◇----------------------------------------------------------◇


GM:さてさて、皆様おそろいで
GM:さっそく 第2幕を開ける……前に。
GM:成長報告をしてもらいましょう。

GM:前回のPC番号順にやってもらいましょうかね
光榮 みつほ:はいなー。メイティにも貼り出してありますが

・【肉体】+1
・〈白兵〉+4
・《雷光撃》L3→L4/《自動体温》取得

 となっております。
 

GM:堅実に成長してますねぇ。ってか白兵+4か。達成値ほぼ底上げしますねこれ
光榮 みつほ:ほんとは10ぐらいにしようか悩みましたが抑えました



GM:では、次。 みんなのアイドル聖さん
冴木 聖:なんでや
光榮 みつほ:当然なんだよなあ……

・《爪剣》をレベル5に
・《死神の剣》取得


冴木 聖:以上
GM:リミットエフェクトは強いけど取得条件がわりと重いですからね。
GM:リアクション不可 かぁ……

冴木 聖:シナリオ1回なんで許してください、
GM:いえいえ全然構いませんよ。
GM:厄介だな と思っただけでw




GM:では、最後に お地蔵パパン

・ <意志>+2(1→3)
・《かぐわしき鮮血》《かしづく歯車》《血の彫像》取得。
・《マグネットムーヴ》取得。

 ――となっております。
 イシ(意志/意思/石)が硬くなりまして、たもとまでお招きします。
 また地蔵的にひとを見つけたり、落ち着いて動いたり、ちょっとの合間だけでも神気で像を作れるようになりました。


釈道澄:戦闘能力的にはほぼ横ばいですが、そこは、お地蔵ですから。
GM:《マグネットムーブ》が地味に光りそうな気もします。
GM:イージーエフェクトでの創意工夫に期待しましょう

冴木 聖:(《ディメンジョンゲート》も取ったのを言い忘れていました)
GM:了解ですw
GM:さて、それでは改めて。 今回予告を。


◇----------------------------------------------------------◇

平穏なL市に訪れる、次のフェアリーテイル達。
彼らはひっそりと根を張り茨を紡ぐ。
夢と現を秤にかけて、現も夢も謀りにかけて。

さてさて、御伽噺達の真の目的は――――?

ダブルクロスThe3rdEdition キャンペーンシナリオ
 《Terror & Teller》

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 第二幕
 『Sleepy & Slippy』

――開幕です。


◇----------------------------------------------------------◇


光榮 みつほ:よろしくお願いします。
冴木 聖:よろしくお願いします!
釈道澄:よろしくおねがいしまーす。
GM:こちらこそ よろしくお願いしますね
GM:さて、今回のハンドアウトはこちらになります


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【光榮 みつほ 用ハンドアウト】
 シナリオコネクション:文香

 君の元に、一本の電話が入る。
 見慣れない番号であるものの、内容は穏やかではなかった。
 文香が事故に巻き込まれたという。
 逸る気持ちを抑えて、君は病院へと向かった。

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◇----------------------------------------------------------◇

【冴木 聖 用ハンドアウト】
シナリオコネクション:佐倉 クリス

 護送の最中に襲撃してきた茨。
 君はそれに見覚えがあった。
 それは、君が寺に保護される前に知り合った少女のものだ。
 どさくさ紛れではぐれてしまい、それっきりだったのだが――—。

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◇----------------------------------------------------------◇

【釈道澄 用ハンドアウト】
  シナリオコネクション:“Blood braided”納谷 暮朱
 
 狼少年と裸の王様が起こした事件の記憶も新しい昨今。
 表面上は平穏を取り戻したL市。
 しかし、事態を重く見た日本支部は他所の支部からの増援を寄越してくれた。
 やや癖のある人物ではあるのだが……。
 彼は言う。すでに次の舞台が開いている と。


◇----------------------------------------------------------◇



GM:PC番号? 何ソレ美味しいの?
釈道澄:ぢーえむううううううっ!?
光榮 みつほ:んなもんはない
GM:皆がPC1です。PC番号なんてものがあるから、争いが起こるんだ……って某リプレイで学びましたw
冴木 聖:アッハイ
釈道澄:ん。
釈道澄:じゃあ今度はお名前で、ですねえ。
GM:まぁ、並びは便宜上前回のPC番号順ですけどねw
GM:さて 最初のOPはみつほさんからになります。
釈道澄:むしろひじりんが主人公じゃなかったかっ……!
釈道澄:#これが争いの元です
光榮 みつほ:ほはははは


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【Opening Scene-1】
SeanePlayer:Mitsuho Koei


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GM:時間軸は日曜の夕方くらいですかね。
GM:前回の事件から半月ー1ヵ月後くらいでしょうか。

GM:貴方に電話が入ります。
GM:見慣れない番号ではあるんですが、知っているかもしれませんね。

GM:末尾110ですし。
光榮 みつほ:じゃあダンベルプレスしてた時に電話きたことにしましょう
GM:そういや、みつほさんって一人暮らしですかね? 御両親と同居?
光榮 みつほ:一人暮らしにございまする。
光榮 みつほ:大学で一人暮らしデビューしたありがちなパターンですね。超能力の件は理解してもらってるので、実家でも良かったんですが。
GM:なるほど 了解です。

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光榮 みつほ:ダンベルを置いて、重々しい音が自室の床上に響き渡りながら電話を取ります。
電話の主:「もしもし、こちらL市警察です。光榮 みつほさんの電話でよろしかったでしょうか?」
光榮 みつほ:「…………」少し黙る素振り「すみません、どこの管轄の方ですか? 先にお名前、所属および電話番号を教えてください」
電話の主:「ああ、こりゃすみません」
電話の主:「交通課の津田っていいます。階級は警部補です」

GM:その後に、登録番号やらを教えてくれます。
光榮 みつほ:適当にメモしておきましょう。「……ありがとう、ございます。それで、ご用件をお伺いしますが……」
光榮 みつほ:「あ、失礼しました……光榮で合ってます」
津田:「お手数をおかけして申し訳ありません」
津田:「今日の昼に事故がありまして……天戌 文香さんが巻き込まれたようでして」
津田:「幸いにして怪我は軽症なんですが意識がまだ戻らず」
津田:「荷物の中に携帯電話がありましたので失礼して、調べて連絡を差し上げてるところです」

光榮 みつほ:喉を鳴らす音。
津田:「医者が言うには頭を打った後もないのでショックで意識を失っているだけとのことなんですけれども」
津田:「一応、事故の証言も得たいので本人確認などをしてもらえれば助かります」

光榮 みつほ:「…………ご連絡ありがとうございます…………あの、私より家族の方にご確認頂いたほうが確実だとは思いますが……」
光榮 みつほ:動揺しかけた精神を抑えて、努めて冷静な振る舞いを怠らない。
津田:「そうしたかったのですが、携帯に御実家の連絡先が入っておらず……」
光榮 みつほ:えー。なんでさ。なんか家庭事情あったのでしょうか。
光榮 みつほ:「わかりました。……市内の病院ですね、今から参ります。手が空いておりますのでお待ち下さい」
GM:まぁ、みつほなら知ってますね。
GM:文香はあんまり両親と折り合いがよくないんです。

光榮 みつほ:なるなる。それなら察しておきましょう。奔放娘ですし。
津田:「はい、お手数をかけて申し訳ありません」
GM:という 連絡を受けたのが少し前。今は病室です。
GM:さて、思い出したので侵蝕値も上げておいて下さいw

光榮 みつほ:そんな訳で着替えて健脚で片道40分の所を短縮して20分ぐらいで到着しつつ侵蝕率振りましょう。
光榮 みつほ:光榮 みつほの侵蝕値を+7(1d10->7)%上昇 (侵蝕値:132->139)%
光榮 みつほ:おっ戻すの忘れてた
釈道澄:ふたりとも しにますよ (侵蝕的に
GM:うん 日常に帰ってきてくださいw
光榮 みつほ:ひじりくんはもどってます
釈道澄:(ひじりんが低いのは私が間違えて自分のでやったから
釈道澄:(ひじりん34だからね、38になってるのはそのせい)
光榮 みつほ:現在地40%
光榮 みつほ:41か

 ――と、いうわけで。

GM:病室です。
GM:文香はベッドに寝かされています。胸は上下しているので生きてますよ 安心

光榮 みつほ:両親との確執を思い出しながら、自分の両親をぼんやりと思い出しつつ。
光榮 みつほ:割りと理解ある家庭ではあったので、友人に恵まれにくかったぐらい。


 文香が頼れるのは自分だけなのだろうか?
 だとしたら、支えにならねばと背負う気になりがちなのがみつほのさが。


光榮 みつほ:……とりあえず、相手が目を覚まさないのならどうしようもない。
GM:愛用していた鞄が脇に置かれています。
GM:アナログ派なので、頻繁にメモをとっていたのも知っていますし愛用の万年筆もありますね

光榮 みつほ:中身は見ないですけど、散乱してるならほどほどに片しておきますよ。
GM:後は財布、携帯、化粧道具、リンゴ、ハンカチ……などなど
光榮 みつほ:「(慌ててたのかな……たまに周りがみえなくなる時あるし……)」
GM:まぁ、慌てていた可能性は否定できませんが。
GM:彼女の性格上携帯食ならゼリーとかサンドイッチとか選ぶんじゃないかなって付き合いが長いので知ってます。

光榮 みつほ:「(林檎ならたまに私が自宅でジュース振る舞うことあったけど、変ね……どっちかっていうと食べやすい方選ぶ方だものね……)」
光榮 みつほ:俺ンジ、リンゴ、キウイ、トマト、なんでも好きなものを選んでくれ
光榮 みつほ:潰す
GM:……ジューサーつかってください
光榮 みつほ:自家発電(ジューサー)
GM:さて、それはともかくとして。
GM:そんな折にふと 看護師さん達の噂話が耳に入ります。


 「意識不明の人、増えてない?」
 「気のせいだと思うんだけど……確かに、ちょっと多いかなぁ?」


光榮 みつほ:「このリンゴ、すり潰そうかしら……」そういえば病院食にいいなあとぽつり。
光榮 みつほ:耳に入ってきた雑談をよそに、勝手にリンゴをなんとなく嗅いだり重さを確認したりしています。
GM:蜜が詰まっているのか、市販にしてはやや重め。
GM:とてもいい匂いがしますね。 ええ、とても。 思わずかじりつきたくなるくらいに。

光榮 みつほ:アイデアロール必要ですか?
GM:ゲームが違いますw
光榮 みつほ:ちえっ
GM:まぁ、意志判定してもらいましょうか。 目標値は2
光榮 みつほ:オーライオーライ。来るとおもったぜ。私の精神力を見よ
光榮 みつほ:(2+0)dx 〈意思〉判定
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[3,7] → 7

GM:さすがに、2は越えますよね。
GM:では齧りたい欲求を感じたのですが、我慢できます。

光榮 みつほ:「(これは文ちゃんのだから勝手に食べたら、めっ……)」
GM:さて、文香がそこでうなされて目が覚めそう というあたりでシーンを切りたく思います
光榮 みつほ:あっ、と顔を上げたところでシーン暗転。


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【Opening Scene-2】
SeanePlayer:Hijiri Saeki


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GM:さて、お待たせしました。
GM:次は聖さんのOPになります

冴木 聖:はい
冴木 聖:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 10[10]+34 → 44

GM:幸先いいですね。
冴木 聖:幸先がいいとは……
GM:さて、場所はお任せしますが ハンドアウトにある通り 茨を通じて ありし日の出来事を回想する というOPになります。

冴木 聖:はーい


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GM:SoGに捕まってあれやこれや実験とかやらされていた頃です。彼女と知り合ったのは。
冴木 聖:ってことはまだ10代のひじりん……
冴木 聖:では、日々引っ張り出されては得体の知れないクスリを投薬されたり、昨日まで慰めあっていた仲間がいなくなったり
GM:謂れのない暴力とかも振るわれたでしょうね。所詮かえの効く実験台でしょうし。
GM:開花したらラッキー!

冴木 聖:いなくなるならまだいいものの、心を壊れてしまったり、SoGに媚を売ってもっと良い待遇になろうとしたり
冴木 聖:人間の汚いところとか満載の地獄で目にハイライトない系男子になってます

 そんな生活の中――。

 ある日、新入りだって放り込まれてきたのが彼女、佐倉 クリスです。
 当時にして、10になるかどうかくらい。


冴木 聖:今日も今日とて何入ってるかわからない食事(でもこれしかないから食べないと死ぬ)を食べながら
冴木 聖:(またしんいりが……ルイはこないだ壁のシミになったっけ……)ぼんやり
冴木 聖:食ってるのはなんかオートミールみたいなやつ
冴木 聖:おそらく限りなく無味無臭
冴木 聖:こうどんな子でしょうか
GM:おどおどしてるのは当然かもしれませんけれどね。
GM:ただ、数日してわかったのですが彼女には適正がありました。

冴木 聖:おー
GM:きっと笑えば花のようにかわいいであろう少女ですね。
GM:黒髪ですが、きれいな青い眼をした子です。

冴木 聖:(……お気に入りになるだろうなあ)どんなとは言わない
GM:そして、なぜか聖さん あなたに懐いてました。
冴木 聖:目からハイライト消えてる系男子やぞ!
冴木 聖:まあ、邪険にはしないです
GM:それもあったんじゃないでしょうかね。
GM:他の子と比べて、やや余裕もあったようですし。

冴木 聖:多分あのスタッフが比較的マシとか、この薬は飲むと死にそうな苦痛を伴うので洗面台で流すといい
冴木 聖:みたいな話をちょこちょこしよう
GM:はい、そういう経緯もあり懐かれていました。
GM:貴方の前でだけ、少しだけ笑みを見せたり

冴木 聖:ううむ、喜ぶとかの感情を忘れているのか
冴木 聖:笑みを見ても(変な顔をする)くらいの反応
GM:忘れているというか、周囲には心を開いてない感じですかね。

 さて、彼女の適正ですが当時は主に植物の操作 として現れていました。
 何も無いところから植物を生やしたり ですね。 きまって茨になっていましたけれど。


冴木 聖:では、そんな彼女の様子をぼーっとしながら見てて、

 重力操作が上手く行かず殴られている。

 そして、ある日。
 ふと魔眼を捻じ曲げて、紐のようなものを作る。

 茨は無理なので、試行錯誤して

 ――それは《鎖》になった。

冴木 聖:ということにしていいですか
GM:全然OKですよ かっこいい。
冴木 聖:じゃらじゃら

 さて、そんなある日ですが。
 君たちとは別の子が 事故 を起こしました。

 その子はサラマンダーシンドロームだったせいか、かなり派手な事故になりまして。
 警備どころではない騒ぎになりました。

冴木 聖:逃げられる!
GM:はい。
GM:そうは言っても、まだまだ子供も多く 相手は曲がりなりにもエフェクトを使ってくるので割と簡単に追い詰められます。
冴木 聖:……1人だったら逃げられるよねえ
GM:そこでクリスちゃんが言うのです。
クリス:「私が、なんとかするから お兄ちゃん 逃げて」 と

冴木 聖:「駄目だ」
冴木 聖:「俺に。アイツらと同じになれっていうのか」
冴木 聖:媚を売ったり、仲間を売ったりしてた最低野郎どもと一緒になりたくないという意思
クリス:「でも、私じゃないと。 あいつらの足を止められないし」
クリス:「……他の子もいるから」
GM:彼女は震えながら、勇気を振り絞って告げます。

クリス:「……待ってるから。後で助けにきてね?」
冴木 聖:頷く
冴木 聖:「チビどもは俺が逃がす」
冴木 聖:「あんなヤツら、お前なら楽勝だ」
冴木 聖:「待ってろ」
クリス:震えながら、頷き返します。
クリス:「がん ばる」



 彼女の足元から大量の茨が湧き出てる。
 その茨は、追ってたちを全員飲み込んで――



GM:それが、貴方にある彼女に関する記憶です。
冴木 聖:なんで迎えに行かなかったんだおまえええええええええええええ
GM:迎えにいけなかった んですよ。
GM:逃げ出して拾ってもらった先はお寺で。
GM:当時としては捜索に人員も避けませんでしたし。

冴木 聖:多分、深夜とかに1人で逃げ出そうとして
冴木 聖:怪奇! ひとりでに動く地蔵! に捕まって
冴木 聖:住職に怒られるコンボを毎回してた
GM:ええ、チビ達の面倒もあったでしょうからね。
GM:こういった経歴なら大人を信じるのも大変だったでしょうし。

冴木 聖:今も彼女は俺を待っているだろうに。ということもどんどんその可能性がなくなっていって
冴木 聖:自分の中で果たせなかった後悔として焦げ付いた。茨を真似た鎖とともに
GM:はい。その記憶にあるのと同じ茨が 貴方の眼前に現れてFHエージェントを処分していました。
GM:ちなみに“狼少年”側は護衛エージェントごと飲み込まれたそうですよ。

冴木 聖:すっごい呆然としてると思う
冴木 聖:灰になってる
冴木 聖:多分ちゃんと報告とかはしたけど
冴木 聖:どうやって自分の家に帰ったとかもう覚えてないレベル
GM:はい。回想は終わったので現代に戻り、何かしらロールしたら〆たいと思います。
冴木 聖:もうずっと彼女は待ってるのだろうか、とか
冴木 聖:待っていたなら俺はどうすればいいのだろうか、とか
冴木 聖:無理にでも迎えに行ってあげればよかったそうすれば
冴木 聖:そうすれば
冴木 聖:あのお寺で暮らせたのか
冴木 聖:とか考えながら眠れない夜を過ごす
冴木 聖:あ、ロイス欄の感情を P懐旧 ◎N後悔にしておきます
冴木 聖:以上
GM:ではシーンを切りましょう。


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【Opening Scene-3】
SeanePlayer:Shakudoutcho


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GM:お待たせしました お地蔵様。 OPです
釈道澄:はい。
釈道澄:今日も今日とて静楽院の、地蔵堂におります。
釈道澄:釈道澄の侵蝕値を+9(1d10->9)した(侵蝕値:38->47)
釈道澄:そこそこ。
GM:どうも、この卓は登場侵蝕を飛ばす傾向があるようでw
釈道澄:仕様でございます、なーむー。


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 では、ある日の事ですが。
 珍しい参拝客がやってきてまして。


GM:事前に霧谷さんから 増援を派遣しておきます との連絡はあったんですけれどね。
釈道澄:それはそれとして基本的には地蔵堂におります。
釈道澄:(大概のことは住持職様お寺スタッフががんばるので)
GM:ええ。スーツなんですがロンゲの人でして。
GM:なんかチャライ。

暮朱:「えーと、ここでよかったのかな」
暮朱:周囲に人がいないのを確認した上で。
暮朱:「どーも、UGNからやってきた助っ人です」

GM:心配せずとも、地蔵堂の前ですよw

 地蔵堂のお地蔵は、見るからにどこにでもよくいるお地蔵です――。
 いつもにこやか、佇んでいる……。
 たまにお供えがあったりなかったりする、そのくらいの変化がありまして。
 

釈道澄:《シークレットトーク》宣言します。
釈道澄:『おや……霧谷さんがおっしゃっられていた、助っ人さんでありますか……お疲れ様です。こんなお寺さんまで……』
暮朱:『まぁ、これもお仕事なんで』
暮朱:『当面は手が足りない荒事部分に関する助っ人の予定です』

釈道澄:『昨今のあらましは、おそらく霧谷さんと住持職様からあらかた聞いておられるとは思われますが……わざわざ地蔵堂まで、足を運びいただきありがとうございます』
釈道澄:たぶん先月とんでもないことおきたとか、その際の経費とかあれやこれやとか聞いてる、はず。
釈道澄:(現実的な問題も、実際に起きたあらましも)
暮朱:『責任者というか、支部長との面通しはやっておかないとまずいでしょ』
暮朱:『事情は飲み込んでますけれど……僕の勘だとあいつら、もう次の手で動き出してる頃ですよ』

釈道澄:『おや、おや、おやおや……』
釈道澄:『護送中に不穏なことがあったともお聞きしてますし、これはこれは……』
釈道澄:『では、聖君とともに、よろしくお願いいたします。っと――聖君はご存じでおられましたかね』
暮朱:『書類上だけなら知ってます。個人的には、みつほさんと仲良くなりたいんだけどなぁ』
釈道澄:『みつほちゃんはいわばバイトですから、なかなか、なかなか……』
釈道澄:地蔵に悪気は一切ない。聖君はエージェントで逗留中、みつほちゃんは在住しているがいわばバイトなわけなので。
暮朱:『やだなぁ、単純に女性が好きなだけですよ』
釈道澄:『聖君ならいまなら、お寺さんでごろ寝している――と思いますので、そちらまでご挨拶にいっていただけますと幸いです』
暮朱:『ああ、これは御丁寧に、後で挨拶に伺うとします』
暮朱:『っと名乗るのがまだでしたね。M市支部長、納谷 暮朱です』

釈道澄:『納谷様ですね。自分は、L市支部長、身代わり地蔵と申します』
釈道澄:悪気は、ない、ほんとうに。
暮朱:『事前連絡でもらってたけど、なかなかインパクトがあるなぁ……幽霊に知り合いはいるけど』
釈道澄:にこやかに、佇んでいる……。
暮朱:と、そのような会話をしているところに住職様がやってきまして。
住職:『悪いな、事件ってほどじゃないかもしれないが 少し気になる事が出てきた。手を借りたい』
釈道澄:『おや……住持職様。何かあられましたか……?』
住職:『どうも病院に担ぎこまれてる数が増加傾向にあるってのと……件の襲撃者の一件以来、聖のやつがどうにも悩んでるみたいでな』
住職:『発破とかかけて欲しいのよ』

釈道澄:『ふむ―……』
釈道澄:びみょうに発破ならば、悩む程度ならば、ここでたたずんで見守っているのが良い気がしなくもない。
釈道澄:ただそこはそれ。
釈道澄:すっと姿がぶれる。

 ――ぴょん。
 小さな稚僧が現れて一歩前に出て、かわりにそこには新たに身代わり地蔵が現れた。


釈道澄:「住持職様の頼みですしね。ではちょっと様子を見に伺いましょう」
住職:「すまんな、頼むぜ」
暮朱:「それなら、僕も御一緒しようかな。面通しもできそうだ」
釈道澄:目をつむり、風を気を読む。《かぐわしき鮮血》。
釈道澄:「では、ご案内いたしますね」
釈道澄:そういうととっとっと――迷わず聖君のいる方角へと、向かいました。
GM:といったあたりでシーンを切りましょうか
釈道澄:はーい


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