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 ふらりとあらわれたのは、ひとりの少女。
 彼女が姿を現したのと時を同じくし、UGN支部では過去の風景がよみがえるという不思議な事件が続発する。

 その後ろで交錯するのは、様々な思惑……。
 果たして、真相はいずこにか。


 DoubleCross 3rd Edittion
 『少女の秘密』

 ダブルクロス
 それは“裏切り”を意味する言葉……。
 
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【舞台】
 東京・N市。
 季節は4月、桜が舞う季節です。
 
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【ハンドアウト】
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■PC1:岸部 荒耶
 シナリオロイス:謎の少女

 キミはある日に街かどで、見慣れない少女に出会う。
 その子は“おとしもの”をしたというので付き合って、見つけて、拾って。

 そんな、よくある出逢い
 日常の一コマが、はじまりだった。
 
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■PC2:氷室 塔矢
 シナリオロイス:“ディアボロス”

 キミはある日に母や戦友(とも)から、UGN支部でふしぎな事件が起きているとうわさを聞く。
 どうも、あの“ディアボロス”が暗躍をしている、様なの、だが……

 何度目だろうか。
 さあ、止めにいこう。
 
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GM:さあ、やっつけシナクラ、準備は宜しいかっ?
岸辺 荒耶:YESYESYES!
岸辺 荒耶:あ、大丈夫です少女は射程外です(いらない前置き)
GM:本編が8月なので、4か月”前”のお話です。おーらい?
氷室 塔矢:はいー
GM:じゃあ行こうか、これグランドオープニングなんだよね。
GM:なのでまあ、PC1の出会うところ→視点切り替えてPC2サイドでの事件、て感じで行きます、OP


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Opening Scene:1
Side:Araya
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GM:【侵蝕率を上げてください】
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率が10上昇 ((侵蝕率:75->85))
岸辺 荒耶:直します(真顔
GM:HAHAHA、治してね、だけど侵蝕+10は適用ね!
岸辺 荒耶:おけ
GM:てことで街角OPなんです、がー……
GM:普段のあれこれは投げますので演出してください(

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 ――N市。


 麗らかな陽気。軽い歩調。
 彼があれやこれやと就任してまだ一ヶ月と少ししか経っていないが――

 戦闘に関しては凡庸ではあるが、仕事の飲み込みの早さや部下への配慮などに関しては腕を認められている。
 その順風満帆なUGNとは裏腹に彼――岸辺 荒耶――の頬には季節外れの紅葉が咲いていた。


GM:アッー! たたかれてるー!!?
岸辺 荒耶: 「あーいってて。ぽっちゃりはセーフワードだと思ったんだけどなー。ダイエットの勧め方が悪かったか……」
岸辺 荒耶:まあ、相も変わらず懲りては居ない様子。
岸辺 荒耶:仕事は休み、すっかり女漁りにかまけていたのが荒耶のオフの過ごし方である。


 ――そんな折、街角で。
 
謎の少女:「……ぅーん、うーん……」

 ――年のころは3歳? 4歳?
 そんなふわふわしたおんなのこが、ウロウロ。困った顔をしている……。
 
岸辺 荒耶:「ん。…………。……。うーーーん」
謎の少女:「うーん……あれー、どこに……?」
岸辺 荒耶:幼女は当然射程外である。
岸辺 荒耶:彼が好むのは成人以上、未成年者はまあギリギリであれば多少考慮するが、あの歳にもなると犯罪なのは至極当然。

謎の少女:「あ!」岸部さんに気づいたようです、手をぶんぶん。
謎の少女:「たすけてー、たすけてー」
謎の少女:「たすけてー、たすけてー、おとしものー……」
岸辺 荒耶:「……えーと、私か。……致し方ない」
岸辺 荒耶:タッタッタッタ。
岸辺 荒耶:「……はい、お嬢さん。私になにか用かな? お困りかい」
岸辺 荒耶:かがんで膝をつき、視線を合わせます。
謎の少女:こくこく、こくこく。
謎の少女:「あのね、おとしもの、でね――」たどたどしく、話してます。
GM:全部ロールすると長いので概略します
GM:おとしものを、探してるそうです。お守りのしおり、だそうです。
謎の少女:「しおり……」しゅーん。
岸辺 荒耶:「落し物? 栞? ――はいいんだけど。お母さんとかはどうしたのかなー?」
岸辺 荒耶:にっこりと胡散臭さを取っ払うように笑む。相手が相手なので、そりゃもう純粋を装って。

謎の少女:首をふるふる。
岸辺 荒耶:「えっ えーと 迷子?」
謎の少女:首をふるふる、横に振ります。
岸辺 荒耶:「………………」
岸辺 荒耶:「と、とりあえずだ。栞、探そうか。お母さんはその後に……しよう」事案にならないか心底不安ではあるが、少女(レディ)の頼みとあれば。
謎の少女:「おうち……おうち……」あっち、って感じで指をさす。あなたのUGN支部の方角。
岸辺 荒耶:「って。支部? ……んんんん?」
岸辺 荒耶:「」
謎の少女:「あり、が、と……」
岸辺 荒耶:「いやいやまさか……まあほら、誰か拾ったら困るし。まず交番とかで訊いてみようか、お嬢ちゃん。お名前は?」
謎の少女:首を横にふるふる。わからないようです。
岸辺 荒耶:「わー」そこはノイマン。いやノイマンじゃなかろうと嫌な予感は脳裏を過る。
岸辺 荒耶:「(しかたない……他は今出払ってるだろうし、事務員に伝えておいて私が取り計らうか)」
岸辺 荒耶:そんなこんなでもしやもしかと一応事務員に連絡はとっておきます。
岸辺 荒耶:多分「まさか幼女にまで……」とか言いかけられて全力で否定しましょうね。

GM:めっちゃ言われるね!!
UGNエージェント:「(支部長、とうとう隠し子が……)」「(いや幼女なら問題ないからって言って……)」「(わー)」ひそひそ、ひそひそ。
岸辺 荒耶:「(シャラップ!!)」(直接脳内に)(伝わらない)
岸辺 荒耶:「君の名前は“桜”ちゃんだ。いいね?」季節柄、安直なネーミングセンス。まあ、判りやすいだろうということで。
さくら:「さく、ら……桜。名前……さくら……」
岸辺 荒耶: 「そう。そして私は――そうだな、“従兄弟のお兄ちゃん”。わかるかな? アラヤお兄ちゃん、でいいよ」
岸辺 荒耶:1つずつ、区切るように、丁寧に。紳士の体裁は崩さない。幼児にもわかりやすく、そう括った。

さくら:「あーや、おにーちゃん」
岸辺 荒耶:「あ・ら・や」ひ・と・つ・ず・つ
さくら:「あ・ら・や・だ・にー・ちゃん」
岸辺 荒耶:「 」
岸辺 荒耶:「あーやでいいよ……」諦念
さくら:「あーや、あーや」
岸辺 荒耶:軽いスキンシップ程度なら大丈夫、セーフ。そう少女の頭を軽くなでて手を差し出した。
岸辺 荒耶:交番の方角はどこだっけ。まだ配属されてから日が浅い。ので、片手にスマホで軽く検索していた。

さくら:きょろきょろ、きょろきょろ。岸部さんの服を廻りをきょろきょろ、みてて。
さくら:手を引かれていく。
さくら:見上げる、スマフォを見るとむっとした顔。
さくら:くっく、袖を引っ張る。
さくら:「あーや、あーや」
岸辺 荒耶:「ああ、これは交番を探しているんだ。もし知らない人が栞を見つけてたら、ラッキーだよね? ……なんだい?」
さくら:ぶーとした顔。
さくら:「それ、きらい」スマフォに、べーっ。
さくら:ぅーって顔をして、”しおり……”きょろきょろ、探してる。
岸辺 荒耶: 「何がお気に召さなかったのか――ああこれ――か。まあ、最近は歩きスマホとかうるさいからね」
岸辺 荒耶:「子供にも与えられにくいし、そうだなあ、ごめん。交番の位置はわかったから暫くしまっておくよ」
岸辺 荒耶:「でもお兄さんもお友達と連絡取らないといけない時があるから、そのときはごめんね」

さくら:憮然として、しばらく、首を縦に振って。だまってついていきます。

 ――しばらくして――
 
さくら:「あーや、あーや、あそこ、あれ、あった!!」
さくら:たったったったった。
岸辺 荒耶:「おっと、早い。なんだ、近くに落ちてたのか。……そうだよな、じゃなきゃここに居ないもんな」
さくら:「あった、あった」しおりを大事そうに、袖にしまいます。
岸辺 荒耶:どれどれ、と走りゆく少女の背を追い、仕舞ったのを見て安堵する。
岸辺 荒耶:「んじゃあ、目標は達成と。……次はおうちなんだけど……」
さくら:おうち、あっち。と、再度指さす。やっぱり支部の方角。
GM:#歩きだしたらシーンエンドでございます
岸辺 荒耶:「えーと、一応お兄さんの仕事場もあっちなんだよねえ……」
岸辺 荒耶:首を傾けつつ、ついでにジュースでも出してやろうかと思案気に。歩を進めていく。

岸辺 荒耶:の、前にロイス取得
岸辺 荒耶:さくら ○同情/憐憫
岸辺 荒耶:以上です
GM:はーいっ。


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GM:では交代、なのです。


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Opening Scene:2
Side:toya
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GM:【侵蝕率を上げてください】
氷室 塔矢:氷室 塔矢がシーンイン+7(1d10->7)(侵蝕率:33->40)
GM:初っ端からかっ飛ばしますね! てなことで。
GM:ぇーあー、おかーさん演技お願いしてもいいです?(…) しなくてもいい。
GM:(おかーさん演技せんでもうUGN支部からイントロでもいいし、してから支部GOでもいいし、で)
氷室 塔矢:あー、はい。ちょっと待って下さい
GM:内容はもうHO通りなので、それをざっくりでおねがいします(…)

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 ――新学期も始まって数週間、そろそろ新しいクラスにも慣れ始めたであろう時期。
 ――彼、氷室塔矢は義母である氷室燈火から、こんな話を聞かされていた。

氷室 燈火:「ああ、塔矢、丁度良かった」
氷室 燈火:そのまま、返答も待たずに告げる
氷室 燈火:「最近、UGNの周りで何か不思議なことが起こってるそうよ」
氷室 燈火:「そして、その裏ではあの”ディアボロス”が動いてるとかなんとか……」
氷室 燈火:ディアボロス、という単語に若干顔をしかめる塔矢。そんな様子に苦笑しつつも、
氷室 燈火:「もう何度目だよ、って顔ね……とにかく、気をつけなさいな」
氷室 燈火:「これは多分大きな事件ではないけれど、少なくともレネゲイド絡みなのは確かだから」

氷室 燈火:「それじゃ、お母さんはこれから仕事だから。塔矢は休日なんでしょう?」
氷室 燈火:「遊びに行くもよし、事件に首を突っ込むもよし……とにかく、楽しんでいらっしゃい」

 悪戯っぽい笑みを残し、燈火はその場を後にする。
 おそらく彼女は、塔矢が首を突っ込むだろうと思った上で、このことを話したのだろう。

氷室 塔矢:「言うだけ言って仕事に行ったな、母さん……」
氷室 塔矢:忙しいのだろうということは重々承知の上で、かれは嘆息する
氷室 塔矢:「……ったく、近くでレネゲイド絡みの事件が起こってるなら、首を突っ込まない訳にいかないだろ」
氷室 塔矢:「この際だしな、いっそUGNに呼ばれる前に、自分から行ってやろうか……どうせ向こうも手が足りてないだろうし」
岸辺 荒耶:<たすけてー
GM:#向かったらシーンエンドにしようー
氷室 塔矢:他に予定がないことを確認しつつ、UGNに向かってシーンエンドでー


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Middle Scene:1
Side:Araya
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GM:ダブルでGO、場所はUGN支部となります。
GM:ていうか裏でいってた通りの演出を、GMはPC2名にもぶん投げます!
氷室 塔矢:はーい
氷室 塔矢:氷室 塔矢がシーンイン+4(1d10->4)(侵蝕率:40->44)
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率が10上昇 ((侵蝕率:46->56))
岸辺 荒耶:んんんんんんn
岸辺 荒耶:支部長呪われてる
GM:敵、もうちょーっと弱くしたほうがいいかもだな……HAHAHA
GM:てことで支部についたら怪現象、演出2人ともおねがいします。
GM:そこでわいわいやって交換して〆、なかんじで!
GM:(もう完全にぶん投げる体勢のGMでございます)


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 ――ブックカフェ、little peace。

 さて。
 カフェは絶賛営業中なので上層部にある事務室に行くよう、従業員はこっそりと耳打ちした。


従業員:「ごめんね氷室君、今支部長なら上の方で絶賛書類一声処分セールしてるから」――なんて茶目っ気を交えて。
氷室 塔矢:従業員から事務室に行くように伝えられた。どうやら小さな事件が起きているのは本当のことらしい
氷室 塔矢:「ああいや、別に良いですよ。この支部だって明らかに人手が足りてないですから……いつもお疲れさまです」
氷室 塔矢:などという軽い世間話を回想しつつも、事務室をノックする

『はいはいはい!』

 明らかに焦燥めいた声が上がる。聞き慣れた優男の声だ。

岸辺 荒耶:「あ、いいい今!? とりあえず火急の用ならどうぞ!」

氷室 塔矢:「じゃあ入りますよ、っと……」

 ――パチン。

 鼓膜に飛び込んだ音か、いいや。脳内に響いた音。


岸辺 荒耶:>情景描写あるならどうぞ(勝手に進めるスタイル)

 ――ぱあああ。

 一歩踏み込んだとたん、見覚えがある、光景が広がる。
 まるでアルバムから、写真から、本から飛び出して来たかのように、過去の光景がフィルムのように広がっていく。
 
 ――――――――暗くて、狭い。いったいここはどこだろう。

氷室 塔矢:動こうにも手足の自由が利かず、息も苦しい。
氷室 塔矢:もうどれだけの時が過ぎたかもわからない、この時間がいつまでつづくのだろうか。

 ――――――――ふと、気づくと、そこにあった光景は元に戻っていた。


氷室 塔矢:見慣れた光景、見慣れた事務室、そして一月程前に着任した支部長。
氷室 塔矢:そして、自分の状態にも気が付く。
氷室 塔矢:その場に蹲り、手は震え、滝のような冷や汗を流している。
氷室 塔矢:「……ぁ…………?」

 ――さて話は変わろう。とある一冊の本。記録/記憶の表紙は開かれた。


 蘇る。
 ――苦く甘酸っぱくも華々しい交際の数々と、上司からの私情不良による圧力。昇進叶わず、ある筋から耳に挟んだUGNの話――。

 オーヴァードとしての素養、研究、厚生省という政府のコネを利用し身を翻す。やがて思い浮かぶは両親の顔。期待に満ちたあの輝かしい時代は、今に無く。ただ現状に不満はない。立場は手に入れた。そんな過去の記憶が揺り起こされる。

 或る男の人生の一部である。
 表紙が閉じられる。視界には普段の光景。少年の焦る顔。

 荒耶の顔は何時になく託ち顔であった。


岸辺 荒耶:やがて表情はすぐに戻る。普段の腑抜け顔、少し疲れ気味だろうか。
岸辺 荒耶:「やあ、氷室くん。顔色悪いよ。どうかしたかね?」
岸辺 荒耶:「……体の調子が悪いなら事務員にいいなさい。それか、そこに腰掛けて。……大丈夫かな?」
氷室 塔矢:「……い、いや、大丈夫です……はい」
氷室 塔矢:喉がカラカラに乾いており、声も若干かすれているが、それでも周囲の状況を掴める程度の余裕はできていた。
氷室 塔矢:「それよりも支部長、今、何か見えませんでした?」
岸辺 荒耶: 「さあ? ――って言いたいが、やあ、過去の交際における青少年には言えないようなあれやこれやありやなしや……」
岸辺 荒耶:さり気なく席を立ち、脇にある小さめの冷蔵庫からペットボトルを取り出して氷室に手渡した。ただの水だ。

氷室 塔矢:「ああ、ハイ。よく女性に殴られてるとか、そういうアレですか……」
氷室 塔矢:ありがとうございます、と水を受け取り、喉に流し込む。

氷室 塔矢:おそらくその程度のことではないだろう、という疑念は、今は言わないことにした
岸辺 荒耶:「あっはっはっは、大人の階段を登るには苦労がつきものさ。落ち着いたら話を聞こう。君自ら来るなんて珍しいねえ」
岸辺 荒耶:荒耶は努めて飄々としている。先の面立ちは意にも介さないように、何事もなかったと錯覚させる様子。
氷室 塔矢:「まあ、どうせ呼ばれるんだからその前に来ようって思っただけですよ。それだけです」
氷室 塔矢:「最近、支部の周りでちょっとした怪事件が起こってるって聞きましたよ?」
岸辺 荒耶:「その様子だと……話はどこぞの美女から聞いたかな? ああ、そのつもりはないよ。いいかい大丈夫」
岸辺 荒耶:予防線を張りつつ首肯する。現にこの身にも起きた。部下にも既に報告は受けていた状態だ。

氷室 塔矢:「どこぞの美女って、一体誰のことなんですかね……? まあ、俺にもそれなりの情報網があるってことですよ」
岸辺 荒耶:「その件だがまあ、生憎普段通り人手が足りなくてね。私と君で華もないが周辺を洗おうかと思いついた次第だ」
岸辺 荒耶:たった今。そんな様相だ。何せタワーのように積もった書類から一度逃げ出したい。

氷室 塔矢:「いっそのこと、戦闘員でも増員すればいいんじゃないですかね。俺に防御以外のこと、期待しないでくださいよ?」
岸辺 荒耶:「やーその辺は検討してるよ当然? 部下に重負荷はかけさせたくない。だが如何せん私も“新人”でね、」
岸辺 荒耶:どうにも工面してもらえないらしい。政府の差金とでも勘ぐられているのか、どうでもいいことだがと荒耶は肩をすくめる。

岸辺 荒耶:「一応私だって戦えるさ。君がいるなら安心安心」
氷室 塔矢:「まあ、支部が本気で潰れそうになったら、上も考えを改めますよ、きっと……」小さく溜め息をつきながら
岸辺 荒耶:「ほんとねーーーー」がっくし
岸辺 荒耶:「……しかし、ちょいっと問題が……」幼子の方を見る。
氷室 塔矢:つられて、そちらの方へ視線を寄越す
氷室 塔矢:ふと、目に入るのは恐らく4歳程度であろう少女。
さくら:ぽえーっとした顔で、みています。
さくら:「あーや、あーや」
さくら:覚えたての単語が面白いのか、そう繰り返している……。
岸辺 荒耶:「いっとくけど隠し子でも交際相手でも何でもないからね、マジってかいて本気と読んでくれたまえ」
岸辺 荒耶:「……逆だっけ?」疲労がここにきている。
氷室 塔矢:「……え? …………えっ? ……」
氷室 塔矢:視線を少女と支部長の間を行ったり来たりさせながら

さくら:「あーや、ぱぱ」
岸辺 荒耶:「お兄ちゃんだよーパパじゃないよー」引き攣る口端。
さくら:「あーや。にーに?」
さくら:岸辺支部長を見て、事務室を見て、氷室君を見て、また支部長を見る。きょろきょろきょろきょろ。
氷室 塔矢:「……攫ってきた訳じゃあないんですね!?」
岸辺 荒耶:「それ私の沽券に関わるのは君のそれなりに優秀な頭脳でも理解できるはずだと私は信じているよ」
岸辺 荒耶:まくし立てている。そして真顔である。
氷室 塔矢:「まあ、そうですね。支部長がそんな事案なことをする訳ないですよね、そうですよね……」
岸辺 荒耶:「いいかい、攫うのは美女のハートだけさ! はははは!」
岸辺 荒耶:真顔である。
氷室 塔矢:「あと支部長、その年齢差で兄っていうのは」
氷室 塔矢:「ちょっと変なプレイに見えるのでやめてください」
さくら:「あーや、にーに?」
岸辺 荒耶:「お兄さんだよー」ここは紳士的な笑顔
さくら:「あーや、おにーさん」 あ、やっといえた!
岸辺 荒耶:「率直に単刀直入に言おう。わからない。親も名前も家も知らないと来た。従姉妹って設定にしていた」
さくら:「おうち、ここ」
岸辺 荒耶:「……らしいんだけど、ここ支部だよね。元住居とか聞いてはいない。というか知らないが」
氷室 塔矢:「…………」
氷室 塔矢:あまりに突飛な事態だったため、絶句して頭を抱える。いったいこれのどこが、”小さな事件”なのだろうか

GM:#ダイスの女神さまのご指名よー
岸辺 荒耶:あらーなにかしらー
GM:いえ、この”小さな事件”=ダイスの女神さまのご指名
GM:ナイスな指名でございました、おかげでいまGMエネミー構築てんてこまい!
氷室 塔矢:「はぁ……周りにそう言ったなら、その子は支部長が面倒見てくださいね?」
岸辺 荒耶: 「これがオーヴァードなら試しにワーディングしてみてもいいが、まあそう簡単にとも出来ないしなあ……」
岸辺 荒耶:営業中、且つ安易に力は行使出来ない。この事件と関わりがあるかどうかも存ぜぬという。

氷室 塔矢:「ああ、そうでした。一つ言い忘れてたことが……」
岸辺 荒耶:「へいへい。じゃなかった、はいはい。何かね」
氷室 塔矢:「この近くで”ディアボロス”がいたって話を聞きました。多分、今回の件にも関わってるんじゃないですか?」
岸辺 荒耶:「ああ、例の“ディアボロス(デコハゲオッサン)”か。何度首突っ込んで何度切り離されているんだろうねえ。私でも知っているぐらいだ」
岸辺 荒耶:エージェントとは聞くが、古参であることに違いない。やや眉間に皺を寄せた。

氷室 塔矢:「ええ、性懲りもなく”また”来たんですよ、まったく……」
岸辺 荒耶:「FHが居ると聞いた以上は――目溢しは出来ないな。調査員にも伝えておこう。そして我々は超直感とかそんなんで見つける。よし」
岸辺 荒耶:疲れからか対応があからさまに雑めいている。ディアボロス相手と聴けば殊更だ。

春日恭二:「」
岸辺 荒耶:怨念かな?
氷室 塔矢:「何ですか超直感って。支部長なら人海戦術の一つでも……って無理でしたね」
岸辺 荒耶:「…………」例の手を組んで項垂れるAA
GM:まあ、では、エンドにしましょうか。


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【シナリオクラフトについて】
 パブリックエネミーに記載されている、半自動生成のシナリオとなります。
 基本的にシーン開始でダイスを振って、その目に従うOr選んでのシーンや状態進行となります。
 中にはサプライズ! といって困ったことが起きてリサーチできない時もあれば、妨害工作されて情報収集難度が上がったりもします。
 もはや結果なぞ神のみぞ知る、大惨事精製装置の2つ名は伊達じゃない。

 情報収集可能時では、いつも通りの情報収集判定方法です。
 難易度を抜ければOKで、【その時の達成値の10の位+1】だけ、“プライズポイント”がたまります。
 このプライズの累積が、ミドルフェイズ突入前に指示された【プライズ】の値に達すると、真相解明的なトリガーイベントを経て、クライマックスとなります。
 得られるプライズポイントは、シーン登場中のPCのうちに誰かが叩けた最大値となり、1シーンでためられるプライズポイントは4つまでとなっております。

 アドヴェンドとは、いわゆる制限時間。
 ここで設定されているシーン数を超えてしまった場合アドヴェンドへと突入してしまい、真相に達する前に何やかや起きてしまいます
 
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 |>情報収集難易度:7:種別任意
 |>プライズ:5
 |>アドヴェンド:3
 
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GM:閾も最高値もゆるい代わりに、アドヴェンドも早いです。
GM:まあ”小さな事件”だからね(そっとおいめ)
氷室 塔矢:これ腐ったら即デウスエクスマキナるパターン!
GM:(ア、ハイ、腐ったら即デウスエクスマキナです。この2人財産点多いからあんま心配してない、情報も高いし)
GM:ということでー、休憩! 30分までねっ!
岸辺 荒耶:へーいよーう お粗末さまです
GM:あ、でもその前に。次のシーンのプレイヤー指定(氷室君かな侵蝕率的に)と
GM:シーンのダイスだけ、振ってきます。
GM:いやうそでしょう私?
GM:【シーンプレイヤーの方、1D10を振ってください】
GM:(私が振るよりSPに振らす)
氷室 塔矢:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

岸辺 荒耶:おうおう
GM:【シーンプレイヤーの方、もういちど1D10を振ってください】
岸辺 荒耶:氷室くーんもっかいふるんだ
氷室 塔矢:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

GM:おらい、じゃあきゅうけいで!
岸辺 荒耶:おつかれさまです
氷室 塔矢:はいー
GM:1d10 とあるダイス。
DoubleCross : (1D10) → 5

GM:あ、はい。 #はい 

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Middle Scene:2
Side:Toya
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氷室 塔矢:氷室 塔矢がシーンイン+1(1d10->1)(侵蝕率:44->45)
岸辺 荒耶:わしもでるぞい
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率が8上昇 ((侵蝕率:56->64))
岸辺 荒耶:ぼるぞーーーい!!!(意訳:出目が腐ってやがる)
岸辺 荒耶:まってもうPC1と20ぐらい侵蝕値離れてるんだけど


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 ~~あくま の かげ~~
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 ――N市、繁華街。
 
氷室 塔矢:情報を集めるために街を歩く。支部のエージェントによる人海戦術が使えない以上、情報はこうして足で稼ぐしかない
???:「おい」
???:「おい、クリスタル・フォートレス」

 繁華街で、おもむろに声をかけられる。
 この声は……すごく、聞き覚え、が……。
 
氷室 塔矢:「……!」
氷室 塔矢:コードネームで呼ばれたことに驚き、反射的に一歩距離を空けるように振り向く

春日恭二:「奇遇だな、クリスタル・フォートレス。どうだ、奇遇ついでにうちまでこないか? 茶くらいは出すぞ」
GM:みんなのアイドル、ディアボロス(白スーツVer)でございます。
氷室 塔矢:振り向くついでに見慣れた顔が視界に入る。やはり、と思うと同時に、当然またか、という呆れも混ざるわけで
氷室 塔矢:「……まーたいつもの勧誘ですか? いいかげんうんざりしてきたんですけど」
春日恭二:ククク、と喉の奥で笑う。
春日恭二:「つれないもんだな、まあいい。手土産もなく勧誘もなんだろう?」
春日恭二:「勧誘はついでだったが、ついでついでだ。お前、また性懲りもなくUGNに肩入れしてるだろう」
春日恭二:「――手を引いとけ、面倒なことになる前にな」
氷室 塔矢:「今回の件、やっぱりFHですか。また面倒なことをするつもりなんですよね?」
春日恭二:「ははっ」と笑い。背を向けそのまま去っていきます。去り際には手を振り。
氷室 塔矢:「自分の住んでる周りでそういうことされると迷惑なんで、こっちもこっちで手を引く気は無いです」
氷室 塔矢:「あと、繁華街でその呼び方はやめてくださいよ。痛いおじさんみたいじゃないですか」と、去っていく背中に告げる
GM:春日は返答もなく、立ち去りました。
GM:<ひじょうにそのとおりだね!
岸辺 荒耶:そういやちびっこどうしよう。懐かれてるし肩車でもしてんのかな。危ないよなあ
GM:お任せしますよ、支部においてきてもいいし。
GM:事案でにーにっていわせながらでもいいし。
岸辺 荒耶:一応支部で事務員にあずけてはおこう。仕事だしなあ。いくらでもお菓子なりジュースなりあげておく
GM:ん。
岸辺 荒耶:いい子にしとってな、と説得するに時間がかかって後から追ってきた、ということにしておこう
GM:はいな、おねがいします。
岸辺 荒耶:――で、肉体値1の全力でぜえはあ言いながら氷室くんの背に追いつきましたとさ。
GM:あ、じゃあこうしよう

 【システム・メッセージ】
 【《知識:地理》にて、目標:12の判定をお願いいたします】
 【失敗した人数×1D10、情報判定目標値が上昇いたします】
 

GM:こうしようも何も、トラップの項目が5(知識)だったんだよ!
岸辺 荒耶:ファー
GM:ちょうど地理が使えそうな演出でしたので! ので!!
岸辺 荒耶:7dx+2 知識:地理使用
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 10[1,2,3,4,5,6,10]+1[1]+2 → 13

岸辺 荒耶:おや
氷室 塔矢:2dx 知識
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[5,9] → 9

氷室 塔矢:ですよね
GM:【1d10】ふろうか。それに+7(基本の閾値)したのが今シーンの要求難易度です。
GM:(あ、氷室君だけね)
氷室 塔矢:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

GM:【7+4=11】、と
氷室 塔矢:わー
岸辺 荒耶:「ぜえ、ぜえ……な、なにかしゅうかく……あった……かな……」
氷室 塔矢:「遅いですよ支部長……さっきディアボロスに遭いました」
岸辺 荒耶:「何ッ? おいおいおい、……って君は迂闊に戦えないようだったな。怪我とかはないか?」
氷室 塔矢:「大丈夫ですよ、お互いに知らない仲じゃないですし。まあ、この件から手を引けとは言われましたけど」
岸辺 荒耶:「まあ、君は私の部下とはいえアルバイトのような身分だしな……どうせ引き抜きなり企ててもおかしくないか……」
GM:#適宜ロール回したらリサーチシーンです
岸辺 荒耶:「ぜー……はー……よし。変質s……違う、これで“ディアボロス”が関わってるのは確定か」
岸辺 荒耶:「まーしかし……手を引けとな。他には何か言われていないか」
氷室 塔矢:「確か、面倒なことになるとか何とか……既に面倒なんですけどね」
岸辺 荒耶: 「上手くボロを出してくれたらよかったが、そこまで相手も馬鹿でもなさそうだ」
岸辺 荒耶:顎に手をかける。こうなれば風を読みながら(という名のローラー作戦)進むしかないだろう。

岸辺 荒耶:駆け引きでこっそり何か引き出してくれれば上等であったが、一少年にそこまで求めるのも酷な話だ。
氷室 塔矢:「そりゃ、あんなんでも元々エリートらしいですからね、あの人」
氷室 塔矢:今となってはどうしてあそこまで落ちぶれてしまったのか、甚だ疑問ではあるのだが
岸辺 荒耶:「さて、行こうか。他の調査員も居るから、我々のみにそんな労力はかからないことを――祈ろう」
氷室 塔矢:「だと、いいですね」
氷室 塔矢:という感じで情報収集をば
GM:はーあーい
GM:演出あえば何でもOKです、ごーごー。今回目標は【11】と
岸辺 荒耶:何に対する調査ってのが若干ふわっとしている
GM:仕様です、シナクラだからね。うん。
岸辺 荒耶:異変……かな、単純に
岸辺 荒耶:精神に干渉する事象なら、RCとかふしぎなちからに携わってるということでうろつきがてら掴めるといいかなあ。どうだろう
GM:いいでーすよー
岸辺 荒耶:了解です。じゃ私から振らせて頂こう
岸辺 荒耶:7dx+9 精神/RC判定
DoubleCross : (7R10+9[10]) → 10[2,3,6,8,8,8,10]+7[7]+9 → 26

岸辺 荒耶:お、おう
岸辺 荒耶:固定値は裏切らねえ……
GM:あ。あと+4したら プライズ4……。
GM:(財産点、叩きこまないの? て、 かお)
岸辺 荒耶:あ、ほんとだ おかねもってたこのひと
岸辺 荒耶:氷室くんはいちおうふらんでよかろうだろうか
GM:まあふってからでも、いい、かな……
GM:(さすがに固定そこまで出すとたぶん次ラウンドのがいい気がします、が(確実に+3ですし、プライズ)
氷室 塔矢:塔矢もお金持ってるので、突っ込まなくても実はなんとかなったり
岸辺 荒耶:支部長なのに貧乏
GM:プライズは、誰かいちばん高い人、なので
GM:とーやくんがよほどに回らない限りは、しぶちょーがぜぜこつっこんで30と言ってしまった方が楽です、このラウンド。
岸辺 荒耶:そのよほど回ってる所だけ見てみたいんですが(いちおう突っ込む気
氷室 塔矢:全部1とか出ない限りは確実にぶち抜けますよ、一応
氷室 塔矢:なので次シーンの心配とかはだいじょうぶです
GM:まあでは待ちガイルしてないで振ってください、でっ!
岸辺 荒耶:氷室くんのいいとこみてみたーいー
GM:(あ、あとしぶちょーは1d10準備しといてね(プライズ)
氷室 塔矢:はーい
氷室 塔矢:まあ、情報収集しましょう
氷室 塔矢:では、最近よく噂になってる都市伝説だとか、そういうことについて
氷室 塔矢:(具体的にはブックカフェに行ったら過去のトラウマが蘇ったとか)を聞き出したいかな、と
氷室 塔矢:情報項目は【情報:噂話】でどうでしょう?

GM:GOGO-
岸辺 荒耶:ゴーゴーゴー!
氷室 塔矢:では、噂好きの友人のコネを使用して
氷室 塔矢:5dx+1 噂ー
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 8[3,7,7,8,8]+1 → 9

岸辺 荒耶:(無言で札を叩く)
GM:何枚?!
岸辺 荒耶:あ、足りてます?
氷室 塔矢:足りてませんね。
GM:2ケタ目を切りよくすると足りるようになります。
GM:なので26+4=30で切りよくなるから全部必要。
GM:とーやくんはまったく足りてないし支部長がたたいたから今回はふつーに、ふつーにで。
岸辺 荒耶:「よし、持つべきものは超直感とこのイケメンマスクと金だな!」なけなしの金が飛んでいった
岸辺 荒耶:4点さようなら
氷室 塔矢:情報にしか使えないなけなしのお金なんて……
岸辺 荒耶:女の子に見栄張っておみやげとか買うから……
岸辺 荒耶:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

GM:っ【さくらは、FHチルドレン……?】
氷室 塔矢:はい
岸辺 荒耶:案件
岸辺 荒耶:逮捕
氷室 塔矢:事案
GM:ダイスの女神さまにいってねΣ
岸辺 荒耶:いやだー! こんな短い所属期間ー!
氷室 塔矢:まあ、まだ確定はしてませんし()
岸辺 荒耶:で、どうしましょう
GM:情報もらった後に演出(ロール)してきりよくなったらエンドです。(シナクラだから)
岸辺 荒耶:「案の定だけどFH構成員が他にも居る――ってのが近場の情報屋になけなしの金を叩いて得た情報だよ」
岸辺 荒耶:財布をうつろな目で見ている。

氷室 塔矢:「どうしたんですか……? 随分やつれてますけど……」
岸辺 荒耶:「一応変なレネゲイドの感覚もあったし……はあ……節制か……支部長なのに……はあ……」
氷室 塔矢:「そんなに安月給なんですか? UGNって……」
岸辺 荒耶:「私は配属されてから日が浅い。そう易易と給料上がるわけじゃないんだよね。部下の分も考えると頭が頭痛」
岸辺 荒耶:げんなり。いいから早く探そうって面。

氷室 塔矢:「……前の屍部長も、確か財政難で悩んでたっけな」ぼそりと
GM:> しんでる <
氷室 塔矢:屍部長ってなんだ
岸辺 荒耶:「(なんか不穏な言葉が聞こえた気がする)」
氷室 塔矢:予測変換が悪い()
岸辺 荒耶:以上だよ!


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GM:デュオシナクラなので、今度はSP交代ですよー。
GM:(でないと延々と、支部長にスポットが当たらないからね)


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Middle Scene:3
Side:Araya
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岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率が2上昇 ((侵蝕率:64->66))
氷室 塔矢:出ましょう
氷室 塔矢:氷室 塔矢がシーンイン+5(1d10->5)(侵蝕率:45->50)
GM:【シーンプレイヤーの方、1D10を振ってください】
岸辺 荒耶:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

GM:【シーンプレイヤーの方、もういちど1D10を振ってください】
岸辺 荒耶:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

GM:〆(..


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 ~あやしい かおり~
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岸辺 荒耶:支部長は何か悪寒がした。

 ――Pipipi,pipipi

 けたたましくスマフォのベルが鳴る。
 
岸辺 荒耶:クラシカルな楽曲でお送り致します(ドビュッシー:月の光)
GM:どうする、いや~なよかんはバリバリするけれどずっとなってるよっ!
岸辺 荒耶:「おっと、誰――――――…………」
岸辺 荒耶:行動値を無視した速度で電話に出た。

姫宮由理香:「あらぁおひさしぶり、あらやちゃん♪」
岸辺 荒耶:「はい、こちら“いんぺ 荒耶です」
姫宮由理香:電話向こうではうふふ、と、もうイっちゃったよーな笑みを浮かべてます。
岸辺 荒耶:「ど、どうしたんでしょう姫宮さん……」嬉しいのか怯えていいのか判らない。既に電話越しの声が怖い。
氷室 塔矢:「(支部長が随分かしこまってるな……上司? それとも女性関係か?)」
岸辺 荒耶:まあこのPCも一応Rラボに関わりがあるからね……能力の引き上げともなれば多少目を付けられててもおかしくはなさそう。
GM:ね!
姫宮由理香:「ねーえ、いまあなた、N市に配属されてるのよね……ちょっと、面白い事態になってるじゃないの」
姫宮由理香:うふふ、うふふ。
岸辺 荒耶:「そ、そうですねえ……仔細はわかりかねますが」
岸辺 荒耶:精神干渉と見ていいかもしれませんし……レネゲイドの案件ともなれば姫宮さん的にチョー気になりますよねえ……」
岸辺 荒耶:笑顔の口元が攣っている。

姫宮由理香:「ええ。私も最近ちょっとしたひみつの研究始めちゃって……いま、N市にいるのよねえ」
岸辺 荒耶:「(会いたいけど会いたくて会えないなんだろうこの西○カナ的なもどかしさ)」
姫宮由理香:「ねえ、ちょっといらっしゃいません? 興味深いじゃないの、アナタも、事件も、う、うふふふ……」
GM:なおいくと思いっきり躰をあれやこれやされますね!
岸辺 荒耶:「女性には秘密が多いですからねえ。……で、あの。私のことは今度ゆっくりお茶でもしながらお話しましょう。事件についてお伺いしたいですが」
岸辺 荒耶:この人女性関連になるとポンコツになるからダメです。
岸辺 荒耶:あ、元からか
GM:> ぽんこつ <
岸辺 荒耶:> ゴミ虫 <
氷室 塔矢:(そして刺される)
岸辺 荒耶:「会うのは少々お手間を取らせるので大丈夫です。今、こちらでも気配を察知した所なので逃すには惜しいかと」
姫宮由理香:「ええ、いいわよぉ」くす、くすくす、くすすす。
GM:いちおう。対レネゲイドだとクスリキまったみたいなひとですが。ノイマン/ソラリスだし事情通ですからね、このひと。
岸辺 荒耶:ノイマン()の支部長とは全然違いますね
岸辺 荒耶:「……で、姫宮さんはどう見ておりますか?」
姫宮由理香:「それは今回の事象の原因かしら? それとも、くろまくかしら?」
岸辺 荒耶:「そうですね、業突く張り且つスマートに事を済ませたい私としては両者です」
岸辺 荒耶:「黒幕を捕まえれば手っ取り早いのも確かですが……いかんせん不愉快な思いもさせられたので、事象についても知りたいですよ」
姫宮由理香:「事象の原因はレネゲイド、それもソラリスシンドロームでしょうね。ひとの過去は、記憶は、絵巻物。レネゲイドビーイングが噛んでるのじゃないかしら」
GM:#準備にソラリスあるよといってます(幻覚術)
姫宮由理香:「黒幕が特定できていたらもう捕まえて研究しているので、さすがにそちらまでは……」
岸辺 荒耶:「ああ。……《ソラリス》なら貴女の得意分野ですねえ。こちらに対抗手段がないのは少々難ですが……ありがとうございます」
岸辺 荒耶:黒幕を知れたなら易いものだが、やはりそうともいかないのだろう。そして捕捉するという言葉に手が若干震えた

姫宮由理香:「ああ」と思いついたように。
姫宮由理香:「近いうちに、あなたのカフェの本を一冊、貸してくださらないかしら」
姫宮由理香:「出来れば廃棄に近い本を、1冊、ね」
岸辺 荒耶:「? 構いませんが、オーヴァードやレネゲイドに関する本はないですよ? 対価としては不十分では……」
姫宮由理香:「ふふ、たのしみにしているわ」
姫宮由理香:「ではちょっと研究が立て込んできてしまったので、失礼――」ちん。
岸辺 荒耶:「……。畏まりました。のちほどお伺いした時に」ポチ。
岸辺 荒耶:対価は本のみならず体ですねえ……(震え)
姫宮由理香:う ふ ふ
岸辺 荒耶:「さ、さて……。いいニュースだ。ソラリスオーヴァードが一枚噛んでる、っていうのが私のツテによる情報」
岸辺 荒耶:若干の震え声である。笑顔は保っているが、態度に出やすいのもこの男のさが。
岸辺 荒耶:「まあレネゲイドビーイングの方が確率としては高いって話だが」
氷室 塔矢:「ソラリス……なるほど。ところで、電話の相手って上司の人ですか?」
岸辺 荒耶:「しらないほうがいいよ」
氷室 塔矢:「……わかりました」
氷室 塔矢:「(支部長、平静を装ってるけど、怯えてるのは実際バレバレだからな……)」
岸辺 荒耶:ほんとに体裁を保たないといけない時以外はポンコツです
岸辺 荒耶:「よし、よしよしよし……誰かに前借りして土産でも……ゴホン。大方絞れたなら話は早いだろう、詰めていくぞ」
氷室 塔矢:「はいはいっと……」その上司もどうせ女性だろうと、少し呆れたような様子で
岸辺 荒耶: しかしレネゲイドビーイングとは何事か。不意に過るのは名もなく支部を家と示した少女の姿。
岸辺 荒耶:パズルのピースが噛むようでうまく当てはまらない。

岸辺 荒耶:「灯台下暗しとも言うが……支部自体に何か仕掛けられている可能性も捨てきれない」
岸辺 荒耶:さーて収集だ
氷室 塔矢:さてさて、
氷室 塔矢:《援護の風》って情報収集にも使えましたっけ?
GM:つかえまーす
岸辺 荒耶:いちおう
岸辺 荒耶:(わすれてて)すまんな
氷室 塔矢:財産点全部突っ込む予定なので、もらえたら嬉しいな、と
岸辺 荒耶:ワオ。ダイス目で言うならこっちの方が多いけど
岸辺 荒耶:君がそう言うなら他人任せの支部長はそうしよう
氷室 塔矢:いやまあ、ほぼ確定してるので無くても変わらないんですけどね……
岸辺 荒耶:ちなみに何で判定する心算でございやしょう
岸辺 荒耶:せやな!
氷室 塔矢:支部内のことを調べるので情報:UGNで
岸辺 荒耶:コネかい?
岸辺 荒耶:んじゃ、上司風吹かせるぞ~
氷室 塔矢:幹部のコネを使って5Dで
岸辺 荒耶:エフェクト始動:《後押しの辻風》
岸辺 荒耶:《援護の風》
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率を2増加(侵蝕率:66->68)
岸辺 荒耶:対象→氷室
氷室 塔矢:わー
岸辺 荒耶:+3Dしてください
氷室 塔矢:はーい
氷室 塔矢:8dx 情報
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[2,3,6,6,9,9,10,10]+8[2,8] → 18

GM:っ【プライズ分、1D10振ってください】
氷室 塔矢:あと2あればちょうど30だったのに
岸辺 荒耶:「――はあ、疲れた。なんかいやな予感するし――パス」
パチン、と指を弾く音。同時に、涼やかな風が大気中のレネゲイドを振動させたようだ。

氷室 塔矢:ダメ押しに財産点2点
氷室 塔矢:1d10 達成値は20
DoubleCross : (1D10) → 5

GM:っ【さくらは、春日のいもうと……?】
岸辺 荒耶:??????
氷室 塔矢:??????
岸辺 荒耶:春日ァ!!!
GM:#文句はダイスの女神さまへ #GMが頭を抱えているの巻
氷室 塔矢:いや、これはなんというか、その……
岸辺 荒耶:い、妹分という解釈も
岸辺 荒耶:駄目だ完全に変質者だ
岸辺 荒耶:「ひむろくーん。なんかわかったー?」
岸辺 荒耶:いつのまにか荷物に積んでいた水筒でコーヒーを飲んでいるようだ。カフェの特権である。

氷室 塔矢:「…………」笑いをこらえてるんだか、顔をしかめてるんだか、困惑してるんだか、よく分からない顔をしている
岸辺 荒耶:「ほうれんそうだぞー」
氷室 塔矢:「いや、その……なんというか、その……とりあえず、これをみてください」
氷室 塔矢:一枚の報告書を渡す
岸辺 荒耶:「どれどれ」
岸辺 荒耶:あ、どうせなら支部に戻ってることにしてもいいかなあ。報告書なら内部に居るってことになりそう
氷室 塔矢:支部にいる体でやってました……
GM:ん。
岸辺 荒耶:おけおけ
岸辺 荒耶:「    」
岸辺 荒耶:コーヒーを思い切り吹き出した――

岸辺 荒耶:報告書や氷室くんとはあさっての方向に吹いてます。積んでいた書類の山にかかりました。事務員に怒られました。以上。
GM:ほんと―に、大惨事製造装置の2つ名は伊達じゃないね!!
岸辺 荒耶:「うえほっほうぇっgbgrf」
岸辺 荒耶:「待って……エホッ」
氷室 塔矢:「その、なんか、すいません……」
氷室 塔矢:「いやその、オレも何かの間違いだとは思うんですけど……」
岸辺 荒耶:おそらく例のチビ助さんはその辺で寛がせていますでしょう。あえて見ない方向で。
GM:ちびちゃんはいまカフェの方にいってます、カフェNGなら倉庫の方。要は本がある場所に。
岸辺 荒耶:あ、いいですよ。もう視界にいれたらコーヒー飲めません。
GM:おらいおらい♪
岸辺 荒耶:「……。確認しよう。この建物の構造は理解してる。大気中(レネゲイド)の動きもだ」
岸辺 荒耶:じゃ、こっちもRC判定で
岸辺 荒耶:7dx+9 精神/RC判定
DoubleCross : (7R10+9[10]) → 9[2,3,4,6,6,8,9]+9 → 18

GM:それは、《真偽感知》です?
GM:(《構造看破》は知識でした)
岸辺 荒耶:というより、異常があるなら発生源があるという考え方でしょうかね。
GM:なるほど、じゃあ――


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GM:ここでいったん切ります。
GM:その達成値で看破できないとかないので、発生源へGOしつつのがいいかな、でね。
岸辺 荒耶:酷い事故だった……
GM:1d10 いちおう。
DoubleCross : (1D10) → 10

GM:まじか、まじか、まあいいや。


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Middle Scene:4
Side:Araya
-------------------------------------------------------------------

GM:強制で登場をお願いいたします。
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率が8上昇 ((侵蝕率:68->76))
GM:(ふたりともね)
氷室 塔矢:はーい
氷室 塔矢:氷室 塔矢がシーンイン+6(1d10->6)(侵蝕率:50->56)
氷室 塔矢:うーん?
GM:等倍だからたぶんちょうどいい。
GM:ここから真実に気づいた的な演出から、ヒロイン接触からの~クライマックス地盤です。
GM:てことで。
GM:さっきRCで異変地点感知しにいったじゃないですか。
岸辺 荒耶:はい
GM:てことで。”その異変地点へ”になります。事務所じゃないので移動だけ少しお願いね。


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 カフェに置く本がたくさんおさめられている、倉庫へ歩みを進めている……。
 

 どこか重い足取りで階段を降りていく。尖り顔、というには些か困惑のある顔だ。
 それは誰に向けられた感情であったか。

 カフェの本は地下倉庫に収められている。
 埃をかぶらせぬよう、適宜事務員や支部長自ら清掃しているため、想像するような埃っぽさは一つもない。
 まさしくこの男らしい手際だ。


氷室 塔矢:「こっちで、合ってるんです?」
岸辺 荒耶:「この風少し泣いて……じゃない、レネゲイドの動きが明らかにおかしいのはこの地点だ。先に言った通り……」
岸辺 荒耶:「……はあ、厄介な拾い物をしたかもしれないな」
岸辺 荒耶:眼鏡をかけ直すしぐさ、細まる目元。

氷室 塔矢:いつでも矢面に立てるよう、注意を払いながら進んでいく

 ――その倉庫の方に向かう道で。
 ――だんだん、レネゲイドの匂いが濃くなっていく。
 
GM:そうこうしてると、倉庫の扉の前。
GM:倉庫の向こうで、ちょこまかしてる気配と。
GM:レネゲイドの強いにおいが、します。
岸辺 荒耶:すん、と鼻を鳴らした。目尻が上がる。
岸辺 荒耶:氷室を横目に、アイコンタクトで“何があっても構えるように”――そう合図をしめやかに行う。

岸辺 荒耶:「“彼女”の心を測る必要がある。利用されているだけならいいが」
氷室 塔矢:無言でこくりと頷き、左腕の腕輪を大盾へと変化させる
岸辺 荒耶:「どちらにせよ、あの“ディアボロス(シスコンデコハゲオッサン)”が飛び出してくるだろうに違いない。気をつけたまえ」
GM:だしてよかったの!?
GM:(え、あいたくなさそうだからGMいっしょうけんめい”そうじゃないよう”に調整してたのに(だから終わったのにやり直してた)
岸辺 荒耶:いや、あくまで予測です。ディアボロスがうろついているなら、ってはなしで
GM:ん。よかった。
岸辺 荒耶:さーせんさーせん
岸辺 荒耶:「でもここに殴りこんで来たら来たで戦闘員にぶっ叩かれるだけだろうけどなあ……? ともすると……まあいい、開けるよ」
氷室 塔矢:「はい、こっちの準備はできてます」

 ――きぃ。
 
 扉向こうでは、はたきをもってちょこまかしている謎の少女・さくらちゃん。
 FHチルドレンで、“ディアボロス”春日恭二の妹ーーらしい、けれ、ど……?
 
さくら:あっちにうろちょろ、こっちにうろちょろ。本にはたきをぱたぱたぱた……。
岸辺 荒耶:「さくらー」ちょいちょい、と手招き
さくら:ぴたっ。
さくら:「あーや?」はたきをもって、来るっ。その場で振り返る。
岸辺 荒耶:「豪いね、掃除してくれてたのかい」
岸辺 荒耶:努めて笑顔。紳士の笑顔を忘れずに。脳裏に何かが過ぎろうとしても吹き散らかさずに。

氷室 塔矢:(こっちはドアの陰に隠れてる体で)
さくら:「うん。あーや、みんなは、きれいにしてくれてたんだ、ね」
岸辺 荒耶:「そうかそうか」歩み寄る姿勢は穏やかだ。「いい子でお掃除してくれてたんだね」
岸辺 荒耶:《真偽感知》。ま、これはたんなるカマかけですが。
GM:おらい、じゃあそうだなあ。
GM:屈託ない、子どもの笑顔でにこっ、と笑います。
さくら:「うん! だって、さくらもこんなおうちにいたとき、きれいでいたかったし」
さくら:「みんなも、きれいでいたいとおもうからっ」
GM:GMは宣言します
GM:基本的に《真偽感知》、反応しないセリフだけで構築します。(つまりすべて真実で言います)
岸辺 荒耶:はーい
さくら:「くらい、くらいで、ずっとでられないのは、こわいもん。だれか気にしてくれないかなっておもっちゃう」
さくら:「たとえ」
さくら:「たとえ、そとにでられても」
さくら:屈託ない顔が、いっきに暗い顔になります。
さくら:「……ジュースをこぼしたり、たべものをこぼしたりで、いたんで、やぶれて」
さくら:「……ポイされるのは、いや……」
さくら:「……あの、変な機械に、みんな、ココロを奪われて……こわれるだけなんて、いや……」
岸辺 荒耶:「うーーーん……変な機械かあ……それは、怖かっただろうに。ここなら、そんなふうに扱う人も、ものも、ないよ」
岸辺 荒耶:適度な本を一冊取り出す。小難しくもない、単なる絵本だ。まるで新品のようにその姿形を保っている。
岸辺 荒耶:「仮に汚れたとしても、直せる人はここにいる。たまにここで休んでもらうこともあるけど、決して無下にはしていない」

岸辺 荒耶:「……君はなんで、ここに来たのかな。君はここを《家》だと言った。――ああ、別に怒ってるとかそういう訳じゃない。単に気になってね」
岸辺 荒耶:ぱらぱらと捲る。かぼちゃの馬車、綺羅びやかな礼装を纏う女性。硝子の靴。

岸辺 荒耶:時を刻む針。嘆く女性。――その結末は原典のように恐ろしいものではなく、ただ幸福に彩られて終わっていた。
岸辺 荒耶:短く、多くの少女が憧れた一冊の絵本。それを荒耶はそっと仕舞った。普段女性に振る舞うように。

さくら:「みんなといっしょに、あそぶため」

 ふわり、うく。
 ぱらららら――本がめくられる音がして、彼女の周りに本が舞う。


さくら:「わたしたちは、にんげんのためにつくられた」
さくら:「だけどにんげん、“でんししょせき”のがいいっていって、わたしたちをやぶって、ちぎって、ぼろぼろにして、こわして、それですてちゃう」
さくら:ギュッと、”お守り”といってた、しおりを握りしめる。
さくら:「さくらは、このおうちからさらわれて、そこでぼろぼろにされて、なげられて」
さくら:「それから、ばらばらになって、ひかる機械にガーされて、それで……ぽいされた」
さくら:「でも、でぃあが血をくれた、躰くれた。だからうごける、でぃあの血をもらった、いもうとになった」
さくら:「でぃあいってた」
さくら:「”そんなににんげんがにくいなら、なかまといっしょにそのくさびをはかいすればいい”って」
さくら:「――だから」

 ――がた、がたがた。
 ――パララララ……。

 本が空に、風に乗って浮き上がる。
 本の中から、ゆらりと、いびつな写真が・影が浮き上がる。
 
さくら:「みんなといっしょに、ここを出――」

 ――ガタンっ。
 
さくら:「きゃうっ!?」

 いびつな写真が形を成す。
 それはさくらを捕まえて、奥の本棚へとそのままぶん投げる。

 がたごとがたごと。
 浮き上がる本が、1・2・3……。
 およそポルターガイストのように、舞い始める。
 
岸辺 荒耶:「おんねんがおんねん」
岸辺 荒耶:頬を引き攣らせて場にそぐわないジョークを漏らした。

氷室 塔矢:「それ、笑えないですよ、支部長」
氷室 塔矢:物陰から出てくる

さくら:「いたたたた……もー、らんぼー!」
さくら:ぶーぶー。
岸辺 荒耶:「乱暴もなにも、その本の《意思》がどうなっているか、訊いたのかい?」
さくら:「しらないみんなむくちだもん! でも気付いてほしくてみんな、みんな、いっぱいいっぱいだしてたもん!!」
:かたこと、かたこと
岸辺 荒耶:「私は《彼ら》を無下にしていない。不満があるというなら聞きたいぐらいだ。それが持つ者としての責務」
岸辺 荒耶:風が足元からわずかに吹きすさぶ。

本の影:「……」
岸辺 荒耶:「なんだこのデコハゲオッサン」
さくら:「でこはげ?」くびかしげ。
氷室 塔矢:「……うーわぁ」
氷室 塔矢:影を見て絶句
氷室 塔矢:「なんだこの黒塗りのディアボロス……」
さくら:「でぃあー!!」
岸辺 荒耶:「あー、これがその。写真では一応視ていたが……」
GM:#もちろんほんにんではない #たぶん資料との合体技
GM:いちおうデータはぜんぜん違いますし本の影もおかしくねじれてます。
氷室 塔矢:「なんというか、その、美的センスを疑います……」
岸辺 荒耶:シスコン属性を付与されたばかりに……
さくら:むーむー、いいながら。
さくら:「もー、みんな、やっちゃえー!!」


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GM:てことで|>強制シーンエンドです、あい。
GM:\どたばた/
氷室 塔矢:はーい
岸辺 荒耶:どえーん
GM:うん、たぶん支部長はていねいにしてたと思う……
GM:(ので「たおせー」っていってるお嬢ちゃんは投げ飛ばされた)
氷室 塔矢:RPさぼってすみませんでした……
氷室 塔矢:(大体は部屋に入る前に盾だしたせい)
GM:いえいえ、いえいえ。
岸辺 荒耶:PC1の責務です(ドヤ顔)
GM:てことで|>次は21時です。クライマックス戦となります。
GM:さみしんぼの本たちの戦いとなります。・・)。
岸辺 荒耶:りょうかーい
GM:いうほどきつくはないけれど、それなりに怖くはしてます。
岸辺 荒耶:もう春日に妹がいたって事実が判明した時点の時がホラーだったよ
GM:あれすげーどうしようか考えたよ、血縁はしたくなかったからね。
岸辺 荒耶:血縁とかだったら酷いこじれかたしてるなあ(興味はある
GM:なので【血を分けた】相手、になりました。
氷室 塔矢:正直すまんかった()
岸辺 荒耶:ダイスがいうなら仕方ない
GM:うむ―、ダイスが言うから仕方ない
岸辺 荒耶:じゃ、ごはんですよ
岸辺 荒耶:一旦失敬
GM:おつかれですよー


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Climax Scene
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≪Climax Battle≫

[エンゲージ宣言]
 【本棚】-さくらちゃん-10m-本-2m-本の影-1m-岸部荒耶-1m-氷室塔矢-2m-【倉庫の扉】


【勝利条件】
 本たちを諌めてさくらちゃんを捕まえる。
 (全エネミー戦闘不能以上の状態で、さくらちゃんにエンゲージ) 

GM:場所は倉庫、本がおさめられている場所
GM:その為エンゲージすりぬけには所定のエフェクトが必要です

 また、さくらは本棚より後ろに下がることはありませんしそちらからは出られません。
 ただし“倉庫の扉”方面は突き抜ければ、NPC/PC双方“戦闘離脱”と扱います。
 さくらが“倉庫の扉”の地点に掛かった状態でクリンナップを迎えると【戦闘離脱】となり、その時点で脱走・戦闘終了。逃げられます。
 この場合は“アドヴェンド”扱いです、全滅にはなりませんが――なかんじ

 さくら自身はエキストラで戦闘データはありませんが、行動値:0&戦闘移動5m/全力移動10mで動くだけ動きます。
 もちろん、エンゲージすることで脱出阻害可能です。

GM:(説明長いけどね、あーゆーれでぃ?)
岸辺 荒耶:「……さて、参ったな。上の客に知られては困る」
氷室 塔矢:「ここで静かに終わらせないと、ですね」
岸辺 荒耶:「《ワーディング》すれば上の店員が気づくか――誰か援護に来るかもしれない。だがねえ、」
岸辺 荒耶:「我々だけでやろう。扉、閉めておきたまえ」指を鳴らす。視えない障壁らしきものが展開された。
岸辺 荒耶:「静かには無理なんだ。私の《声》、うるさいしね」
岸辺 荒耶:さあ以上だ
氷室 塔矢:「了解ですよっと」扉を閉めるモーション(データ的に意味はない)

 ――キイ、ぱたむ。
 

 浮き上がる本、現出した影。
 レネゲイドだまりがよりいっそう濃くなって、衝動をも刺激される――


GM:【衝動判定:目標:9】
岸辺 荒耶:7dx+1 衝動判定
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 9[1,3,3,3,4,9,9]+1 → 10

氷室 塔矢:2dx+4 意志判定
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 6[1,6]+4 → 10

岸辺 荒耶:おそろい~
氷室 塔矢:良きかな
岸辺 荒耶:顔をやや引き攣らせる。「ああ仕事だなあ」、そんな呑気に声を上げて。
氷室 塔矢:氷室 塔矢の侵蝕率が+14(2d10->9,5)上昇(侵蝕率:56->70)
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率が9上昇 ((侵蝕率:76->85))
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率が8上昇 ((侵蝕率:85->93))
氷室 塔矢:氷室 塔矢の侵蝕Bを+1した(侵蝕B:0->1)
岸辺 荒耶:あの
岸辺 荒耶:そこで跳ねるか貴様
GM:(にこっ)
岸辺 荒耶:ついでにロイス忘れてたので取っておこう まあ氷室君にね
氷室 塔矢:私も取っておきます
岸辺 荒耶:ロイス取得:氷室 塔矢 ○信頼/憐憫
氷室 塔矢:ロイス取得:岸辺荒耶 ○信頼/不信感
岸辺 荒耶:しんらいしてくだしゃい……
岸辺 荒耶:このアンチノミー感
氷室 塔矢:裏返ることを想定しています
岸辺 荒耶:「うんうん。――《信頼》してるよ、氷室君」背後に感じる力を感じて、薄ら笑んだ。


GM<第1ラウンド>

<セットアップ>

岸辺 荒耶:なーし
氷室 塔矢:こちらもなしで
GM:ざんねんながら、エネミーにはあるのじゃ……。


 <セットアップ:12>
 #本から出てきた、黒い影
 
本の影: セットアップ|>いびつな影(《完全獣化》《ワイルドグロース》《フルパワーアタック》)
本の影:影は、いびつにねじれて、異様な雰囲気を放ちだす――。
GM:【行動値が0になり、攻撃力がががっとあがりました】


 <セットアップ:9>
 #パラパラしている古書新書
 
:セットアップ:たわむれがき(《レネゲイドキラー》)
 
 ちらちら、ちらちら。
 本の頁がめくられるたびに、ちらちらとなにかが瞬いて。

 濃いレネゲイドだまりが、毒となり、くすりとなり。
 あたりいちめんにちらちら、光っている――
 

GM:【このラウンド間、1エフェクトにつき“3点”、Hpを喪っていただきます】
氷室 塔矢:わー


 <イニシアティブ:9>
 #本の手番
 
:パララララ――頁のめくれる音がする……。
:マイナーアクション:《オリジン/コロニー》
:メジャーアクション|>コンボ:旧きモノのたわむれ
:(《ハザートコール》《バランスブレイク》《堕ちる絶望》《熱狂》《ヨモツヘグリ》《カラティスマッシュ》《ポイズンフォッグ》《アウトブレイク》)
:対象|>”本”自身を除いた、場にいる全員。
岸辺 荒耶:^q^
氷室 塔矢:なんとー?
:中空から、ささやきこえがきこえてくる……。

 “あーや”“とーや”
 “いろんなおもいで”“たくさんのおもいで”
 “いいことも”“わるいことも”“かなしいも”“うれしいも”

 “いっぱいいっぱい……みんな、いっしょに……”

 “すごそうよ――”
 
氷室 塔矢:Dロイス【守護者】を使用。対象を自身に変更します
GM:\来た/ 演出されます?
氷室 塔矢:はーい
氷室 塔矢:ダン! と音を立て、床に盾を振り下ろす
氷室 塔矢:その瞬間、周囲、というには些か広いだろう。部屋全体に無数の魔眼が浮遊していた
氷室 塔矢:「悪いけど、これを通す訳にはいかなくてな!」
GM:#ちなみに通すと支部長死にかねない(事故ると
岸辺 荒耶:そりゃね!!!
岸辺 荒耶:レネゲイドを嗅ぎすぎたのか侵蝕値がひどい
:ぱらららららららー―
:7dx@10+6 命中で状態異常&希望変化有、ドッヂOr意志判定で対応可、ダメージなし。
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 9[1,2,3,5,6,8,9]+6 → 15

氷室 塔矢:浮遊した魔眼が、本から放たれた声を、レネゲイドを吸収し、ただ一点、塔矢へ向けて集中させる――――――
GM:【ドッヂor意志判定】です。希望の方で成功すれば無効化できます。
氷室 塔矢:C値+1でしたっけ?
GM:ですね。効果に描きそこねてた;
氷室 塔矢:リアクションを放棄します
氷室 塔矢:「さあ、来いよ!」
GM:では命中なので――
GM:命中で【重圧】【侵蝕率:+11】【衝動判定:目標:9】、&希望あれば暴走&シーン間の白兵攻撃力+15。
GM:さらに戦闘不能の場合はHpを1まで回復&侵蝕+2D。

GM:侵蝕率あげて、衝動判定して、その後《熱狂》の効果変化を受け入れるか否かを選択してください。
氷室 塔矢:この効果って、タイタス昇華でどの位無効化できます?
GM:ペナルティと明確にされてるのは”重圧””暴走”ですね、これは一撃。
GM:侵蝕率が上がる奴はペナルティとは違うのでそのまま通ります。
氷室 塔矢:ふむふむ
氷室 塔矢:ではまず侵蝕率を11上昇
氷室 塔矢:そして衝動判定
氷室 塔矢:ボーナスはここでは+1ですよね?
GM:Hitの瞬間に侵蝕が上がるので、そこでダイスボーナスが上がってましたら適用Okです
GM:この衝動判定にペナルティCri+1もないのでご安心ください。
氷室 塔矢:はーい
氷室 塔矢:氷室 塔矢の侵蝕Bを+1した(侵蝕B:1->2)
氷室 塔矢:4dx+4 衝動判定
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 7[1,5,7,7]+4 → 11

氷室 塔矢:氷室 塔矢の侵蝕率が+15(2d10->6,9)上昇(侵蝕率:81->96)
氷室 塔矢:《熱狂》の効果は拒否
岸辺 荒耶:もっと熱くなれよ!!
氷室 塔矢:なので、この時点で重圧のみですね
GM:イェス。

 走馬灯のように、めまぐるしく過去の情景が駆け抜け、熱が・レネゲイドが・こころがたぎる。
 ずしりと重圧を感じ、また逆に軽くなって――


 ――視界が歪む。
 ――ひどい耳鳴りがする。

 敵はいったいどっちの方向にいるだろうか。
 そもそも、自分は前を向いているのだろうか


 右はどっちだったか、左は、上は、下は――――――――


氷室 塔矢:「…………っ!」
氷室 塔矢:ガァン! と、一際大きな音を立てながら盾を振り下ろし、無理矢理にでも意識を覚醒させる

氷室 塔矢:顔色は悪く、目も焦点が合っていないが、それでも彼は敵をしっかりと見据えていた――――――――
岸辺 荒耶:息を吐き、背後を一瞥する。子供に護ってもらうのもなかなか矜持に来るものだな、というのが所感だ。
氷室 塔矢:氷室 塔矢がシーンイン+2(1d10->2)(侵蝕率:96->98)
氷室 塔矢:(あ、侵蝕値はシーンインので代用です)


 <イニシアティブ:8>
 #PC’sの番、希望の順でお願いします。

GM:片方が行動したら、もう片方のイニシア宣言があるので続けざまはちょち待ちでね。
岸辺 荒耶:さーてさてさて
岸辺 荒耶:私がそっち行くので、おまちおまち
GM:じゃあ支部長からですね。
GM:また《レネゲイドキラー》に気を付けてね、1エフェクト=3点よ、影も対象に入ってるけど……。
岸辺 荒耶:フルコンボだドン
岸辺 荒耶:コンボ始動:《叫喚風獄》
岸辺 荒耶:マイナーで氷室君に接近します
岸辺 荒耶:《マインドエンハンス》《援護の風》《サイレンの魔女》《一迅の風》+《達人》・《戦闘嗅覚》
岸辺 荒耶:ロイスはカウントされないっすよね
GM:ロイスはカウントされないです。
GM:エフェクトを”使用”するごとに、なので《一迅の風》もノーカウントです
GM:なので……
GM:【《レネゲイドキラー》の効果により、HPを12点喪われてください】
岸辺 荒耶:4*3か
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶のHPを-12 (HP:28->16)

 ――ぱち、ぱちぱちっ。

 ちらつく光が、はぜる、はぜる。
 
岸辺 荒耶:じり、と反動が来たのか鼻元や口端から血が筋を作る。煩わしそうに拭った。
岸辺 荒耶:シーン攻撃です。氷室・桜以外指定
GM:かもんっ!
岸辺 荒耶:(6+2+2+3)dx+12@9 命中判定
DoubleCross : (13R10+12[9]) → 10[1,1,1,2,2,4,5,5,6,7,10,10,10]+8[1,8,8]+12 → 30

岸辺 荒耶:(6+2+2+3)dx+12@9 命中判定
DoubleCross : (13R10+12[9]) → 10[1,1,2,3,5,6,6,7,8,9,10,10,10]+10[1,3,4,9]+5[5]+12 → 37

岸辺 荒耶:(6+2+2+3)dx+9@9 命中判定
DoubleCross : (13R10+9[9]) → 8[1,1,1,2,3,4,5,6,6,7,7,7,8]+9 → 17

岸辺 荒耶:んっ?
岸辺 荒耶:なんかおかしなことになってる
GM:いや、あってる、後者だよね。メイド服ないから。
GM:(前者2つはメイド補正つき、後者は今回の状態)
GM:(うん、だいじょうぶ。命中判定には補正ない)
岸辺 荒耶:17確定?
GM:はい #はい
GM:17でリアクションタイムいきますよー?
岸辺 荒耶:あいー 全くこんな時に振るわないなあ

<リアクション宣言>
 本、本の影:ドッヂ
 
本の影:14dx+3
DoubleCross : (14R10+3[10]) → 10[2,2,3,4,4,5,5,6,6,7,8,8,9,10]+8[8]+3 → 21

:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,3,7,8,9] → 9

GM:いびつな影の方は避けた、本には喰らった。かもんダメージ。

 退き軽く跳躍。足元を巻いていた風がそよぎ、やがて金切声めいて風刃を成す。
 ――対象者でははなくとも、鼓膜が振るえるようなその音。


岸辺 荒耶:さーてお
岸辺 荒耶:2d10+19
DoubleCross : (2D10+19) → 9[6,3]+19 → 28

岸辺 荒耶:装甲値無視/28点
:パラララララララ――パサリ。
:本は、大人しくなりました。
GM:【本は、戦闘不能になりました】
岸辺 荒耶:「台無しだ」斃した本を見据え、しかして落胆する。
岸辺 荒耶:「――でも、《声》が聞こえた。それは嬉しいよ」
岸辺 荒耶:とん、と静かに氷室の横に立った。
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率を18増加(侵蝕率:93->111)
岸辺 荒耶:さあお次を


 <イニシアティブ:8T>
 #氷室君の手番です

氷室 塔矢:はーい、マイナーで重圧解除。以上!


 <イニシアティブ:0>
 #異様な雰囲気を放つ、歪な影
 
本の影:マイナーアクション|>歪んだ悪魔(《破壊の爪》《ハンティングスタイル》)
本の影:PC一同へとエンゲージ。

 【《レネゲイドキラー》の効果により、HPが6点喪われました】

氷室 塔矢:あれ、効果切れてないです?
岸辺 荒耶:です
岸辺 荒耶:きれてまーす
GM:ざんねんながら
GM:使い手が“死亡”をして初めて、効果が切れます。
岸辺 荒耶:ああ、本は“戦闘不能”か
GM:なのでこのラウンドでは、《レネゲイドキラー》有効でございます……
GM:まさか本殺さないよね!? ていうのもあります(つぶらなひとみ)
岸辺 荒耶:あとで直してねーライク
本の影:メジャーアクション|>狂気の一打(《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《渇きの主》《神獣撃》)
氷室 塔矢:うげ

 【《レネゲイドキラー》の効果により、HPが9点喪われました】


本の影:1d10 偶数支部長、奇数とーやん
DoubleCross : (1D10) → 8

本の影:ぎゅるりと、異様な音がして。瞬く間に影が近接する。
本の影:みち、みち、みちみち――
本の影:なにかがはち切れるような、そんな音がして、荒耶支部長へとその兇刃が、振り下ろされる。
岸辺 荒耶:「げ」
岸辺 荒耶:へるーぷ!
氷室 塔矢:【グラビティ・ラム】
氷室 塔矢:《砂の結界》、ガード&支部長をカバーリング。《氷盾》《グラビティガード》《魔人の盾》 侵蝕率+11
GM:4つだからえーっと
氷室 塔矢:12点です
GM:【《レネゲイドキラー》の効果により、HPを12点喪われてください】
氷室 塔矢:ガード値+30(45)+2D(3D)
氷室 塔矢:12+30+2D10
DoubleCross : (12+30+2D10) → 12+30+14[10,4] → 56

氷室 塔矢:ガード値56です
本の影:14dx@7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,1,2,4,4,5,6,7,7,7,8,10,10,10]+10[1,3,3,5,6,10,10]+6[3,6]+4 → 30

本の影:4d10+25+5d 装甲無視&命中で12点回復
DoubleCross : (4D10+25+5D6) → 25[10,5,9,1]+25+19[5,1,2,5,6] → 69

GM:69点装甲無視(&ガード有効)
氷室 塔矢:13点通って1残りますね……
岸辺 荒耶:うわあ
GM:見事すぎるわ!?
氷室 塔矢:演出いいですか?
GM:GOGO!
岸辺 荒耶:いけいけー
氷室 塔矢:影の攻撃に対し、塔矢が行った行動は2つ。
氷室 塔矢:まず1つは、支部長の前に体を滑り込ませること。これにより、攻撃の対象を自分に向かせることに成功した
氷室 塔矢:そしてもう1つは盾の変形である。

氷室 塔矢:まず盾の先端を円錐形に変形、それと並行して盾全体を氷で覆う。
氷室 塔矢:腕全体を覆う巨大な馬上槍のようになった盾を、その上からさらに魔眼で覆う。

氷室 塔矢:もはや武器といっても過言ではないそれを、影の一撃に対し、塔矢は正面から叩き込んだ。
氷室 塔矢:という感じで
本の影:布擦れの音も何もなく、影がにたりと唇をゆがめる。
本の影:絶対の確信があって振り下ろしたのだろう、その兇刃は
氷室 塔矢:「おおおおォッ!」
本の影:――真正面から受けられ、火花が散り、氷が爆ぜ、重力が歪む。

 ――ガキイっ!
 
GM:【《渇きの主》の効果により、Hpが12点回復しました】
GM:【《神獣撃》の効果により、《完全獣化》が解除されました】

岸辺 荒耶:「あとで直さなきゃな……」
岸辺 荒耶:遠くの本を見据えて項垂れる。一冊や二冊、お気に入りの本はあるのだろう。



<イニシアティブ-0>
 #もうひとりいますね
 
さくら:「ぁぅ、でぃあ、みんな……たのしそう? でも、うん……」
さくら:おろおろ、おろおろ。
さくら:マイナーアクション:戦闘移動、5m前進。メジャーアクション:全力移動:10m前進。全員がいる場所までいってそこですとっぷ。
さくら:――たったった、だきっ。本の影に抱き着いた。
本の影:「」
岸辺 荒耶:「事案かな」


<クリンナップ>
 #基本的に全員ないですが配置チェックはあります

[現エンゲージ宣言]
 【本棚】-14m-【さくらちゃん&PC’s&本の影】-2m-【倉庫の扉】
 

GM:<第2ラウンド>

<セットアップ>

 <セットアップ:12>
 #いまはしなびている、黒い影
 
本の影:セットアップ|>いびつな影
本の影:ぐるり、またもやおおきく周囲のレネゲイドを吸って、歪に膨らむ……。
本の影:【行動値が0になり、攻撃力がががっとあがりました】
氷室 塔矢:なしです
岸辺 荒耶:ナイナーイ
氷室 塔矢:こちらはなしです
岸辺 荒耶:ナイナーイ
さくら:ぅーって顔をして。
さくら:「でぃあー、やっちゃえー」
さくら:でもびみょーにあとずさり。
氷室 塔矢:これ、ロイス切ってでも当てないとやばいですよね……
岸辺 荒耶:あっはっはっは
岸辺 荒耶:一応14Dあるんだけどねえ @9だもんねえ
氷室 塔矢:このロイス枠ならその場で取って昇華すればいいのでは?
岸辺 荒耶:んじゃそうだな、本の影にロイスできるかしら
岸辺 荒耶:そうそう
GM:イイですよ。派手にぶつかり合いしてますし。
GM:本自身にもOKです、あい。
GM:(さっき斃れちゃった古書新書のトループね)
岸辺 荒耶:あ、2つ取れるやん
岸辺 荒耶:ロイス取得:本の影 執着/○侮蔑(ロリコン)
       本の群れ ○幸福感/偏愛



<イニシアティブ-8>
 #PC’s、順番きめてLet’s

岸辺 荒耶:よいしょっと
岸辺 荒耶:コンボ始動:《風獄》
岸辺 荒耶:《マインドエンハンス》《援護の風》《サイレンの魔女》+《達人》・《戦闘嗅覚》
岸辺 荒耶:指定→本の影のみ
岸辺 荒耶:そして本の影をタイタス、んー
GM:かまん、気合入れないと逃げられますよ。
岸辺 荒耶:C値を下げるかダイスを増やすか……っつーと
GM:(上級有=Sロイスもありではあります(ダメージバースト) #Sロイスがあればね
岸辺 荒耶:平目板
岸辺 荒耶:本の群れと本の影をタイタスし、C値を下げてダイスを+10Dします
GM:わおΣ
GM:あ、タイタスる演出もお願いねっ!
岸辺 荒耶:「僕がね」

 おもむろに、荒耶は口を開く。

「本喫茶を選んだのは……まあ、邪な思いだなんだとあるが」
 意図の読めない薄ら笑みを浮かべたまま、目元は澄ましている。

「本は怒鳴らないし、理不尽な想いをぶつけてこない。あるのは筆者の思想だけだ。
 ――どう受け止めるのかは読んだ人間次第。その込められた意図や感情と、静謐さが気に入ったのさ」

 そりゃ、女性は色々あるから面白いんだけども。そう蛇足して。

「《彼ら》はうちに山ほどある。腐らせるには惜しい」
 実家にはまだまだ書籍は山積みなんだよ、と苦笑いに転じた。

「もう少しこの店も大きくしたいねえ。そうしたら、もっと本を読んで貰える。
 電子書籍だというが、未だに紙媒体は跋扈しているよ。古い本だって読んで貰える。
 人間ってのは、古きも新しきも受け容れる器があるのさ。本はすっかり廃れていないだろう?」
 そう独りごちた。

「君たちの想い、心。確かに聴き受けた。……今はお眠り。そして彼も」


岸辺 荒耶:判定→C値-1/+10D
岸辺 荒耶:24dx@8+9 命中判定
DoubleCross : (24R10+9[8]) → 10[1,2,2,3,3,3,3,3,6,6,6,6,7,8,8,9,9,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,3,5,5,7,8,9,10]+6[2,4,6]+9 → 35

岸辺 荒耶:もう少し頑張れよお前
GM:C8で35いきゃ上等です。
岸辺 荒耶:50と比較しちゃいけないね!()

<リアクション宣言>
 本の影:ドッヂ
 
本の影:14dx+3
DoubleCross : (14R10+3[10]) → 10[1,1,3,3,5,6,6,6,7,8,9,9,9,10]+9[9]+3 → 22

GM:ちっ、がんばったんだけどね? Hit、ダメージどうぞ。
岸辺 荒耶:4d10+21
DoubleCross : (4D10+21) → 30[10,5,6,9]+21 → 51

岸辺 荒耶:装甲値無視/51点
GM:そういう時にはねますねえ!? 1KILLですよ演出どうぞ!
岸辺 荒耶:ほんとだはねた(笑)
岸辺 荒耶:「さてはて、君は“ディアボロス”であって“非ざる者”。《本》に纏わるなら元の姿で居てくれ。それが正しい形だ」

 血まみれではない手の方で眼鏡を持ち上げ――声なき声が荒耶の口から吐き出される。
 ――伴い、倉庫全体を揺るがす叫喚が響き渡る。いなすように振りかざした腕から風の刃が影をめがけて切り刻んだ。


 き、きききき、ききいいいいいいいいいいいいいいいいい
 音があれば、こんな感じだったろうか。

本の影:風に翻弄され、いびつにきしむ。
本の影:昏色の影は軋み、こわれ、そのすがたはぱらぱらとほどけていって
さくら:「――あ、でぃ、あ……」

 ――ぱらり。


本のしおり:一枚の、しおりへと変じました。


岸辺 荒耶:「氷室」すかさず一声。
氷室 塔矢:「……りょうかい」
氷室 塔矢:ふらつきながらも、栞を拾い上げる

さくら:「あ」
さくら:ぺたん、その場で座り込む。
岸辺 荒耶:そして自らはさくらの眼前に立ち、膝をつき、そっと少女の手に自らの手を添えようとする。
岸辺 荒耶:「どうか。どうか許してくれ。傷つけてしまった」

岸辺 荒耶:「――……許されなくても、構わないけれど」
氷室 塔矢:そっと、栞を支部長に手渡す
さくら:うつむいて、ふるえてて。
さくら:まるで、罰を恐れる子どものよう。
岸辺 荒耶:氷室を一瞥し、空いた手で栞を手にとった。
岸辺 荒耶:「これは君のものだろう」

さくら:「……ぁ、ぅ……」
岸辺 荒耶:「本も栞も、直してくれる人が居る。だから私の書庫は平穏に満ちていると思っていたよ。……さっきはああいったけど、本にも《心》があるんだな」
岸辺 荒耶:押し付けるように栞をさくらに渡した。

さくら:しおりをおしつけられ、うつむいて。
さくら:「みんな」
さくら:「みんな、そとにでて、しってほしくて」
さくら:「みんな、にんげんは、すき。だから、いろいろみせるし、たのしませる。さくらも、うん。だけど……にんげん、は……」
岸辺 荒耶:「全てが本を愛するとは限らない。だからこそ、私は場を作った。愛する人間が、興味を持っていなかった人間が本に対して関心を持つように」
さくら:「……っ」
岸辺 荒耶:「人間自身も本と同じように要らなくなったら爪弾き者になってしまうしね。――例えば僕みたいに」
岸辺 荒耶:立場はある。しかし、元の居場所はもうあそこにはない。だからこそ、こうして自らの場を作ったのだと。

岸辺 荒耶:「ねえ、どうか、僕達を見捨てないでくれ」
岸辺 荒耶:懇願するように少女を見た。双眸は、ただひたすら風が凪いだあとのように穏やかであった。

さくら:うっく、ひっく。
さくら:「あーや」
さくら:「さくら、も、もどって、いい……? きょーの、こと。おこら、ない……?」
岸辺 荒耶:「お嬢さん。どうして私が君に怒る必要があるかい? 私は、本が好きだよ」
岸辺 荒耶:すっかり普段の調子に戻った。腑抜けた顔に、緩み笑む口許。

さくら:ふにゃ、おなじく笑みが緩み
さくら:「あーや、あり、あ、と」
岸辺 荒耶:岸辺 荒耶の侵蝕率を15増加(侵蝕率:111->126)


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Back Track
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GM:いつもみなさまのあいことば、帰るまでが遠足です。
岸辺 荒耶:あ0
GM:ん?
岸辺 荒耶:待って~~シナリオロイス~~
GM:ああ、ふたりともスペリオルロイスとってないね!
GM:しぶちょは今の演出だったらさくらに対してはSロイスは許諾するよ!
GM:(ほかだったらゆるさない)
岸辺 荒耶:あじゃーす!
氷室 塔矢:まあ、私は今回裏方ですし
GM:では、気を取り直しまして。
GM:各人最終侵蝕率と、残ロイス数を宣言してください。
岸辺 荒耶:侵蝕率126% 残りロイススペリオル含み4つです
氷室 塔矢:最終侵蝕率109、残ロイスは4つです
GM:【Eロイス数】
GM:そんなものはありません(0)
岸辺 荒耶:春日ぁ! Eロイス:シスコンとか落としてこい!(んあい)
岸辺 荒耶:(ない)
GM:(ない
GM:PC1/岸辺支部長。Let’s バックトラック。
GM:残ロイスの数(等倍)、もしくは2倍数(倍振り)、どちらかを宣言の上でバックトラックを振ってください。
岸辺 荒耶:とりあえず等倍で
岸辺 荒耶:4d10
DoubleCross : (4D10) → 25[9,6,3,7] → 25

岸辺 荒耶:妖怪きた
GM:126-25=101
GM:2 たり ない
岸辺 荒耶:倍ぶりで……
GM:のーのー
岸辺 荒耶:くっ
GM:さいしょに等倍or2倍振り。それをしてから【追加振り】です。
岸辺 荒耶:ああそう追加だ
GM:なので等倍で足りなかったので→追加振りをしますかどうか、ですね。
GM:(なのでアブナイ閾の場合は素直に倍振りからがベターです)
GM:ということで、追加振りなされますか? Y/N。
岸辺 荒耶:Yオアはいでは?
GM:HAHAHA、では追加振りどうぞっ
岸辺 荒耶:4d10
DoubleCross : (4D10) → 27[8,8,10,1] → 27

GM:おかえりなさいませ現実に。あぶないしぶちょーは等倍はかなりやばい閾だったんだから!?
岸辺 荒耶:そうだったね(白目
岸辺 荒耶:74
GM:PC2/氷室君。Let's バックトラック。
氷室 塔矢:はーい
氷室 塔矢:等倍でいきますー
氷室 塔矢:4d10
DoubleCross : (4D10) → 20[5,10,4,1] → 20

GM:おかえりなさいませ日常へ☆ミ
GM:ふたりとももどったーっ。
氷室 塔矢:残り89、余裕ですね
岸辺 荒耶:今回のダメ:登場侵蝕率
GM:てことで、いつも通り雑談窓へちょっとご案内です。


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Ending Scene:1
Side:Toya
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 怪事件終結後の次の日、非日常の後には当然日常が待っているものである。
 とはいえ、今の彼は右腕を三角巾で吊っており、いつも通りという訳にもいかなかったのだが……。

 あの影の一撃を受けた際、迎撃に用いた右腕は使い物にならなくなっていた。
 支部で受けた検査によると、普通なら切断しているような負傷だったそうだ。

 とはいえそこはオーヴァードである、3日もあれば動くようにはなるとか。
 素晴らしきかなレネゲイドウィルス


氷室 塔矢:この辺で美奈子に迎えに来てもらいたいんですがどうでしょう。
氷室 塔矢:※平日という体でやってました
原田美奈子:「もーなにしてんのよおかーさんに聞いたよ本棚でずっこけたんだってー。どーじどーじどーじ」
原田美奈子:幼馴染の美奈子ちゃん、相変わらずさっくり快活。
氷室 塔矢:「あはは……いやー、まさか思いっ切り捻挫するなんて思わなかったんだよ」
原田美奈子:「まあ、ねん挫で良かったんじゃない? 癖ついてるわけじゃないならすぐなおるよー」
氷室 塔矢:「医者の人からは3日も固定してれば大丈夫らしいし、まあ大丈夫だろ。ちょっと不自由だけど、オレ左利きだしな」
原田美奈子:「ん。あとだめなのとしたら、お茶碗もってご飯食べられないとか、ひとりで着替えられないとか?」
原田美奈子:「あたしがきがえさせてあげようか? なーんてね、あははっ」
氷室 塔矢:「まあ、一番の問題はそこだよな。着替えに時間がかかる。あとあんまり調子にのるなよ美奈子」軽く、肘で小突く
原田美奈子:「きゃー」こづかれ。
原田美奈子:「本棚でだなんて、運悪かったら……て考えちゃうしね。だいじなくてよかったよ、うんうん」
氷室 塔矢:「……頭打って重体とか、笑い話にもならないしな」
岸辺 荒耶:<ごめんねー手当だしておくねー
氷室 塔矢:「さーて、それじゃ翔太も迎えに行こう。いつも通りにな」
原田美奈子:「んっ♪」
原田美奈子:「さ、いこー。着替えは冗談にしても、少しの間くらいはこの幼馴染様が、手取り足取りフォローくらいはしてあげるんだからっ」
氷室 塔矢:と、つかの間の日常に戻ったところで、シーンを閉じたいです


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GM:さあ支部長、個別ってかファイナルいこうか。


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Ending Scene:2
Side:Araya
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岸辺 荒耶: 「(深呼吸……深呼吸……深呼吸……)」

 彼は恐怖の淵に立たされていた。恐怖と呼ぶと、攻撃的なものかと思われるがそうではない。
 心がけの問題だ。以前Rラボで素体としていじくり回された時の思い出にあまりいい部分がない。

 ――姫宮に呼ばれて、研究所に来たのだ。そう、幼子を連れて。


岸辺 荒耶:「さくら、もし危険な目に遭いそうなら叫ぶんだ。そしたら私も“叫ぶ”。……やー冗談だけどね。ここの人たち、きっちりしてるし。UGNだから」
岸辺 荒耶:手を繋いだままの幼子に向かって話しかけている。服は給仕の服ではない、ただの服だ。

さくら:ふあんそうに、見上げている。
岸辺 荒耶:つかつかと研究員を振り切る勢いで姫宮の担当室に向かう。幼子を連れて歩く支部長なぞ、悲しい哉ときおり不審な目で見られてしまう。
廻りの声:「(ひそひそ)」「(ひそひそ)」「(ひそそそそ)」
岸辺 荒耶:「(姪です……姪です……)」(直接脳内に)(届かない)
岸辺 荒耶:パン、と小気味よい音を立てて開く扉。自動扉でもこの際無理やり開けるよ。
岸辺 荒耶:「――やあ、姫宮さん! 変わらず美しいお姿で、ご壮健そうで何よりです」
岸辺 荒耶:笑顔は努めて紳士的に……行きたいのだが、今回は今回だ。いくら好みの相手とはいえ、地雷原の上でタップダンスでも始めるかもしれない。
岸辺 荒耶:荒耶は心のなかで祈った。

姫宮由理香:「あぁら、まってたわあらやくん♪」
姫宮由理香:くるっ、振り返る。
姫宮由理香:だいぶキまってますよね、て感じ。何徹してるか考えたくない、そんなハイテンションのご様子。
岸辺 荒耶:「ははははははは」
姫宮由理香:「うふふふふふふ」
姫宮由理香:「壮健も壮健。もう何日寝てないかわからないくらい。やっぱりレネゲイドって神秘的で、興味深いわよねえ……」
さくら:一歩だけ引く。岸辺支部長の後ろにちょっと、隠れる。
岸辺 荒耶:「先日の件は大変お世話になりました。おかげさまで解決の糸口も見つかり、黒幕――ディアボロス(ロリコンデコハゲオッサン)の企ても潰しましたよ」
岸辺 荒耶:まさか罪のない本(こ)を仕立てるとはね、と苦虫を噛みかけた。

姫宮由理香:「あらあらあらあら」
さくら:”ディアボロス”の名前が出ると、何か言いたそうに顔をあげる。
さくら:だけど口をつぐむ。なんか言っちゃいけなさそうってのは、ふんいきで察す。

岸辺 荒耶:「古い本……とは趣が異なりまして申し訳ないのですが、対価……いや、お願いになってしまうかもしれません」
姫宮由理香:ほおに手を添え指を添え、ちょっと小首をかしげる。
姫宮由理香:「あら、なにかしら」
岸辺 荒耶:「彼女は“レネゲイドビーイング”。ディアボロスに模られた少女です。本に意思が、レネゲイドを通して心を知ることが出来て上々でした」
岸辺 荒耶:さくら、と隠れたままの少女を前に出すのは無理矢理にはせず、ちょいっと姫宮にわかりやすいよう指さします。

さくら:「ぁ……」
姫宮由理香:目の色が変わり、色めきだつ。
岸辺 荒耶:「あー、その、クールダウンクールダウン。怯えます」
姫宮由理香:「たぎる情熱は、そうはいかないわ。でも、まあ、そうね。怯えられたら、なかなか……ふふ、ふふふ」
岸辺 荒耶:「“ディアボロス”は我らの敵勢ですがその辺感謝はしておりますねえ、ははははは」
岸辺 荒耶:引きつりながらごめん、と小声で不安を取り除くよう少女に話した。悪いようにはさせないと。

姫宮由理香:「本に意思なんて、とても、とても――」
姫宮由理香:ちらりと周りを見やる。
姫宮由理香:研究所の多分に漏れず、研究資料や蔵書がいっぱいそこかしこの棚に収められたり、机の上に積まれていたりします。
岸辺 荒耶:「手短に本題に入らせていただきます。……調べて頂けないでしょうか。手が加わっているなら、何か悪性のものまで残っていたら困るので」
岸辺 荒耶:一息。
岸辺 荒耶:「……ただし、きちんと彼女の意思に添うように。拒否されたらそのままでお願いします」

姫宮由理香:「ええいいわ。いらっしゃい、そこの――」なんて呼べばいいか、少し困っている。
岸辺 荒耶:「さくらです。姫宮さん。……あー、私もついでに定期健診でも受けておきます」
岸辺 荒耶:人為的に引き上げられた能力にはメリットのみならず未知数もつきまとう。寿命であるとか、ジャームに転じやすくなるのではなど。
岸辺 荒耶:その辺りは詳しくないので、彼は研究員に全て任せているのだ。

姫宮由理香:「さくら、ね。いらっしゃい、さくらさん」
姫宮由理香:「そしてあらやくんも。いっしょに検査、しましょうか」
姫宮由理香:にっこりと。穏やかで優しいが、狂喜と狂気が抑えきれない。そんな笑みを浮かべる。
岸辺 荒耶:「ヒイッ! や、やさしくしてくださいね……さ、さくら、私も行くから……」
さくら:「う、うん……」
姫宮由理香:「だいじょうぶよ。そんなこわがらなくても」
姫宮由理香:笑って、いらっしゃいと手招きをします。姫宮自身が検査・検診をする様子。
岸辺 荒耶:――まあ、結果、特に異常はないし――みたいな括りで終わって欲しい。またも願い乞う男であった。

 なんであれ、彼女は支部にとってまた大事な部下になったのだ。
 あまり危険な目には晒せないが、きっと従業員や本たちの支えになるだろうと、とある支部長は何だかんだと納得行く結果には満足していた、とさ。



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After Play
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GM:おつかれさまでしたー!!!
岸辺 荒耶:おつかれさまです!!!
氷室 塔矢:おつかれさまでした!
GM:さあ経験点だっ!

 セッションに最後まで参加した:1点
 シナリオの目的を達成した:5点(さくらちゃんたちを諌める)
 最終侵蝕率|>各人適用を。
 

GM:#もちろん脱走されてたら諌めてないから0点だった
氷室 塔矢:私は5点ですねー
GM:支部長は反対に、追加振りしちゃったので0点ですねえ……なむ。
岸辺 荒耶:げぼー

 Sロイスを会得、維持をした|>できた人は5点取ってない人は0点。
 良いロールプレイをした:他薦といきましょう。
 

岸辺 荒耶:維持しあした
GM:ほんとはSロイス、クライマックス終了までにとってね。だけどね。残ってるロイスをSに指定すれば5点確保できちゃうからね。あんまりよくはないのです。
GM:演出がかみ合ってたので許諾は出しましたが次から気を付けてね、で。
岸辺 荒耶:はーい
岸辺 荒耶:そのぶんが追加ぶりに跳ね返ってます
GM:てことでRPの他薦タイムです。・・)。 てーか、よくもまあおふたりともこのやっつけについてこれたと!
GM:過去の走馬灯と本とのせめぎ合いと。
氷室 塔矢:支部長がかっこよかった!
岸辺 荒耶:良いロールプレイといえば氷室くんは空気読める子だよね……今回いぶし銀だったね……出目とか……
GM:出目はまあ、出目だから。
GM:アレか、支部長はメイド服着てないとダメな子なのかもしれない。
岸辺 荒耶:変態みたいな言い回しを!!
GM:(さくらはおもてでちゃんと演出してませんが、給仕服(つまりメイド服)のイメージでやってました)
氷室 塔矢:今回はRPで出張るべきではないと悟ったので割と黙り気味でしたねぇ
岸辺 荒耶:本編は楽し(たい)ます
岸辺 荒耶:ありがとう しゃべくり007ですまない
氷室 塔矢:そのためにも残ってる3人を片付けてくださいね
GM:にこにこ、にこにこ。
GM:#避けられ率もあります
岸辺 荒耶:なんかそんなはなしもあったなー
GM:まあじゃあ次行こうっ。

 他のプレイヤーを助けるような発言や言動を行った:他薦
 
氷室 塔矢:火力ありがとうございました!
岸辺 荒耶:優しさとタンクありがとうございました! 次からは刺されます!
氷室 塔矢:まあ、次回のカバーリング対象は支部長なので……
GM:すんごい調整たいへんだったんだからな、これ、RP的にも! なんでかって? 規定だと「ライバル」=ディアボロスがBossだけどディアボロスうるとら相性悪いんだよ支部長と!!
岸辺 荒耶:ごめん★
岸辺 荒耶:まさかシナクラ入るとはおもわんで……
GM:まあね、まあね、まあね!
GM:なので横で必死こいて人数殖やして~相性そこそこにして~、恐怖させて~でもってRPでもあうようにして―ってやってました。ゆえにだいぶ不良GMのぶんなげーしょん炸裂してましたからね。
岸辺 荒耶:RPは燃え尽きた感
氷室 塔矢:それにこっちも防御一辺倒ですし、そもそもバランスが悪かったのが……
GM:なので、ワンパンがスゴイ重たくて拮抗が楽しくなりそうなのと
GM:侵蝕率が上がってダメージが出ない範囲~シーンの子になりました。
岸辺 荒耶:攻防はまあ若干危いかったけどタイタスぶっちきったからね!
GM:ん。ただまあ元データあるからそこをなんとかしてそれっぽいのにするのがGMのおしごとです、はい。
岸辺 荒耶:へい! いつもありがとうございます!
GM:RPは全力でたのしんでてなによりなにより
氷室 塔矢:調整ありがとうございます……!
岸辺 荒耶:女好きの裏に本好きを忍ばせておいたのがここで発露するとは
GM:にこにこ、にこにこ。
岸辺 荒耶:良家なので読まれないような古い書籍なんかをかき集めたり自費で購入したりして経営してたんですよねえ。
岸辺 荒耶:女より付き合いの長い女みたいな。

氷室 塔矢:本編でも発揮されると良いですね、その一面……
岸辺 荒耶:ええ~~あるでござるかぁ~~
GM:本編ではブックカフェにトラックどーんしてるから、そこで蔵書たちを気にするシーンにはできるかもかな
GM:(完全じゃなくてさすがに多少はめり込んでます、カフェに)
岸辺 荒耶:本棚にめり込んでたらモルフェウスを至急配備してくれと霧谷の首をつかむしかない
GM:応援呼びづらい近況だからね、だから速攻解決しようね☆ミ

 セッションの進行を助けた:他薦。
 
岸辺 荒耶:みんながんばった……
GM:ほんとみんながんばった……
氷室 塔矢:頑張ったと思います……
岸辺 荒耶:イレギュラーがイレギュラーをよびみずにする状態で……
GM:RoCでガチに全部Rしたんだけれど、完全に大惨事が大惨事して最終的に笑うしかなくなったからね!!
GM:まあデータ的じゃなくてロール的だったけど。えらいよびっぷりよね!
氷室 塔矢:妹とか正直どうしようかと
岸辺 荒耶:さすがに庇いきれない
GM:スルーすることもできたけどそれはどうかと思うよRにすると決めた時点、だったからね……
岸辺 荒耶:血を分けた妹……
岸辺 荒耶:春日は吊るそう
GM:”春日”だから→春の花→さくら、で、だから、”さくら”ってなまえはきにいってる、ありがとう、で、ふんわり笑うシーンも考えてた。やらなかったけどね。
岸辺 荒耶:うわーーーーーもえる
岸辺 荒耶:ディアボロスのことは気に入ってたんだろうけど大人の都合がね…………
GM:にこにこ、にこにこ
岸辺 荒耶:追々フォローはいれるさ……本編では縦か横に切られてるかもしれないけど……
GM:雰囲気次第じゃエグザイル/ブラム=ストーカー-ソラリスのキャラもう一人でっちあげるかーって考えてました、さくらちゃん。
GM:さすがにないな、処理的にも雰囲気的にもになってお蔵入り。
岸辺 荒耶:ワオ
GM:血を分け(ブラム)、躰を分け(エグザイル)、夢を絵巻を見せる(ソラリス)なかんじでね。
岸辺 荒耶:なるほどねえ
氷室 塔矢:ほうほう
GM:古書新書はソラ/ハヌでした、音を乗せ風を乗せる、幻覚を風景を見せる本たちと。

 場所の手配・進行、うんぬん。
 
GM:まあこれはふつーにもらってってください。
岸辺 荒耶:ぽーん!!!!
GM:てことで|>計算おねがいしまーす。
岸辺 荒耶:14
氷室 塔矢:15点でしょうか?
GM:ふたりがずれることはないはずだからえーっと
GM:1+5+(0+5)+1×4
GM:15点ですね、おふたりとも。
GM:サテ、GMは「場所の手配・進行うんぬん」をもらってもよろしいでしょうか?
岸辺 荒耶:あぴゃーーー どうぞ!
氷室 塔矢:どうぞ!
GM:わーい、では(15*2)/3+1=11点。

 と、いうことで。


GM:\お疲れ様でした/
GM:うわーん25時―; さすがに設定かみ合わせてたしだいぶ足出しちゃったな;
GM:三々五々の解散です、後は雑談しつつですよー
氷室 塔矢:お疲れさまでしたー
岸辺 荒耶:いやあ全力でマラソンして楽しかったですよ……(私は
氷室 塔矢:楽しかったです、ええ
GM:ナチュラルに殴り合い。時間配分見つつ設定引き出しつつ、どう楽しませようかしてました。・・)。
GM:せっかく平日のこの時間取ってくださいましたしね。愉しんでいただければこれ幸い。
氷室 塔矢:(思ったよりも塔矢が敬語キャラになったけど、問題ないな!)
岸辺 荒耶:そこはPC2と殴りあうときに発露してくだち
岸辺 荒耶:温故知新・和洋折衷というコンセプトのもとの立ち絵で、カフェ内は実はオシャンティーな本だけじゃなく古い和書洋書ももりもりあったりします(与太)
GM:にこにこ、にこにこ。
GM:ああ、じゃあ埃被ってるほんとかあんまり見てもらえない/捨てられちゃった本、もあってたんだよね……
GM:(捨てられちゃった本、というか
GM:(前の持ち主が埃被らせてお蔵に入れてそのまま流されてきたような、古い本ね)
GM:けっきょく異変は、そういう表に出されてない・視てもらえない子たちがキオクの甦らせしてたかんじです。
GM:キ―になってるのはさくらちゃんで、あの子が覚醒して→それにつられてみんなも……なかんじ。
氷室 塔矢:ほうほう……
岸辺 荒耶:んー実際は支部長がロイス(偏愛)にもあるようにこまめにチェックはしてたけど、人手不足な点もあったからなー、なのと、新人で受け容れられてない部分もあったし、埃かぶってた本はいくらかあったかもね
GM:いまの支部長のおうち(つまり支部)で埃被ってる本はないから割と、あの本たちは辛苦ともどもいっしょ―ってたわむれに来てました。
岸辺 荒耶:まあ氷室くんという使い勝手のいい人材が増えたので修復はオーライです
氷室 塔矢:さて、私は起きたら肉体労働が待っているので、そろそろお暇させていただきますー
岸辺 荒耶:はーいおつかれさまです!
GM:はーい、おつかれさまでーす。
氷室 塔矢:塔矢ができるのはあくまで外見の偽装ですけどね<支部長
氷室 塔矢:では、おつかれさまでしたー
GM:おつでーっす
どどんとふ:「氷室 塔矢」がログアウトしました。
GM:支部長のおうちの前だったり、貸しだされてたりしたら埃はあったかも、でね。
岸辺 荒耶:ほんとにダメになったら修繕屋か譲るかだなあ……
岸辺 荒耶:命にものに寿命は付き物だからまあ、割り切ってるところは割り切ってるけど、女と酒みたいに女と本みたいな所はあるのよねん
GM:うんうん
GM:クライマックスで「ちゃんとしてる」って出てたから、コンボ名変えたんだ。最初は嘆きとか叫びとかそういうコンボだったから。
GM:#つまりそこも調整してました
GM:#あと地道にコンボ内容も変えた(そぐわないから
GM:埃被ってないのに《流血の胞子》はへんじゃろと (どくどく侵蝕)
岸辺 荒耶:こいつ潔癖症ですよ
岸辺 荒耶:キャラシにもいちおうありましたな(服
岸辺 荒耶:なので清掃中は芋ジャージ着てると思ってくだせえ
GM:なるほどなるほどっ
GM:そこまではわからなかったからね、なので地道にギリッギリまで調整してました(…)
GM:ぞんざいだと《エクスプロージョン》みたいにダメージ入りのもいちおう調整中にはあったんだ! いいおうちでエクス(起爆爆発)は、ぇーってなったのでぽいされた。
岸辺 荒耶:さくらちゃん…………あぶないこに…………
GM:(《ヨモツヘグリ》はあれだ、本で心身蘇るからで入れた)(データ的には影も喰らえば蘇るのでそこの危急を感じてもらえればくらい)(あとPCたち死なないよでもある)
GM:(ただし《ヨモツヘグリ》で復活はロイス切れないけどジャーム一直線なのでお察しをだけどね)
岸辺 荒耶:ひえーん
GM:(本たちは別に読み手を傷つけはしないから、ダメージエフェクトは抜けたんです。その代り精神負荷や高揚・重圧や救いなどなど色々あるからああなった、と)
岸辺 荒耶:テクスチャチェンジのみならず器物修復作成みたいなEFあるからその人員が欲しい
GM:4月の時はきっとそういう人をお呼び出しして
GM:8月は……(沈痛な顔 #てんてこまい中が予測つく
岸辺 荒耶:こっそり泣いてる
GM:The・劣勢ですからねえ……
岸辺 荒耶:ぬわーこんなじかんか そろそろねなねば
GM:はーい、やっつけシナクラ、楽しい時間を過ごせればこれ幸いです。
岸辺 荒耶:ええーーめっちゃたのしかったでござるよーーー
GM:本編は23日にリスケですよー!
岸辺 荒耶:はーーーい
岸辺 荒耶:ではではGMさまもお体に気をつけて
岸辺 荒耶:おやすみなさーい
GM:はーあーいっ
岸辺 荒耶:ろぐとり妖怪にならなきゃ
岸辺 荒耶:おし ずべしゃー