさわりなければご挨拶に伺いたいので、客室番号を教われると助かります」
スタッフ:スタッフは考え込む素振りを見せて、アシズの望むドリンクを渡してから懐の携帯機器でチェックする。
アシズ:ディープブルーをいただいて、少し待っている。
スタッフ:「はい。都築様でしたら先程ご来場なさりました。ご用があるなら、あちらの奥の客室まで案内致します」
アシズ:「ありがとうございます。よろしければ、彼女向けに、ダージリンとステンドグラスクッキーを持参いたしたいのですが、お願いしても構いませんでしょうか」
スタッフ:「畏まりました」。少々お待ち下さいという言葉と共に、スタッフは下がっていく。代わりに案内するスタッフが同伴して、客室までついていくだろう。
アシズ:では客室まで――

 奥の客室。この辺りは、他の客室よりも待遇がいいという話。要はVIPらしい。
 スタッフが案内したと同時に、先程注文を請けたスタッフがトレイにクッキーと紅茶を乗せて戻ってくる。
 

スタッフ:「おまたせ致しました。こちらダージリンとお茶請けになります。よろしかったでしょうか?」
アシズ:「はい、ありがとうございます」
アシズ:と、カラにしたカクテルグラスを代わりに回収してもらい、チップを支払います。
スタッフ:スタッフは空のグラスを受け取って下がっていく。
アシズ:では件の客室の扉、ノックします。コンコン。

 ――女の声が上がる。
 招いた人間よりも、いくばくか低めの声。


アシズ:おや、と少し想い。トレイを持ってるスタッフさんに。「招いていただけたなら、ティーセットをテーブルへまではお願いします」とことづてて。
GM:「どうぞ」 という短めの応答だ。スタッフは「畏まりました」とそのままアシズの横をよぎり、扉を開ける。

 ――かちゃり。
 

アシズ:扉の前で入らず、礼をする。
アシズ:「先だっては、直々にお誘いいただきありがとうございます。まずは、ご挨拶に伺わせていただきました」
アシズ:「もし、しばしの間お時間よろしければ、談話のお相手いただいてもよろしいでしょうか」

坂月 那岐:「何か用――あんた」
アシズ:「……と……?」顔を上げる。「……都築、様ではありません、ね」
アシズ:確認はした、たしかにこの部屋だと。
坂月 那岐:一瞬眉間を顰めるが、思い立ったように席へと招いた。
スタッフ:「ええ、一応同伴の方もいらっしゃいまして。ですよね、坂月様?」

 スタッフはテキパキと――そう、律儀にも3人分のカップとクッキーの乗った皿を置いた。

坂月 那岐:スタッフには黙って頷く。怪訝な様相は取り払われていない。
アシズ:「なるほど」
アシズ:ここで立っているのも間抜けと判断し。「珍客に寛大にも、ありがとうございます」
アシズ:そういって、部屋に入ります。
アシズ:GM、坂月ってどんなひとかしっててだいじょうぶです?
アシズ:(るる2レベル程度で)
GM:大丈夫です。
アシズ:はーい。
GM:こちらもそちらのことを知っている、というつもりで。
アシズ:はいなはいな。
GM:(もちろんプランナーから説明済み)

 不可思議な空気に小首をひねるスタッフだが、深入りは無用。
 自分が任された仕事は終わったので、失礼しますと今度こそ下がるようだ。
 

アシズ:スタッフさんへ「ありがとうございます」とチップを渡す。
坂月 那岐:不慣れな格好、足組みをするにも難しいスカートの裾。胸元の開いたドレス。高いヒール。
アシズ:スタッフが引けた後に、
アシズ:「芸術が女神・ミネルヴァが如きに美しきお嬢様までおられるとは思いもしませんでした、これはこれは」
アシズ:「っと、申しおくれました。私はアシズ=コーネリアスと申します。ミズ都築より、このノーライフクイーン号への晩さん会に招待を受けまして。まずはご挨拶へと伺った次第であります」
アシズ:チェアなどに勝手に座ろうとすることもなく、慇懃な礼をし、頭を下げる。
坂月 那岐:「世辞はいい。“プランナー”に会いに来たんだろう、“アゼル”」
アシズ:「いえいえ、世辞ではございませんよ」

 怪訝だった表情も、なんともいえない崩れ方をした。
 褒められたのがまた不思議な心情なのか、微妙に照れたのかわからない反応を示していた。


アシズ:「ですがその通りと言ってしまえばそれまでですね。ミズ都築は、今は……」
坂月 那岐:「“プランナー”なら今はパーティー会場じゃないか? 私は哨戒していたが、待機していろと言われたのでな。……こういうことか」
アシズ:頭を上げる。
アシズ:「おや、入れ違いですか。とはいえど、たったひとりでこんな綺麗な方を部屋に待たせるのも忍びありません」

アシズ:「もし私のような、矮小なものでもよろしければ、ご一緒にパーティ会場のホールまで、ご同伴いただけませんでしょうか」
坂月 那岐:「はあ……」こうも畏まれられると調子が狂う、という感じで「あんたが場馴れしているのはわかった。ここは乗ってやる」
アシズ:くすりと笑い。
アシズ:「ありがとうございます、女神さま」

 ――端からすれば女神、という容貌は相応しい。
 当人はそういったことに無関心なのは言うまでもない。このドレスが誰の仕立てなのかも、考えはつくだろう。

 アシズの誘いには律儀に答え、また紅茶を勝手に一杯飲んで立ち上がった。
 

アシズ:「では、」

 と手を拝借し、エスコートしては、パーティ会場・ホールまで――
 

坂月 那岐:不慣れなようで慣れている。アシズのエスコートを粛々と受け入れ、ヒールを鳴らしてホールまで向かう――。


 ――ホールはダンスの真っ最中である。
 踊る人間に、会話をする人間。
 おとぎ話にも描かれるような城内の宴の描写は、こういったものを元手に描かれているのだろう。

坂月 那岐:「まさか――」
坂月 那岐:「いや、待て。“プランナー”ならすぐに見つかるだろうから、」
アシズ:「そうですねえ。ただ、こうも人も多くまた大人も多い場所ですから」
アシズ:「どうしても身丈の低い、たとえば自分のようなものは見つかりづらいのは事実としてあります」

 にこと笑う。
 

アシズ:「――ですので、その合間、しばしのときに踊られませんか?」
アシズ:「貴女のような綺麗な方が、ホールで踊られていればこの会場の話題にもなる」
アシズ:「彼女から見ても、見つけやすい。要を為したからこちらに来たというのもすぐ伝わる」


 どう聞いても、坂月が場馴れをしていないことを分かった上でやってるのが見え隠れする。
 慇懃で丁寧な物腰だが、瑣末の悪意が垣間見える。

 とはいえど、恥をかかせる気なぞは一切ない。言葉にウソなぞひとつも入れてはいない。
 綺麗である・話題にもなるだろうはほんとうのこと。
 

坂月 那岐:実際アシズの言うことは理にかなっている。
坂月 那岐:が、自分が“目立つ”ということには世辞の範疇を越えていないと思い込んでいる坂月には理解しがたいと顔に書いてある。

アシズ:「おや、意外ですか? なら耳を澄ませてみれば多少は分かるかもしれません」

 しかし悲しき哉、一風変わった佇まいの坂月と、中東の出で立ちにして背丈の異なるアシズがセットとなれば――かすかにざわめきもつのる。
 

坂月 那岐:「ああ……腑に落ちないが、目立つには目立つようだな。あんたのせいかもしれないが」
アシズ:「いえいえ、主役はあなたですよ。女神さま」
アシズ:そういうと手を差し出して。踊りましょうと誘います。
坂月 那岐:そうして、手を伸ばした。流石にアシズの言葉にも慣れてきたのか、受け止めて足を運ぶ。


 一場面を切り取れば、不思議と絵になる構図。
 アシズの足取りに合わせて坂月も踊る。不慣れは不慣れでも、踊りに関してはセンスがあるようだ。

 機微の空気に聡いのか、2人の舞踏は見かけを抜きにして様になっていた。
 珍しいこの姿に目を取られる人間も居た。


 ――やがて音楽だけが残り取り巻く空気が独特のものになると、坂月が何かに気づく。
 アシズに目配せをして、端の方を示した。


 ――着飾った少女が遠巻きに、にこやかに2人を見守っていたのだ。
 グラスを片手に、満喫している。
 


 目くばせに気づく。
 踊りと雰囲気の妨げにならぬように足取り、そちらを視界に収める。
 にこやかな笑みを見て、ニコリと笑みを返し。パートナーへもニコリ、笑みを浮かべる。
 

坂月 那岐:「……あちらへ」
アシズ:「――ええ」

 そういうと、ふわりと踊りを終わらせて。
 坂月をエスコートする形で、少女の方へと向かっていく。
 

 少女、“都築 京香”はただそこで佇んでいる。

坂月 那岐:アシズがエスコートしている途中で手を離して都築の隣に立った。
アシズ:ぺこり、少女へと礼をする。
アシズ:「お久しぶりです、ミズ都築。此度は斯様な晩さん会に、お誘いいただきましてありがとうございます」
都築 京香:スカートの裾をつかみ、ドリンクをこぼさない程度に深々と礼をする。
都築 京香:「こちらこそ、今晩の宴に来てくださり恐悦至極です」

 同じくして、華美な衣装に慎ましやかな態度。
 この場に相応しい、淑女のような居住まい。

 
都築 京香:「“アゼル”。パーティーは楽しんでおられますか?」
アシズ:「ええまあ、そこそこに。というところでしょうか」
アシズ:特に不思議だと思えるところはない。その傍らの坂月が、ドレス姿で来訪してる位しか目新しいところもないわけで。
都築 京香:「“ミネルヴァ”が随分とお世話になったようで」とも付け加えておこう。
坂月 那岐:――当の本人は、素知らぬ顔であらぬ方向を向いた。
アシズ:「いえいえ、私は務めを果たした程度です」
アシズ:「女神と比喩して遜色もない綺麗な御仁が、こんなきらびやかな晩さん会に参じられずに部屋のうちで枯れてしまうのも、忍びありませんですから」

アシズ:くすくすと、わらってる。
坂月 那岐:「随分と回る舌だ」
アシズ:「事実を述べるには、私のことばではいささかことばの数が少ないかもしれませんがね」
アシズ:しれりと付け加える。
都築 京香:「それでしたら結構です」。ミネルヴァとアゼルのやり取りに微笑んだまま。「ですが、まだ宴もたけなわというにはもう一つ足りません」
都築 京香:「もう少し堪能していてください。更に、場を盛り上げるイベントがありますから」
アシズ:「おや……」
アシズ:なにか知ってる? という感じで、坂月の方を少しだけ見ます。
坂月 那岐:目を離したまま答えない。その先は自分が喋る管轄ではないとでも言いたげだ。
アシズ:「――なるほど」と再度都築に視線を戻す。
都築 京香:「私の“プラン”がここにて行なわれます――」
アシズ:プランという言葉に一瞬、眉をひそめる。なにか仕掛けているか、まあわかっていたけれど。
アシズ:「では、その時まで、こうしてみては歓談としゃれこみましょうや――」
都築 京香:「――貴方には期待しているのです、“アゼル”」

 坂月は黙りを決め込んでいる。
 都築は表情を崩さないが、その雰囲気は異なっていた。

 “プラン”は耳慣れた言葉。
 その内容は誰しもが知得もしない。はぐらかしのような、深淵な含みを孕んだ言葉だった。
 ただ、“今宵に乾杯”という言葉とともに、いつの間にか呼び出したスタッフに、ドリンクを2人に渡させて。
 
アシズ:「――乾杯」

 ――宴は更に加熱する。

 

GM:ここから“システムメッセージ”です。

 “ノーライフ・クイーン号”に《ワーディング》が発動しては飲み込まれる。
 同時に、先程まで踊っていた客が次々と歓喜、やがて狂乱の渦を取り成して――。

 他の客をも飲み込んでは巻き込んで、熱狂していきます。
 明らかに正気を失った様相で――。
 

GM:そして、都築と坂月の姿はいつの間にかその喧騒に紛れて消えています。
GM:《ワーディング》と、更に何らかのエフェクトが発動していると確信していいでしょう。
GM:“システムメッセージ”終了。

カーラ・コーネリアス:この辺りで登場振っておきたいですがGM、大丈夫でしょうか?
GM:構いません。
カーラ・コーネリアス:では
カーラ・コーネリアス:カーラ・コーネリアスがシーンイン+9(1d10->9)(侵蝕率:38->47)
カーラ・コーネリアス:登場自体は頃合いを見計らってします
ウィリアム:私も出ていいでしょうか?
GM:どうぞどうぞ。大丈夫?
ウィリアム:ザミエルの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:35->45) (登場)
ウィリアム:がっつり来たなあ!?
アシズ:知ってた、じゃあこっちロールするよ!!

 乾杯して、談話してしばし。
 不意に感じる、《ワーディング》の気配。

 ついで沸き起こりだす、狂乱の渦と数々の悲鳴。

 場の雰囲気が変わる。
 カクテルグラスを持ったまま、そばにいた2人を見ればいつの間にか消えている。
 

アシズ:「……ぉぃ、ぉぃぉぃぉぃ……」
アシズ:ガシャン、カクテルグラスを投げ捨てる。
アシズ:「あ―ったくめんどうな! くそこの船ほぼほぼオーヴァードなんていなかったんだぞ!」
アシズ:「ひとの顧客めちゃくちゃにしやがってどこの阿呆だ、うちのセルメンバーだったらハチの巣にしてやんぞ」

カーラ・コーネリアス:(ここらで出ます?)
アシズ:(うん、てきとーにパニック対応してるので賑やかしとともにおねがいします(
アシズ:「っと、Mr.パーシィ! 無礼を承知でてか起きろ、正気に戻れ!」
GM:恰幅のいい男は貴方を見た瞬間にグラスで頭部を殴ろうと笑い声を上げながら襲いかかります。
カーラ・コーネリアス:(じゃあこの辺で乱入いいですかね?)
アシズ:(はーい)

 ――その一方で。
 ティーセットを持ってきただろうスタッフが、目を見開き床で倒れ込んだまま、ホールの絨毯を赤で染め上げている……。

カーラ・コーネリアス:グラスを振り上げた男に向かって、どこからか飛んできたテーブルが激突する
カーラ・コーネリアス:「おまえが裏で何をしているかは聞かんでおくが、ずいぶんとご挨拶だな?”アゼル”」

 ガタン、ドタン、グシャッ。
 そういった音を上げて、恰幅のいい男は倒れ込む。テーブルが彼の体躯をえぐり、壁とキスをさせていた。
 

アシズ:振りかぶった男ごとテーブルが飛んでくる、それを横っ飛びで回避して。
アゼル:「へっ、ご挨拶なのはこっちのセリフ。――先に聞きますがアンタや小僧の仕業じゃないっすよねこれ」
ウィリアム:首を横に振る。
カーラ・コーネリアス:「私らがそういう手合いに見えるか?」
アゼル:「その場合はあいさつ代わりに鉛玉ぶち込んでるしとっととセル壊滅させてますよ」
アゼル:「テロ騒ぎ起こしてそれに乗じてお目当ては一応界隈的にはあり得るんでね――まあそういうマネはしないツーかできないと判断してますがね」
カーラ・コーネリアス:「……ふん。さて、プライベートの時間は一旦終わりだ」
アゼル:「ったく。あのおっさんこれ分かってて俺ら選んだんじゃないか疑りますよ本気で」
アゼル:うちら戦闘特化だからなー……とかつぶやいてる。
アゼル:「おいウィル! 医務室運ばれてグロッキータイムもおわりだ、とっとと働け執事さんよ」
ウィリアム:「げっ、見られてたのかよ……」こめかみ押さえつつ
カーラ・コーネリアス:「それはそうだろう、目立ってたからな、私たち」
アゼル:「ったりまえだ、つーか執事がお嬢様に看られてどうするんだ、ほんとに」
ウィリアム:「……はい」
ウィリアム:しゅーん。尻尾と耳があったら盛大に垂れ下がっている。
アゼル:「立ちんぼしてるのも意味がねえ、とっとと元凶の首絞めんぞ」
アゼル:そういうと、《ワーディング》の発生源までいきます。
アゼル:(ようは元凶者ぶっちめにいく)
カーラ・コーネリアス:その後ろを付いて行きます
ウィリアム:「あ、おう」
GM:発生源は、わりと近いです。
アゼル:じゃ、そのままいって〆でよろしいですかね
GM:ていうかホールの目立つ部分――そうですね、司会席辺りでしょう。ここはシーン切り替えになります。
GM:今のうちにロイスや他、システム上で行いたいことがございましたらどうぞ。
アゼル:ないない、さすがにこの場で購入とか無理(雰囲気的に
ウィリアム:とくにないですにゃー
カーラ・コーネリアス:特にないです


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GM:購入は流石にないですが、ロイスは大丈夫かなー? ということで定期的に聞きにいくGMです。よしなに。
アゼル:はーい!
ウィリアム:ハーイ
カーラ・コーネリアス:はーい
GM:それでは皆々様ありがとうございます。『SCENE7・“レディ達の招待”』終了となります。
GM:次は全員登場ですが、シーンプレイヤーはウィルくんです。
ウィリアム:はーい
アゼル:はーい
カーラ・コーネリアス:はーい

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 “ザミエル”守屋 弓弦。
 『SCENE8・闘争の宴、死人の王』

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GM:さあさ皆々様ご登場あれ~。
ウィリアム:ザミエルの侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:45->54) (登場)
ウィリアム:うぎゃーうなぎー!?
カーラ・コーネリアス:カーラ・コーネリアスがシーンイン+9(1d10->9)(侵蝕率:47->56)
カーラ・コーネリアス:急に張り切ってきたなぁ
GM:2人がウナギライジングしてる
アゼル:アゼルの侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:41->44)
アゼル:冷静。
アゼル:(日常仕事してミネルヴァエスコートしてた方が何ぼも滾ってたな(倍に)


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 《ワーディング》の発生地は近かった。
 近い、というよりここが発信者の場である。
 

ウィリアム:「……あそこか!」

 阿鼻叫喚の宴、たけなわにして嗅ぎ慣れた荒風が吹き始める。
 乾いた音、まるで底知れぬ笑い声のようだ。

 それが司会席と思しき場所から、響き、現れ――。

 死人の姿が在る。
  

キャプテン・ジャン・ジャック:「よう、気に入ってくれたかい? 俺様プロデュースのダンスパーティーさァ!」


 “彷徨える死人”ジャン・ジャック。
 その姿が在りし姿と様変わりし、骨にずたぼろの海賊衣装、そして《王冠》を被ってめかしこんでいた。

 この《王冠》こそ――資料に載っていた《死者の宝冠》、そのものだ。
 寸分違わぬ赤き輝きを放ち、鎮座している。
 まるで、そこに在るのが正しいかのように。
  


 骸骨がしゃべった瞬間取り出すラピッドファイア。
 音速速攻で銃口を向け、だららら――鉛玉をその骨身に容赦なくぶち込んでいく。
 


 アゼルの発砲とほぼ同時、拳銃のハンマーを起こし、トリガーを引く。アゼルのそれとは違い、軽い発砲音ひとつだけ。
 しかしその"魔弾"が齎すそれは、大砲の如き破壊であった。


ウィリアム:「一体なんの真似だ、オマエ」
ウィリアム:どこかで見覚えのあるような服を纏った骸骨を吹き飛ばし、言い捨てた。

 ――何か言いかけたジャン・ジャックも速やかに鉛玉を受けて分解されていく――。

 と同時、崩れた全身が時を巻き戻すごとく復元していった。
 しかし、悠々と右手に携えたフリントロックの銃を振り回して頭骨を鳴らし嘲笑っている。
 

キャプテン・ジャン・ジャック:「ひひ、ひひひ! おうおう、パーティーを楽しんでるなァ? 何よりだ!」
キャプテン・ジャン・ジャック:反撃する素振りは見せない。
キャプテン・ジャン・ジャック:「いい腕だが、」

 「惜しかったな。それじゃあ殺せない」。ジャン・ジャックは告げる。
 《死者の宝冠》がそうさせているのだと。
 

カーラ・コーネリアス:「死者の宝冠……なるほど、先に回収されていたか」

 標的を奪われているという状況に反して、彼女は冷静であった。
 ”彷徨える死人”とはおそらく奴のことだろう。

 しかし、この場に”ミネルヴァ”がいないことと、わざわざこの状況を作り出したことが、彼女には不可解だった。


ウィリアム:「(死者の宝冠……これほどのモノとは……)」眉を顰める
キャプテン・ジャン・ジャック:「もう楽しいお喋りはおしまいかァ? 残念だなァ!」
キャプテン・ジャン・ジャック:「ついでに、この宝冠は俺の専用品だ。なんと呪われて外せねえし、渡す気もさらさらねえ!」

キャプテン・ジャン・ジャック:どこまでがジョークで、どこまでが真実か。道化じみて踊るジャックは、そこらの狂乱する客をフリントロックをぶっ放して躍らせた。
キャプテン・ジャン・ジャック:「きっちり最後まで参加してくれよな! 最後のディナーは“プランナー”なもんでね、もちろんザミエル、お前はメインだ」

 ――いわく。目的のものを手に入れた以上、《ゼノス》に肩入れする意味はないと。
 逃げてもいいが、逃げることは不可能だと言う。


カーラ・コーネリアス:「……退くぞ、おまえ達」
アゼル:「イェスマム」

 いうが早いか、ラピッドファイアをしゃこん。弾薬装填しなおしては。
 踊る客をだらららーーダンスホールごと血肉が飛び散るよう撃ちぬいていく。
 

キャプテン・ジャン・ジャック:「どうせこの船は出航しちまった! パーティーが終わるまで、付き合ってもらうぜ! ――ヒーハー!」
ウィリアム:「……嬉しくない宣言だなおい」
アゼル:「――引くぞ、殺るにゃ手札が足りねえ。殺すなら、きっちり殺るからな」
ウィリアム:「オーライ、今のアイツに撃つのは弾の無駄だ」

 撃ち抜かれ、血しぶきと肉片を撒き散らしながら倒れる客やスタッフ。
 踊る骸骨/王は、散弾を端に受けても壊れない。
 

ウィリアム:「オマエのディナーなんてまっぴらごめんだからな!!」
アゼル:GM、飛び散らせて弾幕つくった隙に離脱します、ここ。
GM:おーらい、大体こういうシーンなのでなければこのまま離脱・シーン終了となります。
アゼル:こっちはないでーす。
カーラ・コーネリアス:こっちも無いです
ザミエル:離脱しまーす
GM:ジャン・ジャックは妨害と離脱を見て、特に追いかけることもありません……。


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GM:それでは皆々様ありがとうございます。『SCENE8・“闘争の宴、死人の王”』終了となります。


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 ~『情報収集』フェイズ~

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 これよりPC達の調査を開始します。
 ジャン・ジャックは元より、宝冠をどう奪取するか――。
 そういったことに関して調査するのが趣旨となっております。

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ザミエル:船内の他の場所でも人さえ居ればケオスの様相でしょうか?
GM:イグザクトリー。
ザミエル:念の為《ポケットディメンジョン》で隠し拠点を作っておくっていうのはできますかGM
GM:大丈夫です。
ザミエル:んでは人気のなさそーな廊下の壁にでも《ポケットディメンジョン》使っておきまする
GM:了解です

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【情報項目】

◆“ノーライフ・クイーン号
 →〈知識:レネゲイド〉〈情報:裏社会〉

◆キャプテン・ジャン・ジャック
 →〈情報:FH〉

◆《死者の宝冠》
 →〈情報:裏社会・FH〉

◆都築京香/坂月那岐の居場所
 →〈知覚〉
 

 ほか、調べたいことがあれば受け付けます。ご随意に。

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GM:なお共有メモも貼り出しておりますのでご照覧ください。
アゼル:はーい、いったん何調べたいとか決めてから、シーン事態は来週のがいいかな(今18時
GM:ですねー。
ザミエル:ですなー、いい時間になっておる
アゼル:なおほからっとくと、とっとと都築京香の居場所探しにいく(
アゼル:(しかも単独しようとする
カーラ・コーネリアス:(知覚が一番得意なのがアゼルというのが拍車をかける)
アゼル:(プライベート思考であっても仕事思考であってもこれが最良なんだもん)
カーラ・コーネリアス:PL的には情報共有だとかその他諸々でしっかり落としどころをつけて頂ければ文句はありませぬ
ザミエル:ですねー
アゼル:ま、そこはだいじょうぶなのーでー。
アゼル:逆にこっちには無理に流さなくて平気だから! から!!
ザミエル:あと船内がカオスならいざという時の合図が欲しい所だけどーー
GM:《ワーディング》すれば?(雑
ザミエル:ジャンジャックの《ワーディング》の上に自分たちのワーディングかけてわかる?
アゼル:スマフォ使えん? #つかえなさそう
GM:スマホはつかえまする。
アゼル:あ、じゃあふつーにスマフォでいい気がする
カーラ・コーネリアス:(出られないのは物理的なもので連絡自体は普通に取れる、と)
GM:単なる位置情報発信でしかないので《ワーディング》。下手すると変なもの招くかもしれません。
アゼル:うん、さすがに《ワーディング》圏内からさらに《ワーディング》はつらいだろうなって思ってた……なんか変な《ワーディング》なのはわかる、し(狂宴がね
GM:そうですね、船外は出れません。何らかの作用でしょう。
アゼル:なるなる了解、《ワーディング》も視野だけどスマフォで基本頑張ろう
カーラ・コーネリアス:(FH幹部とか裏社会のコネとか普通に使えそうで何より)
アゼル:正直もう一個おいしそうな奴としては
アゼル:「おっさんこれアンタ知ってたよね?」位にコードウェルに聞いてみるだった((
アゼル:けどまあ、仕事とロールとちゃんと考えるとまず居場所探しに行くのが適切だなあと
ザミエル:数値だけ見るとわたしは<知識:レネゲイド>で◆ノーライフ・クイーン号を叩いた方が良さげかな
ザミエル:RP的にはジャンジャックを叩きに行きたいけど
アゼル:いあ、リーダーが裏社会でクイーンでもたぶん大丈夫
アゼル:なのでRP的にジャックいっても。
ザミエル:どっちにしろ情報項目今出てるのだけで4つだから、最低でも誰か2回叩くことになるね
アゼル:うん―。なので最初は欲望のままに(
アゼル:実際問題侵蝕率の状況とも相談だしね、でね……あとはどこがRP的においしいかなー、で。
カーラ・コーネリアス:(情報収集とかボロッボロなので失敗したらごめんなさい)
アゼル:そんときゃ俺ら頑張ります、あい;
ザミエル:ですな、私ら社会2……
GM:そこは色々加算できるようには考えてます。……行動によりけりですが
アゼル:てかアゼルが現状で10点以上侵蝕違うから、PC1なのに( ある程度単独で収集させて最悪戦闘酷い目逢わせて今ん処支障ないから……。
ザミエル:ほんとどういう事なの……
アゼル:(でもPC1てことはいちばん登場シーン多そうだから気を付けて単独にゃんこする……)(てかそれもあるです、単独行動って;)
カーラ・コーネリアス:リーダー社会1なんすよ
GM:コネでがんばれ……
アゼル:うんコネでがんばれ;
ザミエル:コネが1番多いのはリーダーだ……がんばれ……
カーラ・コーネリアス:コネで頑張るしかない……
アゼル:てか下手しなくても
アゼル:たぶんふたりは次のシーンで侵蝕ボーナスもらうから
アゼル:ま、じ、で、気を付けて行動してね
ザミエル:はい。
カーラ・コーネリアス:シーン多いシナリオだときついですからね……
アゼル:うん、なので、そういう仕事とRPともかねて
アゼル:『単独行動させてにゃん☆』と。
アゼル:戦闘に関してもアゼルが最も消耗軽いから、ほんとに……(基本コンボが実は4)
カーラ・コーネリアス:カーラも基本コンボだけなら4ですね(トツカ効果で6)
ザミエル:き、きほんこんぼできゅう……(きゅう
ザミエル:いっちゃん重い上に《時の棺》持ちだよおもーい!
アゼル:基礎コンボで9はふつーです、ほんとに。
GM:アタッカーならそんなもんでしょう
GM:10は1発で持ってかれると考えていいね
アゼル:リーダーはカウンターコンボあるからね……。
カーラ・コーネリアス:そもそも近づけなきゃ発動すらできんです……<カウンター
アゼル:(スゲー私は頑張ったと思うよ、今回コストも戦闘も)(なので単独させる下地は作った)
アゼル:(というよりたぶんしないと侵蝕がやばい予感がした)
GM:あんまり調整下手マンなのと、出目がどうなるか久々でわからないので、ごめんな
GM:問題がほんと出目
ザミエル:ほんとな…… #出目
アゼル:ね…… #出目
カーラ・コーネリアス:基本レギュですし調整はともかく、出目ですね……
GM:あらかた考えたら逐次解散ですよ、
アゼル:はーい、まあ希望はそんな感じで、でー
ザミエル:はーいー
カーラ・コーネリアス:はーい
アゼル:スタートアップは3人で、状況確認と予測と動き相談しませう
アゼル:んでそのあとで各人で。――後アゼルは勝手行動とるけど首輪つけときゃつきはするんで、はい。
GM:というわけでよろしくお願いします。ではGMはおゆはんの支度よー。


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