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:Back Track
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GM:さて、帰るまでが道行きです。
GM:\バックトラックだよ/
GM:各人、最終侵蝕率と、残ロイス数を宣言してください。
芽吹淡子:140%! 残ロイス? 2しかないよ!
ブリッツ=ナルカミ:119%、残ロイスシナリオ含め3つですな
GM:【累計Eロイス】
GM:ブラッドレイン:《ありえざる存在》《傲慢なる理想》×2
GM:――3ロイス/3カウント。
GM:PC1より。Let's、バックトラック。
ブリッツ=ナルカミ:3d10
DoubleCross : (3D10) → 22[10,10,2] → 22

ブリッツ=ナルカミ:だっけ
GM:ああ、説明すればよかった;
GM:まず、【Eロイス分の3つ】を振るか振らないかを宣言
ブリッツ=ナルカミ:あ、振ります(遅い
GM:その後【等倍振り】or【2倍振り】を宣言です。
GM:通常ロイスでもEロイスでも3つではあるので、スミマセンが初めからおねがいします。
ブリッツ=ナルカミ:なにか変な出目が見えたが気のせいだぞ!
GM:まあ、まあ、気張らなくても帰って来れますよ、うん……。
ブリッツ=ナルカミ:まあ倍振りで、一応
GM:Eロイス振る場合は最初にEロイスふってからでだいじょうぶですよー
ブリッツ=ナルカミ:なるほd
GM:振らないなら等倍Or2倍を速宣言ですがね。
ブリッツ=ナルカミ:では2dすな
GM:Eロイスは【3つ】です
GM:なので3つダウンするか、ダウンしないかの選択です。
ブリッツ=ナルカミ:俺は何を見ていたんだ……(
ブリッツ=ナルカミ:3dで
GM:放心を、放心を解除して―!?
GM:はーい
ブリッツ=ナルカミ:3d10
DoubleCross : (3D10) → 12[2,8,2] → 12

GM:119-12=107、ですね。
ブリッツ=ナルカミ:うーんこの
ブリッツ=ナルカミ:まあもういっかい
ブリッツ=ナルカミ:等倍で帰れるでしょう
ブリッツ=ナルカミ:残りの3dを振ります
GM:はーい
ブリッツ=ナルカミ:3d10
DoubleCross : (3D10) → 17[6,4,7] → 17

ブリッツ=ナルカミ:はいただいあ
GM:107-17=90、お帰りなさいませ日常に。
ブリッツ=ナルカミ:90きっかいr
芽吹淡子:綺麗に戻った!
GM:PC2、Let's、バックトラック。
ブリッツ=ナルカミ:メインはここからだよー!
GM:Eロイス振らないって選択肢もありですから、ご安心ですよー
芽吹淡子:Eロイス? もちろん振るよ!
芽吹淡子:芽吹淡子の侵蝕率を-16(3D10->2,4,10)した(侵蝕率:140->124)
芽吹淡子:ふう
芽吹淡子:2倍振りいきます。
ブリッツ=ナルカミ:しちゃうかー
芽吹淡子:芽吹淡子の侵蝕率を-25(4D10->1,10,7,7)した(侵蝕率:124->99)
芽吹淡子:わお
ブリッツ=ナルカミ:wwwwwwwwww
GM:あ、もどれたー!
芽吹淡子:やったぜ
ブリッツ=ナルカミ:なしとげたぜ。
GM:あはは、おふたりとも帰還おめでとうございまーす。
芽吹淡子:やばかったぜ
ブリッツ=ナルカミ:生きててよかった!
GM:ではちょっと、雑談でエンディングのプチ相談をば、で。
芽吹淡子:はーい
 
 

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:Climax After……
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 モールは既に見る影もなく。
 またその絶大な破壊をもたらしたものも既になく。
 後に残るは墓標のように、くだけて刺さる赫い剣。
 

芽吹淡子:「う……つっぅ……」痛みに呻きながら、目を開き、よろよろと立ち上がる。
芽吹淡子:「終わった……みたいだね」
ブリッツ=ナルカミ:「おい。……なんだ、生きてんのか、チッ」
ブリッツ=ナルカミ:ぱし、と手を伸ばします。
ブリッツ=ナルカミ:あ、左手ですよ。右手熱いからね。
芽吹淡子:ありがたくひっぱられる。「紳士じゃん」
ブリッツ=ナルカミ:「今回限りの契約だからな、もう終わった(タイタスした)けどよ」
GM:>タイタスした<
芽吹淡子:「そーだね……所詮UGNとFHだ」立ち上がって服のホコリを払う。
ブリッツ=ナルカミ:パシン、と放電していた右腕がようやく治まります。今までになく熱いのか、何度か振り払っている。

 ――サラ、――サラ。
 少しだけ、風が動く。

 音もなく、砕けた赫い結晶が、大きくは欠片の、小さくは砂のような結晶が。
 あわこちゃんの傍へとゆっくり集っていく。
 ――正確には、あわこちゃんの近くの、赫く染まった地面の1点へ。



 ――キンッ。


芽吹淡子:「ティルフィング……?」

 地面に結晶が吸い込まれきってほどなく、ちょっとだけ金属質めいた音。

 その後、――そこから、赫い光が抜けだし。
 そして、消滅した。
 

芽吹淡子:「あ……」手を伸ばしかけた姿勢で、固まる。
ブリッツ=ナルカミ:「……あ? サオリ?」
ブリッツ=ナルカミ:そういやほったらかし過ぎた、と若干焦りが見えた。――が、今の動きから察するに、易いだろう。

芽吹淡子:ぱたり、その手をおろしてため息をついた。「やぁれやれ……しょうがないね」
芽吹淡子:「サイレントシープは死亡、ティルフィングは消滅……ま、一応指令通り指令通り、お仕事おーわっりと」
芽吹淡子:うーん、と伸びをして、ブリッツくんを振り返る。
芽吹淡子:「じゃ、あたしゃこれでもう行くよ」
芽吹淡子:「それとも、もう一戦やりあう? UGN」
ブリッツ=ナルカミ:「それもいいけど、今度こそお前……お家に“帰れない”ぜ」
ブリッツ=ナルカミ:獣のような視線は、体裁なのか真意なのか。穿つように淡子を射抜いた。
GM:もう一戦殺りあったら間違いなくあわこちゃんが逝く。
芽吹淡子:デスヨネ。まあ一応口先だけ
芽吹淡子:「やだ、やり合うってなったら、スタコラサッサよ。のんびり帰れるか確認したいだけ」
ブリッツ=ナルカミ:「ふん。つまんねえ。まあ、腕がもう暫くかったるいからいいや」
芽吹淡子:「じゃあねん☆」
芽吹淡子:一言、風のようにその場から立ち去って行きました。
ブリッツ=ナルカミ:形だけの繋がりと、離別の挨拶は片手を挙げるだけ。言葉はない。


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:Ending Scene:1
:Side:Awako
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 任務を終え、セルに帰還し。
 さて、ここからがまた正念場……。

芽吹淡子:「報告します。サイレントシープ、ならびにティルフィングとの接触で誕生したオーヴァード〝ブラッドレイン〟は死亡いたしました」
ヨハン・C・コードウェル:「ん」
ヨハン・C・コードウェル:「そこまではご苦労さん。でーだ」
芽吹淡子:「現地勢力との共同作戦で追い詰めましたが、トドメを刺した直後、最後の悪あがきで大将は抵抗」
芽吹淡子:「ヤツぁティルフィングを砕きやがりました……私も玉のお肌が無惨なことに、あっはっはっは」白々しい笑い。
芽吹淡子:目が死んでいる。
ヨハン・C・コードウェル:「……」
ヨハン・C・コードウェル:瞳孔が開く、黒い炎が天井を焦がすばかりに広がる。
ヨハン・C・コードウェル:「ち ち う え の 命 を わ す れ た の か ……?」
芽吹淡子:「いいえ滅相も」イントネーションがフラットだ。
芽吹淡子:ちなみに背中にはスイーツの詰まった紙袋が隠し持たれている。
ヨハン・C・コードウェル:「な ら 、 ち ち う え の 命 を い っ て み ろ」
芽吹淡子:「ティルフィングを回収せよと」テープレコーダーのように淡々。
ヨハン・C・コードウェル:「そ う だ」
ヨハン・C・コードウェル:「で」
ヨハン・C・コードウェル:「ティルフィング は どうした って ……?」
ヨハン・C・コードウェル:火がごうごうと燃え盛ってる……。
芽吹淡子:「ノイマンシンドロームの強引な行動により、割り込む暇もなく破壊されました。ひとえに私の力不足による失敗でございます」
セルメンバー:(あわあわ)(あわあわ)(あわあわ)(あわあわ)
芽吹淡子:(これはジャーム堕ちするまで焼死確定かなー)死んだ魚のような目で諦めの境地!
ヨハン・C・コードウェル:「そうか」
ヨハン・C・コードウェル:マイナーアクション:《終末の炎》《破壊の爪》《完全獣化》《ハンティングスタイル》
ヨハン・C・コードウェル:メジャーアクション:《コンセントレイト/キュマイラ》《炎陣の怒り》《インフェルノ》《獣の力》《神獣撃》《獣の王》
ヨハン・C・コードウェル:「きえろ」
芽吹淡子:「わぁい」もはや笑うしかない。
ヨハン・C・コードウェル:格なぞとっくに突き抜けた地獄の炎が舞い上がり、芽吹へと襲い――


 ――。


 “これはしんだな”
 そうよぎった瞬間、炎が掻き消えた。
 

Dr.コードウェル:「さわがしいな」
芽吹淡子:「はっ博士!?」声が裏返る。
ヨハン・C・コードウェル:「父上!?」
Dr.コードウェル:「'05、私のセルでいったい何をしているのか」
ヨハン・C・コードウェル:「制裁です。このクソアマ、父上の命に背き持ち帰るべきものを無に帰しやがった!」
芽吹淡子:(黙って小さくなってる)
Dr.コードウェル:ゆっくりと、感慨なく芽吹ちゃんの方をみます。
Dr.コードウェル:「それは、ほんとうか」
芽吹淡子:こくり、うなずいて。「死に際の抵抗で、武器を破壊しながら最後の一撃を放ってきました」
Dr.コードウェル:「……」
芽吹淡子:「攻撃は凌ぎましたが、それによるティルフィングの破壊を止められず」
Dr.コードウェル:軽く、セルの一角、ドアへと目線をやる。――こちらに来い、ということのようだ。
芽吹淡子:(?)そちらを見ます。
Dr.コードウェル:つかつか、だまってそちらのドアの方へ進みます。
GM:#まあようするに:そっち行ってくださいサシです
芽吹淡子:慌ててついていく。あ、スイーツ詰め紙袋はそっと置いていきます。
芽吹淡子:ヨハンくんの近くに立ってるスタッフにでも持たせよう。「おおさめください」
芽吹淡子:で、ぴゃーっと博士のほうへ。
ヨハン・C・コードウェル:唖然とした顔。行き場のない怒りに感情にわなないて。――ドアの向こうで、ものすごい音が聞こえた気がした。
 
 ――個室だよ。
 

Dr.コードウェル:博士は適当なソファに越し掛ける。
Dr.コードウェル:「――詳細な報告を」
芽吹淡子:「はっ」
芽吹淡子:ブリッツくんと出くわして協力したこととか、サオリが分裂したこととか、戦闘になって倒したけどティルフィングが失われたことを、かくかくしかじかこれこれうまうま。
Dr.コードウェル:「ふむ……」
Dr.コードウェル:「そも、ティルフィングの破壊という結果は想定の範囲内だ、十分な成果といえるだろう」
Dr.コードウェル:「UGNを利用する、みごとな裁量であった」
Dr.コードウェル:すこし、ことばの歯切れが悪いです。
芽吹淡子:(よ、よかった……)
芽吹淡子:博士まだ何か言いたそうだなーと思いつつ安堵している。
Dr.コードウェル:「……たとえ」
Dr.コードウェル:「たとえ組織を破壊したとしても、別の組織が造られるだけだ。破壊は手段であり、目的ではない」
Dr.コードウェル:「サイレントシープは、……いや、分かっていたからこそ、《世界の破壊者》なぞというものになる手段をとったのかもしれん、か。もっとも、そこまでのものだったようだがな」
Dr.コードウェル:「ごくろうだった」
芽吹淡子:「いえっ、過分なお褒めの言葉、恐縮です!」ぴしっとしゃちほこばる。
芽吹淡子:立ち絵は斜めにかしいでるけどね; 作ってなかてん
Dr.コードウェル:「通常の任務に戻れ」
芽吹淡子:「ありがとうございます!」直角にお辞儀
芽吹淡子:で、すすすと静かに退出していきます。


 ――個室から出て。

GM:扉向こうは大惨事&襲う直前なヨハンがいます。

GM:が、博士の目を見た瞬間、居住まいを正します。
芽吹淡子:(びくびく)(どきどき)
芽吹淡子:(くっ、諦めていたけど許されると思ったら、めっちゃ命惜しい……!)
GM:#てきとーにすることやったらシーンエンドです
GM:#コードウェルのことばで停まって通常に戻れるしね
芽吹淡子:あ、私の口からティルフィング壊れても大丈夫だったよ、はさすがに言いづらいので、博士からそのへん一言もらえたら嬉しいどす……!
芽吹淡子:(こっちの部屋のお話は聞こえてないよね? ヨハン)
GM:まあ無理だね!
芽吹淡子:ぴー
ブリッツ=ナルカミ:代弁してあげなよ女子~
Dr.コードウェル:「“ご苦労だった、通常の任務に戻れ”」と、再度、今度はヨハンに対して言います。
ヨハン・C・コードウェル:「……はい、父上」
芽吹淡子:(あ、これ以上あたし余計な言い訳しないほうがよさそう)とお口チャック。

 ――パタン。
 

芽吹淡子:さすさすさすとすり足で滑るように移動し、荒れた部屋でも残っている紙袋を掴み、中身をそこらの台に並べてきます。
芽吹淡子:お高い焼きプリン、りんごが丸ごと入ったバームクーヘン、白玉あんみつ、スイートポテト、レアチーズタルトなど。
芽吹淡子:ありったけ買い集めたよさ気なスイーツだ。

ブリッツ=ナルカミ:桃まんもつけときな!
芽吹淡子:桃まんごま団子杏仁豆腐ー
ヨハン・C・コードウェル:博士が出て行ったあと、ぽつりと「……父上がああ言うんだ。処分は取りやめてやる」と、にらんできました。
芽吹淡子:「ありがとうございます」深々頭を下げ。「ところで、お紅茶などいかがでしょう?」
セルメンバー:「おお、うまそう」「ほら、ヨハン君の好きなタルトもありますよ」「あ、この焼きプリンいいにおいじゃないか」
ヨハン・C・コードウェル:「くっ」
芽吹淡子:(ふふ……お腹は満たされてもお財布は当分リザレクト出来ないわ……)
セルメンバー:「ほらほら、博士もああいっていたんですし」「いつもどおりにもどりましょう」「あ、キュリオスネス、俺セイロンティー」
ヨハン・C・コードウェル:「おいテメエら俺を差し置いて食おうとするな! ――あ、アップルティーよろ」
芽吹淡子:「かしこまりましたー♪ あ、マスター以外は自分でいれてください」しれっ
セルメンバー:「ぇーそりゃないぜー。女の子の入れた紅茶って格別なのに―」ぶーぶー。
芽吹淡子:「ちっ、まあ迷惑料として特別にいれるとしますか……」実際誰か巻き添えになりそうだったし。
芽吹淡子:てなわけでティータイム突入しませう。
GM:はーあーい
GM:大惨事が一転、騒がしく愉しいティータイムです。
芽吹淡子:じゃあ全員にお茶を出し終えた後、自分はミルクティーを入れて、チーズタルトをつまみ始めます。
芽吹淡子:ソファに座って、お菓子を食べて、お茶を飲んで、おしゃべりして。
芽吹淡子:(これがついさっきまで、人一人が焼き殺されるかどうかの瀬戸際だったのに、みんな切り替え早いよね~。ま、そうでもなきゃやってらんないか)
芽吹淡子:(八雲沙織はもういない。あたしが知ってるあいつは、死んだ。レネゲイドに関わった者の末路……いずれあたしも、こいつらも、そうなる)
芽吹淡子:(まっ、おかげで面白いものどんどん見れるし、生きてるって感じするから、いいんだけどね~)
芽吹淡子:組織だけが世界ではない。UGNが消えてもFHが消えても、この世界は続いていく。自分が死のうが生きようが地球は回るように。
芽吹淡子:だから、いずれ自分が消えるその時までは。「ただ、欲望のままに……ね」
芽吹淡子:以上です。


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:Ending Scene:Final
:Side:Blitz
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 ――繁華街。

 帰りがてら買った大きな肉まんを、一人で乱雑に食べている。
 ボロボロの様相に不審がる周囲の視線に目もくれず、そして肉まんを分ける相手は元々居なかった。

 彼は不良だ。オーヴァード関連でなくとも喧嘩は後を絶えない。

 母にどう言い訳したものか、こんな様相で帰宅するのは普段のことだと躱しているがやんわりと忠告はされる。
「サオリはどうしたんだろうかな」
 そんなことは頭の片隅から決して離れることはなかった。
 あんな別れ方をして、気にならないはずがない。彼女の願いは叶えられたかというと微妙だ。

 皮を食い破り、湯気の立つ芳香が空腹を掻き立てる……には少し心配事がまだ残っていた。
 あの“好奇魔(おんな)”の行方はついぞ知ったこっちゃないが、サオリは捕まっていないか。

 ……有り体に言うと、やっぱり彼は不良であって良い子ちゃんだった。たったそれだけの事実。
 そこに正誤やら正義やら悪やらは不在であり、また彼もそんな思想を不要としている。
 個人の思想一つ、そういう話だと考えていた。


 ぼんやりと下卑た光を仰ぎ見ながら、彼は路地裏へ向かう。ちょっと一服、気分転換に。



 ぐう。

 誰かの腹の虫、の音がする。
 じーっと、街灯から視線を感じる……。
 

サオリ:「あ」
ブリッツ=ナルカミ:「……あ」
ブリッツ=ナルカミ:何度か目をこする。
サオリ:「やあブリッツ。サオリはまたカロリーが必要になった」
サオリ:そういうと。――ぱっくん。手ごと肉まんにかぶりつきます。
ブリッツ=ナルカミ:「……うるせえ、生きてたなら早く連絡取れよ。――まあお前みたいな食寝ぐらいしか取り柄のない奴に――あ」
GM:(歯はたてないよ痛くないよ、パックマンみたいな感じと思ってね)
ブリッツ=ナルカミ:義手だぞ気をつけろ!
GM:\びりびりする/
ブリッツ=ナルカミ:しないけど硬いよ!
サオリ:「ぁぅ、なんかかたい。でもうまい」もっきゅもっきゅ。
サオリ:「どう生きるべきか? みたいなのを、考えたんだ」もっきゅもっきゅ「だけど、考えるのって、すごくカロリーを消費するんだな」もっきゅもっきゅ
ブリッツ=ナルカミ: 「手は食いもんじゃねえ」
ブリッツ=ナルカミ:軽く頭頂部に拳を落とす

サオリ:「いたいー!?」口離して、頭を押さえる。
サオリ:「いたいー、ばかになるー!!?」
ブリッツ=ナルカミ:「お前は元から馬鹿だ、あんであの時……いいや、別に。で。喰うのはいいが、どうすんだ」
サオリ:「うん、どうしよう」
サオリ:「考えてたら、いきなりファスルハーツに襲われたし、UGNにも襲われたし。ギルドっぽいのにも売られそうになったんだ、おっかしいなあ」
ブリッツ=ナルカミ:頭を抱える。UGNにはあとで抗議しなければならないようだ。
サオリ:「やはりこれは、サオリがかわいいからか?」
ブリッツ=ナルカミ:「自意識過剰なのはいいが、お前が平和だなんだっつってたのは覚えてるぜ」
ブリッツ=ナルカミ:空のビニール袋を縛り、ポケットに入れる。

サオリ:「うん」
サオリ:「なので、へいわなせかいをつくりたいのだ」
サオリ:「だけどおかしい、いろんなところに追っかけられるんだ。なので」
サオリ:「ブリッツ、何とかしてくれっ!」
ブリッツ=ナルカミ:「…………」めんどくさお顔
ブリッツ=ナルカミ:「お前の“願い”は他力本願ってことかよ。クソ……」
サオリ:小声で”いや……うん、サオリが《賢者の石》のレネゲイドビーイングで、ひみつへいきだからなのも分かってるけどさー””利用したら下手な核兵器なんかよりヤバい、うん”
サオリ:「サオリは生まれて日がそんなに立ってないからな、まずは”ひとと手を取れる”からはじめたいんだ」
ブリッツ=ナルカミ:「まあ、そうだな……」

 そもそもイリーガルで実質立場はないといっていい。
 成果を上げればそれなりの待遇は見込めるが、かといってUGNと癒着するような気にはなれない。

 懐から紙巻きの入った箱を取り出して一本咥え、火をつける。紫煙がくゆる。


ブリッツ=ナルカミ:「(藤崎さんに――ううん、それじゃ同じだ。もっと偉いやつにどこかで目をつけられる……霧谷……使えるかな……)」
ブリッツ=ナルカミ:ぐるぐると彼らしからぬ算段が脳内で回る回る。安全性を約束して叶えるのはとても難しい。

サオリ:じーっと、みあげている……。
ブリッツ=ナルカミ:「……めんどくせえ」
ブリッツ=ナルカミ:「……保留。うちに来い」
サオリ:「やたー同棲ーっ、親御さんにもちゃんとあいさつするなっ!」
ブリッツ=ナルカミ:「同居にしておけ、やめろ」
ブリッツ=ナルカミ:やや頬が引きつっている。無作為とも捉えかねない言葉にバチリと髪の毛が逆立った。

サオリ:「ん、分かった。同居だな」
ブリッツ=ナルカミ:「物分りがいいやつは嫌いじゃない。ムッティも事情を話せばわかってくれるさ――僕の自慢の母さん(ムッティ)だもの」
サオリ:「ブリッツのムッティは初めて会うぞ、楽しみだなー」
ブリッツ=ナルカミ:「あーあ、一応打診はしておくか……慎重ってのは嫌いだが、サオリがどうにかなるのも不都合だ。使えるものは使わねえとな」
ブリッツ=ナルカミ:煙草を携帯灰皿に押し付けて灯火を消した。サオリを手招きする。路地裏から繁華街へ、そして帰路へ。


 ……やがてその“自慢の母”は彼女を優しく受け入れるだろう。

 負担はかけさせるが、その分また少年は奮起する。世界のためとは言わない、母のためとも言わない。
 サオリのためとは明言しない。――自分のためだ。



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:After Play
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GM:おつかれさまでしたー!
ブリッツ=ナルカミ:おつかれさまです! 活きてるか藤さん!
芽吹淡子:お疲れ様です! ギリギリ生き残った!
GM:ほんと毎回毎回デッドラインお好きねーっ♪
ブリッツ=ナルカミ:そうだね藤さん!
芽吹淡子:なんであんなにダイスが滾ったんだろう……
ブリッツ=ナルカミ:さあ(他人事)
芽吹淡子:まあ帰れたからいいや……
ブリッツ=ナルカミ:私も誤りを含めて変な方向に飛んでいきました まる
ブリッツ=ナルカミ:そうさ結果がすべて! 3回目にならなくてよかった!
芽吹淡子:3度目の正直だった!
GM:あはははは。
GM:さーって、じゃあさわっと経験点計算でーす。

 セッションに最後まで参加した:1点
 シナリオの目的を達成した:内訳
 ・ブラッドレインを倒した:5点
 ・サオリを筆頭にしたひとびとの生存(レインの侵蝕200未満):3点
 ・D/Eロイス:累積4点
 

芽吹淡子:えーっと梅振りしたからー(ぺらぺら
GM:最終侵蝕率:各人計算&申告をお願いします。
ブリッツ=ナルカミ:90%でえっす
芽吹淡子:梅振りで合計16店です
芽吹淡子:点!
GM:5点かなー。倍ふりだと3点です。
芽吹淡子:しかも梅じゃない、倍だ

 Sロイスを会得、維持をした|>できた人は5点。
 

芽吹淡子:取ってないねえ
GM:聞いてないから次いこか(ダブルで取ってない

 良いロールプレイをした:他薦とまいりましょう。
 

芽吹淡子:ブリッツくんがいいPC1でした。貫禄ある中学生だ。
芽吹淡子:不良やっててワルっぽいんだけど、なんだかんだヒロイン面倒見てたり、お母さん好きだったり。
芽吹淡子:そういうバランスが、いわゆるワルだけど甘味好き、というヨハンくんとはまた違うギャップになっててよかった
ブリッツ=ナルカミ:不良にも不良の事情があるんや……
ブリッツ=ナルカミ:中学生じゃない中学生でスクライドしたかったので満足です。あざっす。
GM:基本的に父上の命:ティルフィングの奪還は完全成功しづらいんですよね。
GM:ってなると、ヨハンに関してはとまる方法を示唆しておかないと、PC2しんじゃう、しんじゃう
芽吹淡子:ひいい
ブリッツ=ナルカミ:RPで死ぬんは悲しいんやなって
GM:うん。なのでそこだけは世界観示唆があったので準備しました……。
芽吹淡子:いきててよかった
ブリッツ=ナルカミ:わはは
GM:面倒見よくって、一本筋通ってて、己の理念、なムッティ大好き中学生っ
GM:サオリも合わせて、言うほど小動物的でもガチヒロインでもなくにしてみましたよ、拾ってもらえた、うん。
ブリッツ=ナルカミ:ガチ恋愛は早々なさそうな気もする(ブリッツこんなんだし)
GM:そういう空気じゃなかったから茶化すはしてもガチ恋愛にはしませんでしたねー。
芽吹淡子:ウフフジュブナイル
ブリッツ=ナルカミ:恋より家計です……すいません……金を……
GM:モルフェウス―、どなたかモルフェウスは―!?
GM:ノイマンでも―
ブリッツ=ナルカミ:そのうちモルフェウスカツアゲするわ
芽吹淡子:サオリんがいるね……?
サオリ:「ん、よんだか?」
ブリッツ=ナルカミ:木の葉通貨はダメです!!!
芽吹淡子:駄目か☆
サイレントシープ:余談ながら:サオリの元であるこのひと:モルフェウス/ノイマン、です
ブリッツ=ナルカミ:対してあわこおねーさん。ありがとう。仲を取り持たないとぼくは事実上しんでました。
GM:あわこちゃんは……あわこちゃんでしたねえ。てか上司に振り回され過ぎ、私が引き出す向けとはいえど振り回したんだけど!
ブリッツ=ナルカミ:結局シープさんはどうにもならなかったけどあわちゃんはどこかでサオリを見かけてればいいなあ
ブリッツ=ナルカミ:手を出したら背後のスタンドが殴りかかってくるけど
芽吹淡子:見かけたらワタシニハナニモミナカッタしたいけど、好奇魔だから、ついうっかり後つけたりしたくなるかもしれない(そして虎の尾を踏む
ブリッツ=ナルカミ:好奇心まさしく殺す
ブリッツ=ナルカミ:いや死にかかってたけど反して生きてててよかった、面白いオチと飯テロがごちそうさまです
芽吹淡子:あまいものおいしいいきててうれしい(ぱくぱく
GM:ラストアタック開示でEロイスが増えたけど
GM:知らない状態でロイス切った場合のリバック率は3割ほど。――けっこ―どきょうありましたね、うん。まずデッドOrジャームと思ってた。
GM:#そして飯テロ
芽吹淡子:ははは
ブリッツ=ナルカミ:3度目の正直だったね……
芽吹淡子:チーズタルト食べたいけどおうちにない(しょんぼり
ブリッツ=ナルカミ:22点か
GM:まだ続くよ

 他のプレイヤーを助けるような発言や言動を行った。
 

ブリッツ=ナルカミ:不良少年をなんとか取り持ってくれて助かりました(中並感)
芽吹淡子:協力出来て良かった……PvPだったら死んでいたかもしれない
GM:ガチでPVPあり得ますからねえ、これ(にこ)
ブリッツ=ナルカミ:PLの空腹を加速させた……?(助けたと言えない)
GM:おなかはへったね! 誰のせいだ、このシナリオとことん飯テロだよ!?
ブリッツ=ナルカミ:PvPに関してはそうならないような設定にはしておいたけど、PC2の設定次第では普通に殴りかかってたからなー。
芽吹淡子:ファイナルブロウをブリッツくんが撃ってくれてよかったぜ。フルコンボも炸裂でかっこ良かったんだぜ。
ブリッツ=ナルカミ:範囲攻撃は助かりました(反射から目を逸らしながら
芽吹淡子:なお、あまり邪悪ではないけどらしさもあるFHを考え好奇魔になりました
芽吹淡子:積極的に悪事を働かない欲望だけど、多少邪悪ではあるっていう
ブリッツ=ナルカミ:なんだかんだで放心は無駄にならなかった……
GM:どこまで踏み込んでくるかなー、でいろいろ準備はしてました。観察者ですしね。
GM:あんま使わなんだので終わったあとでばらす(
ブリッツ=ナルカミ:観察眼に寄っているからこそかな。これが行動で略奪にシフトしてたらねえ。

 セッションの進行を助けた。
 

ブリッツ=ナルカミ:みんな遅刻してない! えらい!
GM:ん、えらい!!
芽吹淡子:気をつけました(へこへこ
GM:ってそれはほんらい基本だからねっ!<えらい?
ブリッツ=ナルカミ:はい……
芽吹淡子:ソウナンダヨネ
GM:まあおかげで進行はちゃんと、うん。
ブリッツ=ナルカミ:滞り無く
芽吹淡子:んだずー
GM:滞ったのはGMがリスケ宣言した奴だけですね;
芽吹淡子:まあ体大事にだでよ
ブリッツ=ナルカミ:んだんだ

 場所の手配・提供・連絡や参加者のスケジュール管理とか。
 

ブリッツ=ナルカミ:いつも管理はお世話になっております
ブリッツ=ナルカミ:これGMに5点ぐらい投げるやつだよね
ブリッツ=ナルカミ:(気持ち
GM:でも1点なんですよねえこれ、あくまでおきもち(-人-)
GM:さ―て。

 計算おねがいしまーす。

ブリッツ=ナルカミ:はいまあ前述の通り22点かなと。
芽吹淡子:20点かなっと
GM:では。
GM:GMも「場所の手配云々」もらっていいですかー?
ブリッツ=ナルカミ:くらえー!
ブリッツ=ナルカミ:どうぞ
芽吹淡子:どうぞー!
GM:では(22+20)/3+1=15点、と。


 て、ことで。


GM:改めまして、『Blood sword girl』、全行程終了です。
GM:おつかれさまでしたー!
芽吹淡子:お疲れ様でしたー!
ブリッツ=ナルカミ:おつかれさまでした!
芽吹淡子:画像を片付けよう(すちゃ
GM:ところでこっから雑談ですが、おひるになってます。
GM:雑談なしで抜けても大丈夫です、はい。ふつーに後はゆるゆると。
芽吹淡子:よし、自分がアップしたぶんは削除っと



GM:ネタばらしってか解釈的な。
GM:もともとサイレントシープ、が、色々望みがありました。それは人間だからね、おなかへったーとか、これほしいーとか、あれになりたいーとか”いろいろ”ある。
GM:そういうのは大なり小なり強い弱いとあります。
GM:それを→増幅した結果、望みの欠片自体が個々の躰をもってになりました。
GM:なので力が偏ってるのは当然で、望みの強さがそのまま、かたよりかつ強さ。
芽吹淡子:路地裏のあれはそういう細々としたやつなのねえ
GM:です。意志がない本能的な奴とかこまごまとした奴は路地裏のあれ。
GM:で、意志があってその人が本気で願ってた、が、《オルタをまとめる資格がある》=ブラッドレイン、と、サオリ、です。
芽吹淡子:明確な目的意識や信念の部分なのですな
GM:ですです
GM:なのであわこちゃんがいってた【魔人ブゥ】の例示はあってます。
GM:願いの基点は”サオリ”の方、平和な世界を造る。なので賢者の石を持ち適合者だったのは”サオリ”。
芽吹淡子:ワーイ
GM:なんだけれど
GM:現実にぶち当たって、UGNでもFHでも、力なき正義など無意味だったり、喧嘩してる訳で
GM:「この秘密組織があるから」「私には力がないから」「破壊できるだけの力を」……とシフトした結果が→ブラッドレイン。一番”強い”願い、です。
GM:なのでサオリちゃんは、ブラッドレインに”力がほとんどとられてました”。だって基点からそちらにシフトしちゃったからね。
GM:そもサイレントシープの衝動自体が破壊ですが、同時にティルフィング・オルタ、すべても衝動は破壊。
芽吹淡子:破壊に破壊をかけて大破壊だ
GM:ブラッドレインの願いは”UGNとFHの破壊”、それはつまり”現状の打破/破壊”であり、ひいては世界のありさまの破壊です。
GM:じゃあ、破壊する”だけ”じゃ意味がない。で、ブラッドレインがなりたかったもの――って考えた場合、端的に言うと《世界の破壊者》。
GM:本編中でもFH/UGN双方言ってましたが、”利害の一致”なら、不倶戴天でも手が取れます。つまり|>共通の大敵がいる場合は、いざこざなんてせず手を取って排除しようとします。
芽吹淡子:うん。一時的には協力する。
GM:つまり|>自らが破壊者となって排除されない、まあようすると魔王となれば→UGNもFHもいざこざしない、ひともオーヴァードも平等になる。→から、のー……なかんじ、でした。
芽吹淡子:しかしかなり一時しのぎ的なやり方だのう……
GM:ですので博士は「そこまでだったんだな」っていってました。
GM:博士は破壊する、と公言して実際破壊してますが、次代を継ぐための研究や教育などをしたうえで破壊ですからね。繋がなきゃ意味がない。
芽吹淡子:なるほど、だからか……
GM:ええ。博士は今ある世界を破壊して次世代のひとのために、ですからね。そのために奔走したUGN、そして現在利用しているFH、なんでも利用します。
GM:だがそれをかすめ取るような存在は看過しない。
GM:(あと、じゃあなんでわざわざサシで詳細報告聞いたとかもそういうことです。要はプチ・コードウェルだったんです。サイレントシープ)
芽吹淡子:しかし実際力が足りなかったんだな……悲しい
芽吹淡子:まあ博士が規格外過ぎるんだけどさ
GM:ですです。コネとか長じ方(知識)、行動力、何もかも博士には劣ってます。コードウェルにあこがれてUGNにもきたしガーディアンズサインの所持者でした。そしてFHにもきた。
GM:力がないからこそ、力を求める。そしてその理由はってなったらこうなりました。
芽吹淡子:なるほど、なるほど
GM:この辺テーマが世界観、ガチなんですよ。
GM:なので観察魔の設定も合わせてくるかな~? で、すごい準備してた。
GM:が、表面的だったので基本的にブラッドレイン、あざ笑ってました。
芽吹淡子:観察魔は……まあ……うん
GM:まあどうあたってくるかわからないですからね、設定とプレイヤー、鑑みての準備ですから。
GM:外すときはガチ外す。