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 Middle Scene:9
 Side:Erina
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GM:【PC2:絵里奈ちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:69->79) (登場)
服部 絵理奈:ぐえー
GM:まあ、そうだろうなあ(半笑い)
GM:フリーシーンです。
GM:SP指定したのはただたんに、「あの後報告したい」「絵里奈ちゃんSPにしよう」でまとまったからですね。
GM:お2人も、好きな時に合わせてお願いします。
GM:――というか演出から投げますからね☆
高橋 健人:んじゃでるんでー
高橋 健人:高橋 健人の侵蝕率を1%上昇 ((侵蝕率:62->63))%
高橋 健人:あの……(いつもの
服部 絵理奈:安定の。
神崎 リサ:でるぞでるぞでるぞー
神崎 リサ:神崎 リサの侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:80->85)
神崎 リサ:はんぶん。
GM:大体納得いく侵蝕率ですねみなさま。
GM:支部からスタートでいいんでしょうかね(・・?
高橋 健人:支部長室かねー
高橋 健人:育児中から戻ってきてるならお呼び出ししたい
服部 絵理奈:>育児中<
神崎 リサ:ですねー報告会ならいつものところがいいかな
GM:じゃあ館長室ね。
服部 絵理奈:はーい
GM:え、と。
GM:ほんとうにもう、はじめてだいじょうぶ?
GM:(いなかった合間の補完しなくて平気ですか、の、顔)
高橋 健人:居なかった合間、っていうとあれだな
高橋 健人:どういう行動に出るかっていう前段階の話も一応仮定してないけど大丈夫かな
GM:のでそこら辺、表でも裏でもいいのでお2方フォローとお願いします。
GM:GMはちょろちょろ見つつ、入用とふんだところは突っ込むので。
高橋 健人:それとはるひくんについてはログ見れば大体わかるけど
服部 絵理奈:ログは読んだけど付いて行けなかった阿呆がこちらになります(顔を覆う
神崎 リサ:おk私も最初そうだった(
高橋 健人:ペストっぽい保菌者はるひくん/ワクチンは敵所持、もう一方のトリガーは支部長自身/放っておくと死ぬ
高橋 健人:ざっくんばらりとこうなる
GM:よしフォロータイム
服部 絵理奈:すまない……
神崎 リサ:なのでワクチンをもぎ取りに行かなきゃーがはるひくんサイドの次の動きかなあっていう
神崎 リサ:&もぎ取りに行くために調べ回るぞターン
GM:1:はるひ君は、いわば黒死病のネズミみたいな状態です。“ひとが死ぬ”ウィルスではないけれど、黒死病みたいに感染力高くて、移ると発狂してうんぬんらしい。
高橋 健人:これが花の声にかかってくる、おかしくなってぐちゃってぱーん
GM:2:で、黒死病(仮)のアンチウィルスは存在することはする。けれど、それは保菌者を殺さないと基本的に効かない。
GM:(保菌者が存命中は、保菌者のレネゲイドといっしょにわーいわーいしてるから元気になって、アンチウィルスの効果が届かない、です)
服部 絵理奈:それでしたいにくすりがうたれると~なのか
GM:。○(今《ウィルス名つけときゃよかった》と思ったが新薬失敗のサンプルなんぞにつけねえよ。ラベルの《レミングス》だけで十分だよって思った)
GM:はるひ君は研究所より逃げてます、これによっていろんな意味で処分が必要なので追手に追われてます。
GM:(保菌者、の意味であれ、情報漏えいであれね(わかりやすいところで)
GM:3:で、いちおういろんな実験で“保菌者存命中でもアンチウィルスが効果を発揮した”という事例はありました。
GM:4:だけどそれは。――。
GM:は4番目はPCに聞いてください(投
高橋 健人:はい支部長!
GM:(黒死病(仮)ではるひ君が死ぬか否かに関しては分からないけれど、脱走モルモが保健所(?)に追われてたらそりゃ死ぬわという方向性が適切かな)
高橋 健人:うん、もろもろ周り含めて死ぬ ド直球に死ぬ
GM:なお悲報です。
GM:今までの積み重ねで、たぁぶんけっこー難易度上がってるよ、助ける方向だとね。
神崎 リサ:つみつみぃ(顔覆い
GM:もちろんどうあたるかにもよりますけどね(お茶啜り)
服部 絵理奈:ふむふむ……
高橋 健人:まーアンチウィルスに関しては、ワクチンを手に入れても、特殊な注射器ならぬ支部長がいないと効果がないというか 支部長自身がトリガーというのもその話
神崎 リサ:一部半ば意図的にやったところもあるけど ど がんばろう(くずおれ
GM:見捨ててもいいんですよ☆
GM:(No.17、星は逆位置では【絶望】の意味がありますねえ。持ち上げて、突き落す)
神崎 リサ:落っこちたくないぃ
高橋 健人:先んじてレネゲイドの活性度を下げないといけない
高橋 健人:でまあアンチウィルス=ワクチン、 「レネゲイドを抑え込んだうえで」「ベツレヘムが共振・活性化で撃ちこむ」 が引用部分かな
GM:。○(一応もう一個条件あるね。“撃ち手がレネゲイドに凌駕されてない状態”。暴走Orジャムじゃないてこと)
神崎 リサ:散々怖がらせちゃったからな……うー
高橋 健人:えっとねえ今の状態より
高橋 健人:誰かが接触したりこれ以上不安に陥るようなことをいうほうがまずい気もする……
高橋 健人:あまり期待させすぎないのもそうだけど、レネゲイドって肉体と精神を安定させないと抑えにくいし……
神崎 リサ:ふむう……
服部 絵理奈:はるひくんはやばげな状態なのか……
高橋 健人:それだと行動自体が制限されるので論外、なのでまあ頑張れと
高橋 健人:(くちすっぱくロイス云々と言うてるのもその辺の不安)
GM:あと単純に、ずっとロイス忘れてそうだから「いいの?」てかんじですねえ。
GM:取れないならそのまま行きますから。侵蝕率低いので問題ないないならとめませんが、初心者卓なのでそこは聞きます、はい。
服部 絵理奈:1個は敵に取るとしてもう1個取らんとまずい状態なわたくし。
神崎 リサ:次で絵里奈ちゃんにとって、ラストは敵で取ってドーンする予定ですはい。
高橋 健人:おさらいできたかなー? わからないことあるかなー? 私も私で全部把握できてるわけじゃあないけどー!
神崎 リサ:最初よりだいぶとっかかりが見えた気が……あざます……!
服部 絵理奈:まとめありがとうございます……!
服部 絵理奈:なんとなくふわっと!
高橋 健人:私は他人事ではないが、諸所のNPCに感情はないのでみんなの踏み台になる がんばる
GM:そしてもうひとつ、GMはいうことがあります。
GM:このシナリオ、トリガーハッピーじゃないぞ☆
GM:なので考えなしにとっこーきるぜむはそれ相応にバックファイアが待ってるぞ☆
GM:で、それがはるひ君サイド、の話であり。
GM:じゃあ――でまあ戻りましょうか。

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 ――館長室。
 
服部 絵理奈:コンコン、とノックする。
服部 絵理奈:「神崎さん、いらっしゃいますかー?」
神崎 リサ:「――ああ絵里奈か、入ってくれ」
服部 絵理奈:「お邪魔します、報告に上がりました」
高橋 健人:すいません後ろに居ます。「“深緑の支柱”、参じました」
高橋 健人:おっ自分のCN間違えてるな 鮮緑(サンプルとたびたびまつがえるマン)
神崎 リサ:「うん、2人ともご苦労」
神崎 リサ:目の前に置いたあいほんを前に指を組んで考え込んでいた様子。2人が入ってくると身体を起こした。
服部 絵理奈:「え……と。私からは前にお話ししていた矢神春人さんの事なんですけど……」
神崎 リサ:「ああ、例のだな。何かわかったか?」
服部 絵理奈:「あの、矢神春人という人間は存在しない。偽名というか偽の身分ってことが、分かりました……」
高橋 健人:絵理奈の様子に、自分が言い伝えるかすこし逡巡。ただ、本人が話したがっているようなので、また補佐がてら支部長に書類を渡しておこう。

 ――戸籍は存在しない、名義も偽名。
 そしてその“矢神春人”とやらは支部内の情報にFHエージェントとしての活動記録がある、らしいとのこと。
 

高橋 健人:もちろん該当名に関してはあたっていない。探してもいいが、相手は裏方。情報をつかむ時間をどこに割くべきか、それは明白だ。
神崎 リサ:「偽の……?」受け取った資料目を通しつつ、絵里奈の報告には耳を傾けている。
服部 絵理奈:「何で矢神くんの事を調べてたのかは分からない、というか――去年の12月の、矢神くんに関する事を知っているんじゃないかって、今になると思います……」
服部 絵理奈:「私に接触してきたのは偶然か何か分かりませんけど……」
神崎 リサ:「なんだって今更FHエージェントが……」ばさばさ、資料をめくりつつぴたりとその手が止まった。
神崎 リサ:FH、と聞くと今はどうしても春日に直結してしまう。軽くかぶりを振って、今はまだ熱くなる時じゃないと言い聞かせて。
高橋 健人:「当然、“矢神”を名乗る相手です。服部さん自身のことを知っているか否かにかかわらず、前回の件については知っていると自分は考えております」
高橋 健人:「FHエージェントなら、情報自体は持っているはず。なぜ、彼を探すような真似をしているのか――ということになりますが」
神崎 リサ:[]
高橋 健人:「とにかく、こちらから接触を図るかは支部長の判断も仰ぎたいと思いまして」
服部 絵理奈:「私のところにメールも来ちゃいまして、はい……」
高橋 健人:「……何をせずとも、服部さんに連絡を入れてきた時点で、これ以上の放置はあまり好ましくないかと」
神崎 リサ:「そうか……」
GM:ん、ちょっと確認。
神崎 リサ:あっはい。
GM:2つ前のシーン(パーティドーン)の少し前が「放課後」でしたよね。
GM:いま、なん、じ? 
高橋 健人:おやじ?
GM:ふんわりでもいいので決めてください、で、はい。演出と状況変わるなー、でね。
服部 絵理奈:夜ですね……
高橋 健人:もしお話してーよってなるならアポイントになるね
神崎 リサ:早くて5~6時か、7時とか行っちゃってもおかしくなさげな
GM:ンじゃ6時半にしましょうか、おんもは日が暮れかけてます。
GM:SMSのタイムスタンプは、5時ごろてことにしておいてください。
服部 絵理奈:はい。
神崎 リサ:了解ですー
高橋 健人:まだ大丈夫かな ご両親もおなごが帰ってこないと心配しちゃうぞ
GM:とめちゃってごめんね、どうぞ進めてご相談。
高橋 健人:というわけでどうなの!?
高橋 健人:(バンッ
服部 絵理奈:(びくぅ
神崎 リサ:(ひぃ
神崎 リサ:「今考えられるのが、あくまで矢神秀人について、なんてのが餌だった」
神崎 リサ:「お前との接触が本当の目的、ってのがひとつ」
高橋 健人:「――可能性の話ですが」。と付け加え。
神崎 リサ:「矢神秀人は目立たない生徒だったんだろう? 事件から1月、それで引っかかる人間なんてたかが知れている」

 勿論矢神のことをしっていたとしても、絵理奈自身のことを知っているかは確定していない。
 絵里奈は恋心を抱いていた、という健人の中では些末な理由で彼のことをよく知っているから、という理由付けも十分に利く。


神崎 リサ:あくまでもまだ仮説で、と頷いておく。
神崎 リサ:「もうひとつが、本当にあちらが矢神秀人について知りたがっていた場合か」
服部 絵理奈:「でもあの時春日恭二も現場に居ました……仮に矢神(仮)さんがFHなら真相を知っているんじゃないでしょうか……」
神崎 リサ:「FHはUGN程、横の繋がりは強くない。前回の事件、主立って動いていたのはまったく別のエージェントだった」
服部 絵理奈:「そうなん……ですか……」
神崎 リサ:「だから同じ所属でも皆同じ事を知っているかと言えば、そういうわけでもない。だから今回の男は全く別の所属の人間、という可能性もある」
神崎 リサ:「……いずれにせよ、探りを入れに潜り込まれているのは確かなようだな」
服部 絵理奈:「……はい」
高橋 健人:支部長があらかた言ったので黙っておこう。とりあえずのちほど書類には経過をまとめておく。
服部 絵理奈:「どうしたらいいんだろう……このまま放っておくわけにも行かないし……怖い、です」
服部 絵理奈:「あ、春日くんのほうは何か進展、ありましたか?」
神崎 リサ:「ああ……それなんだが」少しうつむき気味。
神崎 リサ:「春日から話を聞けたんだが、厄介な事になっていてな」資料に追いやられたあいほんを手元にたぐりよせ。
高橋 健人:接触判断の保留は好ましくないので、とりあえず春日の話を聞いたら最終的な所は尋ねるかという様相。
神崎 リサ:「これにその話が録音してある。聞き取りづらいと思うが、聞いてみてくれないか」
服部 絵理奈:「録音……?」
神崎 リサ:そう言うと、ムービー再生画面のあいほんを机に置く。そしてスタートボタンをタッチ。


 ――かちっ。
 涙声。ふるえる小さな声が再生されていく。


「……レミングスが、抱えてる、ウィルス……ペスト――黒死病みたいな、もの、で……」
「レミングスは、いる、だけで、……おかして、くるわせて、ぼうはつ……させ、る……まわりにも、いっぱい……うつっていく……」
 
「レミングス、の、ウィルス……レミングスが、いきていると……しなない……レミングスのレネゲイド、それといっしょに、元気になって、活性化してる、から……だから……」
「だから……ウィルス、ころすには……レミングスを、――して、その上で、アンチウィルス、を……」

 「ハカセ、は、ウィルス、けんきゅう、いろいろで、していた」

 「ホスト、いきていても、ウィルスをころす……も、いろいろ、やって、みてて……」
 「できた、の、は」
 「ホスト……ヒケンタイ、それと同じか、似たレネゲイドの持ち主」
 「その持ち主、が、レネゲイドに飲み込まれてない、状態。ジャームや暴走、してない状態」
 「アンチウィルス……ワクチンと、共振して、活性化させて、その上で」
 「ホスト……ヒケンシャのレネゲイドを抑えこんで、ワクチンをうちこむ、そんな、ときだった」
 
「No.16の……オリバナムの、しせつの……同じしせつの、……みんな、みんな、もう、くるったか、こわれ、た」
「……オリバナム、に、は、もう、いなかった……だけど、ベツレヘム、みつけた……」
「オリバナム、には、ベツレヘム、しか、いない……たすけ、て、たすけ、……たすけ、て……」

 ――かちっ。
 録音はここで、途切れている。
 

服部 絵理奈:「……」頭上に? を浮かべて首を捻っています
高橋 健人:「ベツレヘムとは神埼支部長のことで、合っていますよね?」
神崎 リサ:「そう、そしてNo.16とオリバナム、が春日のことだ」
神崎 リサ:「それとここには入ってないが、春日たちをラット代わりにしてFHの研究者が実験を行っていたが……結果は失敗だった、というところでもあるらしい」
服部 絵理奈:「実験……それではるひ君は逃げてきたってことですか……」
神崎 リサ:「春日を生かす術はもうあちらには残されていない。だから――」頷き。

 【システム・メッセージ】
 【?????:???→ベツレヘム:UGNが、調査可能になりました】


GM:タイミング逸してるけどね、そしてちゃんと調べるなら位だけどね。
服部 絵理奈:「で――はるひ君はレミングスのウイルスの保菌者で、それをどうにかするには似たレネゲイドの持ち主がワクチンを撃ち込まないといけない……?」
神崎 リサ:「……絵里奈、すごいな」まばたきぱちぱち。
神崎 リサ:ひたすら聞いて、聞いて、ようやくつかめてきたような気がしていた程度なので素直に驚き。学生ってすごい。
高橋 健人:「補足しましょう。抗体を打つ側の該当オーヴァードがジャーム化、暴走状態になっていない状態が前提です。それから、抗体を打たれる側のレネゲイドウィルスが鎮静化していること」

 メモ帳にはさらさらと書き込んでいる。追々これも書類にまとめるとして。
 

高橋 健人:「この事実からしてレネゲイドウィルスとレミングスウィルスの連動がみられます」自分で口にしつつ、文章化もしておく。
高橋 健人:「さて」と一息。支部長と絵理奈を交互に一瞥した。
高橋 健人:「どの案件を最優先にしますか。矢神春人の接触、および動向調査。ないし睦月春日のウィルスに対する抗体の確保、そして首謀者の把握」
神崎 リサ:きゅ、とたたずまいを直し。背筋が伸びた。
神崎 リサ:「ワクチンを確保しようにも、まだ情報が足りない。FH側にあるのは確かだが」
高橋 健人:「自分としては、矢神春人の動きが気になります。首謀者をどうこうするにせよ、そちらも抑えておきたいと考えています」
高橋 健人:とだけ提言し、再びメモ帳にさらさらと何事かを書いている。
神崎 リサ:「FHの匂いが現れた以上無視できないからな……そこは主に絵里奈に頼む事になってしまうが」
服部 絵理奈:「……そう、ですね」
高橋 健人:「大丈夫です、服部さん。自分たちもなるべく状況把握に努めますから」
高橋 健人:いちおう、走査や意思伝達の術はある。もし絵理奈に危険が及ぶなら、即時対応できるようにはしておきたい。

神崎 リサ:「もちろんこちらもバックアップする、もしもの時はあたしたちも駆けつけるから」
高橋 健人:「支部長。ご決断を」――そうして、再度の懇願。
服部 絵理奈:「はい……何かあったら、よろしくお願いします」
神崎 リサ:ここでロイスを取れるか な
神崎 リサ:1人(後ろで見守ってるけど)先頭を託す絵里奈ちゃんに【親近感/不安】でポジティブ表で取得したく!
GM:はーあーい
神崎 リサ:神崎 リサのロイスを+1した
服部 絵理奈:声聞いただけですがはるひ君にロイスは取れますか?
高橋 健人:取ろうと思えばとれるのさ!
GM:いいでーすよー
服部 絵理奈:では○同情/脅威 で。
神崎 リサ:「では絵里奈、矢神春人との接触を頼む。健人は絵里奈のサポートと、同時に矢神春人の動向の調査を」
GM:情報的には出しませんからね(ぼそ
GM:(もうすでに再調査までした感じですから余計です、動向)
神崎 リサ:アッハイ。
服部 絵理奈:ではSMSに返信しよう……。文面考えるからちょっと待って
高橋 健人:それでは、支部長に向かい胸に手を当て一礼。
高橋 健人:――どこからか、花の匂いがにわかに立つ。
高橋 健人:「彼自身の素性を調べるには、もう時間はありません。服部さんが接触するにあたって、そこから訊き出せることを望むしかないでしょう」
高橋 健人:そして、もし相手がそのFHエージェントなる者であり、裏に徹する役目であるなら。
高橋 健人:「なるべく目立つ真似もしないでしょうし、お互いに牽制する状態にもなると考えています」
神崎 リサ:「そう、だな。あくまで情報なり引き出す事が第一だ。なるべく穏便に済ませたい」
高橋 健人:あとお金返しとけよ(メタ)
高橋 健人:調べる項目があれどクライマックスになっちゃうんで、とりあえず調達判定だけでも済ませておこうか
GM:ベツレヘムが調べられなくはないですが正直、【8割リサちゃんに聞きゃわかる】だからなあ
GM:(2割は俯瞰視点になるから追加した内容です)
高橋 健人:あいてない方は春人と接触したら開くのかなあと思いつつ。
高橋 健人:ボディーアーマーリベンジ!
高橋 健人:(5+1)dx+1 〈調達〉判定
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 8[1,1,2,4,6,8]+1 → 9

高橋 健人:(ごろ寝)
GM:お帰りください #12はたいへん
神崎 リサ:どんまい……
高橋 健人:調査ならこうはいかないよ(手配ドヘタクソマン)
服部 絵理奈:どんまい……
神崎 リサ:あ、じゃあ私も振ってみるだけ振ってみよう。同じくボディーアーマー狙いで(ぶんぶん
神崎 リサ:(1+2)dx+4@10 <調達>
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 5[1,2,5]+4 → 9

神崎 リサ:(ごろん
高橋 健人:おそろいね……
神崎 リサ:おそろいだわわたしたち……
GM:みなさまただいまどんちゃん騒ぎなうですから☆
GM:(プレゼントのために頑張っても、パーティ中では調達は、なかなか)
高橋 健人:これ《導きの花》とか効いたのかなあ(今更感)
GM:《導きの花》は調達には効かないですよー
高橋 健人:調査判定のみだっけね ありがとうございます
高橋 健人:あとは行動とかそのへんか
高橋 健人:(タクシーには使えたわけだし)
GM:ですね。タクシーとかは納得いくならーな感じ。
GM:逢って話す、を、判定がどうとかしたいというならまあ使えるんじゃない? ですが。
GM:……あんまりそういうのを、判定で突破は、お勧めしません……少なくとも自分の卓では。
高橋 健人:それだと恐らく、「本人を見つけ出す」行為に使えるという話になりそう
高橋 健人:別に連絡取れるならそれでいいし、《地獄耳》もあるし……
GM:ん。そういう方向ならギリありでも、でね。
服部 絵理奈:『数日音沙汰が無かったこと、お詫び申し上げます。矢神くんについての話ですが、直接お会いしてお話したほうがいいでしょうか』>矢神春人(仮さんへ
GM:1・2分位合間が空きますが、ぴろん。
SMS:『お久しぶりです、大分寒さも厳しい時節となりましたが、お体に差し障りはありませんでしょうか。もし可能でありましたら、直接会ってお話しできますと幸いです』
服部 絵理奈:『お気遣いありがとうございます。時間があまり遅くならなければ今日でも大丈夫ですが、都合はいかがでしょうか?』
高橋 健人:隣で文章の推敲や赤ペンしてくれてるんじゃない?(調査員ムーブ)
神崎 リサ:その間に手配担当者に会いに行こうとしたら、もうできあがってたので引き返してきたしぶちょーってことにしておこう。
GM:また少し間が空きます。
SMS:『そうですね。仕事は上がってますので自分でしたら構いません。今、服部さんはどのあたりにおられるか聞いても差しさわりありませんでしょうか?』
服部 絵理奈:支部って繁華街だよね?(確認
神崎 リサ:繁華街ですね!
高橋 健人:繁華街ならサテンだろうとレストランだろうと腐るほどあるだろうね
高橋 健人:「少々別所に居るので話しやすい○○(店名)でお会いしましょう」とかいう話でいいんじゃないかな。
服部 絵理奈:『え、と、少々別所に居るのでN市繁華街の喫茶どんぐりでお会いできませんでしょうか』
服部 絵理奈:真剣な顔でIPhoneぽちぽち。
GM:少し間があってから。
SMS:『りょうかいしました。そこになら、7時くらいには行けると思われますが。この時間でもよろしいでしょうか』
高橋 健人:ご両親にも連絡入れておいたほうがいいですよ、とこっそりフォローを入れておく。
服部 絵理奈:『はい、大丈夫です。では現地でお会いしましょう』
服部 絵理奈:そして服部家Lineに「今日も遅くなります」と入れておく
SMS:『りょうかいしました』
高橋 健人:――メモメモ。落ち合い場所の確認、繁華街内の喫茶店。とあるが。
神崎 リサ:「どうだ、連絡取れそうか?」目当ての手配員(出来上がり済み)に絡まれかけたのをすりぬけて戻ってきたようで。
服部 絵理奈:「はい。繁華街の中の喫茶どんぐりで待ち合わせ、って事になりました」
神崎 リサ:「ああ、あそこならちょうど……どんぐり?」
神崎 リサ:ふむ、と考え込むモーション。何度か利用したことがあったはずだが。
神崎 リサ:「……あそこ、たしか昼間しかやってなかったような気もするが」
服部 絵理奈:「あ」
神崎 リサ:「オープンが早いから、精々夕方店を閉めるはず……」
服部 絵理奈:「いつも利用するの放課後だったから閉店時間までよく調べてなかったー!?」

 ――ぴろん。
 
SMS:『あの、待ち合わせ場所の喫茶店をしらべましたところ……どうやら本日はもう閉店しているみたいです……』
神崎 リサ:繁華街って意外と店じまい早いお店多いからなー
服部 絵理奈:「ここの繁華街近くでこの時間でも開いてるところー!?」#混乱

 ――ぴろん。
 
SMS:『服部さんさえかまいませんでしたら、駅すこし先にある、JEAN-PAUL HEVINあたりにでもと思いますが、かまいませんでしょうか』
GM:#現実にあるお店ですもうめんどくさくなったから伏字るのもやめた
服部 絵理奈:「JEAN-PAUL HEVIN……(ガタッ」
高橋 健人:喫茶店の文字に横線を引き、じゃ……なんとかをメモする。格式張ったみせなのだろうか、と首を傾げてぐぐる。
高橋 健人:そしてもって(これは確かに服部さんが釣れるな……)という1人納得に行き着いた。
神崎 リサ:「じゃん……?」同じく首傾げ。
服部 絵理奈:「すごい高級なチョコレートバーだよ……!」
神崎 リサ:「チョコレート……」ほう。
神崎 リサ:バー、ってことで似たような立派なバーカウンターだったり的なものをイメージしてそうもやもや。
服部 絵理奈:『重ね重ね申し訳ありません。そこで待ち合わせということでよろしくお願いいたします。』>矢神春人(仮)さんへ
高橋 健人:「あの、自分は――目立つので」おずおずとメモ帳とスマホを仕舞いつつ。
高橋 健人:「向こうも下手に出ては来ないと思いますが、もしもの時は連絡を下さい」
神崎 リサ:「その手の店となると健人じゃ確かに厳しそうか……」
SMS:『りょうかいです。7時でもお時間は大丈夫でしょうか?』
服部 絵理奈:このシーンが6時半くらいだっけ。間に合うかな?
GM:まあそんなとおかないです、はい。
服部 絵理奈:『はい、7時で大丈夫です』
高橋 健人:多分健人の場合スーツでも着せておけば目立たないと思う……(そういう人間だし)
神崎 リサ:どこから見てるかわからないし、うちの車出すとかはしない方がいいだろうからなあ。自力で頑張ってくれー
服部 絵理奈:はーい、徒歩で行くです。
服部 絵理奈:気持ち早足で。
高橋 健人:調達やロイスやなんかしたい情報判定は忘れてないね、みんな
GM:ですです、向かってもらうあたりで〆ますよーで
神崎 リサ:ですね、ひとまずはおっけーです。
SMS:『では、のちほど』
服部 絵理奈:あいあいさー。
神崎 リサ:「じゃあ絵里奈、もしもの時は自分の身を大事にしてくれ。深追いとか、無理はしなくていい」
服部 絵理奈:「はい、分かってますっ」
神崎 リサ:任せたとはいえ、ちょっと不安げ。本当ならついて行きたいところだけどそこは自分の役割もあるので我慢。
高橋 健人:「ところで、支部長はどうしますか」
神崎 リサ:「そうだな……」
神崎 リサ:「春日の事もある、あまり動き回らない方がいいような気もする……し」
高橋 健人:「狙われているという話ですか」
神崎 リサ:「……ああ。そういえば追手が誰なのか、春日にはわからないようだったな」
神崎 リサ:それをあたるのも手か、とも言いかけたものの首をふる。襲ってくれと言っているようなものだろう。
高橋 健人:「……では、特になければ。引き続き支部長預かりにてお願いします」ということでいいなら健人は出立するぞー
神崎 リサ:「うん、よろしく頼んだ」
神崎 リサ:焦って動いてもろくなことにはならない、と言い聞かせ。今は絵里奈の結果を待とうと頷き返した。
高橋 健人:ちなみにえりちゃん調達してないとおもうけどいいかい
服部 絵理奈:だ、ダメ元でボディアーマー行ってみたい……!
神崎 リサ:がんばれー!!
服部 絵理奈:(1+1)dx+0@10 <調達>
DoubleCross : (2R10+0[10]) → 7[4,7] → 7

服部 絵理奈:(ごろ寝
高橋 健人:おつかれ
GM:なうどんちゃん!!
神崎 リサ:どんまいー
GM:では、SPも出てってるし切りますね。
神崎 リサ:ああ、そろそろシフト代わってあげるのも手だな……皆どんちゃんしに行くといい……。

 
 -------------------------------------------------------------------

GM:ということで、きゅうけいですよー
GM:13時からかな。
神崎 リサ:おおきっかりお昼だ
服部 絵理奈:13時ぴったりからですな、了解でーす
GM:絵里ちゃんが来た時点で始める感じになると思います。多分イントロ介入は ムリ だろうからね。
GM:はーいっ☆
神崎 リサ:1300了解ですー!
GM:\きゅーけー/
高橋 健人:おつかれさまです


 -------------------------------------------------------------------
 Middle Scene:10
 Side:Erina
 -------------------------------------------------------------------

GM:【PC2:絵里奈ちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:79->87) (登場)
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕Bを+1した (侵蝕B:1->2)
服部 絵理奈:わたしもだんだん出目が……
GM:おいでませ☆
GM:とまれ、任された! したっぽいので、ゆっくり始めますね。
GM:禁止シーンというわけじゃないので、なんかあるようなら飛び込んでくださいおふたかた―で。
GM:(ただしトリガーと言われたらトリガーです)

 -------------------------------------------------------------------

 ――JEAN-PAUL HEVIN。

 N市駅、その少し先にあるテナントのひとつ。
 照明は絞られたシックなお店。
 ガラス張りで店の中は視線は通る、そんな、チョコレートバー。
 
GM:7時前後、お客さんはそもそもそんな入るようなお店じゃないですがまばら。
GM:ぴょっとみると、席のひとつに座ってるのは見えます、矢神さん。先に来てる。
服部 絵理奈:おわ、先に来てたか
服部 絵理奈:びくびくしつつも店の中へ。ここJK一人で入るような店じゃないよな……
高橋 健人:格好が格好だから明らかに目をひくんでは……
服部 絵理奈:(多分上にコートとか着てるよ、多分 #かくよゆうがなかった
服部 絵理奈:チョコに視線がいきつつも矢神さんの席の前へ。
服部 絵理奈:「服部です。すみません。お待たせして」
矢神春人:ぺこり、一礼して。
矢神春人:「いえいえ、大した労でもありませんので、おきになさらず」
服部 絵理奈:ぺこり、と頭を下げる
矢神春人:そういうと、ガラスケースのチョコのほうを軽く手で促して。
矢神春人:「どうぞ、時間を取ってもらえましたし。お好きなものを」
服部 絵理奈:「あ……それじゃあ、お言葉に甘えて……っ」
服部 絵理奈:ぺこりと一礼してチョコの方へとてとてと。
服部 絵理奈:――しばらくして。トレイにホットチョコレートとマカロンを持って戻ってくる。
服部 絵理奈:「すみません、お待たせ――しました」
矢神春人:ふんわり笑う。またこちらは珈琲。傍らのお皿に2・3のショコラがある。
矢神春人:「どうぞ」と、目の前の席を促します。
服部 絵理奈:「失礼します」
矢神春人:席に座るのを確認すると、珈琲とショコラのお皿をちょっと横にのかして。
服部 絵理奈:「まずは……その、何日も音沙汰無しで申し訳ありません、でした……」
服部 絵理奈:頭を下げる。
矢神春人:「まずは、日も暮れた時間とはいえどお時間を取っていただき、ありがとうございます」
矢神春人:と、お見合いになる状態で、テーブルに手をついて、頭を下げます。

 時刻は7時。
 1月半ばでは、日もとうにくれ夜となった時間です。
 外を見やれば、星が瞬いている……。
 
服部 絵理奈:「こちらこそ、突然の連絡に合わせていただいて……ありがとうございます」
服部 絵理奈:目に見えて緊張してるぞ!
矢神春人:頭を上げましょう。
矢神春人:「“あまり遅くならないように”とのこと。念のため、ここをいつに出立すればいいかを念頭に置きたいのですが、よろしいでしょうか」
服部 絵理奈:「ええと……うちの門限が10時なので……9時過ぎくらいにここを出れば間に合います」
矢神春人:「把握いたしました」
服部 絵理奈:「あと……その、前に喫茶店で奢っていただいた時のお釣り、私が持ったままだったので……お返しします」
服部 絵理奈:財布を取り出し、あの時のレシートも一緒に引っ張り出す。
矢神春人:「あー……」そう言えばそんなものもあったような、という表情。
矢神春人:“かまいません、取っておいてください”そういおうとしたが、様子を見て思い直して。
矢神春人:「……ごていねいに、ありがとうございます」と、さっと見ただけで、こちらのお財布にしまいました。
服部 絵理奈:ぺこり、とまた頭を下げ。
矢神春人:その後、封書を取り出して。お財布からいくらか取り出して。
矢神春人:「では、こちらをお返しいたします」
矢神春人:と、絵里奈ちゃんの前に差し出しました。
服部 絵理奈:[]
服部 絵理奈:「……これは?」
矢神春人:「差額です」
服部 絵理奈:「差額……」ああ、高橋くんの分はそういえば彼が自費で出したな、と思い至り。
高橋 健人:<へっくし
服部 絵理奈:「……それじゃあ、こちらは頂いておきますね」
服部 絵理奈:ごそごそとカバンの中に仕舞います
矢神春人:「はい、おかえしいただければさいわいです」
服部 絵理奈:「あ、はい」
矢神春人:「では、よろしければたしなみながら。あなたの視点からのヒデの様子を、お聞かせいただければ幸いです」
服部 絵理奈:「はい……。えっと、彼を意識し始めたのは夏休み前……くらいでした」
服部 絵理奈:「恋愛マンガみたいって言われるんですけど、偶然本屋で同じ参考書を手に取ろうとして……」
服部 絵理奈:「手が当たっちゃってわたし、赤くなってその場は逃げちゃったんですよね。一昔もふた昔も前のマンガみたいですよね」
服部 絵理奈:「それから何となく気になっちゃって……授業中とかもなんとなく矢神くんのことを見ちゃったり、とか……」
服部 絵理奈:「話したことは実はあんまり無いんです。恥ずかしくって……。ちょっと遠くから見てるだけで満足、っていうか……」

 俯いたりもじもじしたり目を泳がせながら話す。
 完全に惚気です本当にありがとうございました。


服部 絵理奈:「クラスでは目立たないしLineで話題になることもあんまり無かったんですけど、さりげなくカッコいいなあ、って」
矢神春人:話を静かに、聞いている。とくだん携帯やらメモやら出すことも一切なく。手を隠すこともなく。コーヒーをたしなんだり、たまにショコラを口にしたり。
服部 絵理奈:「あ、でも……矢神くんは真花ちゃん、あの時一緒にいた子が好きだった、みたいです……」
服部 絵理奈:瞳を伏せる。
矢神春人:ふふっと小さく笑い。
矢神春人:「あのやんちゃぼーずも、だいぶ好いてもらってたんですね」
矢神春人:「綾瀬氏にもさわりききました。なんでも転校を告げられた前日に、先だって見せていただいたLineログからさわぎになるまでは、想われていたのまでは知らなかったと」
服部 絵理奈:「だって……秘密にしてました、から」目を逸らしつつホットチョコレートを一口。
服部 絵理奈:「ああ、あのLineログ……。もー、ミカちゃんったら……」
服部 絵理奈:ちょっと赤くなっている
矢神春人:「ははっ」
矢神春人:少し笑うと、影が落ちる。
矢神春人:「その日は、いやその前日もかな。も、あまりよい日ではなかったようですね。そこまでの報道はされてなかったというはなしですが、死傷者が出た“事故”だかがあったとか」
矢神春人:小さくため息をつく。
矢神春人:「あのやんちゃぼーずも、……ですが……」
矢神春人:珈琲をひとくち。
矢神春人:「その日に、Lineログの件以外で、やんちゃぼーずのまわりでなにかありませんでしたでしょうか」
服部 絵理奈:「Lineのログが晒された日……ですか……」
服部 絵理奈:「確かその日……矢神くん、最後まで学校に居ませんでした。休み時間に教室から居なくなって、後で確認したんですけど、保健室にも行ってなかった、って聞きました」
矢神春人:目を伏せる。
矢神春人:「ああ……あのとき、に、です、か」
服部 絵理奈:「たぶん校外に行っちゃったんだと思いますけど、どこに行ったかまでは……」
矢神春人:「たしか、そのしばらくあとなんですよね……くだんの事故……」
矢神春人:「やはりそのあたりなのですか、ねえ……」はぁ、とため息をつく。
矢神春人:ぽつり。
矢神春人:「それならそれで、その“事故”は大して報道もされていなかったけれど死傷者は出てたわけで。……へんなことにまきこまれたのかあのやんちゃぼーず……」
服部 絵理奈:「その事故、報道されていたなら死傷者の名簿……とかは出てないんですか?」
矢神春人:「未成年なので実名公開はされないでしょうが、さすがに遺族には伝えられるでしょうから。反例でしょうね、その事故にまきこまれた、というのは」

 Line事件の日に起きたことといえば“マックの破砕”。
 あれは、ガス爆発事故としての体を取って処理したといっていたので、理由が伝えられないというのは反例になってしまう。
 ――という、ことなのだろう。
 
矢神春人:「とはいえど、綾瀬氏にも服部さんにも聞いた限り、テスト前に学校から抜けたの以外では、変な様子もない、し……」
服部 絵理奈:「確かに、遺族にも説明されない、というのはおかしいですよね……」
矢神春人:「見てはならないものを見て消された、とかの、いんぼーろんとやらにまきこまれた? ははっ、まさか」
矢神春人:「……だめだ、だいぶ疲れてますね……」
矢神春人:行き詰ってるようで、ショコラを口にする。
服部 絵理奈:「……」釣られるようにマカロンを一口。この陰謀論に巻き込まれた、が一番正解に近いのだから困る。
服部 絵理奈:「疲れた時は甘い物……とは言いますけど……出口が見えないのは辛いですよね」
矢神春人:「じっさいそれで、やんちゃぼーずの父母は参ったようですしね……」
矢神春人:「しょせんは他人と、わりきって“わからないものはわからない”と、わりきれればよいのでしょうが」
矢神春人:「……や、じぶんは、まだそう、“割り切れる”側のものではあるんです、が」
矢神春人:その先がどういえばいいかという感じで、だいぶいたたまれなさそうに珈琲を口にする。
服部 絵理奈:「ところで、やんちゃぼーす、とかヒデとか矢神くんと親しかったようですけれど、矢神さんは矢神秀人くんとどんな関係だったんですか?」
服部 絵理奈:どうしようマズイこと聞いちゃったかな、と目を逸らしホットチョコレートを一口。
矢神春人:「親類ですね」さわっと。
矢神春人:「――そういうくらいしか言えません。そうだな……」
矢神春人:「服部さんが、やんちゃぼーずにいれこんでいる理由は? どんな関係でしたか?」
矢神春人:「……なんて、聞かれてる感じです。気分的には」
矢神春人:「服部さんが、クラスメイトで、それ以上でも以下でもなかった。話すらろくにしてなかった。だけど、いれこんでいました。では、どんな関係ですか? みたいなかんじで」
服部 絵理奈:「それは――ちょっと答えるのに困りますね」
矢神春人:「ええ……」
矢神春人:「綾瀬氏にも似たことは問われましたから……」
矢神春人:あいまいに笑ってる。どこを見てないような笑み。
服部 絵理奈:「クラスメイトです、としか言えない、です。おそらく、矢神さんが親類ですって言うのと同じように」
矢神春人:あいまいな笑みのまま、ゆっくりだけ、首を1度、縦に振る。
服部 絵理奈:「あ、その……さっき仰っていた、陰謀論めいたモノで消された……。もしそれが本当だったら、どうします?」
矢神春人:「ははっ」
矢神春人:「そうであったら、どれほどこわいでしょうかねえ」
矢神春人:「だってそれは、陰謀論めいたものでけされたならば」
矢神春人:「それを追うものも、縁者も、陰謀者には じゃま ですよね」
矢神春人:あきらかに冗談めかしてるが、答えとしてはそこそこ真面目に。笑っている。
矢神春人:「たとえば」
矢神春人:「俺が“そもそも存在しない”存在にさせられてしまう、とか」
服部 絵理奈:「ええ、怖いです、よね……」
矢神春人:「ええ」
矢神春人:「もし、そうであったら、ね」
GM:どう聞いても、反語に、聞こえる。
服部 絵理奈:「で――超能力者は実在して、裏の世界でその能力を使って犯罪を行ったり、それを止めたりしている……って言ったら漫画やラノベの読み過ぎって笑いますか?」
矢神春人:あいまいな笑みが、張り付いたまま。
服部 絵理奈:あたりをきょろきょろと見回しつつ。人影はまばらですよね?
GM:ひとがいっぱい入るお店じゃないし、JKがくるような~といわれたとおりですからね。
GM:遅いし、下手をすると自分らと店員さんくらいしかいないレベル。
服部 絵理奈:「信じて貰えないかもしれないんですけど――」
服部 絵理奈:「あ、信じても信じなくてもいいですけど、秘密にしてくださいね?」
服部 絵理奈:「私、矢神君が殺される所、見ちゃったんです……」
矢神春人:「……」
矢神春人:目を閉じ、カップを口に運んで。無言で続きを促すように手で促す。
服部 絵理奈:「半分人で半分竜、みたいな化け物に襲われてた、ところ……」
服部 絵理奈:「自分の幻覚か何かだと思ってたんですけど……矢神くんは亡くなってたし、本当なのかも、って……」
矢神春人:「……」少し、間が置かれる。「それは、どこで、でしょうか」
服部 絵理奈:「繁華街の外の廃ビル、でした」
矢神春人:「廃、ビル……」
矢神春人:しばし黙考して。外を少しだけ、見る。
矢神春人:「……」
矢神春人:まあ、聞くか。と小さな呟き。
矢神春人:「少し、気になる点があります」
服部 絵理奈:「何でしょう?」
矢神春人:「その場所は、ひとけもなく閑散とした場所という話です」
矢神春人:「服部さんは、なぜ、“その廃ビルで見た”といえるのでしょうか”」
服部 絵理奈:「それは……その……」
服部 絵理奈:「矢神くんを見つけて追いかけてたんです……ストーカーですよね、これ……」
矢神春人:「……ひとりで、廃ビルに、おんなのこが?」
矢神春人:「まさか遠くから、襲われてたのを見て野次馬にいった、ではないでしょう、から……」
服部 絵理奈:「矢神くんが駅とは違う方向に行ったからどうしても気に、なって……」
矢神春人:「よくそんなことがあって、ぶじに帰ってこられましたね……」
矢神春人:「そもそもその場所は、警察もあたまを抱えるような場所で……」
矢神春人:「もし、それが真なら、服部さんはそんな危ない場所に、ひとりで、おもむいて」
矢神春人:「しかも、やんちゃぼーずはあれでも男。そういうのがなすすべなく――の場所を目撃して、その上でぶじに、帰ってこれた、てことになりますよね」
矢神春人:「……」
矢神春人:「服部さんが、さいしょの例示でいう、陰謀者の一員というか、超能力者? 陰謀者側の味方でもないと、きびしそうだなあ……それ……」
服部 絵理奈:「……さっきの超能力者の話。私もこう見えてそう、だとしたら?」
矢神春人:「そうですね。それが真でも偽でも」
矢神春人:ここでいったん外を見て。
高橋 健人:<ふえっくし
矢神春人:「――いまからその場所に、実際におもむけませんか? と、聞いてみますかね」
矢神春人:「とはいえど日も暮れた時間です。自分も男ですが、保証しきれるかととわれたら怪しい立場。連れだしていい場所でも世辞にはいえない」
服部 絵理奈:「今からその現場に……? 夢中で追いかけていたから、うろ覚えでもいい、なら……」
矢神春人:あきらか~な苦笑を浮かべます。
矢神春人:「時間もそうですが、ほんとうにだいじょうぶですか?」
服部 絵理奈:「時間は出来れば日を改めていただければありがたい、ですし正直あんまり行きたくはない、ですけど……」瞳を伏せてぼそぼそ。
矢神春人:いろんな意味で、ですよね、て顔。
服部 絵理奈:「でも、矢神さんが行きたいって言うなら……」スマホの時計をちらちら見つつ。
矢神春人:「こんなつかれたおじさんでもよろしければ。おねがいします」
矢神春人:「遅くなってもいたしかたないですし、早々に」
服部 絵理奈:「あ、でもその前に両親にメール入れてきますね」
矢神春人:「はい。ではこちらはその隙に、お会計済ませておきます」
GM:あ、せめて連絡相談するならはやとくんは登場してくださいさすがにね。
服部 絵理奈:「すみません、ありがとうございます……ご馳走様でした」
矢神春人:では席を立って、お会計に行きます。
服部 絵理奈:んで健人くんに連絡入れマッスル「矢神くんの件で決着を付けに行った廃ビルに行くことになりました」
服部 絵理奈:メールを出したら席を立って矢神さんについていっちゃうよ!
矢神春人:では足早に、いきましょう。
矢神春人:「道案内は、おねがいします」
服部 絵理奈:「はい」
服部 絵理奈:特に何もなければ例の廃ビルの前まで行っちゃうがよろしいか……
GM:え、と、では廃ビルに移動です、が
GM:ほんと張ってたはやとくんどうされます?
GM:ここでなんも動かないならこのシーンは以後“登場禁止”を宣言します。早めに決めてね☆
GM:(というのもこちらも“足早に”なので、ゆっくりはしてないからです)
高橋 健人:登場禁止にせよ、有事は連絡してくれと言っておこうか。相手の察知能力高いし。
GM:雑談で確認してきました。
GM:【以後UGN2名、このシーン登場禁止です】関与もダメ☆
高橋 健人:連絡ってのは形骸的なものだとおもってください。関与できない、とあるが
GM:ま、後ろでPLフォローは大丈夫です。ただPCで駆けつけるとかそういうのが無理、ね。


 とたたたた――。


 ――廃ビル群。
 
矢神春人:遠間合いから見上げて。
矢神春人:「……どの、あたりでしょうか」
服部 絵理奈:「え……と。こっち……」
GM:件の場所まで案内しちゃいます? するーっと。
服部 絵理奈:件の場所まで行っちゃ……おう
服部 絵理奈:矢神さんを先導するように早足で。
矢神春人:追い越さない程度に、速足で。
矢神春人:道中さわっと。
矢神春人:「……まあ、変なのは、ついてきてない、――な、うん」
GM:(裏で看破がどうとか言ってたのはそりゃ場所柄くそ警戒するからですよ……お嬢ちゃんの身柄もあるんだ!?)
服部 絵理奈:「え、と……確かこのビル……です」
矢神春人:きょろきょろ、とまでは分かりやすく伺ってるわけではないが、ずいぶんと警戒してるのがわかる。
矢神春人:「場所まで、おねがいします」
服部 絵理奈:「件の現場を見たのはビルの窓越し、ですけど……中まで?」いつぞや春日が顔を覗かせた窓を指差し
矢神春人:「できれば」
服部 絵理奈:どこから入ればいいんだろ、とか呟きつつ階段を探す。
服部 絵理奈:外の螺旋階段から侵入。例のフロアまで行っちゃうぜ……

 ――カンコンカン。

 上がって、――件の部屋に。
 
服部 絵理奈:痕跡はどこまで消えてるだろうか
GM:どこまで消しただろうだけれど廃ビルですからね、ある程度そのままにしましょうか。
服部 絵理奈:てことは血痕とか残ってるのか
GM:かな、かなかな
服部 絵理奈:「……」思わず血痕から目を逸らす
矢神春人:「……」
矢神春人:「ひどい、な……俺は、警察じゃないから、細かい検証は、わからないけれど……」
矢神春人:「――この部屋で?」
服部 絵理奈:「たぶん……」
矢神春人:「え、と」部屋の奥、血の付いたソファが転がってる場所を指して。
矢神春人:「で、あったとして」
矢神春人:「服部さんは、どこで見ておられましたか?」
服部 絵理奈:「窓の、外……」
矢神春人:「外、と、言うと……?」
矢神春人:カムカム。手まねき。窓のある場所まで。
服部 絵理奈:窓の前ですとっぷ。
矢神春人:窓の前まで来てもらう、自分は隣。窓の外を指して「どのあたりです?」
服部 絵理奈:「ああ、窓の外のどこらへんから見てたか……って事ですか」
矢神春人:「はい」
服部 絵理奈:「うーん、よく覚えてない、です……辺りは暗かったし……」
矢神春人:「そうですか、だいたいわかったきはします」
矢神春人:「ところで」

 ――ひゅっ。

 なんか風を切った?
 そう思えば。――IPhoneを、スられた。
 

服部 絵理奈:「え」
矢神春人:「……やっぱりちょっと、不用心かな」


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GM:いったん切ります、長いからね。(キリもいいし)
服部 絵理奈:ハーイ。
GM:えーっとですね、今17時なのです。
GM:で、まず先に聞きます。
GM:1:夜やられる体力ありますか? おもに絵里奈ちゃん。
服部 絵理奈:きょうは だいじょうぶだ!
高橋 健人:うむ。よかった
神崎 リサ:おお
神崎 リサ:あ、大丈夫です!
神崎 リサ:ここで引きはつらい(つらい)
GM:では2つめ
GM:たぶん次のシーン長い。つーかもっと気力いる。
GM:1:ここで切って、20時再開にするか。2:18時までやって、21時にするか。
GM:なおやっぱりUGN組が禁止シーンなので、実質絵里ちゃんへの質問になります。
GM:っておおう、思ったより時間過ぎてるな1720とかさしてるいま;
GM:やっぱ続けると半端もいいところなのでいったん切ります。
GM:2030に再開で、で。――だいじょうぶ?
高橋 健人:んだね。りょうかい
神崎 リサ:はちじはん了解です! たぶん裏からそっと観客席滑り込んでます
服部 絵理奈:あいさー
GM:では、休憩で!!
高橋 健人:まあ、祈れ!(再度
GM:キモは冷えると思うよ、さしもに、うん。
服部 絵理奈:こんなクソ寒い時に肝試しかよ!!
高橋 健人:肝が冷えるを越して笑ってる
神崎 リサ:へんな笑いわかりすぎてつらい(しんどい



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 Middle Scene:11
 Side:Erina
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GM:【PC2:絵里奈ちゃん。侵蝕率を上昇させ登場してください】
服部 絵理奈:服部 絵理奈の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:87->92) (登場)
GM:にこにこ
GM:【絵里奈ちゃんのオンリーシーン】です。UGN組は登場禁止ですよ。
GM:……てかこれこちらサイドが演出から入るな、やるだけやってくるか……。
服部 絵理奈:ハーイ……(震え

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 ――廃ビル。
 ――血で汚れた、くだんの部屋。

 地上何階だったか。
 少なくとも、1階や2階といった、そんな低い階ではなかった。

 朽ちかけたビル、うち捨てられた階。
 1月前の惨劇、あの当時の惨劇の痕跡がまだ想像できる程度には、多少残っている。――そんな部屋。
 
矢神春人:IPhoneを取り上げ、自身の胸ポケットにしまう。無造作に、肩を組む形で、絵里ちゃんの肩に腕をまわす。
矢神春人:うっすら笑ったまま、表情は変えず。先程までとあまり変わりないのが、逆に不気味。
矢神春人:「いくつか、言わざるをえなさそうなので、先に」
矢神春人:「ひとつ。お嬢さんは、親御さんに連絡をしたうえで、自分から進んでここまで案内してきている」
矢神春人:「ふたつ。俺は、やんちゃぼーずのことを聞くために行脚したのもあいまって、お上――特に警察にはいい顔をされてない。きこうにも袖にされたくらいだからね」
矢神春人:「みっつ。来る前にもいったけれど、ここはお上――警察が手を焼く程度に治安が悪く、ひとけがない。たとえ何が起きても、そもフラットでも、あたまを抱える場所」
矢神春人:「たとえこの場で、大声を張り上げても、なんらかの手段で非常灯をあげたにしても。……“無事で済むとは思えないよね”。間にあうとも世辞にもいえないし」

 絵里奈は自分から進んで廃ビルに来た。――治安の悪い廃ビルに。
 IPhoneで“親にメールする”と連絡をしたうえで。
 ……遅くなっても不思議じゃない。

 しかも同行者は警察にいっても取り合ってもらえないひとだ。
 これらだけでも指し示す、「今この時点で妙な真似をしたら死ぬ、誰も気にしてくれない助けてくれない」という事実。

 たとえ行った時点での2人を見てる人が多くても、ひとりしか戻ってこなかったも不思議じゃない。
 どころかそのひとり――このすぐ隣の青年が警察の門戸を叩いても、――取り合ってもらえそうにない。
 
矢神春人:「俺は敵じゃない、けど、味方でもない」
矢神春人:「そこのところをご理解の上で、行動をしてもらえるとさいわいです」
服部 絵理奈:「やが……み、さん……?」
服部 絵理奈:心臓がバクバクと鐘打つ。やばい。そう絵理奈の本能は告げている……が。
服部 絵理奈:今はただ、奥歯がかたかたと鳴りそうになるのを必死に抑えるので精いっぱいだ――。
矢神春人:「ああそうそう。ついでに」
矢神春人:「よっつ。――なんでもこのN市、このところ……行方不明事件、頻発してるらしいね」
矢神春人:目を見ればすぐわかるほどに。――光を返してない。
服部 絵理奈:「…………なにが、目的、ですか」手を上げる。抵抗はしないとの意思表示のようだ
矢神春人:少しだけ拍を置く、言葉を選ぶ。
矢神春人:「仕事のひとつが滞っちゃってね、どうも今の俺だけじゃ足りないようなんだ。なので、」
矢神春人:「目と耳が欲しい。俺の目と耳では見えず聞こえずを見通せる。俺の代わりに動ける、延長の手と足が」
矢神春人:「まあ」
矢神春人:「先のキミの言い方を真似したら、“信じても信じなくてもいいけれど、秘密にしてくださいね”だけどね」
服部 絵理奈:「秘密の、仕事ってことですか……。じゃあ、矢神くんの件は……」
矢神春人:「ん? やんちゃぼーずの件? それは、どういう意図と意味で聞いてるかい?」
服部 絵理奈:「え、ええと……矢神くんの件も『その秘密の仕事』の一環、ですか」
矢神春人:一瞬だけ拍を置かれる。少しだけいやそうな顔を浮かべた気がした。
矢神春人:「もし、そうだとしたら」
矢神春人:「キミはココロのどこかで安心するのかな?」
矢神春人:「秘密の仕事の一環だから、調べてた。それは本当の目的や意図は別のところにあったからであり、うやむやにされた死なぞ、真相なぞ、本位に突き詰めるものなぞいなかった、と」
服部 絵理奈:「安心するわけではない、です。仕事の一環じゃなかったら、矢神くんも少しは浮かばれるのかなって思いますけど……」
矢神春人:「それは、どうしてだい?」
服部 絵理奈:「亡くなって、いろんな事が有耶無耶になってしまった後でも、真相を追い求めて駆けずり回ってくれる人がいる、っていうのは思ってくれる人がいるわけで……」
矢神春人:「そうだね。そしてやんちゃぼーずの親御は心身折れたわけだけど」
服部 絵理奈:「クラスではもう矢神くんの話題は出ません、忘れられてます。それに比べたら覚えて心に留めてくれる存在って尊いものなんじゃないか、って、思います」
矢神春人:「……」
服部 絵理奈:「亡くなった人の気持ちなんて分かりませんけど……私なら忘れられるのは辛い、です……」
矢神春人:「ふーん、なかなかいうね」
矢神春人:「 いのちをつんだ とうにんが 」
服部 絵理奈:「……!」
服部 絵理奈:なんで、なんでこの人が知ってる……!?

矢神春人:あいまいに、笑みが浮かぶ。
矢神春人:「重ねるけど、再度いおうか」
矢神春人:「うやむやになった死で、やんちゃぼーずの親御は心身共に折れた。ろくな理由も伝えられず、ただいきなり“事故で亡くなった”と伝えられた。それ以上の言及は許されていなかった。夫婦にとっての生きがいで、かつ待ち望んでいた息子は死んだのに、ね」
矢神春人:「ただここは安心していいよ」
矢神春人:「“俺は敵でもなければ、味方でもない”――からね」
服部 絵理奈:「……はい。矢神くんが亡くなったことで、親御さんの人生は狂ってしまった……」瞳を伏せた
服部 絵理奈:「……。私が、矢神くんを殺した犯人、だとしても――ですか。敵でもなければ味方でもない……って」
矢神春人:「ああ」
矢神春人:「もっともそれは、今の状態」
矢神春人:「キミが、俺の敵となりうる行動をとれば敵になる」
矢神春人:反対は、……いわずともいいだろう。
服部 絵理奈:「え……と。目と耳が欲しい、って言ってましたよね。一体何を探してるんでしょうか」
服部 絵理奈:弱みを握られている以上、彼の策に乗るしかない……のだろうか
矢神春人:「この市に、ちょっとめんどうなネズミが逃げ込んじゃってね。それの始末を委託されてる」
矢神春人:「なので、ネズミ探しだ」
服部 絵理奈:「ネズミ……」
矢神春人:ポケットに手を入れて、何かを取り出す。小さなイヤーカフを、絵里ちゃんの耳につける。
矢神春人:「別に、みつけたらそれに知らせてくれればいい。手を出さなくてもいいというか手を出すと面倒事になりかねない」
服部 絵理奈:「……通信機、ですか?」
矢神春人:「みたいなもんだ。同時にいい方わるくすれば盗聴器か。精度は世事によくはないだろうがね」
 
 意訳で、“もし解放されたとしても、下手な真似や行動をとれば”と言外に言われてる。
 

服部 絵理奈:「……その、ネズミを探して知らせれば、それで良いんですか?」イヤーカフを触りつつ。
矢神春人:「再度重ねるけれど、“信じるか信じないかはともかく、秘密にしてほしい”ことがら。この仕事も、俺の介入も。そして」
矢神春人:「――そのイヤーカフを外したりすることも。もし外されそうになるなら、なんとかして抵抗してもらいたい」
矢神春人:そのあと、写真を一枚だす。
矢神春人:「ネズミはこいつ。《レミングス》と、いうそうだ」
服部 絵理奈:「レミングス……」写真を確認します。
GM:手術着を着込んで、目がうつろ。ずいぶんと大きな20位の青年が映ってます。
服部 絵理奈:「この写真、いただいても大丈夫ですか?」
矢神春人:「覚えてください、そこから露呈しやすいので」
服部 絵理奈:「あ、はい……」
矢神春人:「図体自体はキミに比べて3回りは上だから、めだつはずなんだけどね……」
服部 絵理奈:「写真見る限り、大きいですよねえ……」
矢神春人:「うん」
矢神春人:「ほんと、どこいったんだろうね。ははっ……いやわらいごとじゃないんだけれどね」
服部 絵理奈:レミングス……声しか聞いてない彼の事だろうか――を思い出しつつ。
服部 絵理奈:「彼を探し出してこの通信機越しに伝える――、その後はこれ、外しても大丈夫ですか?」
矢神春人:あいまいに笑う。
矢神春人:「永遠に囚われていろ、とまでは言いませんが。お察しください」
矢神春人:「――用が終われば、砕くので」
服部 絵理奈:「……はい」
服部 絵理奈:「ネズミの始末を頼まれた……までは分かるんですが、どうして手を出してはいけない、んですか?」
矢神春人:「そのネズミはめんどうなモノを飼ってるらしくてね。へたに手を出すとめんどうなことになる」
矢神春人:「別にキミに手を出せ・始末しろとはいわないので」
服部 絵理奈:「面倒なもの……?」
矢神春人:「あ、うん」
矢神春人:まいっか、って顔。
矢神春人:「ちょっとめんどくさいウィルスのキャリア……あー、病原菌の保菌者だそうです」
服部 絵理奈:「病原菌の保菌者……だから手を出すな、と?」
矢神春人:「ええ」
服部 絵理奈:「それ、見つけた時点で感染してる、とか無いですよねえ?」
矢神春人:「ありえないとはいえないのがこわい、ねえ……はっはっは。だから、他言無用でお願いしたいし、へたに手を出さないでください」
服部 絵理奈:「……あの、矢神さんのターゲットって、その『レミングス』じゃなくて本当は病原菌の方、だったりしませんか?」
矢神春人:「意味がちょっと取れないな、どういう意味だい?」
服部 絵理奈:「そのまんまの意味です。レミングスを始末するのが目的じゃなくて、その病原菌のパンデミックの阻止のほうが目的なんじゃないかって」
矢神春人:「あー……」
矢神春人:すこしだけ間がある。
矢神春人:「んーっと、パンデミック阻止が仕事は仕事なんだけれど」
矢神春人:「それは結局、《レミングス》の始末といっしょなんだよね。なにしろ息の根止めないと始末できないからそのウィルス」
服部 絵理奈:「そう、ですか……もし、あちらから手を出してきた場合は?」
服部 絵理奈:「あちらも追われているのは分かっているんでしょう? 抵抗する可能性も……」
矢神春人:「逃げてください、かな。抑え込むのは無茶だよね」
矢神春人:ちょっとぶしつけに頭をかしげて、絵里ちゃんを上から下まで見る。普通の華奢な女の子……だよなあ、と。
服部 絵理奈:「保険として抗体とか、無いんでしょうか……?」
矢神春人:「あるけどさすがにおいそれと渡せない。写真以上に横流しや解析されるとおおごとだからね」
服部 絵理奈:「それが、無茶じゃなかったりします……腕力なら……」ぽつりと。
矢神春人:「いや、女の細腕で、この図体でかいのを抑え込むとかだいぶ、無茶が……」
服部 絵理奈:「こんな身体だから……無茶じゃないんですよ」では腕をまくってちょろっと腕を異形化。
服部 絵理奈:あ、すぐに戻しますよ
矢神春人:あいまいに笑う。
矢神春人:「……今は、俺しかいないからいいけれど。おいそれとやればこの世界だ、どうなるかくらいは、察せるよね」
服部 絵理奈:「力の使いどころは弁えてる……つもりです」
矢神春人:「あと」
矢神春人:「どうも保険的な抗体にこだわってるようだけれど」
矢神春人:「それはイコールで、【《レミングス》をころす】、ということ」
矢神春人:「ひとりをころしたなら、ふたりでもかわらないな、……といま、かんがえているのかい?」
服部 絵理奈:「……そんな事は、ない、です……」
矢神春人:「ならば。おすすめしません」
矢神春人:「……俺みたいに、なっちゃあいけない」
服部 絵理奈:「けど、もしレミングスが生きている事が原因で、他に多くの人命が失われるのなら……殺すのは仕方ない、と思っています」
服部 絵理奈:「矢神くんの時も、出来れば殺したくなんてなかった……けど、殺さなかったら殺されてた、し……いっぱい人が死んだ、から……」
矢神春人:頭をかく、カリカリ。
矢神春人:「……わかった、わかった」
矢神春人:“あまりいいことじゃないんだけどな”とつぶやいて、まわしてた腕を外して懐から、銃を取り出す。
服部 絵理奈:「え」
矢神春人:マガジンを一度抜いて、何か確認して。
矢神春人:ひっくり返せば、――パラパラ。なんか出てくる弾丸いっぱい。
服部 絵理奈:目を丸くして見ています
矢神春人:「……これでいいか……?」覗いて、弾数を確認してから。弾丸抜いたマガジンを再装填する。
矢神春人:セーフティをかけてから、服部さんに渡します。
矢神春人:「わかってるとおもうけど」
矢神春人:「ひとごろしの道具です」
矢神春人:「保険は、1発だけです」
服部 絵理奈:「1発だけ、抗体が……?」
矢神春人:「銃も、弾丸も、弾丸に込めてある抗体も。どこにも横流ししない。検査に掛けないでください。さすがにそれやられたらいろんな意味でシャレにならない」
矢神春人:「用が終わったら回収しに行きますので」
矢神春人:「く・れ・ぐ・れ・も、おねがいします」
矢神春人:超、念押ししてる……。
服部 絵理奈:「こんなの怖くて横流しとか出来ませんよ……!?」
矢神春人:「……まあ」
矢神春人:「だれかをそそのかせて撃たせるくらいは、止めないけど……それでも必ず、回収してください」
服部 絵理奈:「……わかり、ました」
矢神春人:ハァ。少し、甘いかな……とかつぶやいてる……。
矢神春人:「……とりあえず、俺の要件は、終わってます、が」
矢神春人:「あとなんか、聞きたいこととかないですか」
服部 絵理奈:「え……と、抗体は何発目でしょうか?」
矢神春人:「1発目です」
服部 絵理奈:「わかりました。それと……一体矢神さん……貴方は何者なんですか……? これは答えたくないなら答えなくて構いません」
矢神春人:先ほど異化した彼女の腕を、一瞬だけみやる。
矢神春人:「――を、聞かれてこたえたい?」
矢神春人:「みたいなものかな」
矢神春人:予想に固くなく、濁された。
服部 絵理奈:「……はい。私からは以上、です」
矢神春人:「では、長居も無用なので」
矢神春人:「同じく早足で行きましょうか、お嬢様」
高橋 健人:<へくちっ
矢神春人:「よろしくおねがいいたします。――まあできれば、」
矢神春人:「その保険を消費しないで済むことは、いのりますがね」
服部 絵理奈:「……はい。善処します」
矢神春人:ハァ、と、あいまいにため息をついた。
GM:#なんもなければ場所から離脱して〆ですよ
服部 絵理奈:「……」
服部 絵理奈:廃ビルを見上げてひとつ息を吐く
服部 絵理奈:あ、〆ておっけーです


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GM:わーい長かったお疲れですよ―;
神崎 リサ:ふえええ
神崎 リサ:お疲れ様でした……
高橋 健人:おつおつー
服部 絵理奈:お疲れ様ですー……ポンコツすぎて足引っ張りまくりで申し訳なす……
GM:で、まあ、次のシーンができなくはない、けれどたぶん今日はシーン自体はここで終わりです
服部 絵理奈:はーい
GM:次は、18日かな?
高橋 健人:カナー。カナ
GM:うん、なので三三五五の解散宣言をして
GM:次のシーンどう動く? をコネコネしといてください(…)
神崎 リサ:6日後oh……
神崎 リサ:了解ですーこねこねぷしゅー
服部 絵理奈:ぷしゅー。
高橋 健人:盗撮されているということはスマホのやりとりもある程度見られているとおもいねい
神崎 リサ:ですよな 筆談系もきつそうだ
高橋 健人:健人が居れば大体解決はするんです、大体。
高橋 健人:Wi-Fiになるからこいつ
高橋 健人:ただその前フリとして「監視されている」ということを巧く伝えてくれると助かるな
GM:つまりそうだね。
神崎 リサ:取っててよかったイージーエフェクト……
GM:なお禁忌を犯したか否かはこちら(春人さん)で判定しますが
GM:犯すとどぎっついペナがまってますので
GM:くれぐれも犯さないでいただきたい((
服部 絵理奈:ぎゃーす
高橋 健人:で、この場合の禁忌。インカムを外す・外される/銃類を渡す、だったかな
高橋 健人:撃つこと自体は問題ないんだけど~か
GM:インカムを外す、はずされる。
GM:銃器類を検査にかける、横流す。
神崎 リサ:誰かに撃たせるのはいい、って言ってましたな
服部 絵理奈:うん……
GM:そ、なんらかでそそのかして撃たせるの事態はね。
GM:で、ほかにも
GM:春人さんの介入をばらさない。
GM:仕事のこととか介入してるとか、秘密だよ☆(概略)つったからね。
高橋 健人:ばれなきゃいいんだよ!(槍投げ)
神崎 リサ:そーだそーだ!!
高橋 健人:といってまあ、健人的には監視気配を察した時点である程度推測が確信にかわっちゃうんだけど……
GM:なのでここからフル回転の《声なき声》でしょうね☆
GM:目耳でわかる感じでばれるとヤクいです。スパイアクションと。ここからね。
神崎 リサ:映画だとこれ最後に種明かしされるどんでん返しになるやつだなあ……(とおいめ
GM:ちょっと共有メモで【絵里ちゃんにかかった禁忌】を書きました。
GM:禁忌は分かりやすい禁忌なだけで
GM:すごい概略すると「こちらの不利になる行動とるな☆」だしね。(ンで具体的にわかりやすいのがそれ)
高橋 健人:で、具体的な次ターンの話。
高橋 健人:SMSは基本的に最後の連絡まで画面に映る。ってことは、できるなら電話で話しかけたほうがいいかもしれない。
高橋 健人:健人は春人が離脱しているのを調べようにも調べられない状態だから
高橋 健人:まあ、UGNに関わりがある、ってことがむこうさんに把握されてもそこにレミングスがいるとはわからないし、ここまで周到ではなくともいいんだろうけど……
高橋 健人:とにかく監視されていることを迂遠に伝えてくれる、が助かるかなあ
高橋 健人:直接話すということは介入者が誰であるかのフックになっちゃうんで
神崎 リサ:よくてはぐれ、でもUGNと接触があると踏まれての今回のネズミ役でしょうからなあ……
服部 絵理奈:ほむほむ
高橋 健人:このポイントを抜ければWi-Fi環境が成立するので、あとはうっかりでもしなければ口外にはならないのだ
GM:そ、なのでうっかりしないが大事。
GM:マジ だいじ
神崎 リサ:なるほど……
服部 絵理奈:うわああ
服部 絵理奈:うっかり八兵衛ばりにうっかりだぞわし……
神崎 リサ:引き続き絵里奈ちゃんがんばれターン継続  #がんばれ
高橋 健人:ま、でもこれ
高橋 健人:んーーー
高橋 健人:健人側からカマをぶん投げることもできなくはなさそうだけど……
高橋 健人:いないとわかっててももしかしたらいる、と考えて向こうからもう大丈夫だからそっち行くね、と言われた場合、お花を飛ばしても良さそうな……(ねりねり
神崎 リサ:健人くんが確信掴んでくれるまでは絵里奈ちゃん支部長に接触させない方がいいと思うんだけれど むーー
GM:ん? あ、あれ、あのあと?
高橋 健人:あのあと です
GM:最低限廃ビルから繁華街なり駅までは送るよ!?
GM:絵里ちゃんひとりであんなところ放置しないよΣ
神崎 リサ:そういうところはいい人だ……
GM:なので別れた後、のどこそかならできますが廃ビルはないよ、と
GM:繁華街なり駅なり、家なりか。(要は彼女自体に用のある安全地)
高橋 健人:どちらにしても一旦走査はするとおもう、かなあ……
高橋 健人:ほんとうに別れたあとを考えてるので
服部 絵理奈:だめだ魂抜けて頭が動かん……お先に失礼しますー;
高橋 健人:おつかれー
GM:お疲れ―、18日に―
神崎 リサ:お疲れ様でしたーゆっくりお休み……!
どどんとふ:「服部 絵理奈」がログアウトしました。
GM:ま、要はフレーバーだけど
GM:絵里ちゃんが繁華街まで送ってください→繁華街
GM:駅まで(ry→駅
GM:とかそんな感じね、そこまではついてくそのあと別れる。おにゃのこ1人ぽーいは夜だしそも危ないからね。
GM:(ついていくというか、送る、だね)
高橋 健人:また支部に来させるには時間が時間だし……本人が本当に無事で、また傍聴されていないかを確認するためにお花を投げつける、でいけるかな……
高橋 健人:まじで音沙汰ないなら無理にでも走査→テレパスで強行するがそうでもないからワンコールは最低必要
高橋 健人:Wi-Fi成立後は追々考えよう……じゃーこのへんで
GM:はーい、それでーはー
GM:自分もね、さすがに2日連続はつかれたっぽいな
神崎 リサ:はっ はーいお疲れ様でしたー
神崎 リサ:濃い2日間でした……
高橋 健人:やーよくしゃべった みなさまおつかれさまです
高橋 健人:わたしほっとんど何もしてない気配!(ごめん
神崎 リサ:いやいやいやすごい裏方していただいてましたもの……!!
高橋 健人:おーやーすーみー のまえのログ取り妖怪ing
高橋 健人:雑談でひたすら煽ってただけょ……(ヽ'▽')
高橋 健人:スーッ!
神崎 リサ:日付ぇ んでは私もーおやすみなさい~