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【はじめに】
セッション卓はパラレルワールドです。
回すGM/参加されるPLによって様々に変わるもの、ご理解をお願いいたします。
【このサーバーは、坂上鮎様の許諾を以て使用させていただいております。
――敬意を。そして、感謝を。】
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この世には、開けてはならぬ“箱”がある。
触れてはならぬ、“箱”がある。
ひとたび“箱”が開いたならば、あまたの絶望が世へ放たれる。
それを知っても尚ひとは、ひとかけの希望をひたすら願う。
誰かが言った。
【この世に“悪”があるとすれば、それはひとのこころだ】と。
“箱”がもたらすのは、希望か、それとも絶望か。
Double Cross the 3rd edition
『願いの箱舟-Reload-』
ダブルクロス――それは、裏切りを意味するコトバ
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GM:と、いうことで。始めさせていただきたいと思いますがよろしいでしょうか?
大菩薩峠美露子:OKです!
曲淵藤慈:おkです!
鷹見 惺也:お待たせしました、オーケーです
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≪舞台≫
長崎県に属する、群島のひとつ。
本島には船で行くくらい、ひとは控えめで自然の多い、そんなのどかな島。
季節は9月、読書の秋。
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GM:お彼岸の秋だったり食欲の秋だったり運動の秋だったりいろいろだけどねっ!
GM:とーまーれー。
GM:ハンドアウトごしょうかいからのまいご恒例、自己紹介フェイズです。
GM:毎度!!!
GM:PC番号順にいくですよー。
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■PC1
ワークス:“どの組織にも所属してないこと”
カヴァー:指定なし
シナリオロイス:モノトーンの少女:推奨感情:慕情/隔意
指定Dロイス:特異点。
キミは世界の裏を真実を知っている、どこにでもいるオーヴァードのひとりだ。
――ちょっといろんなことが身の回りで起きやすい、それが目を引くかなという程度。
そんないつものとある日に、ふらりと道行く少女に目を留める。
浮世離れした風体と雰囲気のその少女は、キミの視線に気づくと傍によってくると。
「おねがい」「たすけて」と、口にした。
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GM:(十字架が変異したマイクを持ってきた)
大菩薩峠美露子:「……なんでしょうこの変異した聖遺物めいたマイク??」不思議そうにしながら受け取る
マイク:んがっくっく、うんがっくっく。
マイク:<自己紹介して―
大菩薩峠美露子:ワンピースの少女、かけてるメガネは大きく、分厚く、表情はわかりづらい。が――なんとなく、能天気な顔つきなのが見てとれる。
大菩薩峠美露子:大きな三つ編みを揺らしながら「あー、このマイクしゃべるんですねえ」のんびりとした口調。
大菩薩峠美露子:「はい、私は大菩薩峠美露子(だいぼさつとうげ・みろこ)と申します~。いわゆる花の女子高生です~」
大菩薩峠美露子:そのとき!
大菩薩峠美露子:「あうち!」
大菩薩峠美露子:どこからともなく落ちてきた金盥が脳天に直撃!
大菩薩峠美露子:「はっ、すいません! 前にモルフェウス系の方にエフェクトを貸していただいた副作用で、時々こういう物が頭上に降ってきてしまって!」
GM:ドウイウコトソレハ
大菩薩峠美露子:さあ……?
大菩薩峠美露子:彼女――大菩薩峠美露子は、“特異点”である。その身は波乱万丈の人生を歩むことを運命づけられている。
大菩薩峠美露子:「ゲーム的には、一度だけ達成値を+10できるっていう地味なDロイスなんですけどね。って、なんで私こんなこと知ってるんでしょう?」
大菩薩峠美露子:「私がいるといろんな騒動が巻き起こるからと、百危夜行(パンカラミティウム)と呼ぶ方々もいらっしゃいます」
大菩薩峠美露子:「パパとママが昔務めていたオーヴァードの会社、FHやUGNの方がそうですね~」
大菩薩峠美露子:「ママはラスベガスではちょっと名が売れたギャンブラーだったそうです。私はあまり賭け事はしませんが……前にそれでカジノ一つつぶしてしまったので」あれは悪いことをしました、と遠い目
大菩薩峠美露子:「パパはUGNの宇宙支部で、無重力下の戦闘を想定した0G柳生の使い手でした。私は重力下での戦闘を想定した武術を教わっています」
大菩薩峠美露子:「二人とも、今は会社をやめてナウでスペーシーでコズミックな旅行会社をやっていて、あまり帰ってこないんですね~」
GM:※パパとママの詳しいあれこれは、UG(ユニバーサルガーディアン)に記載されてますよ、ガチの公式設定だよ!
大菩薩峠美露子:「今回は長崎のおばさんのところにお邪魔して、民宿のお手伝いをしています~」
大菩薩峠美露子:性能はただひたすら怪力でぶん殴るだけのキュマハヌだ!
大菩薩峠美露子:長くなったが以上! よろしくお願いします!
GM:はーい、ていうか入りからでおちなんですが!
GM:みろこちゃんにご質問ある方、おられますか―?
鷹見 惺也:この間真面目に返答してもらったので大丈夫です
大菩薩峠美露子:※前日譚参照
曲淵藤慈:UGNでも有名なんですか?
大菩薩峠美露子:「んー、パパとママならそれなりに有名だと思いますよ~。小さいころは追手さんが来て大変でしたし」
大菩薩峠美露子:「東欧の小国で、首都一つを巻き込んでの籠城戦は大変でした~。地下に眠っていた秘宝の力が解放されて、お空に穴も開きましたし」
大菩薩峠美露子:「ので、私のことも知ってる人は知ってるかもしれないですね~」
曲淵藤慈:インディージョーンズか!
曲淵藤慈:以上です
大菩薩峠美露子:「穴がきれいにふさがって良かったです(^^♪」
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■PC2
ワークス:UGN所属。
カヴァー:指定なし
シナリオロイス:的場啓吾:推奨感情:執着/不安
指定Dロイス:---
キミはこの街を護っている、世界の守護者なオーヴァードだ。
割とのどかなこの街で、リヴァイアサンから緊急連絡がくる。
なんでも、穏やかだったこの街にFHが幾人か潜入したという。
そして彼からのそんな連絡は大概、悲劇やド派手な騒動が起きる予兆、なわけ、でし、て……。
そういえばつい先日、元UGNエージェントだがFHへと転向した青年を、街で見かけた気が、した。
特にいまはもめ事も起こさずただ何かを探しているようではあった、が……。
おそらく、アレのことだろう。
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GM:(黒くおとなしくなったインカムを渡される)
曲淵藤慈:「ああ、これで喋ればいいのかい?」
インカム:<おねがいしまーす
曲淵藤慈:「僕の名前は、曲淵藤慈(まがりぶち とうじ)。わかりにくければ好きに呼んでくれて構わない」
曲淵藤慈:「表向きは……図書館で司書をしていることになっているが、何分忙しいものでね。めっきりご無沙汰だよ」
曲淵藤慈:「改めて、はじめまして。凍刃虎(クロウカシス)だ、ミス・テレーズの下でエージェントをしている。本部所属だからといってそう身構えなくてもいい」
曲淵藤慈:「これでも結構、僕は不真面目なんだよ」
曲淵藤慈:「何か特別言うことは……俗に言う【究極のゼロ】。この言い方は少し恥ずかしいのだけれど、サラマンダーでありながら温度を上げるのが不得意なんだ」
曲淵藤慈:「代わりに、下げるのなら幾らでも。見ての通り、”冷たい”んだ。わかりやすいだろう?
曲淵藤慈:ってことで
曲淵藤慈:事件があればすっ飛んでくる系本部エージェントです
曲淵藤慈:いつもは監査とかジャーム狩りとか頼まれごとで忙しいぞ!
大菩薩峠美露子:そして胃を痛めるまでがワンセット(そんなイメージ
曲淵藤慈:テレーズさんの下で働いてるのでいつもは多分海外にいるんじゃないかなあ(本部)
曲淵藤慈:あんまり偉くない小物系です
曲淵藤慈:よろしくお願いします
GM:はーい、胃痛Of胃痛、かなあ……最年長!
GM:さて、とーじセンセにご質問ある方おられますか―?
鷹見 惺也:彼女はいますかー!
曲淵藤慈:「仕事が恋人だよ」
曲淵藤慈:いないです。カレッジとか通ってる時はいたけど本格的にUGNにはいるときにわかれてます
GM:そうか、そうか。によによ。
大菩薩峠美露子:(恋人についてはわりとそんな感じだよねって顔)
大菩薩峠美露子:(でもひそかに片思いしてる女性とかいそう)
大菩薩峠美露子:あ、マガリさんがじゃなくマガリさんに、ね
大菩薩峠美露子:お勧めの本はなんですかー!
曲淵藤慈:「百鬼夜行に冒険小説を勧めるのもねえ。阪急電車とかどうだい?日常物が逆に新鮮だと思うのだけど」
大菩薩峠美露子:ぺらぺら「時刻表ですか? 昔これをにらめっこして、時刻表アリバイトリックを見破ろうと頭を痛めたことを思い出します~」
大菩薩峠美露子:「まあ私はお役に立てず、探偵さんが一人で全部真相を暴いてしまわれたのですが」てへへ
大菩薩峠美露子:「え? 時刻表じゃない? ああ~、こちらの小説ですか!」
大菩薩峠美露子:「ありがとうございます~、さっそく読んでみますね~」スキップして立ち去って行った
GM:なんかいきなりボケ突込みが成立してる、様な。
GM:さて、最後かな〆(..
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■PC3
ワークス:FH所属でセルリーダー以外
カヴァー:指定なし
シナリオロイス:樋浦彼方:推奨感情:好意に相当するなにか/不信感
指定Dロイス:---
キミはFHに所属するオーヴァードのひとりだ。
何の気なく、いつも通りに過ごしていたとある日に、めずらしくDr.コードウェルからの言伝がくる。
とある“箱”が観測された、それを追って欲しいと。
ならば最近の自分の相方とコトに当たるかな、とその言伝を伝えた折、無気力症候群もいいところの彼の声に、底冷えするナニカが籠っていた気が、した。
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GM:(蝶ネクタイ型のマイクをそっと添えてみる)
鷹見 惺也:「……????」
鷹見 惺也:「ええっとこれ……あ、マイクだ」
ネクタイマイク:<しょうかいしてー
鷹見 惺也:少年らしい出で立ちと、あどけなさを浮かばせるその顔が、ゆっくりと微笑んだ。
鷹見 惺也:「えっと……鷹見 惺也、鳥のタカ、に、見る、に。ほしの……ちょっとむずい字に、なりの也です」
鷹見 惺也:「小学5年生で、いまはマスターラミア……ええと、FHのケンキュウセルってところに居ます」
鷹見 惺也:「好きなモノはハンバーグとカナタ……って前にもいったよね、シュミはてんたいかんそく、です!」
ネクタイマイク:<視えないものを見ようとして♪ 望遠鏡を覗き込んだ♪
GM:年がばれますねこのGM。(ケジメ)
鷹見 惺也:――と、見る聞く限りはそこらの小学生と何もかわりません。
鷹見 惺也:頬から首にかけてはしるやけどの跡を除けば。
鷹見 惺也:(わかるYO!)
大菩薩峠美露子:バンプそんなに古かったかなあ(震え声
鷹見 惺也:まだだ、まだ近年だ
鷹見 惺也:「使える力は、はいろうと、はぬまーんと、くまいらです。……こうげきは、できないかな」
鷹見 惺也:「ふだんはマスターラミアの言いつけをまもって子どもたちの相手をしていますが、
鷹見 惺也: たまーにお使いなんかもします。えらいでしょ? へへっ」
曲淵藤慈:カワイイ!
鷹見 惺也:「あと……カナタっていうぼくのアイボウがいるんだ! よろしくね!」
鷹見 惺也:といって深々と一礼しました。マイクを返却。
GM:その『カナタ』呼びを聞くたびにGMは割とけたけた笑ってますよ。
GM:(マイク受け取りつつ)
GM:さて、どなたかせいやんにご質問あるかたおられますかー?
大菩薩峠美露子:<気になる子とかいますかー!(初恋的な)
鷹見 惺也:「それって……恋バナってやつ? うーん…………」
鷹見 惺也:「居たかもしれない、けど。前のセルの時の話だったから」
鷹見 惺也:曖昧な笑みを浮かべて語尾が弱くなった
鷹見 惺也:「よく覚えてないな」
大菩薩峠美露子:<そうなのですかー、せつないですねえ……(しんみりとしました)
曲淵藤慈:せつなみ……
曲淵藤慈:セルリーダーについてはどう思ってますか!
鷹見 惺也:「マスターラミアはね、すごくいい人! ぼくのこと、なんとかしてくれるって言ってたけど、むずかしいみたい」
鷹見 惺也:「でも、いまはふつうに過ごせてるからとってもありがとうって思うんだ!」
鷹見 惺也:「おかあさんってあんな感じだったかな……? うん、たぶんきっとそう!」
鷹見 惺也:以上だよ~
GM:なおこのGM、よほどお急ぎ便じゃない限りOPはみんなして【導入はこれ】【だけどそれ以前とか回想とかで日常やってね☆ミ】ってやるので。
GM:その際はよろしくね♪(丸投げのぽーず)
大菩薩峠美露子:コイヤー
曲淵藤慈:アッハイ
GM:てなところで、始めさせていただきたいと思います。
GM:改めまして。
GM:宜しくお願いいたします。
鷹見 惺也:よろしくおねがいしまーす!
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:Opening Scene:1
:Side:Toji
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GM:
【システム・メッセージ】
【OPシーンでは全員、侵蝕を振らないでください】
GM:事件の導入は【島】で【霧谷からの打電】から入ります。
GM:その前の場面として、普段の様子とか状態とかを描写お願いします。ロール慣らし兼任紹介的感じですねっ。
曲淵藤慈:はーい
曲淵藤慈:島ってもうこのシナリオの舞台である島でいいんですよね?
GM:はいな。
GM:そういえばどうしましょうね、長崎の群島ならどこでもいいよ!
曲淵藤慈:長崎行ったことないんですが!
GM:だいじょうぶ。
GM:行ったことない人のが多いから(…)
曲淵藤慈:アッハイ
GM:※GMは本土なら行ったことあるけど群島はないね
曲淵藤慈:ではまあ、その周辺の支部とかの監査というか挨拶回りとかそういうのをしてる途中ですね
曲淵藤慈:「……暑い」
曲淵藤慈:昼時なのでファミレスでご飯食べようと思ってメニュー見てます
曲淵藤慈:溶けてる
――長崎県・九十九島。
200以上もの群島が点在する、長崎県のとある島々、九十九島。
――そのひとつ、黒島。
海は清み、緑はざわめき、セミは煩わしいくらいに鳴いていて。
ひとが住む程度の舗装はされているが、東京などとは比べ物にならないくらい自然の多い、農業と漁業の田舎島。
ただいま9月、精霊祭りもひとくぎり。
残暑も厳しいながら、台風と収穫に追われる時分です。
GM:そもそもここファミレスそんなある方かなあ、まあフェリーのところならあるかも位!
鷹見 惺也:ふっるい感じの土産屋兼レストランとかね
曲淵藤慈:「どうしてこんな湿度が高いんだ……此方に来ると本当に……」不快度指数高めの顔
不快指数に拍車がかかることとして。
この九十九島、支部がありません。
単純な理由で、大小200以上もの島の1つ1つに支部がおいていられるわけがない。
比較的人口が多く観光名所もちょぼちょぼあるこの黒島ですら、人口700人くらい。
日に1度フェリーがあればいいほうで。
回るだけでも、大変です。
GM:といっても本土とかにはあると思いますよ、島1個1個にないわあ! です。ただ……じゃあ見回りしないといけないよね、でね……。
曲淵藤慈:地元のオーヴァードとかに地道に挨拶回りか!!
GM:はあい♪
曲淵藤慈:体力がある自分に感謝しつつテーブルに頬杖ついてますね
曲淵藤慈:外では平和に子供が遊んでいる
GM:ではそんなふんわり周りののどかさを見つつ、とーじさんは融けかけスライムになっているところに。
びびー、びびー。
GM:仕事用携帯がけたたましくなりはじめます。
曲淵藤慈:では、ポケットからケータイ出します
曲淵藤慈:誰からだろう
曲淵藤慈:画面に表示はありますか?
GM:表記は【日本支部】って出てます。
曲淵藤慈:では姿勢を正します
曲淵藤慈:「はい、凍刃虎」
霧谷雄吾:「ああよかった繋がりました」ほっと安堵の声がする「お世話になっております、こちらリヴァイアサンです。今しばしの間、かまいませんでしょうか」
曲淵藤慈:「ええ、大丈夫です」
曲淵藤慈:手帳を出してメモのじゅーんび
霧谷雄吾:「緊急案件となります。つい今しがた入った情報なのですが、FH(ファルスハーツ)の工作員が幾名か、そちらの島へと向かったとの報を受けました」
霧谷雄吾:「いったい誰が・何人・どの程度の規模でかつ何の目的かまではまだ不明です。それらはこちらで追って調べもします」
曲淵藤慈:「成程……了解」
曲淵藤慈:ガリガリとメモ。
霧谷雄吾:「現地におられる方は貴方だけの状態です、警戒と、迅速な対応をお願いいたします」
鷹見 惺也:援護ーッ 援護をーッ
曲淵藤慈:「はい、尽力します」
霧谷雄吾:「……済みません。本来ならば天上人である貴方に、斯様なことを依頼するのは……」心苦しそうな声。
曲淵藤慈:では、その言葉を聞いて
曲淵藤慈:ふっと笑います
曲淵藤慈:「僕のしていることは貴方のしていることに比べれば微々たることです」
霧谷雄吾:苦笑いを浮かべます。
霧谷雄吾:「そういっていただき、ありがとうございます。すこし、救われますよ」
GM:では、と礼を述べ。
GM:電話は足早に切れました。
――Pi。
曲淵藤慈:「……もっと、偉そうにしていいんだよ。貴男(リヴァイアサン)」
曲淵藤慈:ポツリといいます
|>そういえば、FHへ転向した青年をこの島で見かけた気がする。
|>あれのことだろうか。
GM:#モノローグなりなんなり、適当にやったらシーンエンドですよ
曲淵藤慈:では、席から立ち上がります
曲淵藤慈:ご飯はあとでどうにでもなるし調査をしよう
曲淵藤慈:(彼は何を……しようとしてるんだ)
曲淵藤慈:何時も持ち歩いているサーベルがやけに重く感じた
曲淵藤慈:以上です!
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:Opening Scene:2
:Side:Seiya
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GM:事件の導入は【コードウェルからの連絡】になります。
GM:その前に:日常風景をならしと紹介をかねてお願いいたします。
――病院の一室。
定期的検診の関係で、少年はおとなしく椅子の上で結果を待っている。
少年がこのセルに来た頃は既に余命いくばくか、というほど肉体の摩耗が酷かった。
またオーヴァード同士の戦いである以上、深い傷はその治療に輪をかけて難しくなっていた。
けれどもここは研究セル。以前彼が居た戦闘セルとは違い、療養の時間はいくらでもある。
少年は深く、そのことに感謝していながら白い天井を見上げている。
――身体検査の結果はすぐに報らされた。
安定はしているが、虚弱な体のままであると。
これはよく知っていることなので、少年にとっては感慨深くもない。
さっさと診断書を手に、帰りを待つ親愛なるマスターの許へ赴くことにしたようだ。
鷹見 惺也:そこからほどなくマスターラミアの居る部屋の前に。ノックを数回、「惺也です」、の一言。
マスターラミア:「開いてるわよ」
マスターラミア:女性の声が中から聞こえます
鷹見 惺也:「はい!」
鷹見 惺也:早る心を抑えて扉を静かに引いた。両足を揃えて診断書を広げ、
鷹見 惺也:「身体検査のほうはいつもどおりでした!」
鷹見 惺也:とデスクの前まで駆け寄っていくようだ。
マスターラミア:「あんまり走ると転ぶわよ」
鷹見 惺也:――の手前、ちょっと躓いた。
マスターラミア:微笑みながらそれを受け取りましょう
マスターラミア:「……何時も通り、悪化もなく良くもない。ってことね」
鷹見 惺也:弱く微笑んだままデスクの前でマスターラミアの言葉を受け、何度か頷いて。
鷹見 惺也:「マスター、僕の心も大丈夫です。いつもどおり」
マスターラミア:あなたの目を覗き込みます
マスターラミア:「そう……よく眠れている? 眠れないからといって、睡眠時間を削ってまで星を見ていない?」
鷹見 惺也:
真っ直ぐに見返す。
鷹見 惺也:その目は今のところ穏やかに満ちているが、晴天の空にほんのわずか、雲が翳る様な風にも見えた。
鷹見 惺也:「……ごめんなさい」
鷹見 惺也:そこは、さすがに露見れていたようだ。
マスターラミア:「いいのよ、謝らなくて。好きなことをするのは心のケアになるわ」
マスターラミア:「樋浦とも仲が良いようだし、好きなことを見つけるというのは心が快方に向かっている証拠。」
マスターラミア:「睡眠導入剤……はまだ早いわね。ハーブティーから始めましょうか。よく眠れるように」
鷹見 惺也:マスターラミアの言葉一つ一つを聞き漏らさぬよう、じっと耳を澄ましていた惺也は、薬はないとしって安堵した。
鷹見 惺也:何分このような体なので、1日に処方されるものの量は多く子供にとっては拷問にも等しい。
鷹見 惺也:そこだけではなく、他にもだが――配慮を見せてくれる
鷹見 惺也:――マスターラミアが、惺也は大好きだ。
鷹見 惺也:だが、それよりも同じか、上回る人がいる。
鷹見 惺也:樋浦彼方、今しがたマスターラミアの口からも出たように、
鷹見 惺也:忙しいマスターラミアに代わってお守りをしてくれる――惺也はアイボウとも呼んでいるが――
鷹見 惺也:彼に、とても好意を抱いている。……少々、胡乱な所はあるが。
鷹見 惺也:「はい! おさとう入れてくれると、僕もうれしいです」
マスターラミア:「ええ。飲んだら歯磨きを忘れないようにね。虫歯も作ったらまた通う科が増えてしまうから」
鷹見 惺也:「…………。気をつけます」
鷹見 惺也:もじもじした。
鷹見 惺也:「ところで、またお使いとかはあるんですか?」
鷹見 惺也:女神の騒動の一件以来、また暫く養生していたが、すっかり元気だ。
鷹見 惺也:あの事件は彼にとって貴重な経験になった。健康な体、初めての年上の友人。
鷹見 惺也:痛い目にはあったが、惺也は良い思い出のように思えた。
マスターラミア:「いえ、今はそうねえ」
マスターラミア:と書類パラ見
マスターラミア:「じゃあ、今度のハロウィーンのために飾りを買ってきてもらおうかしら」
マスターラミア:封筒を出して
鷹見 惺也:パッと顔が輝く。
マスターラミア:「小児科病棟でやるの、あなたにまかせるわ」
マスターラミア:お金とか入った封筒渡すー
鷹見 惺也:「もちろん――まかせて!」
鷹見 惺也:封筒を受け取り、部屋に置き去っていたリュックサックに黒い上着と共に押し込む。
マスターラミア:「気をつけなさいね、何があるかわからないから」
鷹見 惺也:「うーん、すくなくとも、カミナリが落っこちたりはしないとおもいますけど」
鷹見 惺也:「行ってきます!」
マスターラミア:「いってらっしゃい」と送り出します
とっとっと……。
――街中、で。
鷹見 惺也:――足取りは早く、空は眩しく、トンボが空を遮る。秋は深まっていく――
GM:トンボを見ながら、空が暮れながら。お使いのハロウィンを物色する黄昏――まではいかないけれど黄昏時。
ピチュ、ピチュ。
GM:キッズ携帯から、小鳥がさえずるような音が聞こえます。
鷹見 惺也:「ん」
首から提げた携帯を取る。さえずりは止めようとせずに一度発信元をみた。
GM:【通知不可能】
鷹見 惺也:「…………?」
鷹見 惺也:「まちがいでんわかな……まあいいや」
鷹見 惺也:さえずりを止め、深く考えずに電話にでることにした。
Dr.コードウェル:「ヘスペラス」低い、温度がない、威圧的で通る声。――“断罪の聖人(イスカリオテ)”だ。
鷹見 惺也:惺也は声を聞いた瞬間背筋が伸びた。
鷹見 惺也:「もしかして、はかせですか?」
Dr.コードウェル:「そうだ」淡々と、ひとこと「仕事をひとつ、キミに。受けてくれるな?」
鷹見 惺也:「おせわになっております……はい、なんでしょうか?」
Dr.コードウェル:「とある“箱”が観測された。それを追ってくれたまえ」
Dr.コードウェル:「概略は、この携帯にメールでいれてある。観測された場所は長崎・佐世保の方のとある群島だ」
Dr.コードウェル:「少々荒事になる可能性も高い、が、適宜判断してくれたまえ」
鷹見 惺也:「えっと、えっと……はい、わかりました。マスターラミアにも、連絡しておきます……」
鷹見 惺也:しどろもどろ。以前のセルのように無機質めいたその声が、些か惺也も不安を覚える。
Dr.コードウェル:少しだけ、睨まれたような気がする。
Dr.コードウェル:黙って、電話が切れました。
――Pi。
GM:#ちょっと強制気味ですが、適宜どっかで相方に連絡入れたってください
鷹見 惺也:ラミア→樋浦の順で連絡するかな 序列てきには
GM:どぞどぞ。
鷹見 惺也:ひとまず、メールを先にチェックしましょう
GM:ざっくりと、まず住所的、この辺だという乱文。
GM:あとは、写真が1枚。手書きで書かれたスケッチで、黒い箱が撮られた写真です。
鷹見 惺也:「(アラゴト……マスターラミアは許してくれるんだろうか)」
鷹見 惺也:心配ながらも、一報を入れるのは大事なこと。てなわけで、つぶさに報告しましょうね pipi
マスターラミア:「そう……荷物になりそうなものはそのまま病院の住所に送りなさい」
マスターラミア:静かに報告を聞くといいます
鷹見 惺也:「…………僕、」
鷹見 惺也:言いかけて、やめた。
鷹見 惺也:「わかりました、明日にでもすぐに向かいます」
鷹見 惺也:端的なやりとのあと、通話を切る。それから流れるように樋浦にかけた。
樋浦彼方:「ん、もしもし」
鷹見 惺也:「……カナタ、いまどこ?」
樋浦彼方:「ん?」何か見回すような音が聞こえる「……まあ、そとだね」
鷹見 惺也:「そ~~じゃなくて~~!!」
樋浦彼方:「ははっ。取り込み中でないとわかればじゅうぶんだとおもうけどなあ」
鷹見 惺也:「もう、いい! ……それで、僕、これからすごく遠くに行かなきゃならないんだけど、……」
鷹見 惺也:「僕一人じゃ流石になあっておもって……」
鷹見 惺也:もじもじ
鷹見 惺也:「……ハカセから、お願いされてさ」
鷹見 惺也:「大丈夫なら、ついてきてほしいんだ」
樋浦彼方:「ん? ……まあ、それ、は……」
樋浦彼方:ハカセ、と聞いて少し止まる。
樋浦彼方:「仕事ならちゃんと言おうね。行くよ。予定空けて来る。どのくらいかかりそうなやつ? どの程度の場所だい? まとまってるなら送ってほしい」
樋浦彼方:電話向こうでは、なんか機械音っていうかタブレット音がちまちま、漏れ聞こえてます。
鷹見 惺也:「ありがと……なんでも、すごく西のほうなのかな。僕、ちょっとわからないや。
鷹見 惺也:どれぐらいかかる……そうだ、それがよくわからなくってさ。とにかく、電話きったら、メールおくるね」
樋浦彼方:「あ、タブレットの方に送ってくれると、たすかるかな」
GM:電話維持したまま見れるから、ていう事情もあります。
鷹見 惺也:「わかった。それじゃ切るね」
樋浦彼方:「りょうかい」
鷹見 惺也:で、一旦切って。そのままメール内容を転送しますよっと
――ぴろん。
鷹見 惺也:送信を確認して、再度連絡。
鷹見 惺也:「メール届いてる?」
樋浦彼方:「……」
樋浦彼方:「届いてる」
GM:なんだかずいぶん、底冷えするような声。
鷹見 惺也:「カナタ、どうしたの? ……これ、やっぱりあぶないしごと?」
樋浦彼方:「“箱”。黒島、と。――わかった」
GM:そういうと――ぷつり。
GM:電話が、切れました。
鷹見 惺也:「…………」
GM:#なんかアクションちょっとで、エンドになります
鷹見 惺也:いきなり切られた、間。ろくな返事を寄越さないまま置き去りにされたようで、フリーズしていた。
鷹見 惺也:――――おもむろに執拗にかけ直し始める。
鷹見 惺也:「――――」
……Trrr,Trrr……。
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GM:と、いうところで、休憩でーっす。
GM:1610まで、かなーっと。30分ほどですよー。Let's、リフレッシュ!
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:Opening Scene:3
:Side:Miroko
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GM:お待たせいたしました。
大菩薩峠美露子:てーれってれー
GM:事件導入は【真昼間の島のとある道で】になります。
GM:その合間に普段の日常とかあれこれ、レッツロールお願いします☆ミ
大菩薩峠美露子:はーい
大菩薩峠美露子:よく晴れた田舎道
大菩薩峠美露子:叔母に頼まれたお使いを終え、お駄賃を手に意気揚々とぶらつく少女が一人。
大菩薩峠美露子:「うーん、朝の散歩でカブトムシを拾って貯めたぶんと合わせて、まとまったお金になりましたね~」
大菩薩峠美露子:「古本を買い込んだから、またすっからかんになっちゃいましたけど(てへ」※財産点ゼロ
GM:カブトムシ、いいお値段になるからなあ。
大菩薩峠美露子:「でも最近のカブトムシはすごいですね~。翼が一ダースもあったり、火を吐いたり……」
GM:MATTE!?
大菩薩峠美露子:「叔母さんが倒してしまった巨大カブトムシ、良い標本になったようで何よりです」なお標本は本土に引き取られていきました。
大菩薩峠美露子:空を見上げ「今日は隕石も降ってこなさそうだし、のんびり散歩でもしましょう~。いやあ都会の喧騒を離れるのはいいですねえ」
大菩薩峠美露子:――ひゅるるるるる
大菩薩峠美露子:「はっ!」反復横飛び! よけたところに金盥が落ちる!「ふふっ二度も引っかかりませんよ――」
大菩薩峠美露子:「へぶし!?」その顔面にクリームパイが命中!
通りすがりのパイ投げ大会参加者:\おい場外へは反則だぞ/\ごめんよーお嬢ちゃん/\タオルタオル/
大菩薩峠美露子:「なぜ……こんなところで……パイ投げ大会などされているのでしょう……?」目を白黒させている
大菩薩峠美露子:――しばらくお待ちください――
大菩薩峠美露子:「ふう……パイの中から12年前に失われた、遺産のありかを示す指輪が出てきて骨肉の争いに巻き込まれましたが、そろそろ解決しそうでよかったです……」すたすた
大菩薩峠美露子:「なまじ財産を持って亡くなってしまうと大変ですねえ」しみじみ
大菩薩峠美露子:そんなてんやわんやの日々も、彼女には、いつもの日常である。
大菩薩峠美露子:ただ歩いてるだけで、退屈するということがない。
大菩薩峠美露子:その日も、そんな一日になるはずであった――
さざめく波、ゆらぐ草木。
みゃーみゃー鳴く鳥、容赦ないなんてない日差し。
のどかな島。
9月の火の国、残暑の長崎。
指輪を手にしてひとしきり、しみじみ思いながら歩いていたら。
――帽子もかぶらず、はだしでふらりと。
――焼けた砂利の上を、歩いてる少女が、いる。
大菩薩峠美露子:「――あれ?」
モノトーンの少女:「……」
GM:どこも見てない女の子が歩いています。
GM:なぜか、周囲の猫やうみねこ、こどもに蟲、その他もろもろはいること自体に気付いてない様子です。
大菩薩峠美露子:「もしもし! こんな暑い日に、裸足じゃやけどしますよ~」
大菩薩峠美露子:ばっと前に回り込み、腰をかがめ「靴が売ってるところまでご案内しましょう! さあ、乗って乗って!」
モノトーンの少女:――ひたり。
モノトーンの少女:「……」
大菩薩峠美露子:この少女が周囲のものに見えてないかもしれない――という可能性はあったが、彼女にはどうでもよかった。
大菩薩峠美露子:幽霊など、むしろありふれたものだ。
大菩薩峠美露子:「あ、もしかしてすり抜けたりしてしまう方だったりします? でも地面の上は歩けるし――」
モノトーンの少女:パク、パク。声にならない。「おねがい」「たすけて」かすれ声でそう、口にした。
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GM:強制エンドでございます。
大菩薩峠美露子:きゃー
GM:てことでラストです、そう長い奴じゃないのでお付き合いくださいませ。
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:Opening Scene:4
:Side:Master
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星明りもない、一切の闇夜空。
目に見えない何かが蠢いている。
どこでもあって、でもいつもは意識することなぞない、そんな何か。
いわゆる、“穢れ”とよばれるそれらは、音もなく、蠢いている。
何かに惹かれるかのように、穢れはちらちら、またたいていた――
【システム・メッセージ】
《予告されし終焉》あんど《傲慢な理想》×3の発動を確認いたしました。
なお、全てのPC/ゲストNPCもこの対象に入っております。
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大菩薩峠美露子:ぎゃー
GM:ふぅ。さて、と。OPフェイズ終了でーすよー。
GM:さて、と、ここからミドルフェイズ、です、が―
GM:ちょっとその前に文面2つほど、GMサイドから出さなきゃいけないので出してきますね♪
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【すべてのハンドアウトには、リバースハンドアウトがあります。】
≪リバース・ハンドアウト≫
各PCには、紹介に上がったハンドアウト(ノーマルハンドアウト)以外に各々1つずつ、リバースハンドアウトを所持しております。
それは、オープニングフェイズ終了以後、好きなタイミングで開示を宣言することで各々関係した回想的な“リバースハンドアウトシーン”へと移行できます。
ただし:イベント中はお控えください。
リバースハンドアウトシーンにおいては侵蝕値の上昇はありません。
また、リバースハンドアウトシーンが開示されると、リバースハンドアウトも開示され、シナリオロイスが書き換わります。
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