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【はじめに】
 セッション卓はパラレルワールドです。
 回すGM/参加されるPLによって様々に変わるもの、ご理解をお願いいたします。

 【このシナリオは、サプリメント記載のシナリオを改編・使用させていただいております。ネタバレNGな人は回れ右でおねがいします。
  このサーバーは、鮎坂様の許諾を以て使用させていただいております。
  ――敬意を。そして、感謝を。】
 
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【Act Trailer】
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 N市が、突如として停電に見舞われる。
 それは、齎される災厄の序章だった。

 刻一刻と迫る、N市壊滅の危機。
 それに立ち向かうのはUGN――だけではない。
 N市で暗躍していたFH、不死身と呼ばれた男もその結果を望んではいなかったのだ。

 呉越同舟、同じ目的を抱いてN市存亡をかけた戦いの幕がここにあがる。

 Double Cross the 3rd Edition
 『Devil to the Fellow Travelers』

 “ダブルクロス”
 それは“裏切り”を意味する言葉――。
 

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≪舞台≫
 東京近郊、N市。
 るる1-P306を参考に。

 季節は8月終盤、残暑厳しくセミは鳴く。
 前シナリオから対して日がたってません、経って10日ほど。
 

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GM:よいしょっと。
GM:いっそ台風バンバンくる季節とかしてやりゃあ良かったかもしれない、みなさまおげんきであらせられますでしょうかー?
GM:とまれ、後篇のシナリオになります。
GM:その分みんな強いしとうぜんえにしもあるので、ちょっと色々弄ってます。骨格は一緒だけどね。
GM:ということで|>【ハンドアウト/成長報告と経過報告】

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■PC1:氷室塔矢
 シナリオロイス:春日恭二


 半年に1度のペース位で合間みえる、“ディアボロス”春日恭二。
 倒しても倒しても復活してくるしそのたびに勧誘してくる。
 ほんと不死身じゃないかって位に感服してしまう、そして食傷になる。
 そんな相手だ。

 ――だが親友を喪ったあの事件からそう経たない、とある日。

 停電したN市で、力を使うこともままらならない状態で襲われるという窮地に陥る。
 そんな折、――春日恭二が助けてくれたのだ。
 
 やけに険しい表情の彼はキミを助けると、“疾走する喊声”に繋ぎを取れないか頼み込んできた。
 

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GM:(氷室君にスポットライトが当たる)
氷室 塔矢:(今回はマイクじゃないのか……)
GM:(二番煎じもあれだろうからライトにしました♪
氷室 塔矢:「コードネーム”氷晶の城塞”、氷室塔矢!……ってなんだこれ」びしっと敬礼
氷室 塔矢:「まあ、詳しい自己紹介は前回やったし別に良いか」
GM:<ライトだよー
GM:<成長報告とかメインかなー
氷室 塔矢:「防御性能は前回から全く変わってないな」
GM:いあいあいあいあ変わってるじゃんくっそ強力なのがΣ
氷室 塔矢:「その代わり、砂の祝福でシーン1回遠距離カバーが出来るようになった」
氷室 塔矢:「あとは……ああ、マシンモーフィングでアイテムを作れるようになったな。意志も上げたから調達判定の固定値は7だ」
GM:<こあい
GM:<こあい
GM:<こあい
GM:(ミスタイプではなくだいじなことなので3度も重ねました
岸辺 荒耶:(うわあ)
氷室 塔矢:「おまけにイージーエフェクトで万能器具。前回よりちょっと器用に動けるようになったかな」
岸辺 荒耶:主に支部の回復が早くなります
GM:いちおう、前の終わりにも雑談でいったけどこのGMでのルーリングとしてを挟むね。
GM:まず、イージーは演出的ならいくらでもどうぞ。メジャーは能動で使う必要がある奴、常時は勝手に出てる奴的。なので1メジャー1回とかはいいださないので演出でやるっツーなられっつごー。
GM:で、情報収集の時には1メジャー1マイナーがOKになってます。
GM:これも、データとして優位に働くもの、例えば《サイコメトリ》&《マシンモーフィング》を2つ重ねるのはNGです、が、1個だけなら情報収集もアイテム調達も並行いけますよ、と。
氷室 塔矢:「前シナリオから何をやっていたか、と言われると……まあ、アレだろ」
氷室 塔矢:「学校に通ったり、片手間にバイト先(ということにしてる)の修繕とか色々な」

岸辺 荒耶:<おこづかいははらってるよー
GM:だいぶいろいろぶっ壊したからね……本とか、本棚とか
GM:(いや道も建物もぶっこわ☆ミ されてます)
氷室 塔矢:「それと、前回エンディングで渡し損ねたペンダントは、あの後でちゃんと渡したからな」
GM:ん。
氷室 塔矢:という感じです
GM:はーあーい、ちょっとGMのルーリングも重ねちゃったけどごめんね!
GM:なので侵蝕率とごそうだんで好きなだけどうぞ、マシンモーフィング。ただ財産点と侵蝕率は気を付けてね!
氷室 塔矢:はいよーっ
GM:質問は……あるですかね、今回は。
氷室 塔矢:あ、財産点は15点です
氷室 塔矢:(ジャケット外したらお金が浮いた)
GM:それでもいっとくよ、もういっかい。
GM:”財産点と侵蝕率に気を付けてね”と。
GM:なさそうなら次いこうっ。


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■PC2:岸辺 荒耶
 シナリオロイス:“ディアボロス”

 N市が突然原因不明の停電に襲われる。
 その瞬間、レネゲイドが停止して動かなくなる。
 その真っ暗やみの中、FHの襲撃を受け街が制圧されていく。

 そんなピーキーな状況で、なんとあの大っ嫌いな“ディアボロス”が連絡を取ってきた。
 彼が言うには都市ひとつを灰燼に帰すほどの危険な力を持つFHがN市に侵入したという。

 彼もこれは望む結果ではないと、一時休戦と協力を求めてきた……。
 

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岸辺 荒耶:「ちょっとースタッフーも少し派手に……いやこの暗がりに一本ってのも悪くはないな、スマートだし」舞台裏
GM:(遅れてスポットライトの光が、灯った)
GM:#なお素ボケです
岸辺 荒耶:舞台袖から羽織を翻してやってくる。いかに自信満々な足取りか。
岸辺 荒耶:「やあ! 私だよ! N市の期待の新星、岸辺荒耶! もうチェック済みかな~? そうだね! マイクないけど私の声は通るよ!」
GM:<出たハヌマーン
岸辺 荒耶:「前回は“インペトゥス”としての立ち回りが上手く行かないものだったから、開幕散開ぐらいは覚えてきたよ」
岸辺 荒耶:ごっほん。ハヌマーンなので大気中に多少は声を上乗せしてます。

GM:<支部長はおほしさまになってたからー
岸辺 荒耶:「やーあのロリコンデコハゲクソ野郎の御首がとれなかったから非常に辛酸を嘗める想いでね。といっても攻撃性能を上げたかといえば微々たるものだ。基礎能力と支援能力を上げて、あとは――気配遮断。あくまで私は後ろの人だし、そんな出張るつもりはないさ」
GM:<なんかまくらことば罵倒シリーズがふえてる
岸辺 荒耶:「……それから霧谷に直談判してなんとか……こう……昇給を……」してもらったはいいが雀の涙に匹敵するか。
岸辺 荒耶:どうしても支部自体の予算に回さざるを得なかったようだ。

岸辺 荒耶:「とにかくだ、貴君! 私がいるからにはN市の平和と安寧はいつだって万全! 穏健派だから!」
岸辺 荒耶:「前回なんか間違えた人たちに革命が何とか言われたけど私の目的はあくまでのし上がってハ……世界平和! 以上!」

マリア・チェスノコフ: 
GM:というアレなことはともかくとして。穏健派、と。
岸辺 荒耶:失言を飲み込んで足早に舞台袖を通って帰っていった。
GM:あはははは。
GM:質問……ありそうです? (GMの準備質問はもう今しがた言われた@穏健か改革か)
國生郁沙:ナチュラルに世界征服って読んでた。
GM:ICありだから世界征服もあるよ!
岸辺 荒耶:「(女の世界征服したいです)」
國生郁沙:そういえばICありだったな
GM:うん、ウロボロスないからあんまりすごくICICじゃないけどね。
GM:でも守護者はICですよっと。
GM:なさそうなら次にいこう。あらやしぶちょうに暗がりから光るナニカをつきつけつつ。
岸辺 荒耶:ああああ~


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■PC3:國生郁沙
 シナリオロイス:“パーガトリー” 推奨感情:感服/不安

 キミはかつて“パーガトリー”と呼ばれたFHが行った惨劇を目にした。
 それは、ひとつの小島が完全に消滅するほどの破壊力だった。

 その“パーガトリー”が今度はN市に侵入したという。
 あの惨劇を、繰り返すわけにはいかない。

 キミは指令を受け、N市へと急行した。

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GM:(ライトは灯らず、一切の闇が覆っている――)

 何故ならばライトが当たる寸前に電源供給の線を切ったから――必要があるのならば後で誰かが修理することだろう。

國生郁沙:「この通り多少剣の精度が上がった」
國生郁沙:「強いて言うのならば他に強行移動の技術も磨いてきた」

 白兵技能が6→11に成長して《ハンティングスタイル》を1レベルで習得したという意味である。
 低レベルなので移動可能回数は少ないが、そもそもマイナーアクションを必要としていないので使わないで済む状況の方がありがたい。

 暗闇の中から引き続き声がする。

國生郁沙:「他に強いて言うのならば――所謂サバイバルのために必要な技術を身につけてな」
國生郁沙:「夜目が利くようになったり、危険を即座に察することができるようになった」

 EEとして《猫の瞳》《鋭敏感覚》をそれぞれ習得したということだな。
 EEを習得したというよりは技術として獲得したという心持ちで願えると助かる。


國生郁沙:「後はまあ……任務をこなしていたのだがな」 嘆息
GM:支部長をかききる任務?
GM:じゃないですが、いくさちゃんだけこの10日前後は規定させてもらってます。任務です。OP初っ端でやる感じなので、ひとつどうぞ好きにきったはったしちゃってくださいな。
國生郁沙:「それは、まだ命じられてない」
岸辺 荒耶:> まだ <
GM:ん。#まだ
氷室 塔矢: ま だ
GM:さて、いくさちゃんに――て質問も何もないな、いくさちゃんだけは2週間規定してるし。
GM:てことで
GM:『Devil to the Fellow Travelers』、はじめさせていただきたいと思います。
GM:よろしくお願いいたします。
國生郁沙:よろしく頼む。
氷室 塔矢:よろしくお願いします
岸辺 荒耶:よろしくおねがいします!
GM:じゃあ、いきますねーっ。
GM:なんか裏でOp-0からとかいうてたがOP-3からです。
GM:んでもって【OPでは侵蝕率を上げないでください】
GM:あげたいんじゃあああああてひとはとめませんが2回位でる人がいるので、うん。

 

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Opening Scene:1
Side:Ikusa
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 ――先だっての、N市劣勢の助っ人任務を終わらせた、その後。
 ――また、新たな任務へと駆り出された。



 ――とある、小島。


 FHの研究所があるという、小島。
 ここに潜伏するFHセルを殲滅し、首級をあげる。
 それが、任務だった。

國生郁沙:演出時のみ既に抹消された《獅子奮迅》を使いこなすのは前回の通りだ。
國生郁沙:「先日といい今日といい、私の専門をどうも勘違いされている節がないか」
國生郁沙:「多勢相手の戦いは苦手なのだが」
國生郁沙:左右の刀剣、時折脚に隠した更に2本の刃で烏合の衆を切った張ったしながら、虫の息で転がっているFHエージェントに声をかける。

FHエージェンツ:「ハァ、ハァ……ちくしょう、UGN……」
國生郁沙:さすがに基地内部はそれなりにな?
國生郁沙:「なんだ? 別に邪魔しないのならば生きていても構わんが、とどめが欲しいならくれてやるぞ」
FHエージェンツ:当然のように足にすがる形で足止めしてきますよ。
FHエージェンツ:「か、はっ……さ、せるか……」
國生郁沙:脚は武器なんだな。掴む寸前で刀剣を噴出しよう。
GM:シッテタ

 ――ザクッ
 

國生郁沙:「どう考えても隠密特化の者を送り込んだ方が適任だったと思うのだが――まあやれるだけのことはなすか」
國生郁沙:地図はどこぞで叩き込んだのか、目的地に向かって淡々と進もう。

國生郁沙:封鎖用のシャッターは叩き切る。 罠の類は危機感知の訓練の成果が早速発揮されるな。
國生郁沙:どうやら先ほどのはこのセルでもそこそこの地位があったようなのだが、演出の道具としても不足する程度だった。
國生郁沙:さて、最奥まで向かってしまって構わないのかな?

GM:いいですよー。
國生郁沙:それでは。
國生郁沙:「失礼――鍵は持ってないんだ」
國生郁沙:扉をX字型に切り裂きながら、セルリーダーのいる部屋に突入する。


 ――ざむっ。

 扉を切断すれば、そこにいるのはあざ笑う顔の少年。
 まるで歓迎するように、両手を広げてそちらをむく。
 

パーガトリー:「ハハッ、来たかUGN。なかなかにいい動きだ」
國生郁沙:「……? 君がこのセルのリーダーかね?」
パーガトリー:「ああそうさ、なんだい? この躰じゃ”セルリーダー”にゃご不満かね。まあこの躰じゃ仕方ないかもしれないなあ?」
國生郁沙:「そうか。設備はなかなかいいのだが人員がよくないのか、コンディションを発揮しきれていなかったな」
國生郁沙:「躯がどうした? セルリーダーなど最悪脳が機能していれば大丈夫だろう」
國生郁沙:「予算に適した人材は揃えるように上申した方がいいぞ。その程度の時間なら待ってやろう」

パーガトリー:「いやいいさ、この島もあいつもこいつも用済みだからな」
パーガトリー:「――この島はもう消滅する、比喩でなくな」

 ……カチ、カチ、カチ、カチ……。

 どこからか小さな、音がする。
 

パーガトリー:に た り
パーガトリー:「忠告してやる、逃げろ」
國生郁沙:「なるほど、それは少し困るな」
國生郁沙:「待つと言ったが事情が変わった――すまない」
國生郁沙:一気に駆け寄り斬りつける

GM:その太刀を避けるそぶりもなく受け、胴体が斜めに寸断される。
パーガトリー:口の端が、上がった気がした。
國生郁沙:「いかん――失敗したかな?」


 ――どんっ。


 ―――ザアアアアアアアア…………。

國生郁沙:「なるほど。 趣味が悪い……」
國生郁沙:崩壊する天井を見上げながら、ノイマンは脱出の算段をする――



 ――そして、島が消滅した――。
 


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Opening Scene:2
Side:Toya
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GM:GMサイドから準備してる導入は【真夜中N市、突然起きた停電で襲われる】からです。
GM:その前に何らかの演出ある場合は、れっつトライで。
氷室 塔矢:あ、はい。それで大丈夫です
GM:。○(あ、この停電、FHが起こしたって連絡合った)
GM:じゃあもうふつーに描写からはじめます;

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 ――真夜中、N市。
 


 夜の街、イルミネーションで輝くきらびやかな街。
 繁華街、N市は夜は昼とは違う顔。

 ――されどそのきらびやかな灯りが、突如、闇に沈んだ。
 

氷室 塔矢:「停電……?」

 N市全土を覆った一斉停電。
 この停電がFHの手によるものと連絡を受けた。

 その直後、なにものかに襲われる。
 

なにか。:ぼろ布を覆ったひと? みたいななにかが、真っ暗闇から襲ってくる。
氷室 塔矢:「なっ……!? 敵か!」
氷室 塔矢:そう判断し、自らも戦闘態勢を取ろうとする。
氷室 塔矢:が、何かがおかしい。


 ふだんなら何のことなくいなせるであろうハズなのに。
 ――レネゲイドが沈黙している。

 氷の盾も、強力な重力も。
 どころか、《ワーディング》さえ、使えない。
 

なにか。:「……」
氷室 塔矢:本来なら腕輪に偽装した盾を展開するはずなのだが、なぜか全く反応が無いのだ
氷室 塔矢:それどころか、防御用の氷も、魔眼すらも形成することができない
氷室 塔矢:「……!? なんだよ、これ……どうなってんだ!」

なにか。:投げるような動作を、そいつがする。

 ――ぼん!!

 氷室君のすぐ横で、ナニカがはぜ、こわれる。


氷室 塔矢:「ぐぁ……っ!」爆風に飛ばされ、転がる
なにか。:ゆらり、ゆらり。
氷室 塔矢:「くそっ……暗くてよく見えなかったけど、爆弾か何かかいまの……!?」
なにか。:転がる塔矢君へ、そのなにかがゆらゆらしながら、近づいて。

 ――ドガッ。

 揺らめくそのなにかが、横合いから来た異形の腕に、地面にたたきつけられた。
 

春日恭二:「ック、次から次へとうっとうしい……」
氷室 塔矢:「っ! ……あんたは!?」
春日恭二:「おい、クリスタル・フォートレス」
氷室 塔矢:「……なんですか、この期に及んで勧誘じゃあないですよね?」
春日恭二:ずいぶんと険しい表情で、塔矢君の今のことばをスルーします。
春日恭二:「頼む、話しを聞いてくれ!」
岸辺 荒耶:<だが断る
氷室 塔矢:「……」
春日恭二:「いま、このN市がFHの手によって壊滅の危機にある。この停電もまた、その予兆にすぎんのだ」
春日恭二:「どうか、手を貸してくれ。”疾走する喊声”とつなぎを付けてほしい」
春日恭二:「私が接触できて信用が置けるUGNはお前だけなのだ、頼むっ!」
GM:#ことわってもだいじょうぶです
GM:#ただ返答したらシーン終了になります
氷室 塔矢:「あんたもFHでしょう? そう簡単に信用できるわけないじゃないですか」
氷室 塔矢:「それに、オレはUGNでもないです」
氷室 塔矢:「だから、連絡なら勝手に取ってください。そこから先どうなろうと、オレは知りません」
氷室 塔矢:そう言って、アドレスの書かれたメモを渡す
氷室 塔矢:※支部長のアドレスです
春日恭二:「――恩に着る」
春日恭二:メモを受け取ってさっと眺めると、そのまま塔矢君に返します。
春日恭二:#覚えたから隠滅しとけ位の感覚と思ってください
春日恭二:そしてそのまま踵を返し、闇へと走っていきました。
氷室 塔矢:「(あとで、支部長にはアドレス変えるように言っておかないとな……)」

 

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Opening Scene:3
Side:Araya
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GM:支部長は離席中だけどGMはやらないけないことだけはやっておくのです。
GM:GMサイドから準備されているオープニングは【原因不明の停電→支部自体は非常電源で復帰する、けど各所でN市支部の連絡網フル破壊進行の大損害】からの【春日からの連絡】になります。
GM:時間軸的には今の塔矢君のOPの前後って感じですね。
GM:その前に、なんやかや演出ある場合はおねがいします。合間の演出はいつも通り結託でやりましょうコースでございます。
岸辺 荒耶:演出、ありまーす!(ガンダムが飛んで行く)
GM:じゃ、よろしくっ!


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 ――“ムーンエンブレイス”襲撃の件より数えて昨日で9日、今日で丁度10日経つ。
 残暑厳しきこの頃であるが、それでも冷房のかかった事務所内に季節の一切は関係ない。

 指折り端末内の日付を見たN市支部長である男――岸辺 荒耶――は、ここに来て意を決した。
 以前より職員には伝えてある。一部には何となく誤魔化してある。嘘は吐いてない。


岸辺 荒耶:「いいかい、諸君! 私はこれから出張に行ってくるよ! O県の方に所用がね!」
岸辺 荒耶:すごい きれいな えがお やさしい せかい


 その為の身だしなみ。その為の武装。その為のUVカットラウンドグラス。あと日焼け止め諸々。
 そう彼は、出張(仮)で国内最南端へ行く支度を整えていたのだ。

 嘘は吐いてないが、肝心な所を全く隠していないツメの甘い男である――。


岸辺 荒耶:「(上には叱られるし、部下の信頼も下げるような真似はしたが……さしもの私だって【精神】が!)」

 一部に睥睨されようとなんだろうと、これでも腕は振るった事実は認められている。
 “ディアボロス”は討ち損ねたのは毎度の事として、事件が収束に向ったのは確かだ。
 霧谷支部長には勿論理解を求めての人材派遣を要請してある。後処理の残りはなんとかしてくれるだろう。

 『有り体に言って休みが欲しい』。

 重負荷な戦闘も事務も担う新人の彼にとって、心底からの願いであった。
 しかしそうも問屋は卸さなかった。


 ――。
 ――なにか、悪寒じみたような風が、よぎった気がした。
 

岸辺 荒耶:ぴくり、とこめかみに筋が立つ。嫌な風が吹いている。冷房ではない。熱いようで底冷えするような風。


 ――ぷつん。
 


 夜のN市を覆った、いっさいの闇。
 どの機器も、どの照明も。
 ――どのレネゲイドも、光るものがすべて、沈黙している。
 

UGNエージェント:ざわざわ、ざわざわ。

 ――ふっ。
 支部内に、薄い明かりがともった。
 

UGNエージェント:「支部長、予備の非常電源が作動いたしました」
UGNエージェント:「ですが、いくつものUGNの施設が敵に制圧されています」
岸辺 荒耶:「うん、すっごいわか――え」
UGNエージェント:「――ダメです。支部外に配置されたエージェントが次々に壊滅していきます」
岸辺 荒耶:「………………」
UGNエージェント:「くそっ。通信線も殺られ――」
岸辺 荒耶:「…………、出張行ってきていい?」

 ――ピピピ、ぴぴぴ。
 この非常時に、支部長の携帯が、なりだす。
 

UGNエージェント:胡乱な目で、エージェントたちが支部長をみている……。

 脳内のスイッチが入る。仕事用のスマートフォンが鳴り出す。支部内は全て喧騒に包まれ、また外も人々の悲鳴や怒号で成り立っていた。
 支部長は辛かった。


岸辺 荒耶:そうだ世間は厳しいのだ。何を忘れたか荒耶。この間もそうで――ブランク短くないか――などと高速回転する思考をぶんなげて電話に出る。
春日恭二:「おまえがUGNのN市支部長、疾走する喊声か!」
春日恭二:ずいぶんと焦った声、だが聞き覚えがある――にっくき声。
岸辺 荒耶:「違います」
岸辺 荒耶:とっさに切ろうとしていた。
岸辺 荒耶:だって知ってる声なんだもん。しかもチョー腹立つにっくいあの子。席替えで隣になんてなりたくない感じ。予感。
春日恭二:「おかしい、てか漫才してるヒマは本気でないんだが……くっそ、クリスタル・フォートレスめ、かついだか……?」
春日恭二:電話向こうでぷつぷつしてる。
岸辺 荒耶:「ああ!? また氷室に手を出したかロリコンショタコンデコハゲクソ野郎!?」
春日恭二:「かついでないということだけはわかって安心した、状況を端的に言わせていただく」
春日恭二:罵倒はこの際スルーする。
春日恭二:「この状況は、FHセルリーダー、”パーガトリー”が手によるものだ。奴は、目標のすべてを灰燼に帰す危険なエージェントだ」
春日恭二:「N市がこのような形で滅ぶのは、私の望むところではない。一時的な休戦と、協力を要請したい」
岸辺 荒耶:「(クソハゲ、氷室君が連絡先寄越してきたってことは相当だな……)」
春日恭二:「そちらの立場は理解しているつもりだ。これでUGNにうたがわれることにもなるかもしれん」
春日恭二:「だが」
春日恭二:「今は力を合わせねばならぬ時なのだ」
春日恭二:電話向こうはずいぶんとせっぱつまった様相です。
岸辺 荒耶:「FHの仕業とするならばこのまま放っておけば、我々UGNにとって不利になるだろう」
岸辺 荒耶:「N市におけるUGN勢力は最悪壊滅、そんなに嫌がるお前らはとんずらこけば被害は少なくて済む」
岸辺 荒耶:「そこまでして我々に協力体勢を仰ぐのは何故かーい」

春日恭二:「”パーガトリー”のやり方は気にくわん」きっぱり。
岸辺 荒耶:「ああ、そうかい……」声色から真偽の程を伺いたい所、だが――
GM:ダイスふろうか。
GM:(RCね)
岸辺 荒耶:5dx+11 〈RC〉判定
DoubleCross : (5R10+11[10]) → 9[1,3,4,7,9]+11 → 20

GM:じゅうぶんだよ!?
GM:嘘なんてひとかけらも言ってない。
GM:ガチで”パーガトリー”が気にくわない、一時休戦を申し入れている。ぷらす
GM:彼もFHに”裏切り者”扱いされるの覚悟の上できてます。
GM:#ちなみに会話が終わったらシーンエンドとなります
岸辺 荒耶:「……真、と受けとった。お前の立場がどうなるであれ、しかし取引をしようじゃあないか。そんな悠長がない? こちらもそうだ。だがこれだけは言わせてもらいたかったんだよ“ディアボロス”」
岸辺 荒耶:低く唸るような声。風船のような軽々とした語調が、地を這うような声色に変わった。

岸辺 荒耶:「――“クリスタル・フォートレス”には金輪際手を出すな。わかるな? その近辺にもだ。私からは以上」
岸辺 荒耶:「N市に手を出すなと言った所で、お前はただのエージェントにすぎないからこの際捨て置こう。これは私なりの最大譲歩だと思ってね。いかがかな?」

春日恭二:カチカチ、イラついた様子が向こうから伝わる、少しの間。
春日恭二:「まあいいだろう」
春日恭二:”もっとも向こうから首を突っ込んできたとき、私が関与することではないがな”と、ぽそりといっていた。
岸辺 荒耶:「契約成立と見なす。“誑かすな”ってことだよボケ」
岸辺 荒耶:「……FHがそんな義理堅い人種とは思えないが、今回の事件も含め契約において反故するなら、今度こそ手抜かりはしない」
岸辺 荒耶:「見つけ次第追い込んで細胞の一つも残さず切り刻んでやるつもりなので肝に銘じておけ」

春日恭二:「たぶらかした覚えはないがな、真を言っているだけだ。――まあイイ。りょうかいした」
岸辺 荒耶:「さしあたってだが、お前の部下はどうしている。総戦力は? 他に協力を仰げる人員は居ないのか」
春日恭二:「そんなものがいたらUGNに仰ぎに来ると思うか?」
岸辺 荒耶:「――だろうねえ、カカカカ! 支部の位置は知ってるだろ。動けない状態なら迎えにでもいってやるが、来れるならダッシュで来い」
岸辺 荒耶:さも悪魔のように笑い上げる。

春日恭二:「そうさせてもらう」そういうとカチャン、つーつー。
GM:#気のすむ感じで演出したら〆になります
岸辺 荒耶:「……あーあー」
岸辺 荒耶:「…………市内全域停電、それとレネゲイドウィルス活動の停止か。白兵戦に長けた戦闘員でもエフェクトにかかれば一網打尽だ」
岸辺 荒耶:「――となると。……ディアボロスが来てからまた考えるか。各自支部から離れないよう、出て行った職員に招集をかけろ」

岸辺 荒耶:「こういう時、國生君の一人や二人でも居ればありがたいんだけどなあ」
岸辺 荒耶:そうひとりごちる。
岸辺 荒耶:とはいえ、ないものはねだれない。今あるものをかき集め、作戦を練る他ないだろう。招きたくない客を交えて。



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Opening Scene:4
Side:Ikusa
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GM:2度目まで来ていただきありがとうございます。この方が綺麗だったんだ。
GM:GMから準備してあるのは【UGN本部、査察部4課からもらう指令】、でございます。
GM:時間軸的には最初のOP終わってて、さらに2人のOp侵攻中、のあたり。

GM:ようは”そのころ、UGN本部では――”みたいなテイスト。
GM:その前で、演出等々ありましたらお願いします。島の爆発で切っちゃったしことさらにね。
國生郁沙:脱出は好きにやってことでいいのかな?
GM:ですです。ただし島はガチで粉みじんです。セルリーダーどころか人員も全部粉みじんです ←とってもだいじ
GM:ので泳いで帰るでもいいので何とかしてください、地形は変わってる、あの後。
國生郁沙:瓦礫を駆け上がって屋上にあったヘリに辛うじて搭乗、しかし燃料切れで途中で墜落するので後は泳いだ

 

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 ――UGN・本部。

國生郁沙:入室する。
國生郁沙:「國生郁沙、ただいま帰還しました」

マリア・チェスノコフ:「お帰りなさい、ワンス」
國生郁沙:「詳細は後ほど報告書をあげますが、申し訳ない、手応えとしては失敗しました」 表情揺るがず
國生郁沙:「セルは壊滅しセルリーダーは島ごと自爆したものの、殺した感覚が手に伝わりませんでしたので、恐らく生存しているかと」
マリア・チェスノコフ:「そう」

 冷たい声がする。
 査察部4課、通称エスケープキラー。
 UGNの闇ともいわれるアッシュ・レドリックの腹心中の腹心のみで構成された部隊。その長:”フラガナッハ”――マリア・チェスノコフ。
 

マリア・チェスノコフ:「使えぬ道具に価値はない。敵前逃亡でないなら――」
マリア・チェスノコフ:パサリ、書類が投げ渡される。
國生郁沙:「失礼します」 拝見する。
マリア・チェスノコフ:「“パーガトリー”がN市に侵入、破壊活動を開始したわ」
マリア・チェスノコフ:「敵前逃亡でないなら、こんどこそその首級をあげてきなさい。確実に」
マリア・チェスノコフ:「そして、もうひとつ。――“私”の命令」
國生郁沙:「はい」
マリア・チェスノコフ:今度は写真を2枚、ぴっと渡してくる。
マリア・チェスノコフ:1枚はディアボロス、1枚は疾走する喊声。
國生郁沙:”まだ” が消えるときが来たか――
マリア・チェスノコフ:「ディアボロスが、N市支部に接触をしたわ」
マリア・チェスノコフ:「査察部としてはもちろん、”ダブルクロス”――裏切り者ではないかを調査し、断罪する必要がある」
マリア・チェスノコフ:「あなた、少し前にN市支部にいったわよね。――殺れるわね」
GM:#誤字ってません
國生郁沙:「なるほど。 先日見た限りでは犬猿の仲のように思えましたが、なればこそということも少なくはない」
マリア・チェスノコフ:「もちろん、あの方にとって使えかつUGNを裏切っているわけでないなら生かしておいていいわ」
國生郁沙:「了承しました」
國生郁沙:「正直申しますと取り逃したセルリーダーの捜索に当たる覚悟をしていたため、手間が省けて助かります」

マリア・チェスノコフ:「フフ。いい報告を期待するわ」
マリア・チェスノコフ:手をさっと振る、いっていいよという合図。
國生郁沙:「了解しました」
國生郁沙:礼をして退室する。

GM:#適宜動いてN市むかったらシーンエンドです
國生郁沙:「仮に抹殺するとなれば面倒なのは氷室だな――守護に徹されたらいささかやりにくい。 配慮は必要そうだ……」
國生郁沙:冷静に作戦を立てながら

國生郁沙:暗闇に消えてシーンエンドだ

 

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【停電中の おやくそく】
 この停電、レネゲイドすらも機能停止する、いわば《フォールダウン》に近い停電です。
 ただ、震源地の使い手からは離れているため、元来の《フォールダウン》よりもうすこしだけエフェクトが使えます。

 具体的に、下記2種は使用できます。
 ・イージーエフェクト
 ・切ったはった怪我した治したみたいなものには直接及ぼせないエフェクト
 (具体的に:《マシンモーフィング》《援護の風》の2点とイージーエフェクトが使用可能です)

 また《フォールダウン》同様、侵蝕率が100%を超えたら全エフェクトが解禁となります。

 シーン頭で毎回毎回《フォールダウン》の宣言なんてものは、しません。
 停電中は元凶を殺して停電を回復させない限りはそういう状態だ、ってことにしておいてください。

 当然ながら、《ワーディング》《リザレクト》も使用禁止です。
 

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GM:てーことで、きゅうけい!
GM:1530分まで休息でーっす。
GM:ミドルからは侵蝕率、上がりますのでお気をつけて―。
岸辺 荒耶:おつです!
岸辺 荒耶:アロハ服おしまい!
國生郁沙:さあ、最後の休暇を楽しむがいい(
岸辺 荒耶:イヤーッ!! 休暇(戦場)ーッ!!
國生郁沙:さあ、メイド服を描く作業に戻るのだ!
岸辺 荒耶:そんな仕事あったね…………
GM:あんだけ首狙ってたのが、きっちり伏線と化したのだった……
GM:(私は前編ですごいによによしてたんだぞ?)
氷室 塔矢:さて、今回も装備作ろうか……
GM:ふぁいおっ!
GM:夜かつ停電中だから、ふつーのお買いものはつらいです、そこはアイディア勝負でがんばってねっ。
GM:(だから《マシンモーフィング》を示唆してた(あれは造るだからどこでもいける)
岸辺 荒耶:買えないなら奪えばいいだろ!(世紀末理論)
岸辺 荒耶:今は悪魔が囁く時代だー!
氷室 塔矢:そのためのマシンモーフィングです
GM:です
氷室 塔矢:(手配師のコネはどうしよう、普通に使っていいのかな……)
GM:あ、マシンモーフィングでは手配師使えない、まず。技能違うから。
GM:で、通常購入系の手配師は――さあ、れっつアイディアで。
岸辺 荒耶:普通に潜伏してるバイヤーに連絡取って買うとかいう
岸辺 荒耶:こんなご時世隠れ蓑に武器屋とかありうる話
GM:うん、そんな感じで大丈夫、です、です。
GM:今回はFHなのは、なにかで出てきたお化けっぽいのがフワフワしてる、たまに。ただどっちかっツーと暗躍なので、とっつかまえてZapはあわないかも。
GM:裏でいったけど、ぷち《フォールダウン》でミドルはー!!? ってなるわけです、が。ミドル戦はありません。かわりに暗躍行動が多く、ロールの固定シーンもそこそこあります。
氷室 塔矢:(ダイス少なくて失敗するかもわからんね)
GM:あと暗躍中にけがするとかはあるので危険が少ないわけじゃない、そこは気を付けてね。
GM:(ま、侵蝕足りないとなったらいざとなったらどうぞジェネシフト、で)(どうせ《リザレクト》はフル封印じゃ)
國生郁沙:街中に雑兵はいますか?(各種判定用
GM:上の通り、前に比べてとっても少ない。
GM:あと浮いてたりもするから(あんよこそ遅いけど)
GM:(いまデータ見た。この速度、PC陣営の成長みる前やな……!?
國生郁沙:鹵獲用だから自己再生機能さえなければ……!
GM:(にこ)
GM:てことでダメ。